JP5221029B2 - スプレー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、芳香剤、消臭剤、殺虫剤等の薬剤を噴霧するスプレー装置に関する。
従来、トイレや居住空間内で使用する芳香剤、消臭剤、殺虫剤としては、スプレータイプのものが知られている。
このスプレータイプの芳香剤等は、薬剤と共に圧縮ガスや液化ガス等の噴射剤がスプレー本体内に収容されており、該スプレー本体に設けられた噴出ノズルから噴霧されるように構成されている。
このようなスプレー装置としては、スプレー本体上部に嵌着されたキャップの側面に、噴射ボタンが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
該噴射ボタンの裏面に設けられた突出部は、内側へ向けて延出しており、スプレー本体の中央部には、上方に延出したノズルが設けられている。該ノズルには、前記噴出ノズルが嵌着されており、前記ノズルから噴出された液状薬剤を上方へ噴出できるように構成されている。
これにより、前記噴射ボタンを側面側から押圧操作して前記ノズルを側方へ傾倒することで、前記キャップ上面より上方へ向けて前記液状薬剤を噴霧できるように構成されている。
この様な側面に噴射ボタンを備えたスプレーは、手に持って操作することはもちろん、スプレーの背面を壁の壁面に固定した状態であっても、噴射ボタンを容易に操作することができ、幅広い用途に利用されるものである。
実開昭62−109760号公報(実公平03−035411号公報) 実開平01−170469号公報
しかしながら、このようなスプレー装置にあっては、ノズルが傾倒された際に液状薬剤を噴出するチルトタイプのバルブを備えたスプレー本体が必要であった。
このチルトタイプのスプレー本体は、ノズルを軸方向に後退した際に液状薬剤を噴出する一般的なプッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体と比較して、コスト高になるという問題があった。
また、チルトバルブのスプレー本体を用いたスプレー装置では、チルトバルブを噴射ボタンの押圧方向に傾斜させて噴霧するため、例えば、壁に掛けて使用する場合、壁方向に噴霧してしまう。そうすると、噴霧された薬剤により壁を汚してしまったり、空間方向に効率的に薬剤を付与できないといった問題を有していた。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、低コスト化を図ることができるスプレー構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のスプレー装置にあっては、スプレー本体より延出したノズルを包囲するキャップの側部に突出したボタンを側方から押操作して前記スプレー本体内の薬剤を前記ノズルから噴出するスプレー装置において、前記ボタンを押操作する操作力を、前記ノズルを前記スプレー本体側へ後退させる力に方向転換する方向転換部を設けるとともに、前記ボタンに設けられたスライドボタンを当該ボタンの押操作面に沿ってスライドすることで、前記ボタンの押操作を不能とするロック状態及び前記ボタンの押操作を可能とするアンロック状態を選択的に形成可能とするロック機構を設けた。
すなわち、前記キャップの側部に突出したボタンを側方から押操作した際には、方向転換部によって、その操作力が前記ノズルを前記スプレー本体側へ後退させる力に方向転換される。
このため、ノズルを軸方向に後退した際に薬剤を噴出するプッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体の使用が可能となる。
また、請求項2のスプレー装置においては、前記キャップに前記ノズルと接続される噴出ノズルを軸方向へ揺動可能に支持する一方、前記ボタンを、前記キャップの外側に配置される操作部と、該操作部より前記キャップ内へ延出したレバー部とで構成し、該レバー部に、前記キャップに回動自在に支持される支点と、前記キャップに支持された前記噴出ノズルの自由端部に係合する係合部とを設定するとともに、前記操作部が押操作されて前記レバー部が前記支点を中心に回動した際に前記係合部が前記噴出ノズルの前記自由端部を前記スプレー本体側へ変位させるように、前記支点を境とする一方側に前記操作部を設け、かつ前記支点を境とする他方側に前記係合部を設けた。
