JP2002249155A - トリガースプレー及びそれを備えたスプレー容器 - Google Patents

トリガースプレー及びそれを備えたスプレー容器

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JP2002249155A
JP2002249155A JP2001044338A JP2001044338A JP2002249155A JP 2002249155 A JP2002249155 A JP 2002249155A JP 2001044338 A JP2001044338 A JP 2001044338A JP 2001044338 A JP2001044338 A JP 2001044338A JP 2002249155 A JP2002249155 A JP 2002249155A
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trigger spray
piston
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Tetsuya Tada
哲也 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化に沿った上、確実な復帰力が得られ且
つ第1バルブの横振れを防止できるプッシユディスペン
サー及びそれに使用するバネ体を提供すること。 【解決手段】 シリンダ1と、該シリンダ1を容器口部
に取り付けるためのキャップ2と、シリンダ1に内挿さ
れた第1バルブ3と、シリンダ1に摺動自在に内挿され
たピストン4と、該ピストン4に取り付けられたノズル
ヘッド5と、該ピストン4に内挿された第2バルブ6
と、シリンダ1に内挿されピストン4を弾発している合
成樹脂製のバネ体7と、よりなるプッシユディスペンサ
ーであって、第1バルブ3はピストン4内の第2バルブ
6を挿通するまで延長されたロッド部3Aを備え、第1
バルブのロッド部3Aがバネ体を7挿通して配設されて
いるプッシユディスペンサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプレー容器に取
り付けて、シリンダ内の液体をトリガーの回動力によっ
て圧縮し、ノズルから噴出させる構造のトリガースプレ
ーに関するものであり、単独又はスプレー容器に取り付
けた状態で極力出っ張りのないトリガースプレーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から薬剤等の液体を吹き付けるため
にスプレー容器が使用されている。スプレー容器に取り
付けられた吹き付け機構であるポンプディスペンサに
は、例えば、トリガースプレーが使用されている。これ
は、ベース体に対して翼片状のトリガーを回動自在に取
り付け、該トリガーを引くことによりポンプ(シリンダ
及びピストンよりなる)を作動させ、その圧縮力により
ノズルから容器内の液体を外に噴射させる方式のもので
ある。
【0003】図10及び図11は、その従来の主なるト
リガースプレーの一例を具体的に示したものであり、図
10は外観図、図11は構成を示す断面図である。トリ
ガースプレーX1は、ベース体101に対してトリガー
102を回動可能に枢着し、該トリガー102を引くこ
とによりベース体101の一部であるシリンダ部113
内の液体をピストン104により圧縮してノズル106
から容器内の液体を外に噴射させることができる構造で
ある。
【0004】すなわち、トリガースプレーX1は、容器
本体の口部Y1に取り付けられたキャップ107と、該
キャップ107に支持固定されたベース体101と(詳
しくは、キャップ107と容器本体の口部Y1との間で
圧接されて支持固定されているベース体101と)、ベ
ース体101の一部である第1バルブケース部111に
装着されたチューブ110と、第1バルブケース部11
1に内挿された1次バルブ108と、ベース体101に
嵌め込まれたカバー105及びノズル106と、ベース
体101の一部であるシリンダ部113内を摺動するピ
ストン104と、該ピストン104を押圧するためにベ
ース体101に取り付けられたトリガー102と、該ト
