JP2020192273A - 吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性の良い吐出容器を提供する。【解決手段】上方開口の口部を有するボトル2と、前記口部に装着されるとともに上方に突出するステム30を有し、このステム30の前記ボトル2に対する相対的な上下動により前記ボトル2から液体を吸い上げてステム30より吐出する吐出器20と、ボトル2及び吐出器20の外周面を囲むカバー筒42とを具備する。前記カバー筒42の上部に連結されたノズル64が前記ステム30に接続されており、前記カバー筒42の一部に内方への押込み可能な操作片44を形成するとともに、前記ボトル2の胴部4に、上端側から斜め下側への傾斜面であるスライド面部Sを備えた被操作部6を設ける。前記操作片44を内方へ押し込んだときに前記操作片44の上端である押圧用端部44aが前記スライド面部Sに当接して、前記カバー筒42に対してボトル2を押し上げる。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出容器に関する。この吐出容器の使用方法の一例として本発明を点鼻薬容器に適用することができる。
この種の吐出容器として、特許文献1に記載のものは、上面開口の口部を有するボトルと、前記口部に装着された吐出器と、前記ボトルの胴部の前半部を覆う半筒状のカバー体とを具備し、前記吐出器から起立するノズルを前記カバー体の上部に固定するとともに、前記ボトルの胴部後面に指掛け用凹部を形成し、この指掛け用凹部に指を当てて押し上げることにより、前記カバー体の内面に沿って前記ボトルを上方へスライドさせると、前記ノズルから内容液が吐出されるように構成してされている。
特許第5439037号
特許文献1の吐出容器は、例えば片手の親指を指掛け部に当てるとともに残りの4指でカバー体を把持した状態で親指を押し上げることで使用するものであり、人によっては、その動作を窮屈に感ずる場合があった。また、例えば、全高が大きいボトルを使用すると、手の開きが大きくなり、操作性が悪くなる場合があった。
本発明の目的は、操作性の良い吐出容器を提供することである。
第1の手段は、上方開口の口部を有するボトル2と、
前記口部に装着されるとともに上方に突出するステム30を有し、このステム30の前記ボトル2に対する相対的な上下動により前記ボトル2から液体を吸い上げてステム30より吐出するように構成された吐出器20と、
これらボトル2及び吐出器20の外周面を囲むカバー筒42と、
前記カバー筒42の上部に連結されるとともに前記ステム30に接続させたノズル64と、
を具備しており、
前記カバー筒42の一部に内方への押込み可能な操作片44を形成するとともに、
前記ボトル2の胴部4にスライド面部Sを備えた被操作部6を設け、
前記スライド面部Sは前記被操作部6の上端側から下内方へ傾く傾斜面として形成されており、
前記操作片44を内方へ押し込んだときに前記操作片44の上端である押圧用端部44aが前記スライド面部Sに当接して、前記カバー筒42に対してボトル2を押し上げるように構成した。
本手段は、図1に示す如く、ボトル2及び吐出器20の外周面を囲むカバー筒42の一部に内方への押込み可能な操作片44を形成するとともに、ボトル2の胴部4にスライド面部Sを備えた被操作部6を設けている。
この構成によれば、操作片44を内方へ押し込んだときに前記操作片44の押圧用端部44aが前記スライド面部Sに沿って摺動して、当該ボトル2を前記カバー筒42に対して押し上げることができる。
このため、本発明では、カバー筒を握りながら操作片に当てた指を内方へ押し込めばよく、安定した操作が可能となり、操作性が良い。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記被操作部6として、前記胴部4の両側に配置した一対の前記被操作部6を、また前記操作片44として、前記被操作部6の外側に位置する一対の操作片44をそれぞれ形成した。
本手段は、図1に示すように、前記胴部4の両側に配置した一対の前記被操作部6と、これら被操作部6の外側に位置する一対の操作片44とを有する。
