JP2004122123A - ポンプディスペンサー用補助カバー及びポンプディスペンサー付き容器 - Google Patents

ポンプディスペンサー用補助カバー及びポンプディスペンサー付き容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 ポンプディスペンサーから液体を噴射するにあたって操作性を向上することができるポンプディスペンサー用補助カバーを提供する。
【解決手段】 ノズルヘッド2の上下移動により容器内の液体を噴出するポンプディスペンサーに対して取り付けられ、レバー部12によりノズルヘッド2を下方に押し下げる機能を有するポンプディスペンサー用補助カバー1であって、ポンプディスペンサーのキャップ3に取り付けるようにした。
 このポンプディスペンサー用補助カバー1は、キャップ3に取り付けられる中空状の基体部11を備え、レバー部12は、基体部11に対してヒンジ部を介して回動可能に設けられ、レバー部12の回動によりノズルヘッド2を下方に押し下げるものである。
【選択図】 図2

Description

 本発明は、各種液体等を噴出するポンプディスペンサーに取り付けられるポンプディスペンサー用補助カバーに関する。
 更に詳しくは、ポンプディスペンサーに取り付けてノズルヘッドを下方に押し下げる機能を有するポンプディスペンサー用補助カバーに関する。
 従来、ノズルヘッドの上下移動により容器内の液体を噴出するポンプディスペンサーが多く利用されている。
 このようなポンプディスペンサーは、液体を充填した容器の口部に取り付けられて使用され、上下移動するノズルヘッドを有するピストンの下方移動により容器から吸い上げたシリンダー内の液体を圧縮してノズルより液体を噴出(噴霧も含む)させるポンプ機能を発揮するものである。
 一般的に、液体を噴出するには、ポンプディスペンサーを手で掴み、指等を使って上方からノズルヘッドを押し下げる操作が必要である。
 そのため、例えば、住宅用のスプレーとして使用する場合に、吹き付ける場所或いは姿勢によっては押圧操作が困難となる。
 また、最近の化粧用のスプレーとして使用する場合は、ポンプディスペンサーを手に持って手前側(すなわち顔側)に吹き付ける際、上方からノズルヘッドを押圧しようとするとノズル口がブレて操作がしにくい。
 すなわち、押圧力が入りにくく且つノズルの位置を安定して保持することができないのである。
 このようなことから、ピストン上下式のポンプディスペンサーにカバーを取り付けて横方向から押圧するだけでノズルヘッドを比較的容易に下方に押し下げることができるようにしたものが開発されている。
 その一例として、簡易トリガー式液体噴出容器等が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
 この簡易トリガー式液体噴出容器は、力方向を変えることができる補助的なキャップを利用したもので、そのキャップ本体(カバーに相当)の凸条を容器の口部に形成された凹溝内へ嵌合させることで両者を強く取り付けている。
 そして、キャップ本体の屈曲板部材のトリガーを引くことで、容易に水平板をヘッドに押し付けて容器内の液体を噴出させることができるものである。
 すなわち、この種の従来ポンプディスペンサーは、このキャップ本体の使用によって、トリガーを横方向に引くことで簡単にヘッドを押し下げることができる。
 このように屈曲板部材により横方向の力を縦方向(すなわち下方向)の力に変えることができることから、手の操作が極めて容易となり有用なものである。
特開平9−57163号公報
 しかしながら、従来のポンプディスペンサーが取り付けられた液噴出容器では、容器内に液体を補充する場合に問題が生ずる。
 容器内に液体を補充する場合には、液補充のため口頸部の螺合を解いて容器本体から一旦ポンプディスペンサーを取り外す必要があるが、この形式のポンプディスペンサーでは、まず、キャップ本体を容器の口頸部から取り外した後でなければ、装着筒の螺合を外すことはできない。
 また、逆に、ポンプディスペンサーを取り付ける場合には、まず、装着筒を容器の口頸部に螺合させて取り付けた後に、キャップ本体を容器の口頸部に取り付けることとなる。
 このように、キャップ本体と装着筒との両方を容器に対して取り付け、又は取り外ししなければならないため、複数の操作となり極めて面倒であり、液補充のための効率が悪い。すなわち、装着筒に対するキャップ本体の取外しや取付けが二度手間となり、操作性が悪いという問題があった。
 また、従来のポンプディスペンサーでは、ポンプディスペンサーから液体を噴射する際に、ノズルヘッドを上下移動させるための力を加えたときに、ノズル回転方向にも力が加わり、ノズルが回転してしまい所定の場所に液体を噴射することができないという問題があった。
