JP4156344B2 - 噴出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭髪用品、化粧品、消臭・制汗剤、その他の人体用品、家庭用品、食品等を噴射するエアゾール容器を用いた噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来エアゾール容器を用いた噴出容器は、押ボタンを容器に対して軸線方向に押すものが一般的であり、また、噴出ノズルを横倒し状態から正立状態に操作したときに噴出ノズルによって、押ボタンを押圧してエアゾール容器から内容物を噴射するようにした噴出容器も、従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭58−47968号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の噴出容器は、エアゾール容器のステムに対して噴射体を押圧する直圧構造であるため、押圧力を軽くすることができないという問題があった。
また、内容物の噴出方向は、容器本体に対して、一定の方向となっているため、容器本体を手に持って、所望する個所に噴射することができないという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決することを課題として、軽い力でワンハンドで使用できるとともに、噴射ノズルの噴射方向を変えることができるようにしたエアゾール容器を用いた噴出容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、噴出容器として、エアゾール容器と、エアゾール容器のステムに取着された噴射体と、エアゾール容器の巻締部に取着された操作キャップとからなる噴出容器であって、噴射体が、噴射ノズルとその外側に設けられた案内筒を具えており、操作キャップには、その外周壁に、上端をヒンジ部とし、下端に押え部を設け、内面に前記案内筒の上面角部に当接する押圧板を設けた一対の操作板が、対向するように配設されていることを特徴とする構成を採用する。
【0007】
噴出容器の別実施形態として、エアゾール容器と、エアゾール容器のステムに取着された噴射体と、エアゾール容器の巻締部に取着された操作キャップとからなる噴出容器であって、噴射体が、噴射ノズルとその外側に設けられた案内筒を具えており、操作キャップには、その外周壁の一方の側に、上端をヒンジ部とし、下端に押え部を設け、内面に前記案内筒の上面角部に当接する押圧板を設けた操作板が設けられ、該操作板と対向する側に、外周壁内周と噴射体の案内筒外周との間にガイド部材が配設されていることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
押圧板の実施例として、操作キャップの押圧板が、案内筒の頂壁に設けた案内リブ内で摺動するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0009】
噴射ノズルの実施例として、噴射ノズルの上方部に、交換可能なノズルチップを取着したことを特徴とする構成を採用する。
【0010】
噴出容器の他の実施例として、エアゾール容器と、エアゾール容器のステムに取着された噴射体と、エアゾール容器の巻締部に取着された操作キャップとからなる噴出容器であって、噴射体が、噴射ノズルと、噴射ノズルを支持し、中央にステム係合筒を設けた案内筒とからなり、噴射ノズルの端部に軸体を設け、案内筒に前記軸体を支持する軸受を設けて、噴射ノズルの噴射方向を変更可能とし、操作キャップが、その外周壁に上端をヒンジ部とし、下端に押え部を設けた操作板を具えており、該操作板の内面に前記案内筒の上面角部に当接する押圧板が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
【0011】
噴射方向を変化させるための実施例として、噴射ノズルの軸体を、円柱状の枢軸とし、案内筒に設けた軸受を、円弧状の円筒軸受とし、噴射ノズルを、傾斜可能としたことを特徴とする構成を付加する。
【0012】
噴出方向を球面上で変化させるための実施例として、噴射ノズルの軸体を球面軸とし、案内筒の軸受を球面軸受として、噴射ノズルの噴射方向を、球面上で変更可能としたことを特徴とする構成を付加する。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜4に示すように、本発明の噴出容器は、エアゾール容器1と噴射体2、および操作キャップ3、カバーキャップ4とから構成されている。
【0014】
噴射体2は、エアゾール容器1のステム5に嵌合し上方に噴出孔6を設けた噴射ノズル7と、噴射ノズル7の外側に設けた案内筒8とから構成されている。
