JP2002106773A - 急速継手 - Google Patents

急速継手

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JP2002106773A
JP2002106773A JP2000298595A JP2000298595A JP2002106773A JP 2002106773 A JP2002106773 A JP 2002106773A JP 2000298595 A JP2000298595 A JP 2000298595A JP 2000298595 A JP2000298595 A JP 2000298595A JP 2002106773 A JP2002106773 A JP 2002106773A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急速継手の分離時に圧油がこぼれるのを防止
する。 【解決手段】 ソケットAの第1ロッド14の右端部に
合成ゴム製の第1弾性部材24を嵌着し、その第1弾性
部材24の第1テーパ部25にスライド筒13の第1閉
止部28を左側から接当させる。上記の第1弾性部材2
4の内周部に第1空所48を形成する。そして、上記ソ
ケットAをプラグBから分離した状態において、上記の
スライド筒13の第1流路18の圧油の圧力が低圧のと
きには、上記の第1弾性部材24のリップ部分47が上
記の第1閉止部28に弾性的に接当した状態に保たれ、
その第1流路18の圧油が外部へこぼれるのを阻止す
る。これに対して、上記の分離状態で、何らかの原因に
よって上記の第1流路18の圧力が異常に上昇したとき
には、その圧力によって上記リップ部分47が上記の第
1閉止部28から離間して、上記の第1流路18の圧油
を外部へ逃がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体用の急速継
手に関し、より詳しくいえば、その急速継手の分離時に
内部の液体がこぼれるのを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の急速継手には、従来では、日本
国・特開平3−96790号公報に示すものがある。上
記の従来技術は、ソケットとプラグとを突き合わせ接続
することによって、そのプラグの先端に設けた押筒が上
記ソケットのスライド筒を開き位置へ退入させると共
に、そのスライド筒に挿入した第1ロッドが上記の押筒
に挿入した第2ロッドを開き位置へ退入させるようにな
っている。そして、その従来技術では、上記ソケットと
上記プラグとを分離したときに液体がこぼれるのを防止
するため、上記の第1ロッドの先端溝に装着したOリン
グの外周面を上記スライド筒の筒孔に保密状に嵌入して
第1封止部分を構成し、上記の押筒の筒孔の先端溝に装
着したOリングの内周面に上記の第2ロッドの先端部を
保密状に嵌入して第2封止部分を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は次の
問題がある。上記の各Oリングは、半径方向に所定のつ
ぶし代が必要なので軸心方向の摺動抵抗が大きい。この
ため、急速継手の接続時と分離時に大きな操作力が要求
される。また、上記の各Oリングは、軸心方向への摺動
時に不整に作用する摩擦抵抗を受けてネジレやすいの
で、液漏れを起こしやすい。本発明の目的は上記の問題
点を解消することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば図1と図2に示すよう
に、急速継手を次のように構成した。第1継手部材Aと
第2継手部材Bとを突き合わせ接続することによって、
その第2継手部材Bの先端に設けた押筒60が上記の第
1継手部材Aのスライド筒13を開き位置へ退入させる
と共に、そのスライド筒13内に挿入した第1ロッド1
4が上記の押筒60に挿入した第2ロッド64を開き位
置へ退入させるようにした急速継手であって、上記の第