すなわち、前記キャップの外側に配置されたボタンの操作部を押操作した際には、前記ボタンのレバー部が、前記キャップに支持された支点を中心に回動する。
このとき、前記操作部は、前記支点を境とする一方側に設けられており、前記支点の他方側には、前記キャップに支持された前記噴出ノズルの自由端部と係合する係合部が設けられている。
このため、前記レバー部の前記支点を中心とした回動に伴って、前記係合部が前記噴出ノズルの前記自由端部を前記スプレー本体側へ変位させる。これにより、該スプレー本体より延出した前記ノズルが当該スプレー本体側へ後退され、薬剤が噴出される。
さらに、請求項3のスプレー装置では、前記薬剤を案内する筒状のノズル部を、前記噴出ノズルに設定された前記キャップへの支持点と前記自由端部との中途部に設けるとともに、前記ノズル部を境とした前記操作部側に前記自由端部を設定し、該自由端部と逆側に前記キャップに支持された前記支持点を設定した。
すなわち、前記噴出ノズルには、前記キャップへの支持点と前記自由端部との中途部に前記薬剤を案内するノズル部が設けられており、このノズル部で前記薬剤を案内して噴出することができる。
このとき、前記ボタンの前記レバー部で操作される前記噴出ノズルの前記自由端部は、前記ノズル部を境とした前記操作部側に設定されており、この自由端部と逆側に前記キャップに支持された前記支持点が設定されている。
このため、前記ボタンを操作して前記自由端部を前記スプレー本体側へ変位させた際には、前記ノズル部が前記操作部側へ傾倒される。
以上説明したように本発明の請求項1のスプレー装置にあっては、前記キャップの側部に突出したボタンを側方から押操作した際の操作力によって、前記ノズルを前記スプレー本体側へ後退させることができる。このため、ノズルを軸方向に後退した際に薬剤を噴出する一般的なプッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体を使用することができる。
したがって、ノズルが傾倒された際に薬剤を噴出する高価なチルトタイプのバルブを備えたスプレー本体の使用が不可欠であった従来と比較して、一般的なプッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体を使用することができ、低コスト化を図ることができる。
また、請求項2のスプレー装置においては、このように構成することで前記ボタンを押操作する操作力を前記ノズルを前記スプレー本体側へ後退させる力に方向転換する前記方向転換部を形成することができる。
さらに、請求項3のスプレー装置では、前記ボタンを操作して前記噴出ノズルの自由端部を前記スプレー本体側へ変位させた際に、前記ノズル部を前記操作部側へ傾倒することができる。
このように、プッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体を使用した場合であっても、前記ノズル部を前記操作部側に傾倒することによって、薬剤を前記操作部側へ傾斜した斜め方向に噴出することができる。
したがって、当該スプレー装置を壁面に設置した場合には、前記薬剤の壁面への吹き付けを防止することができるとともに、空間に効率よく薬剤を噴霧させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるスプレー装置1を示す図であり、このスプレー装置1としては、トイレなどで使用される芳香消臭剤がその一例として挙げられる。
このスプレー装置1のスプレー本体11は、円筒容器状に形成されており、その天面には、上方に膨出した膨出部12が形成されている。該膨出部12の中央からは、円筒状のノズル13が上方へ向けて延出しており、該ノズル13は、当該スプレー本体11側へ後退操作された際に当該スプレー本体11内に収容された液状薬剤を先端から噴霧するプッシュダウンタイプのバルブを介して前記スプレー本体11内に連通している。このスプレー本体11の上部には、前記ノズル13を包囲するキャップ14が固定されており、前記ノズル13の不用意な操作が防止されるように構成されている。
このキャップ14は、前記スプレー本体11上縁の外折返部21に外嵌する側面を構成する外周壁22と、該外周壁22の内側に設けられた内円筒部23とを備えている。前記キャップ14の天面24には、図2にも示すように、噴霧穴25が設けられており、該噴霧穴25は、前記内円筒部23に連通している。前記天面24からは、図2の(b)に示したように、前記内円筒部23に沿って延在するフランジ部26と、前記噴霧穴25の開口縁部より延出した延出片27が設けられており、前記内円筒部23には、中心部へ向かって延出したリブ28が突設されている。
