JP6606844B2 - ジャンル選択装置、ジャンル選択方法、プログラムおよび電子楽器 - Google Patents

ジャンル選択装置、ジャンル選択方法、プログラムおよび電子楽器 Download PDF

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Description

本発明は、楽曲のジャンル選択装置、ジャンル選択方法、プログラムおよび電子楽器に関する。
電子ピアノや電子オルガンのような鍵盤を備えた電子楽器では、主として右手でメロディを、左手で伴奏を弾く、あるいはコードを構成する複数の鍵を押鍵するのが一般的である。従ってこのような電子楽器においては、右手と左手をそれぞれ楽譜等に従って独立して動かすための練習が必要である。
このようにピアノの奏法及びオルガンの奏法の何れにおいても、右手と左手を同時に異なる形態で動かすことが必要であり、このためには相応の練習が必要である。特に、メロディを奏するために右手を動かすことは可能であるが、同時に左手で異なる演奏を行うことが困難と感じる演奏者が、特に初心者では多い。従って、演奏者が右手でメロディを演奏することにより、左手で演奏することにより生成されるべき伴奏音をリアルタイムで自動的に作成することのできる自動伴奏装置が知られている(例えば特許文献1に記載の技術)。
ところで、特許文献1の電子楽器では、演奏によりメロディが入力されるとリアルタイムでコードを付与しているが、予め決められたテンポで演奏を行う必要があるため、テンポに合わせて演奏できない者にとっては、意図したコードが付与されないという問題があった。そこで、この問題を解決するために、演奏者が弾いたメロディの音長に基づいてテンポ及び拍子を決定できるようにした演奏情報処理装置が知られている(例えば特許文献2に記載の技術)。
特開2011−158855号公報 特開2014−048503号公報
このようにしてユーザの弾くメロディに、コードが付くようになり、メロディのリズムをそれなりにとれるようになると、今度は伴奏パターンに合わせてみたいという欲求が出てくると思われる。なぜなら、リアルタイムテンポ抽出で付けられる伴奏は、ベースやストリングス、オルガンと言った持続音によるコード伴奏が主であり、叙情的な曲には良いが、ドラムパターンにギターのカッティングなどの入った自動伴奏パターンを当てはめるのは難しいからである。
しかし、メロディをきちんと弾けるようになったばかりのユーザにとって、大雑把に楽曲のジャンルを知っていたとしても、それぞれの曲の持つ要素によって最適な伴奏パターンは異なるため、数ある楽曲のジャンルの中から弾いている曲に適した自動伴奏パターンを選ぶのは困難であるという課題があった。
本発明は、ユーザが弾いたメロディに基づいて自動的に楽曲のジャンルを選択できるようにすることを目的とする。
態様の一例では、楽曲を構成する複数の音符に対応する情報を含む演奏情報を取得する演奏情報取得部と、テンポ情報を取得するテンポ取得部と、拍に関連する情報を取得する拍関連情報取得部と、取得された前記拍に関連する情報に基づいて抽出される拍頭以外のメロディ音を示す演奏情報に基づいて、シャッフルリズムを含むメロディリズムを検出するシャッフル検出部と、前記テンポ情報および前記メロディリズムに基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択するジャンル選択部と、を備える。
本発明によれば、ユーザが弾いたメロディに基づいて自動的にジャンルを選択することが可能となる。
電子楽器の一実施形態の外観を示す図である。 電子楽器の一実施形態のハードウェア構成例を示す図である。 リズムパターン自動選択処理の例を示すフローチャートである。 テンポ/拍/拍子/アウフタクト抽出処理の例を示すフローチャートである。 シャッフル検出処理の例を示すフローチャートである。 テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル参照処理の例を示すフローチャートである。 候補パターンの優先順位付け処理の例を示すフローチャートである。 パターン雰囲気指定データ対応処理の例を示すフローチャートである。 テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブルのデータ構成例を示す図である。 パターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブルのデータ構成例を示す図である。 雰囲気とメロディリズムによるパターンジャンルテーブルのデータ構成例を示す図である。 シャッフルを説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明による電子楽器の一実施形態の外観を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる電子楽器10は、演奏情報を供給する演奏操作子としての鍵盤11を有する。また、鍵盤11の上部には、音色の指定、自動伴奏の開始・終了、リズムパターンの自動選択などを行なうためのスイッチ(符号12、13参照)や、演奏される楽曲に関する種々の情報、たとえば、音色、リズムパターン、コード名などを表示する表示部15を有する。本実施の形態にかかる電子楽器10は、たとえば、61個の鍵(C2〜C7)を有する。また、電子楽器10は、リズムパターンの自動選択をオンするリズムパターン自動選択モード、自動伴奏をオンする自動伴奏モード、およびリズムパターン自動選択および自動伴奏をオフにする通常モードの3つの演奏モードのうち、何れかの下での演奏が可能である。
