JP5163810B2 - 内燃機関におけるリーク機構診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃料系におけるリーク機構の異常及び正常を診断するリーク機構診断装置に関する。
一般に、内燃機関の燃料系には、高圧状態で燃料を蓄える蓄圧室内の燃料圧力を燃料のリークにより減圧する減圧弁が設けられている。そして、その減圧弁のリーク機能の異常及び正常を診断する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1では、リーク機構である減圧弁の診断と、蓄圧室内の燃料圧力を検出する燃圧センサの診断とを実行している。この内、特に燃圧センサの診断に際しては、燃料温度の違いによる燃料粘性を考慮して燃圧センサの診断タイミングを設定している。すなわち蓄圧室内が減圧弁開放により、高圧状態から大気圧状態に低下するまでの時間は、減圧弁が正常であったとしても、燃料粘度が高いほど長くなる。燃料粘度は燃料温度が低いほど高くなる。このことから、特許文献1では、減圧弁開放から診断タイミングまでの時間を、燃料温度が低いほど長く設定することにより、燃圧センサの異常有無の診断精度を確保している。
特開2007−100624号公報(第7−8頁、図3−5)
ところでハイブリッド車両における間欠運転制御により内燃機関が停止した場合、あるいは車両降坂走行時のフューエルカットの場合などでは、高圧燃料系での燃料圧力が高圧のままでは燃料噴射弁からの燃料漏れなどの不都合を招く。これを防止するために減圧弁などのリーク機構により高圧燃料系の燃料圧力を低減することになるが、このようなリーク機構において、リーク機構自体の異常及び正常の診断を行う場合には、特許文献1に記載されているごとくリーク機構によるリーク実行に伴い生じる燃料圧力変化を検出することになる。
しかしこのような診断時は内燃機関にて燃焼が実行されていない状態であることから、内燃機関の発熱が無くなることで、高圧燃料系での燃料温度がそれまでの高温状態から低下することになる。このため高圧燃料系内の燃料圧力も温度低下と共に減少することになる。
このことにより、リーク機構が燃料リークを実行していなくても、高圧燃料系の燃料圧力が低下し、燃料リークを実行したかのごとくに見えることになる。
このような状況が発生すると、診断装置では、高圧燃料系での温度低下が生じる直前状態において高圧燃料系の燃料圧力が低下していないことによりリーク機構は異常であると診断していても、その後に高圧燃料系の温度低下により燃料圧力低下現象が生じると、リーク機構が正常に燃料リークできる状態に戻ったと誤診し、診断精度が悪化するおそれがある。
特許文献1においては、燃圧センサの異常有無の診断では、燃料粘度を考慮して低温ほど長い時間間隔をおいて圧力検出を実行しているが、このような手法を、リーク機構の診断に適用した場合には、高圧燃料系が低温化するほどに長い時間にわたって診断が先延ばしされることになる。このようなことになると、リーク機構が燃料リークを実行していない状態でも、低温化による高圧燃料系の燃料圧力低下を助長してしまい、診断精度が更に悪化することになる。
本発明は、内燃機関の高圧燃料経路から燃料をリークするリーク機構に対する異常及び正常の診断精度を高めることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本願発明の第1の態様では、高圧燃料ポンプから燃料噴射弁に至る高圧燃料経路と、前記高圧燃料経路内の燃料をリークすることで前記高圧燃料経路内の燃料圧力を減圧させるリーク機構とを備えた内燃機関におけるリーク機構診断装置であって、前記高圧燃料経路に配置されて同高圧燃料経路内の燃料圧力を検出する燃料圧力検出部と、前記燃料圧力検出部により検出される燃料圧力に基づいて前記リーク機構による燃料リーク時の異常及び正常を診断する診断部と、を備え、前記診断部は前記内燃機関の駆動停止状態が継続している期間が所定時間を経過した後は前記診断を行わない。
内燃機関が駆動停止の場合には、燃料噴射弁による燃料噴射はなされず、内燃機関では燃焼による発熱が生じない。このため高圧燃料経路内の燃料は放熱に伴い低温化する。
そして内燃機関が駆動停止の場合には、高圧燃料ポンプによる燃料圧送もなされないことから、リーク機構がリーク機能を果たした場合は高圧燃料経路内の燃料圧力は低下するが、このようなリーク機構による燃料リークが生じていなくても低温化に伴って高圧燃料経路内の燃料圧力は低下して行くことになる。
したがってこのような内燃機関の駆動停止状態にて、或る程度の時間が経過すると、高圧燃料経路内の燃料圧力は、リーク機構が燃料リークを行っていない状態でも、あたかも燃料リークしているかのごとくの低圧レベルになる。