前記外周壁22には、図2の(a)に示したように、壁面に取り付ける為の壁掛け部31が設けられている。この壁掛け部31の逆側には、図3にも示すように、前記天面24から下方へ向かうに従って外側に傾斜した傾斜面32が形成されおり、該傾斜面32の中央部には、上下に延在する長方形状の取付凹部33が凹設されている。該取付凹部33の奥面34は、前記内円筒部23の一部を構成しており、この奥面34には、上下に延在する縦長穴35と該縦長穴35の上部に連続した挿通穴としての横長穴36とからなる取付穴37が開設されている。
この奥面34と前記傾斜面32との間には、図2の(b)に示したように、両者を連設する三角形状の連設壁41が形成されており、この連設壁41は、前記取付凹部33の下縁より下側まで延長されている。この延長部42の手前側には、矩形状の段部43が対向する延長部42側へ向けて突設されており、該段部43の下端は、連結片44によって前記内円筒部23に連結されている。これにより、前記連結片44と前記連設壁41との間には、矩形状の軸支穴45が設けられており、該軸支穴45は、前記各連設壁41の下部に対向して設けられている。
前記内円筒部23の下部には、図1に示したように、内嵌部材51が内嵌した状態で固定されている。該内嵌部材は、図4にも示すように、円筒状の基部52を備えており、該基部52の先端側には、前記内円筒部23に内嵌される小径部53が形成されている。前記基部52の基端側には、前記小径部53より大径の大径部54が形成されており、該大径部54は、図1に示したように、前記スプレー本体11の膨出部12上縁の内折返部55を内嵌した状態で固定できるように構成されている。
前記基部52の上縁には、噴出ノズル61が支持板62を介して支持されており、前記噴出ノズル61は、当該内嵌部材51の前記基部52を介して前記キャップ14に支持されている。前記支持板62と前記基部52との間には、該基部52の内縁に沿って延在する溝が形成されており、前記噴出ノズル61は、前記キャップ14への支持点63が薄肉に形成されている。これにより、前記噴出ノズル61は、前記薄肉部を中心として、その軸方向である図中上下方向へ揺動可能支持されている。
この噴出ノズル61の中央部には、前記液状薬剤を案内する為の円筒状のノズル部64が一体形成されており、該ノズル部64の基端には、図1に示したように、前記スプレー本体11より延出した前記ノズル13の先端部が挿入される挿入部65が形成されている。該挿入部65は、図4の(b)に示したように、大径穴で構成されており、その奥部には、前記ノズル13の先端が当接する段部66が形成されている。
前記ノズル部64は、前記キャップ14の天面24に設けられた前記噴霧穴25へ向けて延出しており、前記ノズル13より噴出された液状薬剤を前記ノズル部64を介して前記噴霧穴25から上方へ向けて噴霧できるように構成されている。
前記ノズル部64の基端部には、前記支持板62と逆側に延出する二股延出部71が一体形成されており、該二股延出部71は二股に形成されている。この二股延出部71の先端には、揺動可能に支持された当該噴出ノズル61の自由端部を構成しており、この二股延出部71の先端には円柱部72が架橋されている。
これにより、前記噴出ノズル61に設定された前記キャップ14への前記支持点63と、前記二股延出部71の先端部が構成する自由端部との中途部には、前記ノズル部64が設けられており、該ノズル部64を境とした図中右方側が自由端部を構成し、該自由端部と逆側に前記支持点63が設定されている。
そして、前記二股延出部71の先端側に位置する前記基部52の小径部53の部位には、切欠部74が形成されている。
前記キャップ14の前記傾斜面32には、図1に示したように、操作ボタン81が取り付けられている。該操作ボタン81は、図5及び図6にに示すように、前記キャップ14の外側に配置されるハート形板状の操作部82と、該操作部82の裏面83に突設され前記キャップ14内へ延出したレバー部84とによって構成されている。
該レバー部84は、図5の(a)及び図6に示したように、前記操作部82の中央部から下方へ延出した縦板部85と、該縦板部85の上縁に一体形成された横板部86とからなり、該横板部86の奥側には、前記キャップ14に設けられた前記取付穴37の前記横長穴36に挿入された状態で、該横長穴36の左右の縁に当接する抜け止め87,87が突設されている。
