JP5164097B2 - ガス抜き可能なエアゾール容器 - Google Patents
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Description
上面から上下動可能なステム4を起立し、そのステムの上下動によりステムの上端からエアゾールガスを噴出可能とした容器体2と、
この容器体の胴部3に下端部を嵌合させた有頂筒形のキャップ20と、
上記ステム4にこのステムと共に上下動可能な基台12を連結し、その基台12の上面から適数の突子14を起立した補助部材10とを具備し、
上記キャップ20は、頂壁22の一部を、切込み線28と屈折線30とで囲われこの屈折線を中心とする下方へ折曲げの可能に設けた蓋板26とし、かつこの蓋板26を下方への折曲げ状態で維持する固定手段32を有しており、
この下方への蓋板26の折曲げ状態でキャップ20を容器体2に嵌合することで、蓋板26の先端側の部分が上記突子14を下方へ圧接できるように設け、
突子圧接部である蓋板26と被圧接部である突子14とを介してキャップ20で基台12を押し下げることで、上記基台12及びステム4の押下げ状態を維持することが可能に構成し、
上記前後方向への回動可能な蓋板26の先端部の左右両側に押圧手段38を形成し、この押圧手段で左右一対の突子14を下外方へ押すことで、上記基台12及びステム4を押し下げるようにしている。
「固定手段」は、蓋板の下方折り返し状態を維持する手段である。例えばキャップ頂壁の裏面から係止板を垂下し、この係止板との間で蓋板を着脱自在に固定するようにしてもよい。
「補助部材」は、ステムに取り付けられ、ステムを本手段では上下動(第2の手段では傾動)させるためのアタッチメントである。補助部材は、ステムへ取り付けるための基台を有する。
「台」とは物を上に乗せる(突子を上に形成する)ための平らなものという程度の意味であり、水平板状のものが普通であるが、これに限定されない。例えばステムから左右水平方向に延びるアーム状とし、このアームから突子を起立しても構わない。
「突子」は、基台と蓋板との間に介在して蓋板の押下げ力を基台へ伝達する機能を有する。好適な図示例では、突子を縦棒状(乃至ロッド状)に形成しているが、この構造には限定されない。上記機能を実現するため、上下方向にある程度の長さがあり、かつ押下げ力を伝達できる程度の強度を有していれば、どのような形でもよい。また突子は1本でもよいが、複数本設けてもよい。これら突子は軟材質で形成することができる。突子はブラシの櫛歯を兼用してもよい。
上面から傾動可能なステム4を起立し、そのステムの傾動によりステムの上端からエアゾールガスを噴出可能とした容器体2と、
この容器体の胴部3に下端部を嵌合させた有頂筒形のキャップ20と、
上記ステム4にこのステムと共に傾動可能な基台12を連結し、その基台12の上面から適数の突子14を起立した補助部材10とを具備し、
上記キャップ20は、頂壁22の一部を、切込み線28と屈折線30とで囲われこの屈折線を中心とする下方へ折曲げの可能に設けた蓋板26とし、かつこの蓋板26を下方への折曲げ状態で維持する固定手段32を有しており、
この下方への蓋板26の折曲げ状態でキャップ20を容器体2に嵌合することで、蓋板26の先端側の部分が上記突子14を下方へ圧接できるように設け、
突子圧接部である蓋板26と被圧接部である突子14とを介してキャップ20で基台12を押し下げることで、上記基台12及びステム4の傾斜状態を維持することが可能に構成し、
上記前後方向への回動可能な蓋板26の先端部の左右両側の一方に押圧手段38を形成し、この押圧手段で突子14を下外方へ押すことで、上記基台12及びステム4を傾動させるようにしている。
上記蓋板26を、頂壁の内側の屈折線30と各屈折線30の両端と連続するU字形の切込み線28とで囲まれる前後一対の蓋板とし、
これら蓋板26を下方への折り曲げた状態で各蓋板の対向部分の一方から大径筒34を、他方から小径筒36をそれぞれ突設し、これら両筒を相互に嵌合させることで上記固定手段32として各蓋板の折曲げ状態を維持するように設け、かつ上記ステム4から2枚の蓋板26間の間隙48内へエアゾールガスを吹き込むように構成している。
上記突子14を屈曲可能な弾性材料で形成するとともに、上記押圧手段38を前後一対の蓋板26の先端部内面の一方或いは双方から突出する邪魔板40で形成し、