案内筒8の上面には、一定の間隔をおいて案内リブ9a,9bが立設されており、案内筒8の下端にはフランジ10が連設され、その周縁から側周壁11が垂設されている。
側周壁11は、後述する操作キャップ3の取付部14の上方内面に近接し、噴射ノズル7の垂直方向への移動を安定して案内する。
【0015】
案内リブ9a,9bは、案内筒8の周縁に沿って弧状に設けられており、案内リブ9a,9bの対向する端部間の案内筒8上面角部12は、テーパー面、または円弧面となっている。
案内リブ9a,9bは、平行に配設された直線状のものでもよい。
【0016】
操作キャップ3は、エアゾール容器1の巻締部13に取着された円形の取付部14と、その上方に延びるドーム状の外周壁15と、外周壁15の頂部15aに設けられた噴射ノズル7を摺動可能に軸支する把持部16とを具えている。
外周壁15には、上下に延びるスリット17a,17bと、その下端を結ぶ円弧状のスリット18によって操作板19が形成され、該操作板19は、スリット17a,17bの上端をヒンジ部20として径方向に変形、復元可能となっている。
操作板19の下部形状は、角形状や楕円形状等、任意の形状とすることができる。
【0017】
操作板19の内面には、案内筒8の上面角部12に係合する押圧板21が設けられ、円弧状のスリット18に囲まれた部分には、押え部22が突設されている。
押圧板21の縦断面は、垂直面と上面角部12に係合する傾斜面としているが、上面角部12に係合して上面角部12を押下げるよう作用するものであれば、円弧面、或いは水平面等であってもよい。
【0018】
取付部14の外周面上部は縮径され、操作キャップ3を被うカバーキャップ4の嵌合部となっている。
【0019】
次に、本噴出容器の作用効果について説明する。
図5に示すように、押え部22を両側から指で押すと、操作板19はヒンジ部20を軸として廻動され、案内筒8の上面角部12に当接している押圧板21が内方に移動し、案内筒8を下方に押圧するので、ステム5を押下げ、エアゾール容器1から内容物が噴出される。
そして、押え部22を、押圧板21の当接部より下方に設けるほど、押え部22がヒンジ部20を中心として廻動し、テコの原理が作用し、軽い力でステム5の押圧、噴出が可能となる。
【0020】
また、操作板19の押圧板21は、図4に示すように、案内筒8の頂壁に設けた案内リブ9a,9b内で摺動するので、押圧板21がぶれることなくスムースに可動するのみならず、噴出孔6は操作キャップ3に軸支され、一定位置に定まるので噴射パターンの安定も図れるのである。
【0021】
また、押え部22の指の当たる部分を、図1、2に示すように、大きくして、外側に突出して設ければより一層押易くなる。
【0022】
また、押え部22は対向する一対とすることにより押す力が倍加し、より軽い力で噴射させることができる。
【0023】
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、操作板は一方のみとし、他方にガイド部材を設けたもので、同一の構成部分は同一の符号を付して図示し、説明を簡略にする。
【0024】
第2実施形態は、図6,7に示すように、操作キャップ3の操作板19は一方のみとし、対向する側の外周壁15内面に案内板30を垂設し、案内筒8の外周に案内板30を挟む一対のガイド31を設けたものである。
案内板30の押え部22を押圧したときには、噴射体2が廻動することなくスムースに噴射が得られる。
また、案内板30とガイド31は、案内板30を二枚とし、その間に一つのガイド31を案内筒8に設けるようにしてもよい。
【0025】
本実施形態は、ステム5が押下げ式のエアゾールバルブに用いられたものであるが、ステムが傾倒式のものを用いることができる。
すなわち、操作板19を操作することによって噴射ノズル7が把持部16を中心に廻動させることができ、噴射ノズル7の廻動に応じてステム5を廻動させ、バルブが開かれる。
その際には、例えば、噴射ノズル7が傾倒できるように案内筒8と案内板30との間、および案内筒8下方の側周壁11と取付部14の上方内面との間に、間隙を設けるようにしてもよい。
【0026】
次に、第3実施形態について説明する。
本実施形態は、前記各実施形態の噴射ノズル上方部分を交換可能なノズルチップとしたものである。
図8に示すように、噴射ノズル7の上端には、取付部35が形成され、上端に噴射口36を設けたノズルチップ37が取着されるようになっている。
ノズルチップ37を変えることによって、内容液の特性に合わせ噴出パターンを任意に選択することができる。
【0027】
次に、第4実施形態について説明する。
本実施形態は、噴射ノズルを一定範囲で傾斜させ、所望する斜め方向に噴出するようにしたものである。
図9に示すように、本実施形態の噴出容器は、エアゾール容器1aと、噴射体2a、操作キャップ3a、カバーキャップ4aとからなっている。
【0028】
