JP5162526B2 - 前側方視認装置 - Google Patents

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本発明は、車両の前輪の周囲や車両の前の側方を視認する前側方視認装置に関するものである。
車両の前の側方を視認する装置として、鏡やカメラを用いたものがある。鏡の場合は、例えば、前ガラスの左右端を支持しているフロントピラーに第1鏡を運転者から見えるように設け、第1鏡に像(反射光)を送る第2鏡を対向させてフロントピラーから下方に延びるサブピラーに、前方や側方から像(入射光)が入るように設けることで、側方の死角を減少させているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、ドアミラー本体を収納しているミラーハウジングに、ドアミラーの下方から車両の側方及び前方の所望の範囲内の対象物を映すように設けた第1の反射鏡と、第1の反射鏡の光を乗員へ向けて反射させるようにフロントピラーの車室内側面に設けた第2の反射鏡と、ドアミラーを格納状態のときに、対象物を映す格納反射部と、を備えているものがある(例えば、本出願人が先に出願している特許文献2参照)。
しかし、特許文献1のミラー配置構造では、フロントボデーとフロントボデー近傍の側方や前輪近傍を視認することができないという問題がある。
また、ドアミラーに方向指示灯(ウインカー)を設けた場合、方向指示灯の光がフロントピラーに配置している第1鏡に映り込み、像が見難くなることが考えられる。
特許文献2の技術では、ドアミラーに方向指示灯(ウインカー)を設けた場合、方向指示灯の機能(視認性)とサイドアンダーミラーの機能を両立させようとすると、互いが干渉してレイアウトが成立しなくなったり、方向指示灯の光が車室内の第2の反射鏡にまで映り込み、像が見難くなることが考えられる。
また、ミラーハウジングが木の枝など道路にはみ出したものに接触すると、第1の反射鏡にも触れる可能性が高く、傷や汚れが着くことがある。同様に、駐車中に人や自転車のハンドルが接触すると、傷や汚れが着くことがある。特に、ドアミラーを折り畳んだ状態のときに、触れる可能性が高くなる。
さらに、太陽光の上方からの光を反射してしまい、眩しさを感じることがあった。
そして、運転者がドアミラーを見る際に、ドアミラー、車室外の格納反射部、車室内の第2の反射鏡の合計3枚の鏡が視野に入り、煩わしさや見難くさを感じることがあった。
特開2004−255915号公報 特願2008−16636
本発明は、周囲からの不要な光の侵入を防止し、乗員への反射を抑え、障害物から第1の反射鏡の面を保護し、方向指示灯の光の第1の反射鏡への侵入を防止した前側方視認装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ドアを含む車体側部に取付けられているドアミラーのドアミラーハウジングと、ドアミラーハウジングに収納保持されているドアミラー本体と、ドアミラーハウジングの前面に配置されて車体側部の前方から側方の所望の範囲を映す第1の反射鏡と、第1の反射鏡からの光を乗員へ向けて反射する第2の反射鏡と、を備えた前側方視認装置であって、ドアミラーハウジングは、車両側面視、略くさび状で、車両の前方へ向けて先端をなす中央先端から天部までの間に湾曲に上湾曲部が形成され、中央先端から底部までの間に湾曲に下湾曲部が形成され、前面のうち下湾曲部に内方へ押し込まれることで、窪み部が形成され、上湾曲部は、中央先端から天部に向かうにつれて後方に傾斜し、下湾曲部は、中央先端から底部に向かうにつれて後方に傾斜し、第1の反射鏡は、窪み部に設けられ、上湾曲部に方向指示灯が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、窪み部は、第1の反射鏡から映す範囲へ向かって広がるテーパ壁部を形成していることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ドアミラーは、ドアミラーハウジングの前面に備えた第1の反射鏡の外端部より外側に、内端部が位置するようドアミラーハウジングの前面からドアミラーハウジングの外側面まで延びる方向指示灯を配置していることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ドアミラーは、ドアミラーハウジングの前面に備えた第1の反射鏡の上端部より上