 更に、従来のポンプディスペンサーでは、意図せずにトリガーを引いてしまいノズルから液体が噴射される場合があった。これを避けるためには、ポンプディスペンサーの不使用時にノズルにノズルキャップをしなければならず、手間がかかったりノズルキャップが紛失するという問題があった。
 本発明は、かかる技術背景をもとになされたもので、上記の従来技術の問題点を克服するためになされたものである。
 すなわち、本発明は、ポンプディスペンサーから液体を噴射するにあたって操作性を向上することができるポンプディスペンサー用補助カバーを提供することを目的とする。
 かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、ポンプディスペンサーの一部であるキャップに、直接、補助カバーを取り付けることにより、上記の問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
 すなわち、本発明は、(1)、ノズルヘッドの上下移動により容器内の液体を噴出するポンプディスペンサーに対して取り付けられ、レバー部によりノズルヘッドを下方に押し下げる機能を有するポンプディスペンサー用補助カバーであって、ポンプディスペンサーのキャップに取り付けられていることに存する。
 また、本発明は、(2)、前記ノズルヘッドの上端には突起又は溝が形成され、該突起又は溝がレバー部の裏面側に形成された溝又は突起に係合されていることに存する。
 また、本発明は、(3)、前記キャップに取り付けられる中空状の基体部を備え、前記レバー部は、基体部に対してヒンジ部を介して回動可能に設けられ、該レバー部の回動によりノズルヘッドを下方に押し下げるものであることに存する。
 また、本発明は、(4)、前記基体部はノズルヘッドから突出したノズルの移動を許容する切欠部を有することに存する。
 また、本発明は、(5)、前記基体部はノズルヘッドから突出したノズルの移動を許容する切欠部とレバー部の回動を許容する切欠部とを有し、レバー部は該ノズルと反対側に垂下していることに存する。
 また、本発明は、(6)、前記基体部はノズルヘッドから突出したノズルの移動及びレバー部の回動を許容する切欠部を有し、レバー部はノズルの移動を許容する切欠部を有し、且つノズルと同一側で垂下していることに存する。
 また、本発明は、(7)、前記基体部とレバー部とはヒンジ部を介して一体化していることに存する。
 また、本発明は、(8)、前記基体部とレバー部との間にレバー部の回動を阻止するための切離し可能なストッパーを設けたことに存する。
 また、本発明は、(9)、前記レバー部に設けられた突起部がノズルヘッドの上面を押圧するものであることに存する。
 また、本発明は、(10)、前記レバー部の移動を拘束する位置と拘束しない開放位置とに回動可能な回動ストッパーが取り付けられた筒状の安全部材が、基体部の中心軸と同一の中心軸を有するように設けられたことに存する。
 また、本発明は、(11)、前記安全部材には、回動ストッパーを開放位置にて保持するためのストッパー保持部が形成されたことに存する。
 また、本発明は、(12)、前記ストッパー保持部は、一対の相互に隣接する板状部材からなり、回動ストッパーは該一対の板状部材の間に挟み込まれて保持されることに存する。
 また、本発明は、(13)、前記安全部材には回動ストッパーが形成された側とは反対側に、把持したポンプディスペンサー付き容器がずれ落ちないように、親指を受けるための支持片が設けられたことに存する。
 また、本発明は、(14)、前記安全部材は、基体部と一体化されていることに存する。
 また、本発明は、(15)、請求項1〜14のいずれか1項記載のポンプディスペンサー用補助カバーを有することに存する。
 なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記請求項を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
 本発明によれば、ポンプディスペンサーから液体を噴射するにあたって操作性を向上することができる。
 以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
〔第一実施形態〕
 図1は、本発明の第一実施形態に係るポンプディスペンサー付き補助カバーがディスペンサー付き容器に取り付けられた状態を示している。また、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
 この補助カバー1は、主に、化粧用(人体用)として使用されるもので、ノズル21を手前側(人体側)に向けて、例えば顔等に吹き付けて使用するものである。
