JP2008081123A - トリガースプレー、及びそれを備えたスプレー容器 - Google Patents

トリガースプレー、及びそれを備えたスプレー容器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、指をトリガーの回動に合わせて弧状に動かす必要は全く無く操作が楽であり、且つトリガーが外部に突出するようなことがないトリガースプレーを提供すること。

【解決手段】トリガー41を回動移動させることによりピストン2を押し下げて容器Yに通じるシリンダー11内の液体をピストン2の中を通してノズル口21Nより噴射させるトリガースプレーXであって、トリガー41の回動移動はカム機構により行うものと、トリガー41の先端41Aに接するスライダー3を水平移動することにより行うもので有るトリガースプレーX。
【選択図】図3

Description

本発明は、トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をノズルより噴射させるトリガースプレーに関するものである。
従来、薬剤等の液体を吹き付けるためにスプレー容器が使用されている。
スプレー容器に取り付けられた吹き付け機構であるポンプディスペンサには、 例えばトリガースプレーが使用されている。
これは、ベース体に対して翼片状のトリガーを回動自在に取り付け、該トリガーを引くことによりポンプ(シリンダ及びピストンよりなる)を作動させ、その圧縮力によりノズルから容器内の液体を外に噴射させる方式のものである。
図10及び図11は、その従来の主なるトリガースプレーの一例を具体的に示したものであり、図10は構成を示す断面図、図11は外観図である。
トリガースプレーX1は、ベース体101に対してトリガー102を回動可能に枢着し、該トリガー102を引くことによりベース体101の一部であるシリンダー部113内の液体をピストン104により圧縮してノズル106から容器内の液体を外に噴射させることができる構造である。
すなわち、トリガースプレーX1は、容器本体の口部Y1に取り付けられた口キャップ107と、該口キャップ107に支持固定されたベース体101とベース体101の一部である第1バルブケース部111に装着されたチューブ110と、第1バルブケース部111に内挿された1次バルブ108と、ベース体101に嵌め込まれたカバー105及びノズル106と、ベース体101の一部であるシリンダー部113内を摺動するピストン104と、該ピストン104を押圧するためにベース体101に取り付けられたトリガー102と、該トリガー102をベース体101に弾圧支持するためのバネ体103と、前記ノズル106とベース体101との間に装着された2次バルブ109とを備える。
このトリガースプレーX1により、液体を噴射するためには、図12に示すように、容器本体の口部付近に親指と人差し指の間を当て他の指をトリガー102に掛けて、強くトリガー102を引き込む。
引き込まれたトリガー102は、ベース体の支軸部118を支点として回動しピストン104を押圧する。
ピストン104は、押圧されてシリンダー内を摺動し充填されている液体を圧縮する。
圧縮圧を受けた液体は、第2バルブケース部112を通ってノズル先端より外に噴射される。
以上示したトリガースプレーX1は、ピストンが水平移動式のものであるが、上下移動式のものも上市されている(特許文献1)。
いずれにしろ、このような構造のトリガースプレーは、トリガーに直接指を当てて引き込み操作を行うものである点で共通している。
しかしトリガー自体は回動して弧状の軌跡を描くことから、指も同様に弧状に動かす必要があり人間工学的に見て必ずしも好適ではない。
まして指やトリガーが濡れている場合等には指とトリガー表面との間に滑りが生じて力の伝達が悪い。
他方、このような構造のトリガースプレーにおいては、キャップから上の部分でトリガー以外はカバーに覆われているが、下方は開放された状態となっている。
そのため、トリガースプレーをスプレー用の容器に取り付けた状態では、キャップは露出し、容器の口部のまわりにはトリガーが翼状に大きく突出して位置する状態となる。
このような構造のものでは、トリガーに不用意に他部材に接触し易く回動する場合がある。
また、口キャップ107とトリガー102との間にものが挟まったりすることがある。
更に、化粧液等を顔面に吹き付ける場合のように、使用者に向かって噴射する際、図12に示すように、通常の握り方(容器の口部付近を親指と人差し指の間で挟みトリガーを親指以外の指で握る方法)で握って手首を返した状態で噴射する操作方法があるが、この方法では手首が窮屈となり噴射角度の自由度が少なく限られてしまう。
また、他の方法として、親指をトリガー102に当てて、親指以外の指で容器の口部付近を掴み、親指を引きながら顔面に向かって噴射する操作方法があるが、この方法ではトリガースプレーX1を掴んだ場合の把持安定性が極めて悪い。
また、ノズル付近やトリガー102が突出しているため、化粧用として使用する場合、顔面に当たると危険である。
更にまた、化粧用として使用する場合、従来の殺菌や消臭用のトリガースプレーのイメージが残り、使用者側に違和感がある。
特開2003−164779号公報
本発明はかかる実状を背景に、上記の問題点を克服することを意図したものである。
すなわち、本発明は、指をトリガーの回動に合わせて弧状に動かす必要は全く無く操作が楽であり、且つトリガーが外部に突出するようなことがないトリガースプレーを提供することである。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、トリガーをスライダーという別の部品を介してカム機構により動かすことにより、指の操作が極めて簡単になることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
即ち、本発明は、(1)、トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をピストンの中を通してノズル口より噴射させるトリガースプレーであって、トリガーの回動移動はカム機構により行うものであるトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(2)、トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をピストンの中を通してノズル口より噴射させるトリガースプレーであって、トリガーの回動移動はトリガーの先端に接するスライダーを水平移動することにより行うものであるトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(3)、トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をピストンの中を通してノズル口より噴射させるトリガースプレーであって、シリンダーを有するベース体と、該ベース体に沿って移動可能なスライダーと、該ベース体に取り付けられたトリガーとを備え、ベース体は容器に取り付けられており、スライダーを水平移動させることによりトリガーを回動移動させるものであるトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(4)、スライダーの壁面にトリガーの自由端が案内されて移動するものである上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(5)、スライダーは、指を当てる指当て部と突起部を有し該突起部がベース体に形成されたスリットに装着されそれに沿って移動するものである上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(6)、指当て部の裏側の垂直の壁面に形成された一対のレールにトリガーの自由端が接して移動するものである上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(7)、ベース体に該ベース体、スライダー、トリガー、ピストンを覆うハウジングが取り付けられている上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(8)、ハウジングには、ノズルを露出させるための通孔及びスライダーを露出するための切り欠き部を有し、該切り欠き部は指当て部の水平移動を許す範囲で形成されている上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(9)、ハウジングの全体を覆うようにカバー体が着脱自在に取り付けられている上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(10)、トリガーはベース体に取り付けられた支持柱と該支持柱にヒンジ部を介して回動自在に一体に結合されたトリガーよりなり、ヒンジ部より前方でピストンを押し下げるものである上記(1)記載のトリガースプレーに存する。
また、本発明は、(11)、上記(1)〜(10)のいずれか1項に記載のトリガースプレーを備えたスプレー容器に存する。
本発明はこの目的に沿ったものであれば、上記1〜10の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構成も当然採用可能であり、そのようなトリガーを備えたトリガースプレーを有するスプレー容器も同様に採用可能である。
本発明のトリガースプレーは、トリガーの回動移動はカム機構により行うものであり、スライダーを水平移動することによりトリガーが回動移動するものである。
そのため、従来のように、指の動きは直線状となりトリガーの運動に合わせて弧状に動かす必要が無く、操作が簡単で楽である。
またトリガーは外部に突出しないため引っ掛けることが無く安全である。結果的に化粧品等に好適なものとなる。
またトリガーに不要な力が加わりにくく、緩みによる液漏れや、また顔面に当たった場合の危険性がない。
使用者側に向かって把持した場合の把持安定性があり、またノズルの位置決めが簡単である。
〔第1の実施の形態〕
本発明の原理を図1の模式図に示す。
図からわかるように、本発明のトリガースプレーXは、トリガー部材4を回動移動させることにより、それに連結されたピストン2を押し下げて(すなわち垂直移動させて)図示しない容器に通じるシリンダー11内の液体をピストン2の中を通してノズル口より噴射させる構造であり、トリガー部材4の回動移動はスライダー3を介したカム機構により行うものである。
このカム機構は、トリガー部材4の自由端がスライダー3の壁面に接して移動する構造であり、このことによりトリガー部材4が回動し、それに連結されているピストン2が移動する。
以下、本発明のトリガースプレーXの具体例を挙げて全体構造について説明する。
図2は、本発明のトリガースプレーXが取り付けられた液体容器Yを示す外観図であり、(A)はキャップ6を外す前、(B)はキャップ6を外した後、をそれぞれ示す。
図3は、本発明のトリガースプレーの内部構造を説明する図であり、(A)は正面図(キャップ6を取り外した状態)、(B)は側面図、(C)は平面図を示す。
トリガースプレーXとしては、ベース体1、スライダー3、トリガー41、ハウジング5、キャップ6等の部品を有する。
ベース体1は平面部14と外周壁13とよりなる筒蓋状をしており、その平面部14の中央付近にシリンダー11が下方に突出するように設けられており、外周壁13は容器Yの外面に嵌り込むようになっている。
また平面部14にはシリンダー11の周囲から下方に向けて複数の係止片12が突設されている。
この係止片12が容器Yの口部に外側から嵌り込むことで、ベース体1と容器Yとは一体に固定される。
一旦、嵌り込むと外れない構造、すなわち、はめ殺し構造とすることが好ましい。
シリンダー11にはスプリング、第一バルブV1、第二バルブV2が配設されており、いわゆる公知の蓄圧バルブ構造となっている。
またベース体1の平面部14には後述するスライダー3を案内するためのスリット15が形成されている。
シリンダー11内を摺動するピストン2は、前方に直角に曲がってノズル部21を形成しており、その先端がノズル口21Nとなっている。
シリンダー11内の液は圧力が加わることでピストン2の中を通過してノズル口21Nより外部に噴射される。
スライダー3は、U字状に曲げられた板材よりなり、指当て部31と突起部32とを有し該突起部32はベース体1の平面部14に形成されたスリット15に装着されている。
そのためスライダー3は、ベース体1に沿って安定して水平移動することができる。
なお、スライダー3の形状は、垂直な壁面31Aを有し且つベース体1に沿って移動できる形状であれば自由である。
図4は、スライダー3とベース体1及びトリガー41の取り付け関係を説明する図である。
指当て部31の裏側の垂直の壁面31Aには一対のレール31A1が形成されており、後述するトリガー41の自由端41Aがこのレール31A1に沿って上下移動する。
トリガー部材4は、ベース体1に取り付けられた支持柱42と該支持柱にヒンジ部43を介して回動自在に一体に結合されたトリガー41よりなる。
このトリガー41の先端41A(自由端41A)は前述したスライダー3の指当て部31の裏側にある垂直な壁面31Aに接して移動する。
この場合、垂直な壁面31Aがカム面となり、他方のトリガー41の先端41A(自由端41A)がホロワーとなり両者がカム機構として機能する。
この場合、トリガー41の自由端41Aは曲面に形成されており、前述の垂直な壁面31Aのレール31A1に対して2点で接することとなる。
ハウジング5は、ベース体1、シリンダー11、ピストン2、スライダー3、トリガー部材4等を覆うように下方が開口した箱形に形成されている。
この場合、上面視では、図のような楕円状の他、矩形状、長円状に形成することも可能である。
ハウジング5には、スライダー3に指を当てトリガースプレーXを引き込んだ場合、支障がないように、スライダー3の指当て部31の水平移動を許す範囲で切り欠き部51が形成されており、この切り欠き部51により引き込み中の指を逃がすことができる。
またハウジング5には、切り欠き部51より上部にはノズル口21Nを露出するように液噴射のための通孔52が形成されている。
一方、ハウジング5に添うように着脱自在にキャップ6が備わっている。
キャップ6はトリガースプレーXを使用しない場合に装着しておくもので、取り付けた状態では、通孔52や切り欠き部51も覆われて外からは見えない。
当然、スライダー3を作動することは不可能である。
キャップ6を装着した状態では、容器Yの周囲と面一となるようになっており、全体として図2に示したような上面視で楕円状のシンプルな形となる。
従って、ハンドバッグやポケットに無造作に入れておいても引っ掛かることもなく且つ安全でもある。
さて、このような構造のトリガースプレーXにおいて、ノズルから容器本体内の液体を噴射させる手順を次に述べる。
まず、使用可能とするためハウジング5からキャップ6を取り外す(図2参照)。
この状態では、ハウジング5に形成された切り欠き部51からスライダー3が露出し、またノズル部21も通孔52から露出する。
次にシリンダー11内に液体が充填されている状態(初期状態)でトリガースプレーXを握り、スライダー3の指当て部31に指を当てて引き込む操作を行う。
すると、スライダー3は水平移動を開始し図でいう右方向に移動する。
この時、指当て部31の裏側の垂直な壁面31Aに接しているトリガー41の自由端41Aは壁面31Aに沿って下方に移動する。
図5は、スライダー3の指当て部31とトリガー41の先端との関係を説明する図である。
スライダー3が水平移動するとトリガー41は回動移動する[図5の(A)→(B)→(C)]。