図2は、本発明による電子楽器の一実施形態のハードウェア構成例を示す図である。図2に示すように、本実施形態にかかる電子楽器10は、CPU(中央演算処理装置)21、ROM(ロードオンリーメモリ)22、RAM(ランダムアクセスメモリ)23、サウンドシステム24、スイッチ群25、鍵盤11、表示部15、およびテーブルメモリ30を備える。
CPU21は、電子楽器10全体の制御、鍵盤11の鍵の押鍵やスイッチ群25を構成するスイッチ(たとえば、図1の符号12、13参照)の操作の検出、鍵やスイッチの操作に従ったサウンドシステム24の制御、押鍵された楽音の演奏情報に従ったリズムパターンの自動選択、自動伴奏パターンおよびコード名に従った自動伴奏の演奏など、種々の処理を実行する。
ROM22は、CPU21に実行させる種々の処理、たとえば、スイッチの操作や鍵盤の何れかの鍵の押鍵に応じて実行される処理、押鍵に応じた楽音の発音、押鍵された楽音の演奏情報に従ったリズムパターン自動選択、自動伴奏パターンおよびコード名に従った自動伴奏の演奏などのプログラムを記憶する。また、ROM22は、ピアノ、ギター、バスドラム、スネアドラム、シンバルなどの各種の楽音を生成するための波形データを格納した波形データエリア、および、種々の自動伴奏パターンを示すデータ(自動伴奏データ)を格納した自動伴奏パターンエリアを有する。
RAM23は、ROM22から読み出されたプログラムや、処理の過程で生じたデータを記憶する。
サウンドシステム24は、音源部26、オーディオ回路27およびスピーカ28を有する。音源部26は、たとえば、押鍵された鍵についての情報或いは自動伴奏パターンについての情報をCPU21から受信すると、ROM22の波形データエリアから所定の波形データを読み出して、所定の音高の楽音データを生成して出力する。また、音源部26は、波形データ、特に、スネアドラム、バスドラム、シンバルなど打楽器の音色の波形データを、そのまま楽音データとして出力することもできる。オーディオ回路27は、楽音データをD/A変換して増幅する。これによりスピーカ28から音響信号が出力される。
さらに、本発明の実施の形態にかかる電子楽器10は、テーブルメモリ30を備えている。このテーブルメモリ30は、後述する、テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900(図9参照)、パターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000(図10参照)、および雰囲気とメロディリズムによるパターンジャンルテーブル1100(図11参照)を記憶する。
本実施の形態にかかる電子楽器10は、通常モードの下においては、鍵盤11の鍵の押鍵に基づいて楽音を発生する。また、例えば図1に示された各種スイッチ12、13等のうちの一つであるリズムパターン自動選択スイッチが操作されることにより、リズムパターン自動選択モードとなる。リズムパターン自動選択モードの下においては、演奏者による鍵盤11の鍵のメロディの押鍵状態に応じて、リズムパターンを自動的に選択し、表示部15にパターンジャンルの候補を表示する。さらに、電子楽器10は、例えば図1に示された各種スイッチ12、13等のうちの一つである自動伴奏スイッチが操作されることにより、自動伴奏モードとなる。自動伴奏モードの下では、鍵の押鍵により、その鍵の音高の楽音が発生する。また、押鍵された鍵の情報に基づいてコード名が決定され、そのコード名のコード構成音を含む自動伴奏パターンに従った楽音が発生する。なお、自動伴奏パターンは、ピアノやギター、ベースなど音高の変化を伴うメロディ自動伴奏パターン、コード自動伴奏パターンと、バスドラム、スネアドラム、シンバルなど音高の変化を伴わないリズムパターンとを含むことができる。このときのリズムパターンは、上述のリズムパターン自動選択モードで自動選択された第1優先順位のパターンジャンルのリズムパターンとすることができる。以下、電子楽器10が、リズムパターン自動選択モードの下で動作する場合について説明する。なお、通常モードや自動伴奏モードについては、従来の電子楽器の場合におけるものと同様であるため、それらの処理の詳細は省略する。
以下、本実施の形態にかかる電子楽器10において実行される処理について詳細に説明する。図3は、本実施形態において、リズムパターン自動選択モードが選択された場合に実行されるリズムパターン自動選択処理の例を示すフローチャートである。この処理は、CPU21が、特には図示しないメイン処理において、図1に示された各種スイッチ12、13等のうちの一つであるリズムパターン自動選択スイッチが操作されたことを検出することにより、ROM22に記憶されているリズムパターン自動選択処理プログラムを呼び出して実行する処理として実現される。
