JP5162754B2 - 演奏開始装置および演奏開始プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏開始装置および演奏開始プログラムに関し、特に、電子楽譜の演奏プログラムや自動演奏装置による演奏の前にテンポを設定できる演奏開始装置および演奏開始プログラムに関する。
また、特開平8−179773号公報には、演奏テンポをタップ入力しつつ、自動的に演奏をスタートすることができる自動リズム発生装置であって、タップテンポスイッチでなされる複数回のタッピングに従って各タップ間隔毎のタップテンポを算出すると共に、これら各タップテンポを平均化して演奏テンポを発生する自動リズム発生装置が提案されている。この装置によれば、複数回のタッピング完了時点から前記演奏テンポの1拍長が経過した時点で、当該演奏テンポに従って自動的にリズム演奏の開始を指示し、演奏テンポをタップ入力しながら、自動的に演奏をスタートすることが可能になる。
また、特許第2606037号公報には、操作手段を1小節分(4拍子の曲ならば4回、3拍子の曲ならば3回)オンすることにより、最後のオンの次の1拍目から自動演奏を開始させる自動演奏機能を有する電子楽器が記載されている。この電子楽器では、先に操作手段でオンした4拍(ないし3拍)のうち最後の2拍の間隔を1拍としてテンポを決定する。
特開平8−179773号公報 特許第2606037号公報
特許文献1および2に記載された装置は、複数回のタッピング完了時点から1拍長経過した時点から演奏を開始するものであり、指定したテンポで自動演奏される曲を伴奏として歌唱や楽器演奏することができるが、自動演奏開始までの時間が長い。一方、合唱や合奏(演奏)における一般的な指揮法によれば、指揮者が指揮棒を下げた位置から上方に振り上げると、演奏者は次の打点を予測して、その予測された打点のタイミングから演奏を開始する。つまり、アウフタクトのみ(1拍)の打点でテンポを認識して演奏を開始する。特許文献1および2に記載された装置では、このような一般的な指揮法に従って演奏を開始するのに適していない。そこで、一般的な指揮法に従ったアウフタクトのみや「サン、ハイ」という掛け声の「ハイ」の音で即演奏開始できるようにテンポを決定して伴奏を開始させるのが好ましい。
特に、特許文献2に記載された装置は、曲の拍子によって操作手段をオンにする回数を決定しているので、操作手段のオン回数が多くなり、すぐに演奏を始められないうえに、アウフタクトによる一般的な指揮法にならった演奏開始となじまない。
本発明は、上記問題点を解消し、一般的な指揮法に従ったテンポの取り方で自動演奏を開始することができる演奏開始装置および演奏開始プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決し、目的を達成するための本発明は、入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させるための演奏開始装置およびコンピュータ上で実行される演奏開始プログラムであって、テンポ指示のための操作子の操作間隔を算出し、前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出し、前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶するとともに、前記操作子が予定回数操作されたときに自動演奏装置に演奏開始指示および前記テンポ値を入力するように構成された点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記操作間隔の算出処理では、前記操作子の複数の操作間隔をそれぞれ合計し、その平均値を操作間隔として計算する点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記操作子の予定回数が2回であり、この2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される点に第3の特徴がある。
また、本発明は、前記操作子の操作予定回数が3回であり、この3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される点に第4の特徴がある。
また、本発明は、前記操作子の予定回数が2回であり、この2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるアウフタクトモード、および前記操作子の操作予定回数が3回であり、この3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される前打ち2回モードのいずれか一方を選択する点に第の特徴がある。
さらに、本発明は、前記操作子の予定回数が2回であり、この2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるアウフタクトモードと、前記操作子の操作予定回数が3回であり、この3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される前打ち2回モードと、前記操作子の予定回数が2回であり、2回目の操作時から前記算出された操作間隔に相当する時間経過時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるモードのうちいずれか一つを選択することができる点に第の特徴がある。