噴射体2aは、噴射ノズル40と案内筒41とを具えており、噴射ノズル40は、中央に流路42が形成され、先端に噴射口43を穿孔した筒体44と、筒体44の下端に形成された円柱状の枢軸部45とからなっている。
枢軸部45は、筒体44に交差するように形成され、その中心には、軸ピン46が突設されている。
【0029】
案内筒41は、上面に軸受部47を立設し、下面にステム係合筒48を垂設した上壁49と側周壁50とを具えている。
図9〜11に示すように、軸受部47は、軸挿入部51と、半円状の円筒軸受52を具えており、軸挿入部51の側面には、軸ピン46を嵌挿、軸支するための嵌挿溝53が設けられている。
嵌挿溝53の下端は、半円形の軸受底53aとなっており、嵌挿溝53の巾は、軸ピン46より狭くして軸ピン46を軸受底53aに押込んだときに、上方に抜け出さないようにしている。
【0030】
軸受部47の中心には、ステム係合筒48の下端まで達する流路54が穿設されており、円筒軸受52の下面には、流路54に連通する一定角度範囲の流路55が刻設されている。
【0031】
ステム係合筒48は、エアゾール容器1aのステム5aに係合し、前記流路54はステム5aの噴出孔に連通している。
側周壁50の下端には、フランジ57が連設され、その周縁から周壁58が垂設されている。
【0032】
操作キャップ3aは、エアゾール容器1aの巻締部13aに取着された取付部60と、その上方に延び、上部を球面としたドーム状の外周壁61とを具えている。
外周壁61の頂部62には、噴射ノズル40の廻動方向に延びる広巾の開口63と、細巾の案内溝64が設けられ、開口63には、操作レバー65が廻動自在に挿入されている。
【0033】
操作レバー65は、噴射ノズル40を摺動自在に軸支する把持部66を中央部に設けた、噴射ノズル40の廻動方向に延びる円弧状のレバー板67を具えている。
レバー板67の両側は、開口63周縁を被い、一定の押圧力をもって当接するようになっており、レバー板67の端部には、下端に突起68を設けた係止片69が垂設されている。
係止片69は、案内溝64に嵌挿案内され、操作レバー65が妄動しないようにされている。
【0034】
外周壁61には、開口63に直交する方向に上下に延びるスリット70a,70bと、その下端を結ぶ円弧状のスリット71によって操作板72が形成され、該操作板72は、スリット70a,70bの上端をヒンジ部73として、径方向に変形、復元可能となっている。
操作板72の内面には、案内筒41の上面角部に係合する押圧板74が設けられ、円弧状のスリット71を囲む部分には、押え部75が突設されている。
【0035】
取付部60の外周面上部は、縮径され、操作キャップ3aを被うカバーキャップ4aの嵌合部となっている。
【0036】
次に、本実施形態噴出容器の作用効果について説明する。
内容物の噴射にあたって、図12に示すように、操作レバー65を廻動すると、
把持部66に支持された噴射ノズル40は、その枢軸部45が案内筒41に設けた軸受部47に軸支されているので、軸ピン46を中心に噴射ノズル40を廻動させることができる。
【0037】
そして、レバー板67の両側と開口63周辺の外周壁61との間の押圧力によって、妄動することはなく、手を離したときに、傾斜位置に停止させることができる。
その際、噴射ノズル40の流路42とステム係合筒48の流路54は、円筒軸受52下面の流路55を介して連続され、ステム5aの噴出孔に連通される。
次いで、操作板72の押え部75を両側から指で押すと、第1実施形態と同様の作用により、操作板72の押圧板74が案内筒41を押下げ、ステム係合筒48がステム5aを押圧して、内容物が噴射ノズル40から噴出される。
【0038】
なお、噴射ノズルの傾斜角度範囲は、任意の枢軸形状と軸受形状との組み合わせにより、所望の角度範囲とすることができる。
【0039】
次に、第5実施形態について説明する。
本実施形態は、噴射ノズルの方向を球面上の一定範囲の方向に変更可能としたもので、前第4実施形態において、噴射ノズルの枢軸部と、案内溝の軸受部、および操作レバーの構成を変更したものである。
以下、相違点を中心に説明する。
【0040】
図13において、1bはエアゾール容器、2bは噴射体、3bは操作キャップ、4bはカバーキャップである。
図13,14に示すように、噴射体2bは、噴射ノズル80と案内筒81とを具えており、噴射ノズル80は、中央に流路82が形成され、先端に噴射口83を穿孔した筒体84と、筒体84の下端部に形成された球面軸85とからなっている。
【0041】
図14(b)に示すように、案内筒81は、上面に軸受部86を設け、下面にステム係合筒87を垂設した上壁88と、側周壁89とを具えている。
軸受部86は、上壁88に立設された円筒状の軸受筒90と、軸押え91とを具えており、軸受筒90の中心には、ステム係合筒87の下端まで達する流路92が穿孔されている。
