JP5830351B2 - 定量注出器 - Google Patents

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Description

本発明は、定量注出器に関するものである。
従来、定量注出器として、注出される内容物を一時的に収容するシリンダと、シリンダ内に下方付勢状態で設けられると共に上下移動によってシリンダの内圧を増減させるピストンロッドと、ピストンロッドを引き上げる操作ハンドルと、シリンダに連設されると共に容器の口部内に配設され、シリンダの内圧の増減に応じてシリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる吸上筒と、シリンダに直結されて側方に向けて延び、シリンダの内圧の増減に応じてシリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる注出筒と、を備える構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この定量注出器では、レバーを用いてピストンロッドを引き上げると、シリンダ内が負圧になって吸上筒とシリンダとが連通し、吸上筒から内容物がシリンダ内に吸入される。そして、シリンダと注出筒とが連通してシリンダ内に吸入された内容物が注出筒から注出される。
定量注出器では、正確な量を繰り返し注出させることが求められている。そこで、特許文献1に記載された定量注出器では、定量注出器の軸方向に階段状に形成された複数の突当段部を有する変更部材がシリンダに対して上下動不能に取り付けられている。変更部材は、ピストンロッドの下端外周面に設けられた係合駒と当接可能であり、突当段部は、ピストンロッドの上方移動時に係合駒と当接することによってピストンロッドのさらなる上方移動を規制しており、変更部材を軸回りで回転させて係合駒と当接する突当段部を切り替えることによって、変更部材によって規制される上方移動量を変更する。
実公平6−28452号公報
しかしながら、上記従来の定量注出器では、注出される内容物の量を変更する構成をより容易にすることについて改善の余地があった。
本発明は、注出される内容物の量を容易に変更できかつ構成が簡素である定量注出器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の定量注出器は、注出される内容物を一時的に収容するシリンダと、前記シリンダに上方付勢状態で下方移動自在に外装され、上下移動によって前記シリンダの内圧を増減させる押下ヘッドと、内容物が収容される容器内と前記シリンダ内とを連通するように配設され、前記シリンダの内圧の増減に応じて前記シリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる吸上筒と、前記シリンダに直結されて側方に向けて延び、前記シリンダの内圧の増減に応じて前記シリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる注出筒と、前記シリンダにおいて前記押下ヘッドより下方に位置する露出部分に装着されて前記押下ヘッドに対向して当接可能なストッパと、を備え、前記ストッパが、前記シリンダの前記露出部分における装着位置が上下方向に可変であり、前記ストッパには、径方向外側に向けて操作片が突設されており、前記操作片には、当該操作片を引き下げたときに前記シリンダの前記露出部分に押し当てられる支点リブが下方に向けて突設されていることを特徴とする。
この発明では、シリンダの露出部分に押下ヘッドの下方移動を規制するストッパを設けているので、シリンダや押下ヘッドの内部構成を複雑化することなく、押下ヘッドの下方移動量、つまり注出量を変更できる。すなわち、このストッパは、上下方向に移動してシリンダの露出部分における装着位置を変更することによって、押下ヘッドの下方移動量を変更している。そして、ストッパを装着した状態で押下ヘッドを押し下げると、ストッパは、押下ヘッドと当接することによって、押下ヘッドの下方移動を規制する。
また、操作片を引き下げたときに支点リブがシリンダの露出部分に当接することにより、操作片に加えられた力が、支点リブにおける上記露出部分との当接部分を支点として、操作片の基端部だけでなくストッパ全体に伝達する。これにより、ストッパをシリンダに対して位置ずれさせやすくすることができ、ストッパの露出部分への係合の一部を確実に解除することができる。したがって、ストッパの装着位置の変更が容易になる。
また、前記シリンダの前記露出部分には、第1係合部が形成されており、前記ストッパには、前記第1係合部に着脱自在に係合する第2係合部が形成されてもよい。
この場合、第1係合部と第2係合部とを係合させることによって、シリンダの露出部分に対するストッパの装着位置の位置決めが容易になり、押下ヘッドのストローク量を所定のストローク量に設定することが容易になる。
