JPH10220658A - 継 手 - Google Patents

継 手

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Publication number
JPH10220658A
JPH10220658A JP9042866A JP4286697A JPH10220658A JP H10220658 A JPH10220658 A JP H10220658A JP 9042866 A JP9042866 A JP 9042866A JP 4286697 A JP4286697 A JP 4286697A JP H10220658 A JPH10220658 A JP H10220658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray
nozzle
socket body
plug
plug body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9042866A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Kotake
尚之 小武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP9042866A priority Critical patent/JPH10220658A/ja
Priority to US09/021,836 priority patent/US5984266A/en
Publication of JPH10220658A publication Critical patent/JPH10220658A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L29/00Joints with fluid cut-off means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップに形成した筒部の貫通孔にノズルを
挿入する際、誤ってノズルが押圧されて流体が不用意に
噴出してしまう場合もあり、また、筒部とプラグ本体の
先端部や、保持筒部とプラグとは、嵌合接触しているだ
けであるから、シール性が悪く、これらの部位から流体
が漏れるおそれもあった。 【解決手段】 ソケット本体2の先端部に、被接続体9
0に設けられたプラグ本体9の外周溝91と着脱自在に
係合する施錠機構6を設け、ソケット本体2の後端部に
は、スプレー装置81のノズル8近傍位置に着脱する取
付部材3を摺動自在に設けると共に、ソケット本体2の
後端内側に、スプレー装置81のノズル8を押圧する押
圧部21bを設けて、取付部材3とソケット本体2との
相対移動により、押圧部21bでノズル8を押圧して、
スプレー装置81から又はスプレー装置81へ、流体を
噴出又は注入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプレー端部から
突出したノズルを押圧することにより、流体の噴出又は
注入可能なスプレー装置と、この装置と前記流体を流通
する被接続体とを接続する継手に関し、特に、スプレー
装置と被接続体とを接続した状態で、スプレー装置の噴
出又は注入操作を行うことができる継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スプレー端部180から突出した
ノズル181を押圧することにより、流体を噴出させる
スプレー缶18を用いて、圧縮空気を原動力として作動
するエアーツール19の内部に、流体(例えば、洗浄
剤、潤滑剤、防錆剤など)を注入する際、図6に示すよ
うに、スプレー缶18に具備されている樹脂性キャップ
182を、スプレー缶18とエアーツール19との間に
介在させていた。
【0003】このキャップ182は、天板に、スプレー
缶18のスプレー端部180を挿入する凹部183が形
成され、この凹部183の周面には、スプレー缶18を
固着するロック爪188が3箇所に設けられ、また、凹
部183の中心部には、ノズル181を挿入する貫通孔
184を有し、かつ、エアーツール19に設けられてい
るプラグ本体190の内径よりも小さい径を有する筒部
185が突設されると共に、この筒部185の外周に、
プラグ本体190と係合可能な保持筒部186が突設さ
