JP2006198446A - トリガー式ポンプディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、トリガー式ポンプディスペンサーにおいて、幅広い層の人が容易にトリガーに指を引っ掛けて噴射操作を行えることができ、且つポンプディスペンサーを的確に支持することができるポンプディスペンサを提供すること。
【解決手段】 トリガーを把持することによりピストン部材10を摺動させシリンダー8内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、前記トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にし、トリガー5の前面側には、指を引掛けるための指掛け部5aが形成されているトリガー式ポンプディスペンサー。また、枢着部の位置からピストン部材10の上方のピストンシャフト13を押圧する位置までの距離と、枢着部Hの位置からトリガー先端までの距離との比は、1:5以上である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、トリガーの故障を防止するトリガー式ポンプディスペンサーに関する。
より詳しくは、トリガーに指を掛け易い構造にしたトリガー式ポンプディスペンサーに関する。
従来、薬液噴射のためにトリガー式ポンプディスペンサーが使われているが、トリガーを指で握る方向に引き込むことで簡単に噴射することができる利点がある。
このトリガーとして、液体噴出側と反対側に撓んだ弓形(すなわち本体側に中央がカーブした形)のトリガーが用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
トリガーを指で引っ掛けて引き込む場合、指が外れにくいという理由からである。
特開平11−221501号公報 特開2002−194400号公報
ところで、このようなトリガーを有するトリガー式ポンプディスペンサーでは、通常、親指をディスペンサー本体の後側に当て、人指し指と中指でトリガーを引っ掛けるのが一般的である。
この場合、トリガーが液体噴出側と反対側に撓んだ弓形をしていると、トリガー先端が液体噴出側に反り返っているために、ポンプディスペンサーを握った際に指が掛けにくい。
特に、中指は人指し指に較べてトリガーに当接する位置が遠くなるために掛けにくくなるのである。
ましてや手の小さい女性や子供の場合には、中指の第2関節を巧みに利用できず、使い勝手が悪くなる。
一方、トリガーを引っ掛けた状態でポンプディスペンサーを宙に把持した場合に、親指と人指し指及び中指とでその荷重を支えるのであるが、中指がトリガーの傾斜面に当たるので中指を引く力の分力が下側に働き支える力が弱まる。
最近では、ポンプディスペンサーの液剤の充填量が多いものが出てきており、その場合、全体の荷重も重い。
そのためポンプディスペンサーを上方に支える力が低下しないで的確に支持できることが必要である。
本発明は、かかる背景技術をもとになされたもので、上記の背景技術の問題点を克服するためになされたものである。
すなわち、本発明は、トリガー式ポンプディスペンサーにおいて、幅広い層の人が容易にトリガーに指を引っ掛けて噴射操作を行えることができ、且つポンプディスペンサーを的確に支持することができることを目的とする。
かくして、本発明者は、このような課題背景に対して鋭意研究を重ねた結果、トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にすることにより、上記の各問題点を解決することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は、(1)、トリガーを把持することによりピストン部材を摺動させシリンダー内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、前記トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にしたトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(2)、前記トリガーの前面側には、指を引掛けるための指掛け部が形成されている上記(1)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(3)、枢着部の位置からピストン部材の上方のピストンシャフトを押圧する位置までの距離と、枢着部の位置からトリガー先端までの距離との比は、1:5以上である上記(1)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(4)、作動前のトリガー端の高さ位置と作動後のトリガー端の高さ位置との差は、25mm以内の範囲に位置する上記(1)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(5)