1ロッド14の先端部に、先端方向へ拡径する第1テー
パ部25を設けると共に、上記スライド筒13の先端部
に第1閉止部28を設けて、その第1閉止部28を基端
側から上記の第1テーパ部25に接当させて第1封止部
分29を構成し、上記の押筒60の先端部に、先端方向
へ縮径する第2テーパ部75を設けると共に、上記の第
2ロッド64の先端部に第2閉止部78を設けて、その
第2閉止部78を基端側から上記の第2テーパ部75に
接当させて第2封止部分79を構成し、上記の第1テー
パ部25と上記の第1閉止部28の両部25・28のう
ちのいずれか一方を第1弾性部材24によって構成し、
上記の第1弾性部材24を嵌着する第1溝23の先端壁
23aと同上の第1弾性部材24の嵌着部分46との間
に第1空所48を形成したものである。
【0005】上記の請求項1の発明は、次の作用効果を
奏する。第1テーパ部に第1閉止部を軸心方向に接当さ
せることによって第1封止部分を構成し、また、第2テ
ーパ部に第2閉止部を軸心方向に接当させることによっ
て第2封止部分を構成したので、上記の各封止部分の摺
動抵抗がほとんど無くなり、急速継手の接続時と分離時
の操作力も小さくなる。そのうえ、上記の各封止部分
は、軸心方向の摺動抵抗をほとんど受けないので、ネジ
レを防止して液漏れを防止できる。
【0006】上記の急速継手の分離状態において、前記
のスライド筒の筒孔内の液体の圧力が低圧または無圧の
場合には、前記の第1弾性部材の弾性力によって前記の
第1テーパ部が前記の第1閉止部に閉止接当した状態に
保たれるため、上記の液体が外部へこぼれるのを阻止で
きる。これに対して、上記の急速継手の分離状態におい
て、何らかの原因によって前記のスライド筒の筒孔内の
圧力が異常に上昇した場合には、前記の第1封止部分の
前後の差圧力が大きくなっていく。しかし、その差圧力
が設定圧力を越えたときに、その差圧力によって前記の
第1弾性部材が弾性変形して、上記の第1封止部分の封
止状態を解除する。これにより、上記スライド筒の筒孔
の液体が外部へ排出され、その圧力が異常に上昇するの
を防止できる。その結果、上記の第1弾性部材が、上記
の異常圧力によって損傷したり前記の第1溝から抜け落
ちるのを防止できる。また、上記の第1弾性部材を嵌着
する第1溝の底壁と同上の第1弾性部材との間に上記の
圧力上昇した高圧液体が侵入した場合には、その侵入し
た高圧液体が前記の第1空所を通って外部へ排出され
る。このため、上記の第1溝と第1弾性部材との間に圧
力流体が閉じ込められるのを防止できる。その結果、上
記の第1溝から第1弾性部材が抜け落ちるのを確実に防
止できる。
【0007】請求項2の発明は、例えば、上記の図2と
図3(a)及び図3(b)に示すように、上記の請求項1の
発明において、前記の第1テーパ部25を前記の第1弾
性部材24によって構成し、その第1弾性部材24に前
記の第1空所48を設けたものである。その請求項2の
発明は、前記の第1封止部分の構成が簡素となって、ソ
ケットを容易かつ安価に製作できる。
【0008】また、前記の目的を達成するため、請求項
3の発明は、例えば図5(及び図2)に示すように、急速
継手を次のように構成した。第1継手部材Aと第2継手
部材Bとを突き合わせ接続することによって、その第2
継手部材Bの先端に設けた押筒60が上記の第1継手部
材Aのスライド筒13を開き位置へ退入させると共に、
そのスライド筒13内に挿入した第1ロッド14が上記
の押筒60に挿入した第2ロッド64を開き位置へ退入
させるようにした急速継手であって、上記の第1ロッド
14の先端部に、先端方向へ拡径する第1テーパ部25
を設けると共に、上記スライド筒13の先端部に第1閉
止部28を設けて、その第1閉止部28を基端側から上
記の第1テーパ部25に接当させて第1封止部分29を
構成し、上記の押筒60の先端部に、先端方向へ縮径す
る第2テーパ部75を設けると共に、上記の第2ロッド
64の先端部に第2閉止部78を設けて、その第2閉止
部78を基端側から上記の第2テーパ部75に接当させ
