JP4002402B2 - フェンダポール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントバンパのコーナ部等に取り付けられるフェンダポールに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の運転席から視認し難い助手席側の前端角部の位置を運転者に容易に把握させるために、例えば、フロントバンパの助手席側コーナ部にフェンダポールを取り付けることがある。
【0003】
このフェンダポールは、フロントバンパの助手席側コーナ部から略垂直に立設され、先端部(上端部)が運転者から目視可能となっている。また、フェンダポールは、通常、夜間の使用を考慮して運転者に目視される先端部を点灯可能とするために発光装置を備えている。
【0004】
この発光装置を備えたフェンダポールでは、例えば、図12に示される如き構成が採用されている。図12(B)に示される如く、フェンダポール200の上部に配置された発光装置202は、直立した円筒状部材204の内部に配置された発光ダイオード206と、発光ダイオード206の上方に円筒状部材204と同軸的に配置され先端部に円錐状の切欠き部208が設けられた略円柱状のレンズ210と、レンズ210の上方に上記の切欠き部208との間に空気層212を介在させた状態で接続された着色透明のレンズヘッド214とを備えている。
【0005】
これにより、発光ダイオード206から発光された光は、図12(A)及び図12(B)に矢示される如く、レンズ210の内部を軸線方向に案内され、その一部が切欠き部208と空気層212との境界面でレンズ210の径方向に反射されると共に残余の光がレンズヘッド214で反射されるようになっている。このため、夜間においてもフェンダポールの先端部が運転者に目視可能とされると共に、一部の光が着色光となって装飾作用を果たすをようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のフェンダポールでは、レンズ210に設けられた円錐状の切欠き部208と空気層212との境界面で反射される光は、レンズ210の全径方向に向けて放射状に(均等に)反射される(図12(A)参照)ため、運転者に到達する光量が少ない(光が弱い)という問題があった。
【0007】
これを解決するために発光ダイオード206の発光量を増大することも考えられるが、フェンダポール(発光ダイオード206)が大型化すると共にエネルギ消費量が増大するため、自動車に求められる軽量化及び省エネルギ化の要求に反することとなる。また、発光ダイオード206の大型化は、フェンダポールの設計の自由度を低化させ、意匠性を悪化させる原因ともなる。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、光源の発光容量の増大及び意匠性の悪化を防止でき、かつ車両乗員による視認性を向上できるフェンダポールを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るフェンダポールは、一端部から入射された光を内部において軸線方向に案内するレンズ部の他端部に設けられ、前記光の少なくとも一部を所定の方向へ反射させる反射部を備えたフェンダポールであって、前記反射部は、前記レンズ部の上部から部分的に上方に突出された突起に形成され、入射された前記光を前記所定の方向に反射させる傾斜面とされており、前記レンズ部における前記突起の廻りの段部に下端部が突き当てられた透明又は着色透明の被覆部材によって被覆されている。
【0010】
請求項1記載のフェンダポールでは、レンズ部の一端部から入射されレンズ部の内部において軸線方向に案内された光の少なくとも一部が反射部によって所定の方向に反射されるため、入射される光量を増加させることなく所定の方向に照射される光量のみを増加させることができる。
【0011】
このため、上記の所定の方向を運転者等の車両乗員がフェンダポールを目視する視線方向と一致させた構成とすれば、車両乗員に到達する光量のみを増加させることができ、車両乗員による視認性が向上する。
【0012】
なお、請求項1記載の反射部による反射は、金属面等による正反射や乱反射でも良く、屈折率の異なる媒体間の境界面による全反射でも良いことは言うまでもない。また、請求項1記載の所定の方向は一方向に限定されることはなく、所定の複数方向に光を反射させても良いことは言うまでもない。