れ、さらに、筒部185の先端には、ノズル181の開
口径よりも大きい開口径を有する内向きフランジ部18
7が形成されている。なお、凹部183の表面中心部
は、ノズル181を貫通孔184に挿入しやすいようテ
ーパ状に形成されている。
【0004】使用法としては、エアーツール19のプラ
グ本体190を、キャップ182の保持筒部186に嵌
入して、エアーツール19とキャップ182とを結合さ
せ、スプレー缶18のノズル181を、キャップ182
の凹部183中心に開口した貫通孔184に挿入し、こ
のノズル181の先端面を筒部185の先端に設けたフ
ランジ部187に当接させ、更にこの状態からスプレー
缶18を押し込み、ロック爪188をスプレー端部18
0に当接させると共に、フランジ部187でノズル18
1を押圧して、スプレー缶18を挿入状態のまま、ノズ
ル181先端より流体を噴出させ、流体をエアーツール
19内に注入していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スプレー缶方式によると、次のような問題を有してい
た。即ち、キャップ182に形成した筒部185の貫通
孔184にノズル181を挿入する際、誤ってノズル1
81が押圧されて流体が不用意に噴出してしまう場合も
あり、また、筒部185とプラグ本体190の先端部
や、保持筒部186とプラグ本体190とは、嵌合接触
しているだけであるから、シール性が悪く、これらの部
位から流体が漏れるおそれもあった。
【0006】さらに、スプレー缶18をキャップ182
に挿入したときに、ロック爪188によって、スプレー
缶18とキャップ182とが固着されるため、ノズル1
81から流体が噴出状態のままとなり、流体の噴出を停
止する場合は、その都度、キャップ182からスプレー
缶18を取り外す必要があり、しかも、スプレー缶18
を挿入したままエアーツール19の開閉レバー191を
閉じると、不用意に流体がエアーツール19の本体内か
ら逆流して外部に漏れるなどの問題も有していた。ま
た、エアーツール19の給気口と排気口とが同一面に設
けられている場合、キャップ182をプラグ本体190
に結合できないなどの問題も有していた。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたものであり、プラグ本体とノズルとのシール性
が良く、しかも、スプレー装置の流体噴出操作を正確か
つ確実に行うことができる継手を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ソケット本体の先端部に、被接続体に設
けられたプラグ本体の外周溝と着脱自在に施錠機構を設
け、ソケット本体の後端部に、スプレー装置のノズル近
傍位置に着脱する取付部材を摺動自在に設けると共に、
ソケット本体の後端内側に、スプレー装置のノズルを押
圧する押圧部を設けて、取付部材とソケット本体の相対
移動により、前記押圧部でノズルを押圧して、スプレー
装置から又はスプレー装置へ、流体を噴出又は注入する
ようにした。
【0009】上述した継手は、ソケット本体の後端部に
設けた取付部材を、スプレー装置のノズル近傍位置に取
り付けた状態において、ソケット本体の先端部に設けた
施錠機構と、プラグ本体の外周溝とを係合させてソケッ
ト本体とプラグ本体とを接続し、取付部材とソケット本
体とを相対移動させ、ソケット本体の後端内側に設けた
押圧部でノズルを押圧し、ノズルとソケット本体とを連
通させると共に、押圧部により押圧されたノズルから流
体を噴出させ、スプレー装置内の流体を、ソケット本体
及びプラグ本体を介して、プラグ本体に接続した被接続
体に注入することができる。また、被接続体からスプレ
ー装置内圧力よりも高い圧力で流体を送り出し、プラグ
本体及びソケット本体を介して、流体をスプレー装置内
に注入し、流体の充填も行うことができる。さらに、流
体を外部に漏らすことなく、これらの作業を行うことが
できる。
【0010】また、本発明は、ソケット本体と取付部と
の間にバネを設けたので、ノズルの押圧を積極的に解除
することができる。さらに、前記取付部材の長手方向に
数条のスリットを形成したので、取付部材の端部を拡径
又は縮径させ、ノズル近傍位置に嵌合、保持することが
でき、且つ、このスリットが形成された取付部材の外端
部又は内端部に係止突部を設けたので、ノズル近傍に係
止することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の好ま