したがって、内燃機関の駆動停止状態が継続している期間においては、前述した或る程度の時間に基づいて設定した所定時間を用いて、この所定時間が経過した後はリーク機構によるリーク時の異常及び正常の診断は行わないことにしている。
このことにより、内燃機関の高圧燃料経路から燃料をリークするリーク機構に対する異常及び正常の診断精度を高めることができる。
上記第1の態様において、前記内燃機関の駆動停止状態とは、少なくとも、前記高圧燃料ポンプが燃料圧送を停止し、かつ前記燃料噴射弁を含む複数の燃料噴射弁のいずれもが燃料噴射を停止している状態である。このような内燃機関の駆動停止状態にてリーク機構によるリーク時の異常及び正常を診断する際に、前述のごとく所定時間を設定することで異常及び正常の診断精度を高めることができる。
上記リーク機構診断装置は、内燃機関の冷却水温と外気温との一方又は両方を検出する温度検出部をさらに備えているそして、前記診断部はこの温度検出部が検出する前記冷却水温と前記外気温との一方又は両方に応じて前記所定時間の長さを調節する。
却水温や外気温は、内燃機関の駆動停止時において高圧燃料経路内の燃料温度低下速度に影響し、このことにより高圧燃料経路内の燃料圧力低下速度に影響することから、診断部は、冷却水温と外気温との一方又は両方に応じて所定時間の長さを調節する。
このことにより、内燃機関の高圧燃料経路から燃料をリークするリーク機構に対する異常及び正常の診断精度を更に高めることができる。
前記診断部は前記温度検出部が検出する前記冷却水温と前記外気温との一方又は両方が低いほど、前記所定時間を短くする。
具体的には、冷却水温や外気温が低ければ低いほど、内燃機関の駆動停止時において高圧燃料経路内の燃料温度は急速に低下し、このことにより燃料圧力も急速に低下することになる。
したがって、リーク機構がリークしていなくても、冷却水温や外気温が低ければ低いほど、それだけ早期に、あたかもリークしているかのごとくに、高圧燃料経路内の燃料圧力は低圧レベルとなる。
このため冷却水温と外気温との一方又は両方が低いほど所定時間を短くすることにより、内燃機関の高圧燃料経路から燃料をリークするリーク機構に対する異常及び正常の診断精度を更に高めることができる。
また、前記診断部は、前記内燃機関の駆動停止状態が継続している期間の開始から所定時間内に前記燃料圧力検出部により検出される燃料圧力がリーク機構による燃料リークに対応した低圧レベルにならない場合にはリーク機構が異常であると診断し、この異常であるとした診断後に燃料圧力が前記低圧レベルになったとしても前記所定時間が経過した後である場合にはリーク機構が正常であると診断しない。
前述したごとく内燃機関の駆動停止状態では内燃機関で燃焼による発熱が生じない。このため高圧燃料経路内の燃料は放熱に伴い低温化する。そして内燃機関の駆動停止状態では高圧燃料ポンプによる燃料圧送もなされていないことから、リーク機構による燃料リークが生じていなくても、低温化に伴って高圧燃料経路内の燃料圧力は低下して行く。
しかし内燃機関の駆動停止状態の初期に直ちに燃料が低温化するわけではないので、燃料圧力は低圧レベルになるまでは時間を要し、その間に異常との診断は可能である。
ところが、或る程度の時間が経過すると、上述したごとくの低温化により、高圧燃料経路内の燃料圧力はリーク機構が燃料リークを行っていなくても、あたかも燃料リークしているかのごとくの低下レベルとなる。
したがって、前述した或る程度の時間に基づいて設定した所定時間を用いて、リーク機構が一旦異常であると診断された後に、燃料圧力が低圧レベルとなったとしても、それが所定時間の経過後である場合には正常と診断しないことにしている。このことにより誤診断を防止できる。
このようにして内燃機関の高圧燃料経路から燃料をリークするリーク機構に対する異常及び正常の診断精度を高めることができる
実施の形態1の内燃機関燃料系とその制御系のブロック図。 実施の形態1のECUが実行するリーク機構診断実行制御処理のフローチャート。 実施の形態1の制御例を示すタイミングチャート。 実施の形態1の制御例を示すタイミングチャート。 実施の形態2のリーク機構診断実行制御処理のフローチャート。 実施の形態2で用いられる所定時間設定マップMAPawの説明図。 実施の形態2の制御例を示すタイミングチャート。 実施の形態3のリーク機構診断実行制御処理のフローチャート。 実施の形態3の制御例を示すタイミングチャート。 実施の形態3の制御例を示すタイミングチャート。 実施の形態3の制御例を示すタイミングチャート。
[実施の形態1]