方に、下端が位置するようドアミラーハウジングの前面からドアミラーハウジングの外側面まで延びる方向指示灯の下端を配置していることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、方向指示灯は、透過するときに光の光量を弱くする導光板を備えていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、方向指示灯は、光源と導光板を備えており、光源は、方向指示灯の端部に配置され、導光板は、光源が配置されている位置から内側に向けて延びるよう配置されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、第1の反射鏡は、凸面鏡であり、窪み部は、ドアミラーハウジングの前端部よりも第1の反射鏡が車両後方に位置する深さで形成されていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、窪み部のテーパ壁部は、縁に面取り部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、前側方視認装置は、ドアミラーのドアミラーハウジングと、ドアミラーハウジングに収納保持されているドアミラー本体と、ドアミラーハウジングの前面に配置されて車体側部の前方から側方の所望の範囲を映す第1の反射鏡と、第1の反射鏡からの光を乗員へ向けて反射する第2の反射鏡と、を備え、ドアミラーハウジングは、前面のうち下湾曲部に内方へ押し込まれることで、窪み部が形成され、上湾曲部は、中央先端から天部に向かうにつれて後方に傾斜し、下湾曲部は、中央先端から底部に向かうにつれて後方に傾斜し、第1の反射鏡は、窪み部に設けられ、上湾曲部に方向指示灯が設けられているので、窪み部によって、第1の反射鏡の周囲からの不要な光の侵入を防止し、乗員(運転者)への反射を抑えることができる。
また、ドアミラーが障害物に接触したときに、窪み部に嵌めた第1の反射鏡よりも先にドアミラーハウジングが障害物に接触する。従って、第1の反射鏡の面を保護することができる。
さらに、ドアミラーハウジングに方向指示灯を設けた場合、方向指示灯の発光する光が、窪み部によって第1の反射鏡に達しない。従って、乗員(運転者)への反射を抑えることができる。
請求項1に係る発明では、ドアミラーハウジングは、略くさび状で、車両の前方へ向けて先端をなす中央先端から天部までの間に湾曲に上湾曲部が形成され、中央先端から底部までの間に湾曲に下湾曲部が形成され、上湾曲部は、中央先端から天部に向かうにつれて後方に傾斜し、下湾曲部は、中央先端から底部に向かうにつれて後方に傾斜し、第1の反射鏡は、下湾曲部に形成した窪み部に設けられているので、対向車の前照灯などの光が第1の反射鏡を介して第2の反射鏡に入射することを抑制することができる。
請求項2に係る発明では、窪み部は、第1の反射鏡から映す範囲へ向かって広がるテーパ壁部を形成しているので、窪み部のテーパ壁部によって、第1の反射鏡にテーパ壁部が映らないという利点がある。
請求項3に係る発明では、ドアミラーは、ドアミラーハウジングの前面に備えた第1の反射鏡の外端部より外側に、内端部が位置するようドアミラーハウジングの前面からドアミラーハウジングの外側面まで延びる方向指示灯を配置しているので、方向指示灯と第1の反射鏡とがレイアウト上で干渉することがなく、方向指示灯の光の第1の反射鏡への侵入を防止することができる。
請求項4に係る発明では、ドアミラーは、ドアミラーハウジングの前面に備えた第1の反射鏡の上端部より上方に、下端が位置するようドアミラーハウジングの前面からドアミラーハウジングの外側面まで延びる方向指示灯の下端を配置しているので、方向指示灯と第1の反射鏡とがレイアウト上で干渉することがなく、方向指示灯の光の第1の反射鏡への侵入を防止することができる。
請求項5に係る発明では、方向指示灯は、透過するときに光の光量を弱くする導光板を備えているので、導光板によって、方向指示灯の光を弱くして、第1の反射鏡への光の侵入を防止することができる。
また、車両が通路の壁など光を反射するものに接近して停車している最中に、壁に方向指示灯の光が反射して第1の反射鏡に壁が映っても、光が弱いため、煩わしさが軽減されるという利点がある。
