JP2000055272A - 高圧用迅速継手 - Google Patents
高圧用迅速継手Info
- Publication number
- JP2000055272A JP2000055272A JP10234884A JP23488498A JP2000055272A JP 2000055272 A JP2000055272 A JP 2000055272A JP 10234884 A JP10234884 A JP 10234884A JP 23488498 A JP23488498 A JP 23488498A JP 2000055272 A JP2000055272 A JP 2000055272A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- socket
- valve
- sleeve
- cylinder
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は高圧用迅速継手に関するものでプ
ラグを介してソケット内の弁の開閉を行う場合高圧流体
の外部漏れによる人体への損傷を防止するようにした迅
速継手に関する。 【解決手段】 ソケット内の弁部に対接する位置に圧力
閉塞用スリーブを設け、プラグはこの圧力閉塞用スリー
ブを介して弁部の弁を開閉するように形成したものであ
り、しかも前記スリーブはプラグとソケット間のシール
性確保機能を保有する構成とされている。
ラグを介してソケット内の弁の開閉を行う場合高圧流体
の外部漏れによる人体への損傷を防止するようにした迅
速継手に関する。 【解決手段】 ソケット内の弁部に対接する位置に圧力
閉塞用スリーブを設け、プラグはこの圧力閉塞用スリー
ブを介して弁部の弁を開閉するように形成したものであ
り、しかも前記スリーブはプラグとソケット間のシール
性確保機能を保有する構成とされている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は高圧用迅速継手に
関し、ソケット側に設けられている逆止弁の開閉を圧力
閉塞用スリーブを介して作動するプラグによって行うよ
うにしたもので、プラグの接続および解放時のソケット
側からの圧力の噴出による人体への損傷を防止しようと
したものである。
関し、ソケット側に設けられている逆止弁の開閉を圧力
閉塞用スリーブを介して作動するプラグによって行うよ
うにしたもので、プラグの接続および解放時のソケット
側からの圧力の噴出による人体への損傷を防止しようと
したものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は比較的低圧流体に適用する迅速継
手を示したもので、この迅速継手はソケット１’とプラ
グ２’とで形成されており、ソケット１’にはボール１
１’の錠止動を規制するスリーブ１２’と逆止弁３’お
よび弁座３１’が形成されている。なお１３’および３
２’はそれぞればねを示す。またプラグ２’には錠穴２
１’が形成されている。上記した図５はソケット１’に
対してプラグ２’を挿着して継手機能を生じている場合
を示したものであり、同図から明らかなように逆止弁
３’は弁座３１’より離間してプラグ２’とソケット
１’間は連通している。
手を示したもので、この迅速継手はソケット１’とプラ
グ２’とで形成されており、ソケット１’にはボール１
１’の錠止動を規制するスリーブ１２’と逆止弁３’お
よび弁座３１’が形成されている。なお１３’および３
２’はそれぞればねを示す。またプラグ２’には錠穴２
１’が形成されている。上記した図５はソケット１’に
対してプラグ２’を挿着して継手機能を生じている場合
を示したものであり、同図から明らかなように逆止弁
３’は弁座３１’より離間してプラグ２’とソケット
１’間は連通している。
【０００３】図６は上記した継手機能を維持しているソ
ケット１’とプラグ２’間の連通状態を停止させるため
スリーブ１２’を操作してプラグ２’をボール１１’か
ら解錠した直後の状態を示したもので、同図から明らか
なように、この段階では逆止弁３’は完全に通路４’を
閉塞するように機能せず、しかもプラグ２’とソケット
１’間には空隙が生じているのでソケット１’側の流体
はその空隙を通って外部に流出（矢印参照）することに
なる。
ケット１’とプラグ２’間の連通状態を停止させるため
スリーブ１２’を操作してプラグ２’をボール１１’か
ら解錠した直後の状態を示したもので、同図から明らか
なように、この段階では逆止弁３’は完全に通路４’を
閉塞するように機能せず、しかもプラグ２’とソケット
１’間には空隙が生じているのでソケット１’側の流体
はその空隙を通って外部に流出（矢印参照）することに
なる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の迅速継手はソケ
ット内の逆止弁の開閉を行う場合、少なくとも逆止弁の