図1は、本発明が適用された内燃機関(ここではガソリンエンジンの例を示す)の燃料系とその制御系のブロック図である。この内燃機関は車両駆動用であり、内燃機関、燃料系及び制御系は車両に搭載されている。この車両はハイブリッド車両であり、内燃機関と共に電動モータを備えている。
前記燃料系は低圧燃料系2と高圧燃料系4とを有している。低圧燃料系2は、フィードポンプ6、低圧燃料経路8及び低圧デリバリパイプ10,11を備えており、フィードポンプ6により燃料タンク12から汲み上げられた燃料は、低圧燃料として低圧燃料経路8を介して低圧デリバリパイプ10,11へ供給される。尚、図1ではV型6気筒エンジンの例を示しており、2つの低圧デリバリパイプ10,11が設けられている。これら低圧デリバリパイプ10,11にはそれぞれ3体、合計で6体の低圧燃料噴射弁10a,11aが配置されている。この低圧燃料噴射弁10aは、それぞれ各気筒に対応する吸気ポートに配置されて、吸気中に燃料を噴射するものである。
低圧燃料経路8の途中にはプレッシャレギュレータ14が配置されており、所定の低圧(ここでは400kPa)に低圧燃料系2内の燃料圧力を調節している。尚、低圧デリバリパイプ10,11には圧力脈動を抑制するパルセーションダンパー10b,11bが設けられている。
高圧燃料系4は、低圧燃料経路8から分岐した高圧側燃料供給経路16、高圧燃料ポンプ18、リーク通路20及び高圧デリバリパイプ22,23を備えている。
高圧燃料ポンプ18は、内燃機関の出力を利用して駆動されるものである。ここでは内燃機関のカムシャフトの回転に連動してポンプカム18aが回転し、この回転によりポンプシリンダ18b内にてプランジャ18cが往復運動する。このことにより電磁開閉弁18dを介して高圧側燃料供給経路16から高圧燃料ポンプ18内に低圧燃料を吸入し、かつ加圧により高圧化した燃料を、吐出通路18eへ高圧燃料として吐出している。この吐出量は電磁開閉弁18dの開閉デューティにより調節される。尚、高圧燃料ポンプ18において、高圧側燃料供給経路16側には、圧力脈動を抑制するパルセーションダンパー18fが設けられている。
高圧燃料ポンプ18の吐出通路18eから吐出された高圧燃料は、2つの高圧デリバリパイプ22,23に供給され、これら高圧デリバリパイプ22,23にそれぞれ3体、合計で6体設けられている高圧燃料噴射弁22a,23aから直接、各気筒内に高圧燃料が噴射される。尚、一方の高圧デリバリパイプ22には図示するごとく燃圧センサ22bが設けられて、高圧燃料系4の燃料圧力pfを検出している。
高圧燃料ポンプ18の吐出通路18eには吐出弁24が設けられている。この吐出弁24は、開弁圧が例えば60kPaの逆止弁であり、高圧デリバリパイプ22,23側と高圧燃料ポンプ18側との差圧が開弁圧以下であれば閉じて、高圧デリバリパイプ22,23から高圧燃料ポンプ18への高圧燃料の逆流を阻止している。
この吐出通路18eには、吐出弁24が配置された部分とは並列にリーク通路20が設けられている。このリーク通路20には、リリーフ弁26が設けられている。このリリーフ弁26は、ここでは開弁圧が2MPaに設定されている。
内燃機関の駆動時に高圧燃料ポンプ18が駆動されている場合には、プランジャ18cの運動と共にリリーフ弁26は開閉を繰り返している。
内燃機関が駆動停止状態となって高圧燃料ポンプ18が電磁開閉弁18dの開放状態を継続している場合には、高圧燃料ポンプ18内は高圧側燃料供給経路16に開放されて低圧化する。したがってリリーフ弁26は開弁し、高圧デリバリパイプ22,23の高圧燃料をリークする。このことで、内燃機関の駆動停止時には、高圧デリバリパイプ22,23内の燃料圧力を2MPaに低下させることができる。
制御系にて中心的な役割を果たすECU(電子制御ユニット)30は、マイクロコンピュータを中心として構成された制御回路である。ECU30は、低圧燃料噴射弁10a,11aと高圧燃料噴射弁22a,23aとによる燃料噴射制御を実行したり、電磁開閉弁18dの開閉デューティ制御によって高圧燃料ポンプ18から高圧デリバリパイプ22,23への燃料吐出による圧送量を調節して燃料圧力pfを制御する処理を実行したりしている。そして更に後述するごとくのリーク機構診断に関する処理を実行している。
これらの制御のためにECU30は、燃圧センサ22bによる高圧燃料系4の燃料圧力pf検出と共に、外気温センサ32から外気温THA、冷却水温センサ34から内燃機関の冷却水の温度である冷却水温THWを検出している。更に、ECU30は、内燃機関に設けられた他のセンサから各種データを検出している。例えば内燃機関のクランク軸に対向して配置されたクランク軸回転センサから機関回転数NE、アクセルペダルのストロークセンサからアクセルペダルの踏み込み量であるアクセル操作量ACCP、車軸に設けられた車速センサから車速SPDなどを検出している。尚、外気温センサ32としては、特別にエンジンルームや他の車両部分に外気温を検出するセンサを設けても良いが、ここでは内燃機関の各気筒に吸入される空気が通過する吸気経路に配置された吸気温センサを、外気温センサ32として用いている。