【0013】
このように、請求項1記載のフェンダポールでは、光源の発光容量の増大及び意匠性の悪化を防止でき、かつ車両乗員による視認性を向上できる。また、レンズ部の上方を被覆部材にて被覆しているため、フェンダポール先端部の形状がレンズ部(反射部である先端面)の形状に依存することがなくなり、フェンダポールの意匠性が向上する。
【0014】
また、上記目的を達成するために請求項2記載の発明に係るフェンダポールは、車両の前端角部から上方へ向けて立設された筒状部材と、前記筒状部材の内部に配置された光源と、前記筒状部材の上端部に同軸的に配置され前記光源が発光した光を内部において軸線方向に案内するレンズ部とを有し、車両乗員が目視して前記角部の位置を認識するための先端部が点灯可能なフェンダポールであって、前記レンズ部の上端部に設けられ、前記レンズ部に案内された光の少なくとも一部を前記車両乗員側へ向けて反射させる反射部を備え、前記反射部は、前記レンズ部の上部から部分的に上方に突出された突起に形成され、入射された前記光を前記車両乗員側へ向けて反射させる傾斜面とされており、前記レンズ部における前記突起の廻りの段部に下端部が突き当てられた透明又は着色透明の被覆部材によって被覆されている。
【0015】
請求項2記載のフェンダポールでは、例えば、夜間等には、車両の前端角部に上方へ向けて立設された筒状部材の内部に配置された光源が発光される。光源が発光した光は筒状部材の上端部(光源の上方)に配置されたレンズ部によって軸線方向に案内され、車両乗員が目視するフェンダポールの先端部が点灯する。
【0016】
ここで、レンズ部の上端部にはレンズ部によって軸線方向に案内された光の少なくとも一部を車両乗員側へ向けて反射させる反射部が設けられているため、光源による発光量を増加させることなく、または光源を大型化することなく車両乗員に到達する光量のみを増加させることができ、車両乗員によるフェンダポールの先端部の視認性が向上する。
【0017】
なお、請求項2記載の反射部による反射は、金属面等による正反射や乱反射でも良く、屈折率の異なる媒体間の境界面による全反射でも良いことは言うまでもない。
【0018】
このように、請求項2記載のフェンダポールでは、光源の発光容量の増大及び意匠性の悪化を防止でき、かつ車両乗員による視認性を向上できる。また、レンズ部の上方を被覆部材にて被覆しているため、フェンダポール先端部の形状がレンズ部(反射部である先端面)の形状に依存することがなくなり、フェンダポールの意匠性が向上する。
【0019】
請求項3記載の発明に係るフェンダポールは、請求項1または請求項2記載のフェンダポールにおいて、前記反射部を、前記レンズ部から入射された記光を空気との境界面において全反射可能に傾斜された前記傾斜面として形成し、かつ、前記被覆部材と非接触となるように該被覆部材にて被覆させた、ことを特徴としている。
【0020】
請求項3記載のフェンダポールでは、レンズ部の先端面(請求項1に従属する場合は他端面、請求項2に従属する場合は上端面)が空気との境界面において軸線方向に案内された光を全反射可能に傾斜されているため、この光はレンズ部の先端面(空気との境界面)で所定の方向または車両乗員側へ向けて全反射される。
【0021】
ここで、反射部がレンズ部の先端を傾斜させたのみで得られるため、換言すれば、レンズ部と反射部とは一体に形成されているため、反射部をレンズ部と別個に設ける必要がない。このため、部品点数が増加することなく、構造が簡単で組付工数も削減される。
【0022】
請求項4記載の発明に係るフェンダポールは、請求項3記載のフェンダポールにおいて、前記先端面を粗面とした、ことを特徴としている。
【0023】
請求項4記載のフェンダポールでは、軸線方向に案内された光を全反射するレンズ部の先端面が粗面とされているため、車両乗員に到達する光をソフトにすることができ、防眩作用が得られる。このため、車両乗員による視認性を確保しつつ、フェンダポールの点灯による運転に対する障害を排除できる。
【0024】
請求項5記載の発明に係るフェンダポールは、請求項3または請求項4記載のフェンダポールにおいて、前記レンズ部における前記反射部によって反射された光の出口部を前記被覆部材の外周面に沿って露出させた、ことを特徴としている。