 ここでまず、ポンプディスペンサーについて簡単に説明する。ポンプディスペンサーは、キャップ3、ノズルヘッド2、該ノズルヘッド2の下端に取り付けられているピストンシャフト2a(この下方には図示しないピストンが備わっている)、及び図示しないシリンダー等を備えている。
 また、ピストンシャフト2aは、本来、容器本体4に取り付けるべきキャップ3に対して移動可能に取り付けられている。
 ノズルヘッド2を押し下げることでピストンシャフト2aは下降してシリンダー内の液体を圧縮してノズルヘッド2のノズル21から霧状の液体を噴出させるのである。
 ここでノズル21は先端に噴出口を有するものでノズルヘッド2から横方向に突出状に形成されている。
 このようなポンプディスペンサーは、そのキャップ3を容器本体4の口部に取り付ける(通常は、螺合する)ことで簡単に容器内の液体を噴出可能な状態とすることができる。
 キャップ3は大径部31とその上に一体形成された小径部32とを備え、この小径部32の外側に上方から補助カバー1が取り付けられ、大径部31の内側に容器の口部が螺合等により取り付けられる。
 容器内の液体が消費されてなくなった場合は、ポンプディスペンサーのキャップ3を容器の口部から取り外して液体を補充することとなる。
 次に補助カバー1について詳細に説明する。補助カバー1は、中空状の基体部11とその一部よりへの字状に延出したレバー部12よりなる。
 基体部11は、ノズルヘッド2を内包可能なように中空状に形成されており、またレバー部12の回動を許容するために後方(図でいう右方)に切欠部K2を有する。
 また、レバー部12は長尺状に形成され、水平部12aとそれより下方に延びた垂下部12bを有する。
 レバー部12は基体部11の一部(ここでは上部)に薄肉状の結合部、具体的にはヒンジ部11aを介して一体化されており、そのために、このヒンジ部11aを支点として下方に回動することが可能である。
 レバー部12が回動すると、その水平部12aが下方へ下がるためにノズルヘッド2の上面を押圧するよう作用する。
 レバー部12である水平部12aの裏面にはノズルヘッド2を押圧するための突起部12a1が形成されていることが、両者間の相互の力伝達の観点から好ましい。
 レバー部12と基体部11との間にはストッパーS(別名「バージンシール」ともいう)が取り付けられているが、このストッパーSはレバー部12と薄肉部S1を介して一体化されている。
 なお、ストッパーSは基体部11とは一体化されていない。
 従って、通常はレバー部12を引こうとしても、このストッパーSが邪魔をして動かないため不用意に液体が噴出するようなことはない。
 このストッパーSは、使用する際には薄肉部S1の部分から切り離して取り除かれ、レバー部12が回動可能となる。
 さて、この補助カバー1はポンプディスペンサーのキャップ3に取り付けられて使用されるものであるが、ノズルヘッド2が上下移動式のポンプディスペンサーにおいては、先述したように、ノズルヘッド2からノズル21が横方向に突出状に形成されている。
 このノズル21は、当然、ノズルヘッド2の上下移動と共に一体となって上下移動するために、補助カバー1の基体部11は、この移動を許容するための切欠部K1である長穴を有する。
 ここではノズル21が切欠部K1より突出していないが、大きく突出する
ものであっても当然良い。
これら基体部11に形成された切欠部K1や先述した切欠部K2の存在により、レバー部12やノズル21が支障なく上下移動を行うことができる。
 さて補助カバー1は、キャップ3に対して強く押し込むことで、その下方が先述したキャップ3の小径部32に外挿されて取り付けられる。
 その際、大径部31の根元に補助カバー1の下端部の内突起11bを嵌合するための凹溝31aを設けると両者は外れにくくなり、より好ましい。
〔作動〕
 さて、いま、ポンプディスペンサーを容器本体4に取り付け、更にポンプディスペンサーのキャップ3には本発明の補助カバー1が取り付けられた状態(図2参照)にあるとする。
 まず使用する際には、前もってレバー部12の回動を防止するためのストッパーSを薄肉部S1より切り離して取り除く。
 これでポンプディスペンサーは使用可能な状態となり、この状態から、例えば顔面に向かって容器内の液体を噴出させて吹き付ける場合を想定する。
 まず、ノズル21を顔面に向けた状態で、手で補助カバー1を握り、指を使ってレバー部12(詳しくは垂下部12b)を引く。
 すると、レバー部12はヒンジ部11aを支点として時計回りに回動する。
 レバー部12の回動により、その水平部12aは、ノズルヘッド2の上面を押し下げるように作用する。
 ノズルヘッド2と一体化されたピストンシャフト2aが下降して、図示しないシリンダー内の液体を圧縮してノズル21から霧状の液体を噴出することができる。
 図3は図2のノズルヘッド2における変形例を示したものである。(A)は、ノズルヘッドの先端側を示した図であり、(B)は、(A)のB−B線に沿う断面図である。
