JP6532383B2 - トリガー式噴出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液を収容する容器本体と、該容器本体に装着されたトリガー式のポンプディスペンサとを有するトリガー式噴出容器に関する。
従来から、例えば洗剤や芳香剤等の種々の内容液を収容する容器として、内容液を収容する容器本体にトリガー式のポンプディスペンサを装着したトリガー式噴出容器が知られている(例えば特許文献1参照)。このようなトリガー式噴出容器では、トリガーを引き操作することにより、ポンプディスペンサに内蔵されたポンプを作動させて所定量の内容液をノズルから外部に向けて噴出させることができる。
特開2012−206078号公報
しかしながら、従来のトリガー式噴出容器は、容器本体の底面を座面として棚などに置いて保管する置き型となっているので、例えば棚が設けられていないトイレなどでは、その保管場所を確保することが困難である。そのため、トリガー式噴出容器を別の場所の棚等に保管しておく必要があり、その使用に際しての取出しが不便であるという問題点があった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、その目的は、棚などの保管場所が設けられないトイレ等の場所においても、引掛り部等に引っ掛けて保管することができるトリガー式噴出容器を提供することにある。
本発明のトリガー式噴出容器は、内容液を収容する容器本体と、該容器本体に装着されたトリガー式のポンプディスペンサとを有するトリガー式噴出容器であって、前記ポンプディスペンサが、前記容器本体に固定されるディスペンサ本体と、前面壁と該前面壁の両側部に連なる一対の側面壁とを備えたレバー形状に形成され、長手方向の一端側において前記ディスペンサ本体に回動自在に支持されたトリガーと、前記ディスペンサ本体に装着され、前記トリガーの前面壁に設けられた窓孔から外部に向けて突出するノズルと、を有し、前記トリガーに、該ポンプディスペンサに隣接する収納状態と該ポンプディスペンサに対して外方に向けて突出する突出状態とに切替え可能な可動式の吊下げフックが装着されていることを特徴とする。
本発明のトリガー式噴出容器は、上記構成において、前記吊下げフックが、前記トリガーの一方の前記側面壁と他方の側面壁との間に架け渡された支軸部と、前記支軸部の一端に固定されて一方の前記側面壁に沿って回動自在の第1のフック部と、前記支軸部の他端に固定されて他方の前記側面壁に沿って回動自在の第2のフック部と、を有するのが好ましい。
本発明のトリガー式噴出容器は、上記構成において、前記側面壁に前記フック部の回動方向の一方のストローク端を規定する第1のストッパ凸部と他方のストローク端を規定する第2のストッパ凸部とが設けられ、前記フック部が前記第1のストッパ凸部に当接したときに前記吊下げフックが収納状態となり、前記フック部が前記第2のストッパ凸部に当接したときに前記吊下げフックが突出状態となるのが好ましい。
本発明のトリガー式噴出容器は、上記構成において、前記フック部の前記側面壁の側を向く内側面に凹部が設けられ、前記フック部が回動方向の一方のストローク端と他方のストローク端との間の中間位置にあるときに前記凹部に係合する係止凸部が前記側面壁に設けられているのが好ましい。
本発明のトリガー式噴出容器は、上記構成において、前記吊下げフックが、一方の前記側面壁に設けられた長溝に該長溝に沿って移動自在且つ回動自在に係合する係合ボスを備えた第1のフック部と、他方の前記側面壁に設けられた長溝に該長溝に沿って移動自在且つ回動自在に係合する係合ボスを備えた第2のフック部と、前記第1のフック部と前記第2のフック部とを連ねる連接壁部と、を有するのが好ましい。
本発明のトリガー式噴出容器は、上記構成において、前記長溝に、前記係合ボスを該長溝の一端に保持する第1の保持突起と、前記係合ボスを該長溝の他端に保持する第2の保持突起とが設けられているのが好ましい。