請求項6に係る発明では、方向指示灯は、光源と導光板を備えており、光源は、方向指示灯の端部に配置され、導光板は、光源が配置されている位置から内側に向けて延びるよう配置されているので、光源と第1の反射鏡との距離を離すことによって、第1の反射鏡への光の侵入をさらに防止することができるとともに、光源と第1の反射鏡とがレイアウト上で干渉することがない。
請求項7に係る発明では、第1の反射鏡は、凸面鏡であり、窪み部は、ドアミラーハウジングの前端部よりも第1の反射鏡が車両後方に位置する深さで形成されているので、第1の反射鏡の面の傷つきを防止することができる。
請求項に係る発明では、窪み部のテーパ壁部は、縁に面取り部が形成されているので、ドアミラーハウジングとテーパ壁部とで形成されるエッジが鋭くならず、鋭いエッジによって光が反射することを防止することができる。
本発明の実施例1に係る前側方視認装置の斜視図である。 実施例1に係る前側方視認装置のドアミラーの正面図である。 図2の3矢視図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5矢視図である。 図2の6−6線断面図である。 図2の7矢視図である。 前側方視認装置の前側方を映す機構を説明する図である。 図8(a)の9矢視詳細図である。 本発明の実施例2に係る前側方視認装置のドアミラーの側面図である。 実施例2に係る前側方視認装置のドアミラーの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例1、実施例2で詳細に説明する。
実施例1に係る前側方視認装置16は、図1、図2に示すように、車両12の車体側部構造11に含まれ、車両12の左前の側方(図8の矢印a1の方向)を見るもので、車室18外のドアミラー21に設けた第1の反射鏡22に映した像を、車室18内の第2の反射鏡23に映す。具体的には後述する。
ドアミラー21には、方向指示灯14を設けている。
車両12は、フロントボデー25と、車室18と、助手席26、運転席27、左前ドア28、前ガラス31、前ガラス31の左右端を支持しているフロントピラー32と、フロントピラー32に連なり下方に延設したサブピラー33と、サブピラー33やフロントピラー32で支持しているサブウインドウガラス34と、前側方視認装置16と、車体側部構造11と、を備える。
ドアミラー21は、車室18の外で、左前ドア28の前上部36に取付けた支持部38と、光を反射して後方(矢印a2の方向)の像を映すドアミラー21本体41と、ドアミラー21本体41を支持しているドアミラーハウジング42と、を備えている。
支持部38は、ドアミラーハウジング42を回動自在に、つまり、折り畳めるように支持している。
ドアミラーハウジング42は、樹脂製で、箱状に成形され、車両12の前方(矢印a3の方向)へ向いている前側部45、前側部45に連なる内側部46、外側部47、天部48、を有する。前側部45の下部51に一体に第1の反射鏡22が形成されている。52は上部である。
第1の反射鏡22は、凸面鏡で、凸面の半径や凸面の向きは、車両12の左前の側方(図8の側方視認限位置53)が第2の反射鏡23に映るように設定されている。
第2の反射鏡23は、平面鏡である。
第1の反射鏡22は、図2、図4〜図6に示す通り、車両12の平面視(図5、図6の視点)で、くの字形状で、車両12の左前の側方(矢印a1の方向)へ向けた斜め前方鏡部91が形成され、斜め前方鏡部91に連ねて車両12前方へ向けた前方鏡部92が形成されている。そして、ドア(左前ドア28)に近接させた一端である内端部94と、他端である外端部95と、内端部94と外端部95に連続して車両12の上方へ向けた一方の上端部96と、他方の下端部97とを形成している。
方向指示灯14は、図2、図4〜図6に示す通り、車両12の平面視(図5、図6の視点)で、レンズ部材101がくの字形状で、車両12の左前の側方(矢印a1の方向)へ向けた斜め前方照射レンズ部102が形成され、斜め前方照射レンズ部102に連ねて側方照射レンズ部103が形成されている。そして、ドア(左前ドア28)に近接し、且つ、車両12の前方へ向く一端である内端部(レンズ内端部105)と、他端であるレンズ外端部106と、レンズ下端部107と、光源14aと、を有する。
なお、方向指示灯14を発光・点滅する構成は、既存の構成と同様である。
次に、実施例1に係る前側方視認装置16を主体に図1〜図7で説明する。
