JP5672280B2 - 演奏情報処理装置、演奏情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
入力される少なくとも2音以上の演奏情報のうち、前記ある音の音長である第1入力音長と、前記ある音の次に入力された音の音長である第2入力音長との比率を算出する音長比率算出手段と、
前記第1入力音長と、前記音長比率算出手段によって算出された比率とに基づき、前記演奏情報のテンポを判定するテンポ判定手段と、
前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定する拍子判定手段と、を備えたことを特徴とする。
図1は、本実施形態にかかる演奏情報処理装置を適用した電子楽器10の構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施形態にかかる電子楽器10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、サウンドシステム14、スイッチ群15、鍵盤16及び表示部17を備える。
なお、ステップS4の処理は、後述するステップS6の処理においてYESと判断されるまで繰り返し実行されるので、ステップS6の処理においてYESと判断されたタイミングで、FST、FGT及びFST_Tが確定する。
なお、ステップS9の処理は、後述するステップS11の処理においてYESと判断されるまで繰り返し実行されるので、ステップS11の処理においてYESと判断されたタイミングで、SST、SGT及びSST_Tが確定する。
ステップS14では、CPU11は、FSTの値を1としたときのSSTの比率であるSST_Rを算出し、RAM13に記憶する。なお、人間の演奏のゆらぎが以下の処理に与える影響を軽減するため、このSSTの比率であるSST_Rを算出する際に、所定の精度までで誤差を丸める方法や、あらかじめ定められた複数の比率値の中から最も近い比率を選択するような方法をとることも可能である。
なお、ステップS16の処理は、後述するステップS18の処理においてYESと判断されるまで繰り返し実行されるので、ステップS18の処理においてYESと判断されたタイミングで、CST、CGT及びCST_Tが確定する。
また、その際に、後述する拍推測/テンポ推測の処理によって設定されたテンポ値に基づき、CST、GCT、CST_Tの値を当該テンポ値における所定の音符の長さにクオンタイズする処理を行う事によって、人間の演奏ゆらぎの影響を軽減するようにしても良い。
ステップS21では、CPU11は、図6乃至図8を参照して後述するアウフタクト/拍子推測の処理を実行する。
ステップS22では、CPU11は、図9及び図10を参照して後述する拍子推測の処理を実行する。
なお、ステップS23での判断対象である拍子は、アウフタクト/拍子推測の処理、及び拍子推測の処理で決定された拍子である。
ステップS25では、CPU11は、拍子の変更がなされたか否かを判断する。即ち、CPU11は、現在の区間の拍子が前区間の拍子から変更されたか否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU11は、処理をS15に移行させ、NOの場合、CPU11は、処理をステップS26に移行させる。
これにより、ステップS25の判断により、拍子の変更がなされたと判断された場合には、CPU11は、ステップS15の拍推測/テンポ推測の処理を再度実行する。
ステップS31でYESと判断される場合に実行されるステップS48では、CPU11は、FST_Tが0.75秒以上かつ1.5秒未満であるか否かを判断する。様々な楽曲を調査した結果によれば、FSTが付点4分音符である場合には、FST_Tが1秒の近傍であることが多いので、当該判断を行う。この判断がYESの場合、CPU11は、処理をステップS49に移行させ、NOの場合、CPU11は、処理をステップS50に移行させる。なお、この判断は、0.75秒以上かつ1.5秒未満に限られず、FST_Tが1秒の近傍であることを判断するものであれば、その他の値(例えば、0.9秒以上かつ1.2秒など)によって実行されてもよい。
ステップS50でNO、即ち、FST_Tが1.5秒以上であると判断されることにより、ステップS52では、CPU11は、FSTに相当する音符を付点2分音符とし、かつ、テンポを120とし、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。
なお、テンポは一例であり、ジャンルによって修正されてもよいし、多くの曲をシミュレートして最適なテンポが採用されてもよい。
この判断がYESの場合、CPU11は、処理をステップS62に移行させ、ステップS35で設定したFSTに相当する音符を3連8分音符に変更し、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。
一方、ステップS61での判断がNOの場合、CPU11は、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。
ステップS38でYESと判断された場合、即ち、(FST_R+SST_R)=2であると判断された場合、CPU11は、ステップS40で、FST_R:SST_R=1:1であるか否かを判断する。このステップS40は、後述するステップS39でNOと判断される場合、即ち、ステップS39で(FST_R+SST_R)=3でないと判断された場合にも実行される。
FST_R:SST_R=1:1であり(ステップS40でYESと判断される)、かつ、FST_Tが0.55秒未満である(ステップS41でNOと判断される)場合、CPU11は、ステップS42において、FSTに相当する音符を8分音符とし、かつ、テンポを75とし、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。