本発明によれば、ポンプディスペンサに装着された吊下げフックを突出状態に切り替えることで、この吊下げフックを引掛り部等に引っ掛けてトリガー式噴出容器を吊り下げた状態で保管することができる。また、棚等の保管場所に置いて保管する際や使用時等においては、吊下げフックを収納状態に切り替えることで、保管場所の省スペース化や使用時の操作性の向上を図ることができる。
このように、本発明によれば、棚などの保管場所が設けられないトイレ等の場所においても、引掛り部等に引っ掛けて保管することができるトリガー式噴出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるトリガー式噴出容器の側面図である。 図1に示すトリガー式噴出容器の平面図である。 図1に示すトリガー式噴出容器の、吊下げフックが突出状態とされたときの側面図である。 図1に示すトリガー式噴出容器の変形例の側面図である。 図4に示すトリガー式噴出容器の、吊下げフックが中間状態とされたときの平面図である。 図4に示すトリガー式噴出容器の、吊下げフックが中間状態とされたときの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態であるトリガー式噴出容器1は、容器本体10とトリガー式のポンプディスペンサ20とを備えている。
容器本体10は、その胴部11が円筒状となるボトル形状に形成されている。容器本体10の内部には、例えば洗剤や芳香剤等の種々の内容液を収容することができる。本実施の形態においては、容器本体10にはトイレ掃除用の液体洗剤が収容されている。
容器本体10の底部12は座面となっており、このトリガー式噴出容器1は、容器本体10の座面となる底部12を下方に向けて棚等の保管場所に置くことができる。つまり、このトリガー式噴出容器1は置き型としても用いることができるようになっている。
詳細は図示しないが、胴部11の上方には円筒状の口部が一体に設けられ、この口部にトリガー式のポンプディスペンサ20が装着されている。
なお、本明細書においては、「上」とは容器本体10に対してトリガー式のポンプディスペンサ20が装着される側(図1における上側)を意味し、「下」とは「上」とは反対側(図1における下側)を意味する。
トリガー式のポンプディスペンサ20はディスペンサ本体21を備えている。ディスペンサ本体21は円筒状の装着キャップ部21aを備え、この装着キャップ部21aの内周面に設けられた雌ねじ(不図示)を容器本体10の口部の外周面に設けられた雄ねじにねじ結合させることにより容器本体10の口部に固定されている。なお、装着キャップ部21aを、ねじ結合に替えてアンダーカット係合等の他の手段によって容器本体10の口部に固定する構成とすることもできる。
ディスペンサ本体21は、装着キャップ部21aの軸心から上方に向けて突出する円筒状の支持部21bを備え、この支持部21bの上端からはステム22が突出している。このステム22は支持部21bに摺動自在に支持されており、ディスペンサ本体21の内部つまり容器本体10の側に向けて押し下げ可能となっている。
ディスペンサ本体21の内部にはポンプ(不図示)が内蔵されている。ステム22の下端はこのポンプに接続されており、ステム22を押し下げることによりポンプを作動させることができる。ポンプが作動すると、容器本体10の内部に収容されている内容液がポンプによりステム22に向けて圧送される。
ステム22の上端にはノズル23が装着されている。ノズル23はステム22に対して直交する方向に突出しており、その噴出口23aは側方に向けられている。ノズル23は、ポンプからステム22に圧送されてきた内容液を外部に向けて噴出することができる。また、ノズル23は、例えば内容液を直状、霧状、泡状等に噴出するものとすることができ、または、これらの噴出状態を選択可能な切替え構造を有するものとすることもできる。
ディスペンサ本体21には、ステム22を押し下げてポンプを作動させるための操作部分となるトリガー24が設けられている。トリガー24は、前面壁24aとこの前面壁24aの両側部に連なる一対の側面壁24bとを備えたレバー形状に形成され、側面壁24bの長手方向の一端側において枢軸25によってディスペンサ本体21に回動自在(揺動自在)に支持されている。図示する場合では、ディスペンサ本体21には支持部21bの側面からノズル23の突出方向とは反対側に向けて突出する支持壁21cが一体に設けられ、この支持壁21cの上端側に枢軸25によりトリガー24が回動自在に支持されている。
