JP5696023B2 - 定量注出器 - Google Patents
定量注出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5696023B2 JP5696023B2 JP2011237815A JP2011237815A JP5696023B2 JP 5696023 B2 JP5696023 B2 JP 5696023B2 JP 2011237815 A JP2011237815 A JP 2011237815A JP 2011237815 A JP2011237815 A JP 2011237815A JP 5696023 B2 JP5696023 B2 JP 5696023B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- dial
- pressing head
- disposed
- expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
この定量注出器では、レバーを用いてピストンロッドを引き上げると、シリンダ内が負圧になって吸い上げ筒とシリンダとが連通し、吸い上げ筒から内容物がシリンダ内に吸入される。そして、シリンダと注出筒とが連通してシリンダ内に吸入された内容物が注出筒から注出される。
本発明に係る定量注出器は、注出される内容物を一時的に収容するシリンダと、該シリンダに連設されるとともに前記内容物が収容される容器の口部に配設されて、前記シリンダの内圧の増減に応じて該シリンダとの連通および遮断が切り替えられる吸い上げ筒と、前記シリンダに直結されて側方に向けて延び、前記シリンダの内圧の増減に応じて該シリンダとの連通および遮蔽が切り替えられる注出筒と、前記シリンダに上方付勢状態で下方移動自在に配設された有頂筒状の押下ヘッドと、前記シリンダ内に配設され、前記押下ヘッドに連係して該シリンダ内を上下移動するピストンと、前記押下ヘッドの下方移動量を規制するストッパ部材と、を備え、前記ストッパ部材は、ダイヤル軸回りに回転自在に配設されたダイヤル部と、当該ダイヤル部の前記ダイヤル軸回りの回転移動に伴い、前記押下ヘッドの周壁部に形成された開口を通して、前記押下ヘッドの内部において前記シリンダよりも上方に位置する拡縮空間に対して進退移動する規制部と、を備え、前記規制部は、前記シリンダ若しくは前記シリンダの上端部に装着された部材に、上方から対向して当接可能に構成されていることを特徴としている。
さらに、ダイヤル部に前記拡縮空間内に対して進退移動する規制部を追加するだけの簡素な構成であるため、既存の製品から大きな設計変更を伴わずにストローク量の切り替えが可能になる。
本実施形態における定量注出器1は、例えば、内容物を収容した容器(不図示)の口部(不図示)に装着されるものである。具体的に、図1,図2に示すように、定量注出器1は、注出される内容物を一時的に収容するシリンダ2と、シリンダ2に上方付勢状態で下方移動自在に設けられた押下ヘッド3と、シリンダ2に連設されて容器の口部に配設される吸い上げ筒4と、シリンダ2内に配設され、押下ヘッド3に連係してシリンダ2内を上下移動するピストン7と、シリンダ2に直結されて側方に向けて延びる注出筒5と、押下ヘッド3の下方移動量を規制するストッパ部材6と、を備えている。なお、上述した容器内に収容される内容物としては、例えば水や酒類などの液体飲料のように比較的粘度の低い液体が挙げられるが、低粘度の液体に限られない。
シリンダ本体部11の下面における径方向中央部には、吸い上げ筒4に連通する吸い上げ連通口(不図示)が形成され、中央から径方向外方に離間した位置に連結筒部13に連通する注出連通口(不図示)が形成されている。
連結筒部13の内部には、シリンダ本体部11の内圧の増減に応じてシリンダ2と注出筒5との連通および遮蔽を切り替える注出弁(不図示)が設けられている。この注出弁は、シリンダ本体部11の内圧が増大することで開放され、シリンダ2と注出筒5とを連通させる一方、シリンダ本体部11の内圧が減少することで閉塞され、シリンダ2と注出筒5とを遮蔽する。
押下筒部21内には、天壁部44から下方に向けて延びる連結筒部42が備えられ、この連結筒部42内に装着筒部43が嵌合されている。
また、吸い上げ筒4の内部には、シリンダ本体部11の内圧の増減に応じてシリンダ2と吸い上げ筒4との連通および遮蔽を切り替える吸い上げ弁(不図示)が設けられている。この吸い上げ弁は、シリンダ本体部11の内圧が減少することで開放され、シリンダ2と吸い上げ筒4とを連通させる一方、シリンダ本体部11の内圧が増大することで閉塞され、シリンダ2と吸い上げ筒4とを遮蔽する。