て第2封止部分79を構成し、上記の第1テーパ部25
を基端方向へ付勢するリリーフバネ101を設けて、前
記の第1封止部分29の差圧力が設定圧力を越えたとき
に、その差圧力によって上記の第1テーパ部25が上記
リリーフバネ101に抗して先端方向へ移動して上記の
第1封止部分29の封止状態を解除するものである。
【0009】上記の請求項3の発明は、前記の請求項1
の発明と実質的に同じ次の作用効果を奏する。第1テー
パ部に第1閉止部を軸心方向に接当させることによって
第1封止部分を構成し、また、第2テーパ部に第2閉止
部を軸心方向に接当させることによって第2封止部分を
構成したので、上記の各封止部分の摺動抵抗がほとんど
無くなり、急速継手の接続時と分離時の操作力も小さく
なる。そのうえ、上記の各封止部分は、軸心方向の摺動
抵抗をほとんど受けないので、ネジレを防止して液漏れ
を防止できる。上記の急速継手の分離状態において、前
記スライド筒の筒孔内の液体の圧力が低圧または無圧の
場合には、前記リリーフバネの付勢力によって前記の第
1テーパ部が前記の第1閉止部に閉止接当した状態に保
たれるため、上記の液体が外部へこぼれるのを阻止でき
る。これに対して、上記の急速継手の分離状態におい
て、何らかの原因によって前記のスライド筒の筒孔内の
圧力が異常に上昇した場合には、前記の第1封止部分の
前後の差圧力が大きくなっていく。しかし、その差圧力
が設定圧力を越えたときには、その差圧力によって上記
の第1テーパ部が上記のリリーフバネに抗して先端方向
へ移動する。これにより、前記のスライド筒の前記の第
1閉止部から上記の第1テーパ部が離間して、前記の第
1封止部分の封止状態を解除するのである。その結果、
上記の第1封止部分などのシール部の損傷を防止でき
る。
【0010】請求項4の発明は、上記の請求項1から3
のいずれかの発明に次の構成を付加したものである。例
えば、前記の図2と図4(a)及び図4(b)に示すよう
に、前記の第2テーパ部75と前記の第2閉止部78の
両部75・78のうちのいずれか一方を第2弾性部材7
4によって構成し、その第2弾性部材74を嵌着する第
2溝73と上記の第2弾性部材74との少なくとも一方
に第2空所98を形成し、前記の第2封止部分79の差
圧力が設定圧力を越えたときに、その差圧力によって上
記の第2弾性部材74が上記の第2空所98へ弾性変形
して上記の第2封止部分79の封止状態を解除するもの
である。
【0011】上記の請求項4の発明は次の作用効果を奏
する。前記の押筒の筒孔内の液体の圧力が低圧または無
圧の場合には、前記の第2弾性部材の弾性力によって前
記の第2閉止部が第2テーパ部に閉止接当した状態に保
たれる。このため、上記の液体が外部へこぼれるのを阻
止できる。これに対して、上記の急速継手の分離状態に
おいて、何らかの原因によって前記の押筒の筒孔の内圧
が異常に上昇した場合には、前記の第2封止部分の前後
の差圧力が大きくなっていく。しかし、その差圧力が設
定圧力を越えたときに、その差圧力によって前記の第2
弾性部材が前記の第2空所へ向けて弾性変形して、上記
の第2封止部分の封止状態を解除する。これにより、上
記の押筒の筒孔の液体が外部へ排出され、その圧力が異
常に上昇するのを防止できる。その結果、上記の第2弾
性部材が、上記の異常圧力によって損傷したり前記の第
2溝から抜け落ちるのを防止できる。
【0012】請求項5の発明は、例えば、上記の図2と
図4(a)及び図4(b)に示すように、前記の第2閉止部
78を前記の第2弾性部材74によって構成し、その第
2弾性部材74に前記の第2空所98を設けたものであ
る。その請求項5の発明は、前記の第2封止部分の構成
が簡素となって、プラグを容易かつ安価に製作できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1と図2及び図3(a)と図3
(b)及び図4(a)と図4(b)は、本発明の第1実施形態
を示している。まず、図1と図2によって本発明の急速
継手の全体構成を説明する。図1は、上記の急速継手の