ステム22の先端側はトリガー24の一対の側面壁24bの間に配置されており、その先端側の部分においてトリガー24の長手方向の中間部分に連結されている。これにより、トリガー24が引き操作されて枢軸25を中心として図1に二点鎖線で示す位置に向けて反時計周り方向に回動すると、その回動に伴ってステム22は下方に押し下げられるようになっている。
図2に示すように、トリガー24の前面壁24aには窓孔24cが設けられている。ノズル23はこの窓孔24cから外部に向けて突出しており、トリガー24はノズル23に干渉することなく回動することができる。
このような構成により、トリガー24の先端側に設けられた操作部24dを支持部21bの側に向けて手で引き操作することにより、ステム22を下方に押し下げてポンプを作動させ、ノズル23から内容物を噴出させることができる。トリガー24の操作が解除されると、図示しない付勢手段によってステム22が初期位置に向けて上方に押し上げられ、これに伴いトリガー24も初期位置にまで復帰する。
トリガー24には吊下げフック30が装着されている。本実施の形態では、吊下げフック30は、支軸部31の両端に一対のフック部32が固定された構成となっている。
より具体的には、図2に示すように、支軸部31は円筒状に形成され、トリガー24の一対の側面壁24bの間にトリガー24の枢軸25と平行に架け渡されている。一対のフック部32はそれぞれ、図1に示すように、直線状部32aの先端に円弧状部32bが一体に連なる略J字形状に形成されている。一方のフック部32は、その直線状部32aの基端において支軸部31の一端の一体に固定されており、他方のフック部32は、その直線状部32aの基端に設けられた円柱状の嵌合部32cが支軸部31の内側に嵌合することにより支軸部31の他端に固定されている。これにより、各フック部32は、それぞれトリガー24の対応する側の側面壁24bに沿って支軸部31を軸心として回動自在となっている。なお、一対のフック部32は、支軸部31に対して同一姿勢ないし方向で固定されている。
吊下げフック30は、支軸部31とは別に、一対のフック部32を互いに連結する連結部を備えた構成とすることもできる。このような構成により、フック部32を補強することができる。この場合、連結部は一対のフック部32の間の種々の位置に設けることできるが、円弧状部32bの直線状部32aとの連接部分付近であって、吊下げフック30が回動してもトリガー24やディスペンサ本体21に干渉しない位置に設けるのが好ましい。
このような構成により、吊下げフック30は可動式とされており、手動で回動操作されることにより、図1に示すようにポンプディスペンサ20つまりディスペンサ本体21に隣接する収納状態と、図3に示すようにディスペンサ本体21から外方(上方)に向けて突出する突出状態とに切替え可能となっている。
図1に示す収納状態においては、吊下げフック30は、直線状部32aがトリガー24の側面壁24bに沿って斜め下方に向けた姿勢とされるとともに、円弧状部32bの外周面が装着キャップ部21aの上面に当接する姿勢となってディスペンサ本体21に隣接している。したがって、吊下げフック30とともにディスペンサ本体21を手で把持しても吊下げフック30が邪魔になることがなく、トリガー24を容易に操作可能である。また、このトリガー式噴出容器1を、容器本体10の座面となる底部12を下方に向けて棚等に置いて保管する場合には、吊下げフック30を収納状態とすることにより保管場所の省スペース化を図ることができる。
一方、図3に示す突出状態においては、吊下げフック30は、その直線状部32aが上方に向けて突出する鉛直姿勢となり、円弧状部32bが直線状部32aからノズル23の突出方向とは反対側に曲がる姿勢とされる。したがって、この吊下げフック30をトイレに設けられたタオル掛けやドアノブ等の引掛り部などの様々な部分に引っ掛けることができる。これにより、棚等の保管場所が設けられないトイレ等の場所においても、トリガー式噴出容器1を引掛り部等に引っ掛けて吊り下げた状態で保管することができる。