 図に示すようにノズルヘッド2Aの先端には、先端が丸まった形状をした板状の突起部2bが形成されている。
 この突起部2bは、水平部12aに形成された一対の突出片12a1により形成された溝12a2に係合されている。
 そのため、液体を噴出するためにレバー部12を引いたとき、不用意にノズルヘッド2Aが回転してしまうことがない。
 図4は、レバー部12を回動した後の状態を示す。
 この場合、基体部11には切欠部K1や切欠部K2が形成されているために、レバー部12の回動やノズルヘッド2の下方移動は支障なく円滑に行われる。
 噴出後は、レバー部12から指を離したり或いは指の力を緩めたりすることで、ノズルヘッド2は復帰力により上昇して図2の初期状態の位置に戻る。
 このように、補助カバー1を持ち易いように握ることで、手前側に液体を噴出することができ、化粧用として極めて有用である。
 ところで、容器内の液体が消費されて新しい液体を補充する場合を考える。
 ポンプディスペンサーを取り外す際には、単にキャップ3を手で持って容器本体4の口部との螺合を解いて外してやれば良い。
 液体を充填した後、また取り付ける際は、同様にキャップ3を手で持って容器本体4の口部に螺合して取り付けてやれば良い。
 このように、取付けや取外しが、一挙に行うことができ単一操作となり極めて便利である。
〔第二実施形態〕
 図5は、本発明の第二実施形態に係るポンプディスペンサー付き補助カバーの断面を示している。
 この補助カバー1Aは、主として住宅用(部材用)のポンプディスペンサーに適用するものであり、例えばノズル21Aを壁側に向けて吹き付けて使用するものである。
 補助カバー1Aは、ノズルヘッド2を内包可能な中空状の基体部11Aとその基体部11Aよりへの字状に延出したレバー部12Aよりなるのは、先述の第一実施形態と同じであるが、基体部11Aのレバー部側には、ノズル21Aの上下移動を許容するための切欠部K3が形成されている。
 ここで、この切欠部K3は、ノズル21Aの上下移動を許容するための切欠部の機能も有する。
 またレバー部12Aにはノズル21Aの上下移動を許容するための切欠部K4である長穴が形成されている。
 これらの切欠部K3や切欠部K4の存在によりノズル21Aやレバー部12Aは支障なく上下移動を行うことができる。
〔作動〕
 さて、いま、ポンプディスペンサーを容器本体4に取り付け、更にポンプディスペンサーのキャップ3に本発明の補助カバー1Aを取り付けた状態(図5参照)にあるとする。
 先述したように、まず使用に際し、レバー部12Aの回動を防止するためのストッパーSが取り除かれ、またノズル21Aのヒンジ蓋21aを開くことにより噴出口は露出され、使用可能な状態となる。
 この状態から、例えば壁面に向かって容器内の液体を噴出させて吹き付ける場合、まず、ノズル21Aを壁面に向け、手で補助カバー1Aを握り、指でレバー部12Aを引く。
 レバー部12Aはヒンジ部11aを支点として時計回りに回動し、このレバー部12Aの回動により、その水平部12aは、ノズルヘッド2の上面を押し下げるように作用する。
 ノズルヘッド2と一体化されたピストンシャフト2aが下降して、図示しないシリンダー内の液体を圧縮してノズル21Aから噴出する。
 図6は、レバー部12Aを回動した後の状態を示す。基体部11Aやレバー部12Aには切欠部K3、切欠部K4が形成されているために、ノズルヘッド2の下方移動やレバー部12Aの回動が支障なく円滑に行われる。
 その後、レバー部12Aから指を離したり或いは指の力を緩めることで、ノズルヘッド2は復帰力により上昇して図5の初期状態の位置に戻る。
 このように、第一実施形態のポンプディスペンサーと同じように把持することにより、反手前側に液体を噴出することができ、住宅用として極めて有用である。
 ところで、新しい液体を補充する場合も、上記第一実施形態で述べたように、ポンプディスペンサーの取付けや取外しを、単一動作で一挙に行うことができ極めて便利である。
〔第三実施形態〕
 この補助カバー1Bは、図7に示すように、化粧用にも〔図7(A)参照〕、また住宅用〔図7(B)参照〕にも適用できるものである。
 すなわち、レバー部12Bには切欠部K5である長穴が形成され、基体部11Bには前側に切欠部K6である長穴が、また後側(図でいう右側)には切欠部K7が形成されている。
 従って、キャップ3の大きさが同じであれば、ポンプディスペンサーのノズル21,21Aの位置が前後どちら側に形成されていても適用することができ、化粧用と住宅用の両方に使用可能であり汎用的である。
[その他の実施形態]
 本発明においては、図8に示すような安全部材5を用いることも可能である。
 この安全部材5は、ポンプディスペンサーを使用する際の操作の安全性を担保するものであり補助カバー1に選択的に備えつけられて機能するものである。