一方、FST_R:SST_R=1:1でない場合(ステップS40でNOと判断される)には、処理は、ステップS43に進む。また、FST_R:SST_R=1:1であり(ステップS40でYESと判断される)、かつ、FST_Tが0.55秒以上である(ステップS41でYESと判断される)場合にも、処理はステップS43に進む。CPU11は、ステップS43において、FSTに相当する音符を4分音符とし、かつ、テンポを100とし、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。
ステップS39では、CPU11は、(FST_R+SST_R)=3であるか否かを判断する。即ち、CPU11は、FST_Rを「1」としたとき、SST_RがFST_Rの2倍であるか否かを判断する。
(FST_R+SST_R)=3である場合、CPU11は、ステップS44に処理を移行させ、FSTに相当する音符を8分音符と判断する。ステップS45では、CPU11は、FST_Tが0.5秒以上であるか否かを判断し、この判断がYESの場合、CPU11は、ステップS47に処理を移行させ、テンポを60とし、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。NOの場合、CPU11は、ステップS46に処理を移行させ、テンポを75とし、拍推測/テンポ推測の処理を終了する。
なお、以上の処理フローチャートでの、各判断ステップにおける、ST値の比率や時間長についての判断の基準となる比較対象数値は、上記した数値に限られるものではなく、例えば、曲のジャンルや、演奏者の技術レベルなどに応じて変更することも可能である。
このアウフタクト/拍子推測の処理では、拍子を決定するとともに、メロディが小節の先頭から始まっているのか、それともアウフタクト(小節途中からメロディが始まること)であるのかを判断する。なお、本処理では、最初の8拍を処理対象とする。
ステップS72では、CPU11は、CSTは9拍目か否かを判断する。この判断がYESの場合、CPU11は、処理をステップS73に移行させる。したがって、ステップS71及びS72の処理によれば、CSTが初めて9拍目となった時点で、CPU11は、処理をステップS73に移行させる。ステップS72の処理での判断がNOの場合、即ち、CSTが1〜8拍目のいずれかである場合、CPU11は、処理をステップS77に移行させる。
ステップS77では、CPU11は、STをRAM13に記憶して、アウフタクト/拍子推測の処理を終了する。より詳細には、CPU11は、ステップS77の処理を実行する際、その時点での拍までのSTがRAM13に記憶されるようにする。ステップS77の処理が実行される時点での拍が1〜8拍目までのいずれの場合も可能性として考えられるからである。
以上、ステップS71、S72及びS77の処理により、ステップS72でYESと判断された時点で、RAM13には、8拍目までのSTがRAM13記憶されている。よって、ステップS73の実行時には、8拍目までのSTがRAM13記憶されていることになる。
なお、本実施形態では、アウフタクト/拍子推測の処理において、8拍目までのSTを処理対象とするが、これに限られず、他の拍までのSTを処理対象としてもよい。
ステップS74では、CPU11は、同一長のLSTが複数あるときは、最初のものをLSTとする。例えば、図11の譜例1では、最初の2分音符がLSTとなる。ここでいうところの「同一長」とは、完全に同一の長さのことを指すものではなく、人間の演奏のゆらぎによる誤差が含まれてもよいので、若干長さが異なっても「同一長」とみなしてもよい。また、入力演奏に適宜クオンタイズを掛けておいても良い。
また、ステップS78での判断が、NOの場合、即ち、LSTと同じ長さのSTが1個の場合(LSTと同じ長さのSTを持つ音がLST自体だけである場合)、CPU11は、処理をステップS80に移行させる。ここでいうところの「同じ長さ」とは、上述の「同一長」と同様に、若干長さが異なっても「同じ長さ」とみなす。以下に記載される「同じ長さ」も同様である。
さらにまた、ステップS75で、LSTは2拍以上ではないと判断され(ステップS75でNOと判断され)、かつ、ステップS76で、LSTと同じ長さのSTが3個以上ではないと判断される(ステップS76でNOと判断される)場合にも、CPU11は、処理をステップS80に移行させる。
なお、ステップS75での判断は、LSTは2拍以上であるか否かに限られず、3拍以上などであってもよい。また、曲のジャンルに応じて判断条件が設定されてもよい。
即ち、ステップS80で、LSTの音を4拍子の小節の最後の音として配置したと仮定した場合、2小節に過不足無く配置できた場合、ステップS81で、アウフタクトではないと判断されて、処理がステップS84に移行され、この場合には、その配置が正しいと判断して、アウフタクトなし(Aufフラグが0)、4拍子(Beatフラグが4)として一旦判定する、ということを意味する。
図11の譜例2で説明すると、この例の場合、LSTは2小節目の最後の付点2分音符となるので、この音が終わる時点を4拍子の小節の区切りと仮定して、他の音符を4拍子に配置してみる。すると、譜例2では、1〜8拍目の音が、ちょうど過不足なく4拍子の小節内に配置する事ができると判明する。したがって、このような場合は、その配置が正しいと判断して、ステップS81でアウフタクトではないと判断され、ステップS84でアウフタクトなし(Aufフラグが0)、4拍子(Beatフラグが4)と処理されることとなる。
また、Beatフラグは、拍子を表すフラグであり、Beatフラグが4の場合、4拍子、Beatフラグが3の場合、3拍子となる。
