JP2005219003A - トリガー付きポンプディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成で部品点数の少なく、操作性に極めて優れたトリガー付きポンプディスペンサーを提供する。
【解決手段】 ノズル部5と一体となったピストン7をトリガー4cを把持することにより押し下げてシリンダー4g内の液体をノズル部5から噴射するポンプディスペンサー1であって、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部4aの内側にシリンダー4gが一体形成され、該胴部4aにトリガー4cがヒンジ部4bを介して一体形成されていることに存する。
【効果】 容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体形成されているので、トリガーの回動となる支点を、極力、後方に配置でき、結果的にテコ比が大きく取れる。また、少なくとも胴部とトリガーとが合成樹脂で一体形成されることで、回動支点の動きが極めて正確となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トリガーを引くことによりピストンが下降するトリガー付きポンプディスペンサーに関する。
特に、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部に少なくともトリガーがヒンジ部を介して一体形成されているトリガー付きポンプディスペンサーに関する。
従来、容器口部に取り付けたキャップに、ピストンと共に上下動可能な噴霧ヘッドを設けて、この噴霧ヘッドを下降させることにより容器内の液体に圧力を加えノズル部から液体を噴霧するポンプディスペンサーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ポンプディスペンサーの場合は、容器を手で握りながら人差し指(又は親指)を噴霧ヘッドに掛け、人差し指(又は親指)を上下方向に動かすことによりノズル部から液体が噴霧される。
しかし、液体の吐出量を多くしたり、吐出速度を速くしたりする場合には、指を上下方向に動かして調整する必要があるために、操作がしづらいものとなっている。
そのため、このように人差し指(又は親指)で直接噴霧ヘッドを押圧するタイプのポンプディスペンサーでは、例えば、長時間の作業を行う場合には指が疲労し関節を痛める場合があった。
このような問題を解決することができるポンプディスペンサーとして、指を横方向に動かせるトリガーを使用したものが開発されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載のポンプディスペンサーは、図6に示すようにキャップの上に取り付けられる把持部100を有しており、その後方側にはポンプディスペンサーの高さ方向に延出したボス部100aが形成されている。
このボス部100aの上端には、トリガー101aを有するカバー101が枢着され、このカバー101は円盤状のピストン102の周囲を覆っている。
また、カバー101には突起部101bが形成されており、ピストン102と当接している。
更に、カバー101には、ピストン102の上部に設けられたノズル部103から液体を外方へ噴霧することができるように噴霧窓101cが形成されている。
そして、容器口部に螺合されたキャップ104を親指と人差し指との間の谷間で把持しながら、トリガー101aに指を掛け、該トリガー101aを後方へ引くと、ボス部100aの上端を枢軸Pとして突起部101bが下方へ回動し、ピストン102を押し下げる。
そのため、容器内の液体がノズル部103から噴霧される。
特開2003−212261号公報 特開平8−196955号公報
しかしながら、図6に記載のようなポンプディスペンサーでは、把持部100とカバー101とが別部材とされており、枢軸を形成する機構が複雑となり、部品点数の増加等を招いていた。
また、枢軸がカバー101の内側に位置しているために、テコ比が大きく取れない不具合があった。
このように、従来のポンプディスペンサーでは、その何れも、操作性の点からは、必ずしも満足できるものではない。
本発明は、かかる背景技術をもとになされたもので、上記の背景技術の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本発明は、より簡易な構成で部品点数の少ないトリガー付きポンプディスペンサーを提供することを目的とする。
更に、操作性に極めて優れたトリガー付きポンプディスペンサーを提供することを目的とする。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部とトリガーとをビンジ部を介して一体成形することにより上記の問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(1)、ノズル部と一体となったピストンをトリガーを把持することにより押し下げてシリンダー内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部の内側にシリンダーが一体形成され、該胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体化されているトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そして、(2)、な前記胴部の下方に容器に取り付けるためのキャップが設けられているトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(3)、前記胴部には、トリガーの回動を阻止するための阻止片が回動自在に設けられているトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(4)、前記胴部には、手で支えるためのフックがトリガーと反対側に形成されているトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(5)、作動前のトリガー端は、フックと同じ高さ位置に配置されているトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(6)、前記ヒンジ部からピストンを押圧する押圧部までの距離と、ヒンジ部からトリガー端までの距離との比が、1:5以上であるトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(7)、作動前(トリガーを引く前の状態)のトリガー端の高さ位置と作動後のトリガー端の高さ位置との差は、25mm以内の範囲であるに位置するトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(8)、前記ノズル部の先端部はトリガーの上端部より突出しているトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(9)、前記トリガーには、ピストンを押圧する凹んだ曲面状の突起部が形成され、該曲面状のピストンの曲面状の頭部を押し下げるものであるトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(10)、ノズル部と一体となったピストンをトリガーを把持することにより押し下げてシリンダー内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部の内側にシリンダーが一体形成され、該胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体化され、該胴部の下方に容器に取り付けるためのキャップが設けられ、且つトリガーの回動を阻止するための阻止片が回動自在に設けられ、且つ手で支えるためのフックがトリガーと反対側で作動前(トリガーを引く前の状態)のトリガー端と同じ高さ位置に配置されており、前記ヒンジ部からピストンを押圧する押圧部までの距離と、ヒンジ部からトリガー端までの距離との比が、1:5以上であり、作動前のトリガー端の高さ位置と作動後のトリガー端の高さ位置との差は、25mm以内の範囲にあるトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
そしてまた、(11)、上記(1)ないし(10)のいずれか1項に記載のトリガー式ポンプディスペンサーを取り付けた噴霧容器に存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)から(11)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明によれば、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体形成されているので、トリガーの回動となる支点を、極力、後方に配置でき、結果的にテコ比が大きく取れる。
また、少なくとも胴部とトリガーとが合成樹脂で一体形成されることで、回動支点の動きが極めて正確となる。
また、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部の内側にシリンダーが一体形成されているので、部品点数や生産コストの削減を図ることができる。
また、トリガーのピストン上方に位置する部分には、ピストンを押圧する曲面状の突起部が形成されているので、トリガーがスームズにピストンの頭部を押し下げることができる。
そのため、トリガーを握り締めることにより、ピストンを同様にスムーズに押し下げることができるので、液体の吐出量や吐出速度の調整が容易に行える。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るトリガー付きポンプディスペンサーを示した外観図である。
この一実施形態のポンプディスペンサー1は、樹脂製の短筒状のキャップ2を有している。
このキャップ2の外周面には滑り止め用の溝2aがキャップ厚さ方向に沿って一定間隔で多数形成されている。
キャップ2の下方には、容器内の液体を吸い上げるための導入ホース3が設けられている。
一方キャップ2の上方には、合成樹脂製のカバー部材4が取り付けられている。
カバー部材4は、容器軸方向に沿って配置される円筒状の胴部4aと、液体噴霧側(ノズル部5がある側)とは反対側に設けられたヒンジ部4bと、液体噴霧側に配置されヒンジ部4bを介して回動自在に一体化したトリガー4cとを備えている。
ヒンジ部4bは、カバー部材4の一部を小さい円弧状に折り曲げて形成されており、この部分がトリガー4cを回動させる際の支点となる。
また、カバー部材4にはトリガー4cとは反対側に、ポンプディスペンサー1の重量を手で支えるための板状のフック4dが形成されている。
ポンプディスペンサー1を握った場合、親指、又は親指と人差し指との股部が、フック4dの下方に当てがわれるのであるが、このフック4dは、ポンプディスペンサー1を支持して、その落下を防止するものである。
一方、カバー部材4のフック4dとは反対側に、トリガー4cの回動を阻止するための板状の阻止片4eが、薄肉部を介して回動自在に設けられている。
ポンプディスペンサー1を使用しないときは、阻止片4eによりトリガー4cの回動を拘束し、使用時に阻止片4eを下方に回動させてフリートとし、トリガー4cの拘束を解除すればよい。
このように不使用時に意図せずにトリガー4cを引き込んで液体を噴霧するような恐れはなくなるため、特に、液体が殺虫剤等の有毒物質の場合には有用である。