 安全部材5は、通中空の筒状本体部5aと、それより突出状に形成される支持片5bとを有している。
 また、安全部材5は、該支持片と反対側に設けられ回動ストッパーRSを回動自在に保持するための支持部5cと、回動ストッパーRSを開放位置で保持するためのストッパー収容部5dとを有している。
 安全部材5は、補助カバー1の基体部11の周囲に取り付けられるが、その基体部11に対して圧入したり接着剤を使ったりすることで確実に固定することができる。
 又は、安全部材5と補助カバー1とを合成樹脂で一体成形することも可能である。
 安全部材5を筒状本体部5aに取り付けた状態(図9参照)では、液体を噴射するためにポンプディスペンサーと共に容器全体を持ち上げた場合、支持片5bに親指が当接してそれらの重量を容易に支えることができる。
 一方、支持片5bの反対側に設けられた回動ストッパーRSは、レバー部12の移動を拘束する位置とそれを開放する位置とに適宜切り替えることが可能である。
 拘束位置では、回動ストッパーRSが略水平状態となってレバー部12が回動するのを拘束する(阻止する)ことができ、不用意な誤動作が起きず安全である。
 また、開放位置では回動ストッパーRSが略垂直状態となって、レバー部12の回動が可能となる。
 前記ストッパー保持部5dは一対の相互に隣接する板状部材からなるもので、この間に回動ストッパーRSが挟み込まれて着脱自在に保持される。
 一対の板状部材に形成された穴部5d1に回動ストッパーRSの突起RSaを係止することで確実に保持力が増す。
 このように補助カバー1に安全部材5を備えた場合は、より安全な状態で操作が可能となる。
 すなわち、ポンプディスペンサーを使用する際、図10に示すように、親指を支持片5bの下に当接させ容器全体を支えた状態で人差し指と中指をレバー部12に、また薬指と小指をキャップ近傍にあてがうようにする。
 そして、回動ストッパーRSを下方に倒して開放状態にした後、人差し指と中指でレバー部12を押し下げて回動すれば、簡単にノズルから液体を噴射することができる。
 支持片5bがない場合、容器全体を支えるべく親指と人差し指及び中指との間で強い把持力を必要とするため、誤ってレバー部12を回動してしまう危険もある。
 しかしながら、支持片5bを備えた場合には、親指で容器全体の重量を支えることができるために強い把持力は不必要となり、そのようなことは生じない。
 そして、この本体部5aが基体部11(図9参照)に外挿されることにより、安全部材5が基体部11に取り付けられる。
 以上、本発明を説明したが、本発明は上記実施形態にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で種々の変形等が可能である。
 例えば、ノズルヘッド2,2Aの形状は種々のものが可能であり、そのことによりレバー部12,12A,12Bとの接触状態も変更可能である。
 また、基体部11とレバー部12,12A,12Bとの取付け部分であるヒンジ部11aの位置を変更可能である。
 また、ストッパーSはレバー部12,12A,12Bと一体化した場合を示したが、図11に示すように、基体部11と薄肉部を介して一体化することも可能である。
 なお、この場合、レバー部12とストッパーSとは一体化されていない。
 また、ストッパーSは基体部11とレバー部12の両方に薄肉部を介して一体化することも可能である。
 また、回動ストッパーRSやストッパー保持部材5dの形状はその機能を発揮できる範囲で変更可能である。
図1は、第一実施形態の補助カバーがポンプディスペンサーに取り付けた状態を示す外観図である。 図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。 図3は、ノズルヘッドの先端側を示す説明図である。(A)は図2のノズルヘッド先端側の拡大図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 図4は、レバー部を回動した後の状態を示す説明図である。 図5は、第二実施形態の補助カバーを含む断面図である。 図6は、レバー部を回動した後の状態を示す説明図である。 図7は、第三実施形態の補助カバーを示す断面図であり、(A)は化粧用を示し、(B)は住宅用を示す。 図8は、安全部材を示す斜視図である。 図9は、安全部材が設けられた補助カバーを含む断面図である。 図10は、図9のディスペンサーを操作する際の指の掛け方を示す説明図である。 図11は、ストッパーの変形例を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B…補助カバー 
11,11A,11B…基体部
11a…ヒンジ部
11b…内突起
12,12A,12B…レバー部
12a…水平部
12a1…突出片
12a2…溝
