JPH0446842Y2 - - Google Patents
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- JPH0446842Y2 JPH0446842Y2 JP1985082438U JP8243885U JPH0446842Y2 JP H0446842 Y2 JPH0446842 Y2 JP H0446842Y2 JP 1985082438 U JP1985082438 U JP 1985082438U JP 8243885 U JP8243885 U JP 8243885U JP H0446842 Y2 JPH0446842 Y2 JP H0446842Y2
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- container
- cylinder
- push button
- spray head
- cylindrical body
- Prior art date
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- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は噴霧器に関する。
従来、容器に噴霧装置を取り付け、この噴霧装
置の噴霧ヘツドを押して容器内の液体を噴出させ
る噴霧器は数多く提供されているが、多くの場
合、容器を手に持ち、噴霧ヘツドを指で押すタイ
プのものである。
置の噴霧ヘツドを押して容器内の液体を噴出させ
る噴霧器は数多く提供されているが、多くの場
合、容器を手に持ち、噴霧ヘツドを指で押すタイ
プのものである。
また、噴霧容器の端部を上方に押して、容器内
の液体を噴出させるものもある。
の液体を噴出させるものもある。
しかし、前記噴霧ヘツドを押して液体を噴出さ
せる噴霧器は、例えば、蓄膿症などの場合鼻孔内
にこのような噴霧器で薬液を噴霧しようとする
と、噴霧ヘツドを押す指が邪魔になつてしまい円
滑な噴霧をすることができない。
せる噴霧器は、例えば、蓄膿症などの場合鼻孔内
にこのような噴霧器で薬液を噴霧しようとする
と、噴霧ヘツドを押す指が邪魔になつてしまい円
滑な噴霧をすることができない。
また、殺虫剤等の噴霧の際においても、家具の
隙間などの奥深くに殺虫剤等を噴霧したい場合、
噴霧ヘツドを押すのでは指や手が邪魔になつて、
噴霧器を家具の隙間に差し込んで噴霧することが
できない。
隙間などの奥深くに殺虫剤等を噴霧したい場合、
噴霧ヘツドを押すのでは指や手が邪魔になつて、
噴霧器を家具の隙間に差し込んで噴霧することが
できない。
そして、容器の底部等の端部を上方に押して液
体を噴出させる噴霧器は、噴霧器を片方の手で把
持して、他方の手で容器の端部を押さなければ液
体を噴出させることができないか、或は、容器の
端部を他の物体に押し付けなければ液体を噴出で
きず、噴霧器を自由な位置で噴出させることが困
難となる。
体を噴出させる噴霧器は、噴霧器を片方の手で把
持して、他方の手で容器の端部を押さなければ液
体を噴出させることができないか、或は、容器の
端部を他の物体に押し付けなければ液体を噴出で
きず、噴霧器を自由な位置で噴出させることが困
難となる。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、噴霧ヘツドを指で押さずに噴霧できる噴霧器
とするとともに、噴霧器を他の物体に押し付ける
ことなく、自由な位置で、しかも、噴霧器を把持
した手で、液体の噴出操作ができるようにするこ
とを技術的課題とする。
で、噴霧ヘツドを指で押さずに噴霧できる噴霧器
とするとともに、噴霧器を他の物体に押し付ける
ことなく、自由な位置で、しかも、噴霧器を把持
した手で、液体の噴出操作ができるようにするこ
とを技術的課題とする。
本考案は、前記技術的課題を解決するため、容
器1の口頸部に取り付けられる噴霧装置2を、上
下方向に伸縮することにより、容器1内の液体を
噴霧する噴霧器において、 前記容器1と噴霧装置2とを、筒体3内に上下