開口部51は、天壁部44の外周縁部に形成され、上下方向に貫通しかつ径方向の外側に向けて開口する上端開口部52と、上端開口部52の周方向両側から下方に向けて延びる一対のスリット53と、を有している。なお、押下外筒41において、一対のスリット53同士の間に位置する部分(以下、片持ち壁という)41aは、下端が固定端、上端が自由端となっている。また、開口部51の上端開口部52は、この定量注出器1の上面視で、天壁部44の内側に向けて張り出した弧状を呈している。
これらのダイヤル保持筒61、軸受筒62およびダイヤル部63はそれぞれ、押下外筒41より径方向の外側に位置し、かつ軸線Oと平行な共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸をダイヤル軸O’という。
操作部67は、円板状の天壁部66を有し、この天壁部66によりダイヤル保持筒61の上端開口部61aおよび押下筒部21の上端開口部52が一体に閉塞されている。なお、上端開口部52の曲率半径、ダイヤル保持筒61の外周面における半径、および天壁部66の外周面における半径は、互いに同等になっている。操作部67は、その周方向における一部が上端開口部52の開口縁内に収容されている。押下筒部21の天壁部44の上面と操作部67の上面とは、ほぼ面一となっている。なお、操作部67の上面には、90度ピッチで目盛りS1〜S4が配される一方、押下筒部21の天壁部44における上端開口部52の開口周縁部には合印Tが配されている。
尚、前記規制部71〜73は、前記ダイヤル部63と別部材として成形し、両者を組み付けて構成してもよい。
すなわち、ダイヤル部63を回転させ、操作部67の目盛りS1〜S4のうち、目盛りS1〜S3の何れかを押下筒部21の合印Tに合わせることで、複数の規制部71〜73のうち、この目盛りS1〜S3に対応した1つの規制部を進入ポジションに位置させることができ、目盛りS4を押下筒部21の合印Tに合わせることで、規制部71〜73の全てが退避ポジションに位置されるように構成されている。
以上より、ダイヤル部63をダイヤル軸O’回りに回転させて、目盛りS1〜S4のうちの何れかを合印Tに合わせることで、押下ヘッド3のストローク量を複数段階に切り替えられるように構成されている。
装着筒部14を容器の口部に螺着させ、定量注出器1を容器に取り付ける。続いて、ダイヤル部63を回転操作して、図1に示されるように、目盛りS4を合印Tに合わせ、規制部71〜73を全て退避ポジションに位置させる。
以上のようにして、内容物を注出する。
まず、図5に示すように、ダイヤル部63を回転操作して、目盛りS2を合印Tに合わせ、複数の規制部71〜73のうち、規制部72を1つだけ単独で進入ポジションに位置させる。詳細には、ダイヤル部63をダイヤル軸O’回りの一方向に沿って回転操作すると、退避ポジションに位置していた規制部72が、ダイヤル部63とともにダイヤル軸O’回りに回転移動し、一方のスリット53を通って拡縮空間D内に進入する。この規制部72の下端が中間筒部31の天壁板35の上面に対向配置される。
なお、上述した実施形態では、ダイヤル部63を目盛りS4から目盛りS2に切り替えて、押下ヘッド3のストローク量を変更した場合について説明したが、これに限らず、目盛りS1〜S4のうち、任意の目盛りS1〜S4に合わせることで、それぞれのストローク量に応じた任意の注出量に切り替えることができる。
この構成によれば、ダイヤル部63の回転操作により規制部71〜73の何れかを進入ポジションに位置させることで、規制部71〜73が進入ポジションに位置していない場合に比べて押下ヘッド3のストローク量を制限できる。これにより、制限されたストローク量に応じた量の内容物を繰り返し注出できる。
さらに、押下ヘッド3の外周面(押下外筒41)に押下ヘッド3内を通過可能な規制部71〜73を追加するだけの簡素な構成であるため、既存の製品から大きな設計変更を伴わずにストローク量の切り替えが可能になる。
例えば、シリンダは、注出筒が取り付けられる連結筒部を有しているが、連結筒部を設けずにシリンダ本体部に注出筒を直接取り付けるなど他の構成を有してもよい。
吸い上げ弁および注出弁は、シリンダの内圧の増減に応じて同様の作用効果を奏すれば、他の位置に設けられていてもよい。
また、圧縮コイルばね24は、押下ヘッド3を押し下げる際に上方付勢力が作用すれば構わない。すなわち、押下ヘッド3を押し下げていない状態では、圧縮コイルばね24に付勢力が作用していなくても構わない(自然長の状態)。
規制部が単数の場合には、規制部が拡縮空間Dに対して進退可能に構成されていればよい。
一方、規制部71〜73を複数設ける場合については、一つずつが、単独で拡縮空間D内に位置するように構成されていれば、適宜設計変更が可能である。
また、規制部71〜73の上下方向における長さや、周方向における幅等も適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、中間筒部31の天壁板35の上面に規制部71〜73の下端面が当接することで、ストローク量を制限する構成について説明したが、これに限らず、他の部材に当接させても構わない。例えば、規制部71〜73の下端面が当接するための当接部材を別体で設けたり、シリンダ2に直接当接させたりしても構わない。