更にECU30は間欠運転制御を実行している。この間欠運転制御は、一時的な車両停止時、又は車両走行時に内燃機関の駆動運転を自動停止・自動始動させる処理である。
このような間欠運転制御により内燃機関の駆動停止が生じた場合に、ECU30は燃圧センサ22bが検出する燃料圧力pfの挙動に基づいて、リリーフ弁26によるリーク時の異常及び正常を診断するリーク機構診断処理を実行している。
具体的には、少なくとも、高圧燃料ポンプ18が燃料圧送を停止し、かつ燃料噴射弁10a,11a,22a,23aのいずれもが燃料噴射を停止している状態を内燃機関の駆動停止状態、すなわち機関駆動停止状態としている。そしてこのような機関駆動停止時に、次に述べるようにリーク機構診断処理を実行する。
すなわち、このリーク機構診断処理では、燃圧センサ22bにより検出される燃料圧力pfが低下して所定の低圧レベルとなる状態を、或る時間経過しても示さない場合には、リリーフ弁26の異常と診断している。更に経過時間にかかわらず、燃料圧力pfが所定の低圧レベルとなればリリーフ弁26の正常と診断している。
ここで所定の低圧レベルとは、リリーフ弁26が正常にリーク機能を果たした場合の燃料圧力(=2MPa)の近傍に設定した圧力値以下の圧力領域であり、後述する低圧レベル判定値Px以下の圧力領域に相当する。
そしてECU30は、このようなリーク機構診断処理に対して、更に図2のフローチャートに示すごとくのリーク機構診断実行制御処理を行っている。このリーク機構診断実行制御処理は、機関駆動停止期間において周期的に実行される処理である。なお個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
本処理が開始されると、まず今回の機関駆動停止時において、機関駆動停止継続時間が所定時間以上か否かが判定される(S100)。この所定時間は次のごとく予め設定されている時間である。
すなわち、内燃機関が駆動停止されると、高圧燃料ポンプ18による高圧燃料系4の高圧化はなされない。更に内燃機関の燃焼熱発生が停止したことにより高圧燃料系4は低温化する。これらのことにより高圧燃料系4の燃料圧力pfが低下する。このようにリリーフ弁26によって高圧デリバリパイプ22,23からの燃料リークがなされなくても温度要因により燃料圧力pfの低下は生じる。
したがってこの低温化により低下する燃料圧力pfが、まるで燃料リークがあったかのごとくの燃料圧力pfとなる機関駆動停止後の経過時間を、実験やシミュレーションにて求める。そして、この経過時間よりも少し短い時間を前記所定時間として設定している。
ここで機関駆動停止継続時間が所定時間以上でなければ(S100でNO)、このまま処理を一旦出る。以後、機関駆動停止継続時間が所定時間以上とならない限り(S100でNO)、このような処理状態が継続する。
したがって、図3のタイミングチャートに示すごとく、機関駆動停止時(タイミングt0)から実行されるリーク機構診断処理は、所定時間内(タイミングt0〜t2)では停止されることなく、その処理が継続する。
図3の例では、ECU30は、高圧燃料系4の燃料圧力pfが低圧レベル判定値Pxより高い状態では、機関駆動停止時(タイミングt0)から異常カウンタを周期的にカウントアップしている。この異常カウンタが閾値Ceに到達すれば、ECU30は異常との診断データを内部メモリに記憶することになる。
しかし図3の例では、リリーフ弁26は正常にリーク機能を果たしているので、所定時間内のタイミングt1にて燃料圧力pfが低圧レベル判定値Px以下となっている。このことにより、ECU30は正常との診断データを内部メモリに記憶すると共に、異常カウンタのカウントアップを停止している。
そして機関駆動停止継続時間が所定時間を経過すると(S100でYES:タイミングt2)、今回の機関駆動停止中では、タイミングt2以後のリリーフ弁26に対する診断は停止される(S102)。
したがってタイミングt2以後は、今回の機関駆動停止中では、その診断内容、ここでは正常との診断が維持されることになる。
図4のタイミングチャートは、高圧燃料ポンプ18が駆動を停止してもリリーフ弁26の開弁が困難となる異常を生じており、このことにより高圧デリバリパイプ22,23内が2MPaを越えていてもリーク機能を正常に果たせない場合の例を示している。
リリーフ弁26はリークできないので、機関駆動停止時(タイミングt10)以後は、高圧燃料系4からの放熱による燃料温度低下に対応して燃料圧力pfは緩慢に低下する。