前側方視認装置16は、ドア(左前ドア28)を含む車体側部55に取付けられているドアミラー21のドアミラーハウジング42と、ドアミラーハウジング42に収納保持されているドアミラー本体41と、ドアミラーハウジング42の前面108に配置されて車体側部55の前方(図8の前視認限位置56)から側方(側方視認限位置53)の所望の範囲を映す第1の反射鏡22と、第1の反射鏡22からの光を乗員(運転者)Smへ向けて反射する第2の反射鏡23と、を備え、ドアミラーハウジング42は、前面108に内方へ押し込まれた窪み部111を備え、第1の反射鏡22は、窪み部111に設けられている。
窪み部111は、第1の反射鏡22から映す範囲へ向かって(矢印a1の方向)広がるテーパ壁部112を、第1の反射鏡22に対し、角度β(鈍角)で形成している。角度β(鈍角)は部位によって異なる。
ドアミラー21は、図5に示す通り、ドアミラーハウジング42の前面108の中央に第1の反射鏡22の外端部95より外側に、内端部(レンズ内端部105)が位置するようドアミラーハウジング42の前面108からドアミラーハウジング42の外側面113まで延びる方向指示灯14を配置している。また、ドアミラーハウジング42の前面108の中央に第1の反射鏡22の外端部95を配置し、外端部95から距離Bだけ離して方向指示灯14の内端部(レンズ内端部105)を配置している。
ドアミラー21は、図3に示す通り、ドアミラーハウジング42の前面108の中央に第1の反射鏡22の上端部96より上方に、下端(レンズ下端部107)が位置するようドアミラーハウジング42の前面108からドアミラーハウジング42の外側面113まで延びる方向指示灯14を配置している。
方向指示灯14は、図3、図6に示す通り、透過するときに光の光量を弱くする導光板115を備えている。
方向指示灯14は、図3、図6に示す通り、光源14aと導光板115を備え、光源14aは、方向指示灯14の端部14bに配置され、導光板115は、光源14aが配置されている位置から内側(レンズ内端部105)に向けて延びるよう配置されている。そして、光源14aの光を導き、レンズ部材101に向けて発光しているので、光の指向性を向上させている。
第1の反射鏡22は、凸面鏡であり、中央が窪み部111の縁より奥に配置されている。
窪み部111は、図4、図6に示すドアミラーハウジング42の前端部(中央先端117)よりも第1の反射鏡22が車両後方に位置する深さ、つまり前端部(中央先端117)から出ない深さで形成され、テーパ壁部112と、テーパ壁部112に連なり湾曲に形成した窪み底部114と、を備え、窪み底部114に第1の反射鏡22を接触させている。なお、窪み底部114に第1の反射鏡22を接着してもよく、テーパ壁部112に第1の反射鏡22の上端部96などの端部を係合することで、固定してもよい。
ドアミラーハウジング42は、車両12側面視(図3の視点)で、略くさび状で、車両12の前方へ先端(中央先端117)を向け、中央先端117から天部48まで湾曲に上湾曲部118が形成され、中央先端117から底部121まで湾曲に下湾曲部122が形成され、第1の反射鏡22は、下湾曲部122に設けられている。
中央先端117は、前側部45から外側部47まで連続して略水平に延びている。
また、ドアミラーハウジング42は、既に説明したように、車両12の平面視(図5の視点)で、ドア(左前ドア28のガラスやサブウインドウガラス34)に対向している内側部46が形成され、内側部46に連なり前面108並びに中央先端117を含む前側部45が形成され、前側部45に連ねて外側部47が形成されている。
さらに、ドアミラーハウジング42は、車両12の正面視(図2の視点)で、外側部47が中央先端117を略半径とする形状で湾曲に形成されている。
窪み部111のテーパ壁部112は、図4、図6に示す通り、縁に面取り部124が形成されている。
ドアミラーハウジング42では、前側部45は、車両12の平面視(図5の視点)で、略くさび状で、第1の反射鏡22が、方向指示灯14に対し、略平行に、車両12の後方に所定距離Eだけ離して設置されている。
次に、実施例1に係る前側方視認装置16の作用を図8、図9で説明する。なお、必要に応じて、図面を特定する。
ここでの条件は、車両12の左前の側方且つ、下方、換言すると左前輪68近傍に第1対象物71と第2対象物72を配置した。車両12のフロントフェンダ13から第1対象物71、第2対象物72までの距離J、車両12から白線74まで距離J1である。運転者Smの体型は標準とする。