【0025】
請求項5記載のフェンダポールでは、全反射された光のレンズ部からの出口部(レンズ部の側面の一部)が被覆部材の外周面に沿って露出されているため、被覆部材とレンズ部との一体感が得られ、意匠性が一層向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るフェンダポール10について、図1乃至図9に基づいて説明する。
【0027】
図1にはフェンダポール10の全体構成が正面図にて示されており、図2には図1の2−2線に沿った断面図が示されている。
【0028】
これらの図に示される如く、フェンダポール10は、その下端部に基部12を備えている。基部12は、ベース14と、一部がベース14の円筒状の保持部14Aに挿入されたスリーブ16と、スリーブ16上に載置された支持円筒18と、支持円筒18のフランジ部18Aに係合した状態でベース14の保持部14A外周部に螺合される保持部材20とを備えている。これにより、基部12では、ベース14、スリーブ16、支持円筒18が保持部材20によって同軸的かつ一体に保持されている。
【0029】
また、ベース14、スリーブ16、支持円筒18には、それぞれ互いに軸線方向に連通された配線孔14B、16A、18Bが設けられており、後述するLED42の配線48挿通用とされている。また、ベース14には、その側部に配線48を外部へ出すための連通孔14Cが設けられると共に、下端部にボルト14Dが一体に設けられている。これにより、基部12は図示しないブラケット及びナット等を介して車両のフロントバンパの助手席側コーナ部に取り付けられるようになっている。
【0030】
この基部12の上方には、両端が開口された長尺円筒状のポール22が基部12と同軸的に配置されている。このポール22は、下端部において支持円筒18の上端部と螺合された状態で基部12に固定保持されている。また、この状態で、基部12の外面は、装飾用の第1カバー部材24、第2カバー部材26、第3カバー部材28にて被覆されている。これらの第1カバー部材24、第2カバー部材26、第3カバー部材28及びポール22は、互いに外観上の一体感を有して形成されている。これにより、基部12及びポール22との接続部の外観上の見栄えが向上されている。
【0031】
図3及び図4にも示される如く、ポール22の上方には筒状部材としてのレンズホルダ30が配置されている。このレンズホルダ30は、不透明の樹脂(例えば、ABS)より成り、図5に示される如く、上下部分がそれぞれ若干窄められた長樽状の外形とされると共に、下端部には外径がポール22の内径と略同径の保持部32が設けられている。また、長樽状部分の下端部の外形はポール22の外径と略同径とされている。
【0032】
このレンズホルダ30の上端面から中間部かけては円柱状の空間がレンズホルダ30と同軸的に形成され、LED室34とされている。また、LED室34の底面からレンズホルダ30(保持部32)の下端面にかけては、LED室34より小径の円柱が互いに対向する2平面にて切り取られた形状の空間がLED室34と同軸的に形成され、配線孔36とされている。この配線孔36とLED室34との境界の段部はLED係合面38とされている。さらに、LED室34の上端部から中間部にかけての周壁には、その長手方向に沿った溝40が形成されている。
【0033】
このレンズホルダ30は、図2に示される如く、保持部32がポール22の上端開口部にこれと同軸的に挿入されると共に長樽状部分の下端面がポール22の上端面と係合した状態で、嵌合または接着により固定保持されている。
【0034】
また、図3に詳細に示される如く、レンズホルダ30のLED室34内には、光源としてのLED(発光ダイオード)42が配置されている。LED42は、下部がLED室34に対応した円柱状の本体部44とされると共に、上部が本体部44と同軸的な略半球状ヘッドを有する発光部46とされ、本体部44の下端部には2本の配線48が接続されている。
【0035】