【0042】
軸受筒90の上面には、球面軸85を保持する半球状の球面軸受93が設けられて、該球面軸受93の中央には、球面状の凹部94が刻設されており、軸受筒90外周上部にはねじ95が螺設されている。
【0043】
軸押え91は、上壁96と側周壁97とからなり、上壁96の中央には、球面軸85を保持する球帯軸受98が穿設されており、側周壁97内周には、ねじ95に螺合するねじ99が螺設されている。
軸押え91を球面軸85の上面に被せ、軸押え91を軸受筒90に螺着することによって、球面軸85を軸受部86に軸着することができる。
【0044】
前記実施形態では、軸押え91によって球面軸85を保持するように構成しているが、軸受筒90の上部内面に膨出環等を設け、球面軸85を保持するようにしてもよい。
この場合、軸押え91が不要となるため、パーツ数の低減、およびコストの低減となる。
【0045】
ステム係合筒87は、エアゾール容器1bのステム5bに係合し、流路92は、ステム5bの噴出孔に連通している。
【0046】
側周壁89の下端には、フランジ100が連設され、その周辺から外周壁101が垂設されている。
【0047】
図14,15に示すように、操作キャップ3bは、取付部102と、取付部102の上方に延び、上部を球面ドーム103とした外周壁104を具えている。
球面ドーム103の上部は、円形の開口105となっており、開口105には、廻動操作板106が開口105周辺を被うよう架設されている。
廻動操作板106は、球面ドーム103と同形の球面によって形成され、中央部には、噴射ノズル80を上下摺動自在に軸支するノズル支持部107が設けられている。
【0048】
球面ドーム103の下部から、外周壁104の側周面にかけて、上下に延びるスリット108a,108bと、その下端を結ぶ円弧状のスリット109が刻設されている。
スリット108a,108bとスリット109によって、操作板110が形成され、スリット108a,108bの上端をヒンジ部111として、径方向に変形、復元可能となっている。
【0049】
操作板110の内面には、案内筒81の上端筒部に係合する上下に延びる押圧板112が突設されており、円弧状のスリット109を囲む部分には、押え部113が突設されている。
【0050】
取付部102は、エアゾール容器1bの巻締部13bに嵌合する周壁114と、上端に膨出部を設けたカバーキッャプ4bの取付周壁115とを具えている。
【0051】
次に、本実施形態噴出容器の作用効果について説明する。
内容物の噴射にあたって、図16に示すように、廻動操作板106を廻動させると、噴射ノズル80の球面軸85が球面軸受93と軸押え91を具えた軸受部86によって支持されているので、噴射ノズル80を球面上で一定の方向に向けることができる。
【0052】
その際、廻動操作板106の周縁部が、球面ドーム103に圧接されながら動くので、妄動することはなく、手を離したときには、廻動操作板106は、その周縁が球面ドーム103に圧接されているので、噴射ノズル80は定位置に維持される。
そのとき、噴射ノズル80がどの方向に向いていても、その流路82は凹部94に連通し、流路92を通じてステム5bの噴出孔に連通されている。
【0053】
次いで、操作板110の押え部113を両側から指で押すと、第1実施形態と同様に、ステム5bが押下げられ、内容物を噴射ノズル80から噴射させることができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
操作キャップの操作板が、上方のヒンジ部を中心に廻動可能とし、下方に設けた押え部を指で押すと、押圧板が摺動して案内筒の上面角部を押下げ、噴射体が下方に移動するようになっており、押下げ操作がテコの原理を応用しているので、小さい力で押圧部を押すことでワンハンドでの使用が可能となった。
そのため、エアゾール容器の大小に係わらず簡便に使用できるので、用途を広げることもできる。
【0055】
噴射ノズルの下端に円柱状枢軸を設け、案内筒の軸受部に廻動自在に取着させているので、操作レバーを廻動操作することによって、噴射ノズルを、容器本体に対して傾斜させることができるようになった。
また、噴射ノズルの下端に、球面軸を設け、案内筒の球面軸受に廻動自在に取着させるときには、噴射ノズルを球面上で廻動させることができる。
したがって、噴出容器の軸方向に対して、噴射ノズルの噴出方向を所望の方向にすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の噴出容器の縦断面正面図である。
【図2】カバーキャップを除いた側面図である。
【図3】カバーキャップを除いた上面図である。
【図4】図1のA−A線における押圧板ガイド部分の断面端面図である。
【図5】噴出容器の作動状態を示す縦断面正面図である。
【図6】第2実施形態の噴出容器の縦断面正面図である。