CPU21はまず、テンポ/拍/拍子/アウフタクト抽出処理を実行する(ステップS301)。この処理の詳細は、本出願人が出願した例えば特開2014−048503号公報などに開示されているが、図4は、図3のステップS301のテンポ/拍/拍子/アウフタクト抽出処理の例を示すフローチャートである。
図4のフローチャートの処理において、CPU21はまず、演奏情報取得処理を実行する(ステップS401)。ここでは、CPU21は、特には図示しないメイン処理において、演奏者が鍵盤11を使ってメロディ演奏した場合に、その押鍵により発生する演奏情報のうちのある音の入力開始時点から当該ある音の入力後に入力される音の入力後の第1のタイミングまでの各演奏情報を取得する。
次に、CPU21は、音長計測処理を実行する(ステップS402)。ここでは、CPU21は、ステップS401で取得した各演奏情報に対応する各メロディ音の音長を計測する。
次に、CPU21は、音長比率算出処理を実行する(ステップS403)。ここでは、CPU21は、ステップS402で計測された各演奏情報に対応する各メロディ音の音長のうち、ある音の音長である第1入力音長と、ある音の次に入力された音の音長である第2入力音長との比率を算出する。
次に、CPU21は、テンポ推測処理を実行する(ステップS404)。ここでは、CPU21は、テンポ取得手段として動作し、ステップS403における第1入力音長および比率に基づき、テンポを推測する。この結果推測されたテンポ値は、図2のRAM23内の特には図示しないテンポ変数に保持される。
続いて、CPU21は、拍推測処理を実行する(ステップS405)。ここでは、CPU21は、拍関連情報取得手段として動作し、ステップS402で計測された各演奏情報に対応する各メロディ音の音長と、ステップS404で推測されたテンポとに基づいて、各メロディ音の音符長を拍として推測する。この結果推測された各拍は、図2のRAM23内の特には図示しない拍配列変数に保持される。
さらに、CPU21は、拍子推測処理を実行する(ステップS406)。ここでは、CPU21は、拍関連情報取得手段として動作し、ステップS404で推測されたテンポに基づいて、演奏情報のうちのある音の入力開始後のステップS405で推測された拍に基づいてカウントされる所定の拍数に対応する時間における演奏情報の状態を調べる事により、4ビート(4拍子)あるいは3ビート(3拍子)といった拍子を推測する。この結果推測された拍子は、図2のRAM23内の特には図示しない拍子変数に保持される。
最後に、CPU21は、アウフタクト推測処理を実行する(ステップS407)。ここでは、CPU21は、拍関連情報取得手段として動作し、メロディが小節の先頭から始まっているのか、それともアウフタクト(小節途中からメロディが始まること)であるのかを判断する。この結果推測されたアウフタクトの状態は、図2のRAM23内の特には図示しないアウフタクト変数に保持される。
その後、CPU21は、図4のフローチャートを終了し、図3のステップS301のテンポ/拍/拍子/アウフタクト抽出処理を終了する。
図3の説明に戻り、CPU21は、シャッフル検出処理を実行する(ステップS302)。図5は、図3のステップS302のシャッフル検出処理の例を示すフローチャートである。ここでは、CPU21は、メロディリズム検出手段として動作し、ステップS301で取得した拍およびアウフタクトに関する情報に基づいて演奏情報のメロディのシュッフルを検出しながらメロディリズムを検出する。
まず、CPU21は、拍子/拍が確定済みかどうかを判定する(ステップS501)。
拍子/拍が確定していない(判定がNOである)場合は、再度テンポ/拍/拍子/アウフタクト抽出処理を実行する(ステップS502)。この処理は、図4のフローチャートで示した前述した処理と同様である。
拍子/拍が確定済みである(判定がYESである)場合は、CPU21は、現状までの拍頭以外のメロディ音抽出処理を実行する(ステップS503)。シャッフル検出処理は、拍頭以外にあるメロディ音色のうち、シャッフルと感じられる、例えば図12に示されるようなタイミングのメロディ音があるかどうかを見るものである。なお、図12では、16分音符表記になっているが、実際は16分音符のタイミングではなく、3連符に近いものである。また特には図示しないしないが、6連符のシャッフルもある。このため、CPU21はまず、拍頭以外の音を抽出する。
続いて、CPU21は、ステップS503で抽出した拍頭以外のメロディ音のうち、拍の半分および1/4のタイミングにあるメロディ音を排除する(ステップS504)。
ステップS504の処理の結果残ったメロディ音は、拍頭でも、8分音符でも16分音符でもなく、シャッフルの可能性のあるもののみとなる。そこで、CPU21は、それ以外のタイミングにメロディ音があるか否かを判定する(ステップS505)。
ステップS505の判定がNOならば、シャッフルではないので、CPU21は、図2のRAM23に保持されるメロディリズム変数に「tight」(タイト)を格納する(ステップS5065)。その後、CPU21は、図5のフローチャートを終了し、図3のステップS302のシャッフル検出処理を終了する。
ステップS505の判定がYESならば、シャッフルを疑うので、CPU21まず、6連のシャッフルがあるか否か、すなわち6連符中の6番目のタイミングにメロディ音があるか否かを判定する(ステップS507)。