また、規制部の位置合せ手段は上述のものに限定されず、ラチェット機構や凹凸係合など、種々の機構を採用することができる。
2…シリンダ
3…押下ヘッド
4…吸い上げ筒
5…注出筒
6…ストッパ部材
7…ピストン
35…中間筒部31の天壁板(シリンダの上端部に装着された部材)
51…開口部
63…ダイヤル部
71〜73…規制部
D…拡縮空間
O’…ダイヤル軸
Claims (2)
- 注出される内容物を一時的に収容するシリンダと、
該シリンダに連設されるとともに前記内容物が収容される容器の口部に配設されて、前記シリンダの内圧の増減に応じて該シリンダとの連通および遮断が切り替えられる吸い上げ筒と、
前記シリンダに直結されて側方に向けて延び、前記シリンダの内圧の増減に応じて該シリンダとの連通および遮蔽が切り替えられる注出筒と、
前記シリンダに上方付勢状態で下方移動自在に配設された有頂筒状の押下ヘッドと、
前記シリンダ内に配設され、前記押下ヘッドに連係して該シリンダ内を上下移動するピストンと、
前記押下ヘッドの下方移動量を規制するストッパ部材と、
を備え、
前記ストッパ部材は、ダイヤル軸回りに回転自在に配設されたダイヤル部と、
当該ダイヤル部の前記ダイヤル軸回りの回転移動に伴い、前記押下ヘッドの周壁部に形成された開口を通して、前記押下ヘッドの内部において前記シリンダよりも上方に位置する拡縮空間に対して進退移動する規制部と、を備え、
前記規制部は、前記シリンダ若しくは前記シリンダの上端部に装着された部材に、上方から対向して当接可能に構成されていることを特徴とする定量注出器。 - 前記規制部は、前記ダイヤル部に前記ダイヤル軸回りに間隔をあけて複数配設され、
これら複数の規制部は、下端の上下方向位置が互いに異なるとともに、前記ダイヤル軸回りの回転移動に伴い、前記複数の規制部のうち、一つずつが単独で前記拡縮空間内に位置するように前記拡縮空間を通過可能に配設されていることを特徴とする請求項1記載の定量注出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011237815A JP5696023B2 (ja) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | 定量注出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011237815A JP5696023B2 (ja) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | 定量注出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013095443A JP2013095443A (ja) | 2013-05-20 |
JP5696023B2 true JP5696023B2 (ja) | 2015-04-08 |
Family
ID=48617810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011237815A Active JP5696023B2 (ja) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | 定量注出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5696023B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6140597B2 (ja) * | 2013-11-29 | 2017-05-31 | 株式会社吉野工業所 | 定量吐出器 |
JP7105670B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2022-07-25 | 株式会社吉野工業所 | 定量注出器 |
JP2020055547A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社吉野工業所 | 計量注出栓 |
JP7094200B2 (ja) * | 2018-10-31 | 2022-07-01 | 株式会社吉野工業所 | 定量注出器 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5930225Y2 (ja) * | 1980-08-11 | 1984-08-29 | 関東合成工業株式会社 | 液体定量注出器 |
US4871092A (en) * | 1982-07-10 | 1989-10-03 | Ing. Erich Pfeiffer Gmbh & Co. Kg | Atomizing or metering pump |