第1、2の特徴を有する本発明によれば、操作子の操作間隔、例えば、キーボードのいずれか予定のキーやマウス等の打点間隔(またはタップ間隔)によってテンポ値を算出して記憶できるので、このテンポを使用して自動演奏を行うことができる。特に、操作子が予定回数操作されると直ちに自動演奏開始を指示できるので、短い時間で演奏開始させることができる。また、操作子が予定回数操作されると直ちに自動演奏開始を指示できるので、指揮法に適ったアウフタクトのみや「サン、ハイ」の掛け声の「ハイ」に応えて、即演奏を開始する歌唱や楽器演奏の練習に適する。特に、指揮棒が振られると、前奏無しに即発音をしなければならないような曲では、指揮法に適ったテンポ入力で伴奏を開始できることは好ましい。
第3の特徴を有する本発明によれば、指揮棒の1回の振り上げによってテンポを決定するアウフタクトに適った演奏の開始指示を行うことができる。
第4の特徴を有する本発明によれば、「サン、ハイ」の掛け声の「ハイ」に応えて即演奏を開始する練習に適した手順で演奏開始を指示することができる。
の特徴を有する本発明によれば、同じ曲を、より上級者向けのアウフタクトモードと一般的な学習者に適した前打ち2回モードとを使い分けて演奏開始させることができる。
の特徴を有する本発明によれば、アウフタクトモードと前打ち2回モードとに加えて、2回打点後、1拍おいて演奏開始するモードをそれぞれ必要に応じて使い分けて、より一層広い範囲のレベルに応じた演奏開始手段を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るテンポ設定装置を備えた演奏プログラム再生装置としてのパーソナルコンピュータのハード構成を示すブロック図である。同図において、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)1は、パソコン本体2、キーボード3aおよびマウス3bからなる入力装置3、ディスプレイ4、スピーカ5、およびマイクロフォン6からなる。なお、パソコン本体2、入力装置3、ディスプレイ4、スピーカ5、およびマイクロフォン6は、それぞれが独立していてもよいし、一体型であるノートパソコン等であってもよい。
パソコン本体2は、CPU20、ROM21、RAM22、CD−ROMドライバ23および音源24、ならびに入出力インターフェース25を有する。CPU20は音源24はMIDI音源やサウンドカード等のサウンドデバイスである。入出力インタフェース25は、スピーカ5用の出力端子を含む他、マイクロホン6を接続する入力端子をも備えている。このパソコン1で実行される自動演奏データおよびテンポ設定プログラムは、記録媒体としてのCD−ROMに記録され、CD−ROMドライバ23を使ってパソコン本体2内に取り込まれる。
図1は、テンポ設定装置の要部機能を示すブロック図である。同図において、テンポ設定装置7は、演奏プログラムを手動開始するための、テンポ値入力部8と演奏開始指示部9とを有する。また、演奏プログラムを自動開始するための、タップテンポ入力部10、アウフタクト選択部11、テンポ検出部12、およびタップ終了検出部13が設けられる。さらに、手動開始および自動開始のための共通の機能としてテンポ値設定部14が設けられる。自動演奏部15は、テンポ設定装置7で設定されたテンポ値によって演奏プログラムを実行して楽音を発生させる。
図1に示す機能による手動開始モードを説明する。テンポ値入力部8は、例えば、キーボード3aのテンキーであり、拍数を数値入力する。テンポ値入力部8から入力された拍数値は、RAM22内に確保されるテンポ値設定部14に記憶される。演奏開始指示部9は、例えば、キーボード3aのリターンキー(その他所定のキーでもよい)であり、所定の画面(後述)がディスプレイ4に表示されているときに、リターンキーを押すと自動演奏部15はRAM22にスタンバイされている演奏プログラムを、テンポ値設定部14から読み込んだテンポ値に従って再生し、前記スピーカ5から楽音を発生させる。
次に、図1に示す機能による自動開始モードを説明する。タップテンポ入力部10は、例えば、キーボード3aのシフトキー(その他所定のキーでもよい)であり、所定の画面(後述)がディスプレイ4に表示されているときに、シフトキーを所定回数押すと、押した回数に対応した数のタップ信号がテンポ検出部12に入力される。なお、後述のアウフタクトモードでは、第1回目のタップ信号はシフトキーを一旦押して、その押したシフトキーを放したときに入力されるようにしてもよい。テンポ検出部12は、タップ信号が入力されると、基準クロックに基づいてタップ信号の入力間隔を検出し、その間隔から毎分の拍数値を算出してテンポ値設定部14に入力する。タップ終了検出部13は予定数のタップ信号が検出されたならばタップ終了信号を自動演奏部15に入力する。
アウフタクト選択部11は、例えば、ディスプレイ4に表示される選択ボタン(後述)を含み、この選択ボタンでアウフタクトモードでテンポを決定するか、3回のタッピングでテンポを決定して3回目のタッピングで演奏を開始する前打ち2回モード(「サン、ハイ」の掛け声の「ハイ」に応答して開始するモード)かを選択する。アウフタクトモードでは、テンポ検出部12は1回目および2回目のタップ信号の入力間隔を検出し、その間隔でテンポ値を算出する。また、タップ終了検出部13は、アウフタクトモードでは、2回目のタップ信号が入力されると直ちにタップ終了信号を出力し、前打ち2回モードでは、3回目のタップ信号が入力されると直ちにタップ終了信号を出力する。
前打ち2回モードでは、テンポ検出部12は1回目および2回目のタップ信号の入力間隔と、2回目および3回目のタップ信号の入力間隔との平均値でテンポ値を算出する。算出されたテンポ値はテンポ値設定部14およびタップ終了検出部13に入力される。そして、前打ち2回モードでは、タップ終了検出部13は3回目のタップ信号が入力されたときにタップ終了信号を自動演奏部15に入力する。自動演奏部15は、タップ終了信号が入力されると、RAM22に読み込んでスタンバイさせている演奏プログラムを、テンポ値設定部14から読み込んだテンポ値に従って再生し、前記スピーカ5から楽音を発生させる。
次に、上記テンポ設定装置7の動作を図4、図6に示したディスプレイ4の画面表示例を参照しつつ図3、図5、図7のフローチャートに従って説明する。図3のステップS1では、開始画面をディスプレイ4に表示する。図4(a)は開始画面の一例であり、ディスプレイ4に手動開始モードボタン41および自動開始モードボタン42が表示されている。これらのボタン41、42のいずれかにカーソル43を合わせてマウス3bをクリックして演奏開始のモードを選択する。なお、以下の説明では画面のアイコンにカーソルを合わせてマウス3bをクリックする動作は、単に、「ボタン」または「スイッチ」を「オン」にすると記述する。
ステップS2では、前記ボタン41、42のいずれがオンされたかによって手動開始モードか自動開始モードかを判断する。手動開始モードであれば、ステップS3に進んでテンポ値入力画面が表示される。図4(b)はテンポ値入力画面の一例であり、入力テンポ値表示枠44と、「テンポ値を入力してください」というメッセージ45と、入力終了ボタン46とが表示される。
ステップS4では、テンポ値が入力されたか否かを判断する。キーボード3aのテンキーからテンポ値が入力されると、ステップS5で、入力テンポ値表示枠44に入力テンポ値を表示する。入力テンポ値はバッファに記憶される。ステップS6では終了ボタン20がオンにされたか否かを判断する。ステップS6が肯定ならば、ステップS7に進んで、バッファの入力テンポ値をテンポ値設定部14にセットする。
ステップS8では、演奏開始指示画面が表示される。図4(c)は、演奏開始指示画面の一例であり、演奏開始ボタン47が表示されている。演奏プログラムを実行させる場合は、この演奏開始ボタン47をオンにするか、キーボード3aのリターンキーを押す。
ステップS9では、演奏開始か否かが判断される。演奏開始ならば、ステップS10に進んで、テンポ値設定部14からテンポ値を読み込み、そのテンポで演奏プログラムを実行して楽音を発生させる。なお、楽音と共にディスプレイ4に楽譜を表示させてもよい。演奏の処理は、周知であり説明は省略する。なお、フローチャートでは説明を省略しているが、図4、図6の各画面で消去ボタン26をオンすれば、画面は一つ前の画面に戻る。
ステップS2で自動開始モードと判断された場合は、ステップS11(図5)に進む。ステップS11では、アウフタクトモードか前打ち2回モードかの選択画面を表示する。図6(a)は、アウフタクトモードか前打ち2回モードかの選択画面の表示例であり、アウフタクト指示ボタン48と前打ち2回モード指示ボタン(サン、ハイ指示ボタン)49とが表示されている。これらのボタンをオンにすると、どちらがオンかによってタップモードを選択する。つまり、ボタン48と49とで前記アウフタクト選択部11を構成する。
ステップS12では、タップモードがアウフタクトモードか否かが判別される。アウフタクト指示ボタン48がオンにされればステップS13に進んで、タッピング入力指示を促す表示を行う。図6(b)はタッピング入力指示の表示の例であり、「テンポ設定のためのタッピングをしてください」というメッセージ50が表示されている例である。
ステップS14では、所定の操作子(この例では、シフトキー)が押されたか(タッピングオン)か否かが判断される。タッピングオンならばステップS15に進み、シフトキーが離鍵されたか(タッピングオフ)か否かが判断される。タッピングオフと判断されると、ステップS16に進んで、タップ信号を出力し、タッピング間隔を計数するタイマを始動させる。
ステップS17では、再びタッピングオンか否かが判断される。ステップS17が肯定ならば、ステップS18でタップ間隔タイマの計数値に基づいて1分毎の拍数(テンポ値)をテンポ検出部12で計算し、テンポ値設定部14にセットする。
ステップS19では、シフトキーの操作によるアウフタクトに対応する2回のタッピングが行われたので、タップ終了検出部13は自動演奏部15に演奏開始を指示する。ステップS20では、自動演奏部15が、テンポ値設定部14からタッピングによって設定されたテンポ値を読み込み、そのテンポ値に従って演奏プログラムを実行し、楽音を発生させる。
一方、ステップS12で、アウフタクトモードでないと判断された場合は、前打ち2回モードの処理のため、ステップS21(図7)に進み、タッピング回数のカウンタのカウント値C1に「3」をセットする。ステップS22では、タッピング入力指示を促す表示を行う。図6(b)の表示である。ステップS23では、シフトキーが押された(タッピングオン)か否かが判断される。タッピングオンならばステップS24に進み、カウント値C1をデクリメント(−1)する。
ステップS25では、タップ信号を出力し、タッピング間隔を計数するタイマを始動させる。ステップS26では、タッピングオンか否かが判断される。タッピングオンならばステップS27に進んで、カウント値C1をデクリメント(−1)する。ステップS28では、タップ間隔タイマの計数値を第1の時間間隔TEMPO1を算出する。ステップS29では、カウント値C1が「0」か否かを判断する。最初はカウント値C1が「0」でないので、ステップS30に進む。ステップS30では、時間間隔TEMPO1をバッファにTEMPO2として書き込み、ステップS31に進み、タッピング間隔タイマを「0」にリセットし、ステップS25に進む。
ステップS26で3回目のタッピングオンが検出されると、ステップS27でカウント値C2がデクリメントされてカウント値C1は「0」になるので、ステップS29の判断が肯定になり、ステップS32に進む。
ステップS32では、時間間隔TEMPO1と時間間隔TEMPO2との平均値を算出して時間間隔TEMPOとする。このとき単純平均値するのではなく、両者の差が所定値より大きい場合は、後で検出された時間間隔TEMPO1に重み付けをして、平均値が時間間隔TEMPO1からかけ離れないようにするのがよい。
ステップS33でタップ間隔時間TEMPOに基づいて1分毎の拍数(テンポ値)をテンポ検出部12で計算し、テンポ値設定部14にセットする。ステップS34では、シフトキーの操作による前打ち2回モードにおける所定回数(3回)のタッピングが行われたので、タップ終了検出部13は自動演奏部15に演奏開始を指示する。ステップS35では、自動演奏部15が、テンポ値設定部14からテンポ値を読み込み、そのテンポ値に従って演奏プログラムを実行し、楽音を発生させる。
上述のように、本実施形態によれば、所定回数のタッピングによってテンポを認識すると、最後のタッピングの後、すぐに演奏が開始される。したがって、指揮者が「サン、ハイ」と声をかけたときに、「ハイ」の音と同時に発声することができる。また、指揮法で一般的な「アウフタクト」に適った演奏法、つまり指揮者の「ハイ」のみの声で、歌い始める、または演奏し始めることができる。
なお、本実施形態では、アウフタクトモードで、タップテンポ入力部10であるキーを離鍵(タッピングオフ)した時点から、次の押鍵(タッピングオン)までの時間に基づいてテンポ値を計算した。しかし、これは、アウフタクトで、指揮棒を下から上に向かって振り上げる動作に似た動作でテンポを決定するようにしたものであり、これに限らず、2回のタッピングオン間の時間によってテンポ値を計算するようにしてもよい。要は、最後のタッピングが終了した時点で直ちに演奏を開始するようにできればよい。
また、本実施形態では、演奏開始前のテンポ設定に係るものであるが、演奏中にも、テンポを変更することができる周知のテンポ制御方法を併用することができる。
また、本実施形態は、本発明の最良の形態を示したものであって、当業者が、本発明を逸脱しない範囲で変形できる。例えば、演奏開始指示ボタンや、タップテンポ入力キー等の機能は、キーボードやマウス等の入力手段を任意に選択して割り当てることができる。
また、本実施形態では、アウフタクトモードと前打ち2回モードとを選択するアウフタクト選択部を設けたが、これらのいずれかのモードで固定的にテンポを決定し、演奏を開始させるものであってもよい。
さらに、本実施形態では、アウフタクトモードおよび前打ち2回モードのいずれか一方を選択できるものについて説明したが、本発明はこれに限定されず、2回の打点の間隔でテンポ値を計算した後、そのテンポ値に従った1拍をおいて演奏を開始するモードをさらに設け、このモードもアウフタクトモードおよび前打ち2回モードとともに選択の対象としてもよい。
本発明の一実施形態に係る演奏開始装置の要部機能を示す図である。 本発明の一実施形態に係る演奏開始装置の全体構成を示すブロック図である。 テンポ設定プログラムによる処理例を示すフローチャート(その1)である。 テンポ設定のための画面表示例(その1)である。 テンポ設定プログラムによる処理例を示すフローチャート(その2)である。 テンポ設定のための画面表示例(その2)である。 テンポ設定プログラムによる処理例を示すフローチャート(その3)である。
符号の説明
1…パソコン、 2…パソコン本体、 3aキーボード、 3b…マウス、 4…ディスプレイ、 5…スピーカ、 7…テンポ設定装置、 8…テンポ値入力部、 9…演奏開始指示部、 10…タップテンポ入力部、 11…アウフタクト選択部、 12…テンポ検出部、 13…タップ終了検出部、 14…テンポ設定部

Claims (10)

  1. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させる演奏開始装置において、
    テンポ指示のための所定の操作子の操作間隔を算出する操作間隔算出手段と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出するテンポ値算出手段と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶するテンポ値記憶手段とを具備し、
    前記操作子が2回操作された時に自動演奏装置に演奏開始指示および前記テンポ値を入力するように構成したことを特徴とする演奏開始装置。
  2. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させる演奏開始装置において、
    テンポ指示のための所定の操作子の操作間隔を算出する操作間隔算出手段と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出するテンポ値算出手段と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶するテンポ値記憶手段とを具備し、
    前記操作子が3回操作された時に自動演奏装置に演奏開始指示および前記テンポ値を入力するように構成したことを特徴とする演奏開始装置。
  3. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させる演奏開始装置において、
    テンポ指示のための所定の操作子の操作間隔を算出する操作間隔算出手段と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出するテンポ値算出手段と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶するテンポ値記憶手段と、
    前記操作子の2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるアウフタクトモード、および前記操作子の3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される前打ち2回モードのいずれか一方を選択することができる選択手段を具備したことを特徴とする演奏開始装置。