なお、吊下げフック30の突出状態における姿勢は、上記に限らず、トリガー式噴出容器1の重心位置や形状等を鑑みて種々の姿勢に設定することができる。
図1に示すように、トリガー24の一対の側面壁24bには、それぞれ一対の円柱状のストッパ凸部40、41が一体に設けられている。ストッパ凸部40は支軸部31の下方側において側面壁24bから突出しており、吊下げフック30が収納状態となったときにフック部32の直線状部32aの側面に当接する。すなわち、フック部32の回動方向の一方のストローク端がストッパ凸部40により規定されている。一方、ストッパ凸部41は支軸部31の斜め上方側において側面壁24bから突出しており、図3に示すように吊下げフック30が突出状態となったときにフック部32の直線状部32aの側面に当接する。すなわち、フック部32の回動方向の他方のストローク端がストッパ凸部41により規定されている。このように、トリガー24の側面壁24bに設けた一対のストッパ凸部40、41により、吊下げフック30の回動方向の両ストローク端が規定されている。したがって、使用者は、フック部32がストッパ凸部40、41に当接するまで吊下げフック30を回動させることで、当該吊下げフック30を容易に収納状態と突出状態とに切り替えることができる。
フック部32の側面壁24bの側を向く内側面には凹部42が設けられている。また、この凹部42に対応して、トリガー24の側面壁24bには凹部42の移動経路上であって、フック部32の回動方向の一方のストローク端と他方のストローク端との間の中間位置に円柱状の係止凸部43が一体に設けられている。図3に二点鎖線で示すように、フック部32がその回動方向の一方のストローク端と他方のストローク端との間の中間位置となると、凹部42に係止凸部43が係合する。これにより、吊下げフック30を、その直線状部32aが水平姿勢となって円弧状部32bがディスペンサ本体21に対してノズル23とは反対側に向けて突出する中間状態に保持することができる。本実施の形態のように、ディスペンサ本体21が細く小さい場合であっても、吊下げフック30とともにディスペンサ本体21を手で把持する際に、吊下げフック30を中間状態に保持することにより、当該吊下げフック30に掌が当たるようにして、掌からトリガー24の操作部24dまでの距離を確保し、当該トリガー24の操作性を高めることができる。また、吊下げフック30を上記した中間状態よりやや高い位置に保持することにより、吊下げフック30の円弧状部32bの下端部を、掌と手の甲の間(人差し指と親指の側面)に当てて使用することができ、これによりトリガー24の操作性を高めることができる。
図4は図1に示すトリガー式噴出容器の変形例の側面図であり、図5は図4に示すトリガー式噴出容器の、吊下げフックが中間状態とされたときの平面図であり、図6は図4に示すトリガー式噴出容器の、吊下げフックが中間状態とされたときの側面図である。なお、図4〜6においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図1に示す場合では、吊下げフック30を、支軸部31の両端に一対のフック部32を固定した構成としているが、図4に示す変形例の場合では、吊下げフック30を一対のフック部32を連接壁部33で連結した構成としている。
より具体的には、図4に示すように、一対のフック部32は、それぞれ直線状部32aが円弧状部32bとは反対側に僅かに反った形状とされるとともに、円弧状部32bが直線状部32aに略直角に連なるとともに僅かに湾曲する円弧状に形成され、全体として略J字形状とされている。図5に示すように、連接壁部33は板状に形成され、その両側部においてフック部32の直線状部32aに一体に連なっている。
トリガー24の側面壁24bには、長溝24eが設けられている。この長溝24eは、トリガー24の長手方向の略中央部の上方側から長手方向の後端側(図4中で右下側)に向けて徐々に下降しながら湾曲する一定幅の円弧状に形成されている。
