JP5156554B2 - 開閉扉付き電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッタ装置を具えた液晶プロジェクタ等の開閉扉付き電子機器に関する。
従来から、スクリーンに映像を投射する液晶プロジェクタにおいて、映像投射用の光源を点灯したまま、スクリーンへの映像投射を一時的に中断したいというニーズがある。例えば、下掲の特許文献1に開示されている液晶プロジェクタにおいては、複数のシャッタ部から構成されるシャッタ装置が、色合成プリズム等を具えた光学装置と光源との間に配置されており、複数のシャッタ部を回動させることによってシャッタを閉じ、光の通過を一時的に遮断することを可能にしている。
しかし、特許文献1に開示されている液晶プロジェクタでは、複数のシャッタ部を回動させる必要があるため、シャッタ装置の構造が複雑である。そこで、図18に示されるシャッタ装置100が考えられている。該シャッタ装置100は、光を遮断するための一対の扉101,102が設けられており、該一対の扉101,102が上下に両開きとなるように構成されている。具体的には、シャッタ装置100は、一対の扉101,102の他に、モータ103と、アーム部104と、モータ103の回転をアーム部104に伝達するギア105と、これらの部品を設置するための設置台106とを具える。設置台106には、光が通過する開口部107が形成されている。
一対の扉101,102は、開口部107の上下に一枚ずつ配備されており、設置台106の表面に沿ってスライド可能である。具体的には、一対の扉101,102は、開口部107の両側にスライド可能に配備されている一対のスライド板108,109に固定されており、スライド板108,109が上下にスライドすることにより、一対の扉101,102も上下に移動(スライド)する。
アーム部104は、設置台106に対して回転自在に支持されている。具体的には、アーム部104の中央部110が設置台106に支持されている。そして、アーム部104の支点111が、扉101,102の幅方向における中心線119上に位置するように、アーム部104は配置されている。これにより、アーム部104の両端部112,113は、支点111回りに移動することが可能となっている。具体的には、一方の端部112(又は113)が支点111回りを上側に向かって移動する一方で、他方の端部113(又は112)が支点111回りを下側に向かって移動する。尚、アーム部104の回動は、モータ103の回転がギア105を介してアーム部104に伝達されることにより実行される。
又、アーム部104の両端部112,113はそれぞれ、一対のスライド板108,109に係合されている。そして、シャッタ装置100に設けられた突起121,122を、スライド板108,109に形成された溝123,124に係合させることにより、スライド板108,109は、上下に真っ直ぐ移動するようにガイドされている。よって、アーム部104を支点111回りに回動させることにより、アーム部104の一方の端部112と係合しているスライド板108は下側に向かってスライドすると共に、アーム部104の他方の端部113と係合しているスライド板109は上側に向かってスライドする。これにより、扉101が下側に移動すると共に、扉102が上側に移動する。よって、開口部107は一対の扉101,102で閉じられ、光源からの光が遮断される。
一方、モータ103によってアーム部104を支点111回りに逆回動させることにより、図18に示されるように、アーム部104の一方の端部112と係合しているスライド板108は上側に向かってスライドする共に、アーム部104の他方の端部113と係合しているスライド板109は下側に向かってスライドする。これにより、扉101が上側に移動すると共に、扉102が下側に移動する。よって、開口部107は開かれ、光源からの光が開口部107を通過する。
特開2006−91588号公報
しかし、一対の扉101,102を具えたシャッタ装置100であっても、構成が複雑であり、扉101,102の開閉を円滑に行うためには高い精度が必要である。このため、シャッタ装置100の製造コストが高くなっていた。又、シャッタ装置100では、一対の扉101,102とアーム部104とが同じ設置台106に配備されているため、一対の扉101,102とアーム部104とを、互いに干渉することがないように配置する必要があり、シャッタ装置100が大型化していた。
そこで、シャッタ装置を小型化すべく、次のような構成が考えられる。すなわち、シャッタ装置には扉が一枚だけ配備され、アーム部104の一方の端部112だけが該扉に係合されると共に、他方の端部113が設置台106に回動自在に支持された構成が考えられる。しかし、かかる構成では、アーム部の一方の端部にだけ扉が係合されているので、外力が加わることによって該一方の端部には大きなトルクが生じ易く、操作者の意図に反して扉が開閉してしまう虞がある。
本発明の目的は、開閉扉付き電子機器のシャッタ装置において、外力が原因となって、操作者の意図に反して扉が開閉することを防止することである。