移動時間あるいはプラグをボールに錠止するまでの時間
内は完全に逆止弁による閉塞状態を達成できず、ソケッ
ト内の流体を外部に噴出させる現象を生じさせていた。
この場合ソケット内の流体圧が高い場合にはこの噴出流
体により人体への損傷を生じさせる場合があった。
ット内の逆止弁の開閉を行う場合、少なくとも逆止弁の
移動時間あるいはプラグをボールに錠止するまでの時間
内は完全に逆止弁による閉塞状態を達成できず、ソケッ
ト内の流体を外部に噴出させる現象を生じさせていた。
この場合ソケット内の流体圧が高い場合にはこの噴出流
体により人体への損傷を生じさせる場合があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明はソケット内の
逆止弁の開閉をこの逆止弁に対接する圧力閉塞用スリー
ブを介して行うことでプラグの進退出長さを短くし、し
かもこの圧力閉塞用スリーブを介してプラグとソケット
間のシール性を確保し、通路内の流体の外部への噴出を
防止しようとしたものである。
逆止弁の開閉をこの逆止弁に対接する圧力閉塞用スリー
ブを介して行うことでプラグの進退出長さを短くし、し
かもこの圧力閉塞用スリーブを介してプラグとソケット
間のシール性を確保し、通路内の流体の外部への噴出を
防止しようとしたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明に適用される迅速継手の
ソケット体が符号１０として示されており、このソケッ
ト体１０はソケット１，スリーブ２，弁部３およびアダ
プタ４および圧力閉塞用スリーブ５で構成されている。
ソケット１の開口端にはボール１１が錠止動状に設けら
れており、またこのボール１１の錠止動を規制するスリ
ーブ２がばね１２を介してソケット外周面に取付けられ
ている。
ソケット体が符号１０として示されており、このソケッ
ト体１０はソケット１，スリーブ２，弁部３およびアダ
プタ４および圧力閉塞用スリーブ５で構成されている。
ソケット１の開口端にはボール１１が錠止動状に設けら
れており、またこのボール１１の錠止動を規制するスリ
ーブ２がばね１２を介してソケット外周面に取付けられ
ている。
【０００７】またソケット１に結合しているアダプタ４
間に連通している通孔Ｒ内は常態において弁部３によっ
て閉塞状態が維持されている。弁部３は所定位置に固定
されている座金３１とこの座金に保持されているパッキ
ン３２とこのパッキンにばね３４を介して弁面３３を当
接している弁３５で形成されている。
間に連通している通孔Ｒ内は常態において弁部３によっ
て閉塞状態が維持されている。弁部３は所定位置に固定
されている座金３１とこの座金に保持されているパッキ
ン３２とこのパッキンにばね３４を介して弁面３３を当
接している弁３５で形成されている。
【０００８】圧力閉塞用スリーブ５は常態において、ソ
ケットのボール１１を外表面で担持するように位置設定
されており、しかもばね５１によって伸張方向に付勢さ
れている。また圧力閉塞用スリーブ５の開口部５３は開
口面を図示しないプラグの対接面と封密状に対接する形
状として形成されている。なお３６および５２はいずれ
シール材である。このように形成されたソケット体は閉
塞用スリーブ５が弁部方向に移動しない限りプラグとソ
ケットの結合を行なわせないものとして形成されてい
る。
ケットのボール１１を外表面で担持するように位置設定
されており、しかもばね５１によって伸張方向に付勢さ
れている。また圧力閉塞用スリーブ５の開口部５３は開
口面を図示しないプラグの対接面と封密状に対接する形
状として形成されている。なお３６および５２はいずれ
シール材である。このように形成されたソケット体は閉
塞用スリーブ５が弁部方向に移動しない限りプラグとソ
ケットの結合を行なわせないものとして形成されてい
る。
【０００９】
【実施例】この発明の実施例を添付図面を参照にしなが
ら説明すれば次のとおりである。この実施例に適用する
プラグは図２で符号２０として示すように、ソケット内
径とほぼ同径の円筒６と円筒に錠止溝６１と圧力閉塞用
スリーブの内径とほぼ同径の先端円筒６３と通孔Ｒとで
形成されている。
ら説明すれば次のとおりである。この実施例に適用する
プラグは図２で符号２０として示すように、ソケット内
径とほぼ同径の円筒６と円筒に錠止溝６１と圧力閉塞用
スリーブの内径とほぼ同径の先端円筒６３と通孔Ｒとで
形成されている。
【００１０】〔図２の説明〕プラグ２０をソケット１内
に挿着した初期段階を示したもので、プラグ２０は円筒
６と先端円筒６３間の肩部６２で圧力閉塞用スリーブ５
の開口部５３を押してスリーブ５を弁３５側に移動させ
る。この移動によって前記スリーブ５を先端５４が弁３
５の後端３７に近接した場合には座金３１とスリーブ５
の先端円筒５５の外周面とはシール材３６によってシー
ルされ、ばね室Ｃへの流体の侵入が阻止される。またス
リーブ５の開口円筒５６の内周面とプラグ２０の先端円