一方、フック部32の直線状部32aの基端側には、長溝24eの溝幅よりも僅かに小さい直径の円柱状に形成されるとともに側面壁24bの側に向けて突出する係合ボス32dが一体に設けられている。吊下げフック30は、それぞれのフック部32に設けられた係合ボス32dが対応する側面壁24bの長溝24eに、その長手方向に沿って移動自在であるとともに回動自在に係合することによりトリガー24に装着されている。
長溝24eの長手方向の一端側における内面には一対の保持突起44が設けられており、係合ボス32dが長溝24eの一端側つまり一方のストローク端にまで移動すると、当該保持突起44により係合ボス32dは長溝24eの一端に保持される。また、長溝24eの長手方向の他端側における内面には一対の保持突起45が設けられており、係合ボス32dが長溝24eの他端側つまり他方のストローク端にまで移動すると、当該保持突起45により係合ボス32dは長溝24eの他端に保持される。長溝24eの端部はそれぞれ係合ボス32dに対応した半円形状の内面を有し、保持突起44、45の端部側を向く面もそれぞれ係合ボス32dに対応した円弧形状に形成されている。これにより、係合ボス32dは、保持突起44、45によって長溝24eの各ストローク端に保持されつつ、当該ストローク端において回動することができる。
図4に示すように、係合ボス32dを長溝24eの右下方側のストローク端に位置させるとともにフック部32をトリガー24の下方側に位置するようにディスペンサ本体21に隣接させることにより、吊下げフック30を収納状態とすることができる。このように吊下げフック30を収納状態とすることにより、ディスペンサ本体21を手で把持しても吊下げフック30が邪魔になることがなく、トリガー24を容易に操作することができる。また、このトリガー式噴出容器1を、容器本体10の座面となる底部12を下方に向けて棚等に置いて保管する場合には、吊下げフック30を収納状態とすることにより保管場所の省スペース化を図ることができる。
一方、図4に示す状態から、係合ボス32dを中心としてフック部32を反時計回り方向に略90度回動させることにより、図5、図6に示すように、吊下げフック30を、その直線状部32aが略水平姿勢となって円弧状部32bがディスペンサ本体21に対してノズル23とは反対側に向けて突出する中間状態に保持することができる。本実施の形態のように、ディスペンサ本体21が細く小さい場合であっても、吊下げフック30を中間状態とすることにより、吊下げフック30とともにディスペンサ本体21を手で把持する際に、吊下げフック30の円弧状部32bが掌に当たるようにして、掌からトリガー24の操作部24dまでの距離を確保し、当該トリガー24の操作性を高めることができる。また、吊下げフック30を中間状態に保持することにより、吊下げフック30の円弧状部32bの下端部を、掌と手の甲の間(人差し指と親指の側面)に当てて使用することができ、これによりトリガー24の操作性を高めることができる。
さらに、この状態から、図6において二点鎖線で示すように、係合ボス32dを長溝24eに沿って当該長溝24eの他端にまで移動させるとともに、フック部32を、その直線状部32aが上方に向けて突出する鉛直姿勢となり、円弧状部32bが直線状部32aからノズル23の突出方向とは反対側に曲がる姿勢となるように回動させることにより、吊下げフック30を突出状態とすることができる。これにより、このトリガー式噴出容器1を、吊下げフック30により、トイレに設けられたタオル掛けやドアノブ等の引掛り部などの様々な部分に引っ掛けることができる。したがって、棚等の保管場所が設けられないトイレ等の場所においても、トリガー式噴出容器1を引掛り部等に引っ掛けて吊り下げた状態で保管することができる。
さらに、この変形例では、係合ボス32dを長溝24eの任意の位置に配置し、当該位置においてフック部32を回動させて任意の姿勢にすることができるので、様々な形状や位置の引掛け部にフック部32を引っ掛けてトリガー式噴出容器1を吊り下げた状態で保管することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、吊下げフック30をトリガー24に装着するようにしているが、これに限らず、例えばディスペンサ本体21や装着キャップ部21aなどのポンプディスペンサ20の種々の部位に装着することができ、吊下げフック30のポンプディスペンサ20への装着構造も種々変更可能である。
