JP6552065B2 - 演奏装置 - Google Patents

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Description

この発明は、楽器を弾けない人でもゲーム感覚で演奏を楽しむことができるようにした演奏装に関する。
従来、楽器を演奏できない人でも演奏を楽しめる種々の電子楽器や玩具が提案されている。例えば、特許文献1には、装置を傾けたり表示画面にタッチしたりすることで擬似的に演奏を楽しむことができる音楽教習装置が開示されている。
特開2016−62081号公報
しかしながら、上記したような従来の装置は細かな操作が必要となるため、老人などにとっては操作しやすいものではなかった。一方で、こうした装置を老人にも使用しやすくすることができれば、楽しみながら脳機能のトレーニングができるので、認知症予防やリハビリテーションなどにも役立てることができる。
そこで、本発明は、手先が器用でなくても容易に操作して演奏を楽しむことができ、かつ、ゲーム性を有することで脳に適度な負荷を与えられる演奏装置を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、楽曲を選択する楽曲選択部と、選択した楽曲のデータから音符を順次読み込む音符読み込み部と、読み込んだ音符と直前の音符とを比較したときに、音高が上がるか、変わらないか、下がるかに係るユーザの選択を取得するユーザ入力取得部と、前記ユーザ入力取得部が取得したユーザの選択が正解か否かを判定する正解判定部と、前記正解判定部の判定結果が正解の場合に読み込んだ音符の音を出力する制御を実行する出音制御部と、 直列的に配置された複数の操作検出部と、を備え、前記ユーザ入力取得部は、直前に操作された前記操作検出部よりも一方側の前記操作検出部が操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、直前に操作された前記操作検出部と同じ前記操作検出部が操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、直前に操作された前記操作検出部よりも他方側の前記操作検出部が操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断することを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、読み込んだ音符を直前の音符と比較し、音高が上がったか、変わらないか、下がったかをユーザに選択させ、その選択が正解の場合に音符の音を出力するように構成されている。このような構成によれば、楽譜を読めないユーザであっても、音高の変化を3択で選択するだけで演奏を行うことができる。
また、操作の選択肢が3種類のみ(「音高が上がる」か「音高が同じ」か「音高が下がる」か)であるので、ユーザインタフェースも簡易とすることができる。すなわち、従来のように細かい操作が不要であるため、手先が器用でない老人などであっても、容易に操作して演奏を楽しむことができる。
一方で、音が「上がる」か「同じ」か「下がる」かを適切に選択しなければならないので、楽曲を思い出す記憶力のトレーニングや、テンポよく演奏するために先のことを考えて操作する判断力のトレーニングを行うことができる。すなわち、演奏自体がゲーム性を有することで脳に適度な負荷を与えられるので、楽しみながら脳機能をトレーニングすることができる。
なお、直列的に配置された複数の操作検出部を備え、ユーザ入力取得部は、直前に操作された操作検出部よりも一方側(例えば右側)の操作検出部が操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、直前に操作された操作検出部と同じ前記操作検出部が操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、直前に操作された操作検出部よりも他方側(例えば左側)の操作検出部が操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断するようにしてもよい。このように構成すれば、簡易な操作方法を維持しつつ、ユーザに楽器の運指のような操作を行わせることができる。具体的には、徐々に音高が高くなるような楽曲を演奏する場合、ユーザは、徐々に一方側(例えば右側)へと指を移動させつつ操作検出部を操作することになる。このため、実際には音程と操作検出部とが対応していないにもかかわらず、操作検出部と音程とが対応しているかのような印象を与えることができ、あたかも鍵盤楽器などを実際に演奏しているような感覚をユーザに与えることができる。