リガー102をベース体101に弾圧支持するためのバ
ネ体103と、前記ノズル106とベース体101との
間に装着された2次バルブ109とを備える。
【0005】このトリガースプレーX1により、液体を
噴射するためには、まず、シリンダー内に液体が充填さ
れている状態から、容器本体の口部付近を親指と人差し
指の間を当て他の指をトリガー102に掛けて、強くト
リガー102を引き込む。引き込まれたトリガー102
は、ベース体の支軸部118を支点として回動しピスト
ン104を押圧する。ピストン104は、押圧されてシ
リンダー内を摺動し充填されている液体を圧縮する。圧
縮圧を受けた液体は、第2バルブケース部112を通っ
てノズル先端より外に噴射される。
【0006】次に、トリガー102から指の力を解放す
ると、トリガー102はバネ体103の弾発力により初
期状態に復帰する。この時、トリガー102に取り付け
られたピストン104は同時に元の位置に復帰するた
め、シリンダー内に負圧が生じて、容器本体内の液体は
チューブ110及び通路120を通過して逆にシリンダ
ー内に充填される。このような構造のトリガースプレー
X1は、トリガー以外のシリンダー部を含むベース体1
01の部分、すなわちキャップ107から上の部分は、
カバー105に覆われているが、下方は開放された状態
となっている。
【0007】そのため、トリガースプレーX1をスプレ
ー用の容器に取り付けた状態では、キャップ107は露
出し、容器の口部のまわりにはトリガー102が翼状に
大きく突出して位置する状態となる。このような構造の
ものでは、トリガー102に不用意に他部材に接触し易
く、この接触により強い外力が加った場合、トリガーが
曲がったり、またキャップ107が緩んで液漏れが生じ
たりする。また、キャップ107とトリガー102との
間にものが挟まったりすることがある。
【0008】更に、化粧液等を顔面に吹き付ける場合の
ように、使用者に向かって噴射する際、図8に示すよう
に、通常の握り方(容器の口部付近を親指と人差し指の
間で挟みトリガーを親指以外の指で握る方法)で握って
手首を返した状態で噴射する操作方法があるが、この方
法では手首が窮屈となり噴射角度の自由度が少なく限ら
れてしまう。
【0009】また、他の方法として、親指をトリガー1
02に当てて、親指以外の指で容器の口部付近を掴み、
親指を引きながら顔面に向かって噴射する操作方法があ
るが、この方法ではトリガースプレーX1を掴んだ場合
の把持安定性が極めて悪い。また、ノズル付近やトリガ
ー102が突出しているため、化粧用として使用する場
合、顔面に当たると危険である。更にまた、化粧用とし
て使用する場合、従来の殺菌や消臭用のトリガースプレ
ーのイメージが残り、使用者側に違和感がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実状を
背景に、上記の問題点を克服することを意図したもので
ある。すなわち、本発明は、外部に突出する部分が極力
少ないトリガースプレーを提供することである。また使
用者側に向かって噴射する場合に安定した把持力(把持
安定性)を得ることができ、且つ操作が容易なトリガー
スプレーを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明者は、
このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、
トリガーを従来とは全く異なった形にすることで、トリ
ガースプレーのカバー外形から突出しない状態で組み込
み可能となることを見出し、この知見に基づいて本発明
を完成させたものである。
【0012】即ち、本発明は、(1)、トリガーの押圧
力によりピストンを移動してシリンダー内の液体をノズ
ルより噴射させるトリガースプレーであって、トリガー
スプレーを容器に取り付けた状態で、トリガーの一部で
ある指掛け部のみカバー体の開口部を介して露出してい
るトリガースプレーに存する。
【0013】そして、(2)、トリガーの押圧力により
ピストンを移動してシリンダー内の液体をノズルより噴
射させるトリガースプレーであって、トリガースプレー
を容器に取り付けた状態で側面から見た場合、トリガー