このLED42はLED室34内において本体部44の下端面の一部がLED係合面38に係合した状態で保持され、その配線48は配線孔36、ポール22内部、基部12の配線孔18B、16Aに挿通されている。さらに、2本の配線48は、スリーブ16の配線孔16A出口からは共通の可撓性被覆部材49で被覆されており、この状態でベース14の配線孔14B及び連通孔14Cに挿通されて外部に出されている(図2参照)。外部に出された2本の配線48は、図示しない制御回路に電気的に接続されている。この制御回路は、LED42を車両のヘッドランプと連動させており、夜間やトンネル内等において運転者等の車両乗員がヘッドランプのスイッチをON操作すると、このヘッドランプと共にLED42に電力を供給して発光部46から発光させるようになっている。
【0036】
さらに、レンズホルダ30の上方にはレンズ50が配置されている。レンズ50は、無色透明のポリカーボネイトより成り、図6及び図7に示される如く形成されている。
【0037】
すなわち、レンズ50の下部は、外径がレンズホルダ30のLED室34の内径と略同径で、長さがLED室34の深さからLED42の高さ(本体部44の高さに発光部46の高さを加えた高さ)を差し引いた寸法より若干短い円柱状の小径レンズ部52とされている。この小径レンズ部52の外周面には、長手方向に沿ってLED室34の溝40に対応した突起54が形成されている。
【0038】
また、レンズ50の中間部は、小径レンズ部52と同軸的でかつこれより大径の円柱を上方へ向けて若干窄めた形状の大径レンズ部56とされている。この大径レンズ部56の外周の曲面は、レンズホルダ30の外周の曲面と連続的な曲面となるように形成されている。
【0039】
以上の小径レンズ部52と大径レンズ部56とは、本発明における「レンズ部」に相当し、レンズ50の下端面(小径レンズ部52の下端面)から入射された光を、その軸線方向に案内するようになっている。すなわち、透明なポリカーボネイトより成る小径レンズ部52及び大径レンズ部56の外周面からは、上記入射された光が直接的に出て行くことはない構成である。
【0040】
さらに、レンズ50の上部は、傾斜部58とされている。傾斜部58は、大径レンズ部56上端面の直径方向を長手方向とし正面視における断面外縁が略放物線状の曲線に沿った形状の突起を、この突起中央で高さ方向の略中間部を通りレンズ50の軸線方向に対して略45°傾斜された平面に沿って切り取った形状とされている。これにより、傾斜部58の外面には、反射部(先端面)としての傾斜面60と、上記突起の正面側端面である出口部としての出口面62と、傾斜面60と出口面62とを結ぶ湾曲面64とが形成され、傾斜面60は空気との境界面においてレンズ50の軸線方向から入射された光を全反射可能となっている。なお、この傾斜面60は粗面とされて(シボが施されて)おり、また、出口面62は大径レンズ部56の外周の曲面と連続的な曲面とされている。
【0041】
この傾斜部58の湾曲面64両側部の大径レンズ部56上端面には、一対の接続突起66、68が形成されている。これらの接続突起66、68は、それぞれ側面視でレンズ50の軸線に対して略左右対称で、傾斜部58より十分小さい略直方体状とされ、後述するキャップ70との接着用とされている。
【0042】
このレンズ50は、大径レンズ部56の下端面がレンズホルダ30の上端面と当接されると共に、小径レンズ部52及び突起54がそれぞれレンズホルダ30のLED室34及び溝40に挿入され軸線回りの回り止めされた状態で、接着等によりレンズホルダ30に固定されている。これにより、レンズ50はLED42の発光部46直上に配置されると共にレンズホルダ30の外周面と大径レンズ部56の外周面とが連続的な曲面を形成する構成である。
【0043】
一方、レンズ50の上方には、被覆部材としてのレンズヘッド70が配置されている。レンズヘッド70は、着色透明(例えば、透明青)のポリカーボネイトより成り、図8及び図9に示される如く、外形が全体としてレンズ50の大径レンズ部56の外周曲面から連続する略流線型状に形成されると共に頂部を除く外周面には装飾用の複数のリング部72が形成されている。このリング部72の外周面は、上記の略流線型状の曲面に沿っている。
【0044】
このレンズヘッド70の内部には、下端部において開口されると共に最大径がレンズ50の傾斜部58の幅に接続突起66、68の幅を加えた寸法と略同寸法となる略流線型状の開放空間が形成され、空気室74とされている(図8(C)、及び図9(A)、図9(B)参照)。
【0045】