しい実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本
発明における継手の一形態を示す断面図、図4は図1に
示す継手の側面図、図5は使用例を示す概略斜視図であ
る。
【0012】図において、本発明の継手1は、ソケット
本体2の後端部外周に、スプレー装置81接続側(以
下、スプレー側という)にバネ4で付勢した略円筒状の
取付部材3を摺動可能に設けると共に、この取付部材3
を係止するストッパ22を、後端部の外端部に突設して
いる。また、この後端部は、二重構造に形成されてお
り、外側にストッパ22を有する外筒部21a、内側に
スプレー装置81のノズル8を押圧するテーパ状の押圧
部21bが形成されている。
【0013】この押圧部21bの先端面は、外筒部21
aの先端面よりも埋没するように形成されると共に、外
周面から補強リブ23を放射状に複数突設している。ま
た、押圧部21bの流路に連通する出入口51の開口径
は、ノズル8の外径よりも大きく形成され、さらに、こ
の出入口51近傍の流路は、出入口51から徐々に狭く
なるテーパ状に形成されており、押圧部21b内に挿入
したノズル8の先端がテーパ面に当接する。
【0014】取付部材3は、スプレー側先端の外端部
に、ノズル8近傍位置のスプレー端部80と係合する係
止突部31が突設され、中腹内周面にガイド突部32が
突設され、ガイド突部32よりもスプレー側長手方向
に、数条のスリット33が形成されている。そして、図
3に示すように、ガイド突部32とソケット本体2との
間に介在したバネ4の弾発力によって押圧されたガイド
突部32は、ソケット本体2のストッパ22に係止して
静止している。
【0015】このように、取付部材3のスプレー側の先
端部に、複数のスリット33を設けたので、先端部開口
を拡径又は縮径することができ、スプレー端部80と嵌
合することができる。さらに、拡径、縮径された先端部
には復元力が働いて、スプレー端部80を確実に保持す
る。なお、スリット33は、図3,図5に示すように、
取付部材3の長手方向に沿って、直線状に形成するのが
一般的だが、先端部の開口径を拡大縮小することができ
れば、螺旋状に形成するなど、特に限定されるものでは
ない。
【0016】一方、ソケット本体2のプラグ本体9挿入
側(以下、プラグ側という)に形成した筒部20の先端
部に、プラグ本体9に設けた外周溝91と係合する施錠
機構6を設け、更に、ソケット本体2の内部に、ソケッ
ト本体2とプラグ本体9との間を液密にシールする環状
弾性部材7を設けている。環状弾性部材7は、ゴム製
(例えば、ニトリルゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴ
ム、エチレンプロピレンゴムなど)で、断面形状が、円
形、方形、V字形、X字形、凹字形などのリングが適宜
選択される。また、図では、ソケット本体2と筒部20
とを別体に形成しているが、一体に形成しても良い。
【0017】施錠機構6は、プラグ本体9の外周溝91
と係合する施錠部材61,61と、施錠部材61,61
の外方向への移動を規制する操作スリーブ62と、操作
スリーブ62を押圧するバネ64との三者で構成され、
本実施形態では、ワンタッチ接続を可能にするため内ス
リーブ63を設け、更に安全性を向上させるためにロッ
クリング65を設けている。
【0018】筒部20は、施錠部材61,61を半径方
向に沿って出没自在に挿入する長孔61a,61aを、
プラグ側先端部の直径位置に穿孔すると共に、バネ66
で押圧した内スリーブ63を当接させる段部63aを、
プラグ側の開口端部の内側に形成し、さらに、ロックリ
ング65の内周面に設けた係止段部65bと係合する係
止部65dを、後端部の外周面に形成すると共に、係止
段部65bと隣接してロックリング65を係止する突起
65c,65cを、外周面に2箇所形成している。
【0019】施錠部材61は、底面をプラグ本体9に設
けた外周溝91と係合し、かつ、内スリーブ63の外周
面に当接するよう円弧状に窪ませ、操作スリーブ62に
設けた開放部62c内に納まるよう円弧状に形成し、筒
部20の長孔61a内に出没自在に挿入されている。
【0020】内スリーブ63は、筒部20内に摺動自在
に設けられ、内径がソケット本体2側よりもプラグ側が
大きい内側テーパ状に形成されている。そして、ソケッ
