JP2014129129A - 容器用吐出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパ部材を紛失するおそれのない容器用吐出器を提供することである。
【解決手段】容器12の口部12aに装着される装着キャップ11と、該装着キャップ11に取り付けられたポンプPとを備え、該ポンプPのヘッド部16を装着キャップ11に向けて押し下げることによりポンプPが吐出動作する容器用吐出器10であって、ヘッド部16に連結された支持部材24に、ヘッド部16に対して接近・離反する方向に相対移動自在にストッパ部材23を装着し、支持部材24に、ストッパ部材23の移動方向に沿って並ぶ複数の係合面28aを備えた係合部26を設け、ストッパ部材23に、係合面28aに係合して、ストッパ部材23のヘッド部16に接近する方向への移動を規制する係止爪27を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器の口部に装着され、ヘッド部の押し下げ操作により容器に収容された内容物を吐出する容器用吐出器に関する。
従来から、この種の容器用吐出器において、流通段階等においてヘッド部が不意に押されて容器内の内容物が誤って漏れ出すことを防止するために、ヘッド部と装着部との間にストッパ部材を装着し、ヘッド部の押し下げ操作をストッパ部材により規制するようにした構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−153409号公報
しかしながら、特許文献1に記載される従来の容器用吐出器では、ストッパ部材は容器や容器用吐出器とは別体に形成され、容器用吐出器に対して着脱式とされている。そのため、使用時に容器用吐出器からストッパ部材を取り外した後、このストッパ部材を紛失するおそれがあった。
本発明の目的とするところは、ストッパ部材を紛失するおそれのない容器用吐出器を提供することにある。
本発明の容器用吐出器は、容器の口部に装着される装着部と、該装着部に取り付けられたポンプとを備え、該ポンプのヘッド部を前記装着部に向けて押し下げることにより前記ポンプが吐出動作する容器用吐出器であって、前記ヘッド部に連結された支持部材に、該ヘッド部に対して接近・離反する方向に相対移動自在にストッパ部材を装着するとともに、前記支持部材に、前記ストッパ部材の移動方向に沿って並ぶ複数の係合面を備えた係合部を設け、前記ストッパ部材に、前記係合面に係合して、前記ストッパ部材の前記ヘッド部に接近する方向への移動を規制する係止爪を設けたことを特徴とする。
上記構成においては、前記支持部材と前記ストッパとを円筒状に形成し、該支持部材の外側に前記ストッパ部材を摺動自在に装着するのが好ましい。
上記構成においては、前記係合部と前記係止爪とを、前記ストッパ部材の前記ヘッド部に接近する方向への移動を規制し、該ストッパ部材の前記ヘッド部から離反する方向への移動は許容するラチェットに構成するのが好ましい。
上記構成においては、前記ヘッド部に該ヘッド部の移動方向に対して横向きに突出する吐出ノズルを設け、前記係合部を、前記支持部材の、前記吐出ノズルの突出方向とは反対側を向く部分に配置するのが好ましい。
本発明では、ストッパ部材をヘッド部に連結された支持部材に装着し、係止爪を係合部の係合面に係合・離脱させることにより、ストッパ部材を、ヘッド部の押下げ操作を規制する位置と、その規制を解除する解除位置とに移動させる構成としたので、ストッパ部材を容器用吐出器と一体化させて、その紛失を防止することができる。また、係止爪を係合面から離脱させてストッパ部材をヘッド部に対して接近・離反させる方向に移動させることにより、ヘッド部の押下げ操作の規制と解除とを容易に切り替えることができる。さらに、係止爪を係合部に設けられた複数の係合面のうちの任意の係合面に係合させることにより、ストッパ部材を支持部材の任意の位置に係止させることができるので、ヘッド部の押し下げストロークを多段階に調整して、ヘッド部を押下げ操作したときに吐出される内容物の吐出量を所要に応じて変えることができる。