分離状態の縦断面図である。図2は、上記の急速継手の
接続開始状態の接続部分の拡大図である。
【0014】上記の急速継手は、圧油を供給また排出す
るためのものであって、第1継手部材であるソケットA
と第2継手部材であるプラグBとによって構成される。
上記ソケットAの第1ハウジング1と上記プラグBの第
2ハウジング2とがほぼ同軸上で向かい合わせに配置さ
れている。
【0015】上記ソケットAは次のように構成されてい
る。上記の第1ハウジング1の右部内に第1こぼれ止め
弁5が設けられると共に、同上の第1ハウジング1の左
部内に第1高圧保持弁6が設けられる。その第1ハウジ
ング1の左端部(基端部)に設けた第1給排口7は、油圧
ポンプと油タンクとに(いずれも図示せず)選択的に連通
可能になっている。
【0016】上記の第1こぼれ止め弁5は、次のように
構成されている。上記の第1ハウジング1に形成した筒
孔11に封止具12を介してスライド筒13が軸心方向
へ移動自在で保密状に挿入される。上記スライド筒13
内に軸心方向へ移動自在挿入した第1ロッド14が押し
バネ15よって右端方向(先端方向)へ付勢され、その第
1ロッド14のフランジ16が環状のストップ壁17に
よって受け止められる。上記スライド筒13と上記の第
1ロッド14との間に環状の第1流路18が形成されて
いる。なお、上記の第1流路18の径方向の外側に筒状
の第1先端フィルタ20が装着されている。
【0017】上記の第1ロッド14の右端部(先端部)に
円環状の第1溝23が形成され、その第1溝23に第1
弾性部材24が嵌着される。その第1弾性部材24は、
合成ゴムまたは合成樹脂によって円錐台状に形成されて
おり、その第1弾性部材24の外周部によって第1テー
パ部25を構成してある。前記スライド筒13が第1進
出バネ26によって右方向へ付勢され、そのスライド筒
13の筒孔13aの右端に設けた第1閉止部28が左側
(基端側)から上記の第1テーパ部25に接当される。そ
の接当部分によって第1封止部分29を構成してある。
上記の第1閉止部28の外周壁にOリング製のガスケッ
ト31が装着され、そのガスケット31の外周部がリン
グ部材32の突起33によって半径方向の内方へ押圧さ
れている。
【0018】前記の第1高圧保持弁6は、次のように構
成されている。前記の第1ハウジング1の左部内に第1
高圧室35が形成され、その第1高圧室35に挿入した
第1ポペット36が第1閉じバネ37によって第1弁座
38に付勢される。なお、上記の第1高圧室35の外周
部に筒状の第1基端フィルタ40が装着されている。
【0019】前記プラグBは次のように構成される。前
記の第2ハウジング2の左部内に第2こぼれ止め弁55
が設けられると共に、その第2ハウジング2の右部内に
第2高圧保持弁56が設けられる。上記の第2ハウジン
グ2の右端部(基端部)に設けた第2給排口57は、油圧
シリンダ等の油圧アクチュエータ(図示せず)に連通され
ている。
【0020】上記の第2こぼれ止め弁55は、次のよう
に構成されている。上記の第2ハウジング2の左部に、
前記スライド筒13に対面する押筒60が設けられる。
その押筒60の左端面に形成した封止面61が前記ガス
ケット31に接当可能になっている。上記の押筒60の
筒孔の左端部(先端部)には、左方向(先端方向)へ縮径す
る第2テーパ部75が設けられている。
【0021】また、上記の第2ハウジング2の左部内に
第2ロッド64が軸心方向へ移動自在に挿入される。そ
の第2ハウジング2と上記の第2ロッド64との間に環
状の第2流路68が形成されている。上記の第2ロッド
64の左端部(先端部)に円環状の第2溝73が形成さ
れ、その第2溝73に、第2閉止部78を構成する第2
弾性部材74が装着される。その第2弾性部材74は、
合成ゴムまたは合成樹脂によって円錐台状に形成されて
いる。上記の第2ロッド64が第2進出バネ76によっ
て左方向へ付勢され、これにより、上記の第2弾性部材
74が右側(基端側)から前記の第2テーパ部75に接当