ステップS507の判定がNOの場合は、メロディ音に、3連シャッフルもしくはシャッフルではないけれども3連符連打でメロディを強調する場合のどちらかである。この場合、CPU21はまず、メロディ音に3連符があるか否か、すなわち、3連符の2番目または3番目のタイミングにメロディ音があるか否かを判定する(ステップS508)。
ステップSS508の判定がNOの場合は、すでにステップS504で8分音符および16分音符を排除しており、ステップS507で6連符の6番目も排除しており、加えてステップS508で3連符の2番目と3番目も排除しているので、実際的な考え方では、3連符以外でここにくることはないので、弾き間違いかタイミングのずれによる中途半端なタイミング音が残っていると思われる。従って、この場合には、CPU21は、メロディ音を6連符の細かさでクォンタイズして、再度ステップS503に戻る。
ステップSS508の判定がYESとなって、拍頭以外の3連符がある場合には、CPU21は、もともとシャッフルリズムではないけれども、メロディを強調するために最後の拍で3連符を使っている場合なのか、すなわち、3連符は4拍のみかつ3連符すべてなっているか、そうではなくて本物のシャッフルリズムを持つメロディなのかを判定する(ステップS512)。
ステップS512の判定がYESの場合には、CPU21は、RAM23に保持されているメロディリズム変数に「imitative triplet」(擬似3連符)を格納する(ステップS514)。
ステップS512の判定がYESの場合には、CPU21は、RAM23に保持されているメロディリズム変数に「triplet」(3連シャッフル)を格納する(ステップS513)。
ステップS513またはS514の処理の後、CPU21は、図5のフローチャートを終了し、図3のステップS302のシャッフル検出処理を終了する。
ステップS507の判定がYESの場合、すなわち、メロディ音が6連のシャッフルであると判定された場合、CPU21は、ステップS508の場合と同様に、メロディ音に3連符があるか否か、すなわち、3連符の2番目または3番目のタイミングにメロディ音があるか否かを判定する(ステップS510)。
ステップS510の判定がYESの場合、6連符の6番目のタイミングにメロディ音があり、かつ、3連符の2番目と同じタイミングである6連符の3番目にも音があることになり、この場合は6連符のシャッフルに近いと判断できる。このため、CPU21は今度は、6連符の3番目と6番目の出現率が6連符の5番目の出現率以上であるか否かを判定する(ステップS511)。
6連符の3番目と6番目の出現率のほうが多ければ(ステップS511の判定がYESであれば)、16分音符のシャッフルであるので、CPU21は、RAM23に保持されているメロディリズム変数に「sextuplet」(6連シャッフル)を格納する(ステップS515)。その後、CPU21は、図5のフローチャートを終了し、図3のステップS302のシャッフル検出処理を終了する。
ステップS511の判定がNOであれば、6連符より3連符のタイミングの方が多いということなので、CPU21は、前述したステップS513に移行し、メロディリズム変数に「triplet」(3連シャッフル)を格納する(ステップS513)。その後、CPU21は、図5のフローチャートを終了し、図3のステップS302のシャッフル検出処理を終了する。
以上のようにして、メロディ音の押鍵タイミングによって、メロディのリズムの形がシャッフルなのか、タイトなのか、シャッフルなら8分音符のシャッフルなのか16分音符のシャッフルなのか、3連符はあるがメロディの強調のためで実はシャッフルでないといった、メロディリズムの特性の判断が可能となる。
図3の説明に戻り、CPU21は次に、テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブルの参照処理を実行する(ステップS303)。図2のテーブルメモリ30に記憶されるテンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900のデータ構成例を示す図である。テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900において、行方向(縦方向)にテンポ、横方向(列方向)に大きな分類として4ビート(4拍子)および3ビート(3拍子)があり、それぞれの拍子の下に、上述した図3のステップS302で検出されるメロディリズム「tight/imitative triplet」(図中では「imitativeT」と略表記している)(タイトまたは擬似3連符)、「triplet」(3連シャッフル)、「sextuplet」(6連シャッフル)が分類されている。
テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900において、例えば、一番左はシャッフルでない場合である、「tight/imitative triplet」となっていて、テンポ120の時の4拍子でメロディリズムが「tight」である場合は、March(マーチ)やDisco(ディスコ)がふさわしいパターンジャンルである、という内容が登録されている。同様に、メロディリズムが「triplet」である場合は「Shuffle」(シャッフル)が、あるいはメロディリズムが「sextuplet」である場合は「Funk」(ファンク)もしくはR&Bがふさわしいパターンジャンルとなっている。