図4の例では、燃料圧力pfは、機関駆動停止(タイミングt10)から少なくとも所定時間内(タイミングt10〜t12)は高圧状態(pf>Px)を維持しており、この間に異常カウンタはカウントアップされて、その値は閾値Ceに達する(タイミングt11)。このことからECU30は異常との診断データを内部メモリに記憶する。
その後も、燃料圧力pfが低圧レベル判定値Pxより高ければ、異常カウンタのカウントアップが再開されるが、図4の例では、再度の異常カウンタのカウントアップ中に所定時間となる(S100でYES:タイミングt12)。したがって診断停止となる(S102)。
これ以後は(タイミングt12〜)、今回の機関駆動停止状態が継続する限り、リリーフ弁26に対するリーク機能の異常及び正常についての診断は停止することになる。このためタイミングt12以後のタイミングt13にて燃料圧力pfが低圧レベル判定値Px以下になっても正常とは診断しない。
もし本実施の形態のような所定時間を設けず、機関駆動停止中に継続して診断を許した場合には、タイミングt13にて、燃料圧力pf≦Pxとなることから、一点鎖線のごとく正常との診断がなされて、ECU30の内部メモリに最新のデータとして記憶されてしまう。本実施の形態では、このような燃料温度低下に伴う誤診は生じない。
上述した構成において、燃圧センサ22bが燃料圧力検出部に、リリーフ弁26がリーク機構に、ECU30が診断部に相当する。ECU30が実行する前述したリーク機構診断処理と図2のリーク機構診断実行制御処理とは、診断部が実行する処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(1)内燃機関が駆動停止状態にある場合、すなわち少なくとも高圧燃料ポンプ18が燃料圧送を停止し、かつ燃料噴射弁10a,11a,22a,23aのいずれもが燃料噴射を停止している状態である場合は、燃料噴射弁10a,11a,22a,23aによる燃料噴射は全くなされず内燃機関からは燃焼による発熱が生じない。このため高圧デリバリパイプ22,23内の燃料は放熱に伴い低温化する。
そして高圧燃料ポンプ18による燃料圧送もなされないことから、リーク機構であるリリーフ弁26がそのリーク機能を果たしている場合には、図3に示したごとく、高圧デリバリパイプ22,23内の燃料圧力pfは燃料リークにより急速に低下する。
しかしこのようなリリーフ弁26による燃料リークが生じていない場合であっても、上述したごとくの低温化に伴って高圧デリバリパイプ22,23内の燃料圧力pfは低下する。
したがって図4に示したごとく、内燃機関の駆動停止状態にて或る程度の時間が経過すると、高圧デリバリパイプ22,23内の燃料圧力pfは、リリーフ弁26が燃料リークを行っていない状態であっても、あたかも燃料リークしているかのごとくの低圧レベル(低圧レベル判定値Px以下)になる。
したがって内燃機関の駆動停止状態が継続している期間においては、この或る程度の時間に基づいて設定した所定時間を用いて、この所定時間が経過した後は(S100でYES)、リリーフ弁26によるリーク時の異常及び正常の診断は行わないことにしている(S102)。このことで図4に示したごとく、リリーフ弁26が異常であるにもかかわらず、正常であるとの誤診断を生じてしまう事態(一点鎖線で示す診断)を防止できる。
こうして内燃機関の高圧燃料経路(ここでは高圧デリバリパイプ22,23)から燃料をリークするリリーフ弁26に対する異常及び正常の診断精度を高めることができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では外気温THAと冷却水温THWとにより所定時間を変更する。このために、ECU30は前記図2の処理の代わりに、図5に示すリーク機構診断実行制御処理を周期的に実行する。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1も参照して説明する。
機関駆動停止状態となることでリーク機構診断実行制御処理(図5)が開始されると、まず外気温センサ32にて検出されている外気温THAと、冷却水温センサ34にて検出されている冷却水温THWとが、ECU30内の作業メモリに読み込まれる(S200)。
次に所定時間設定マップMAPawにより外気温THA及び冷却水温THWに基づいて所定時間が設定される(S202)。この所定時間設定マップMAPawは、例えば図6に示すごとくの関係を有するマップとして構成されている。