当該譜例3では、LSTは付点2分音符なので、ステップS75でYESと判断され、他にLSTと同じ長さのSTは存在しないので、ステップS78でNOと判断され、LSTである付点2分音符を4拍子のときの小節最後の音として配置した場合、頭から3拍分が余って(はみだして)しまい、アウフタクトと判断されるので、ステップS81でYESと判断される。次に、LSTである付点2分音符を4拍子のときの小節の頭に配置した場合、アウフタクトではないので、ステップS83でNOと判断され、ステップS84が実行されて、アウフタクトなし(Aufフラグが0)、4拍子(Beatフラグが4)となる。
ステップS91では、CPU11は、強拍/弱拍について3拍子分析を行う。ここでは、ステップS90において、LSTを3拍子のときに小節最後の音として8拍分のST(音)が配置された状態で、ステップS91の強拍/弱拍・3拍子分析を行う。この処理では、CPU11は、強拍と弱拍とのそれぞれについて点数をつける。ここで、3拍子では、強拍は、1拍目であり、弱拍は、強拍以外の拍である。点数は音符の長さに応じて定まっており、例えば、8分音符は1点、4分音符は2点、付点4分音符は3点、2分音符は4点、など、音符の長さが長いほど点数が高く設定されている。例えば、図11の譜例6の8拍目まで(3小節目の2拍目まで)で判断すると、強拍は、4+6+4=16となり、弱拍は、2+0+0=2となり、強拍の方が弱拍よりも点数が高い。この場合、CPU11は、強拍優位と判断する。
ステップS95では、CPU11は、強拍/弱拍について3拍子分析を行う。ここでは、ステップS94において、LSTを3拍子のときに小節先頭の音として8拍分のST(音)が配置された状態で、ステップS95の強拍/弱拍・3拍子分析を行う。この処理は、ステップS91の処理と同様である。
ステップS100では、CPU11は、LSTを4拍子のときに小節最後の音として、8拍分のST(音)を配置して、ステップS101で、CPU11は、アウフタクトか否かを判断する。この判断がNOの場合、CPU11は、処理をステップS102に移行させ、Aufフラグを0とし、Beatフラグを4として(図11の譜例9が該当する)、アウフタクト/拍子推測の処理を終了する。一方、ステップS101での判断がYESの場合、CPU11は、処理をステップS103に移行させる。
図12は、アウフタクトパターンテーブルを示している。図12によれば、アウフタクトとなる音符の配列パターンが複数種類記憶されている。図12に示した例は、比較的音長の短い音符が弱拍に入った後に、比較的音長の長い音符が強拍に入るというアウフタクトのリズムのパターンを示している。
ステップS136では、CPU11は、現在の拍が13拍かつ3拍子であるか否かを判断する。13拍とは、3拍子において、4小節終了後の次の拍である。この判断がYESの場合、CPU11は、処理をステップS139に移行させ、NOの場合、CPU11は、処理をステップS137に移行させる。
一方、ステップS140での判断がNOの場合、CPU11は、処理をステップS142に移行させる。
一方、ステップS142での判断がNOの場合、CPU11は、処理をステップS144に移行させる。
したがって、1番目と2番目に入力された演奏情報に基づいて、楽曲のテンポ及び拍子を判定できる。
したがって、9拍目が入力された時点で、8拍分の演奏情報に基づいて、楽曲のテンポ及び拍子を判定できる。
したがって、1番目と2番目に入力された演奏情報に基づいて、楽曲のテンポ及び拍子を判定できる。
したがって、8拍分の演奏情報に基づいて拍子を判定することができる。
したがって、より正確な拍子を決定することができる。
したがって、より正確な拍子を決定することができる。
したがって、より正確な拍子を決定することができる。
したがって、より正確な拍子を決定することができる。
したがって、より正確なテンポを決定することができる。
したがって、より正確なテンポを効率的に決定することができる。
したがって、第4の所定タイミングにおいて、テンポ判定と拍子判定をやり直すことができるので、テンポ及び拍子が間違ったままであることを防止できる。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
また、この図13は、横軸をSST_Rとしているが、横軸をSST_Tとしてテーブルを構成してもよい。
さらに、本実施形態における、図4及び図5で説明した拍推測/テンポ推測の処理、図6、図7及び図8で説明したアウフタクト/拍子推測の処理、図9及び図10で説明した拍子推測の処理については、それぞれ処理の一例であり、判断の順序や取捨選択、比較する数値などは適宜変更しても良い。また、この各推測処理について、曲のジャンルによって変更・修正するようにしても良い。この場合、例えば、電子楽器10の備えるスイッチ群15にジャンル選択スイッチが設けられていて、このジャンル選択スイッチでジャンルを選択することにより、当該ジャンルに適した処理ルーチンが選択されるように構成する事も可能である。
[付記1]
入力される少なくとも2音以上の演奏情報を取得する演奏情報取得手段と、
前記演奏情報のうちのある音の入力開始時点から当該ある音の入力後に入力される音の入力後の第1のタイミングまでの前記演奏情報に基づき、前記演奏情報のテンポを判定するテンポ判定手段と、
前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定する拍子判定手段と、を備えたことを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記2]
付記1に記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて定められる第2のタイミングまでの前記演奏情報に基づき、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記3]
付記1又は2に記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報取得手段により取得された前記演奏情報のうち、前記ある音の音長である第1入力音長と、前記ある音の次に入力された音の音長である第2入力音長との比率を算出する音長比率算出手段をさらに備え、
前記テンポ判定手段は、前記第1入力音長と、前記音長比率算出手段によって算出された比率と、に基づきテンポを判定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記4]
付記2に記載の演奏情報処理装置において、
前記第2のタイミングは、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から所定の拍数に対応する時間が経過したタイミングであり、
前記拍子判定手段は、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から前記所定の拍数に対応する時間が経過したときに、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記5]
付記1から4のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始後の所定の拍数に対応する時間における前記演奏情報の状態を調べる事により拍子を決定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記6]
付記5に記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から3拍目、4拍目、8拍目、9拍目のうち少なくとも1以上の前記演奏情報の状態を調べる事により拍子を決定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記7]
付記1から6のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて定められる第3のタイミングまでの間の前記演奏情報のうち最長の音長を持つ音を選択する最長音選択手段をさらに備え、
前記拍子判定手段は、前記最長音選択手段によって選択された最長の音長を持つ演奏情報のタイミングに応じて拍子を決定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記8]
付記7に記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報のアウフタクトを判定するアウフタクト判定手段をさらに備え、
前記拍子判定手段は、前記アウフタクト判定手段によってアウフタクトと判定された場合には、前記最長音選択手段によって選択された最長の音長を持つ前記演奏情報の入力タイミングを基準の時点として、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記9]
付記1から8のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始後の第1の所定の拍数群に対応する時間における前記演奏情報の状態と、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始後の第2の所定の拍数群に対応する時間における前記演奏情報の状態と、を比較する事により、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記10]
付記3に記載の演奏情報処理装置において、
前記テンポ判定手段は、前記第1入力音長の長短に応じて、前記演奏情報のテンポが、入力されている前記演奏情報のテンポよりも速いか遅いかを判定することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記11]
付記3に記載の演奏情報処理装置において、
前記テンポ判定手段は、前記第1入力音長と、前記音長比率算出手段によって算出された比率とに基づいてテンポ値を出力するテーブルを有することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記12]
付記1から11のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報取得手段により取得される前記演奏情報が前記ある音の入力開始時点から所定の時間経過後まで入力されていると判定された場合には、前記ある音の入力開始時点から所定の時間の経過時点を再度前記ある音の入力開始時点とみなして、前記テンポ判定手段によるテンポ判定と、前記拍子判定手段による拍子判定とを繰り返して実行することを特徴とする演奏情報処理装置。
[付記13]
入力される少なくとも2音以上の演奏情報を取得する演奏情報取得ステップと、
前記演奏情報のうちのある音の入力開始時点から当該ある音の入力後に入力される音の入力後の第1のタイミングまでの前記演奏情報に基づき、前記演奏情報のテンポを判定するテンポ判定ステップと、
前記テンポ判定ステップにおいて判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定する拍子判定ステップと、を含む演奏情報処理方法。
[付記14]
コンピュータが実行する、
入力される少なくとも2音以上の演奏情報を取得する演奏情報取得ステップと、
前記演奏情報のうちのある音の入力開始時点から当該ある音の入力後に入力される音の入力後の第1のタイミングまでの前記演奏情報に基づき、前記演奏情報のテンポを判定するテンポ判定ステップと、
前記テンポ判定ステップにおいて判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定する拍子判定ステップと、を含むプログラム。
Claims (13)
- 入力される少なくとも2音以上の演奏情報のうち、前記ある音の音長である第1入力音長と、前記ある音の次に入力された音の音長である第2入力音長との比率を算出する音長比率算出手段と、
前記第1入力音長と、前記音長比率算出手段によって算出された比率とに基づき、前記演奏情報のテンポを判定するテンポ判定手段と、
前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定する拍子判定手段と、を備えたことを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1に記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて定められる第2のタイミングまでの前記演奏情報に基づき、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項2に記載の演奏情報処理装置において、
前記第2のタイミングは、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から所定の拍数に対応する時間が経過したタイミングであり、
前記拍子判定手段は、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から前記所定の拍数に対応する時間が経過したときに、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始後の所定の拍数に対応する時間における前記演奏情報の状態を調べる事により拍子を決定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項4に記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から3拍目、4拍目、8拍目、9拍目のうち少なくとも1以上の前記演奏情報の状態を調べる事により拍子を決定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始時点から、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて定められる第3のタイミングまでの間の前記演奏情報のうち最長の音長を持つ音を選択する最長音選択手段をさらに備え、
前記拍子判定手段は、前記最長音選択手段によって選択された最長の音長を持つ演奏情報のタイミングに応じて拍子を決定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項6に記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報のアウフタクトを判定するアウフタクト判定手段をさらに備え、
前記拍子判定手段は、前記アウフタクト判定手段によってアウフタクトでないと判定された場合には、前記最長音選択手段によって選択された最長の音長を持つ前記演奏情報の入力タイミングを基準の時点として、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記拍子判定手段は、前記テンポ判定手段によって判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始後の第1の所定の拍数群に対応する時間における前記演奏情報の状態と、前記演奏情報のうちの前記ある音の入力開始後の第2の所定の拍数群に対応する時間における前記演奏情報の状態と、を比較する事により、前記演奏情報の拍子を判定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1に記載の演奏情報処理装置において、
前記テンポ判定手段は、前記第1入力音長の長短に応じて、前記演奏情報のテンポが、入力されている前記演奏情報のテンポよりも速いか遅いかを判定することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1に記載の演奏情報処理装置において、
前記テンポ判定手段は、前記第1入力音長と、前記音長比率算出手段によって算出された比率とに基づいてテンポ値を出力するテーブルを有することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 請求項1から10のいずれかに記載の演奏情報処理装置において、
前記演奏情報が前記ある音の入力開始時点から所定の時間経過後まで入力されていると判定された場合には、前記ある音の入力開始時点から所定の時間の経過時点を再度前記ある音の入力開始時点とみなして、前記テンポ判定手段によるテンポ判定と、前記拍子判定手段による拍子判定とを繰り返して実行することを特徴とする演奏情報処理装置。 - 演奏情報処理装置が、
入力される少なくとも2音以上の演奏情報のうち、前記ある音の音長である第1入力音長と、前記ある音の次に入力された音の音長である第2入力音長との比率を算出し、
前記第1入力音長と、前記算出された比率とに基づき、前記演奏情報のテンポを判定し、
前記判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定する、演奏情報処理方法。 - 演奏情報処理装置として用いられるコンピュータに、
入力される少なくとも2音以上の演奏情報のうち、前記ある音の音長である第1入力音長と、前記ある音の次に入力された音の音長である第2入力音長との比率を算出するステップと、
前記第1入力音長と、前記算出された比率とに基づき、前記演奏情報のテンポを判定するステップと、
前記判定されたテンポに基づいて、前記演奏情報の拍子を判定するステップと、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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