さらに、テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900において、3拍子でメロディリズムが「tight/imitative triplet」である場合は、「Polka」の3拍子バージョンである「tramblanka」のパターンジャンルが登録されている。
図6の説明に戻り、CPU21は、図3のステップS301で抽出された拍子およびテンポをRAM23に保持されている拍子変数Beatおよびテンポ変数Tに格納し、図3のステップS302で検出されたメロディリズムをRAM23に保持されているメロディリズム変数MRに格納する(ステップS601)。
そして、CPU21は、拍子変数Beat、テンポ変数T、メロディリズム変数MRの各値によって、図9のテンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900を参照して、該当するパターンジャンルを取得し、それをRAM23上のパターンジャンル変数PTに格納する(ステップS602)。
なお、パターンジャンルの候補が複数取得された場合には、CPU21は、パターンジャンル変数PTを配列変数として、この変数に複数のパターンジャンルの候補を格納する。
その後、CPU21は、図6のフローチャートを終了し、ステップS303のテンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル参照処理を終了する。
図3の説明に戻り、CPU21は、ステップS303の処理の結果、パターンジャンルの候補が複数得られたか否かを判定する(ステップS304)。
ステップS304の判定がNOならば、CPU21は、ステップS306の処理に移行し、ステップS303で取得したパターンジャンルを、演奏者が演奏したメロディに対応する推奨パターンジャンルとして図1の表示部15に表示する。
ステップS304の判定がYESならば、CPU21は、候補パターンの優先順位付け処理を実行する(ステップS305)。図7は、ステップS305の候補パターンの優先順位付け処理の例を示すフローチャートである。
まず、CPU21は、ステップS303で取得された複数のパターンジャンル候補で、図2のテーブルメモリ30に保持されているパターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000を参照し、該当するエントリを抽出する(ステップS701)。
図10は、パターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000のデータ構成例を示す図である。左端のパターンジャンル名の横に、そのパターンで演奏されることの多い最も遅いテンポが「最遅」欄に登録され、次に最もお奨めのテンポが「推奨」欄に登録され、さらにその横に最も速いテンポが「最速」欄に登録され、その横に1拍あたりの平均メロディ音数が「ノート/ビート」欄に登録されているいる。この平均値というのは、例えば、そのパターンで演奏される有名曲をまとまった数分析して得られるものである。
具体的に説明すると、図9に例示されるテンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900の中で、「テンポ」=「120」の「tight/imitative triplet」に当てはまるパターンジャンルとして、「March」と「Disco」があるが、これら2つの優先順位をつけるにあたって、図10のパターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000が参照される。「March」と「Disco」は推奨テンポが120で同じであるが、拍毎のメロディ音数の平均値はやや異なり、「Disco」の方が「2.25」と、「March」の「0.8」より多い。
本実施形態においては、あるパターンジャンルとメロディの関係を特徴付けるものとして、(1)最適なテンポ(推奨テンポ)と、(2)拍毎のメロディ音数の平均値に着目している。パターンにはゆったりしたパターンにゆったりしたメロディが合うジャンルもあれば、どちらも音数の多いものもあり、それらはテンポ同様、パターンの特性を表すものである。一例として、メロディ自体はそんなに変わらなくても、それにあわせる単純な8ビートのパターンのテンポを落とし、8ビート時のアフタービートを強調すると、跳ねないレゲエに近づくことなどが挙げられる。つまり、テンポとメロディ数の関係、シャッフル検出などがきちんと考慮されれば、合うパターンを選択できる可能性が高くなると言える。
図7の説明に戻り、CPU21は、ステップS701で抽出されたエントリを、各エントリ毎に図10の「推奨」項目に登録されていた推奨テンポに近い順に並べる(ステップS702)。
CPU21は、ステップS702で並べた推奨テンポの差が10以内かどうかを判定する(ステップS703)。