12b…垂下部
12b1…突起
2,2A…ノズルヘッド
2a…ピストンシャフト
21,21A…ノズル
21a…ノズル蓋
3…キャップ
31…大径部
31a…凹溝 
32…小径部
4…容器本体
5…安全部材
5a…本体部
5b…支持片
5c…支持部
5d…ストッパー収容部
5d1…穴部
K1,K2,K3,K4,K5,K6,K7…切欠部
S…ストッパー 
S1…薄肉部
RS…回動ストッパー
RSa…突起

Claims (15)

  1.  ノズルヘッドの上下移動により容器内の液体を吐出するポンプディスペンサーに対して取り付けられ、レバー部によりノズルヘッドを下方に押し下げる機能を有するポンプディスペンサー用補助カバーであって、
     ポンプディスペンサーのキャップに取り付けられていることを特徴とするポンプディスペンサー用補助カバー。
  2.  前記ノズルヘッドの上端には突起又は溝が形成され、該突起又は溝がレバー部の裏面側に形成された溝又は突起に係合されていることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  3.  前記キャップに取り付けられる中空状の基体部を備え、
     前記レバー部は、基体部に対してヒンジ部を介して回動可能に設けられ、
     該レバー部の回動によりノズルヘッドを下方に押し下げるものであることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  4.  前記基体部はノズルヘッドから突出したノズルの移動を許容する切欠部を有することを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  5.  前記基体部はノズルヘッドから突出したノズルの移動を許容する切欠部とレバー部の回動を許容する切欠部とを有し、
     レバー部は該ノズルと反対側に垂下していることを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  6.  前記基体部はノズルヘッドから突出したノズルの移動及びレバー部の回動を許容する切欠部を有し、
     レバー部はノズルの移動を許容する切欠部を有し、且つノズルと同一側で垂下していることを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  7.  前記基体部とレバー部とはヒンジ部を介して一体化していることを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  8.  前記基体部とレバー部との間にレバー部の回動を阻止するための切離し可能なストッパーを設けたことを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  9.  前記レバー部に設けられた突起部がノズルヘッドの上面を押圧するものであることを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  10.  前記レバー部の移動を拘束する位置と拘束しない開放位置とに回動可能な回動ストッパーが取り付けられた筒状の安全部材が、基体部の中心軸と同一の中心軸を有するように設けられたことを特徴とする請求項3記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  11.  前記安全部材には、回動ストッパーを開放位置にて保持するためのストッパー保持部が形成されたことを特徴とする請求項10記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  12.  前記ストッパー保持部は、一対の相互に隣接する板状部材からなり、
     回動ストッパーは該一対の板状部材の間に挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項11記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  13.  前記安全部材には回動ストッパーが形成された側とは反対側に、把持したポンプディスペンサー付き容器がずれ落ちないように、親指を受けるための支持片が設けられたことを特徴とする請求項10記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  14.  前記安全部材は、基体部と一体化されていることを特徴とする請求項10記載のポンプディスペンサー用補助カバー。
  15.  請求項1〜14のいずれか1項記載のポンプディスペンサー用補助カバーを有するポンプディスペンサー付き容器。
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