前側方視認装置16は、運転席27の座席に座った運転者Smが、左前方(矢印a4の方向)を向いて、第2の反射鏡23を見ると、目に死角の第1対象物71や第2対象物72からの反射光が達するので、第2の反射鏡23で死角を視認することができる。
具体的には、第1対象物71や第2対象物72からの反射光が第1の反射鏡22で反射光となり、第1の反射鏡22の反射光は第2の反射鏡23に達し、第2の反射鏡23によって反射光は目に入っていくので、図8のように死角内の様子を見ることができ、死角を視認することができる。
前側方視認装置16は、図2〜図6に示す通り、ドアミラーハウジング42の凹状の窪み部111に第1の反射鏡22を配置すると、第1の反射鏡22はドアミラーハウジング42の影になり、周囲の光が第1の反射鏡22に達し難くなる。従って、乗員(運転者)Smに対するドアミラー21周囲の光の反射を抑えることができる。
また、図3に示す通り、ドアミラーハウジング42の凹状の窪み部111に第1の反射鏡22を配置すると、ドアミラー21が障害物127に接触したときに、第1の反射鏡22よりも先にドアミラーハウジング42が障害物127に接触する。従って、第1の反射鏡22の面を保護することができる。
さらに、ドアミラーハウジング42の凹状の窪み部111に第1の反射鏡22を配置すると、ドアミラーハウジング42に設けた方向指示灯14の光が、第1の反射鏡22に達しない。従って、乗員(運転者)Smに対するドアミラー21の方向指示灯14の反射を抑えることができる。
ドアミラーハウジング42は、窪み部111のテーパ壁部112に光が当たると、テーパ壁部112は光を第1の反射鏡22から離れる方向へ反射させ、第1の反射鏡22に反射させないので、第1の反射鏡22に窪み部111、テーパ壁部112が映らないという利点がある。
前側方視認装置16は、図5に示す通り、第1の反射鏡22の外端部95から離して方向指示灯14のレンズ内端部105を配置し、車両12の平面視(図5、図6の視点)で、方向指示灯14のレンズ内端部105近傍(の法線)に対し、距離Eだけ車両12の後方に後退させて第1の反射鏡22を設けたので、方向指示灯14の光は第1の反射鏡22に達し難く、方向指示灯14の光の第1の反射鏡22への侵入を防止することができる。
つまり、方向指示灯14を作動させても、作動させていないときの画像と同等の画像を確保することができる。
前側方視認装置16は、図3、図6に示す通り、導光板115を設けると、方向指示灯14の光の指向性を高め、輝度を落とすので、車両12が通路の壁に接近して停車している最中に、壁に方向指示灯14の光が反射して第1の反射鏡22に光(壁)が映っても、導光板115を介した光が弱いため、煩わしさが軽減されるという利点がある。
第1の反射鏡22は、図3、図4に示す通り、ドアミラーハウジング42の前側部45の下湾曲部122に設けられると、対向車の前照灯などの光が第1の反射鏡22に入射しても、入射した光は第1の反射鏡22から第2の反射鏡23へほとんど向かわず、対向車の前照灯などの光が目に入ることを抑制することができる。
つまり、第2の反射鏡23を視認したときに、第2の反射鏡23は対向車の前照灯をほとんど映さず(反射させず)、対向車の前照灯による眩しさを抑制することができる。
次に、実施例2に係る前側方視認装置16Bを図10、図11で説明する。図10は図7に対応する図、図11は図6に対応する断面図である。上記図1〜図9に示す実施例1と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
実施例2に係る前側方視認装置16Bは、ドアミラーハウジング42Bを備えていることを特徴とする。
ドアミラーハウジング42Bは、ドア(左前ドア28)のガラスやサブウインドウガラス34)に対向している内側部46に連ね、且つ、窪み部111のテーパ壁部112に連なるハウジング遮蔽部131を形成している。
ハウジング遮蔽部131は、ドア(左前ドア28)のガラスやサブウインドウガラス34に対向し、第1の反射鏡22の前方鏡部92のうち乗員(運転者)Smの視野に入る部位132を遮る仕切で、車両12の平面視(図11の視点)で、第1の反射鏡22に向いている裏面133を、第2の反射鏡23へ向かう光134と干渉しない角度で広げている。
実施例2に係る前側方視認装置16Bは、実施例1に係る前側方視認装置16と同様の作用、効果を発揮する。