ステップS703の判定がNOならば、CPU21は、図7のフローチャートを終了して図3のステップS305の処理を終了し、その後図3のステップS306に移行して、推奨されるパターンジャンルを、推奨テンポの優先順位で表示する。
ステップS703で推奨テンポの差が10以内の場合というのは、例えば先ほど例示した「March」と「Disco」のように、推奨テンポが同じ場合などである。その場合は、CPU21はまず、図3のステップS301で抽出した拍毎のメロディ音数の平均値を計算する(ステップS704)。
続いて、CPU21は、拍毎のメロディ音数の平均値と図10のパターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000に登録されているノート/ビート値の差が近い順に並び替える(ステップS705)。前述した、テンポとメロディ音数の関係が、パターンを特徴付けると言う着眼点により、このような処理が実行される。「March」と「Disco」の場合は、現在のメロディの拍毎の平均値が「2.25」に近ければ「Disco」が優先パターンとなり、「0.8」に近ければ「March」が優先パターンとなる。
CPU21は、ステップS705の処理により、優先順位が決定したか否かを判定する(ステップS706)。
ステップS706の判定がYESならば、CPU21は、図7のフローチャートを終了して図3のステップS305の処理を終了し、その後図3のステップS306の表示処理に移行する。
ステップS706の判定がNOならば、CPU21は、図10のパターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000上のエントリ順に優先順位を決定した後に(ステップS707)、図7のフローチャートを終了して図3のステップS305の処理を終了し、その後図3のステップS306の表示処理に移行する。
図3の処理に戻り、CPU21は、ステップS306で演奏者が演奏したメロディに対応する推奨パターンジャンルを図1の表示部15に表示した後、拍、拍子に変化があるか否かを判定する(ステップS307)。ステップS307の判定がYESならば、CPU21は、ステップS301の処理に戻る。ステップS307の判定がNOならば、CPU21は、図3のフローチャートで例示されるリズムパターン自動選択処理を終了する。
以上のようにして、本実施形態によれば、メロディを弾くだけで、テンポ、拍、拍子、アウフタクトを判定した上で、メロディのリズムがtight/triplet/sextuplet等のいずれに該当するかを自動分析し、テンポとメロディリズムの推測結果に基づいて、そのメロディに合う最適のリズムパターンのジャンルを自動選択することが可能となる。
図8は、本発明の他の実施形態であるパターン雰囲気指定データ対応処理の例を示すフローチャートである。この処理は、CPU21が、特には図示しないメイン処理において、図1に示された各種スイッチ12、13等のうちの一つである特には図示しないパターン雰囲気指定スイッチが操作されたことを検出することにより、ROM22に記憶されているパターン雰囲気指定データ対応処理を呼び出して実行する処理として実現される。この実施形態は、演奏者が持っているメロディのイメージすなわち雰囲気を入力することで、パターンのジャンルを選択しやすくするものである。
まず、CPU21は、RAM23上の変数styleに、演奏者のスイッチ操作により指定された雰囲気を格納する(ステップS801)。
次に、CPU21は、ステップS801で設定された変数styleの値により、図2のテーブルメモリ30に保持されている雰囲気とメロディリズムによるパターンジャンルテーブル1100を参照する(ステップS802)。図11は、雰囲気とメロディリズムによるパターンジャンルテーブル1100のデータ構成例を示す図である。ここでは4拍子部分だけが示されているが、当然3拍子や5拍子などのテーブルも構成可能である。図11に示されるテーブルでは、図9のテンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル900と同様に、横方向(列方向)に、図3のステップS302で検出されるメロディリズム「tight/imitative triplet」(図中では「imitativeT」と略表記している)(タイトまたは擬似3連符)、「triplet」(3連シャッフル)、「sextuplet」(6連シャッフル)が分類されている。また、行方向(縦方向)に、パターンジャンルの雰囲気を指定する言葉が分類されている。例えば、「tight/imitative triplet」の「かっこいい」は「Rock」であるが、「triplet」では「Jive」であり、「sextuplet」では「Funk/R&B」というパターンジャンルが対応付けられている。あるいは、「都会的な」パターンがほしいときには、メロディリズムが「tight」であれば「Euro Beat」と「Bossa Nova」が対応付けられる。
CPU21は、ステップS801で設定された変数styleの値により、図11に例示される雰囲気とメロディリズムによるパターンジャンルテーブル1100を参照することにより、該当するパターンジャンルを抽出する(ステップS802)。