図6では、外気温THA及び冷却水温THWの高さと、所定時間の長さとの関係は、破線の等高線で表しているごとく、外気温THAあるいは冷却水温THWが低ければ所定時間は短くなり、外気温THAあるいは冷却水温THWが高ければ所定時間は長くなるように設計されている。そして外気温THAと冷却水温THWとが共に低ければ所定時間は特に短くなり、外気温THAと冷却水温THWとが共に高ければ所定時間は特に長くなる。例えば所定時間は最短側では10秒、最長側では30秒の値が設定され、その間の領域は図6の等高線に表された値分布に対応して所定時間が設定される。
前記実施の形態1にて説明したごとく、所定時間は、機関駆動停止に伴う高圧燃料系4の低温化により低下する燃料圧力pfが、リリーフ弁26による燃料リークが存在しなくても、燃料リークがあったかのごとくの燃料圧力pfとなる時間に基づいて設定されるものである。
しかし外気温THAや冷却水温THWが低ければ、燃料低温化が促進されて、リリーフ弁26による燃料リークが存在しなくても、燃料圧力pfが短時間で、燃料リークがあったかのごとくの燃料圧力pfにまで低下する。逆に外気温THAや冷却水温THWが高ければ、燃料低温化が遅延して、燃料圧力pfは長時間かけないと、燃料リークがあったかのごとくの燃料圧力pfにまで低下しない。
このような関係を考慮して図6の所定時間設定マップMAPawが前述したごとく設定されている。したがって、この所定時間設定マップMAPawを用いることで、迅速かつ高精度に診断停止タイミングを実現できる所定時間を設定できることになる。
図5では、このように設定した所定時間により、前記実施の形態1の図2にて説明したごとく、機関駆動停止継続時間が、所定時間以上継続している状態か否かが判定される(S204)。機関駆動停止継続時間が所定時間以上となっていない状態では(S204でNO)、このまま処理を出るので、前述したリーク機構診断処理は実行を継続できる。
機関駆動停止継続時間が所定時間以上となれば(S204でYES)、今回の機関駆動停止中でのリリーフ弁26に対する異常及び正常の診断は停止される(S206)。
図7のタイミングチャートは、リリーフ弁26のリーク異常の例であるが、外気温THA及び冷却水温THWが低いことにより、所定時間設定マップMAPawから設定された所定時間が、前記図4に示した例よりも短くされた例を示している。
すなわち機関駆動停止時(t20)以後は、高圧燃料系4の放熱による燃料温度低下に対応して燃料圧力pfは低下する。しかし外気温THA及び冷却水温THWが可成り低いことにより、リリーフ弁26がリーク異常であっても、燃料圧力pfは、前記図4の場合に比較して急速に低下する。
機関駆動停止の初期においては、燃料圧力pfは低圧レベル判定値Pxより高いことから、異常カウンタはカウントアップされるが、所定時間設定マップMAPawにより設定される所定時間(t20〜t21)が短いので、閾値Ceに達する前に、所定時間が終了する(t21)。
このためタイミングt21以後はステップS204でYESと判定されるようになり、リリーフ弁26に対するリーク機構診断はその実行が停止される(S206)。このため異常カウンタが停止し、以後は、異常及び正常の診断はなされなくなる。
もし、所定時間が外気温THA及び冷却水温THWにより調節されないものであるとすると、図7にて一点鎖線にて示すごとく、所定時間内において、異常カウンタが閾値Ceに達する前あるいは達した後に(図7では達する前に)、燃料圧力pfが低圧レベル判定値Px以下となる可能性がある。その場合には正常との診断データがECU30の内部メモリに最新の診断データとして記憶されることになる。本実施の形態では、このような燃料温度低下に伴う誤診はなされない。
上述した構成において、燃圧センサ22bが燃料圧力検出部に、外気温センサ32及び冷却水温センサ34が温度検出部に、リリーフ弁26がリーク機構に、ECU30が診断部に相当する。ECU30が実行するリーク機構診断処理と図5のリーク機構診断実行制御処理とは、診断部が実行する処理に相当する。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(1) 前記実施の形態1の効果を生じると共に、一律に所定時間を設定しているのではなく、上述したごとく冷却水温THWと外気温THAとの両方に応じて所定時間の長さを調節している。このことから、図7にて説明したごとく、リリーフ弁26に対する異常及び正常の診断精度を更に高めることができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、ECU30は前記図2の処理の代わりに、図8に示すリーク機構診断実行制御処理を周期的に実行する。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1も参照して説明する。