また、ポンプディスペンサ20に設けられるポンプとしては、上記したようなステム22が押し下げられることにより作動するものに限らず、例えば、ディスペンサ本体21にトリガー24の操作部24dの側に向けて開口するシリンダを設け、このシリンダ内に摺動自在に配置したピストンをトリガー24の操作部24dに直接連結した構成のものなど、種々のタイプのものを用いることができる。
さらに、ディスペンサ本体21やトリガー24の形状ないしトリガー24のディスペンサ本体21への装着構造、吊下げフック30の形状等も種々変更可能である。
1 トリガー式噴出容器
10 容器本体
11 胴部
12 底部
20 ポンプディスペンサ
21 ディスペンサ本体
21a 装着キャップ部
21b 支持部
21c 支持壁
22 ステム
23 ノズル
23a 噴出口
24 トリガー
24a 前面壁
24b 側面壁
24c 窓孔
24d 操作部
24e 長溝
25 枢軸
30 吊下げフック
31 支軸部
32 フック部
32a 直線状部
32b 円弧状部
32c 嵌合部
32d 係合ボス
33 連接壁部
40 ストッパ凸部
41 ストッパ凸部
42 凹部
43 係止凸部
44 保持突起
45 保持突起

Claims (6)

  1. 内容液を収容する容器本体と、該容器本体に装着されたトリガー式のポンプディスペンサとを有するトリガー式噴出容器であって、
    前記ポンプディスペンサが、
    前記容器本体に固定されるディスペンサ本体と、
    前面壁と該前面壁の両側部に連なる一対の側面壁とを備えたレバー形状に形成され、長手方向の一端側において前記ディスペンサ本体に回動自在に支持されたトリガーと、
    前記ディスペンサ本体に装着され、前記トリガーの前面壁に設けられた窓孔から外部に向けて突出するノズルと、を有し、
    前記トリガーに、該ポンプディスペンサに隣接する収納状態と該ポンプディスペンサに対して外方に向けて突出する突出状態とに切替え可能な可動式の吊下げフックが装着されていることを特徴とするトリガー式噴出容器。
  2. 前記吊下げフックが、
    前記トリガーの一方の前記側面壁と他方の側面壁との間に架け渡された支軸部と、
    前記支軸部の一端に固定されて一方の前記側面壁に沿って回動自在の第1のフック部と、
    前記支軸部の他端に固定されて他方の前記側面壁に沿って回動自在の第2のフック部と、を有する、請求項に記載のトリガー式噴出容器。
  3. 前記側面壁に前記フック部の回動方向の一方のストローク端を規定する第1のストッパ凸部と他方のストローク端を規定する第2のストッパ凸部とが設けられ、
    前記フック部が前記第1のストッパ凸部に当接したときに前記吊下げフックが収納状態となり、前記フック部が前記第2のストッパ凸部に当接したときに前記吊下げフックが突出状態となる、請求項に記載のトリガー式噴出容器。
  4. 前記フック部の前記側面壁の側を向く内側面に凹部が設けられ、前記フック部が回動方向の一方のストローク端と他方のストローク端との間の中間位置にあるときに前記凹部に係合する係止凸部が前記側面壁に設けられている、請求項に記載のトリガー式噴出容器。
  5. 前記吊下げフックが、
    一方の前記側面壁に設けられた長溝に該長溝に沿って移動自在且つ回動自在に係合する係合ボスを備えた第1のフック部と、
    他方の前記側面壁に設けられた長溝に該長溝に沿って移動自在且つ回動自在に係合する係合ボスを備えた第2のフック部と、
    前記第1のフック部と前記第2のフック部とを連ねる連接壁部と、を有する、請求項に記載のトリガー式噴出容器。
  6. 前記長溝に、前記係合ボスを該長溝の一端に保持する第1の保持突起と、前記係合ボスを該長溝の他端に保持する第2の保持突起とが設けられている、請求項に記載のトリガー式噴出容器。
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