次に、CPU21は、ステップS802で取得された複数のパターンジャンル候補で、図2のテーブルメモリ30に保持されているパターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル1000を参照し、該当するエントリを抽出する(ステップS803)。
続いて、CPU21は、ステップS803での参照の結果、演奏者により指定されたテンポが、テーブル上のエントリのテンポの範囲内であるか否かを判定する(ステップS804)。
このような雰囲気指定を使う演奏者は、ある程度イメージするパターンジャンルがあると思われるので、もしステップS804の判定がNOならば、CPU21は、テーブルエントリ上の推奨テンポに近づくよう、テンポを倍もしくは半分などにするようにして、メロディとあわせるようにしている。
その後、CPU21は、優先順位順に推奨するパターンジャンルを表示するようにしている(ステップS806)。
以上の他の実施形態では、パターンジャンルの自動選択のアプローチの仕方が前述した一実施例とは異なっているが、パターンジャンルを雰囲気から選択する場合は、メロディの音数との関係でパターンを選択していく方法よりも、まず雰囲気に合うパターンを選択して、そのパターンにあうようパターンテンポを調整するこのアプローチの仕方のほうが最適なパターンに早く近づける。このようにして、雰囲気指定パラメータから推奨するパターンジャンルの自動選択表示ができるようになる。
以上説明した実施形態により、何とかリズムに合わせて弾けるが、どのパターンを選択したらいいかわからない演奏者にも、弾いているメロディから、最適の伴奏パターン候補を自動選択表示することが可能となる。また、通常の伴奏パターンを使用する演奏者にとっても、ほんの数小節メロディを弾くだけで、推奨する伴奏パターン候補を自動選択表記することも可能であり、また、別のパターン選択方法として、パターンの雰囲気パラメータを設定することで、最適のパターンとテンポを自動選択することも可能である。メロディリズム分析をしているので、合わないリズムは選択されないようにすることができる。
上述した実施形態は、通常の自動伴奏楽器にも応用可能である。
以上の実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
楽曲を構成する複数の音符を含む演奏情報を取得する演奏情報取得部と、
テンポ情報を取得するテンポ取得部と、
拍に関連する情報を取得する拍関連情報取得部と、
前記演奏情報、テンポ情報および前記拍に関連する情報に基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択するジャンル選択部と、
を備えるジャンル選択装置。
(付記2)
前記テンポ取得部は、前記テンポ情報を前記演奏情報から検出して取得する、付記1に記載のパターン選択装置。
(付記3)
前記テンポ取得部は、前記テンポ情報を演奏者からの指示に基づいて取得する、付記1または2に記載のパターン選択装置。
(付記4)
前記拍関連情報取得部は、前記演奏情報から前記拍、拍子およびアウフタクトを検出して取得する、付記1乃至3のいずれかに記載のジャンル選択装置。
(付記5)
前記ジャンル選択部は、前記演奏情報に含まれる複数の音符のうち、前記拍の先頭、前記拍の1/2、及び前記拍の1/4のタイミングで発生する音符を除く音符除去部を有する、付記1乃至4のいずれかに記載のジャンル選択装置。
(付記6)
前記ジャンル選択部は、前記音符除去部により除去された音符以外の音符の発生タイミングがシャッフルであるか否かを検出するシャッフル検出部を含む、付記5記載のジャンル選択装置。
(付記7)
前記シャッフル検出部はさらに、前記音符除去部により除去された音符以外の音符の発生タイミングが3連符を用いたシャッフルであるか又は6連符を用いたシャッフルか否かを検出する、付記6に記載のジャンル選択装置。
(付記8)
前記シャッフル検出部はさらに、前記演奏情報に含まれる音符の発生タイミングが予め定められた拍でのみ、3連符を用いたシャッフルであるか否かを検出する、付記6乃至7のいずれかに記載のジャンル選択装置。
(付記9)
前記ジャンル毎に推奨テンポと平均音符数を記憶するメモリと、
前記拍関連情報取得部が抽出した前記拍毎の音符数の平均値を計算する平均音符数計算部と、
をさらに備え、
前記ジャンル選択部により、前記ジャンルが複数選択された場合に、当該選択された複数のジャンルについて、前記メモリが記憶する推奨テンポおよび平均音符数の組合せと、前記テンポ取得部が取得したテンポ情報および前記平均音符数計算部が計算した前記拍毎の音符数の平均値の組合せとを比較することにより、前記選択された複数のパターンジャンルに優先順位を付与する、付記1ないし8のいずれかに記載のパターン選択装置。
(付記10)
前記ジャンル選択部が選択したジャンルを表示する表示部をさらに備えた、付記1乃至9のいずれかに記載のジャンル選択装置。
(付記11)
ジャンル選択装置において用いられるジャンル選択方法であって、前記ジャンル選択装置は、
楽曲を構成する複数の音符を含む演奏情報を取得し、
テンポ情報を取得し、
拍に関連する情報を取得し、
前記演奏情報、テンポ情報および前記拍に関連する情報に基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択する、ジャンル選択装置。