筒６３の外周面間はシール材５２によってシールされ流
体の外部への漏出が阻止されている。
に挿着した初期段階を示したもので、プラグ２０は円筒
６と先端円筒６３間の肩部６２で圧力閉塞用スリーブ５
の開口部５３を押してスリーブ５を弁３５側に移動させ
る。この移動によって前記スリーブ５を先端５４が弁３
５の後端３７に近接した場合には座金３１とスリーブ５
の先端円筒５５の外周面とはシール材３６によってシー
ルされ、ばね室Ｃへの流体の侵入が阻止される。またス
リーブ５の開口円筒５６の内周面とプラグ２０の先端円
筒６３の外周面間はシール材５２によってシールされ流
体の外部への漏出が阻止されている。
【００１１】〔図３の説明〕圧力閉塞用スリーブ５の先
端５４が弁３５の後端３７を少し押して弁３５を開にす
る。この段階では図示のようにプラグ２０の錠止溝６１
とボール１１とは非錠止関係を維持している。
端５４が弁３５の後端３７を少し押して弁３５を開にす
る。この段階では図示のようにプラグ２０の錠止溝６１
とボール１１とは非錠止関係を維持している。
【００１２】〔図４の説明〕圧力閉塞用スリーブ５によ
って弁３５が完全に解放された場合で、この段階でプラ
グ２０の錠止溝６１とボール１１との錠止関係が維持さ
れる。なおプラグ２０をソケット１から解離する場合は
図４→図３→図２の順で行なえば良い。
って弁３５が完全に解放された場合で、この段階でプラ
グ２０の錠止溝６１とボール１１との錠止関係が維持さ
れる。なおプラグ２０をソケット１から解離する場合は
図４→図３→図２の順で行なえば良い。
【００１３】図２，図３および図４で明らかなように、
プラグ２０をソケット体１０に挿着あるいは解離する場
合、圧力閉塞用スリーブとプラグ２０間および座金３１
間はそれぞれシール材５２および３６によってシールさ
れ、ソケット側への流体の漏えい噴出は阻止されてい
る。なおこの発明に係る高圧用迅速継手は設計の自由度
が大きく、例えば焼入れ材を使用することで高圧による
損壊を防止できるものである。
プラグ２０をソケット体１０に挿着あるいは解離する場
合、圧力閉塞用スリーブとプラグ２０間および座金３１
間はそれぞれシール材５２および３６によってシールさ
れ、ソケット側への流体の漏えい噴出は阻止されてい
る。なおこの発明に係る高圧用迅速継手は設計の自由度
が大きく、例えば焼入れ材を使用することで高圧による
損壊を防止できるものである。
【００１４】
【発明の効果】この発明は弁の開または閉を行う場合プ
ラグとソケット間に圧力閉塞用スリーブを介在させたの
で従来の迅速継手におけるプラグの進退出長さを短くす
ることができるばかりでなく、プラグの先端円筒の長さ
を短くすることができる。またこの発明は弁の開閉を行
う場合圧力閉塞用スリーブとプラグ間および座金を介し
てのソケット間のシールが行なわれているので通路内の
流体は外方に漏えいすることがなく、従来の迅速継手で
生じていた高圧流体の噴出による人体への損傷を防止で
きるものである。
ラグとソケット間に圧力閉塞用スリーブを介在させたの
で従来の迅速継手におけるプラグの進退出長さを短くす
ることができるばかりでなく、プラグの先端円筒の長さ
を短くすることができる。またこの発明は弁の開閉を行
う場合圧力閉塞用スリーブとプラグ間および座金を介し
てのソケット間のシールが行なわれているので通路内の
流体は外方に漏えいすることがなく、従来の迅速継手で
生じていた高圧流体の噴出による人体への損傷を防止で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るソケット体の要部断面説明図で
ある。
ある。
【図２】この発明に係る迅速継手の説明図である。
【図３】この発明に係る迅速継手の説明図である。
【図４】この発明に係る迅速継手の説明図である。
【図５】従来例の要部断面図である。
【図６】従来例の作用説明図である。
１ ソケット ２ スリーブ ３ 弁部 ４ アダプタ ５ 圧力閉塞用スリーブ ６ プラグの円筒 １０ ソケット体 １１ ボール ２０ プラグ ３５ 弁 ３７ 弁の後端 ５４ スリーブの先端 ５５ スリーブの先端円筒 ５６ スリーブの開口円筒 ６１ 錠止溝 ６３ プラグの先端円筒 Ｒ 通孔
Claims (2)
- 【請求項１】 プラグおよびソケット体とで形成する迅
速継手において、ソケット体の所定位置に弁部を設ける
と共に、この弁部を開放する圧力閉塞用スリーブを所定
位置に設けたことを特徴とする高圧用迅速継手。 - 【請求項２】 ソケット体にプラグを挿着または脱着し
た際、圧力閉塞用スリーブとソケット間およびソケット
間のシールが行なわれるように構成したことを特徴とす