次に、図2を用いてポンプディスペンサー1の内部構造について説明する。
図2は、図1のポンプディスペンサー1の断面を示している。
カバー部材4の下端側にはリング突起4fが形成されており、ポンプディスペンサー1を上方から押し下げて該リング突起4fをキャップ2に挿入すると、リング突起4fがキャップ2の上端側に形成された引掛け部2bを乗り越えながらキャップ2に嵌まり込む。
トリガー4cはノズル部5を囲むように配設されているが、そのトリガー4cの上端部は、一定の長さに渡って一定の幅の切欠部4iが形成されている。
そのため、トリガー4cを回動させても、その切欠部4iにより、ピストン7を回避することができる。
ノズル部の先端部は、トリガー4cの作動前でもトリガーの上端部より突出した状態となっている。
カバー部材4には、円筒状の胴部4aの内側に、多段状のシリンダー4gが一体に形成されている。
このシリンダー4gには、スプリング6が挿入され、該スプリング6によってシリンダー内に位置するピストン7が上方に付勢されている。
ピストン7には、スプリング6と一直線状に配置されたピストン本体7aと、このピストン本体7aの上端側にて水平方向に延出する円筒状の腕部7bとが形成されている。
ピストン本体7aには通路7cが形成され、腕部7bに形成された通路7dと連通している。
また腕部7bの先端側にはノズル部5に嵌合されている。
腕部7bの通路7dは、更にノズル部5に形成された噴霧通路5aに連通されている。
さてピストン7の頭は曲面状に形成されており、カバー部材4の裏面側に形成された凹んだ曲面状の突起部4hに当接している。
この凹んだ曲面状の突起部4hは、ピストン7の頭の曲面より曲率の長い、いわゆるなだらかな曲面となっているために、トリガー4cの回動によっても、的確に力を伝達することができる。
ノズル部5の先端にはノズル部5と一体成形されたノズルキャップ5bが回動自在に形成されている。
ノズルキャップ5bを開くには、ノズルキャップ5bの摘み部5cを持ち上げるようにすればよい。
次に、本実施形態のポンプディスペンサー1のトリガー4cを作動させる、すなわち引いて回動させる場合の動作について説明する。
図3は、ポンプディスペンサー1のトリガー4cを引く前の状態(一点鎖線)と引いた後の状態(実線)を示している。
ポンプディスペンサー1の作動させる、すなわちトリガー4cを引くに当たっては、先ず、フック4dの下方のキャップ外周面に、親指10、又は親指10と人差し指の股部を当てがい、例えば人差し指8と中指9とをトリガー4cに掛ける。
この場合、中指9はトリガー4cの下端付近となる位置にある。
そして、この状態から人差し指8と中指9を引き込んで、トリガー4cを図中一点鎖線の位置から実線の位置に移動させる。
作動前(トリガー4cを引く前の状態)において、トリガー4cの先端(すなわちトリガー端)はフック4dと同じ高さ位置にあるが、作動後(トリガー4cを最後まで引いた状態)においては、のトリガー端はフックの高さ位置よりも下方の高さ位置となる。
この場合、作動前と作動後のトリガー端の高さ位置の差Hは、25mm以内となることが好ましい。
何故なら、この高さ位置の差Hの範囲であれば、通常の大人がトリガーを操作するのに、指の動きがスムーズに行える範囲であるからである。
なお、トリガーの操作は、フックの下に親指(又は親指と人指との股部)を当てて使用することを想定している。
特に、子供にとって25mmを越える場合は、スムーズな動きがやりにくくなることが、今回、実験的に確かめられている。
また、図4に示すように、ヒンジ部4b(ヒンジ点P)からピストン7を押圧する押圧点Qまでの距離L1と、ヒンジ部4b(ヒンジ点P)からトリガー端Rまでの距離L2との比(すなわち「テコ比」)は、1:5以上である。
因みに、従来のポンプディスペンサー1では、このような「テコ比」とすることは、その構造上難しかった。
このテコ比を1:5以上にできたのは、本発明のようなヒンジ点Pを、極力、後方に設定できるような構造、すなわち該胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体形成される構造にしたことで達成できたものである。
そのために、先述したトリガー端の高さ位置の差Hを25mm以内にすることと、このテコ比を1:5以上にすることで、より相乗的に指が扱い易くなるのである。
図5は、作動後(トリガー4cを最後まで引いた状態)のポンプディスペンサー1の断面を示している(尚、ノズルキャップ5bを閉じた状態を示した)。
ピストン7は、トリガー4cが回動してその角度が変わり、突起部4hがピストンの頭部を押し下げてピストンはスプリング6の反発力に抗して下降する。
このとき、トリガー4cが下方に回動しても切欠部4iがあるために、トリガーの回動が妨げられるようなことは起きない。
トリガーを下方に回動していくと、ノズル部5が大きく露出する。
そのため露出したノズル部5を目印にして、噴射対象位置に対して的確に焦点を合わせることができ、ターゲットが狙い易くなる。
上述した一実施形態のポンプディスペンサー1では、ピストン7はカバー部材4により覆われ、該カバー部材4には、容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部4aと、液体噴霧側とは反対側に配置されるヒンジ部4bと、液体噴霧側に垂下しヒンジ部4bを中心に回動するトリガー4cと、シリンダー4gとが一体に形成されているので、部品点数や生産コストの削減等を図ることができる。
また、少なくとも胴部とトリガーとが合成樹脂で一体形成されることで、回動支点の動きが極めて正確となる。
また胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体形成されているので、トリガーの回動となる支点を、大きく後方に配置できてテコ比が大きく取れる。