の一部である指掛け部がカバー体の開口部を介して露出
しており、それ以外の他の部分はカバー体で覆われ、カ
バー体の前面と容器の前面とが面一となっており、トリ
ガーの前面である指掛け部がそれらの面より突出しない
状態となっているトリガースプレーに存する。
【0014】そしてまた(3)、トリガースプレーと容
器とでなるスプレー容器が直方体形状となっているトリ
ガースプレーに存する。
【0015】そしてまた(4)、トリガースプレーと容
器とでなるスプレー容器が載置安定性を得るために下方
が拡大状となっているトリガースプレーに存する。
【0016】そしてまた(5)、トリガースプレーと容
器とでなるスプレー容器の表面に指に対する滑り止めの
多数の凹凸溝が形成されているトリガースプレーに存す
る。
【0017】そしてまた(6)、トリガースプレーの側
壁面がカバー内壁面に沿って摺接移動可能となっている
トリガースプレーに存する。
【0018】そしてまた(7)、開口部は、少なくとも
トリガーの指掛け部の移動を許すための大きさを有する
開口部であるトリガースプレーに存する。
【0019】そしてまた(8)、トリガーの指掛け部が
アーチ状に窪んでおり、多数の凹凸溝が形成されている
トリガースプレーに存する。
【0020】そしてまた(9)、容器の首部に対してカ
バーを取り付けたベース部が外側から圧入により固定さ
れているトリガースプレーに存する。
【0021】そしてまた(10)、上記いずれか1項に
記載のトリガースプレーを備えたスプレー容器に存す
る。
【0022】本発明はこの目33沿ったものであれば、
上記1〜9の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構
成も当然採用可能であり、そのようなトリガーを備えた
トリガースプレーを有するスプレー容器も同様に採用可
能である。本発明によれば、外部に突出するものがない
ため、トリガーに外力が加わりにくく、また使用者側に
向かって噴射する場合の把持力が確かで、また操作が容
易である。
【0023】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕まず、本発
明のトリガースプレーの全体構造について説明する。図
1は、本発明のトリガースプレーを備えたスプレー容器
全体を示す外観図である。また図2は、トリガースプレ
ーとスプレー容器とを分離した状態を示す分解図であ
る。
【0024】また図3は、トリガースプレーの構造を示
す断面図である。図から分かるように、トリガースプレ
ーXは、容器本体の口部Y1に圧入固定により取り付け
られたベース体1と、ベース体1と口部Y1との間を封
止するパッキン7と、該ベース体1に圧入固定により取
り付けられたカバー体5と、ベース体1に形成されたシ
リンダ部13に摺動可能なピストン4と、ピストン4に
圧入固定したプランジャー41と、プランジャ41を介
してピストン4を押圧するトリガー2と、ベース体1に
圧入固定されたノズルベース6と、ノズルベース内に装
着された第2バルブ9(スピンナー9B及び雄バルブ9
A)と、カバー体5とベース体1との間に装着された第
1バルブ8と、ベース体1に取り付けられたチューブ管
10と、トリガー2に復帰力を付与するバネ体3とを有
する。
【0025】以下、更に詳しくそれら各部品の相互の取
り付け状態を説明する。まず、容器本体Yから突出した
円形状の口部Y1にはベース体1が外側から圧入により
固定されている。ベース体1には、第1バルブケース部
11が下方向に形成され、シリンダ部13が横方向に形
成され、またその上に第2バルブケース部12が横方向
に長く形成されている。第1バルブケース部11には、
チューブ管10が内挿固定され、またシリンダ部13に
は、ピストン4が摺動自在に内蔵されている。
【0026】このピストン4にはプランジャー41が外
側から圧入により固定されている。このプランジャ41
の頭41Aを後述するトリガー2で押圧することにより
プランジャー41を介してピストン4がシリンダー内を
摺動する。トリガー2は、その上部がベース体1に枢着
されており、中程の一部(嵌合部21B)でプランジャ
ー41の頭41Aを押圧する。ベース体1の第2バルブ
ケース部内には、ノズルベース6が圧入により固定され