される。その接当部分によって第2封止部分79を構成
してある。なお、上記の第2流路68の径方向の外側に
筒状の第2先端フィルタ70が装着されている。
【0022】前記の第2高圧保持弁56は次のように構
成されている。前記の第2ハウジング2の右部内に第2
高圧室85が形成され、その第2高圧室85に挿入した
第2ポペッ86が第2閉じバネ87によって第2弁座8
8に付勢される。その第2閉じバネ87の付勢力は、前
記の第1閉じバネ37の付勢力よりも大きい値に設定し
てある。なお、上記の第2高圧室85の外周部に筒状の
第2基端フィルタ90が装着されている。
【0023】次に、前記の第1弾性部材24の詳細な構
造を、上記の図2を参照しながら図3(a)と図3(b)に
よって説明する。図3(a)は、上記の第1弾性部材24
の断面図である。図3(b)は、上記の図3(a)の右側面
図である。上記の第1弾性部材24は、前記の第1溝2
3に嵌入される嵌着部分46と、その嵌着部分46から
右上向きに一体に突設したリップ部分47とを備える。
上記の嵌着部分46の右面に、周方向へ所定の間隔をあ
けて3つの第1空所48が凹入形成される。上記リップ
部分47の外周部によって前記の第1テーパ部25が構
成されている。なお、図2中の参照符号23aと23b
と23cは、それぞれ、上記の第1溝23の先端壁と基
端壁と底壁である。
【0024】また、前記の第2弾性部材74の詳細な構
造を、前記の図2を参照しながら図4(a)と図4(b)に
よって説明する。図4(a)は、上記の第2弾性部材74
の断面図である。図4(b)は、上記の図4(a)の左側面
図である。上記の第2弾性部材74には周方向へ所定の
間隔をあけて3つの第2空所98が凹入形成される。そ
の第2空所98は、上記の第2弾性部材74の左面と内
周面とにわたって断面視でL字状に形成されている。そ
して、上記の第2弾性部材74の左部の傾斜面によって
前記の第2閉止部78が構成されている。なお、図2中
の参照符号73aと73bと73cは、それぞれ、上記
の第2溝73の先端壁と基端壁と底壁である。
【0025】上記構成の急速継手は、図1と図2に示す
ように、次のように作動する。前記ソケットAと前記プ
ラグBとを図1の分離状態から突き合わせ接続していく
と、まず、図2に示すように、前記の押筒60が前記ガ
スケット31に封止接当すると共に、前記の第2ロッド
64の左端が前記の第1ロッド14の右端に接当する。
次いで、上記の押筒60が、前記の押しバネ15によっ
て右方へ付勢された第1ロッド14に対して前記スライ
ド筒13を左方の開き位置へ退入させ、これにより、前
記の第1封止部分29が開く。これとほぼ同時に、上記
の第1ロッド14によって受け止められた第2ロッド6
4に対して上記の押筒60が左方へ移動することによ
り、前記の第2封止部分79が開く。
【0026】引き続いて、上記の第1ロッド14と上記
の第2ロッド64とが相互に突き合うことにより、前記
の第1弁座38から前記の第1ポペット36が離間し、
その後、前記の第2弁座88から前記の第2ポペット8
6が離間する。これにより、前記の第1給排口7は、前
記の第1基端フィルタ40と前記の第1弁座38内と第
1ラジアル孔43と前記の第1先端フィルタ20と前記
の第1流路18と前記の第2流路68と前記の第2先端
フィルタ70と第2ラジアル孔93と前記の第2弁座8
8内と前記の第2基端フィルタ90とを順に通って、前
記の第2給排口57に連通される。
【0027】このため、上記の第1給排口7を前記の油
圧ポンプ(図示せず)へ接続している場合には、その油圧
ポンプの圧油が上記ソケットAと上記プラグBとを通っ
て前記の油圧アクチュエータ(図示せず)へ供給される。
また、上記の第1給排口7を前記の油タンク(図示せず)
へ接続している場合には、上記の油圧アクチュエータの
圧油が上記プラグBと上記ソケットAとを順に通って上
記の油タンクへ排出される。
【0028】上記の接続状態において、上記ソケットA
と上記プラグBとを分離していくと、まず、前記の第2