本発明では、支持部材とストッパとを円筒状に形成し、該支持部材の外側にストッパ部材を摺動自在に装着するようにしたので、ストッパ部材を支持部材に確実に支持させることができる。したがって、ストッパ部材の支持部材に対する移動を滑らかにし、また、ストッパ部材によりヘッド部の押下げ操作を確実に規制することができる。
本発明では、係合部と係止爪とを、ストッパ部材のヘッド部に接近する方向への移動を規制し、ストッパ部材のヘッド部から離反する方向への移動は許容するラチェットに構成するようにしたので、係止爪を係合面から離脱させる操作をすることなく、ストッパ部材を装着部側に向けて移動させることができる。したがって、ヘッド部の押下げ操作を規制する位置へのストッパ部材の切替え操作を容易にすることができる。
本発明では、ヘッド部に該ヘッド部の移動方向に対して横向きに突出する吐出ノズルを設け、係合部を、支持部材の、吐出ノズルの突出方向とは反対側を向く部分に配置するようにしたので、係止爪を係合面から離脱させる操作を行う際に、吐出ノズルが当該操作の邪魔にならないようにして、当該操作を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態である容器用吐出器の断面図である。 図1に示すヘッド部の平面図である。 図1に示す係合部の正面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 ストッパ部材によりヘッド部の押下げ操作を規制した状態を示す図である。 ストッパ部材を解除操作している状態を示す図である。 ストッパ部材をフルストローク位置とした状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態である容器用吐出器(以下、吐出器とする)10は、装着キャップ(装着部)11と、この装着キャップ11に取り付けられたポンプPとを備えている。吐出器10は、容器12に取り付けられ、容器12とともにポンプ容器13を構成する。この容器12としては、例えば、シャンプーやリンス、整髪料等の内容物を収容するものを用いることができ、吐出器10は容器12の内部から内容物を外部に吐出することができる。
装着キャップ11は円筒状の側壁11aと天壁11bとを備えた底付き円筒状に形成され、容器12の口部12aにねじ結合により装着(固定)される。装着キャップ11が口部12aに装着されることにより吐出器10は容器12に固定され、また容器12の口部12aが装着キャップ11により閉塞される。なお、装着キャップ11は、ねじ結合に限らず、例えばアンダーカット係合等の他の手段により口部12aに装着される構成とすることもできる。
ポンプPは、ポンプ本体14、軸部15およびヘッド部16を備えている。
ポンプ本体14は装着キャップ11に保持されており、装着キャップ11が口部12aに装着されると、容器12の内部に配置される。ポンプ本体14は、内容物を圧送するための小径シリンダ室14aと、空気を圧送するための大径シリンダ室14bとを備えたフォーマータイプとなっている。小径シリンダ室14aには小径ピストン14cが配置され、大径シリンダ室14bには大径ピストン14dが配置されており、これらのピストン14c,14dはそれぞれステム17に連結されている。
軸部15は軸心に流路15aが設けられた棒状に形成されており、その一端においてステム17に連結されている。軸部15の流路15aはステム17を介して小径シリンダ室14aに接続されるとともに軸部15とステム17との接続部分に設けられた流路19を介して大径シリンダ室14bにも接続されている。また、小径シリンダ室14aには、容器12の底まで延びる吸入パイプ18が固定されている。装着キャップ11の天壁11bの軸心には貫通孔11cが設けられ、軸部15はこの貫通孔11cを介して装着キャップ11の外部に突出している。また、装着キャップ11の天壁11bの軸心には円筒状の支持筒部20が一体に設けられ、軸部15は支持筒部20の内側に挿通され、軸方向に移動自在に支持されている。