演奏装置の表示画面の一例を示す図である。 演奏装置の構成を概略的に示すブロック図である。 楽曲のデータの内容を概略的に示す図である。 演奏装置の作動を示すフロー図である。 演奏装置の表示および操作例を示す図であって、(a)最初の音符を読み込んだときの図、(b)2つ目の音符を読み込んだときの図、(c)3つ目の音符を読み込んだときの図である。 変形例1に係る演奏装置の表示画面を示す図である。 変形例2に係る演奏装置の表示画面を示す図である。 変形例3に係る演奏装置の表示画面を示す図である。 変形例4に係る演奏装置の外観図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る演奏装置Aは、楽器を弾けない人でもゲーム感覚で演奏を楽しむことができるものであり、内部メモリなどの記憶装置に記憶された演奏プログラムを実行可能に構成されている。本実施形態においては、スマートフォンなどの携帯端末を演奏装置Aとして使用し、この携帯端末にインストールされたアプリケーションプログラム(演奏プログラム)を実行するように構成されている。
本実施形態に係る演奏装置Aは、タッチパネル21やスピーカ20を備えている。そして、これらスピーカ20やタッチパネル21の動作は、演奏装置Aに内蔵された制御装置10(図2参照)によって制御される。
(スピーカ20)
スピーカ20は、携帯端末に内蔵されており、制御装置10の命令に従って各種の音声を出力するものである。例えば、音符の音やエラー音を出力可能となっている。
(タッチパネル21)
タッチパネル21は、液晶パネルの表面にタッチ操作検出用のセンサーを備えたものである。すなわち、タッチパネル21は、液晶パネルによって画面を表示する出力機能と、この液晶パネル表面への接触(接触位置や接触時間など)を検知する入力機能とを兼ね備えている。ユーザがこのタッチパネル21を操作することで、演奏が実行されるようになっている。
(制御装置10)
制御装置10は、特に図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、入出力ポート等を備えている。そして、CPUがROMに記憶された演奏プログラムを読み込んで実行することで、各種の入力装置及び出力装置を制御するように構成されている。
この制御装置10には、図2に示すように、入出力装置としてスピーカ20およびタッチパネル21が接続されており、これらの入出力装置を制御可能となっている。なお、入出力装置としては、この図2に示す入力装置に限定されず、他の入力装置を備えていてもよい。
また、本実施形態に制御装置10は、演奏プログラムを実行することで、楽曲選択部11、音符読み込み部12、音高情報取得部13、ユーザ入力取得部14、正解判定部15、出音制御部16として機能するようになっている。
(楽曲選択部11)
楽曲選択部11は、楽曲を選択する処理を実行する。例えば、ユーザがアプリケーションを立ち上げることで演奏プログラムが実行されると、楽曲選択部11は、選択可能な楽曲のリストをタッチパネル21の画面上に表示させる。これにより、ユーザが演奏する楽曲を選択できる状態となる。ユーザがいずれかの楽曲を選択したら、タッチパネル21の表示は演奏画面(後述)に移行し、楽曲選択部11による処理は終了する。
(音符読み込み部12)
音符読み込み部12は、楽曲選択部11によって選択された楽曲のデータから音符を順次読み込む処理を実行する。音符読み込み部12が読み込んだ音符は、ユーザによる演奏に使用される。例えば、演奏を開始するときに、まず歌の最初の音符を読み込む。その後、読み込んだ音符が演奏されるたびに、次の音符を読み込む。このような音符の読み込みを最後の音符まで繰り返す。ただし、楽曲の演奏が中断された場合には、最後の音符に到達する前に音符の読み込みを中断してもよい。
(音高情報取得部13)
音高情報取得部13は、読み込んだ音符と直前の音符とを比較することで、音高が上がるか、変わらないか、下がるかに係る音高情報を取得する処理を実行する。例えば、音符読み込み部12がN番目(Nは自然数)の音符を読み込んだ場合であれば、そのN番目の音符を直前の音符(すなわち(N−1)番目の音符)と比較すると、「音高が上がる」「音高が変わらない」「音高が下がる」のいずれかとなる。よって、音高情報取得部13は、この「音高が上がる」「音高が変わらない」「音高が下がる」のいずれかを音高情報として取得する。この音高情報取得部13による処理は、音符読み込み部12が2番目以降の音符を読み込むたびに実行される。
音高情報取得部13が取得する音高情報は、音符読み込み部12が音符を読み込んだタイミングで2つの音符を比較してリアルタイムで生成するようにしてもよいし、図3に示すように予めデータとして静的に保持しておいてもよい。
なお、図3の楽曲を例にすれば、音符読み込み部12が2番目の音符を読み込んだときには、2番目の音符「レ」は直前の音符「ド」と比較して音高が上がるので、音高情報取得部13は「音高が上がる」という音高情報を取得するようになっている。また、音符読み込み部12が5番目の音符を読み込んだときには、5番目の音符「ミ」は直前の音符「ファ」と比較して音高が下がるので、音高情報取得部13は「音高が下がる」という音高情報を取得するようになっている。また、音符読み込み部12が16番目の音符を読み込んだときには、16番目の音符「ド」は直前の音符「ド」と比較して音高が同じなので、音高情報取得部13は「音高が同じ」という音高情報を取得するようになっている。
(ユーザ入力取得部14)
ユーザ入力取得部14は、読み込んだ音符と直前の音符とを比較したときに、音高が上がるか、変わらないか、下がるかに係るユーザの選択を取得する処理を実行する。例えば、音符読み込み部12が音符を読み込んだ後で、複数の操作検出部25A〜Gのいずれかが操作されたときに、その操作結果に応じて「音高が上がる」「音高が変わらない」「音高が下がる」のいずれをユーザが選択したかを判断する。このユーザ入力取得部14による処理は、音符読み込み部12が2番目以降の音符を読み込む度に実行される。
本実施形態に係るユーザ入力取得部14は、直前に操作された操作検出部25A〜Gよりも右側の操作検出部25A〜Gが操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断する。例えば、図5(b)に示すように、直前に操作検出部25Dが操作されていた場合、この操作検出部25Dよりも右側の操作検出部25E〜Gのいずれかが操作されたときに、「音高が上がる」とユーザが選択したと判断する。
また、本実施形態に係るユーザ入力取得部14は、直前に操作された操作検出部25A
〜Gと同じ操作検出部25A〜Gが操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断する。例えば、図5(b)に示すように、直前に操作検出部25Dが操作されていた場合、この操作検出部25Dが操作されたときに、「音高が同じ」とユーザが選択したと判断する。
また、本実施形態に係るユーザ入力取得部14は、直前に操作された操作検出部25A
〜Gよりも左側の操作検出部25A〜Gが操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断する。例えば、図5(b)に示すように、直前に操作検出部25Dが操作されていた場合、この操作検出部25Dよりも左側の操作検出部25A〜Cのいずれかが操作されたときに、「音高が下がる」とユーザが選択したと判断する。
(正解判定部15)
正解判定部15は、ユーザの選択が正解か否かを判定する処理を実行する。具体的には、音高情報取得部13が取得した音高情報とユーザ入力取得部14が取得したユーザの選択とを比較し、両者が一致するかを確認するかを判定する。この正解判定部15の処理は、ユーザ入力取得部14がユーザの選択を取得するごとに実行される。
(出音制御部16)
出音制御部16は、正解判定部15の判定結果が正解の場合に読み込んだ音符の音を出力する制御を実行する。すなわち、ユーザの選択が正解であれば音符の音がスピーカ20から出力される。一方、ユーザの選択が不正解の場合は、ビープ音などがスピーカ20から出力され、不正解であることがユーザに通知される。
なお、本実施形態においては詳しく説明しないが、この出音制御部16が、楽曲の前奏や伴奏を出力するように構成してもよい。
(楽曲のデータについて)
本実施形態に係る制御装置10の記憶装置には、複数の楽曲のデータが記憶されている。ユーザは、これらの楽曲のデータを演奏プログラムに読み込ませることで、当該楽曲の演奏をできるようになっている。
