JP5039749B2 - 車両の前側方視認装置 - Google Patents
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Description
また、ドアミラー本体を収納しているミラーハウジングに、ドアミラーの下方から車両の側方及び前方の所望の範囲内の対象物を映すように設けた第1の反射鏡と、第1の反射鏡の光を乗員へ向けて反射させるようにフロントピラーの車室内側面に設けた第2の反射鏡と、ドアミラーを格納状態のときに、対象物を映す格納反射部と、を備えているものがある(例えば、本出願人が先に出願している特許文献2参照)。
また、第1鏡を見たときに、フロントピラー及びサブピラーに取付けられている三角ガラスに光が反射して、車室内が映り込んでしまうことが考えられる。
また、運転者がドアミラーを見るときに、ドアミラー、車室外の格納反射部、車室内の第2の反射鏡の合計3枚の鏡が視野に入り、煩わしさや見難くさを感じることがあった。
請求項4に係る発明では、サブウインドウガラスは、サブウインドウガラスの周囲とサブウインドウガラスの周囲近傍の内面のみが車両に支持されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、遮蔽部材は、サブウインドウガラスへ向いている外面に、反射率の低い色の膜と反射率の低い表面形状のうち少なくとも一方が形成されていることを特徴とする。
また、遮蔽部材は、サブピラーなので、別部材を必要とせず、より構造が簡単になる。
また、遮蔽部材は、フロントピラーの途中から下方に延設したサブピラーを車両の後方へ向けて膨出させた部位なので、別部材を必要とせず、より構造が簡単になる。
遮蔽部材が第1の反射鏡の反射光のうち乗員へ向かう反射光を遮蔽する場合も、サブピラーを車室内側に突出させるだけで遮蔽でき、別部材を必要とせず、より構造が簡単であるという利点がある。
請求項4に係る発明では、サブウインドウガラスは、サブウインドウガラスの周囲とサブウインドウガラスの周囲近傍の内面のみが車両に支持されているので、サブウインドウガラスを車両表面により近づけて支持することができるため、サブピラーの室内側面とサブウインドウガラスとの車幅方向の距離を距離を離すことができ、より確実にサブピラーによって映り込みを防止することができる。
ドアミラーハウジング41は、樹脂製で、箱状に成形され、車両12の前方(矢印a3の方向)へ向いている前側部43、前側部43に連なる内側部44、外側部45、を有する。前側部43の下部47に一体に第1の反射鏡15が形成されている。
第2の反射鏡16は、平面鏡である。
車両の前側方視認装置11は、車両12のフロントピラー28及びフロントピラー28の途中から下方に延設したサブピラー31に支持されているサブウインドウガラス32と、サブウインドウガラス32の近傍に配置され車両後方側(矢印a1の方向)を映すドアミラー14のミラーハウジング(ドアミラーハウジング41)と、ミラーハウジング(ドアミラーハウジング41)の前面(前側部43)に設けられて下方から車両12側方(図3(a)の側方視認限位置51)及び前方(図3(a)の前視認限位置52)までの所望の範囲の第1対象物53、第2対象物54を映す第1の反射鏡15と、第1の反射鏡15で反射させてサブウインドウガラス32を透過させた光を乗員(図3、図4の運転手Sn)へ向けて反射させることで第1対象物53、第2対象物54を映す、フロントピラー28の車室内側面55に設けられた第2の反射鏡16と、を備え、サブウインドウガラス32近傍の助手席23の乗員An(図4参照)と近傍の座席56のうち少なくとも一方からサブウインドウガラス32に入射して第2の反射鏡16へ向かう反射光57を形成する入射光58が遮られる遮蔽部材61を備えている。
反射率の低い色は、例えば艶消し黒のような光沢のない濃色系の色である。
反射率の低い表面形状は、表面を粗くした鏡面でないもの、光沢のないものである。
ここでの条件は、車両12の左前の側方且つ、下方、換言すると左前輪近傍に第1対象物53、第2対象物54を配置した。運転者Snの体型は標準とする。
また、遮蔽板(遮蔽部材61)を後付けすることができるという利点がある。
遮蔽部材61Bは、サブピラー31を車室13内側に突出させた部位であり、サブピラー31の内装部材64を樹脂成形金型で成形する際に一体に成形されている。