、容器本体の口部に取り付けられるキャップと、該キャップに係合される胴部を有するハウジングと、該ハウジングに内嵌されパッキングシール面より上方に配置されたシリンダと、該シリンダ内を摺動可能なピストン部材と、を備え、前記シリンダには通気穴が形成され、該シリンダの外壁と前記ハウジングの内壁との間には、外気に通じ前記容器本体内の負圧を解消するための通気流路が形成されている上記(1)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(6)、前記ピストン部材には、前記シリンダの内側を封するための第1襞部と、該第1襞部より下方にある第2襞部とが形成されている上記(5)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(7)、前記シリンダの通気穴は、前記容器本体内と外気とが通ずる状態において、前記第1襞部より上方に位置するものである上記(6)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(8)、前記シリンダの通気穴は、前記容器本体内の液体を噴射する前の状態において、前記第1襞部と前記第2襞部との間に位置するものである上記(6)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(9)、前記ピストン部材に形成された径大部を前記ハウジングの内壁に圧接させることで通気流路が遮断されている上記(5)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(10)、前記シリンダは、前記ハウジングの内壁に形成されたリブにより支持されるようにして前記ハウジングに内嵌されている上記(5)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
また、本発明は、(11)、前記ハウジングには、把持し易くするための環状の取手部が形成されている上記(5)に記載のトリガー式ポンプディスペンサーに存する。
なお、本発明の目的に添ったものであれば、上記(1)から(11)を適宜組み合わせた構成も採用可能である。
本発明によれば、トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にしたので、トリガーの先端側の位置はポンプディスペンサーの中心側に近づき、手の小さい人でも第2関節を巧みに屈伸運動できる状態でトリガーに指、特に中指を掛けることができる。
また、トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にしたので、分力が上方に加わってポンプディスペンサーの荷重を的確に支えることができる。
また、容器本体に取り付けられるキャップやキャップより上側のディスペンサー胴部の径が大きくても、トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にすれば、トリガーがキャップや胴部と干渉するのを避けることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るトリガー式ポンプディスペンサーを示している。
トリガー式のポンプディスペンサー1は、トリガー5を把持することによりピストン部材10を摺動させシリンダー内の液体をノズル部6から噴射するものである。
この実施形態のトリガー式のポンプディスペンサー1は、まず樹脂製の短筒状のキャップ2を備えている。
このキャップ2の外周面には滑止め突起2aがキャップ厚さ方向に沿って多数形成されている。
キャップ2の下方には、容器内の液体を吸い上げるための導入ホース3が設けられている。
一方キャップ2の上方には、合成樹脂製のカバー部材4が取り付けられている。
カバー部材4は、容器軸方向に沿って配置される円筒状の胴部4aと、ポンプディスペンサー1の重量を手で支えるための板状のフック4bと、が形成されている。
そして、ポンプディスペンサー1を握った場合、親指、又は親指と人差し指との股部が、フック4bの下方に当てがわれるのであるが、このフック4bは、ポンプディスペンサー全体を支持して、その落下を防止するものである。
またカバー部材4には、液体噴出側(ノズル部6側)に配置され枢着部Hを介して回動自在に設けられたトリガー5を覆うトリガーカバー部4cが、形成されている。
トリガーカバー部4cに覆われるトリガー5は、液体噴出側に撓んだ弓形(すなわち本体側とは逆側に中央がカーブした形)にされている。
また、トリガー5の先端側は先細り形状にされ、トリガー5の前面側を後面側に近づける形状にしてトリガー5の先端を後面側に位置させている。
また、トリガー5の前面側には、指を引掛けるための指掛け部5aが2箇所に形成されている。
そのため、この指掛け部5aの窪み部分に指が嵌まり込むことから、トリガー5が液体噴出側に撓んだ弓形になっていても、指が滑って握り難くなるという問題が発生しない。