この邪魔板は蓋板26の下方折曲げ状態で前後方向から見て、右下又は左下にふくらんだ円弧形状としている。
上記基台12の上面内周部から複数の突子14を起立し、これら突子を相互に離して周方向に配置している。
上記基台12の全体に頭皮タッチ用のブラシとして突子14を点在させている。
また第1の手段に係る発明によれば、前後方向への回動可能な蓋板26の先端部の左右両側に押圧手段38を形成したから、ステムの押下げにより作動するタイプのエアゾール容器のガス抜きに適している。
第2の手段に係る発明によれば、上記前後方向への回動可能な蓋板26の先端部の左右両側の一方に押圧手段38を形成したから、ステムの傾動により作動するタイプのエアゾール容器のガス抜きに適している。
○蓋板を前後一対に形成し、これら蓋板を下方への折り返し状態で固定したから、突子との接触可能な面積を大きくすることができ、ステムの押下げを確実とすることができる。
○2枚の蓋板間にエアゾールガスを吹き込むようにしたから、ガス抜きの際にガスの噴流が直接外部に噴き出すことを防止できる。
○突子14を屈曲可能な弾性材料で形成するとともに、上記押圧手段38を前後一対の蓋板26の先端部内面の一方或いは双方から突出する邪魔板40で形成したから、突子の長さや位置の成形誤差により、突子への押圧手段の圧接が不十分となることがなく、高い信頼性が得られる。
○突子14の屈曲変形により、容器やブラシの上下のばらつきを吸収し、容器とキャップの嵌合を安定化させることができる。
14…突子
20…キャップ 22…頂壁 22a…外周部分 22b…帯状部分
24…周壁 26…蓋板 28…切込み線 30…屈折線
32…固定手段 34…大径筒 36…小径筒
38…押圧手段 40…邪魔板 42…排気口 44…ガス流路 46…当接面
48…間隙
Claims (6)
- 上面から上下動可能なステム(4)を起立し、そのステムの上下動によりステムの上端からエアゾールガスを噴出可能とした容器体(2)と、
この容器体の胴部(3)に下端部を嵌合させた有頂筒形のキャップ(20)と、
上記ステム(4)にこのステムと共に上下動可能な基台(12)を連結し、その基台(12)の上面から適数の突子(14)を起立した補助部材(10)とを具備し、
上記キャップ(20)は、頂壁(22)の一部を、切込み線(28)と屈折線(30)とで囲われこの屈折線を中心とする下方へ折曲げの可能に設けた蓋板(26)とし、かつこの蓋板(26)を下方への折曲げ状態で維持する固定手段(32)を有しており、
この下方への蓋板(26)の折曲げ状態でキャップ(20)を容器体(2)に嵌合することで、蓋板(26)の先端側の部分が上記突子(14)を下方へ圧接できるように設け、
突子圧接部である蓋板(26)と被圧接部である突子(14)とを介してキャップ(20)で基台(12)を押し下げることで、上記基台(12)及びステム(4)の押下げ状態を維持することが可能に構成し、
上記前後方向への回動可能な蓋板(26)の先端部の左右両側に押圧手段(38)を形成し、この押圧手段で左右一対の突子(14)を下外方へ押すことで、上記基台(12)及びステム(4)を押し下げるようにしたことを特徴とする、ガス抜き可能なエアゾール容器。 - 上面から傾動可能なステム(4)を起立し、そのステムの傾動によりステムの上端からエアゾールガスを噴出可能とした容器体(2)と、
この容器体の胴部(3)に下端部を嵌合させた有頂筒形のキャップ(20)と、
上記ステム(4)にこのステムと共に傾動可能な基台(12)を連結し、その基台(12)の上面から適数の突子(14)を起立した補助部材(10)とを具備し、
上記キャップ(20)は、頂壁(22)の一部を、切込み線(28)と屈折線(30)とで囲われこの屈折線を中心とする下方へ折曲げの可能に設けた蓋板(26)とし、かつこの蓋板(26)を下方への折曲げ状態で維持する固定手段(32)を有しており、
この下方への蓋板(26)の折曲げ状態でキャップ(20)を容器体(2)に嵌合することで、蓋板(26)の先端側の部分が上記突子(14)を下方へ圧接できるように設け、
突子圧接部である蓋板(26)と被圧接部である突子(14)とを介してキャップ(20)で基台(12)を押し下げることで、上記基台(12)及びステム(4)の傾斜状態を維持することが可能に構成し、