JPS6342584U (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-22 | ||
JPH0628452Y2 (ja) * | 1987-01-14 | 1994-08-03 | ハリオ株式会社 | 液体定量注出容器 |
US5050782A (en) * | 1990-04-18 | 1991-09-24 | Linda J. Wei | Measured volume liquid dispenser having a rotatable plunger with a radial projection for selectively engaging one of a plurality of axial channels formed in the pump cylinder |
JP2589452Y2 (ja) * | 1993-04-28 | 1999-01-27 | 株式会社吉野工業所 | 液体射出装置 |
JPH10101119A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ベローズポンプ |
IT1315351B1 (it) * | 2000-05-26 | 2003-02-10 | Taplast Spa | Pompa a soffietto per la distribuzione di liquidi |
CN1599687A (zh) * | 2001-11-30 | 2005-03-23 | 北村幸子 | 具有定量计量功能的泵 |
JP5371001B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2013-12-18 | 株式会社吉野工業所 | 定量式ポンプ |
-
2011
- 2011-10-28 JP JP2011237815A patent/JP5696023B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013095443A (ja) | 2013-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5696023B2 (ja) | 定量注出器 | |
US9931628B2 (en) | Volume adjustment for manual pipettor | |
KR101921187B1 (ko) | 점적 분배기 | |
JP4464967B2 (ja) | 定量弁、およびこうした弁を有する流体投与装置 | |
US11565873B2 (en) | Aerosol spout dispenser | |
US4273257A (en) | Jar mounted pipettor | |
US20080230566A1 (en) | Apparatus for Controlling Flow Rate from a Valve Dispenser | |
WO2015157180A9 (en) | Container for storing, measuring and dispensing a liquid | |
EP2280779B1 (en) | Pipette with a knob | |
JP6116259B2 (ja) | 吐出器 | |
JP6052874B2 (ja) | 容器用吐出器 | |
JP5586329B2 (ja) | 定量注出器 | |
EP3922361A1 (en) | Dispenser | |
JP5696022B2 (ja) | 定量注出器 | |
JP5830350B2 (ja) | 定量注出器 | |
JP5830351B2 (ja) | 定量注出器 | |
JPS5930224Y2 (ja) | 液体定量注出器 | |
JP3587938B2 (ja) | 液体噴出ポンプ | |
JP2020128231A (ja) | ディスペンサ | |
JP5364410B2 (ja) | 計量注出器 | |
JP7105670B2 (ja) | 定量注出器 | |
JPS5930225Y2 (ja) | 液体定量注出器 | |
WO2024055183A1 (en) | A dual-chamber dispenser | |
JP2015107807A (ja) | 液体吐出具 | |
JP2024122841A (ja) | 吐出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140501 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5696023 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |