JP5163260B2 - 車両内装材 - Google Patents

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Description

本発明は、表皮の一部に加飾部品が埋め込まれる車両内装材に関する。
インストルメントパネルやドアトリムなどの車両内装材において、表面を、皮革や、人工皮革、革模様の表皮等で覆って装飾し、さらに、その表皮の一部に木目フィニッシャーなどの加飾部品を付加したものがある。
この場合、一例としては、発泡成形型のキャビティの一側に内装材の芯材をセットするとともに、他側に表皮をセットし、表皮と芯材との間に発泡ウレタンなどの発泡材を充填しかつキュアした後に脱型するようになっている。この場合、加飾部品は発泡材にインサート成形されることになり、発泡材の接着力によって車両内装材に一体化されることになる。
また、この種の加飾部品として、裏面にねじ止め用のボスを突出させ、芯材にねじ止めできるようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2004−230917号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される構成では、ねじを用いる分、部品点数が増大する上、作業工数も増大するため、製造コストが増えてしまう。
そこで、本発明は、新規な構成により加飾部品の取付強度を増大させることが可能な車両内装材を得ることを目的とする。
本発明は、加飾部品の裏面側に、平面視で格子状のリブ群を突設したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、リブ群を設けた分、加飾部品が発泡材に接触する表面積を増大できる分、加飾部品と発泡材との接着力を増大させて、加飾部品を発泡材から抜けにくくすることができ、ねじを省略することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる車両内装材の一部を拡大して示した断面図、図2は、加飾部品の裏側を示す斜視図、図3は、加飾部品の裏側を示す背面図である。なお、本実施形態では、加飾部品を木目フィニッシャーを車体内装材としてのドアトリム1に付加する場合について例示する。
図1に示すように、本実施形態では、車体内装材としてのドアトリム1は、その裏側(図中上方)に芯材2を配置するとともに、表側(図中下方)には芯材2から所定間隔を設けて表皮3を配置し、それら芯材2と表皮3との間に発泡材としての発泡ウレタン4を溶融状態で注入して充填した後、その発泡ウレタン4をキュアすることによって成形される。ドアトリム1の成形に際しては、図示省略した成形型が用いられる。
そして、このドアトリム1を成形する際に、表皮3の一部に形成した開口部3aに加飾部品としての木目フィニッシャー5を配置して、当該木目フィニッシャー5をインサート成形するようになっている。つまり、表皮3の一部に木目フィニッシャー5の外形状よりも小さめの開口部3aを形成しておき、その開口部3aの周縁部を木目フィニッシャー5の裏側周縁部で押し付けるようにして成形型に配置し、その状態で発泡ウレタン4を充填する。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、木目フィニッシャー5の裏面5aの比較的広範囲に亘って、平面視で三角格子状のリブ群10を突設してある。
すなわち、木目フィニッシャー5は、平面視では、四隅の角部が円弧面となるほぼ矩形状を呈しており、図2中向こう側の表面が木目調の装飾面となり、図2中手前側の裏側に上述したリブ群10が設けられる。
木目フィニッシャー5の裏側の外周部分には、リブ群10を設けた裏面5aを囲繞するようにその裏面5aから所定量突出した周縁凸部5bを設け、その周縁凸部5bの内周部に裏面5aから若干凹設する凹溝5cを設けてある。そして、表皮3の開口部3aの周縁部は、図1に示すように、周縁凸部5bを包むようにして開口部3aの内周を凹溝5cに密着させてある。
裏面5aから突出するリブ群10は、図2に示すように、周囲を矩形状に囲む枠状リブ部11と、その枠状リブ部11の短辺方向(図中上下方向)中央部に位置して長辺方向(図中左右方向)に延在する中枠リブ部12と、枠状リブ部11内を3連の山状に仕切る山状リブ部13と、枠状リブ部11内を3連の谷状に仕切る谷状リブ部14と、を備えている。そして、中枠リブ部12、山状リブ部13、および谷状リブ部14は、それぞれ複数の交差部にて相互に交差され、これら交差部では各リブ部12,13,14が1点で交わっている。
このようにして、リブ群10は、上述した枠状リブ部11、中枠リブ部12、山状リブ部13、ならびに谷状リブ部14により、平面視(すなわち裏面側からの図3の視線)で三角格子状に形成されている。
そして、かかるリブ群10では、部分的に突出高さを変化させてある。つまり、図2に示すように、山状リブ部13を高くし(例えば、突出高さ5mm)、枠状リブ部11、中枠リブ部12、および谷状リブ部14を低く形成してある(例えば、突出高さ3mm)。
ところで、インサート成形時に注入される発泡ウレタン4は、図3中矢印Xに沿って流動するようになっている。したがって、各リブ部のうち、複数の山部分で形成される一連の山状リブ部13が、発泡ウレタン4の流動方向(X方向)に対して略直角方向に沿って延設されていることになる。ここで、本実施形態では、この山状リブ部13の突出高さを、他のリブ部、すなわち、枠状リブ部11、中枠リブ部12、および谷状リブ部14の突出高さよりも大きくしてある。
そして、図2に示すように、山状リブ部13の各頂点(山部および谷部の先端を意味する)が枠状リブ部11の長辺部分と交差する部分には、その枠状リブ部11を部分的に突出させた楯リブ15(例えば、突出高さ8mm)を設けてある。
以上説明したように、本実施形態にかかるドアトリム1によれば、木目フィニッシャー5の裏面に比較的広範囲に亘って格子状に配置されたリブ群10を突設した。このため、木目フィニッシャー5をドアトリム1の表皮3の一部にインサート成形する際に、当該木目フィニッシャー5が発泡ウレタン4に接触する表面積を増大し、木目フィニッシャー5と発泡ウレタン4との接着力、ならびに各リブ部の側面10s(図1参照)の交叉方向への引き抜きに対するアンカー効果(係止効果,抜け止め効果)を、増大させることができるため、木目フィニッシャー5を発泡ウレタン4から抜けにくくすることができる。
したがって、リブ群10を設けたことにより、ねじを省略して部品点数を減らすことができる上、木目フィニッシャー5をインサート成形した後に、ねじなどの締結部材で締結する作業工程を無くして木目フィニッシャー5の埋込み作業を簡素化し、以て、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、リブ群10を三角格子状に形成したため、四角格子状とした場合に比べて、各リブ部の伸びる方向を増やすことができ、上記アンカー効果を増大させることができる。
また、本実施形態では、リブ群10の突出高さを部分的に変化させることで、発泡ウレタン4を突出高さの大きいリブ部で受け止めて、格子状に形成されたリブ群10で囲まれた凹部に発泡ウレタン4を導入し易くしてある。特に、本実施形態では、枠状リブ部11から部分的にさらに高背の楯リブ15を突出させてあるので、その効果をより一層増大させることができる。
さらに、本実施形態では、リブ群10は、発泡ウレタン4が流入されるX方向に対してほぼ直角方向に繋がって配置される1連の山状リブ部13の突出高さを、その他の枠状リブ部11、中枠リブ部12、および谷状リブ部14の突出高さよりも大きくしたので、枠状リブ部11内で各リブ部で囲まれて形成された凹部に流動方向Xに沿って導入された発泡ウレタン4を山状リブ部13でより確実に受け止めて、当該凹部内をより迅速に充填することができる。
そして、このように、リブ群10内に形成される凹部への発泡ウレタン4の充填効率を高めて、発泡ウレタン4と木目フィニッシャー5およびリブ群10との間に隙間が発生する頻度を低減して、その分、木目フィニッシャー5と発泡ウレタン4との接着力をより一層増大させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、例えば、車両内装材はドアトリムに限ることなくその他の車両内装材であっても本発明を適用することができる。
また、加飾部品は木目フィニッシャー5としたが、勿論、その他の加飾部品であってもよく、さらには、その形状も矩形状に限ることなく、例えば、丸形、楕円形、星形など各種の形状に対応させることができる。
さらに、リブ群10の格子形状は、三角形に限ることなく丸形、菱形、四角形など各種の幾何学形状を用いることができる。部分的に変化させる突出高さの値、およびそれらの組み合わせ方についても、上記実施形態の例には限定されない。
また、発泡材として発泡ウレタン4を用いたが、勿論、これに限ることなく発泡性およびキュアにより接着力を発揮する他の発泡材であってもよい。
本発明の第1実施形態にかかる車両内装材の一部の断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる車両内装材の加飾部品の裏側を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる車両内装材の加飾部品の裏側を示す背面図(平面図)である。
符号の説明
1 ドアトリム(車両内装材)
2 芯材
3 表皮
3a 開口部
4 発泡ウレタン(発泡材)
5 木目フィニッシャー(加飾部品)
5a 裏面
10 リブ群
11 枠状リブ部(その他の部分)
12 中枠リブ部(その他の部分)
13 山状リブ部(流動方向に対して略直角方向に延設される部分)
14 谷状リブ部(その他の部分)

Claims (4)

  1. 表皮の一部に形成した開口部に加飾部品を配置して、それら表皮および加飾部品の裏側に発泡材を設けた車両内装材において、
    前記加飾部品の裏面に、格子状に配置されたリブ群を突設したことを特徴とする車両内装材。
  2. 前記リブ群では、発泡材の注入時の流動方向に対して略直角方向に延設される部分の突出高さを、その他の部分の突出高さよりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の車両内装材。
  3. 前記リブ群を三角格子状に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両内装材。
  4. 前記リブ群の突出高さを部分的に変化させたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の車両内装材。
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