閉じバネ87によって第2ポペット86が第2弁座88
に接当すると共に、前記の第1閉じバネ37によって第
1ポペット36が第1弁座38に接当する。これによ
り、第1給排口7と第2給排口57の圧油が前記の第1
流路18と前記の第2流路68とへ流出することを阻止
する。その後で、前記の第2封止部分79が閉じると共
に前記の第1封止部分29が閉じるのである。このた
め、上記の第1と第2の各流路18・68の各圧力が低
圧(又は、ほとんど無圧)となる。
【0029】上記の急速継手の分離状態において、上述
したように、上記の第1流路18内の圧油の圧力が低い
ので、前記の第1弾性部材24の前記のリップ部分47
が前記の第1閉止部28に弾性的に閉止接当した状態に
保たれ、その圧油が外部へこぼれ出るのを阻止できる。
これと同様に、前記の第2流路68内の圧油の圧力も低
いので、前記の第2弾性部材74が前記の第2テーパ部
75に弾性的に閉止接当した状態に保たれ、その圧油が
外部へこぼれ出るのを阻止できる。
【0030】これに対して、上記の急速継手の分離状態
において、前記の第1弁座38に異物が噛み込む等の原
因によって前記の第1給排口7の高圧油が上記の第1流
路18へ漏出した場合には、その第1流路18の圧力が
上昇して、前記の第1封止部分29の左右の差圧力が大
きくなっていく。そして、上記の差圧力が設定圧力を越
えたときに、その差圧力によって上記リップ部分47が
半径方向の内方へ押圧されて前記の第1閉止部28から
離間する。これにより、上記の第1封止部分29の封止
状態が解除されて、上記の第1流路18内の圧油が外部
へ排出されるので、その第1流路18の圧力が異常に上
昇するのを防止できる。その結果、上記の第1弾性部材
24が、上記の異常圧力によって損傷したり前記の第1
溝23から抜け落ちるのを防止できる。さらに、上記の
第1弾性部材24を嵌着する第1溝23の底壁23cと
同上の第1弾性部材24との間に上記の圧力上昇した高
圧液体が侵入した場合には、その侵入した高圧液体が前
記の第1空所48を通って外部へ排出される。このた
め、上記の第1溝23と第1弾性部材24との間に圧力
流体が閉じ込められるのを防止できる。その結果、上記
の第1溝23から第1弾性部材24が抜け落ちるのを確
実に防止できる。
【0031】また、前記の第2弁座88に異物が噛み込
む等の原因によって前記の第2給排口57の高圧油が前
記の第2流路68へ漏出した場合には、その第2流路6
8の圧力が上昇して、前記の第2封止部分79の左右の
差圧力が大きくなっていく。そして、上記の差圧力が設
定圧力を越えたときに、その差圧力によって前記の第2
弾性部材74の外周部分が上記の第2空所98へ向けて
弾性変形する。これにより、上記の第2封止部分79の
封止状態が解除されて、上記の第2流路68内の圧油が
外部へ排出されるので、その第2流路68の圧力が異常
に上昇するのを防止できる。その結果、上記の第2弾性
部材74が、上記の異常圧力によって損傷したり前記の
第2溝73から抜け落ちるのを防止できる。
【0032】上記の第1実施形態は次のように変更可能
である。前記の第1空所48は、第1弾性部材24に設
けることに代えて、又はそれに加えて、第1溝23の先
端壁23aに設けてもよい。また、前記の第2空所98
は、第2弾性部材74に設けることに代えて、又はそれ
に加えて、第2溝73の先端壁73aおよび底壁73c
に設けてもよい。前記の第1テーパ部25を第1弾性部
材24によって構成することに代えて、前記の第1閉止
部28を上記の第1弾性部材24によって構成してもよ
い。また、前記の第2閉止部78を第2弾性部材74に
よって構成することに代えて、前記のテーパ部75を上
記の第2弾性部材74によって構成してもよいなお、前
記プラグBにおいては、第2流路68に漏出してきた前
述の高圧油を上記の第2弾性部材74によってリリーフ
させることに代えて、その第2弾性部材74によって強
力に封止するようにしてもよい。
【0033】図5は、本発明の第2実施形態を示してい