また、トリガーを握り締めることにより、ピストンを同様にスムーズに押し下げることができるので、液体の吐出量や吐出速度の調整が容易に行える。
またピストン7の頭は曲面状に形成されており、カバー部材4の裏面側に形成された凹んだ曲面状の突起部4hによって押圧されるために、トリガーを引く力がピストン7に的確に伝えられることとなる。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した一実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した一実施形態では、ヒンジ部4bをカバー部材4の一部を円弧状にした例について説明したが、鋭角に折り曲げた形状も当然可能である。
また、胴部とシリンダーとトリガーとが一体形成されているが、胴部とシリンダーのみ一体形成することも可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るトリガー付きポンプディスペンサーを示す説明図である。 図2は、図1のポンプディスペンサーの半断面図である。 図3は、トリガーを引く前の状態と引いた後の状態とを示す説明図である。 図4は、ヒンジ部から突起部までの距離とヒンジ部からトリガー端までの距離とについて説明図である。 図5は、トリガーを引いた後の状態を示すポンプディスペンサーの半断面図である。 図6は、従来のトリガー付きポンプディスペンサーの一例を示す説明図である。
符号の説明
1 ポンプディスペンサー
2 キャップ
2a 溝
2b 引掛け部
3 導入ホース
4 カバー部材
4a 胴部
4b ヒンジ部
4c トリガー
4d フック
4e 阻止片
4f リング突起
4g シリンダー
4h 突起部
4i 切欠部
5 ノズル部
5a 液体噴霧穴
5b ノズルキャップ
5c 摘み部
6 スプリング
7 ピストン
7a ピストン本体
7b 腕部
7c 通路
7d 通路
8 人差し指
9 中指
10 親指
100 把持部
100a ボス部
101 カバー
101a トリガー
101b 突起部
101c 噴霧窓
102 ピストン
103 ノズル部
104 キャップ
P ヒンジ点
Q 押圧点
R トリガー端

Claims (11)

  1. ノズル部と一体となったピストンをトリガーを把持することにより押し下げてシリンダー内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、
    容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部の内側にシリンダーが一体形成され、該胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体形成されていることを特徴とするトリガー式ポンプディスペンサー。
  2. 前記胴部の下方に容器に取り付けるためのキャップが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  3. 前記胴部には、トリガーの回動を阻止するための阻止片が回動自在に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  4. 前記胴部には、手で支えるためのフックがトリガーと反対側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  5. 作動前のトリガー端は、フックと同じ高さ位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  6. 前記ヒンジ部からピストンを押圧する押圧部までの距離と、ヒンジ部からトリガー端までの距離との比が、1:5以上であることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  7. 作動前(トリガーを引く前の状態)のトリガー端の高さ位置と作動後のトリガー端の高さ位置との差は、25mm以内の範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  8. 前記ノズル部の先端部はトリガーの上端部より突出していることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  9. 前記トリガーには、ピストンを押圧する凹んだ曲面状の突起部が形成され、該曲面状のピストンの曲面状の頭部を押し下げるものであることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  10. ノズル部と一体となったピストンをトリガーを把持することにより押し下げてシリンダー内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、
    容器軸方向に沿って配置される筒状の胴部の内側にシリンダーが一体形成され、該胴部にトリガーがヒンジ部を介して一体形成され、該胴部の下方に容器に取り付けるためのキャップが設けられ、且つトリガーの回動を阻止するための阻止片が回動自在に設けられ、且つ手で支えるためのフックがトリガーと反対側で作動前(トリガーを引く前の状態)のトリガー端と同じ高さ位置に配置されており、前記ヒンジ部からピストンを押圧する押圧部までの距離と、ヒンジ部からトリガー端までの距離との比が、1:5以上であり、作動前のトリガー端の高さ位置と作動後のトリガー端の高さ位置との差は、25mm以内の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のトリガー式ポンプディスペンサーを取り付けた噴霧容器。
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