この構造によれば、これら操作片44を両側から2本の指で挟んで押し込むことにより、内容液を吐出させることができるので、吐出作業が一層容易となる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記被操作部6は、上方凹側部8と凹底部10と下方凹側部12とからなる凹部に形成されており、
前記上方凹側部8は前記胴部4の上端部から下内方へ傾斜しており、この上方凹側部8の表面が前記スライド面部Sであり、
前記下方凹側部12は前記凹底部10の下端から前記胴部4の下部まで下外方へ傾斜しており、
前記操作片44は、前記カバー筒42の筒壁のうちで前記被操作部6と向かい合う部分に、縦長の逆U字形の切割り46を穿設することにより形成した。
本手段では、図1に示すように、前記被操作部6を、胴部の上端から下内方へ傾斜する上方凹側部8と、凹底部10と、当該凹底部から下外方へ傾斜する下方凹側部12とで形成する凹部としており、この凹部と向かい合う場所に操作片44を形成している。
この構造によれば、前記下方凹側部12を設けたので、前記操作片44を内方へ押し込だときに、この操作片44の下半部が前記ボトルに当たることがなく、確実に押し込み操作を行うことができる。従って、前記操作片44の押圧用端部44aによって前記スライド面部Sを十分に押し込むことができる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ前記カバー筒42に対して前記ボトル2を回転可能に設け、
前記カバー筒42に、ロック用溝部50a及び昇降用溝部50bを有するロック用溝50を形成するとともに、
前記ボトル2から、前記ロック用溝部50aと昇降用溝部50bとの間を移動可能な係合突部14を外方に向けて突設した。
本手段では、図1に示すように、カバー筒42に、ロック用溝部50a及び昇降用溝部50bを有するロック用溝50を形成している。そして前記ボトル2から係合突部14を外方に向けて突設している。この係合突部14は、前記カバー筒42に対する前記ボトル2の回転操作により、前記ロック用溝部50aと昇降用溝部50bとの間を移動可能である。
この構造によれば、前記ボトル2がカバー筒42に対して不意に動いて内容液が吐出してしまうことを防止できる。
第5の手段は、第4の手段を有し、かつ前記ロック用溝50は、低背のロック用溝部50aから高背の昇降用溝部50bへ連続する略L字形に形成され、そのロック用溝部50aと昇降用溝部50bとの接続部位から、ストッパ52を突設し、
前記ボトル2と前記カバー筒42とを相対的に回転させることにより、前記係合突部14が前記ストッパ52を乗り越えて前記ロック用溝部50aから前記昇降用溝部50bへ入ることができるように前記ストッパ52の突設長を設定した。
本手段では、図1に示すように、前記ロック用溝50は、低背のロック用溝部50aから高背の昇降用溝部50bへ連続する略L字形に形成されている。
そして前記のロック用溝部50aと昇降用溝部50bとの接続部位から、ストッパ52が突設されている。
この構造によれば、前記係合突部14が不意にロック用溝部50aから昇降用溝部50bへ入ってしまうことを防止できる。
第1の手段に係る発明によれば、カバー筒42の一部に内方への押込み可能な操作片44を、またボトル2の胴部4にスライド面部Sを備えた被操作部6をそれぞれ設け、操作片44を内方へ押し込むと、操作片の押圧用端部44aが前記スライド面部Sを摺動して前記ボトル2を押し上げ、内容液を吐出するから、吐出操作が簡単で、操作性が良い。
第2の手段に係る発明によれば、前記胴部4の両側に配置した一対の前記被操作部6と、前記被操作部6の外側に位置する一対の操作片44とをそれぞれ形成したから、これら操作片44を両側から片手で挟むように操作することができ、作業が一層容易となる。
第3の手段に係る発明によれば、被操作部6は、胴部4の上端から下内方へ傾斜する上方凹側部8と、凹底部10と、凹底部10の下端から胴部4の下部まで下外方へ傾斜する下方凹側部12とからなり、この被操作部と向かい合う場所に操作片44を形成したから、操作片でスライド面部Sを確実にかつ十分に押し込むことができる。
第4の手段に係る発明によれば、カバー筒42に、ロック用溝部50a及び昇降用溝部50bを有するロック用溝50を設け、前記ボトル2から突出した係合突部14が、前記ロック用溝部50aと昇降用溝部50bとの間を移動するから、内容液の不用意な吐出を防止できる。