ヘッド部16は軸部15の上端に連結されている。図示する場合では、ヘッド部16は軸部15と一体に樹脂材料により形成されているが、ヘッド部16を軸部15と別体に形成し、軸部15に固定する構成とすることもできる。図2に示すように、ヘッド部16は円盤状となっており、その軸心において軸部15に連結されている。ヘッド部16には軸部15の軸方向に対して垂直な方向に向けて突出する吐出ノズル21が一体に設けられ、この吐出ノズル21と軸部15の流路15aとがヘッド部16の内部に設けられた吐出流路16aにより接続されている。
ヘッド部16を装着キャップ11の側に向けて押し下げると、軸部15により各ピストン14c,14dが下方に向けて押されてポンプPが吐出動作する。ポンプPが吐出動作すると、容器12に収容された内容物が吸入パイプ18と小径シリンダ室14aとを介して流路15aに圧送されるとともに、大径シリンダ室14bから流路15aに空気が圧送されて、流路15aにおいてこれらが混合される。また、軸部15にはメッシュMが設けられており、内容物と空気との混合物がメッシュMを通過することにより、内容物は泡状とされ、流路15aから吐出流路16aを通って吐出ノズル21から外部に吐出される。このように、ヘッド部16を押下げ操作することにより、容器12に収容された内容物を外部に吐出することができる。ヘッド部16の押下げ操作を解除すると、シリンダ室14aに配置されたスプリング22によりピストン14c,14dが上方に押され、これによりヘッド部16は初期位置に復帰する。
図1に示すように、この吐出器10は、ヘッド部16の押下げ操作を規制する、つまりヘッド部16を押下げ操作できないようにするためのストッパ部材23を備えている。
ヘッド部16には支持部材24が連結され、ストッパ部材23はこの支持部材24に装着されている。支持部材24は軸部15と同軸の円筒状に形成され、ヘッド部16の下面に連結されて、当該下面から装着キャップ11の側に向けて突出している。図示する場合では、支持部材24はヘッド部16と一体に樹脂材料で形成されることによりヘッド部16に連結されているが、支持部材24をヘッド部16と別体に形成し、接着やアンダーカット等の固定手段を用いてヘッド部16に連結する構成とすることもできる。
ストッパ部材23は樹脂材料により支持部材24の外径よりも僅かに大きい内径を有する円筒状に形成され、支持部材24の外側に装着されている。ストッパ部材23は、その内周面において支持部材24の外周面に摺接しており、支持部材24の外周面に案内されてヘッド部16に対して接近・離反する方向に相対移動することができるようになっている。つまり、ストッパ部材23は、支持部材24に対して、ヘッド部16の移動方向に沿って相対移動することができる。
ストッパ部材23が、ヘッド部16に接近する方向へ移動することを規制するために、ストッパ部材23と支持部材24との間には係止機構25が設けられている。この係止機構25は、支持部材24に設けられる係合部26と、ストッパ部材23に設けられる係止爪27とを有している。
図3に示すように、支持部材24の側面には、その外周面に対して凹んだ凹部24aが設けられている。凹部24aは、支持部材24の軸方向に沿ってその外周面の上端から下端にまで延びており、この凹部24aの内部に係合部26が設けられている。本実施の形態においては、凹部24aは、支持部材24の外周面の、吐出ノズル21が突出する方向(図1中左側)とは反対側(図1中右側)を向く部分に設けられている。なお、便宜上、図3においては、特定の突起28にのみ符号を付している。
係合部26は複数の突起28を備え、これらの突起28は凹部24aの内部に、支持部材24の軸方向つまり支持部材24に対するストッパ部材23の移動方向に沿って等間隔に並べて配置されている。図4に示すように、各突起28は、それぞれ断面三角形状であるとともに支持部材24の軸方向に直交する方向に平行に延びる形状に形成され、その装着キャップ11の側を向く面はストッパ部材23の移動方向に対して垂直な係合面28aとなっている。
一方、図1に示すように、ストッパ部材23には係止片29が一体に設けられている。この係止片29は、支持部材24の軸方向に直交する方向に平行なヒンジ30によりストッパ部材23に連結され、このヒンジ30を中心として支持部材24に接近・離反する方向に回動自在となっている。この係止片29は、例えば、ストッパ部材23にヘッド部16の側を向く上端縁から軸方向に沿って延びる一対の平行なスリットを設け、これらのスリットの間の部分として設けることができる。