機関駆動停止状態となることでリーク機構診断実行制御処理(図8)が開始されると、まず外気温センサ32にて検出されている外気温THA及び冷却水温センサ34にて検出されている冷却水温THWがECU30内の作業メモリに読み込まれる(S300)。
次に外気温THAが低温状態にあるか否かの境界を示す所定温度Txよりも外気温THAが低い状態と、冷却水温THWが低温状態にあるか否かの境界を示す所定温度Tyよりも冷却水温THWが低い状態とのいずれか一方が満足されているか否かが判定される(S302)。
ここで外気温THA<Txではなく、かつ冷却水温THW<Tyでもない場合には(S302でNO)、このまま一旦、本処理を出る。したがって、リリーフ弁26に対するリーク機構診断は実行可能とされる。
しかし外気温THA<Tx又は冷却水温THW<Tyの場合、すなわち外気温THA<Txである条件と、冷却水温THW<Tyである条件との少なくともいずれかの条件が該当する場合には(S302でYES)、今回の機関駆動停止中でのリリーフ弁26に対する異常及び正常の診断は停止される(S304)。
ここでリリーフ弁26が正常にリーク機能を果たしている場合を図9のタイミングチャートに示す。機関駆動停止時(t30)には外気温THA≧Tx及び冷却水温THW≧Tyであるとすると(S302でNO)、リーク機構診断は実行可能である。
このためECU30は、高圧燃料系4の燃料圧力pfが低圧レベル判定値Pxより高い状態では(t30〜t31)、異常カウンタを周期的にカウントアップしているが、異常カウンタが閾値Ceに到達する前に、リリーフ弁26の燃料リークにより燃料圧力pfが低圧レベル判定値Px以下となる(t31)。したがってECU30は異常カウンタのカウントアップを停止し、正常との診断データを内部メモリに記憶する。
その後、冷却水温THW<Tyとなると(S302でYES:t32)、今回の機関駆動停止中において、以後はリリーフ弁26に対する異常及び正常の診断は停止される(S304)。
したがって、今回の機関駆動停止中では、その診断内容、ここでは正常との診断内容が維持される。
リリーフ弁26が異常によりリーク機能を果たせない場合を、図10のタイミングチャートに示す。ここで機関駆動停止時(t40)には外気温THA≧Tx及び冷却水温THW≧Tyであるとすると(S302でNO)、リーク機構診断は実行可能である。
このためECU30は、高圧燃料の燃料圧力pfが低圧レベル判定値Pxより高い状態では、異常カウンタを周期的にカウントアップすることから、異常カウンタは閾値Ceに到達する(t40〜t41)。このためECU30は異常との診断データを内部メモリに記憶する。
そして、その後、冷却水温THWが所定温度Tyより低くなる(S302でYES:t42)。このため今回の機関駆動停止中は、リリーフ弁26に対する異常及び正常の診断は停止される(S304)。
更に、その後に、リリーフ弁26によりリークされていない状態にて、燃料温度低下により燃料圧力pfは低圧レベル判定値Px以下となる(t43)。しかし、このタイミングt43では既に異常及び正常の診断は停止されているので正常との誤診断は生じない。したがって今回の機関駆動停止中では、異常との診断内容が維持されることになる。
もし冷却水温THWが低下しても異常及び正常の診断を継続するものとすると、図10に一点鎖線にて示すごとく、タイミングt43にて正常との誤診断がなされてしまう。
リリーフ弁26が異常によりリーク機能を果たせない状態において、機関駆動停止当初から外気温THA<Txである場合を図11に示す。このような場合は、機関駆動停止当初(t50)からリリーフ弁26に対する異常及び正常の診断は停止されることになる。
したがって高圧燃料系4内の燃料が急速な低温化により、燃料圧力pfが急速に低圧レベル判定値Px以下となっても(t51)、既に異常及び正常の診断は停止された状態である。このため一点鎖線にて図示したごとく診断が継続されている場合になされてしまう正常との誤診断は回避される。
上述した構成において、燃圧センサ22bが燃料圧力検出部に、外気温センサ32及び冷却水温センサ34が温度検出部に、リリーフ弁26がリーク機構に、ECU30が診断部に相当する。ECU30が実行するリーク機構診断処理と図8のリーク機構診断実行制御処理とは、診断部が実行する処理に相当する。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(1)上述したごとく外気温THAと冷却水温THWとのいずれかが、それぞれの所定温度Tx,Tyよりも低い場合には、最初から診断自体を停止することから、図9〜11にて説明したごとく、リリーフ弁26に対する誤診断を防止でき、異常及び正常の診断精度を高めることができる。
[その他の実施の形態]