第5の手段に係る発明によれば、前記ロック用溝50は、低背のロック用溝部50aから高背の昇降用溝部50bへ連続する略L字形に形成され、そのロック用溝部50aと昇降用溝部50bとの接続部位から、ストッパ52を突設したから、前記係合突部14が不意にロック用溝部50aから昇降用溝部50bへ入ってしまうことを防止できる。
本発明の実施形態に係る吐出容器の一部切欠き正面図である。 図1の吐出容器の平面図である。 図1の吐出容器の要部拡大図である。 図1の吐出容器の側面図である。 図1の吐出容器の使用状態説明図である。
図1から図5は、本発明の実施形態に係る吐出容器を示している。本実施形態では前記吐出容器を点鼻薬容器としているが、本発明は点鼻薬容器以外の吐出容器にも適用できる。
この点鼻薬容器は、ボトル2と、吐出器20と、カバー部材40と、棒状部材72と、キャップ80とで形成している。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
またこれら各部材は、例えば合成樹脂で形成することができる。
ボトル2は、胴部4から肩部16を介して図示しない口部を起立している。このボトル2は、図示例では、図2に点線で示すように、円形の水平断面形状を有する。
前記胴部4は、図1に示すように、正面方向から見て、直径方向の両側に内方へ凹む一対の被操作部6を有する。これら被操作部は、図1の中心線Oを通る垂直面に対して、面対称に形成することが好適である。
なお、一対の被操作部6の一方を省略することもできる。
各被操作部6は、図示例では、上方凹側部8と凹底部10と下方凹側部12とからなる。
前記上方凹側部8は、前記胴部4の上側(図示例では前記肩部16の近傍)から下内方へ傾斜するように形成されている。
前記上方凹側部8の表面は、スライド面部Sに形成している。
このスライド面部Sは、後述の操作片44の押圧用端部44aをスライド(摺動)させるための面である。
前記スライド面部Sは、当該押圧用端部が円滑に摺動できるような滑面に形成することが好適である。
図示例では、図1に示すように、正面方向から見たスライド面部Sの輪郭が直線状になるように形成している。
このスライド面部Sの水平線に対する勾配は、前記操作片44の内方押し込みが容易となるように設定する。図示の勾配は好適な一例であり、これに限定される訳ではない。
図1に示す上方凹側部8の下端から上端までの上下方向の高さHは、後述のステムのストローク長に対応する押上げが可能となるように設計する。
前記凹底部10は、被操作部6のうちで最も深く窪んだ部分であり、図示例では上下方向に一定の幅を有し、中心線Oと略平行とする。もっともこの構造は適宜変更することができる。
前記下方凹側部12は、前記凹底部10の下端から前記胴部4の下部まで下外方へ傾斜するように形成されている。
図示例において、図1に示す下方凹側部12の下端から上端までの上下方向の高さHは、上方凹側部8の上下方向の高さHより大である。もっともこの構造は適宜変更することができる。
前記胴部4の適所(図示例では胴部の下端部)からは、係合突部14が外方に向けて突設されている。
この係合突部14は、前記被操作部6の形成箇所から前記胴部4の周方向にずれた位置に設けると良い。前記係合突部14の周方向の両側には指掛け面14aが形成されている。
図示例では、図2に示すように胴部4の直径方向に位置する一対の係合突部14を設けているが、その一方は省略してもよい。
吐出器20は、ポンプ式の吐出器であり、筒状の装着部材22によって前記ボトル2の口部に嵌合(螺着等)されている。
図示例の吐出器は、ボトル2内へ垂下されたシリンダ内をピストン部材が摺動することによって内容液を吐出する一般的な機構を採用でき、押込み可能に上方付勢されたステム30を有している。
つまり、前記ステム30は、スプリングなどの上方付勢手段により上方へ付勢されており、このステムの前記ボトル2に対する相対的な上下動により前記ボトルから液体を吸い上げ、前記ステム30の開口部32から吐出することが可能に構成されている。
前記装着部材22は、リング状の頂板を有し、この頂板の上面外周部からガイド筒24を起立している。