【図7】図6のA−A線におけるガイド部材の要部説明図である。
【図8】第3実施形態の噴出容器の縦断面正面図である。
【図9】第4実施形態の噴出容器の縦断面正面図である。
【図10】噴出容器の説明図で、(a)は一部断面側面図、(b)は案内筒の断面図である。
【図11】噴出容器の上面図である。
【図12】噴出ノズルの説明図で、(a)は傾斜噴射時の断面側面図、(b)は断面正面図である。
【図13】第5実施形態の噴出容器の縦断面正面図である。
【図14】噴出容器の説明図で、(a)は一部断面側面図、(b)は案内筒の断面図である。
【図15】噴出容器の上面図である。
【図16】噴射ノズルの廻動噴出時の説明図で、(a)は断面正面図、(b)は上面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b エアゾール容器
2、2a、2b 噴射体
3、3a、3b 操作キャップ
4、4a、4b カバーキャップ
5、5a、5b ステム
6 噴出孔
7、40、80 噴射ノズル
8、41、81 案内筒
9a,b 案内リブ
12、12a 上面角部
14、35、60、102 取付部
15、61、104 外周壁
15a、62 頂部
16、16a 把持部
17a,b、70a,b、108a,b スリット
18、71、109 スリット
19 操作板
20 ヒンジ部
21 押圧板
22 押え部
30 案内板
31 ガイド
36 噴射口
37 ノズルチップ
42、54、55、56、82、92 流路
43、83 噴出口
44、84 筒体
45 枢軸部
46 軸ピン
47、86 軸受部
48、87 ステム係合筒
49、89、96 上壁
50、90、97 側周壁
51 軸挿入部
52 円筒軸受
53 嵌挿溝
53a 軸受底
63、105 開口
64 案内溝
65 操作レバー
66 把持部
67 レバー板
68 突起
69 係止片
72、110 操作板
73、111 ヒンジ部
74、112 押圧板
75、113 押え部
85 球面軸
87 ステム係合筒
91 軸押え
93 球面軸受
94 凹部
95、99 ねじ
98 球帯軸受
103 球面ドーム
106 廻動操作板
107 ノズル支持部

Claims (7)

  1. エアゾール容器と、エアゾール容器のステムに取着された噴射体と、エアゾール容器の巻締部に取着された操作キャップとからなる噴出容器であって、
    噴射体が、噴射ノズルとその外側に設けられた案内筒を具えており、
    操作キャップには、その外周壁に、上端をヒンジ部とし、下端に押え部を設け、内面に前記案内筒の上面角部に当接する押圧板を設けた一対の操作板が、対向するように配設されていることを特徴とする噴出容器。
  2. エアゾール容器と、エアゾール容器のステムに取着された噴射体と、エアゾール容器の巻締部に取着された操作キャップとからなる噴出容器であって、
    噴射体が、噴射ノズルとその外側に設けられた案内筒を具えており、
    操作キャップには、その外周壁の一方の側に、上端をヒンジ部とし、下端に押え部を設け、内面に前記案内筒の上面角部に当接する押圧板を設けた操作板が設けられ、該操作板と対向する側に、外周壁内周と噴射体の案内筒外周との間にガイド部材が配設されていることを特徴とする噴出容器。
  3. 操作キャップの押圧板が、案内筒の頂壁に設けた案内リブ内で摺動するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の噴出容器。
  4. 噴射ノズルの上方部に、交換可能なノズルチップを取着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の噴出容器。
  5. エアゾール容器と、エアゾール容器のステムに取着された噴射体と、エアゾール容器の巻締部に取着された操作キャップとからなる噴出容器であって、
    噴射体が、噴射ノズルと、噴射ノズルを支持し、中央にステム係合筒を設けた案内筒とからなり、
    噴射ノズルの端部に軸体を設け、案内筒に前記軸体を支持する軸受を設けて、噴射ノズルの噴射方向を変更可能とし、
    操作キャップが、その外周壁に上端をヒンジ部とし、下端に押え部を設けた操作板を具えており、該操作板の内面に前記案内筒の上面角部に当接する押圧板が設けられていることを特徴とする噴出容器。
  6. 噴射ノズルの軸体を、円柱状の枢軸とし、案内筒に設けた軸受を、円弧状の円筒軸受とし、
    噴射ノズルを、傾斜可能としたことを特徴とする請求項5記載の噴出容器。
  7. 噴射ノズルの軸体を球面軸とし、案内筒の軸受を球面軸受として、噴射ノズルの噴射方向を、球面上で変更可能としたことを特徴とする請求項5記載の噴出容器。
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