(付記12)
ジャンル選択装置として用いられるコンピュータに、
楽曲を構成する複数の音符を含む演奏情報を取得するステップと、
テンポ情報を取得するステップと、
拍に関連する情報を取得するステップと、
前記演奏情報、テンポ情報および前記拍に関連する情報に基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択するステップと、
を実行させるプログラム。
(付記13)
付記1乃至11のいずれかに記載のジャンル選択装置と、
演奏情報を供給する鍵盤と、
自動伴奏パターンデータを記憶するメモリと、
前記メモリから選択された自動伴奏パターンを読み出す読み出し部と、
前記演奏情報と前記読み出された自動伴奏パターンとに基づいた楽音を生成する音源と、
を有する電子楽器。
10 電子楽器
11 鍵盤
12、13 スイッチ
15 表示部
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 サウンドシステム
25 スイッチ群
30 テーブルメモリ
900 テンポとメロディリズムによるパターンジャンルテーブル
1000 パターンジャンル毎テンポ・メロディ音数テーブル
1100 雰囲気とメロディリズムによるパターンジャンルテーブル

Claims (9)

  1. 楽曲を構成する複数の音符に対応する情報を含む演奏情報を取得する演奏情報取得部と、
    テンポ情報を取得するテンポ取得部と、
    拍に関連する情報を取得する拍関連情報取得部と、
    取得された前記拍に関連する情報に基づいて抽出される拍頭以外のメロディ音を示す演奏情報に基づいて、シャッフルリズムを含むメロディリズムを検出するシャッフル検出部と、
    前記テンポ情報および前記メロディリズムに基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択するジャンル選択部と、
    を備えるジャンル選択装置。
  2. 前記拍関連情報取得部は、前記演奏情報から前記拍、拍子およびアウフタクトを検出して取得する、請求項1に記載のジャンル選択装置。
  3. 前記ジャンル選択部は、前記演奏情報に含まれる複数の音符に対応する情報のうち、前記拍の先頭、前記拍の1/2、及び前記拍の1/4のタイミングで発生する音符に対応する情報を除く音符除去部を有する、請求項1または2に記載のジャンル選択装置。
  4. 前記シャッフル検出部はさらに、前記拍頭以外のメロディ音を示す演奏情報に基づいて、3連符を用いたシャッフルであるか又は6連符を用いたシャッフルか否かを検出する、請求項1乃至3のいずれかに記載のジャンル選択装置。
  5. 前記シャッフル検出部はさらに、前記拍頭以外のメロディ音を示す演奏情報に基づいて、予め定められた拍でのみ、3連符を用いたシャッフルであるか否かを検出する、請求項1乃至4のいずれかに記載のジャンル選択装置。
  6. 前記ジャンル毎に推奨テンポと平均音符数を記憶するメモリと、
    前記拍関連情報取得部が抽出した前記拍毎の音符数の平均値を計算する平均音符数計算部と、
    をさらに備え、
    前記ジャンル選択部により、前記ジャンルが複数選択された場合に、当該選択された複数のジャンルについて、前記メモリが記憶する推奨テンポおよび平均音符数の組合せと、前記テンポ取得部が取得したテンポ情報および前記平均音符数計算部が計算した前記拍毎の音符数の平均値の組合せとを比較することにより、前記選択された複数のパターンジャンルに優先順位を付与する、請求項1ないしのいずれかに記載のジャンル選択装置。
  7. ジャンル選択装置のコンピュータに
    楽曲を構成する複数の音符に対応する情報を含む演奏情報を取得させ
    テンポ情報を取得させ
    拍に関連する情報を取得させ
    取得された前記拍に関連する情報に基づいて抽出される拍頭以外のメロディ音を示す演奏情報に基づいて、シャッフルリズムを含むメロディリズムを検出させ、
    前記テンポ情報および前記メロディリズムに基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択させる、ジャンル選択方法
  8. ジャンル選択装置として用いられるコンピュータに、
    楽曲を構成する複数の音符に対応する情報を含む演奏情報を取得するステップと、
    テンポ情報を取得するステップと、
    拍に関連する情報を取得するステップと、
    取得された前記拍に関連する情報に基づいて抽出される拍頭以外のメロディ音を示す演奏情報に基づいて、シャッフルリズムを含むメロディリズムを検出するステップと、
    前記テンポ情報および前記メロディリズムに基づいて、楽曲の複数種のジャンルの中から前記演奏情報に対応するジャンルを選択するステップと、
    を実行させるプログラム。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載のジャンル選択装置と、
    演奏情報を供給する鍵盤と
    記演奏情報に基づいた楽音を生成する音源と、
    を有する電子楽器。
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