・前記各実施の形態ではハイブリッド車両における間欠運転制御時でのリリーフ弁の異常及び正常診断について述べたが、少なくとも、高圧燃料ポンプによる燃料圧送が停止され、かついずれの燃料噴射弁も燃料噴射が停止されている状態ならば、他の機関駆動停止状態においても前述したリーク機構診断実行制御処理を同様に実行することができる。
例えば、車両ドライバーにより内燃機関が駆動停止される場合、あるいは降坂走行時などでのフューエルカットの場合である。このような場合に上記各実施の形態の処理を適用しても、各実施の形態に示したごとくの効果を生じさせることができる。
したがって本発明はハイブリッド車両のみでなく、前述した内燃機関を搭載している車両ならば、いかなる車両にも適用可能である。このため、前記各実施の形態においてECUが実行している間欠運転制御は、いわゆるハイブリッド車両にて行われる間欠運転制御のみでなく、アイドルストップなどのエコラン制御、あるいはフューエルカット制御を含む広義の意味での間欠運転制御も含ませることができる。
・前記実施の形態2では、冷却水温THWと外気温THAとの両方に応じて、所定時間を設定していたが、冷却水温THWと外気温THAとのいずれか一方に応じて所定時間の長さを設定するものでも良い。
・前記実施の形態3に示したリーク機構診断実行制御処理(図8)のステップS302では、外気温THA<Txと冷却水温THW<Tyとの論理和条件であったが、外気温THA<Txと冷却水温THW<Tyとのいずれかの条件のみであっても良い。あるいは外気温THA<Txと冷却水温THW<Tyとの論理積条件としても良い。
・前記各実施の形態のリーク機構診断停止(図2のステップS102、図5のステップS206、図8のステップS304)では、異常とも正常とも診断しないようにしていた。しかし、正常との診断がなされなければ、誤診断とはならないことから、図2のステップS102、図5のステップS206あるいは図8のステップS304では、少なくとも正常との診断がなされないようにする処理であっても良い。
2…低圧燃料系、4…高圧燃料系、6…フィードポンプ、8…低圧燃料経路、10,11…低圧デリバリパイプ、10a,11a…低圧燃料噴射弁、10b,11b…パルセーションダンパー、12…燃料タンク、14…プレッシャレギュレータ、16…高圧側燃料供給経路、18…高圧燃料ポンプ、18a…ポンプカム、18b…ポンプシリンダ、18c…プランジャ、18d…電磁開閉弁、18e…吐出通路、18f…パルセーションダンパー、20…リーク通路、22,23…高圧デリバリパイプ、22a,23a…高圧燃料噴射弁、22b…燃圧センサ、24…吐出弁、26…リリーフ弁、30…ECU、32…外気温センサ、34…冷却水温センサ。

Claims (3)

  1. 高圧燃料ポンプから燃料噴射弁に至る高圧燃料経路と、前記高圧燃料経路内の燃料をリークすることで前記高圧燃料経路内の燃料圧力を減圧させるリーク機構とを備えた内燃機関におけるリーク機構診断装置であって、
    前記高圧燃料経路に配置されて同高圧燃料経路内の燃料圧力を検出する燃料圧力検出部と、
    前記燃料圧力検出部により検出される燃料圧力に基づいて前記リーク機構による燃料リーク時の異常及び正常を診断する診断部と、
    内燃機関の冷却水温と外気温との一方又は両方を検出する温度検出部と、
    を備え、前記診断部は前記内燃機関の駆動停止状態が継続している期間が所定時間を経過した後は前記診断を行わないとともに、前記温度検出部が検出する前記冷却水温と前記外気温との一方又は両方に応じて前記所定時間の長さを調節し、
    前記内燃機関の駆動停止状態とは、少なくとも、前記高圧燃料ポンプが燃料圧送を停止し、かつ前記燃料噴射弁を含む複数の燃料噴射弁のいずれもが燃料噴射を停止している状態であることを特徴とするリーク機構診断装置。
  2. 請求項に記載のリーク機構診断装置において、前記診断部は前記温度検出部が検出する前記冷却水温と前記外気温との一方又は両方が低いほど、前記所定時間を短くすることを特徴とするリーク機構診断装置。
  3. 請求項1又は2に記載のリーク機構診断装置において、前記診断部は、前記内燃機関の駆動停止状態が継続している期間の開始から所定時間内に前記燃料圧力検出部により検出される燃料圧力がリーク機構による燃料リークに対応した低圧レベルにならない場合にはリーク機構が異常であると診断し、この異常であるとした診断後に燃料圧力が前記低圧レベルになったとしても前記所定時間が経過した後である場合にはリーク機構が正常であると診断しないことを特徴とするリーク機構診断装置。
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