楽曲のデータは、例えば図3に示すように、音符と、その音符に対応する歌の歌詞と、を含んでいる。また、楽曲のデータは、それぞれの音符について、直前の音符と比較して音高が上がる」「音高が変わらない」「音高が下がる」のいずれであるかに係る音高情報を含んでいてもよい。また、楽曲のデータは、上記の他に、前奏や伴奏に係るデータを含んでいてもよい。
(演奏画面の表示について)
図5は、タッチパネル21に表示される演奏画面の一例を示す図である。演奏画面は、演奏プログラムを実行しているときにタッチパネル21に表示される画像である。この演奏画面には、歌詞表示23と、現在の音符の位置を示すインデクス22と、操作検出部25A〜Gと、が表示されている。
歌詞表示23は、楽曲の歌詞を表示するものである。歌詞の全体を表示できない場合は、演奏の進行に合わせてスクロール表示するなどしてもよい。また、すでに演奏された部分と、まだ演奏されていない部分とを区別するために、文字の表示態様(フォント、太さ、色、サイズなど)を変えて表示するようにしてもよい。
インデクス22は、ユーザが次に演奏する音符の位置を指し示すためのものである。例えば図5(a)の状態であれば、「か」に対応する音符(ド)が演奏待ち状態であり、言い換えると、ユーザによって操作検出部25A〜Gが操作されることで、「か」に対応する音符(ド)を演奏可能な状態となっている。この状態で操作検出部25A〜Gが操作されて「か」の音符(ド)が演奏されると、インデクス22は次の音符位置へと移動し、図5(b)の状態となる。
図5(b)の状態では、「え」に対応する音符(レ)が演奏待ち状態であり、言い換えると、ユーザによって操作検出部25A〜Gが操作されることで、「え」に対応する音符(レ)を演奏可能な状態となっている。この状態で操作検出部25A〜Gが操作されて「え」の音符(レ)が演奏されると、インデクス22は次の音符位置へと移動し、図5(c)の状態となる。
なお、図5(c)の状態では、「え」に対応する音符(ミ)が演奏待ち状態であり、ユーザによって操作検出部25A〜Gが操作されることで、「え」に対応する音符(ミ)を演奏可能な状態となっている。
操作検出部25A〜Gは、タッチパネル21に表示されたボタンであり、本実施形態においては、7つの操作検出部25A〜Gが直列的に配置されている。そして、この操作検出部25A〜Gのいずれかが操作されることで、演奏が実行されるようになっている。具体的には、正しい操作検出部25A〜Gが操作されたときに、現在のインデクス22が示す音符の音声が出力されるようになっている。
(演奏の流れについて)
次に、実際に演奏装置Aを使用して演奏を行う場合の流れについて、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、演奏装置Aで演奏プログラムが実行されると、図4に示すステップS100において、ユーザに楽曲の選択を促すための表示がタッチパネル21に表示される。ユーザによってタッチパネル21が操作されて楽曲が選択されたら、ステップS105に進む。
ステップS105では、ステップS100で選択された楽曲の演奏が開始される。例えば、当該楽曲の前奏がスピーカ20から出力される。このとき、タッチパネル21には、図1に示すような演奏画面が表示される(ただし前奏中はインデクス22を表示しない)。そして、前奏が終わったら、ステップS110に進む。
ステップS110では、音符読み込み部12が音符を順番に読み込む。本実施形態においては、図3に示すように、歌の音程に対応した音符が1つずつ音符読み込み部12によって読み出される。例えば、まだ1つも音符が読み込まれていない状態であれば、最初の音符が読み出される。また、N番目(Nは自然数)の音符まで読み込まれた状態であれば、その次の(N+1)番目の音符の読み込みを試行する。そして、ステップS115に進む。
ステップS115では、ステップS110において音符読み込み部12による音符の読み込みが成功したか否かがチェックされる。音符の読み込みに成功した場合には、ステップS125へ進む。一方、音符の読み込みに失敗した場合、すなわち、曲の最後まで音符を読み込んでしまっており、次の音符がない場合には、ステップS120に進む。
ステップS120に進んだ場合、楽曲データが最後まで演奏されたため、完奏時の終了処理を実行する。例えば、ユーザの完奏を称える画面をタッチパネル21に表示したり、ユーザの完奏を祝福する音楽をスピーカ20から出力したりする演出が実行される。そして、ステップS100に戻る。