ここで、液体噴出側と反対側に撓んだ弓形(すなわち本体側に中央がカーブした形)にした場合と比べると、図2に示すように、上側の指(通常、人差し指)が掛かる箇所は同様であるとしても下側の指(通常、中指)の位置は、液体噴出側に撓んだ弓形にした方(実線)がそれとは反対側に撓ませた方(点線)より容器本体7の中心線C側に近づくので、手の小さな人にとってトリガーが引っ掛け易くなり握り易くなる。
そのため、弓形の撓み量を調整することで、極端に指の短い人でも容易に液体噴出操作を行うことができるようになる。
また、枢着部Hの位置から、後述するピストン部材10の上方のピストンシャフト13(図4記載)を押圧する位置まで、の距離をL1とし、枢着部Hの位置からトリガー先端までの距離をL2とすると、その比(すなわち「テコ比」)は、1:5以上とするのが好ましい。
因みに、従来のトリガー式ポンプディスペンサーでは、このような「テコ比」とすることは、その構造上難しかった。
このテコ比を1:5以上にできたのは、本発明のような枢着部Hを、極力、後方に設定できるような構造にしたことで達成できたものである。
なお、ここで「テコ比」をトリガー先端の位置を基準に示したのは、トリガーの長さが設定されると、人指し指及び中指の引っ掛ける位置は自ずと決まる傾向にあるからである。
図3は、ポンプディスペンサー1を各方向から見た状態を示している。
図3(a)は平面図であり、図3(b)は正面図であり、図3(c)は側面図であり、図3(d)は背面図である。
図3(b)に示すように、トリガー5の幅は先端に行くに連れて狭くなっている。
2箇所に形成された指掛け部5aのうち、上側の指掛け部5aは略正方形の窪みにし、下側の指掛け部5aは略長方形の窪みとすることが好ましい。
なお、この指掛け部5aの形状は人指し指及び中指を引掛けることができる形状及び大きさであれば良い。
図4は、ポンプディスペンサー1をその高さ方向に切った縦断面図である。
図に示すように、トリガー5は、軽量化の観点から凹溝状に形成されており、この凹溝の底面に指掛け部5aが形成されている。
キャップ2は短筒状に形成され、その内壁には容器本体7の口部に螺合させるために雌螺子2bが形成されている。
キャップ2の上端側は、カバー部材4を係合させるために、テーパー状の肉厚部2cが形成されている。
カバー部材4の胴部4aの下端側に輪環状の突起4a1が形成され、この突起4a1はキャップ2の肉厚部2cに係合されている。
環状のフック4bはキャップ2の上端を拘束しており、カバー部材4とキャップ2とは相互には移動が拘束されている。
カバー部材4をキャップ2に取り付けるには、上方からカバー部材4の下端側を強くキャップ2に挿入し、突起4a1を撓ませながらテーパー状の肉厚部2c上を滑らせる。
そして、突起4a1が肉厚部2cより低い位置にくると係合音がし係合が完了する。
その結果、カバー部材4は容器本体7の口部に固定されパッキングシール面Lが区画される。
カバー部材4の胴部4aには、細筒部8aと太筒部8bとからなるシリンダ8が内嵌されている。
太筒部8bの上端側側面には、後述する通気流路の一部を形成する通気穴8b1が形成されている。
組み付けの際、このシリンダ8をカバー部材4に係合する場合、細筒部8aが下方にくるようにする。
この細筒部8aは途中でやや径が異なっているが、その部分には試験管状のU字弁9が開口側を上側にして設けられる。
また細筒部8aの下端側には、容器本体7の液を吸い上げるための細長の導入ホース3の上端側が装着される。
シリンダ8の太筒部8bの内壁には、ピストン部材10が内挿されて摺動自在となっている。
このピストン部材10は、細筒部10aと、末広がりであるスカート部10bとを有している。
ピストン部材10のスカート部10bには、シリンダ8内を封するための第1襞部10b1と該第1襞部10b1より下方にある第2襞部10b2とが形成されている。
このピストン部材10の第1襞部10b1と第2襞部10b2との働きにより、後述するように、通気穴8b1を介して外気と容器本体内とを相互に連通状態(図5参照)及び非連通状態(図4参照)に切り換える。
ピストン部材10のスカート部10bの内側には、ロケット状の弁棒11が挿入されている。
そして、細筒部10aの内壁の一部が弁座10a1となり、弁棒11の先端部が弁部11aとなる。
弁棒11の下端側には鍔部11bが形成され、この鍔部11bと、ピストン部材10の細筒部10aとスカート部10bとの段差部と、の間にスプリング12が設けられている。
ピストン部材10の細筒部10aは、その上方にあるピストンシャフト13の下端側に内嵌されている。
このピストンシャフト13の先端側は球面状にされている。
またピストンシャフト13には、液体噴出側に水平に延びる液体噴射部13aが形成されている。
この液体噴射部13aの先端側は、内筒部13a1と外筒部13a2とからなる二重の筒状構造とされており、この内筒部13a1には液体を噴出する流路が形成されている。
また、内筒部13a1と外筒部13a2との間の筒状の間隙には筒状のノズル部6の後端側が嵌合される。