係止爪27は、ストッパ部材23に設けられた係止片29の先端の、支持部材24の側を向く内周面に一体に設けられている。図4に示すように、この係止爪27は、係合部26の突起28とは上下反対向きとなる断面三角形状に形成され、そのヘッド部16の側を向く面はストッパ部材23の移動方向に対して垂直な係止面27aとなっている。係止爪27は、その係止面27aにおいて係合部26の突起28の係合面28aに係合する。これにより、ストッパ部材23のヘッド部16に接近する方向への移動が係止機構25により規制され、ヘッド部16は押下げ操作できない状態とされる。
なお、係止爪27は支持部材24の凹部24aの内部において突起28の係合面28aに係合するので、係止爪27が凹部24aの内壁に案内されて、ストッパ部材23は支持部材24に対して回り止めされる。なお、ストッパ部材23の支持部材24に対する回り止めを別途設ける構成とすることもできる。
係止片29の外周面には摘み片31が一体に設けられ、この摘み片31に対応した補助摘み片32がヒンジ30の下方においてストッパ部材23の外周面に一体に設けられている。摘み片31と補助摘み片32は互いに平行な板状に形成されており、摘み片31を補助摘み片32に向けて押し下げることにより、ヒンジ30を中心として係止片29を外側に回動させて、係止爪27を突起28の係合面28aから離脱させることができる。係止爪27が突起28の係合面28aから離脱すると、ストッパ部材23の移動の規制が解除され、ストッパ部材23をヘッド部16に接近する方向に移動させることができる。
一方、図4に示すように、突起28のヘッド部16の側を向く面は、それぞれストッパ部材23の移動方向に対して傾斜した傾斜面28bとなっており、係止爪27の装着キャップ11の側を向く面も当該移動方向に対して傾斜した傾斜面27bとなっている。したがって、ストッパ部材23をヘッド部16から離間する方向へ移動させる際には、係止爪27の傾斜面27bは、係止片29を外側に弾性変形させながら突起28の傾斜面28bを乗り越えることができる。つまり、係合部26と係止爪27は、ストッパ部材23のヘッド部16に接近する方向への移動は規制するが、ストッパ部材23のヘッド部16から離反する方向への移動は許容するラチェットに構成されている。したがって、ストッパ部材23を装着キャップ11に接近する方向に向けて移動させる際には、係止片29の操作をすることなく、ストッパ部材23を当該方向に移動させることができる。この移動の際にストッパ部材23と支持部材24との間に生じる抵抗力は、スプリング22の付勢力を越えない値に設定されるのが好ましい。なお、ラチェットとは動作方向を一方に制限するために用いられる機構のことである。
このような構成により、支持部材24に装着したストッパ部材23を、支持部材24に対してヘッド部16に接近・離反する方向に相対移動させるとともに係止機構25により当該位置に保持することができる。
図5に示すように、ストッパ部材23を支持部材24に対して下方側のストローク端に移動させ、係止機構25により当該位置に保持することにより、自然状態つまりヘッド部16を押下げ操作していない状態において、ストッパ部材23の下端を装着キャップ11の天壁11bに当接させることができる。この状態では、ストッパ部材23はストッパ位置となり、ヘッド部16を装着キャップ11に支持させるので、ヘッド部16の装着キャップ11の側へ向けた移動つまりヘッド部16の押下げ操作が規制される。したがって、ストッパ部材23をストッパ位置とすることにより、ヘッド部16を押下げ操作できない状態とすることができる。
装着キャップ11の天壁11bにはヘッド部16の側に向けて突出する円形の台座部33が設けられ、ストッパ位置とされたストッパ部材23の内周面が台座部33の外周面に係合する。これにより、運搬時等におけるストッパ部材23の振動を防止することができる。