また、前記ストッパが、上面視C字状またはU字状に形成されており、前記ストッパにおいて径方向に開口する開口部に対して径方向で対向する対向部分には、前記操作片が突設されており、前記対向部分が、他の部分よりも径方向の厚さが薄くなっていてもよい。
この場合、ストッパの対向部分が他の部分よりも変形しやすくなり、この対向部分を起点してストッパが変形しやすくなるため、ストッパの装着位置の変更及びストッパの取り外しがさらに容易になる。
この発明にかかる定量注出器によれば、シリンダにおける押下ヘッドからの露出部分に押下ヘッドの下方移動量を規制するストッパを設けているので、シリンダや押下ヘッドの内部構成を複雑化することなく押下ヘッドの下方移動量を変更できる。
本発明の一実施形態における定量注出器を示す側面図である。 図1のストッパを示す斜視図である。 図2の軸方向断面図である。 図2の上面図である。
以下、本発明による定量注出器の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における定量注出器1は、内容物を収容した容器の口部(図示略)に装着して用いられ、図1に示すように、注出される内容物を一時的に収容するシリンダ2と、シリンダ2に上方付勢状態で下方移動自在に設けられた押下ヘッド3と、シリンダ2に連設されて上記容器内とシリンダ内とを連通するように配設される吸上筒4と、シリンダ2に直結されて側方に向けて延びる注出筒5と、シリンダ2のうち押下ヘッド3から露出した露出部分2Aに着脱自在に装着されたストッパ6と、を備えている。なお、上記容器内に収容される内容物としては、例えば水や酒類などの飲料液体のように比較的粘度の低い液体が挙げられるが、低粘度の液体に限られない。
図示の例では、シリンダ2、押下ヘッド3、吸上筒4及びストッパ6は、それぞれ共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oと称し、軸線O方向に沿って押下ヘッド3側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、軸線O方向を軸方向、軸線Oに直交する方向を径方向、軸線O回りの方向を周方向とする。
シリンダ2は、有底円筒状をなしており、有底円筒状のシリンダ本体部11と、シリンダ本体部11の下面から下方に向けて突出する突出筒部12と、シリンダ本体部11の下面から径方向外方に向けて延びる連結筒部13と、を備えている。
シリンダ本体部11において押下ヘッド3から露出する露出部分2Aには、径方向外方に向けて突出する係合突出部(第1係合部)11Aが全周にわたって形成されている。また、シリンダ本体部11の底面には、中央に吸上筒4に連通する吸上連通口(図示略)が形成され、中央から径方向外方に離間した位置に連結筒部13に連通する注出連通口(図示略)が形成されている。
突出筒部12の下端には、径方向外側に向けて突出するフランジ部(図示略)が形成されており、このフランジ部には、上記口部に着脱自在に螺着される装着筒部14が係合している。
連結筒部13の内部には、シリンダ本体部11の内圧の増減に応じてシリンダ2と注出筒5との連通及び遮蔽を切り替える注出弁(図示略)が設けられている。この注出弁は、シリンダ本体部11の内圧が増大すると、開放されてシリンダ2と注出筒5とを連通し、シリンダ本体部11の内圧が減少すると、閉塞されてシリンダ2と注出筒5とを遮蔽する。
押下ヘッド3は、シリンダ2の上端部に外装されており、有頂円筒状をなす押下筒部21と、シリンダ本体部11の内周面に沿って上下摺動自在なピストン部(図示略)と、を備えている。
押下筒部21は、シリンダ本体部11の上端部の外側を囲んでおり、押下ヘッド3の上下移動に伴ってシリンダ本体部11の外側を上下移動する。また、押下筒部21の内側には、軸方向に沿って延在し、上端が押下筒部21の天面の裏面に当接しかつ下端がシリンダ本体部11に対して不動に固定されているバネ(図示略)が配置されている。そのため、押下ヘッド3は、上記バネによって上方付勢状態でシリンダ2に配設される。
上記ピストン部は、押下ヘッド3を押し下げない状態においてシリンダ本体部11の上端部を気密に閉塞しており、シリンダ本体部11の内側に貯留空間を形成する。
吸上筒4は、円筒状をなしており、基端がシリンダ本体部11の底面に形成された上記吸上連通口に接続されており、シリンダ本体部11の下方に向けて延びている。
また、吸上筒4の内部には、シリンダ本体部11の内圧の増減に応じてシリンダ2と吸上筒4との連通及び遮蔽を切り替える吸上弁(図示略)が設けられている。この吸上弁は、シリンダ本体部11の内圧が減少すると、開放されてシリンダ2と吸上筒4とを連通し、シリンダ本体部11の内圧が増大すると、閉塞されてシリンダ2と吸上筒4とを遮蔽する。