摺動自在に設けるとともに、噴霧ヘツド4を保持
具5で筒体3の端部に固定し、さらに、噴霧ヘツ
ド4にノズル7を連設し、 前記筒体3は容器1の底部側となる端部の少な
くとも一側に窓孔15を設け、筒体3の端部に底
板11を嵌着し、この底板11の上に、押ボタン
6を載置し、この押ボタン6を前記窓孔15内に
前後方向に進退自在となるように嵌入し、この押
ボタン6の内側と、他側の押ボタン6の内側、又
は、筒体3の他側の内側との間に、中央部が上側
に突出する屈曲体9を架設し、この屈曲体9を、
前記押ボタン6の前後方向の嵌入により、屈曲体
9の中央部が上方に突出して、前記容器1の底部
を上方に向かつて押圧するように形成して噴霧器
とした。
器1の口頸部に取り付けられる噴霧装置2を、上
下方向に伸縮することにより、容器1内の液体を
噴霧する噴霧器において、 前記容器1と噴霧装置2とを、筒体3内に上下
摺動自在に設けるとともに、噴霧ヘツド4を保持
具5で筒体3の端部に固定し、さらに、噴霧ヘツ
ド4にノズル7を連設し、 前記筒体3は容器1の底部側となる端部の少な
くとも一側に窓孔15を設け、筒体3の端部に底
板11を嵌着し、この底板11の上に、押ボタン
6を載置し、この押ボタン6を前記窓孔15内に
前後方向に進退自在となるように嵌入し、この押
ボタン6の内側と、他側の押ボタン6の内側、又
は、筒体3の他側の内側との間に、中央部が上側
に突出する屈曲体9を架設し、この屈曲体9を、
前記押ボタン6の前後方向の嵌入により、屈曲体
9の中央部が上方に突出して、前記容器1の底部
を上方に向かつて押圧するように形成して噴霧器
とした。
本考案は、筒体3の下部を手で把持し、その把
持した手の親指と人差指で押ボタン6を設けた部
分を挟んで、押ボタン6を前後方向に押す。
持した手の親指と人差指で押ボタン6を設けた部
分を挟んで、押ボタン6を前後方向に押す。
そうすると、中央部が上方に突出した屈曲体9
は、さらに中央部が上方に突出して、容器1の底
部を上方に向かつて押圧して、噴霧装置2を押圧
し、液体を噴出させ、ノズル7から容器1内の液
体が噴霧される。
は、さらに中央部が上方に突出して、容器1の底
部を上方に向かつて押圧して、噴霧装置2を押圧
し、液体を噴出させ、ノズル7から容器1内の液
体が噴霧される。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
容器1とこの容器1の口頸部に螺着されている
噴霧装置2とが方形状の筒体3内に摺動自在に設
けられている。
噴霧装置2とが方形状の筒体3内に摺動自在に設
けられている。
この筒体3は容器1と噴霧装置2との長さより
長く、一端に噴霧装置2の噴霧ヘツド4を筒体3
に固定する保持具5を嵌着してあるとともに、容
器1底部側となる他端部両側に一対の窓孔15が
設けてあり、筒体3の下方の端部には、底板11
が嵌着され、この底板11の上に押ボタン6,6
を載置し、この押ボタン6,6は前記窓孔15内
に、前後方向に進退自在となるように嵌入して保
持されている。
長く、一端に噴霧装置2の噴霧ヘツド4を筒体3
に固定する保持具5を嵌着してあるとともに、容
器1底部側となる他端部両側に一対の窓孔15が
設けてあり、筒体3の下方の端部には、底板11
が嵌着され、この底板11の上に押ボタン6,6
を載置し、この押ボタン6,6は前記窓孔15内
に、前後方向に進退自在となるように嵌入して保
持されている。
前記保持具5には噴霧ヘツド4に連通したノズ
ル7が噴霧ヘツド4の軸方向に向いて突設してあ
り、このノズル7を覆うように筒体3と同様な形
状のキヤツプ8が筒体3の一端部に着脱自在に嵌
着されている。
ル7が噴霧ヘツド4の軸方向に向いて突設してあ
り、このノズル7を覆うように筒体3と同様な形
状のキヤツプ8が筒体3の一端部に着脱自在に嵌
着されている。
また、前記一対の押ボタン6,6間に、長さが
この一対の押ボタン6,6間の幅より長く、中間
部が容器1の底部に当接し、しかも、容器1底部
側に屈曲可能な屈曲体9が架設されている。
この一対の押ボタン6,6間の幅より長く、中間
部が容器1の底部に当接し、しかも、容器1底部