前記縦板部85の後部には、図6に示したように、下方へ延長されてなる下方延長部91が一体形成されている。この下方延長部91の手前側の角部には、側方へ延出した円柱状の軸部92が一体形成されており、当該操作ボタン81を前記キャップ14に取り付けた際に、図1に示したように、前記軸部92が前記キャップ14の前記連結片44と前記連設壁41との間に形成された前記軸支穴45に遊嵌された状態で回動自在に支持されるように構成されている。これにより、前記レバー部84に形成された前記軸部92は、当該操作ボタン81を前記キャップ14に回動自在に支持する支点を構成している。
また、前記下方延長部91の奥側には、円弧状の係合部93が切欠されており、該係合部93は、当該操作ボタン81を前記キャップ14に取り付けた状態で、該キャップ14内の内嵌部材51に設けられた前記二股延出部71間の前記円柱部72に上方から嵌合するように構成されている。前記係合部93は、前記キャップ14に支持された前記噴出ノズル61の自由端部に係合するように構成されており、前記支点を構成する前記軸部92を境とした一方側に前記操作部82が、また前記軸部92を境とする他方側に前記係合部93が設けられている。
これにより、前記操作ボタン81を前記キャップ14に取り付けた状態において、該キャップ14の側面に突設した前記操作部82を側方から前記キャップ14側へ後退するように押操作した際に、当該操作ボタン81が前記軸部92を中心に回動し、前記下方延長部91の前記係合部93が嵌合した前記噴出ノズル61の自由端部に設けられた前記円柱部72を前記スプレー本体11側へ押し下げるように構成されている。
このとき、当該噴出ノズル61を前記基部52に支持する前記支持板62が前記支持点63を中心として下方へ弾性変形することで、当該支持板62に設けられたノズル部64を下方へ押し下げ、これにより該ノズル部64が前記スプレー本体11の前記ノズル13をスプレー本体11側へ後退させる方向へ押圧操作することによって、該ノズル13から噴出された前記スプレー本体11内の液状薬剤を前記ノズル部64で案内して、その先端から上方へ向けて噴出できるように構成されている。
このように、当該スプレー装置1には、前記操作ボタン81の操作部82を押操作する操作力を前記ノズル13を前記スプレー本体11側へ後退させる力に方向転換する方向転換部が構成されている。
また、前記操作ボタン81の前記操作部82の中央部には、図5の(b)に示したように、正方形状の矩形穴101が開設されており、その中央部に前記レバー部84の前記縦板部85が配置されている。前記操作ボタン81の表面102には、対を成す円形の上凹部103,103及び下凹部104,104が上下に離間して前記矩形穴101の両側にそれぞれ凹設されており、前記矩形穴101の下部には、前記縦板部85に平行して延在する一対のガイド溝105,105が形成されている。
前記矩形穴101には、図1に示したように、スライド操作部としてのスライドボタン111が取り付けられており、該スライドボタン111は、図7及び図8にも示すように、ハート形板状のスライド部112と、該スライド部112の裏面113より延出した延出部114とによって構成されている。
この延出部114は、図8の(a)にも示すように、離間して設けられた一対の挟持部121,121によって構成されており、当該延出部121,121を前記操作ボタン81の前記矩形穴101に挿入した状態で、両挟持部121,121が前記操作ボタン81に設けられた前記レバー部84の前記縦板部85を両脇から挟持するように構成されている。前記挟持部121,121は、断面L字状に形成されており、両挟持部121,121の対向した対向面122,122の先端側には、対向面122側へ突出した突起123が設けられている。
これにより、前記両挟持部121,121で前記レバー部84の前記縦板部85を両脇から挟持した状態で、当該スライドボタン111の前記縦板部85からの抜けが前記突起123,123によって阻止できるように構成されており、この挟持状態を維持しながら前記スライドボタン111を、前記縦板部85に沿って縦方向へスライドできるように構成されている。
前記スライド部112の裏面113には、該裏面113が対向する前記操作ボタン81の表面102に形成された前記ガイド溝と105,105対を成す凸部としてのレール131,131が突設されており、各レール131,131は、当該スライドボタン111を前記操作ボタン81に取り付けた状態において、前記ガイド溝105内を移動することで、前記操作ボタン81に対する前記スライドボタン111の移動方向をガイドするガイド構造を構成している。