つまり、第2の反射鏡16の視認性が向上する。
車両12の前側方視認装置11Cは、サブウインドウガラス支持機構71を備えていることを特徴とする。
なお、サブウインドウガラス支持機構71は、シールするシール部材75と、シール部材75が取付けられるコーナ部76と、を備える。コーナ部76は、フロントピラー28と、サブピラー31と、サブピラー31の下端とフロントピラー28に接続している下枠部77とで形成された3角形の窓枠である。
つまり、第2の反射鏡16の視認性が向上する。
格納反射部84は、ドアミラー14Dを矢印b1のように回動させた図8(b)の格納状態のときに、第1対象物53、第2対象物54を映すものである。
「通常状態」とは、ドアミラー14Dで車両12の後方(矢印a1の方向)を視認できる状態であり、図7及び図8(a)の状態である。
なお、遮蔽部材(遮蔽板)61Dは、内装部材64に固定されているが、人間や荷物が遮蔽部材(遮蔽板)61Dに接触したときに、回動可能(矢印b2の方向)に回動機構(図に示していない)で支持することも可能である。
また、遮蔽板61Dを後付けすることができるという利点がある。
Claims (5)
- 車両のフロントピラー及び該フロントピラーの途中から下方に延設したサブピラーに支持されているサブウインドウガラスと、該サブウインドウガラスの近傍に配置され前記車両後方側を映すドアミラーのミラーハウジングと、該ミラーハウジングの前面に設けられて下方から前記車両側方及び前方までの所望の範囲の対象物を映す第1の反射鏡と、該第1の反射鏡で反射させて前記サブウインドウガラスを透過させた光を乗員へ向けて反射させることで前記対象物を映す、前記フロントピラーの車室内側面に設けられた第2の反射鏡と、を備えた車両の前側方視認装置であって、
前記サブウインドウガラス近傍の乗員と座席のうち少なくとも一方から前記サブウインドウガラスに入射して前記第2の反射鏡へ向かう反射光を形成する入射光が遮られる遮蔽部材を備え、
前記遮蔽部材は、サブピラーであることを特徴とする車両の前側方視認装置。 - 前記車両のフロントピラーよりも前記車両の後方に配置されて、前記車両後方を映すドアミラーのミラーハウジングと、該ミラーハウジングの前面に設けられて下方から前記車両側方及び前方までの所望の範囲の対象物を映す第1の反射鏡と、該第1の反射鏡で反射した光を乗員へ向けて反射させることで前記対象物を映す第2の反射鏡と、を備えた車両の前側方視認装置であって、
前記第1の反射鏡の反射光のうち前記乗員へ向かう反射光を遮蔽する遮蔽部材を備え、
前記遮蔽部材は、前記フロントピラーの途中から下方に延設したサブピラーを前記車両の後方へ向けて膨出させた部位であることを特徴とする車両の前側方視認装置。 - 車両のフロントピラー及び該フロントピラーの途中から下方に延設したサブピラーに支持されているサブウインドウガラスと、該サブウインドウガラスの近傍に配置され前記車両後方側を映すドアミラーのミラーハウジングと、該ミラーハウジングの前面に設けられて下方から前記車両側方及び前方までの所望の範囲の対象物を映す第1の反射鏡と、該第1の反射鏡で反射させて前記サブウインドウガラスを透過させた光を乗員へ向けて反射させることで前記対象物を映す、前記フロントピラーの車室内側面に設けられた第2の反射鏡と、を備えた車両の前側方視認装置であって、
前記サブウインドウガラス近傍の乗員と座席のうち少なくとも一方から前記サブウインドウガラスに入射して前記第2の反射鏡へ向かう反射光を形成する入射光が遮られる遮蔽部材を備え、
前記遮蔽部材は、前記サブピラーを前記車室内側に突出させた部位であることを特徴とする車両の前側方視認装置。 - 前記サブウインドウガラスは、該サブウインドウガラスの周囲と前記サブウインドウガラスの前記周囲近傍の内面のみが前記車両に支持されていることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の車両の前側方視認装置。
- 前記遮蔽部材は、前記サブウインドウガラスへ向いている外面に、反射率の低い色の膜と反射率の低い表面形状のうち少なくとも一方が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3又は請求項4のいずれか1項記載の車両の前側方視認装置。
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