すなわち、カム機構[指当て部31の裏側の垂直な壁面31Aがカム面となり、トリガー41の先端41A(自由端41A)は、ホロワーとなる]によりスライダー3からトリガー41に力が伝達され水平移動から垂直移動に変わる。
ここでトリガー41の自由端41Aの壁面31Aに沿った移動は相対的に下方移動であるが、絶対的にはトリガー41は回動運動を行い、その先端の軌跡は弧状となる。
このように、指の動きは直線的となり極めて操作が単純であり且つ楽である。
従来のトリガースプレーXのように、トリガー41に合わせて同じ様に弧状に動かす必要がない。
指やトリガー41が濡れている場合にも指とトリガー41表面との間に滑りは全く生じなく、力の伝達が極めて効率的である。
トリガー41の回動によりピストン2が押し下げられてシリンダー11内にある液体は圧縮される。
図6は、トリガー41を引き込んだ後のトリガースプレーXの構造を説明する平面図及び側面図である。
圧縮された液体は、ピストン2の中を通りノズル部21のノズル口21Nから外に噴射される。
液噴射後、トリガー41から指を放して押圧力を開放すると、シリンダー11内に装着された蓄圧バルブ機構のスプリングSの復帰力によりトリガー41は元の状態に戻ることになる。
この場合、スライダー3の幅がハウジング5の内壁により縮められており、スライダー3が元の位置に戻る際に同様に復帰力として作用する。
この時、ピストン2の上昇によりシリンダー11内は負圧となり容器Y本体内の液体はチューブを通って吸い上げられてシリンダー11内に充填される(初期状態と同じ状態)。
次に、本発明のトリガースプレーXの好ましい使用方法の例を述べる。
本発明のトリガースプレーXは、使用者側に噴射する場合、例えば化粧液等を顔面に吹き付ける場合に非常に有用である。
まず、トリガースプレーXのトリガー41を使用者側に向けた状態で把持する。
具体的には、図7に示すように、ハウジング5の切り欠き部51から露出しているスライダー3(詳しくは指掛け部)に親指を当て、他の指(人差し指、中指、薬指、小指等)でトリガースプレーXと容器Yとを同時に握る。
この時、トリガースプレーXと容器Yの表面に凹凸が形成されていると指が滑らなく、確実に把持することができる。
ノズルを顔面に向けて位置決めする際にも、ノズル部21自体が突出してなく、ノズル口21Nを顔面に向けて、親指とひと差し指とを操作して、バランスをとりながら角度を変えると、ノズル部21の位置が自由に変えられる。
また、トリガースプレーXが不用意に顔面に当たったとしても、従来のようにノズル部分やトリガー41が突出していないため、傷付く危険がない。
〔他の実施の形態〕
今まで説明したトリガースプレーXは蓄圧式のバルブ機構を採用した実施の形態を説明している。
蓄圧式のバルブ機構をシリンダー11に組み込んだトリガースプレーXは、トリガー41の復帰力を蓄圧式のバルブ機構に組み込まれたスプリングの弾発力により得ることができる。
しかし、通常のバルブ機構はスプリングを備えていないため、復帰力として別にスプリングを設けている。
図8は、通常のバルブを組み込んだトリガースプレーXを示す。
図8(A)は、スライダー3を引き込む前、図8(B)は、スライダー3を引き込んだ後を示す。
スプリングSはシリンダー11とピストン2の間に配設されている。
具体的にはピストン2の鍔部とシリンダー11の上面にスプリングSが支持され取り付けられている。
図9は、トリガースプレーXを備えたスプレー容器Yの外形の変形例を示したものである。
(A)は、スタンドタイプ(据え置きタイプ)のもので、スプレー容器Yの載置安定性を得るために、正面から見た場合、容器Yの下方が拡大状に形成されているスタンドタイプのものである。
(B)は、携帯タイプのもので、把持安定性を得るために親指以外の指を握る部分が少し窪んでおり、この窪み部(トリガースプレーXのカバー部と容器Yの各々一部で形成)により指等が滑るようなことがない。
(C)は、携帯タイプのもので、把持安定性を得るために親指以外の指を握る部分を少し突出させており、この突出部(トリガースプレーXのカバー部と容器Yの各々一部で形成)により指等が滑るようなことがない。
これら(A)〜(C)のどの場合も、スプレー容器Yとして殆ど出っ張りのない直方形状である形であるため、上述した実施の形態と同じ効果がある。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能である。
トリガースプレーXを構成する各部品の形状は、実施の形態に限らず、本発明のトリガースプレーXの機能を達成できるものである限りその変形は自由に可能である。
例えば、カム機構において、指当て部31の裏側の壁面31A(カム面)に対するトリガー41の自由端41A(ホロワー)は、その壁面31Aにトリガー41の自由端41A(ホロワー)が摺接し移動できれば良い。
また、このハウジング5は、シリンダー11、案内部、スライダー3、トリガー41、スプリング等を覆うように下方が開口した上方視で矩形の箱状に形成されているが、図に示すように上方視が楕円の箱状に形成しても良い。
その場合は、キャップ6もそれに沿った形状となる。
実施の形態では、スライダー3の突起部32がベース体1のスリット15に装着され移動する例で示したが、スライダー3のベース体に対する当接面に底面壁を設けて該底面壁にスリットを形成し、ベース体に設けた突起がそのスリットに嵌る構造としても良く、要はスライダー3がベース体1に沿って移動できる構造であれば採用可能である。またベース体1に突設された係止片12を容器の口部に螺合により取り付けるようにしても良い。