カバー部材40は、カバー筒42と、ノズル64とを有する。このカバー部材40は、前記ボトル2及び吐出器20に対して、図1に示す中心線Oの回りで回転可能に形成されている。
前記カバー筒42は、主として前記ボトル2及び前記吐出器20の外周面を囲んでいる。
図示のカバー筒42は、大径の下半筒部42aの上端部からフランジ状頂壁42cを介して小径の上半筒部42bを起立している。
この上半筒部42bの上端には内向きフランジ58が付設されている。この内向きフランジ58の裏面からは大径の第1垂下筒部60が、また前記内向きフランジ58の内縁部からは小径の第2垂下筒部62がそれぞれ垂設されている。
前記第1垂下筒部60は、前記ガイド筒24の内部へ挿入されている。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記下半筒部42aには、前記被操作部6の外側に位置させて、一対の操作片44が形成されている。なお、一対の操作片44の片方を省略してもよい。
図示例では、これら操作片44は、図1に示す如く、前記被操作部6の下端から上端付近までの部分に向かい合うように形成している。
各操作片44は、図4に示す如く、前記下半筒部42aに逆U字形の切割り46を穿設することで形成されている。
逆U字形の切割り46は、操作片の上方及び周方向の両側方を切断する、一本の連続した貫通溝であり、この切割りによって囲まれた操作片44を内方へ押し込むことが可能に形成している。“逆U字形”という用語は、前記押込み操作が可能な形状を意味し、例えば90°回転したコ字形や逆V字形を含む。
図示例では、各操作片44の下端は、前記切割り46の両下端の間に形成されたヒンジ48により、前記下半筒部42aと接続されている。
なお、これらの構造は適宜変更することができる。
前記操作片44の上端部には、押圧用端部44aが形成されている。
この押圧用端部44aは、前記ボトル2を押し上げる役割を有する。
この役割は、図5に示すように、前記操作片44を内方へ押し込むことにより、押圧用端部44aが前記ヒンジ48を中心とする円弧Cに沿って移動し、その際に、被操作部6のスライド面部Sに沿って摺動して、擦りあげることで達成される。
前記円弧Cの半径Rは、前記操作片44の上下長さに対応しており、この半径を長くとるほど、操作片44の押圧用端部44aを内方に大きく押し込み易い。
そこで本実施形態では、前記ボトル2の胴部4の上端部から下部に亘る範囲に被操作部6を設け、かつ前記操作片44を前記被操作部6の形状に対応して縦長に形成している。
また図示例では、図4に示す如く、前記操作片44を縦長の略長方形に形成している。そしてこの長方形の上辺を、上辺の両端に比べて中央部がやや低い窪んだ形状とし、この中央部を押圧用端部44aとしている。
前記長方形の上辺を上記の形状とした理由は、周方向に湾曲したスライド面部Sの形状に合わせるためである。このような構造とすることにより、前記操作片44の上縁が周方向の広範囲で前記スライド面部Sを摺動することになり、前記ボトル2の姿勢を安定した状態で押し上げることができる。
もっともこれらの構造は、適宜変更することができる。
また前記下半筒部42aの適所(図示例では正面側の下端部)には、ロック用溝50が形成されている。このロック用溝50内には前記係合突部14が挿入されている。
図示例では、前記係合突部14に対応して、前記カバー筒44の直径方向に位置する一対のロック用溝50を形成しているが、その構造は適宜変更することができる。
また図示例では、図1に示すように、前記カバー筒42の下端と前記ロック用溝50の下端とを一致させることにより、ロック用溝50の下端を開口している。従って、この開口端部から前記係合突部14を前記ロック用溝50内に挿入させることができる。
このロック用溝50は、ロック用溝部50a及び昇降用溝部50bを有する。
これらロック用溝部50a及び昇降用溝部50bは、周方向に隣接されている。従って、係合突部14を周方向に押し込むことにより、前記ボトル2が前記カバー部材40に対して回転し、前記係合突部14が両溝部の間を移動することができる。
図示例のロック用溝50は、低背のロック用溝部50aから高背の昇降用溝部50bへ連続する略L字形に形成されている。