このノズル部6の先端側には、ノズルキャップ6aが開閉自在に一体成形されている。
ピストンシャフト13とノズル部6との間には、螺旋形状のバネ部14aを有するバネ付き弁14が設けられている。
このバネ付き弁14の後端には液体噴射部13aの内壁を弁座とする弁部14bが形成されている。
一方、バネ付き弁14の先端には ノズル部先端側の窓部6bと当接し噴射される液体の流れを誘導するチップ部14cが形成されている。
ピストンシャフト13の昇降は、トリガー5によって行われる。
トリガー5には、ピストンシャフト13の球面状の先端を内挿して押圧するための収納部5bが形成されている。
そして、トリガー5を引くと、カバー部材4とトリガー5とによって形成される枢着部Hを中心にトリガー5が回動し、収納部5bの位置が下がり、ピストンシャフト13を押し下げることになる。
なお、カバー部材4とトリガー5とを別体にすると、トリガー5が損傷してもトリガー5を取り替えるだけですむ。
また、カバー部材4の胴部4aの内壁とシリンダ8の外壁との間には、通気穴8b1から容器本体7内へ外気P(図5記載)を導入するための通気流路が形成されている。
シリンダ8の上端側は外側に肉厚となって径大部8b2を形成し、通気流路の上端側の終端位置を構成している。
カバー部材4にピストン部材10の第1襞部10b1が圧接することで通気流路が遮断される。
また、シリンダ8の段差部とカバー部材4とは当接することになるが、間隙がなくなり通気流路が封鎖されるのを極力防止するため、シリンダ8の外壁に突起やリブ等を設け、少し浮かせるようすると良い。
以上のような構造ではカバー部材4とシリンダ8とが別体とされているので、液漏れを防止すべく通気穴8b1をパッキングシール面Lよりも高くすることができる。
しかもカバー部材4を成形するための金型の構造をシンプルにすることができ、コスト的にも有利である。
なお、通気穴8b1をパッキングシール面Lよりも高くすることができることで、トリガーを引いた状態でポンプディスペンサーを傾けた場合でも、容器内の液面がパッキングシール面Lより下方の位置に留まった状態にある。
そのため、いわゆる液漏れを発生することがない。
ところで、容器本体7内の液体Fを噴射する前の状態において、シリンダ8の通気穴8b1の高さ位置は、ピストン部材10のスカート部10bの第1襞部10b1と第2襞部10b2との間である。
すなわち、導入ホース3によって吸い上げられてからシリンダ8内に入った液体Fが漏れるのを防止するために、第2襞部10b2が形成され、通気穴8b1を介して外気が連通するのを防ぐために、第1襞部10b1が形成されている。 そして、この状態からトリガー5を引くと、シリンダ8内の液体Fはノズル部6から噴射される(図4→図5)。
この場合、トリガー5によってピストンシャフト13が押し下げられ、上方にある第1襞部10b1がシリンダ8の内壁を摺動させられながら通気穴8b1より下方に移動する。
外気Pがピストンシャフト13の傍を通過してシリンダ8の内側に侵入し、通気穴8b1を介して、上記通気流路(カバー部材4の胴部4aの内壁とシリンダ8の外壁との間隙)に流入する。
そして、この間隙を抜けて外気Pは容器本体7内に流入し容器本体7内の負圧は解消される。
この状態から図4の元の状態に戻すべくトリガー5の押圧を解除すると、ピストン部材10はスプリング12の付勢力によって上昇し、容器本体7内の液体Fが導入ホース3を介して上昇しシリンダ8の内側空間に充填される。
最後に第1襞部10b1が通気穴8b1の上方に移動し外気Pの流れが遮断され、元の状態に戻ることになる。
さて図6は、トリガーを引く前と引いた後の状態とを比較したものである。
図に示すように、作動前(トリガー5を引く前の状態)において、トリガー5の先端はフック4bの下端(通常、親指を当てる部分となる)よりやや下方に位置しているが、作動後(トリガー5を最後まで引いた状態)においては、トリガー先端は更に下方に位置するようになる。
この場合、作動前と作動後のトリガー先端の高さ位置の差Dは、25mm以内となることが好ましい。
何故なら、この高さ位置の差Dの範囲であれば、通常の大人がトリガー5を操作するのに、指の動きがスムーズに行える範囲であるからである。
なお、トリガー5の操作は、フック4bの下に親指、又は親指と人差し指との間の股部を当てがって使用するのが普通である。
特に、子供にとって25mmを超える場合は、スムーズな動作を行い難くなることが、本出願人により実験的に確かめられている。
以上、本発明を説明してきたが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質を逸脱しない範囲で、他の種々の変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、トリガー5の形状を全体的に液体噴出側に撓んだ弓形とした例について説明したが、その撓み度合いは適宜変更可能である。弓形にするのは指掛け部5a付近のみでも有効である。