ストッパ部材23によるヘッド部16の押下げ操作の規制を解除する際には、図6に示すように、摘み片31と補助摘み片32とを指で挟むように掴んで、ヒンジ30を中心として係止片29を外側に回動させ、係止爪27を突起28の係合面28aから離脱させる。そして、摘み片31と補助摘み片32とを掴んだままストッパ部材23をヘッド部16に接近させる方向へ移動させることができる。
図7に示すように、ストッパ部材23を最もヘッド部16に接近したフルストローク位置にまで移動させ、摘み片31,32から手を離すと、係止片29がその弾性変形により初期位置に復帰し、係止爪27が係合部26の最も上側の突起28の係合面28aに係合して、ストッパ部材23は当該位置に保持される。ストッパ部材23のフルストローク位置は、ストッパ部材23が装着キャップ11から離れてヘッド部16の押下げ操作の規制が解除された解除位置である。ストッパ部材23がフルストローク位置に保持された状態では、ヘッド部16を装着キャップ11に向けて押下げ操作することにより、ポンプPを吐出動作させて容器12に収容された内容物を吐出ノズル21から外部に吐出させることができる。
このように、本発明では、支持部材24に装着したストッパ部材23によりヘッド部16の押下げ操作を規制するとともに、係止機構25の操作によりストッパ部材23を移動させて当該規制を解除できる構成としたので、ストッパ部材23を吐出器10と一体の構成として、当該ストッパ部材23の紛失を防止することができる。
また、本発明では、ストッパ部材23と支持部材24とを円筒状に形成し、支持部材24の外側にストッパ部材23を摺動自在に装着するようにしたので、ストッパ部材23を支持部材24に確実に支持させることができる。これにより、ストッパ部材23の支持部材24に対する移動を滑らかにすることができ、また、ストッパ部材23にヘッド部16の押下げ操作を確実に規制させることができる。
図7に示すように、ストッパ部材23をフルストローク位置に保持させた状態では、ヘッド部16をフルストロークで、つまり最も押下げ量が多くなるように作動させることができる。
これに対して、例えば図6に示すようなストッパ位置とフルストローク位置との間の任意の位置でストッパ部材23を支持部材24に保持させることもできる。つまり、ストッパ部材23に設けられた係止爪27を、支持部材24に設けられた係合部26の任意の突起28の係合面28aに係止させることにより、ストッパ部材23をストッパ位置とフルストローク位置との間の任意の位置で支持部材24に保持させることができる。ストッパ部材23をストッパ位置とフルストローク位置との間の任意の位置で支持部材24に保持させることにより、自然状態におけるストッパ部材23の下端と装着キャップ11との間隔を任意に設定して、ヘッド部16の押下げストロークを多段階に調整することができる。本実施の形態においては、係合部26には、ストッパ位置に対応する突起28以外に9個の突起28が設けられているので、フルストロークを含めて9段階にヘッド部16の押下げストロークを調整することができる。
このように、本発明では、ストッパ部材23を支持部材24の任意の位置に係止させることができるので、ヘッド部16の押し下げストロークを多段階に調整して、ヘッド部16を押下げ操作したときに吐出ノズル21から吐出される内容物の吐出量を所要に応じて変えることができる。
また、本発明では、係合部26を、支持部材24の、吐出ノズル21の突出方向とは反対側を向く部分に配置するようにしたので、ストッパ部材23を移動させて吐出量を調整し、または吐出の規制、解除を行う際に、係止片29の操作に対して、吐出ノズル21が邪魔にならず、当該操作は容易である。
容器12から内容物を吐出した後には、再度ストッパ部材23をストッパ位置にまで移動させて、ヘッド部16の押下げ操作を規制することができる。このとき、係止機構25はラチェットに構成されているので、係止片29を操作することなく、ストッパ部材23を下方に向けて押し下げるだけの簡単な操作で、ストッパ部材23をストッパ位置に移動させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、係合部26には10個の突起28(係合面28a)を設けるようにしているが、これに限らず、係合部26に設ける突起28の数は任意に設定することができる。