前記ロック用溝部50aの高さは、図3に示すように、前記係合突部14の上下幅と等しく形成している。従って、係合突部14がロック用溝部50a内に入った状態で、前記操作片44を内方へ押し込んでも、前記ボトル2を押し上げることができない。
また前記昇降用溝50bの横幅は、図1及び図5に示すように、前記係合突部14の横幅と同程度としている。
これら昇降用溝部50b及びロック用溝部50aの各上端のギャップGは、前記吐出器20のステム30のストローク長さ以上とすることが望ましい。
前記ロック用溝部50aの上縁からは、このロック用溝部50aから昇降用溝部50bへの接続する部位に位置させて、ストッパ52が下方へ突設されている。
このストッパ52の突出長は、前記ボトル2に対して前記カバー筒42を回転させることにより、前記係合突部14が前記ストッパを乗り越えて前記ロック用溝部50aから前記昇降用溝部50bへ入ることができる程度に小さくしている。
前記ノズル64は、前記カバー筒42の上端に一体的に連設されている。もっともこの構造は適宜変更することができ、前記ノズル64と前記カバー筒42とは別体に形成してもよい。
図示例のノズル64は、前記内向きフランジ58の内縁から先端小径のテーパ状の筒周壁65を起立している。この筒周壁65の上端に半球状の頂部66を形成し、この頂部66の中央部に噴口6が開口されている。
さらにこの噴口68を囲むように、前記頂部66から連結筒部70を垂下させている。
この連結筒部70は、前記ステム30の外面へ液密に嵌着させて固定している。
もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
棒状部材72は、前記連結筒部70内に配置された部材である。この棒状部材72は、細長い縦棒部74の上端に付設した大径の頭部76を前記連結筒部70の上部内へ嵌着固定している。
前記頭部76の回りにはスピン流路Pが形成されており、前記ステム30から吐出された液体が前記縦棒部74と連結筒部70の間を通り、前記スピン流路Pを経由して噴口68から噴霧されるように形成されている。
もっとも、図示例と異なり、内容物を噴霧させずに吐出する構造としてもよい。
キャップ80は、前記ノズル64の外側に着脱可能に嵌合されている。
図3に示す状態では、前記係合突部14が前記ロック用溝部50a内に位置しているため、前記一対の操作片44を押しても、ボトル2を押し上げることができない。
図3の状態から、図2に矢示する方向へ係合突部14を押し込むと、前記カバー部材40に対して前記ボトル2が回転し、前記係合突部14がストッパ52を乗り越えて、図1に示すように、昇降用溝部50b内へ移動する。
図1の状態から、キャップ80を外し、前記一対の操作片44の外面に指を添えて前記カバー部材を片手で把持して、図5に示すように、両操作片44を内方へ押し込むと、これら操作片44が前記ヒンジ48を中心として内側へ揺動する。
これにより、操作片44の押圧用端部44aは、前記円弧Cに沿って移動して前記スライド面部Sと当接し、スライド面部Sを摺動しながら押し上げる。その結果、図5に示す押上げ力fが作用する。
本実施形態では、一対の操作片44がスライド面部Sに対して押上げ力を及ぼすため、前記ボトル2を安定的に押し上げることができる。
また一対の操作片44を片手で挟み付けることにより押し込みができるので、操作が容易である。
図1の状態では、前記係合突部14が昇降用溝部50b内を上昇することができるため、前記ボトル2は前記シリンダとともに前記カバー部材40に対して押し上げられる。
他方、前記ステム30は前記連結筒部70を介してカバー部材40に固定されているため、前記吐出器20のポンプ機能が作動し、前記ステム30から液体が吐出される。
前記ステム30から吐出された液体は、前記ノズル64の内部を通り、前記噴口68から噴霧される。
前記一対の操作片44の押込みを解放すると、これら操作片44は原位置に復元し、また前記ボトル2及びシリンダは、前記吐出器20のスプリングなどの上方付勢手段の力によって元の場所へ下降する。
次に前記係合突部14を、図2に矢示する方向と反対向きに押し込むと、前記ロック用溝部50a内へ移動し、ロック状態に戻る。
2…ボトル 4…胴部 6…被操作部 8…上方凹側部 10…凹底部
12…下方凹側部