る高圧用迅速継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234884A JP2000055272A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 高圧用迅速継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234884A JP2000055272A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 高圧用迅速継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000055272A true JP2000055272A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16977838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10234884A Pending JP2000055272A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 高圧用迅速継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000055272A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104180105A (zh) * | 2014-09-02 | 2014-12-03 | 李先强 | 非旋转高压液体连接头 |
| JP2015025522A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | ダイセン株式会社 | ソケットおよびそれを有する管継手 |
| US9464742B2 (en) | 2013-11-26 | 2016-10-11 | Daisen Co., Ltd. | Socket and pipe fitting including same |
| KR101940993B1 (ko) * | 2018-06-26 | 2019-01-22 | (주)씨티코리아 | 분리방지 기능을 구비한 에어 커플러 |
| WO2020152832A1 (ja) | 2019-01-24 | 2020-07-30 | ダイセン株式会社 | ソケットおよびそれを有する管継手 |
| KR20200105649A (ko) * | 2018-12-27 | 2020-09-08 | 장준호 | 안전 커플러 및 소켓 |
| US10941890B2 (en) | 2017-06-15 | 2021-03-09 | Daisen Co., Ltd. | Socket and pipe connector having same |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10234884A patent/JP2000055272A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015025522A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | ダイセン株式会社 | ソケットおよびそれを有する管継手 |
| US9464742B2 (en) | 2013-11-26 | 2016-10-11 | Daisen Co., Ltd. | Socket and pipe fitting including same |
| CN104180105A (zh) * | 2014-09-02 | 2014-12-03 | 李先强 | 非旋转高压液体连接头 |
| US10941890B2 (en) | 2017-06-15 | 2021-03-09 | Daisen Co., Ltd. | Socket and pipe connector having same |
| KR101940993B1 (ko) * | 2018-06-26 | 2019-01-22 | (주)씨티코리아 | 분리방지 기능을 구비한 에어 커플러 |
| KR20200105649A (ko) * | 2018-12-27 | 2020-09-08 | 장준호 | 안전 커플러 및 소켓 |
| KR102374376B1 (ko) * | 2018-12-27 | 2022-03-14 | 장준호 | 안전 커플러 및 소켓 |
| WO2020152832A1 (ja) | 2019-01-24 | 2020-07-30 | ダイセン株式会社 | ソケットおよびそれを有する管継手 |
| US11326729B2 (en) | 2019-01-24 | 2022-05-10 | Daisen Co., Ltd. | Socket and pipe joint including the same |
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