また、前記実施の形態においては、支持部材24に設けた突起28の一面を係合面28aとしているが、支持部材24にストッパ部材23の移動方向に並べて複数の凹み部分を設け、この凹み部分の内面を係合面としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ストッパ部材23と支持部材24とを円筒状に形成しているが、これに限らず、支持部材24にストッパ部材23を相対移動自在に装着できる構成であれば、例えばストッパ部材23と支持部材24とを角形断面の筒状に形成したり、これらを断面C字形に形成したりするなど、他の形状とすることもできる。
さらに、前記実施の形態においては、係合部26と係止爪27とをラチェットに構成しているが、これに限らず、例えば、突起28と係止爪27とを共に断面矩形に形成するなどして、ストッパ部材23のヘッド部16に接近・離反する何れの方向への移動を規制する構成としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ポンプPとしてフォーマータイプのものを用いているが、これに限らず、ヘッド部16を装着キャップ11に向けて押し下げることにより内容物が吐出される構成のものであれば、他の構成のポンプを用いることもできる。
さらに、前記実施の形態においては、係止片29の操作のために摘み片31と補助摘み片32とを設けているが、摘み片31のみを設ける構成としてもよい。また、摘み片31の形状は図示するものに限らず、係止片29を操作することができるものであれば、種々の形状とすることができる。
10 容器用吐出器
11 装着キャップ(装着部)
11a 側壁
11b 天壁
11c 貫通孔
12 容器
12a 口部
13 ポンプ容器
14 ポンプ本体
14a 小径シリンダ室
14b 大径シリンダ室
14b ピストン
14c 小径ピストン
14d 大径ピストン
15 軸部
15a 流路
16 ヘッド部
16a 吐出流路
17 ステム
18 吸入パイプ
19 流路
20 支持筒部
20a 仮保持片
21 吐出ノズル
22 スプリング
23 ストッパ部材
24 支持部材
24a 凹部
25 係止機構
26 係合部
27 係止爪
27a 係止面
27b 傾斜面
28 突起
28a 係合面
28b 傾斜面
29 係止片
30 ヒンジ
31 摘み片
32 補助摘み片
33 台座部
P ポンプ
M メッシュ

Claims (4)

  1. 容器の口部に装着される装着部と、該装着部に取り付けられたポンプとを備え、該ポンプのヘッド部を前記装着部に向けて押し下げることにより前記ポンプが吐出動作する容器用吐出器であって、
    前記ヘッド部に連結された支持部材に、該ヘッド部に対して接近・離反する方向に相対移動自在にストッパ部材を装着するとともに、
    前記支持部材に、前記ストッパ部材の移動方向に沿って並ぶ複数の係合面を備えた係合部を設け、
    前記ストッパ部材に、前記係合面に係合して、前記ストッパ部材の前記ヘッド部に接近する方向への移動を規制する係止爪を設けたことを特徴とする容器用吐出器。
  2. 請求項1記載の容器用吐出器において、前記支持部材と前記ストッパとを円筒状に形成し、該支持部材の外側に前記ストッパ部材を摺動自在に装着することを特徴とする容器用吐出器。
  3. 請求項1または2記載の容器用吐出器において、前記係合部と前記係止爪とを、前記ストッパ部材の前記ヘッド部に接近する方向への移動を規制し、該ストッパ部材の前記ヘッド部から離反する方向への移動は許容するラチェットに構成することを特徴とする容器用吐出器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器用吐出器において、前記ヘッド部に該ヘッド部の移動方向に対して横向きに突出する吐出ノズルを設け、前記係合部を、前記支持部材の、前記吐出ノズルの突出方向とは反対側を向く部分に配置することを特徴とする容器用吐出器。
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