また、レンズへッド70の正面側の下端部からは、レンズ50の出口面62近傍の湾曲面64に対応した第1切欠き部76が形成され、空気室74と連通されている。この第1切欠き部76近傍のレンズへッド70外面では、切欠かれたリング部72の外周面を上記の略流線型状の面に沿って互いに結ぶ装飾面78が形成されている。一方、空気室74の背面部下端には、レンズ50の傾斜面60下端部近傍の湾曲面64に対応した第2切欠き部80が形成されている。
【0046】
さらに、第1切欠き部76上方の空気室74内壁面には、レンズ50の傾斜面60上端部近傍の形状(角度)に対応して形成され所定の深さ(図9(B)に示す深さDで、例えば、2mm)を有する第1空気溝82が設けられている。一方、第2切欠き部80上方の空気室74内壁面には、レンズ50の傾斜面60下端部近傍の形状(角度)に対応して形成され第1空気溝82と同じ深さを有する第2空気溝84が設けられている。これにより、この第2空気溝84の上下端と第1空気溝82の上下端とをそれぞれ結ぶ各仮想直線が、それぞれレンズヘッド70の軸線に対して略45°傾斜された平行線となる構成である。さらにまた、空気室74の両側方の内壁面下端には、レンズ50の接続突起66、68に対応した接続溝86、88が互いに対向して設けられている。
【0047】
このレンズヘッド70は、図3及び図4に示される如く、レンズ50の湾曲面64が第1切欠き部76及び第2切欠き部80に挿入当接されると共に接続突起66、68が接続溝86、88に挿入された状態で、接続突起66、68と接続溝84、86との接着によりレンズ50上に固定保持されている。この状態では、レンズ50の大径レンズ部56上端面がレンズヘッド70の下端面と当接すると共に、レンズ50の出口面62がレンズヘッド70の装飾面78と連続的な曲面を形成するように第1切欠き部76から外部へ露出されている(図4参照)。すなわち、レンズホルダ30、レンズ50の大径レンズ部56及び出口面62、レンズヘッド70の各外周面は、組付状態において連続的かつ一体的な曲面を形成している(レンズヘッド70の各リング部72間の溝部を除く)。
【0048】
また、この状態では、レンズ50の傾斜面60の上方には、空気室74、第1空気溝82、第2空気溝84によって空気層が形成されている。この空気層は、傾斜面60の全面に亘って上記の第2空気溝84の上下端と第1空気溝82の上下端とをそれぞれ結ぶ互いに平行な仮想直線の間隔(すなわち、図9(B)の深さD)以上の厚さとなっている。これにより、上記の通り、傾斜面60は全面に亘って空気層との境界面においてレンズ50の軸線方向から入射された光を全反射可能となっている。
【0049】
このフェンダポール10は、車両のフロントバンパの助手席側コーナ部に取り付けられた状態で、少なくともレンズ50の上部より上方部分が車両の運転席に着座した乗員(以下、運転者という)により目視可能となるように、車種または仕様に応じて全体の長さが決められている。また、この状態では、フェンダポール10は、レンズ50の出口面62が車両の運転席(すなわち、運転者)側へ向けられている。
【0050】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0051】
上記構成のフェンダポール10では、車両の運転時に必要に応じて運転者によってその先端部が目視される。これにより、運転者は、フェンダポール10が取り付けられ、直接的には目視することができない車両のフロントバンパの助手席側コーナ部の位置を把握することができ、他との衝突や接触が回避される。
【0052】
また、夜間またはトンネルや地下駐車場内等において、運転者がヘッドランプのスイッチをON操作すると、これに連動して制御回路が配線48を介してLED42に電力を供給する。LED42に電力が供給されると、LED42の発光部46が発光し、この光がレンズ50の小径レンズ部52下端部からレンズ50に入射される。
【0053】
レンズ50に入射された光は、小径レンズ部52及び大径レンズ部56によってレンズ50の軸線方向に案内され、その一部が傾斜部58の傾斜面60に到達する。傾斜面60に到達した光は、図3(A)及び図3(C)に矢示される如く、傾斜面60と空気層との境界面において全反射され、レンズ50の出口面62から外部に出る。すなわち、フェンダポール10の先端部が点灯する。これにより、夜間またはトンネルや地下駐車場内等においても、運転者は車両のフロントバンパの助手席側コーナ部の位置を把握することができる。一方、傾斜面60に到達しない残余の光は、着色透明のレンズヘッド70を通って外部に出るため着色光となり、装飾作用や歩行者等への注意喚起作用を果たす。