る。この第2実施形態は、上記の第1実施形態と比べる
と、プラグBを同一に構成すると共にソケットAを次の
ように変更したものである。なお、この第2実施形態に
おいては、上記の第1実施形態と同じ構成の部材には原
則として同一の参照符号を付けてある。
【0034】前記の第1ロッド14の右端は、前記の図
2の第1弾性部材24を省略しており、そのロッド右端
を右向きに拡径することによって前記の第1テーパ部2
5を構成してある。また、前記の図1中の押しバネ15
を省略しており、上記の第1ロッド14を左方向へ付勢
するリリーフバネ101を設けてある。なお、参照符号
102は、バネ受け用の止め輪である。そして、前記の
第1封止部分29の差圧力が設定圧力を越えたときに
は、その差圧力によって上記の第1ロッド14が上記リ
リーフバネ101に抗して右方向へ移動する。これによ
り、前記スライド筒13の前記の第1閉止部28から上
記の第1テーパ部25が離間して、上記の第1封止部分
29の封止状態を解除するのである。
【0035】図6は、上記の第2実施形態の変形例を示
し、上記の図5に相当する部分図であって、その図5の
第2実施形態を次のように変更したものである。この場
合、前記スライド筒13の筒孔13aの右半部に合成樹
脂製の段付きスリーブ106を保密状に嵌入し、そのスリ
ーブ106の内周面の右端部によって前記の第1閉止部2
8を構成してある。なお、前記の第1進出バネ26の右
端と前記リリーフバネ101の右端とを上記スリーブ106の
左端面によって受け止めてある。
【0036】上記の各実施形態や変形例は、さらに次の
ように変更可能である。本発明は、前記の第1高圧保持
弁6と第2高圧保持弁56の両者のうちのいずれか一方
または両方を備えてない急速継手にも適用可能である。
本発明の急速継手は、圧油を給排するものに代えて、水
等の他の種類の液体を給排するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の急速継手の分離状態の
縦断面図である。
【図2】上記の急速継手の接続開始状態の接続部分の拡
大図である。
【図3】図3(a)は、上記の急速継手の第1継手部材に
設けた第1弾性部材の断面図である。図3(b)は、上記
の図3(a)の右側面図である。
【図4】図4(a)は、上記の急速継手の第2継手部材に
設けた第2弾性部材の断面図である。図4(b)は、上記
の図4(a)の左側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、上記の第1継手
部材の縦断面図であって、前記の図1に相当する図であ
る。
【図6】上記の第2実施形態の変形例を示し、上記の図
5に相当する部分図である。
【符号の説明】 13…スライド筒、14…第1ロッド、23…第1溝、
23a…先端壁、24…第1弾性部材、25…第1テー
パ部、28…第1閉止部、29…第1封止部分、46…
第1弾性部材24の嵌着部分、48…第1空所、60…
押筒、64…第2ロッド、73…第2溝、74…第2弾
性部材、75…第2テーパ部、78…第2閉止部、79
…第2封止部分、98…第2空所、101…リリーフバ
ネ、A…第1継手部材(ソケット)、B…第2継手部材
(プラグ)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1継手部材(A)と第2継手部材(B)と
    を突き合わせ接続することによって、その第2継手部材
    (B)の先端に設けた押筒(60)が上記の第1継手部材
    (A)のスライド筒(13)を開き位置へ退入させると共
    に、そのスライド筒(13)内に挿入した第1ロッド(1
    4)が上記の押筒(60)に挿入した第2ロッド(64)を
    開き位置へ退入させるようにした急速継手であって、 上記の第1ロッド(14)の先端部に、先端方向へ拡径す
    る第1テーパ部(25)を設けると共に、上記スライド筒
    (13)の先端部に第1閉止部(28)を設けて、その第1