ている。
【0027】なお、ノズルベース6は、その一部である
突出部62が上方に突出してベース体1の凹部に圧入に
より取り付けられて、より確実な固定となる。ベース体
1の第2バルブケース12には第2バルブ9の一部であ
る雄バルブ9Aが装着され、また、ノズルベース6には
第2バルブ9の一部であるスピンナー9Bが装着されて
おり、これらのスピンナー9Bや雄バルブ91Aよりな
るバルブ機能により液は蓄圧され噴霧状にノズル63よ
り噴射される。なお、これらスピンナー9Bと雄バルブ
9Aとの組み合わせによる蓄圧噴霧機構は既に周知のも
のである。
【0028】一方、カバー体5の下垂部51がベース体
1の基部内に上方向から内側に圧入により固定されてい
る。カバー体5は、図4に示すような外観になってお
り、トリガー2の一部が露出するように、すなわち、少
なくともトリガーの指掛け部22の移動を許すための大
きさを有するように、開口部Sが形成されている。トリ
ガースプレーXを容器Yに取り付けた場合は、側面から
見た場合、この開口部Sにトリガー2のみが露出する状
態となる。
【0029】すなわち、トリガースプレーXの表面は、
トリガー2の一部を除くその殆どをカバー体5により覆
われることになる。更にいうならば、トリガースプレー
Xを容器Yに取り付けた状態で側面から見た場合、トリ
ガーの一部である指掛け部22Aが開口部Sを介して露
出しており、それ以外の他の部分はカバー体5で覆われ
ている。ここで他の部分とは、ベース体1、パッキン
7、ピストン4、プランジャ41、ノズルベース6、バ
ネ体3等である。もっとも、後述するように、ノズルベ
ースの一部は前面で露出している。
【0030】トリガー2は、図5に示すように、ベース
体1に枢着するための取り付け部21と、該取り付け部
21から拡大状に形成せれた指を掛けるための指掛け部
22(親指で押圧するための)とよりなる。そして、指
掛け部22の断面は略コの字に形成され、指掛け面22
Aと両側壁部22B,22Bを備えている。取り付け部
21には、ベース体1の支持軸14に嵌まって枢支され
る受け溝部21Aとプランジャ41の頭に嵌まり込む嵌
合部21Bとを備える。
【0031】そのため、トリガー2をベース体1に枢着
して嵌合部21Bをプランジャ41の頭41Aに嵌め込
んだ状態でトリガー2を動かすと(図でいう右方向に引
くと)、トリガー2の前記両側壁部22B,22Bがベ
ース体1の内壁面に沿って摺接移動する〔図3(A)→
図3(B)〕。そのために、トリガー2が往復移動して
も、横振れ等はまったく生じなく動きが極めて安定とな
る。
【0032】一方、カバー体5の先の一部が薄肉なヒン
ジHを介して蓋体5Aとなっており、この蓋体5Aを上
方に押し開いたり戻したりすることにより、ノズル63
を開閉することが可能である。なお蓋体5Aは上方に開
いてカバー体5の突起52間に仮止めすることができ
る。トリガースプレーXを容器Yに取り付けた状態で正
面から見た場合、この蓋体5Aの下方にはノズルベース
6の一部(前面61)が露出しており、その下方にはト
リガー2の指掛け面22Aが窪んだアーチ面として露出
している。また指掛け面22Aの下方には容器前面が続
く。
【0033】カバー体5の一部である蓋体5Aとノズル
ベース6及び容器Yの前面とは面一となっており、トリ
ガースプレーXとしての前面全体が平坦状であるために
部品が全くトリガースプレーXの外面から突出しない。
トリガースプレーXと容器Yとでなるスプレー容器の外
表面を平坦面からなる略直方体形状にすることで従来の
トリガースプレーとは全く異なる極めてシンプルな形状
となる。なお、トリガースプレーXを側面から見た場
合、矩形状となっている。
【0034】このような構造のトリガースプレーXにお
いて、ノズル63から容器本体内の液体を噴射させるに
は、まず、蓋体5Aを開き、シリンダー内に液体が充填
されている初期状態からトリガー2を押圧する。それに
よりプランジャー41が押されて、ピストン4がベース
体1のシリンダー内にある液体を圧縮する(図7参
照)。圧縮された液体は、第1バルブ8を通過し、カバ
ー体5とベース体1の間を通って第2バルブ9を通り、
ノズルベース6の先端のノズル63から外に噴霧される