14…係合突部 14a…指掛け面 16…肩部
20…吐出器 22…装着部材 24…ガイド筒
30…ステム 32…開口部
40…カバー部材 42…カバー筒 42a…下半筒部 42b…上半筒部
42c…フランジ状壁部
44…操作片 44a…押圧用端部
46…切割り 48…ヒンジ 50…ロック用溝 50a…ロック用溝部
50b…昇降用溝部 52…ストッパ
58…内向きフランジ 60…第1垂下筒部 62…第2垂下筒部
64…ノズル 65…筒周壁 66…頂部 68…噴口 70…連結筒部
72…棒状部材 74…縦棒部 76…頭部
80…キャップ
C…円弧 f…押上げ力 G…ギャップ
…上方凹側部の高さ H…下方凹側部の高さ
O…中心線 P…スピン流路 S…スライド面部





Claims (5)

  1. 上方開口の口部を有するボトル(2)と、
    前記口部に装着されるとともに上方に突出するステム(30)を有し、このステム(30)の前記ボトル(2)に対する相対的な上下動により前記ボトル(2)から液体を吸い上げてステム(30)より吐出するように構成された吐出器(20)と、
    これらボトル(2)及び吐出器(20)の外周面を囲むカバー筒(42)と、
    前記カバー筒(42)の上部に連結されるとともに前記ステム(30)に接続させたノズル(64)と、
    を具備しており、
    前記カバー筒(42)の一部に内方への押込み可能な操作片(44)を形成するとともに、
    前記ボトル(2)の胴部(4)にスライド面部(S)を備えた被操作部(6)を設け、
    前記スライド面部(S)は前記被操作部(6)の上端側から下内方へ傾く傾斜面として形成されており、
    前記操作片(44)を内方へ押し込んだときに前記操作片(44)の上端である押圧用端部(44a)が前記スライド面部(S)に当接して、前記カバー筒(42)に対してボトル(2)を押し上げるように構成したことを特徴とする、吐出容器。
  2. 前記被操作部(6)として、前記胴部(4)の両側に配置した一対の前記被操作部(6)を、また前記操作片(44)として、前記被操作部(6)の外側に位置する一対の操作片(44)をそれぞれ形成したことを特徴とする、請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記被操作部(6)は、上方凹側部(8)と凹底部(10)と下方凹側部(12)とからなる凹部に形成されており、
    前記上方凹側部(8)は前記胴部(4)の上端部から下内方へ傾斜しており、この上方凹側部(8)の表面が前記スライド面部(S)であり、
    前記下方凹側部(12)は前記凹底部(10)の下端から前記胴部(4)の下部まで下外方へ傾斜しており、
    前記操作片(44)は、前記カバー筒(42)の筒壁のうちで前記被操作部(6)と向かい合う部分に、縦長の逆U字形の切割り(46)を穿設することにより形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の吐出容器。
  4. 前記カバー筒(42)に対して前記ボトル(2)を回転可能に設け、
    前記カバー筒(42)に、ロック用溝部(50a)及び昇降用溝部(50b)を有するロック用溝(50)を形成するとともに、
    前記ボトル(2)から、前記ロック用溝部(50a)と昇降用溝部(50b)との間を移動可能な係合突部(14)を外方に向けて突設したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の吐出容器。
  5. 前記ロック用溝(50)は、低背のロック用溝部(50a)から高背の昇降用溝部(50b)へ連続する略L字形に形成され、そのロック用溝部(50a)と昇降用溝部(50b)との接続部位から、ストッパ(52)を突設し、
    前記ボトル(2)と前記カバー筒(42)とを相対的に回転させることにより、前記係合突部(14)が前記ストッパ(52)を乗り越えて前記ロック用溝部(50a)から前記昇降用溝部(50b)へ入ることができるように前記ストッパ(52)の突設長を設定したことを特徴とする、請求項4に記載の吐出容器。
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