  4. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させる演奏開始装置において、
    テンポ指示のための所定の操作子の操作間隔を算出する操作間隔算出手段と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出するテンポ値算出手段と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶するテンポ値記憶手段と、
    前記操作子の2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるアウフタクトモードと、前記操作子の3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される前打ち2回モードと、前記操作子の操作時から前記算出された操作間隔に相当する時間経過時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるモードのうちいずれか一つを選択することができる選択手段を具備したことを特徴とする演奏開始装置。
  5. 前記操作間隔算出手段が、前記操作子の操作間隔をそれぞれ合計し、その平均値を操作間隔として計算するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の演奏開始装置。
  6. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させるため、コンピュータ上で実行される演奏開始プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    テンポ指示のための操作子の操作間隔を算出する手順と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出する手順と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶する手順と、
    前記操作子が2回操作された時に自動演奏装置に演奏開始指示および前記テンポ値を入力する手順とを実行させることを特徴とする演奏開始プログラム。
  7. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させるため、コンピュータ上で実行される演奏開始プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    テンポ指示のための操作子の操作間隔を算出する手順と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出する手順と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶する手順と、
    前記操作子が3回操作された時に自動演奏装置に演奏開始指示および前記テンポ値を入力する手順とを実行させることを特徴とする演奏開始プログラム。
  8. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させるため、コンピュータ上で実行される演奏開始プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    テンポ指示のための操作子の操作間隔を算出する手順と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出する手順と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶する手順と、
    前記操作子の2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるアウフタクトモード、および前記操作子の3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される前打ち2回モードのいずれか一方を選択する手順を含んでいることを特徴とする演奏開始プログラム。
  9. 入力されたテンポ値に従ったテンポで演奏データを再生して自動演奏する自動演奏手段に演奏を開始させるため、コンピュータ上で実行される演奏開始プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    テンポ指示のための操作子の操作間隔を算出する手順と、
    前記算出された操作間隔に基づいて1分間の拍数をテンポ値として算出する手順と、
    前記算出されたテンポ値を自動演奏のために記憶する手順と、
    前記操作子の2回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるアウフタクトモード、前記操作子の3回目の操作が行われた時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力される前打ち2回モードと、前記操作子の2回目の操作時から前記算出された操作間隔に相当する時間経過時に前記演奏開始指示および前記テンポ値が入力されるモードのうちいずれか一つを選択する手順を具備したことを特徴とする演奏開始プログラム。
  10. 前記操作間隔を算出する手順が、前記操作子の操作間隔をそれぞれ合計し、その平均値を操作間隔として計算する手順を含んでいることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の演奏開始プログラム。
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