ト本体2側端部に、バネ66の一端を固定すると共に、
バネ66の他端をソケット本体2の内部に形成した段部
25に固定することによって、プラグ側の端部を筒部2
0の段部63aに当接して静止し、筒部20に穿孔した
長孔61aを塞いで、施錠部材61の内方向への移動を
規制している。
【0021】操作スリーブ62は、施錠部材61の外方
向への移動を規制する規制面62aを、内周面に突設し
た規制突部62bに形成すると共に、施錠部材61の飛
び出しを規制した開放部62cを、プラグ側の端に隣接
して形成している。また、筒部20の先端部外周に、バ
ネ64を介して摺動可能に設けられている。
【0022】ロックリング65には、筒部20と操作ス
リーブ62との間に、摺動可能に介入される規制筒部6
5aがプラグ側に突設され、筒部20の係止部65dと
係合する係止段部65b,65bが内周面に設けられ、
さらに、筒部20の突起65cと係合する深溝と浅溝と
からなるカム溝(図示せず)が、内周面に形成されてい
る。そして、このカム溝の浅溝と突起65cによって、
ロックリング65がプラグ側にロックできるようになっ
ている。
【0023】さらに、規制筒部65aと、操作スリーブ
62との間にバネ64を介在させ、操作スリーブ62を
筒部20のプラグ側に弾発付勢し、操作スリーブ62の
規制突部62bを、操作スリーブ62の開放部62cに
突出した施錠部材61,61に当接させ、操作スリーブ
62を筒部20のスプレー側に静止させている。このと
き、施錠部材61,61は、内スリーブ63によって、
内方向への移動が規制されており、外方向への移動は開
放部62cの内周面によって規制されている。
【0024】上記したソケット本体2、取付部材3、筒
部20、施錠部材61,61、操作スリーブ62、ロッ
クリング65は、樹脂製で有るが、これに限定されるこ
となはく、ステンレス製、真鍮製、鋼製なども良い。ま
た、内スリーブ63はステンレス製であるが、樹脂製で
も良い。
【0025】図に示すスプレー装置81は、ノズル8近
傍位置のスプレー端部80の先端面からノズル8を突出
しているスプレー缶であって、ノズル8を内部に押圧す
ることによって流体を噴出させる構造を採用し、スプレ
ー端部80の内側にフランジ部82を設けている。な
お、スプレー装置81は、ノズル8を内部に押圧するこ
とによって流体を噴出させる構造で、取付部材3を接続
可能に、ノズル8近傍位置にフランジ部を有しているも
のであれば良い。
【0026】図に示す被接続体90は、圧縮空気を原動
力として作動するエアーツールであって、圧縮空気やス
プレー装置81から噴出する流体を供給又は注入可能
に、プラグ本体9が取り付けられている。このプラグ本
体9には、上述した板状の施錠部材61や、その他球形
状、ロラーピン状の施錠部材などと係合可能な外周溝9
1が設けられている。なお、被接続体の他の例として
は、エアードライバ、エアータガネ、エアーグラインダ
ー、エアーサンダー、エアーハンマ及びスプレーガンな
どが挙げられる。また、スプレー装置81がスプレー缶
である場合には、被接続体は、スプレー缶内に流体を補
充するための流体補充装置であっても良く、この場合、
流体補充装置の末端、例えば、ホースの末端に、プラグ
本体9を接続すれば良い。
【0027】被接続体90が上述したようなエアーツー
ルの場合、流体は、洗浄潤滑剤、洗浄剤、潤滑剤、防錆
剤などのメンテナンス剤が挙げられるが、これに限定さ
れるものではない。
【0028】以下、上述した継手1の作用を説明する。
まず、図2に示すように、取付部材3をスプレー装置8
1のスプレー端部80に接続するため、上述した状態
(図3に示す状態)にある取付部材3のスリット33を
形成した端部を縮径させて、スプレー端部80の内側に
嵌入し、取付部材3の係止突部31とスプレー端部80
のフランジ部82とを係合させる。この時のスリット3
3を有する端部は、拡径方向に力が働き、フランジ部8
2に当接する。
【0029】次に、図2に示すように、施錠機構6と、
被接続体90のプラグ本体9とを接続するためには、プ
ラグ本体9の先端を、筒部20の開口端部内に挿入する
と、まず、プラグ本体9の拡径部92が、内スリーブ6
3のテーパ面に当接し、更にプラグ本体9を挿入する
と、プラグ本体9の移動に供して、内スリーブ63がバ
ネ66の弾発力に抗して内部に移動し、内スリーブ63
で塞いでいた筒部20の長孔61a,61aを開き、施
錠部材61,61が内方向に移動可能となる。すると、