また、ステップS125に進んだ場合、音高情報取得部13によって音高情報(直前の音符に対する音高の高低を示す情報)が取得される。ただし、読み込んだ音符が楽曲データの最初の音符である場合には、直前の音符が存在しないため、音高情報は取得されない。そして、ステップS130に進む。
ステップS130では、操作検出部25A〜Gの操作が可能であるか否かがチェックされる。具体的には、ステップS125で取得された音高情報が「音高が上がる」であった場合、図5(c)に示すように直前の操作で操作検出部25Gが選択されていると、この操作検出部25Gよりも右側に操作検出部が存在しないため、ユーザは「音高が上がる」という選択をできない。逆に、ステップS125で取得された音高情報が「音高が下がる
」であった場合、直前の操作で操作検出部25Aが選択されていると、この操作検出部25Aよりも左側に操作検出部が存在しないため、ユーザは「音高が下がる」という選択をできない。このように、ユーザが操作検出部25A〜Gで正解を選択できない場合には、操作検出部25A〜Gの操作が不能であるため、ステップS135へ進む。一方、ユーザが操作検出部25A〜Gで正解を選択できる場合には、操作検出部25A〜Gの操作が可能であるため、ステップS140に進む。
ステップS135に進んだ場合、楽曲データを最後まで演奏できなかったため、未完奏時の終了処理を実行する。例えば、ゲームオーバーを示す画面をタッチパネル21に表示したり、ゲームオーバーを示す音声をスピーカ20から出力したりする演出が実行される。そして、ステップS100に戻る。
一方、ステップS140に進んだ場合、ユーザが操作検出部25A〜Gのいずれか1つを操作するまで待機する。このとき、タッチパネル21では、現在の音符をインデクス22で指し示す表示がなされる。ユーザが操作検出部25A〜Gのいずれか1つを操作したら、その操作に従い、ユーザ入力取得部14が「音高が上がる」か「音高が変わらない」か「音高が下がる」かのユーザの選択を取得する。
例えば、図5(a)に示すように、最初の音符(「か」に対応する音符)が読み込まれたときに、ユーザが操作検出部25Dを選択したとする。この場合、図5(b)に示すように、次の音符(「え」に対応する音符)が読み込まれたときの音高の選択は、直前に操作された操作検出部25Dを基準として判断される。すなわち、ユーザが操作検出部25Dよりも右側の操作検出部25E〜Gを操作したときには、最初の音符(「か」に対応する音符)よりも次の音符(「え」に対応する音符)の方が「音高が上がる」とユーザが選択したと判断する。このとき、ユーザが操作する操作検出部25E〜Gは、右側の操作検出部25E〜Gのうちのいずれであってもよい。すなわち、図5(c)に示すように、いきなり最も右側の操作検出部25Gを操作してもよい。
なお、上記の例では、ユーザが操作検出部25Dよりも右側の操作検出部25E〜Gを操作した場合について説明したが、ユーザは操作検出部25Dを操作してもよいし、操作検出部25Dよりも左側の操作検出部25A〜Cを操作してもよい。ユーザが操作検出部25Dを操作したときには、「音高が同じ」とユーザが選択したと判断される。また、ユーザが操作検出部25Dよりも左側の操作検出部25A〜Cを操作したときには、「音高が下がる」とユーザが選択したと判断される。
上記のように、ユーザが操作検出部25A〜Gのいずれか1つを操作して、ユーザ入力取得部14がユーザの選択を取得したら、ステップS145に進む。
ステップS145では、正解判定部15が、ステップS125で取得された音高情報と、ステップS140で取得されたユーザの選択とを比較し、ユーザの選択が正解か否かを判定する。ユーザの選択が正解の場合には、ステップS155へ進む。一方、ユーザの選択が不正解の場合には、ステップS150へ進む。
ステップS155へ進んだ場合、すなわちユーザの選択が正解の場合には、出音制御部16が、ステップS110で読み込んだ音符の音声をスピーカ20から出力する制御を実行する。この時出力される音声は、楽器音であってもよいし、人の声であってもよい。また、この時出力される音声の音長は、予め設定された長さとしてもよいし、操作検出部25A〜Gの操作時間に応じて変化するようにしてもよい。そして、ステップS110に戻り、次の音符を読み込む。
一方、ステップS150へ進んだ場合、すなわちユーザの選択が不正解の場合には、出音制御部16が、不正解を示す音(ビープ音など)をスピーカ20から出力する制御を実行する。そして、ステップS145に戻り、再度ユーザの選択を待機する。