側に屈曲可能な屈曲体9が架設されている。
この屈曲体9は板状で、その両端が薄肉ヒンジ
10を介して前記一対の押ボタン6,6の内側に
それぞれ一体的に接続され、また、中間部にも薄
肉ヒンジ10が形成されて容器底部側へ屈曲可能
となつている。
10を介して前記一対の押ボタン6,6の内側に
それぞれ一体的に接続され、また、中間部にも薄
肉ヒンジ10が形成されて容器底部側へ屈曲可能
となつている。
次に、前記噴霧装置2について述べると、この
噴霧装置2は正倒立両用の蓄圧式のもので、前記
容器1の口頸部に保持筒21を螺合してあり、こ
の保持筒21は容器1の口頸部に螺合する周壁2
2と、この周壁22の内側に形成された内筒部2
3とを有しており、容器1とともに筒体3内を摺
動自在となつている。そして、内筒部23は途中
に段部24を有し、先端部が基端部より小径とな
つている。
噴霧装置2は正倒立両用の蓄圧式のもので、前記
容器1の口頸部に保持筒21を螺合してあり、こ
の保持筒21は容器1の口頸部に螺合する周壁2
2と、この周壁22の内側に形成された内筒部2
3とを有しており、容器1とともに筒体3内を摺
動自在となつている。そして、内筒部23は途中
に段部24を有し、先端部が基端部より小径とな
つている。
この保持筒21により、シールパツキン25を
介してシリンダ31が容器1の口頸部内に固定さ
れている。このシリンダ31は容器1の口頸部側
となる基部に第1バイパス孔32が穿設されてい
るとともに、中間部に第2バイパス孔33が穿設
され、さらに、この第2バイパス孔33より先端
寄りの内壁面に環状凹部34が形成されており、
シリンダ31の先端には容器1の内底部に至る吸
込管35が接続されている。さらに、第1バイパ
ス孔32が穿設してあるシリンダ31の基部外周
を覆うように、ゴム製の筒状パツキン36がシリ
ンダ31を内挿させて設けられている。
介してシリンダ31が容器1の口頸部内に固定さ
れている。このシリンダ31は容器1の口頸部側
となる基部に第1バイパス孔32が穿設されてい
るとともに、中間部に第2バイパス孔33が穿設
され、さらに、この第2バイパス孔33より先端
寄りの内壁面に環状凹部34が形成されており、
シリンダ31の先端には容器1の内底部に至る吸
込管35が接続されている。さらに、第1バイパ
ス孔32が穿設してあるシリンダ31の基部外周
を覆うように、ゴム製の筒状パツキン36がシリ
ンダ31を内挿させて設けられている。
また、前記保持筒21の内筒部23内に噴霧ヘ
ツド4が摺動自在に嵌入されている。この噴霧ヘ
ツド4は内筒部23の先端部内径に略等しい外径
の嵌合筒41を有し、この嵌合筒41の周端縁に
内筒部23の段部24に引つ掛かる環状突条42
を有している。また、保持具5に固定されてノズ
ル7に連結される注出管43を先端に有してい
る。また、嵌合筒41と注出管43との間に注出
口44を穿設した仕切板45が設けられている。
ツド4が摺動自在に嵌入されている。この噴霧ヘ
ツド4は内筒部23の先端部内径に略等しい外径
の嵌合筒41を有し、この嵌合筒41の周端縁に
内筒部23の段部24に引つ掛かる環状突条42
を有している。また、保持具5に固定されてノズ
ル7に連結される注出管43を先端に有してい
る。また、嵌合筒41と注出管43との間に注出
口44を穿設した仕切板45が設けられている。
そして、この噴霧ヘツド4と、保持筒21の内
筒部23と、シリンダ31とで囲まれた空所内に
噴霧ヘツド4側からシリンダ31の先端に向かつ
て、順次第1プランジヤ51、第2プランジヤ5
2、コイルスプリング53、充填棒54、第1玉
弁55、ストツパ56、第2玉弁57が内装され
ている。そして、噴霧ヘツド4と第1プランジヤ
51との間が第1蓄圧室58となつており、ま
た、第2プランジヤ52と充填棒54との間が第
2蓄圧室59で、そして、第1蓄圧室58の断面
積Aより第2蓄圧室59の断面積Bの方が小さく
なつている。
筒部23と、シリンダ31とで囲まれた空所内に
噴霧ヘツド4側からシリンダ31の先端に向かつ
て、順次第1プランジヤ51、第2プランジヤ5