また、前記スライド部112の裏面113には、前記延出部114の両脇に円形の凸部141,141が突設されており、前記各凸部141,141は、前記操作ボタン81の表面102に設けられた対応する凹部103,103,104,104と係合するように構成されている。これにより、前記操作ボタン81に対して前記スライドボタン111をスライド操作した際に、前記凸部141,141が上凹部103,103又は下凹部104,104と係合することで、クリック感が得られるように構成されている。
そして、前記スライドボタン111を前記操作ボタン81に対してスライドして前記凸部141,141を前記下凹部104,104に係合した状態では、図2及び図3に示したように、前記延出部114の前記両挟持部121,121先端が前記キャップ14の前記取付凹部33を構成する前記奥面34に対向したロック位置151に配置されるように構成されており、この状態で、前記操作ボタン81の操作部82を押操作しても、前記延出部114の前記両挟持部121,121先端が前記キャップ14の前記奥面34に当接することによって、当該操作ボタン81を操作できない前記ロック状態152が形成されるように構成されている。
また、前記スライドボタン111を前記操作ボタン81に対してスライドして前記凸部141,141を前記上凹部103,103に係合した状態では、前記延出部114の前記両挟持部121,121先端が前記キャップ14の前記奥面34に形成された前記取付穴37の前記横長穴36に配置されたアンロック位置161に配置されるように構成されており、この状態で、前記操作ボタン81の前記操作部82を押操作した際には、前記延出部114の前記両挟持部121,121先端が前記横長穴36を挿通することによって、当該操作ボタン81の押操作を可能としたアンロック状態162が形成されるように構成されている。
これにより、前記操作ボタン81に対して前記スライドボタン111を下方へスライドした際に前記操作ボタン81の押操作を阻止した前記ロック状態152を形成するとともに、前記スライドボタン111を上方へスライドした際に前記アンロック状態162を形成するロック機構171が構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記キャップ14の側部に突出した操作ボタン81を側方から押操作した際には、前記方向転換部によって、その操作力を、前記ノズル13を前記スプレー本体11側へ後退させる力に方向転換することができる。
具体的に説明すると、前記キャップ14の外側に配置された前記操作ボタン81の前記操作部82を、図1中右方から前記キャップ14側へ向けて左方へ押操作すると、前記操作ボタン81の前記レバー部84が前記キャップ14に支持された軸部92が構成する支点を中心に図1中半時計回りに回動する。
このとき、前記操作部82は、前記軸部92を境とする図1中右方側に設けられており、前記軸部92の図1中左方側には、前記キャップ14に支持された前記噴出ノズル61自由端部の円柱部72に上方から嵌合する係合部93が設けられている。
このため、前記レバー部84の前記軸部92を中心とした回動に伴って、前記係合部93が前記噴出ノズル61の前記自由端部を前記スプレー本体11側へ変位させる。これにより、該スプレー本体11より延出した前記ノズル13を当該スプレー本体11側へ後退し、該スプレー本体11から薬剤を噴出することができる。
このように、前記操作ボタン81を押操作した際の操作力によって、前記ノズル13を後退させることができるので、前記ノズル13を軸方向に後退した際に薬剤を噴出する一般的なプッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体11を使用することができる。
したがって、ノズルが傾倒された際に薬剤を噴出する高価なチルトタイプのバルブを備えたスプレー本体の使用が不可欠であった従来と比較して、一般的なプッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体11を使用することができ、低コスト化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、前記噴出ノズル61の前記ノズル部64を前記スプレー本体11側へ変位させると同時に傾倒することもできる。このため、当該噴出ノズル61を支持した支持点63から前記ノズル部64までの距離を設計変更して該ノズル部64の傾斜角度を調整することで、ノズル13が傾倒された際に薬剤を噴出するチルトタイプのバルブを備えたスプレー本体も使用することができる。