上記のような制御によれば、ユーザが「音高が上がる」か「音高が変わらない」か「音高が下がる」かを選択するだけで、読み込まれた音符が順番に演奏されるので、楽器を弾けない人でもゲーム感覚で演奏を楽しむことができる。
なお、上記したフローでは特に説明していないが、ステップS140において、操作検出部25A〜Gを操作可能なタイミングを限定するようにしてもよい。例えば、楽曲のテンポから一定時間ずれて操作検出部25A〜Gが操作された場合や、所定のタイミングで操作検出部25A〜Gが操作されなかった場合に、エラー処理を実行するようにしてもよい。なお、エラー処理としては、例えば、楽曲の演奏を中断する処理や、次の音符に進む処理などが考えられる。
(まとめ)
以上説明したように、本実施形態に係る演奏装置Aは、読み込んだ音符を直前の音符と比較し、音高が上がったか、変わらないか、下がったかをユーザに選択させ、その選択が正解の場合に音符の音を出力するように構成されている。このような構成によれば、楽譜を読めないユーザであっても、音高の変化を3択で選択するだけで演奏を行うことができる。
また、操作の選択肢が3種類のみ(「音高が上がる」か「音高が同じ」か「音高が下がる」か)であるので、ユーザインタフェースも簡易とすることができる。すなわち、従来のように細かい操作が不要であるため、手先が器用でない老人などであっても、容易に操作して演奏を楽しむことができる。
一方で、音が「上がる」か「同じ」か「下がる」かを適切に選択しなければならないので、楽曲を思い出す記憶力のトレーニングや、テンポよく演奏するために先のことを考えて操作する判断力のトレーニングを行うことができる。すなわち、演奏自体がゲーム性を有することで脳に適度な負荷を与えられるので、楽しみながら脳機能をトレーニングすることができる。
また、直列的に配置された複数の操作検出部を備え、ユーザ入力取得部14は、直前に操作された操作検出部25A〜Gよりも右側の操作検出部25A〜Gが操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、直前に操作された操作検出部25A〜Gと同じ前記操作検出部25A〜Gが操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、直前に操作された操作検出部25A〜Gよりも左側の操作検出部25A〜Gが操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断するようにした。このため、簡易な操作方法を維持しつつ、ユーザに楽器の運指のような操作を行わせることができる。具体的には、徐々に音高が高くなるような楽曲を演奏する場合、ユーザは、徐々に右側へと指を移動させつつ操作検出部25A〜Gを操作することになる。このため、実際には操作検出部25A〜Gは音程と対応していないにもかかわらず、操作検出部25A〜Gと音程とが対応しているかのような印象を与えることができ、あたかも鍵盤楽器などを実際に演奏しているような感覚をユーザに与えることができる。
なお、上記した実施形態においては、複数の操作検出部25A〜Gを横並びに配置したが、これに限らない。複数の操作検出部25A〜Gは、直列的に配置されていればよく、例えば、曲線状に配置してもよいし、環状に配置してもよいし、蛇行して配置してもよい。
また、上記した実施形態においては、右側の操作検出部25A〜Gを操作することで音高が上がり、左側の操作検出部25A〜Gを操作することで音高が下がるように構成したが、これに限らず、右側の操作検出部25A〜Gを操作することで音高が下がり、左側の操作検出部25A〜Gを操作することで音高が上がるように構成してもよい。
(変形例1)
上記した実施形態においては、直列的に配置された複数の操作検出部25A〜Gを備えるようにしたが、これに限らず、図6に示すように、「音高が上がる」「音高が変わらない」「音高が下がる」のそれぞれに対応した3つの操作検出部26A〜Cを備えるようにしてもよい。
例えば、操作検出部26Cが操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、操作検出部26Bが操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、操作検出部26Aが操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断するようにしてもよい。
(変形例2)