2、コイルスプリング53、充填棒54、第1玉
弁55、ストツパ56、第2玉弁57が内装され
ている。そして、噴霧ヘツド4と第1プランジヤ
51との間が第1蓄圧室58となつており、ま
た、第2プランジヤ52と充填棒54との間が第
2蓄圧室59で、そして、第1蓄圧室58の断面
積Aより第2蓄圧室59の断面積Bの方が小さく
なつている。
前記第1プランジヤ51は筒状で、先端部外周
に噴霧ヘツド4の嵌合筒41内に摺動自在に嵌合
するピストン部61を有して第1蓄圧室58の内
圧を受けるようになつており、かつ、基端部はシ
リンダ31内に水密に嵌合する第1スカート部6
2となつている。
に噴霧ヘツド4の嵌合筒41内に摺動自在に嵌合
するピストン部61を有して第1蓄圧室58の内
圧を受けるようになつており、かつ、基端部はシ
リンダ31内に水密に嵌合する第1スカート部6
2となつている。
また、前記第2プランジヤ52は前記筒状の第
1プランジヤ51内を貫通するとともに先端で噴
霧ヘツド4の注出口44を開閉する棒状弁63に
続いて管状部64を連設したもので、棒状弁63
の周囲に液体流路を形成する軸方向の第1スリツ
ト65を設けてあるとともに、管状部64の先端
部分に液体流路を形成する第1連通孔66を穿設
してあり、また、管状部64の基端にシリンダ3
1内に水密に嵌合する第2スカート部67を形成
してある。さらに、管状部64は充填棒54側に
行くにつれて徐々に径大となり、中間部が前記第
1プランジヤ51の基端を嵌合させている。
1プランジヤ51内を貫通するとともに先端で噴
霧ヘツド4の注出口44を開閉する棒状弁63に
続いて管状部64を連設したもので、棒状弁63
の周囲に液体流路を形成する軸方向の第1スリツ
ト65を設けてあるとともに、管状部64の先端
部分に液体流路を形成する第1連通孔66を穿設
してあり、また、管状部64の基端にシリンダ3
1内に水密に嵌合する第2スカート部67を形成
してある。さらに、管状部64は充填棒54側に
行くにつれて徐々に径大となり、中間部が前記第
1プランジヤ51の基端を嵌合させている。
そして、この第2プランジヤ52は前記コイル
スプリング53で噴霧ヘツド4側へと付勢され、
これにより第1プランジヤ51が噴霧ヘツド4側
へと押されるとともに、棒状弁63を介して噴霧
ヘツド4が内筒部23から外部へ突出する方向へ
と付勢され、この結果、逆に保持筒21と容器1
とが筒体3の開口部側へと付勢されて、容器1底
部が筒体3の開口部からやや突出している。
スプリング53で噴霧ヘツド4側へと付勢され、
これにより第1プランジヤ51が噴霧ヘツド4側
へと押されるとともに、棒状弁63を介して噴霧
ヘツド4が内筒部23から外部へ突出する方向へ
と付勢され、この結果、逆に保持筒21と容器1
とが筒体3の開口部側へと付勢されて、容器1底
部が筒体3の開口部からやや突出している。
また、前記充填棒54は第1玉弁55側が筒状
となつてシリンダ31内に嵌合、固定され、この
筒状部分に液体流路を形成する第2連通孔71が
穿設されているとともに、基部の第1玉弁55側
先端が第1の弁座72となつており、ストツパ5
6とシリンダ31の内壁との間に第2スリツト7
3でストツパ56を迂回する液体流路を形成され
ている。さらに、シリンダ31の先端部内側は第
2の弁座74となつている。
となつてシリンダ31内に嵌合、固定され、この
筒状部分に液体流路を形成する第2連通孔71が
穿設されているとともに、基部の第1玉弁55側
先端が第1の弁座72となつており、ストツパ5
6とシリンダ31の内壁との間に第2スリツト7
3でストツパ56を迂回する液体流路を形成され
ている。さらに、シリンダ31の先端部内側は第
2の弁座74となつている。
最後に、シリンダ31に穿設した第1バイパス
孔32は前記第1プランジヤ51と第2プランジ
ヤ52との間の間隙に連通し、前記第2バイパス
孔33は前記第2蓄圧室59に連通している。
孔32は前記第1プランジヤ51と第2プランジ
ヤ52との間の間隙に連通し、前記第2バイパス
孔33は前記第2蓄圧室59に連通している。
次に、この実施例の作動について説明する。
キヤツプ8を外し、ノズル7を上側にして筒体
3を持ち、一対の押ボタン6,6を挾持して前後
方向に押すと、屈曲体9が容器1底部側へと屈曲
し、容器1の底部が押されて容器1と保持筒21
とが筒体3に保持具5で固定された噴霧ヘツド4
側へと押し上げられ、相対的に噴霧ヘツド4が押
し込まれたことと同一の状態となる。
3を持ち、一対の押ボタン6,6を挾持して前後
方向に押すと、屈曲体9が容器1底部側へと屈曲
し、容器1の底部が押されて容器1と保持筒21
とが筒体3に保持具5で固定された噴霧ヘツド4
側へと押し上げられ、相対的に噴霧ヘツド4が押
し込まれたことと同一の状態となる。
これにより、コイルスプリング53の付勢力に
抗して、第1プランジヤ51、第2プランジヤ5
2がシリンダ31内に押し込まれ、第2蓄圧室5
9が狭くなつてその内圧が高くなり、第2玉弁5
7が閉じるので、第2蓄圧室59内の液体は第1
連通孔66及び第1スリツト65を通つて第1蓄
圧室58へと移動する。そして、第2蓄圧室59
内の内圧Pが第2プランジヤ52及び第1プラン
ジヤ51を押す力PBとコイルスプリング53の
付勢力Fとの和(PB+F)より、第1蓄圧室5
8の内圧Pが第1プランジヤ51を押す力PAの
方が大きくなつたとき、換言すれば、P(A−B)
>Fとなつたとき、第1蓄圧室58内の内圧で第
1及び第2プランジヤ52が押され、第2プラン
ジヤ52の棒状弁63による注出口44の閉鎖が
解除されて噴霧ヘツド4を通つてノズル7から液
体が噴霧される。
抗して、第1プランジヤ51、第2プランジヤ5
2がシリンダ31内に押し込まれ、第2蓄圧室5
9が狭くなつてその内圧が高くなり、第2玉弁5
7が閉じるので、第2蓄圧室59内の液体は第1
連通孔66及び第1スリツト65を通つて第1蓄
圧室58へと移動する。そして、第2蓄圧室59
内の内圧Pが第2プランジヤ52及び第1プラン
ジヤ51を押す力PBとコイルスプリング53の
付勢力Fとの和(PB+F)より、第1蓄圧室5
8の内圧Pが第1プランジヤ51を押す力PAの
方が大きくなつたとき、換言すれば、P(A−B)
>Fとなつたとき、第1蓄圧室58内の内圧で第
1及び第2プランジヤ52が押され、第2プラン
ジヤ52の棒状弁63による注出口44の閉鎖が
解除されて噴霧ヘツド4を通つてノズル7から液
体が噴霧される。
その後、押ボタン6,6の押圧を解除すると、
コイルスプリング53で容器1、保持筒21、シ
リンダ31が元の位置に復帰し、シリンダ31内
から第1プランジヤ51、第2プランジヤ52が
退行する。そこで、第2蓄圧室59内が負圧とな
り、第1玉弁55と第2玉弁57とが開いて吸込
管35から容器1内の液体が第2蓄圧室59内に
吸い込まれる。
コイルスプリング53で容器1、保持筒21、シ
リンダ31が元の位置に復帰し、シリンダ31内
から第1プランジヤ51、第2プランジヤ52が
退行する。そこで、第2蓄圧室59内が負圧とな
り、第1玉弁55と第2玉弁57とが開いて吸込
管35から容器1内の液体が第2蓄圧室59内に
吸い込まれる。
また、復帰する容器1に押されて屈曲体9も元
の状態に戻り、押ボタン6,6も元の状態とな
る。
の状態に戻り、押ボタン6,6も元の状態とな
る。
以上は、噴霧装置2を正立させた場合について
述べたが、ノズル7を下側にし噴霧装置2を倒立
させた場合についての動作も略同様である。すな
わち、ノズル7を下側にして押ボタン6,6を押
すと、第2蓄圧室59内の内圧が高くなり、第2
玉弁57が閉じて前記と同様にノズル7から液体
が噴霧される。
述べたが、ノズル7を下側にし噴霧装置2を倒立
させた場合についての動作も略同様である。すな
わち、ノズル7を下側にして押ボタン6,6を押
すと、第2蓄圧室59内の内圧が高くなり、第2
玉弁57が閉じて前記と同様にノズル7から液体
が噴霧される。
そして、押ボタン6,6の押圧を止めると第2
蓄圧室59内が負圧となるが、噴霧装置2が倒立
状態であつて第1玉弁55が自重で閉じているた
め、第2蓄圧室59内への液体の補充は第2バイ
パス孔33より行なわれる。
蓄圧室59内が負圧となるが、噴霧装置2が倒立
状態であつて第1玉弁55が自重で閉じているた
め、第2蓄圧室59内への液体の補充は第2バイ
パス孔33より行なわれる。
なお、この実施例では、蓄圧式の噴霧装置2を
用いているが、加圧ガスを容器1内に封入し、噴
霧ヘツド4を押すことにより弁を開いて噴霧する
噴霧装置2を内蔵してもよい。
用いているが、加圧ガスを容器1内に封入し、噴
霧ヘツド4を押すことにより弁を開いて噴霧する
噴霧装置2を内蔵してもよい。
また、ノズル7の向きは噴霧ヘツド4の軸方向
に対してやや傾けてたり、直交させてもよい。
に対してやや傾けてたり、直交させてもよい。
さらに、第4図に示すように、屈曲体9として
板ばねを容器1底部側に湾曲させて設けてもよ
く、このようにすれば、前記実施例では屈曲体9
と押ボタン6,6の元の状態への復帰は、噴霧装
置2のコイルスプリング53の付勢力のみで行つ
ているのに対し、屈曲体9自体の付勢力も加わつ
て復帰するので、作動が確実となる。
板ばねを容器1底部側に湾曲させて設けてもよ
く、このようにすれば、前記実施例では屈曲体9
と押ボタン6,6の元の状態への復帰は、噴霧装
置2のコイルスプリング53の付勢力のみで行つ
ているのに対し、屈曲体9自体の付勢力も加わつ
て復帰するので、作動が確実となる。
また、前記実施例では、筒体3の端部両側に一
対の押ボタン6,6を設けてあるが、第5図に示
すように、筒体3の端部の一側のみに押ボタン6
を設け、この押ボタン6と筒体3の側壁との間に
屈曲体9を架設しても良い。
対の押ボタン6,6を設けてあるが、第5図に示
すように、筒体3の端部の一側のみに押ボタン6
を設け、この押ボタン6と筒体3の側壁との間に
屈曲体9を架設しても良い。
本考案は、筒体3の端部に嵌着した底板11上
に、押ボタン6を載置し、この押ボタン6を、筒
体3の側部に設けた窓孔15内に、前後方向に進
退自在となるようにして嵌入したものである。
に、押ボタン6を載置し、この押ボタン6を、筒
体3の側部に設けた窓孔15内に、前後方向に進
退自在となるようにして嵌入したものである。
したがつて、本考案は、噴霧器の筒体3の下部
を片手で把持し、その把持した手の親指と人差指
で押ボタン6を設けた部分を挟んで、押ボタン6
を前後方向に押す。そうすると、中央部が上方に
突出した屈曲体9は、さらに中央部が上方に突出
して、容器1の底部を上方に押圧し、液体を噴出
させることができるものである。
を片手で把持し、その把持した手の親指と人差指
で押ボタン6を設けた部分を挟んで、押ボタン6
を前後方向に押す。そうすると、中央部が上方に
突出した屈曲体9は、さらに中央部が上方に突出
して、容器1の底部を上方に押圧し、液体を噴出
させることができるものである。
よつて、本考案は噴霧器の噴霧ヘツドを指で押
し、或は、噴霧器を他の物体に押し付けることな
く、片手で容易に液体の噴出ができて、噴霧器を
持つ手が噴霧の邪魔にならず、鼻孔内に薬液を噴
霧する場合や、殺虫剤等を家具の隙間や物陰に噴
霧する場合、噴霧操作が極めてやりやすい。
し、或は、噴霧器を他の物体に押し付けることな
く、片手で容易に液体の噴出ができて、噴霧器を
持つ手が噴霧の邪魔にならず、鼻孔内に薬液を噴
霧する場合や、殺虫剤等を家具の隙間や物陰に噴
霧する場合、噴霧操作が極めてやりやすい。
しかも、指で押ボタン6,6を押す方向は噴霧
器の軸方向ではなく、それに直交する方向に押す
ので、例えば鼻孔内に噴霧する場合に容器1の底
部を指で直接軸方向に押すと、ノズル自体が鼻孔
内に挿入される方向へと押されて鼻にぶつかり不
快感を与えるのに対して、本考案ではそのような
ことはない。
器の軸方向ではなく、それに直交する方向に押す
ので、例えば鼻孔内に噴霧する場合に容器1の底
部を指で直接軸方向に押すと、ノズル自体が鼻孔
内に挿入される方向へと押されて鼻にぶつかり不
快感を与えるのに対して、本考案ではそのような
ことはない。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図はその噴霧装置部分の縦断面図、第3図はそ