図1は、本発明の一実施形態に係るトリガー式のポンプディスペンサーを示す説明図である。 図2は、従来のポンプディスペンサーのトリガーと本発明のポンプディスペンサーのトリガーとの指掛け位置の相違を示す説明図である。 図3は、ポンプディスペンサーを各方向から見た場合の説明図である。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 図4は、ポンプディスペンサーをその高さ方向に切った縦断面である。 図5は、ポンプディスペンサーのトリガーを引いた状態を示す説明図である。 図6は、トリガーを引く前と引いた後の状態とを比較するための説明図である。
符号の説明
1 ポンプディスペンサー
2 キャップ
2a 滑止め突起
2b 雌螺子
2c 肉厚部
3 導入ホース
4 カバー部材
4a 胴部
4a1 突起
4b フック
4c トリガーカバー部
5 トリガー
5a 指掛け部
5b 収納部
6 ノズル部
6a ノズルキャップ
7 容器本体
8 シリンダ
8a 細筒部
8b 太筒部
8b1 通気穴
8b2 径大部
9 U字弁
10 ピストン部材
10a 細筒部
10a1 弁座
10b スカート部
10b1 第1襞部
10b2 第2襞部
11 弁棒
11a 弁部
11b 鍔部
12 スプリング
13 ピストンシャフト
13a 液体噴射部
13a1 内筒部
13a2 外筒部
14 バネ付き弁
14a バネ部
14b 弁部
14c チップ部
C 中心線
H 枢着部
L パッキングシール面
L1,L2 飛出し長さ
P 外気

Claims (11)

  1. トリガーを把持することによりピストン部材を摺動させシリンダー内の液体をノズル部から噴射するトリガー式ポンプディスペンサーにおいて、
    前記トリガーの形状を液体噴出側に撓んだ弓形にしたことを特徴とするトリガー式ポンプディスペンサー。
  2. 前記トリガーの前面側には、指を引掛けるための指掛け部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  3. 枢着部の位置からピストン部材の上方のピストンシャフトを押圧する位置までの距離と、枢着部の位置からトリガー先端までの距離との比は、1:5以上であることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  4. 作動前のトリガー端の高さ位置と作動後のトリガー端の高さ位置との差は、25mm以内の範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  5. 容器本体の口部に取り付けられるキャップと、
    該キャップに係合される胴部を有するハウジングと、
    該ハウジングに内嵌されパッキングシール面より上方に配置されたシリンダと、
    該シリンダ内を摺動可能なピストン部材と、
    を備え、
    前記シリンダには通気穴が形成され、該シリンダの外壁と前記ハウジングの内壁との間には、外気に通じ前記容器本体内の負圧を解消するための通気流路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  6. 前記ピストン部材には、前記シリンダの内側を封するための第1襞部と、該第1襞部より下方にある第2襞部とが形成されていることを特徴とする請求項5に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  7. 前記シリンダの通気穴は、前記容器本体内と外気とが通ずる状態において、前記第1襞部より上方に位置するものであることを特徴とする請求項6に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  8. 前記シリンダの通気穴は、前記容器本体内の液体を噴射する前の状態において、前記第1襞部と前記第2襞部との間に位置するものであることを特徴とする請求項6に記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  9. 前記ピストン部材に形成された径大部を前記ハウジングの内壁に圧接させることで通気流路が遮断されていることを特徴とする請求項5記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  10. 前記シリンダは、前記ハウジングの内壁に形成されたリブにより支持されるようにして前記ハウジングに内嵌されていることを特徴とする請求項5記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
  11. 前記ハウジングには、把持し易くするための環状の取手部が形成されていることを特徴とする請求項5記載のトリガー式ポンプディスペンサー。
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