注出筒5は、連結筒部13に連結されて径方向外側に向けて延びる基端部分25と、基端部分25の先端に接続されて径方向外側に向かうにしたがって漸次下方に向けて延びる先端部分26と、を備えている。また、注出筒5の先端には、内容物を注出する注出口5Aが形成されている。
ストッパ6は、図1〜図4に示すように、上面視C字状またはU字状をなしており、径方向に開口する開口部31Aが形成されたストッパ本体部31と、ストッパ本体部31の開口部31Aに対して径方向で対向する対向部分31Bから径方向外側に向けて突設された操作部(操作片)32と、を備えている。
ストッパ本体部31は、シリンダ本体部11における露出部分2Aの外径と同等の内径を有する湾曲した帯状をなしており、ストッパ本体部31の下端部には、径方向外側に向けて環状突出部33が突設されている。この環状突出部33の外径は、押下ヘッド3の押下筒部21の外径と同等もしくは大きくなっており、環状突出部33は、押下ヘッド3の押下筒部21に下方から対向して当接可能となっている。
ストッパ本体部31の上側部分は、上方に向かうにしたがって内径が漸次拡径すると共に外径が漸次縮径するテーパ状をなしている。
ストッパ本体部31の下側部分には、突出リブ部34が周方向に間隔をあけて径方向外方に向けて複数突設されている。この突出リブ部34は、押下ヘッド3が上下動してストッパ6に当接するときにおける径方向のぐらつきを抑制している。また、突出リブ部34は、環状突出部33の上面にも連結しているため、この環状突出部33とストッパ本体部31とを補強する作用も有している。突出リブ部34の径方向外側は、押下ヘッド3の押下筒部21の内周面よりも若干内側に位置している。なお、突出リブ部34は環状突出部33と非連結状態で設けてもよく、この突出リブ部34を省略することもできる。
ストッパ本体部31の下端部の内周面には、ストッパ本体部31のうち対向部分31Bの少なくとも周方向中央部を除く全周にわたって係合突出部11Aと着脱自在に係合する係合溝部(第2係合部)31Cが形成されている。なお、係合溝部31Cは、内側面及び下面が開放された段部として形成されているが、内側面のみが開放された溝として形成してもよい。
ストッパ本体部31の対向部分31Bにおける内周面は、径方向外方に向けて陥没しており、この部分は、ストッパ本体部31のうち他の部分よりも径方向の厚さが薄くなっている。また、対向部分31Bは、周方向両端部から周方向中央部に向かうにしたがって径方向の厚さが漸次薄くなり、周方向中央部の厚さ(肉厚)が係合溝部31Cにおける径方向の厚さと等しくなっている。これにより、係合溝部31Cが係合突出部11Aと係合するようにストッパ6をシリンダ2の露出部分2Aに装着したときに、ストッパ本体部31の対向部分31Bの内周面における少なくとも周方向中央部は、係合突出部11Aと係合していない。
また、対向部分31Bの下端部の内周面を、この対向部分31Bの周方向中央部を除いて、上方から下方に向かうにしたがって径方向の厚さが漸次薄くなる傾斜面としてもよい。この場合、この傾斜面の軸方向に対する傾斜角は、周方向両端部から周方向中央部に向かうにしたがって漸次小さくなっており、対向部分31Bの周方向中央部は、上下方向にわたって厚さ(肉厚)が均一となっている。
操作部32は、環状突出部33に突設されている。そして、操作部32には、シリンダ2の露出部分2Aに当接または近接する一対の支点リブ部(支点リブ)35が下方に向けて突設されている。支点リブ部35は、周方向で間隔をあけて形成されており、支点リブ部35の径方向内側の端部は、操作部32を例えば摘んで押し下げたときにシリンダ本体部11の外周面に径方向内側に向けて押し当たる。
次に、以上のような構成の定量注出器1を用いた内容物の注出方法について説明する。 まず、装着筒部14を内容物が収容された上記容器の口部に螺着させ、定量注出器1を上記容器に取り付ける。続いて、上記バネによる上方付勢力に対抗して押下ヘッド3を押し下げる。そして、押下ヘッド3の押し下げを解除すると、押下ヘッド3は、上記バネによる上方付勢力によって上方に移動し、押下ヘッド3のストローク量に応じた負圧をシリンダ本体部11の上記貯留空間に発生させる。これにより、吸上筒4の内部に配置された上記吸上弁が開放されてシリンダ2と吸上筒4とを連通し、吸上筒4からシリンダ本体部11内に上記容器内の内容物を流入させる。このときの内容物の流入量は、上記貯留空間内に発生した負圧、すなわちストローク量に対応している。なお、この際、連結筒部13の内部に配置されている上記注出弁が閉鎖されてシリンダ2と注出筒5とを遮蔽している。