上記した実施形態においては、直列的に配置された複数の操作検出部25A〜Gを備えるようにしたが、これに限らず、図7に示すようにタッチパネル21の所定の領域が1つの操作検出部27を構成するようにしてもよい。
例えば、操作検出部27上で右方向へフリック操作されときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、操作検出部27上でタップ操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、操作検出部27上で左方向へフリック操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断するようにしてもよい。
(変形例3)
上記した実施形態においては、直列的に配置された複数の操作検出部25A〜Gを備えるようにしたが、これに限らず、図8に示すように、2つの操作検出部29A、29Bを備えるようにしてもよい。
例えば、操作検出部29Bが操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、直前に操作されたものと同じ操作検出部29A、29Bが操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、操作検出部29Aが操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断するようにしてもよい。
すなわち、直前に操作検出部29Bが操作された状態では、音高が上がる場合と音高が同じ場合には、操作検出部29Bが操作されたときに正解となり、音高が下がる場合には、操作検出部29Aが操作されたときに正解となる。一方、直前に操作検出部29Aが操作された状態では、音高が上がる場合には、操作検出部29Bが操作されたときに正解となり、音高が下がる場合と音高が同じ場合には、操作検出部29Aが操作されたときに正解となる。
このように構成すれば、更に操作検出部29A、29Bの数を減らすことができるので、手先が器用でない老人などであっても、容易に操作して演奏を楽しむことができる。
(変形例4)
上記した実施形態においては、スマートフォンなどの携帯端末を演奏装置Aとして使用するようにしたが、これに限らない。演奏装置Aとしては、演奏プログラムを実行可能なハードウェア(玩具など)であってもよいし、演奏プログラムをインストールしたパソコンなどであってもよい。
また、図9に示すように、表示画面を備えない演奏装置Aであってもよい。この演奏装置Aは、鍵盤状の操作検出部28A〜Cを備えており、これらの操作検出部28A〜Cを操作することで、内蔵のスピーカ20から音声を出力可能となっている。
なお、図9では、操作検出部28A〜Cの数が3つであるが、操作検出部28A〜Cの数を4つ以上としてもよいことは言うまでもない。
A 演奏装置
10 制御装置
11 楽曲選択部
12 音符読み込み部
13 音高情報取得部
14 ユーザ入力取得部
15 正解判定部
16 出音制御部
20 スピーカ
21 タッチパネル
22 インデクス
23 歌詞表示
25A〜G 操作検出部
26A〜C 操作検出部
27 操作検出部
28A〜C 操作検出部
29A、29B 操作検出部

Claims (1)

  1. 楽曲を選択する楽曲選択部と、
    選択した楽曲のデータから音符を順次読み込む音符読み込み部と、
    読み込んだ音符と直前の音符とを比較したときに、音高が上がるか、変わらないか、下がるかに係るユーザの選択を取得するユーザ入力取得部と、
    前記ユーザ入力取得部が取得したユーザの選択が正解か否かを判定する正解判定部と、
    前記正解判定部の判定結果が正解の場合に読み込んだ音符の音を出力する制御を実行する出音制御部と、
    直列的に配置された複数の操作検出部と、
    を備え
    前記ユーザ入力取得部は、
    直前に操作された前記操作検出部よりも一方側の前記操作検出部が操作されたときに、音高が上がるとユーザが選択したと判断し、
    直前に操作された前記操作検出部と同じ前記操作検出部が操作されたときに、音高が変わらないとユーザが選択したと判断し、
    直前に操作された前記操作検出部よりも他方側の前記操作検出部が操作されたときに、音高が下がるとユーザが選択したと判断することを特徴とする、演奏装置。
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