のである。トリガー2から押圧力を開放すると、バネ体
3の弾圧力によりトリガー2は元の状態に復帰すること
になる。この時、容器本体内の液体はチューブ10及び
1次バルブ8を通過して逆にシリンダ内に充填される
(初期状態)。
【0035】次に、本発明のトリガースプレーXの好ま
しい使用方法の例を述べる。本発明のトリガースプレー
Xは、主として、使用者側に噴射する場合に使用するも
のであり、好ましくは、例えば化粧液等を顔面に吹き付
けるために使用されるものである。まず、トリガースプ
レーXのトリガー2を使用者側に向けた状態で把持す
る。具体的には、図6に示すように、親指をカバー体5
の開口部Sから露出しているトリガー2(詳しくは指掛
け部の前面)に当て、他の指(人差し指、中指、薬指、
小指等)でトリガースプレーXと容器Yとを同時に握
る。
【0036】この時、トリガーの指掛け面22Aには凹
凸溝が形成されており、またトリガースプレーXと容器
Yの表面にも凹凸が形成されているため、それらの指が
滑らなく、確実に把持することができる。ノズル63を
顔面に向けて位置決めする際にも、ノズル自体が突出し
ていなく、トリガースプレーX及び容器Yの前面が面一
で平坦であるため、ノズル63を顔面に向けて、親指と
他の指(特にひと差し指)とを上下反対に動かして、バ
ランスをとりながら角度を変えると、ノズル位置が自由
に変えられる。また、トリガースプレーXが不用意に顔
面に当たったとしても、従来のようにノズル部分やトリ
ガー2が突出していないため、傷付く危険がない。
【0037】〔他の実施の形態〕図9は、その他の実施
の形態を示したものである。(A)は、トリガースプレ
ーを備えたスプレー容器を示した図であり、スプレー容
器の載置安定性を得るために、正面から見た場合、容器
の下方が拡大状に形成されているものである。(B)
は、トリガースプレーを備えたスプレー容器を示した図
であり、スプレー容器の載置安定性を得るために、側面
から見た場合、容器の下方が拡大状に形成されているも
のである。(C)は、把持安定性を得るために親指以外
の指を握る部分が少し窪んでおり、この窪み部(トリガ
ースプレーのカバー部と容器の各々一部で形成)により
指等が滑るようなことがない。(D)は、把持安定性を
得るために親指以外の指を握る部分が少し突出させてお
り、この突出部(トリガースプレーのカバー部と容器の
各々一部で形成)により指等が滑るようなことがない。
これら(A)〜(B)のどの場合も、スプレー容器とし
て殆ど出っ張りのない直方形状である形であるため、第
1の実施の形態と同じ効果がある。
【0038】以上、本発明を説明してきたが、本発明は
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であること
は言うまでもない。トリガースプレーを構成する各部品
の形状は、実施の形態に限らず、本発明のトリガースプ
レーの機能を達成できるものである限りその変形は自由
に可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
リガーの一部である指掛け部がカバー体の開口部を介し
て露出しており、それ以外の部分はカバー体で覆われて
いるため、外形がシンプルとなり外方に突出しない。そ
のためキャップやトリガーに不要な力が加わりにくく、
緩みによる液漏れや、また顔面に当たった場合の危険性
がない。使用者側に向かって把持した場合の把持安定性
があり、またノズルの位置決めが簡単である。外見的に
略直方体形であり、シンプルとなり、化粧品としての斬
新なイメージを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のトリガースプレーを示した外
観図である。
【図2】図2は、トリガースプレーとスプレー容器とを
分離した状態を示す分解図である。
【図3】図3は、トリガースプレーの構造を断面図であ
る。
【図4】図4は、カバー体の外観を示す図である。
【図5】図5は、トリガーを示し、(A)は正面図、
(B)は側面図、(C)は、平面図である。
【図6】図6は、トリガーを引いた状態におけるトリガ
ースプレーの構造を示す断面図である。
【図7】図7は、本発明のトリガースプレーの掴み方を
示す。