シリンダ本体部11内に内容物を流入させた後、押下ヘッド3を再び押し下げると、シリンダ本体部11内が正圧になり、連結筒部13内の上記注出弁が開放されてシリンダ2と注出筒5とを連通し、シリンダ本体部11内の内容物が注出筒5の注出口5Aから注出される。この際、上記吸上弁が閉鎖されてシリンダ2と吸上筒4とを遮蔽している。そのため、シリンダ本体部11内の内容物は、吸上筒4に戻されない。
以上のようにして、内容物を注出する。
続いて、ストッパ6による押下ヘッド3のストローク量の規制について説明する。
ストッパ6をシリンダ2の露出部分2Aに装着していると、押下ヘッド3は、押し下げられたときに押下筒部21の下端がストッパ6の環状突出部33に突き当たることによって、さらに下方に移動することが規制される。そのため、押下ヘッド3のストローク量は、ストッパ6によって制限される。
このとき、ストッパ6の係合溝部31Cがシリンダ2の係合突出部11Aに対して上側から係合して位置決めされているため、押下ヘッド3によって環状突出部33に対して下方に力が加わっても、ストッパ6の上下方向の位置が安定しており、ストッパ6が押し下げられない。また、押下ヘッド3の押し下げ時に、突出リブ部34が押下ヘッド3の押下筒部21の内周面を案内するため、押下筒部21の内周面とシリンダ本体部11の外周面との間に空隙があっても、押下ヘッド3が径方向にぐらつきにくくなり、押下動作が安定する。
次に、定量注出器1による注出量の変更方法について説明する。定量注出器1による注出量は、ストッパ6の装着位置を変更して押下ヘッド3のストローク量を変更することによって調整される。
ストッパ6の装着位置の変更は、例えば、操作部32を摘んだ状態でストッパ6の新たな装着位置まで操作部32を引き上げたり、引き下げたりする。操作部32を引き上げると、ストッパ本体部31は、シリンダ本体部11の外周面に沿って新たな装着位置まで上方に摺動される。
一方、操作部32を引き下げると、ストッパ本体部31は、シリンダ本体部11の外周面に形成されている係合突出部11Aを乗り越え、シリンダ本体部11の外周面に沿って新たな装着位置まで下方に摺動される。ここで、操作部32を引き下げると、支点リブ部35の径方向内方の端部がシリンダ本体部11の外周面に押し当たり、支点リブ部35におけるシリンダ本体部11の外周面との当接部分を支点として、操作部32を引き下げる力がストッパ本体部31全体に伝達される。このとき、ストッパ本体部31の対向部分31Bにおける内周面が他の部分よりも径方向の厚さが薄くなっているので、ストッパ本体部31の対向部分31Bは、ストッパ本体部31の他の部分よりも容易に弾性変形される。そのため、シリンダ本体部11の係合突出部11Aとストッパ本体部31の係合溝部31Cとの係合の一部が確実に解除され、係合突出部11Aと係合溝部31Cとの係合の全体が解除されやすくなる。また、ストッパ本体部31の対向部分31Bの内周面には上述のように段状の係合溝部31Cが形成されない部分が存在するため、係合突出部11Aと係合溝部31Cとの係合を解除する際に、ストッパ本体部31の対向部分31Bの内周面は、係合突出部11Aに引っ掛かることなく下方に向けて摺動しやすくなる。
このようにして、ストッパ6を上下方向に移動させた際に、複数の位置で安定装着できるように係合突出部11Aを複数設けてもよい。また、係合突出部11Aに替えて係合溝部を形成すると共に係合溝部31Cに替えて係合突出部を形成するなど、他の構造にすることも可能である。
また、係合突出部11A及び係合溝部31Cを設けない場合には、ストッパ本体部31の内周面とシリンダ本体部11の外周面との間の摩擦力が、押下ヘッド3によって環状突出部33に対して加わる力に対抗してストッパ6が下方に摺動することを防止する。
以上のようにして、注出量の変更を行う。なお、ストッパ6の装着位置の変更は、例えばストッパ本体部31を把持してストッパ本体部31を上方または下方に向けてシリンダ本体部11の外周面に沿って摺動させることなど、他の方法によって行ってもよい。
なお、新たな装着位置までストッパ本体部31を下方に摺動させた後に再びストッパ本体部31を上方に摺動させる場合には、ストッパ本体部31がシリンダ本体部11の外周面に形成されている係合突出部11Aを乗り越える必要がある。このとき、ストッパ本体部31の上側部分がテーパ状となっており、ストッパ本体部31の内周面がシリンダ本体部11の係合突出部11Aを乗り越える際の案内面として機能するので、係合突出部11Aを乗り越える動作が容易になる。
また、ストッパ本体部31の係合溝部31Cとシリンダ本体部11の係合突出部11Aとを再度係合することで、シリンダ2の露出部分2Aに対してストッパ6が位置決めされる。
また、ストッパ6によるストローク量の規制を解除するためには、例えば操作部32を摘んだ状態で操作部32を引き下げる。このとき、上述したように、支点リブ部35の径方向内方の端部がシリンダ本体部11の外周面に押し当たることによって操作部32を引き下げる力がストッパ本体部31全体に伝達され、また、ストッパ本体部31の対向部分31Bが他の部分よりも容易に弾性変形されるので、ストッパ本体部31は、シリンダ本体部11から容易に取り外される。