【0054】
ここで、レンズ50の出口面62が運転者の方向に向けて配置されているため、出口面62からレンズ50の外部へ出た光は、運転席に着座した運転者の方向へ集中的に照射される。これにより、従来の如く全周方向へ光を照射する構成と比較して、同じLED42の発光量で運転者方向へ照射される光が大幅に増加される。このため、LED42による発光量を増加させることなく、またはLED42を大型化することなく運転者に到達する光量のみを増加させることができ、運転者によるフェンダポール10の先端部の視認性が向上する。
【0055】
また、LED42を大型化する必要がないためフェンダポール10の設計自由度は維持され、その意匠性に悪影響を与えることもない。
【0056】
このように、上記構成のフェンダポール10では、LED42の発光容量の増大及び意匠性の悪化を防止でき、かつ運転者による視認性を向上できる。
【0057】
またここで、反射部としての傾斜面60がレンズ50に一体に形成されているため、光を運転者側へ反射させるための別部材を設ける必要がない。このため、フェンダポール10は、部品点数が増加することなく構造が簡単で組付工数も削減される。
【0058】
また、傾斜面60はシボが施されて粗面とされているため、傾斜面60で反射され運転者方向に照射される光がソフトな光となり、防眩作用が得られる。このため、運転者による視認性を確保しつつ、フェンダポール10先端部の点灯による運転への障害を排除できる。
【0059】
さらに、レンズ50の上方をレンズヘッド70にて被覆しているため、フェンダポール10先端部の形状がレンズ50の傾斜部58(傾斜面60)の形状に依存することがなくなり、フェンダポール10の意匠性が向上する。また、レンズ50の出口面62がレンズヘッドの外周面に沿って露出されているため、レンズ50とレンズヘッド70との外観上の一体感が得られ、フェンダポール10の意匠性が一層向上する。特に、上記構成のフェンダポール10では、レンズホルダ30からレンズ50の大径レンズ部56にかけての外面形状(曲面)も一体感を有するように連続的に形成されているため、一層好適である。
【0060】
次に、本実施の形態の第1の変形例について図10に基づいて説明する。なお、上記実施の形態と基本的に同一の部品または部分については上記実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0061】
図10に示される如く、レンズ90の出口面92は、レンズヘッド94にて被覆されている。すなわち、レンズ90の傾斜部96は、大径レンズ部56の上端部外周面より径方向内側に出口面92が形成されており、出口面92と大径レンズ部56の上端部外周面との間には段部98を有している。一方、レンズヘッド94は、レンズヘッド70が有する第1切欠き部76(第1空気溝82)を有さず、開口端が段部98と当接した状態で空気室74の内周面が出口面92と隙間なく接触されるように形成されている。また、レンズヘッド94(空気室74の内周面)の出口面92と接触する部分の外周面は、大径レンズ部56の曲面と連続的な曲面を形成しており、リング部72は設けられていない。さらに、レンズ90は無色透明のポリカーボネイトより成ると共にレンズヘッド94は着色透明のポリカーボネイトより成り、それぞれの屈折率はほぼ同じとなっている。
【0062】
この構成によっても、図10に矢示される如く、LED42が発光しレンズ90の小径レンズ部52及び大径レンズ部56によってその軸線方向に案内された光を傾斜面60と空気層との境界面で全反射させることができ、運転者によるフェンダポール10の先端部の視認性が向上する。なお、この場合、運転者方向へ照射される光は、レンズヘッド94による着色光となる。
【0063】
さらに、本実施の形態の第2の変形例について図11に基づいて説明する。なお、上記実施の形態と基本的に同一の部品または部分については上記実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0064】