    閉止部(28)を基端側から上記の第1テーパ部(25)に
    接当させて第1封止部分(29)を構成し、 上記の押筒(60)の先端部に、先端方向へ縮径する第2
    テーパ部(75)を設けると共に、上記の第2ロッド(6
    4)の先端部に第2閉止部(78)を設けて、その第2閉
    止部(78)を基端側から上記の第2テーパ部(75)に接
    当させて第2封止部分(79)を構成し、 上記の第1テーパ部(25)と上記の第1閉止部(28)の
    両部(25)(28)のうちのいずれか一方を第1弾性部材
    (24)によって構成し、 上記の第1弾性部材(24)を嵌着する第1溝(23)の先
    端壁(23a)と同上の第1弾性部材(24)の嵌着部分
    (46)との間に第1空所(48)を形成した、ことを特徴
    とする急速継手。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した急速継手において、 前記の第1テーパ部(25)を前記の第1弾性部材(24)
    によって構成し、その第1弾性部材(24)に前記の第1
    空所(48)を設けた、ことを特徴とする急速継手。
  3. 【請求項3】 第1継手部材(A)と第2継手部材(B)と
    を突き合わせ接続することによって、その第2継手部材
    (B)の先端に設けた押筒(60)が上記の第1継手部材
    (A)のスライド筒(13)を開き位置へ退入させると共
    に、そのスライド筒(13)内に挿入した第1ロッド(1
    4)が上記の押筒(60)に挿入した第2ロッド(64)を
    開き位置へ退入させるようにした急速継手であって、 上記の第1ロッド(14)の先端部に、先端方向へ拡径す
    る第1テーパ部(25)を設けると共に、上記スライド筒
    (13)の先端部に第1閉止部(28)を設けて、その第1
    閉止部(28)を基端側から上記の第1テーパ部(25)に
    接当させて第1封止部分(29)を構成し、 上記の押筒(60)の先端部に、先端方向へ縮径する第2
    テーパ部(75)を設けると共に、上記の第2ロッド(6
    4)の先端部に第2閉止部(78)を設けて、その第2閉
    止部(78)を基端側から上記の第2テーパ部(75)に接
    当させて第2封止部分(79)を構成し、 上記の第1テーパ部(25)を基端方向へ付勢するリリー
    フバネ(101)を設けて、前記の第1封止部分(29)の
    差圧力が設定圧力を越えたときに、その差圧力によって
    上記の第1テーパ部(25)が上記のリリーフバネ(10
    1)に抗して先端方向へ移動して上記の第1封止部分(2
    9)の封止状態を解除する、ことを特徴とする急速継
    手。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載した急
    速継手において、 前記の第2テーパ部(75)と前記の第2閉止部(78)の
    両部(75)(78)のうちのいずれか一方を第2弾性部材
    (74)によって構成し、 その第2弾性部材(74)を嵌着する第2溝(73)と上記
    の第2弾性部材(74)との少なくとも一方に第2空所
    (98)を形成し、前記の第2封止部分(79)の差圧力が
    設定圧力を越えたときに、その差圧力によって上記の第
    2弾性部材(74)が上記の第2空所(98)へ弾性変形し
    て上記の第2封止部分(79)の封止状態を解除する、こ
    とを特徴とする急速継手。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した急速継手において、 前記の第2閉止部(78)を前記の第2弾性部材(74)に
    よって構成して、その第2弾性部材(74)に前記の第2
    空所(98)を設けた、ことを特徴とする急速継手。
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