なお、装着位置の変更は、ストッパ本体部31をシリンダ本体部11に対して摺動させることに限らず、ストッパ6をシリンダ2からいったん取り外した後に再度新たな装着位置に装着することによって行ってもよい。
以上より、本実施形態における定量注出器1によれば、シリンダ本体部11の露出部分2Aに押下ヘッド3のストローク量を規制するストッパ6が設けられているので、シリンダ2や押下ヘッド3の内部構成を複雑化することなく押下ヘッド3のストローク量を変更できる構成を採用できる。
また、ストッパ本体部31に形成された係合溝部31Cがシリンダ本体部11の露出部分2Aに形成された係合突出部11Aに対して係合することで、ストッパ6の装着位置が安定し、押下ヘッド3のストローク量を所定のストローク量とすることが容易になる。
さらに、操作部32に支点リブ部35を突設することで、操作部32を引き下げたときに操作部32に加えられた力が操作部32の基端部だけでなくストッパ本体部31全体に伝達するので、ストッパ6の装着位置の変更が容易になる。このとき、ストッパ本体部31の対向部分31Bを他の部分よりも径方向の厚さを薄くすることで、ストッパ本体部31がこの対向部分31Bを起点として変形するので、ストッパ6の装着位置の変更及びストッパ6の取り外しがさらに容易になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、ストッパは、上面視C字状またはU字状に形成されているが、シリンダの露出部分に装着されれば、トラック楕円形など、他の形状であってもよい。
ストッパには、支点リブ部が突設された操作部が設けられているが、支点リブ部が形成されていない操作部が設けられてもよく、操作部自体が設けられていなくてもよい。
ストッパ本体部の対向部分を他の部分よりも径方向の厚さを薄くしているが、薄くしなくてもよい。
シリンダは、注出筒が取り付けられる連結筒部を有しているが、連結筒部を設けずにシリンダ本体部に注出筒を直接取り付けるなど他の構成を有してもよい。
吸上弁及び注出弁は、シリンダの内圧の増減に応じて同様の作用効果を奏すれば、他の位置に設けられていてもよい。
この発明によれば、注出される内容物の量を容易に変更できかつ構成が簡素である定量注出器に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1 定量注出器、2 シリンダ、2A 露出部分、3 押下ヘッド、4 吸上筒、5 注出筒、6 ストッパ、11A 係合突出部(第1係合部)、31B 対向部分、31C 係合溝部(第2係合部)、32 操作部(操作片)、35 支点リブ部(支点リブ)

Claims (3)

  1. 注出される内容物を一時的に収容するシリンダと、
    前記シリンダに上方付勢状態で下方移動自在に外装され、上下移動によって前記シリンダの内圧を増減させる押下ヘッドと、
    内容物が収容される容器内と前記シリンダ内とを連通するように配設され、前記シリンダの内圧の増減に応じて前記シリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる吸上筒と、
    前記シリンダに直結されて側方に向けて延び、前記シリンダの内圧の増減に応じて前記シリンダとの連通及び遮蔽が切り替えられる注出筒と、
    前記シリンダにおいて前記押下ヘッドより下方に位置する露出部分に装着されて前記押下ヘッドに対向して当接可能なストッパと、を備え、
    前記ストッパが、前記シリンダの前記露出部分における装着位置が上下方向に可変であり、
    前記ストッパには、径方向外側に向けて操作片が突設されており、
    前記操作片には、当該操作片を引き下げたときに前記シリンダの前記露出部分に押し当てられる支点リブが下方に向けて突設されていることを特徴とする定量注出器。
  2. 前記シリンダの前記露出部分には、第1係合部が形成されており、
    前記ストッパには、前記第1係合部に着脱自在に係合する第2係合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定量注出器。
  3. 前記ストッパが、上面視C字状またはU字状に形成されており、
    前記ストッパにおいて径方向に開口する開口部に対して径方向で対向する対向部分には、前記操作片が突設されており、
    前記対向部分が、他の部分よりも径方向の厚さが薄くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の定量注出器。
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