図11には、第2の変形例に係るレンズ100が示されている。レンズ100は、第1傾斜部102及び第2傾斜部104を有している。第1傾斜部102はレンズ50の傾斜部58を長手方向にそって2分割した一方の形状とされており、その外面には、傾斜面106、出口面108、湾曲面110、及び側平面112が形成されている。一方、第2傾斜部104は第1傾斜部102をレンズ100の軸線回りに180°回転させた形状とされており、その外面には、傾斜面114、出口面116、湾曲面118、及び側平面120が形成されている。
【0065】
これらの第1傾斜部102と第2傾斜部104とは、大径レンズ部56上端面の直径方向に沿って互いの側平面112、120を境界面として接した状態で配置されており、それぞれの出口面108、116が平面視で反対方向に向けられている。このレンズ100は、第1傾斜部102の出口面106が運転者の方向を向くように配置されるようになっている。
【0066】
この構成によれば、LED42が発光しレンズ90の小径レンズ部52及び大径レンズ部56によってその軸線方向に案内された光は、傾斜面106と空気層との境界面で全反射されて出口面108からレンズ100外へ出ると共に、傾斜面114と空気層との境界面で全反射されて出口面116からレンズ100外へ出る。すなわち、出口面108から出た光が運転者方向へ照射されると共に、出口面116から出た光は運転者とは反対方向に照射される。
【0067】
これにより、LED42の発光量を増加させることなく運転者による視認性を向上できると共に、運転者とは反対方向に照射される光によって歩行者等への注意喚起作用や装飾作用が果たされる。なお、この構成においても上記第1の変形例に示される如く、出口面108及び出口面116の一方または双方を着色透明レンズヘッドにて被覆しても良いことは言うまでもない。
【0068】
なお、上記の実施の形態及び各変形例では、傾斜面60、106、114が空気層との境界面で光を全反射させる好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、傾斜面60等にアルミニウム等の鏡面部材を貼付、メッキ、蒸着等により配置し、この鏡面にて光を反射させる構成としても良い。また、このような鏡面部材は、傾斜部58を有さないレンズ50等の上方に別部材として配置しても良い。さらに、これらの場合、鏡面部材(または傾斜面60等)のレンズ50等の軸線方向に対する傾斜角度が略45°に限定されることはない。
【0069】
また、上記の実施の形態及び各変形例では、傾斜面60、106、114のレンズ50、100の軸線に対する傾斜角が略45°である構成としたが、本発明はこれに限定されず、この傾斜角はレンズ50等の軸線方向に案内された光を全反射可能な角度であれば良い。すなわち、この傾斜角は、レンズ50等の材質(屈折率)やフェンダポール10の先端に対する運転者の視線方向等に応じて適宜設定すれば良い。
【0070】
さらに、上記の実施の形態及び各変形例では、レンズ50、90、100の上部をレンズヘッド70、94で被覆する好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、レンズヘッド70等を備えない構成としても良い。この場合、レンズ50等の上端面の全体を傾斜面60や傾斜面106、114としても良い。また、レンズヘッド70等は、着色透明である構成に限定されることはなく、無色透明や不透明であっても良いことは言うまでもない。また、上記の如く鏡面部材を備えた構成(全反射を利用しない構成)においては、レンズヘッド70等がレンズ50の傾斜面60等との間に空気層を形成するための空気室74や第1空気溝82、第2空気溝84を有さない構成としても良い。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るフェンダポールは、光源の発光容量の増大及び意匠性の悪化を防止でき、かつ車両乗員による視認性を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフェンダポールの全体構成を示す正面図である。