施錠部材61,61で静止させられていた操作スリーブ
62が、バネ64で押圧されて移動し、施錠部材61,
61を内方向へと移動させ、施錠部材61,61とプラ
グ本体9に有した外周溝91とを係合し、さらに、筒部
20内に埋没した施錠部材61,61の突出を、操作ス
リーブ62の規制面62aで規制し、ソケット本体2と
プラグ本体9とが接続される。この時、プラグ本体9の
先端が環状弾性部材7に当接しており、ソケット本体2
とプラグ本体9との間は液密にシールされる。ここで、
ロックリング65を、バネ64の弾発力に抗して操作ス
リーブ62側に移動させた後、回転させ、ロックリング
65内周面に形成したカム溝(図示せず)と、筒部20
に形成した突起65c,65cとを係止して、操作スリ
ーブ62がスプレー側に復帰できないようにすると良
い。こうすることで、プラグ本体9は簡単には外れず、
誤作動によるプラグ本体9の離脱を防ぐ。
【0030】そして、図1に示すように、ノズル8を押
圧して、スプレー装置81から被接続体90内に流体を
注入する。このためには、被接続体90に向かって、ス
プレー装置81を押圧し、スプレー端部80に取り付け
た取付部材3とソケット本体2とをバネ4の弾発力に抗
して相対的に移動させ、ノズル8の先端を、押圧部21
bの出入口51内に挿入し、出入口51近傍の流路のテ
ーパ面に圧接して、ノズル8を押圧する。このとき、ノ
ズル8の先端は、テーパ面に圧接されているので、ソケ
ット本体2とのシール性が向上すると共に、ソケット本
体2の流路5内にノズル8が位置することになり、ノズ
ル8の流路とソケット本体2の流路は確実に連通する。
前記バネ4を用いない場合には、スプレー装置81内に
ノズル8を弾発させるために設けられたバネ(図示せ
ず)の弾発力に抗して取付部材3とソケット本体2とを
相対的に移動させる。
【0031】また、スプレー装置81と被接続体90と
を離脱するときは、操作スリーブ62をロックリング6
5でロックしている場合、まず、ロックリング65を元
の位置に戻してから、バネ64の弾発力に抗して操作ス
リーブ62をスプレー側に移動させ、施錠部材61,6
1を外方向へ移動可能にすることにより、プラグ本体9
の外周溝91と施錠部材61,61との接続状態を解除
する。すると、内スリーブ63は、バネ66の弾発力に
より移動し、施錠部材61,61を外方向に移動させる
と共に、プラグ本体9を押し出し、筒部20の段部63
aに当接して静止し、筒部20の長孔61aを塞いで、
外方向に移動した施錠部材61,61の内方向への移動
を規制する。そして、バネ64に抗して移動させていた
操作スリーブ62を離すと、操作スリーブ62の規制突
部62bが施錠部材61,61に当接して静止する。な
お、内スリーブ63により押し出された施錠部材61,
61は、操作スリーブ62先端に設けた開放部62cの
内周面に当接して飛び出すことはない。
【0032】上述した継手1は、スプレー端部80に接
続したまま、継手1とプラグ本体9との着脱が可能であ
るため、被接続体90を他の被接続体に交換するだけ
で、流体注入作業を行うことができる。従って、注入す
べき被接続体が多数ある場合、作業時間を大幅に短縮す
ることができる。また、ノズル8とソケット本体2、ソ
ケット本体2とプラグ本体9間のシール性が良いので、
外部に漏れることが無いと共に、スプレー装置81内の
流体の回収及びスプレー装置81内への流体の充填が可
能となる。また、ソケット本体2と取付部材3とがバネ
によって弾発されているので、スプレー装置81の押圧
を解除すれば、流体注入が停止できる。
【0033】なお、本発明の継手は、上述した構造に限
定されるものではなく、以下に記載するような構造であ
っても良い。
【0034】必ずしも、流路の出入口51を形成するた
めに、ソケット本体2の後端部を二重構造に形成しなく
とも良い。また、流路の出入口の開口径をノズル8の外
径よりも大きく形成する必要はなく、ノズル8の開口径
よりも、出入口の開口径が大きければ良い。さらに、こ
の場合には、ノズル8の先端は出入口周囲に当接するこ
とになるので、ノズル8を押圧するために流路の出入口
付近をテーパ状に形成する必要が無くなる。
【0035】取付部材3は、スプレー端部80の内側に
嵌入するよう、スプレー側先端の外端部に係止突部31
を突設しているが、係止突部を内端部に突設して、スプ
レー端部外側に嵌合できるようにしても良い。また、取