上記前後方向への回動可能な蓋板(26)の先端部の左右両側の一方に押圧手段(38)を形成し、この押圧手段で突子(14)を下外方へ押すことで、上記基台(12)及びステム(4)を傾動させるようにしたことを特徴とする、ガス抜き可能なエアゾール容器。 - 上記蓋板(26)を、頂壁の内側の屈折線(30)と各屈折線(30)の両端と連続するU字形の切込み線(28)とで囲まれる前後一対の蓋板とし、
これら蓋板(26)を下方への折り曲げた状態で各蓋板の対向部分の一方から大径筒(34)を、他方から小径筒(36)をそれぞれ突設し、これら両筒を相互に嵌合させることで上記固定手段(32)として各蓋板の折曲げ状態を維持するように設け、
かつ上記ステム(4)から2枚の蓋板(26)間の間隙(48)内へエアゾールガスを吹き込むように構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のガス抜き可能なエアゾール容器。 - 上記突子(14)を屈曲可能な弾性材料で形成するとともに、上記押圧手段(38)を前後一対の蓋板(26)の先端部内面の一方或いは双方から突出する邪魔板(40)で形成し、
この邪魔板は蓋板(26)の下方折曲げ状態で前後方向から見て、右下又は左下にふくらんだ円弧形状としたことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載のガス抜き可能なエアゾール容器。 - 上記基台(12)の上面内周部から複数の突子(14)を起立し、これら突子を相互に離して周方向に配置したことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載のガス抜き可能なエアゾール容器。
- 上記基台(12)の全体に頭皮タッチ用のブラシとして突子(14)を点在させたことを特徴とする、請求項1から請求項5の何れかに記載のガス抜き可能なエアゾール容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007284521A JP5164097B2 (ja) | 2007-10-31 | 2007-10-31 | ガス抜き可能なエアゾール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007284521A JP5164097B2 (ja) | 2007-10-31 | 2007-10-31 | ガス抜き可能なエアゾール容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009107714A JP2009107714A (ja) | 2009-05-21 |
JP5164097B2 true JP5164097B2 (ja) | 2013-03-13 |
Family
ID=40776675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007284521A Active JP5164097B2 (ja) | 2007-10-31 | 2007-10-31 | ガス抜き可能なエアゾール容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5344480B2 (ja) * | 2009-10-30 | 2013-11-20 | 株式会社吉野工業所 | ガス抜き可能なエアゾール容器用キャップ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3985924B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2007-10-03 | 株式会社吉野工業所 | エアゾール用キヤップ |
JP4323060B2 (ja) * | 2000-05-15 | 2009-09-02 | 株式会社丸一 | エアゾール容器のノズル押下構造 |
-
2007
- 2007-10-31 JP JP2007284521A patent/JP5164097B2/ja active Active
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JP2009107714A (ja) | 2009-05-21 |
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