そして、前記噴出ノズル61には、前記キャップ14への支持点63と前記円柱部72が設けられた自由端部との中途部に前記薬剤を案内する前記ノズル部64が設けられており、このノズル部64で前記液状薬剤を案内することで、前記キャップ14天面24の前記噴霧穴25から前記液状薬剤を噴出することができる。
このとき、前記操作ボタン81の前記レバー部84で操作される前記噴出ノズル61の前記自由端部は、前記ノズル部64を境とした前記操作部2側(図1中右側)に設定されており、この自由端部と逆側(図1中左側)に前記キャップ14に支持された前記支持点63が設定されている。このため、前記操作ボタン81を操作して前記自由端部を前記スプレー本体11側へ変位させた際には、前記ノズル部61を前記操作部82側へ傾倒することができる。
このように、プッシュダウンタイプのバルブを備えたスプレー本体11を使用した場合であっても、前記ノズル部64を前記操作部82側に傾倒することによって、液状薬剤を前記操作部82側へ傾斜した斜め上方へ噴出することができる。
したがって、当該スプレー装置1を壁面に設置した場合には、前記液状薬剤の壁面への吹き付けを防止することができるとともに、空間に効率よく薬剤を噴霧させることができる。
本発明の一実施の形態を示す要部の断面図である。 同実施の形態のキャップを示す図で、(a)は平面図であり、(b)は要部の断面図である。 同実施の形態のキャップを示す正面図である。 同実施の形態の内嵌部材を示す図で、(a)は平面図であり、(b)は要部の断面図である。 同実施の形態の操作ボタンを示す図で、(a)は背面図であり、(b)は正面図である。 同実施の形態の操作ボタンを示す側面図である。 同実施の形態のスライドボタンを示す図で、(a)は背面図であり、(b)は正面図である。 同実施の形態のスライドボタンを示す図で、(a)は平面図であり、(b)は要部の断面図である。
符号の説明
1 スプレー装置
11 スプレー本体
13 ノズル
14 キャップ
61 噴出ノズル
63 支持点
64 ノズル部
81 操作ボタン
82 操作部
84 レバー部
92 軸部
93 係合部
111 スライドボタン
152 ロック状態
162 アンロック状態
171 ロック機構

Claims (3)

  1. スプレー本体より延出したノズルを包囲するキャップの側部に突出したボタンを側方から押操作して前記スプレー本体内の薬剤を前記ノズルから噴出するスプレー装置において、
    前記ボタンを押操作する操作力を、前記ノズルを前記スプレー本体側へ後退させる力に方向転換する方向転換部を設けるとともに、
    前記ボタンに設けられたスライドボタンを当該ボタンの押操作面に沿ってスライドすることで、前記ボタンの押操作を不能とするロック状態及び前記ボタンの押操作を可能とするアンロック状態を選択的に形成可能とするロック機構を設けたことを特徴とするスプレー装置。
  2. 前記キャップに前記ノズルと接続される噴出ノズルを軸方向へ揺動可能に支持する一方、
    前記ボタンを、前記キャップの外側に配置される操作部と、該操作部より前記キャップ内へ延出したレバー部とで構成し、
    該レバー部に、前記キャップに回動自在に支持される支点と、前記キャップに支持された前記噴出ノズルの自由端部に係合する係合部とを設定するとともに、前記操作部が押操作されて前記レバー部が前記支点を中心に回動した際に前記係合部が前記噴出ノズルの前記自由端部を前記スプレー本体側へ変位させるように、前記支点を境とする一方側に前記操作部を設け、かつ前記支点を境とする他方側に前記係合部を設けたことを特徴とする請求項1記載のスプレー装置。
  3. 前記薬剤を案内する筒状のノズル部を、前記噴出ノズルに設定された前記キャップへの支持点と前記自由端部との中途部に設けるとともに、前記ノズル部を境とした前記操作部側に前記自由端部を設定し、該自由端部と逆側に前記キャップに支持された前記支持点を設定したことを特徴とする請求項2記載のスプレー装置。
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