【図8】図8は、従来のトリガースプレーの掴み方を示
す。
【図9】図9は、トリガースプレーの他の実施の形態を
各例を示す。
【図10】図10は、従来のトリガースプレーの外観図
を示す。
【図11】図11は従来のトリガースプレーの構造を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…ベース体 11…第1バルブケース部 12…第2バルブケース部 13…シリンダ部 14…支持軸 2…トリガー 21…取り付け部 21A…受け溝部 21B…嵌合部 22…指掛け部 22A…指掛け面 22B…側壁部 3…バネ体 4…ピストン 41…プランジャー 41A…頭 5…カバー体 51…下垂部 52…突起 5A…蓋体 6…ノズルベース 61…前面 62…突出部 63…ノズル 7…パッキン 8…1次バルブ 9…2次バルブ 9A…雄バルブ 9B…スピンナー 10…チューブ管 20…開口部 H…ヒンジ部 S…開口部 X…トリガースプレー X1…トリガースプレー Y…容器 Y1…口部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリガーの押圧力によりピストンを移動し
    てシリンダー内の液体をノズルより噴射させるトリガー
    スプレーであって、トリガースプレーを容器に取り付け
    た状態で、トリガーの一部である指掛け部のみカバー体
    の開口部を介して露出していることを特徴とするトリガ
    ースプレー。
  2. 【請求項2】トリガーの押圧力によりピストンを移動し
    てシリンダー内の液体をノズルより噴射させるトリガー
    スプレーであって、トリガースプレーを容器に取り付け
    た状態で側面から見た場合、トリガーの一部である指掛
    け部がカバー体の開口部を介して露出しており、それ以
    外の他の部分はカバー体で覆われ、カバー体の前面と容
    器の前面とが面一となっており、トリガーの前面である
    指掛け部がそれらの面より突出しない状態となっている
    ことを特徴とするトリガースプレー。
  3. 【請求項3】トリガースプレーと容器とでなるスプレー
    容器が直方体形状となっていることを特徴とする請求項
    2記載のトリガースプレー。
  4. 【請求項4】トリガースプレーと容器とでなるスプレー
    容器が載置安定性を得るために下方が拡大状となってい
    ることを特徴とする請求項2記載のトリガースプレー。
  5. 【請求項5】トリガースプレーと容器とでなるスプレー
    容器の表面に指に対する滑り止めの多数の凹凸溝が形成
    されていることを特徴とする請求項2記載のトリガース
    プレー。
  6. 【請求項6】トリガースプレーの側壁面がカバー内壁面
    に沿って摺接移動可能となっていることを特徴とする請
    求項2記載のトリガースプレー。
  7. 【請求項7】開口部は、少なくともトリガーの指掛け部
    の移動を許すための大きさを有する開口部であることを
    特徴とする請求項2記載のトリガースプレー。
  8. 【請求項8】トリガーの指掛け部がアーチ状に窪んでお
    り、多数の凹凸溝が形成されていることを特徴とする請
    求項2記載のトリガースプレー。
  9. 【請求項9】容器の首部に対してカバーを取り付けたベ
    ース部が外側から圧入により固定されていることを特徴
    とする請求項2記載のトリガースプレー。
  10. 【請求項10】上記請求項1〜9のいずれか1項に記載
    のトリガースプレーを備えたスプレー容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005097344A1 (ja) * 2004-04-06 2005-10-20 Canyon Co., Ltd. トリガースプレー
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JP7423163B2 (ja) 2020-06-30 2024-01-29 株式会社吉野工業所 噴出容器

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