【図2】図1の2-2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るフェンダポールの先端部を示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るフェンダポールの先端部を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るフェンダポールを構成するレンズホルダを示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面断面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るフェンダポールを構成するレンズを示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は側面図、(E)は背面図である。
【図7】図6(B)の7-7線に沿った断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るフェンダポールを構成するレンズヘッドを示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は側面図である。
【図9】(A)は図8(A)のA-A線に沿った断面図、(B)は図8(A)のB-B線に沿った断面図である。
【図10】第1の変形例に係るフェンダポールの先端部を示す断面図である。
【図11】第2の変形例に係るフェンダポールを構成するレンズを示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図12】従来のフェンダポールを示す図であって、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
10 フェンダポール
30 レンズホルダ(筒状部材)
42 LED(光源)
52 小径レンズ部(レンズ部)
56 大径レンズ部(レンズ部)
60 傾斜面(反射部、先端面)
62 出口面(出口部)
70 レンズヘッド(被覆部材)
94 レンズヘッド(被覆部材)
106、114 傾斜面(反射部、先端面)

Claims (5)

  1. 一端部から入射された光を内部において軸線方向に案内するレンズ部の他端部に設けられ、前記光の少なくとも一部を所定の方向へ反射させる反射部を備えたフェンダポールであって、
    前記反射部は、
    前記レンズ部の上部から部分的に上方に突出された突起に形成され、前記レンズ部の軸線方向から入射された前記光を前記所定の方向に反射させる傾斜面とされており、
    前記レンズ部における前記突起の廻りの段部に下端部が突き当てられた透明又は着色透明の被覆部材によって被覆されている、
    ことを特徴とするフェンダポール
  2. 車両の前端角部から上方へ向けて立設された筒状部材と、前記筒状部材の内部に配置された光源と、前記筒状部材の上端部に同軸的に配置され前記光源が発光した光を内部において軸線方向に案内するレンズ部とを有し、車両乗員が目視して前記角部の位置を認識するための先端部が点灯可能なフェンダポールであって、
    前記レンズ部の上端部に設けられ、前記レンズ部に案内された光の少なくとも一部を前記車両乗員側へ向けて反射させる反射部を備え
    前記反射部は、
    前記レンズ部の上部から部分的に上方に突出された突起に形成され、前記レンズ部の軸線方向から入射された前記光を前記車両乗員側へ向けて反射させる傾斜面とされており、
    前記レンズ部における前記突起の廻りの段部に下端部が突き当てられた透明又は着色透明の被覆部材によって被覆されている、
    ことを特徴とするフェンダポール。
  3. 前記反射部を、前記レンズ部から入射された記光を空気との境界面において全反射可能に傾斜された前記傾斜面として形成し、かつ、前記被覆部材と非接触となるように該被覆部材にて被覆させた、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のフェンダポール。
  4. 前記先端面を粗面とした、ことを特徴とする請求項3記載のフェンダポール。
  5. 記レンズ部における前記反射部によって反射された光の出口部を前記被覆部材の外周面に沿って露出させた、ことを特徴とする請求項3または請求項4記載のフェンダポール。
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