付部材3のスプレー側の先端部に、複数のスリット33
を設けて、スプレー端部80と嵌合させるのではなく、
他の嵌合手段を別途用いても良い。
【0036】施錠機構6は、筒部20の直径位置に、対
向する一対の板状の施錠部材61,61を出没自在に設
けているが、筒部の円周方向に沿って、複数テーパ状の
孔を穿孔し、この孔に出没自在に球形状の施錠ボールを
設けても良い。また、施錠部材にロールピンを用いても
よい。この場合、ロールピンを挿入する長孔を筒部20
の外周面から内周面に貫通させると共に、プラグ側方向
にハの字状に形成する。この場合は、内スリーブ63を
設ける必要は無い。
【0037】ロックリング65の内周面に設けた深溝と
浅溝とからなるカム溝(図示せず)の浅溝に、筒部20
に設けた突起65cを係止させることにより、ロックリ
ング65を操作スリーブ62側に留まらせて、操作スリ
ーブ62の移動を規制しているが、ロックリングの内周
面にネジ山を形成すると共に、これと噛み合うネジ山を
筒体の外周面に形成して、ロックリングを操作スリーブ
側に留まらせても良い。また、筒部の外周に係止突部を
突設し、ロックリングに係合する割溝を設けて、係止突
部をロックリングの端面に係止させて、ロックリングを
操作スリーブ側に留まらせても良い。
【0038】取付部材3のプラグ側当接部(図示せず)
を、ロックリング65の後端部に当接した構造にする
と、プラグ本体9をソケット本体2と接続し、ロックリ
ング65を操作スリーブ62側に移動させないかぎり、
ソケット本体2と取付部材3は相対移動できないので、
プラグ本体非接続時に、誤ってノズル8を押圧して流体
を噴出することが無くなる。なお、ロックリング65と
は別に、取付部材3の移動を規制する当接部を設けても
良い。
【0039】さらに、図示しないが、ソケット本体2と
プラグ本体9とを逆、すなわち、プラグ本体の後端部に
取付部材3を摺動可能に設け、施錠機構を有するソケッ
ト本体を被接続部材90に取り付けるように構成しても
良い。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明した本発明は、スプレ
ー装置とソケット本体、ソケット本体とプラグ本体との
着脱が容易で、作業をスムーズに行うことができ、か
つ、これらを接続した状態で、スプレー装置から又はス
プレー装置へ、流体を噴出又は注入することができると
共に、相互間のシール性が高いため、外部漏れの心配が
無く、安全に作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における継手とスプレー装置とを接続
し、ノズルを押圧した状態を示す正面断面図である。
【図2】上記継手とスプレー装置とを接続した状態を示
す正面断面図である。
【図3】上記継手のソケット本体と取付部材を示す正面
断面図である。
【図4】上記ソケット本体の側面図である。
【図5】上記継手の使用例を示す概略斜視図である。
【図6】従来例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】 1 継手 2 ソケット本体 3 取付部材 4 バネ 6 施錠機構 8 ノズル 9 プラグ本体 31 係止突部 33 スリット 81 スプレー装置 90 被接続体 91 外周溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット本体の先端部に、被接続体に設
    けられたプラグ本体の外周溝と着脱自在に係合する施錠
    機構を設け、ソケット本体の後端部に、スプレー装置の
    ノズル近傍位置に着脱する取付部材を摺動自在に設ける
    と共に、ソケット本体の後端内側に、スプレー装置のノ
    ズルを押圧する押圧部を設けて、取付部材とソケット本
    体の相対移動により、前記押圧部でノズルを押圧して、
    スプレー装置から又はスプレー装置へ、流体を噴出又は
    注入するようにしたことを特徴とする継手。
  2. 【請求項2】 前記ソケット本体と取付部材との間にバ
    ネを設けた請求項1に記載の継手。
  3. 【請求項3】 前記取付部材の長手方向に数条のスリッ
    トを形成し、このスリットが形成された取付部材の外端
    部又は内端部に係止突部を設けた請求項1に記載の継
    手。
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