の分解斜視図、第4図は他の実施例の屈曲体を示
す部分図、第5図は別の実施例の押ボタン部分の
図である。 1……容器、2……噴霧装置、3……筒体、4
……噴霧ヘツド、5……保持具、6……押ボタ
ン、7……ノズル、9……屈曲体、11……底
板、15……窓孔。
2図はその噴霧装置部分の縦断面図、第3図はそ
の分解斜視図、第4図は他の実施例の屈曲体を示
す部分図、第5図は別の実施例の押ボタン部分の
図である。 1……容器、2……噴霧装置、3……筒体、4
……噴霧ヘツド、5……保持具、6……押ボタ
ン、7……ノズル、9……屈曲体、11……底
板、15……窓孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 容器1の口頸部に取り付けられる噴霧装置2
を、上下方向に伸縮することにより、容器1内の
液体を噴霧する噴霧器において、 前記容器1と噴霧装置2とを、筒体3内に上下
摺動自在に設けるとともに、噴霧ヘツド4を保持
具5で筒体3の端部に固定し、さらに、噴霧ヘツ
ド4にノズル7を連設し、 前記筒体3は容器1の底部側となる端部の少な
くとも一側に窓孔15を設け、筒体3の端部に底
板11を嵌着し、この底板11の上に、押ボタン
6を載置し、この押ボタン6を前記窓孔15内に
前後方向に進退自在となるようにして嵌入し、こ
の押ボタン6の内側と、他側の押ボタン6の内
側、又は、筒体3の他側の内側との間に、中央部
が上側に突出する屈曲体9を架設し、この屈曲体
9を、前記押ボタン6の前後方向の嵌入により、
屈曲体9の中央部が上方に突出して、前記容器1
の底部を上方に向かつて押圧するように形成した
ことを特徴とする噴霧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985082438U JPH0446842Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985082438U JPH0446842Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61200159U JPS61200159U (ja) | 1986-12-15 |
JPH0446842Y2 true JPH0446842Y2 (ja) | 1992-11-05 |
Family
ID=30630153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985082438U Expired JPH0446842Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0446842Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3822352B2 (ja) * | 1998-03-19 | 2006-09-20 | 株式会社吉野工業所 | 正倒立両用の液体噴出器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546544B2 (ja) * | 1973-05-18 | 1980-11-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136Y2 (ja) * | 1978-09-19 | 1986-01-07 |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP1985082438U patent/JPH0446842Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546544B2 (ja) * | 1973-05-18 | 1980-11-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61200159U (ja) | 1986-12-15 |
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