図1は、本発明のトリガースプレーの原理を示した模式図である。 図2は、本発明のトリガースプレーを備えた液体容器全体を示す外観図であり、(A)はキャップを外す前、(B)はキャップを外した後、をそれぞれ示す。 図3は、本発明のトリガースプレーの内部構造を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図を示す。 図4は、スライダーとベース体及びトリガーの取り付け関係を説明する図である。 図5は、スライダーの指当て部とトリガーの先端との関係を説明する図である。 図6は、トリガーを引き込んだ後のトリガースプレーの構造を説明する図であり、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図を示す 図7はトリガースプレーを手前に噴射できるようにした掴み方を示す。 図8は、通常のバルブを組み込んだトリガースプレーXであり、(A)は、スライダーを引き込む前、(B)は、スライダーを引き込んだ後を示す。 図9は、トリガースプレーを備えたスプレー容器の外形の変形例を示す。 図10は、その従来の主なるトリガースプレーの構造を具体的に示した断面図である。 図11は、その従来のトリガースプレーの外観図を示す図である。 図12は、その従来のトリガースプレーの掴み方を示す図である。
符号の説明
1…ベース体
11…シリンダー
12…係止片
13…外周壁
14…平面部
15…スリット
2…ピストン
21…ノズル部
21N…ノズル口
3…スライダー
31…指当て部
31A…壁面
31A1…レール
32…突起部
4…トリガー部材
41…トリガー
41A…先端(自由端)
42…支柱部
43…ヒンジ部
5…ハウジング
51…切り欠き部
52…通孔
6…キャップ
V1…第1バルブ
V2…第2バルブ
S…スプリング
X、X1…トリガースプレー
Y…容器、スプレー容器、液体容器

Claims (11)

  1. トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をピストンの中を通してノズル口より噴射させるトリガースプレーであって、
    トリガーの回動移動はカム機構により行うものであることを特徴とするトリガースプレー。
  2. トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をピストンの中を通してノズル口より噴射させるトリガースプレーであって、
    トリガーの回動移動はトリガーの先端に接するスライダーを水平移動することにより行うものであることを特徴とするトリガースプレー。
  3. トリガーを回動移動させることによりピストンを押し下げて容器に通じるシリンダー内の液体をピストンの中を通してノズル口より噴射させるトリガースプレーであって、
    シリンダーを有するベース体と、該ベース体に沿って移動可能なスライダーと、該ベース体に取り付けられたトリガーとを備え、ベース体は容器に取り付けられており、スライダーを水平移動させることによりトリガーを回動移動させるものであることを特徴とするトリガースプレー。
  4. スライダーの壁面にトリガーの自由端が案内されて移動するものであることを特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  5. スライダーは、指を当てる指当て部と突起部を有し該突起部がベース体に形成されたスリットに装着されそれに沿って移動するものであることを特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  6. 指当て部の裏側の垂直の壁面に形成された一対のレールにトリガーの自由端が接して移動するものであることを特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  7. ベース体に該ベース体、スライダー、トリガー、ピストンを覆うハウジングが取り付けられていること特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  8. ハウジングには、ノズルを露出させるための通孔及びスライダーを露出するための切り欠き部を有し、該切り欠き部は指当て部の水平移動を許す範囲で形成されていることを特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  9. ハウジングの全体を覆うようにカバー体が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  10. トリガーはベース体に取り付けられた支持柱と該支持柱にヒンジ部を介して回動自在に一体に結合されたトリガーよりなり、ヒンジ部より前方でピストンを押し下げるものであることを特徴とする請求項1記載のトリガースプレー。
  11. 上記請求項1〜10のいずれか1項に記載のトリガースプレーを備えたスプレー容器。
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