実施例2に係る前側方視認装置16Bは、さらに、図1のように、乗員(運転者)Smが視線をドアミラー21や第2の反射鏡23へ指向させると、ドアミラーハウジング42Bのハウジング遮蔽部131によって、矢印a7のように第1の反射鏡22は死角に入る。その結果、3つの鏡(ドアミラー本体41、第1の反射鏡22、第2の反射鏡23)が同時に視認されることを防止することができ、煩わしさを低減することができ、且つ、誤認を防止することができる。
尚、本発明の前側方視認装置は、実施の形態では車両に採用されているが、車両以外にも採用可能である。例えば、道路標識や航空機など光を用いた信号と視認装置を有するものに採用可能である。
本発明の前側方視認装置は、車両に好適である。
14…方向指示灯、14a…光源、14b…方向指示灯の端部、16…前側方視認装置、21…ドアミラー、22…第1の反射鏡、23…第2の反射鏡、28…ドア(左前ドア)、41…ドアミラー本体、42…ドアミラーハウジング、48…天部、55…車体側部、95…第1の反射鏡の外端部、96…第1の反射鏡の上端部、105…方向指示灯の内端部(レンズ内端部)、107…方向指示灯の下端(レンズ下端部)、108…ドアミラーハウジングの前面、111…窪み部、112…テーパ壁部、113…ドアミラーハウジングの外側面、115…導光板、117…中央先端、118…上湾曲部、121…底部、122…下湾曲部、Sm…乗員(運転者)。

Claims (8)

  1. ドアを含む車体側部に取付けられているドアミラーのドアミラーハウジングと、該ドアミラーハウジングに収納保持されているドアミラー本体と、前記ドアミラーハウジングの前面に配置されて前記車体側部の前方から側方の所望の範囲を映す第1の反射鏡と、該第1の反射鏡からの光を乗員へ向けて反射する第2の反射鏡と、を備えた前側方視認装置であって、
    前記ドアミラーハウジングは、車両側面視、略くさび状で、前記車両の前方へ向けて先端をなす中央先端から天部までの間に湾曲に上湾曲部が形成され、前記中央先端から底部までの間に湾曲に下湾曲部が形成され、前記前面のうち前記下湾曲部に内方へ押し込まれることで、窪み部が形成され、
    前記上湾曲部は、前記中央先端から前記天部に向かうにつれて後方に傾斜し、
    前記下湾曲部は、前記中央先端から前記底部に向かうにつれて後方に傾斜し、
    前記第1の反射鏡は、前記窪み部に設けられ
    前記上湾曲部に方向指示灯が設けられていることを特徴とする前側方視認装置。
  2. 前記窪み部は、前記第1の反射鏡から前記映す範囲へ向かって広がるテーパ壁部を形成していることを特徴とする請求項1記載の前側方視認装置。
  3. 前記ドアミラーは、前記ドアミラーハウジングの前面に備えた前記第1の反射鏡の外端部より外側に、内端部が位置するよう前記ドアミラーハウジングの前面からドアミラーハウジングの外側面まで延びる前記方向指示灯を配置していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の前側方視認装置。
  4. 前記ドアミラーは、前記ドアミラーハウジングの前面に備えた前記第1の反射鏡の上端部より上方に、下端が位置するよう前記ドアミラーハウジングの前面からドアミラーハウジングの外側面まで延びる前記方向指示灯を配置していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の前側方視認装置。
  5. 前記方向指示灯は、透過するときに光の光量を弱くする導光板を備えていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の前側方視認装置。
  6. 前記方向指示灯は、光源と前記導光板を備えており、
    前記光源は、前記方向指示灯の端部に配置され、
    前記導光板は、前記光源が配置されている位置から内側に向けて延びるよう配置されていることを特徴とする請求項5記載の前側方視認装置。
  7. 前記第1の反射鏡は、凸面鏡であり、
    前記窪み部は、前記ドアミラーハウジングの前端部よりも前記第1の反射鏡が車両後方に位置する深さで形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の前側方視認装置。
  8. 前記窪み部のテーパ壁部は、縁に面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の前側方視認装置。
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