本発明に係る開閉扉付き電子機器は、開口部(11)が形成された機器本体(1)と、該開口部を開閉することが可能なシャッタ装置(2)とを具え、該シャッタ装置は、前記開口部を閉じた閉じ位置と前記開口部を開いた開き位置との間で往復移動可能な扉(21)と、前記機器本体に揺動自在に支持されて先端部(222)が前記扉に係合するアーム部(22)と、該アーム部を駆動して前記扉を開閉させるためのモータ(23)と、該モータの動作を制御する制御部(28)とを具え、該制御部は、前記モータを電動機と発電機の何れか一方の機能に切り替えて動作させることが可能である。かかる開閉扉付き電子機器において、前記シャッタ装置のアーム部には、前記扉が開き位置に設置された状態で該アーム部を軟係止すると共に、前記扉が閉じ位置に設置された状態で該アーム部を軟係止する軟係止機構が連繋している。そして、前記制御部は、前記扉を開閉させる過程では前記モータを電動機として機能させる一方、前記扉が開き位置又は閉じ位置で軟係止された状態では前記モータを発電機として機能させる。
具体的には、前記軟係止機構は、前記アーム部(22)の支持軸(276)の軸方向の移動が可能であると共に該支持軸の軸回りの回転が阻止された部品(271)と、前記部品をアーム部に向かって付勢するバネ部材(272)と、前記部品又は前記アーム部の何れか一方に突設された凸部(273)と、他方に開設された一対の凹部(274,275)とによって構成されている。そして、前記一対の凹部のうち一方の凹部(274)は、前記開き位置で前記部品の凸部を軟係止し、他方の凹部(275)は、前記閉じ位置で前記部品の凸部を軟係止する。
上記電子機器によれば、開き位置において軟係止機構がアーム部を軟係止することにより、扉に対して閉じる方向に外力が加わった場合でも、扉は開き位置に留まろうとする。同様に、閉じ位置において軟係止機構がアーム部を軟係止することにより、扉に対して開く方向に外力が加わった場合でも、扉は閉じ位置に留まろうとする。しかも、開き位置及び閉じ位置おいてモータを発電機として機能させることによって、開き位置又は閉じ位置で軟係止された状態からの扉の移動が、モータによって阻止される(ブレーキモード制御)。よって、操作者の意図に反して、扉が開き位置又は閉じ位置から簡単にずれてしまうことがない。
上記開閉扉付き電子機器の具体的な態様において、前記制御部(28)は、検知手段と復帰手段(281)とを具える。前記検知手段は、前記扉(21)を前記開き位置又は閉じ位置に保持すべき場合に、前記扉が前記開き位置又は閉じ位置からずれたことを検知する。前記復帰手段は、前記検知手段によってずれが検知された場合に、前記モータ(23)を電動機として機能させることにより、前記扉を元の位置に復帰させる。
具体的には、前記検知手段は、前記扉(21)が前記開き位置に移動することによってオフ状態からオン状態へ切り替えられる第1リミットスイッチ(282)と、前記扉が前記閉じ位置に移動することによってオフ状態からオン状態へ切り替えられる第2リミットスイッチ(283)とから構成されている。そして、前記検知手段は、前記扉を前記開き位置又は閉じ位置に保持すべき場合に、前記第1又は第2リミットスイッチがオン状態からオフ状態に切り替わったことを検出することにより、前記扉が前記開き位置又は閉じ位置からずれたことを検知する。
上記具体的な態様によれば、外力が加わることにより、軟係止機構による係止力及びモータによる移動阻止力に抗して軟係止が解除され、扉が開き位置又は閉じ位置からずれた場合であっても、扉は元に位置に戻されて、再び開き位置又は閉じ位置に保持される。
上記開閉扉付き電子機器の他の具体的な態様において、前記シャッタ装置(2)は、表面(24a)に前記アーム部(22)及びモータ(23)が配備されると共に背面(24b)に前記扉(21)が配備された設置台(24)を更に具える。前記扉は、前記設置台の背面に沿ってスライド可能である。前記アーム部は、前記開き位置において前記扉と重なるように配置され、該アーム部の基端部(221)が、前記扉の幅方向における中心線(91)よりも該扉の一方の側端部(211)側の位置にて、前記設置台の表面に対して回動自在に支持されると共に、先端部(222)が、前記設置台を介在させずに前記扉の他方の側端部(212)に係合している。そして、前記モータの駆動によって、前記アーム部が前記基端部を支点として揺動することにより、前記扉が設置台の背面に沿ってスライドする。
上記具体的な態様によれば、アーム部の基端部(支点)から、扉に係合された先端部(力点)までの距離を、シャッタ装置の幅の1/2倍よりも長くすることができるので、アーム部の長さがシャッタ装置の幅の1/2倍である従来のシャッタ装置に比べて、シャッタ装置の幅に対するアーム部の長さの割合を大きくすることができる。又、アーム部の支点の位置によっては、アーム部の長さをシャッタ装置の幅と同等の長さまで長くすることができる。このため、同じ回転角に対するアーム部の先端部のストロークが、従来のシャッタ装置よりも長くなる。よって、スライド方向における扉の移動距離を従来のシャッタ装置よりも長くすることができ、以って開口部の開閉を一枚の扉で実行することが可能になる。しかも、構成が簡易であるので、扉の開閉を円滑に行うことができる。
かかる開閉扉付き電子機器においては、扉が一枚であるので扉の重さは従来の両開きの扉の1枚分の重さよりも大きく、またアーム部が従来のシャッタ装置のアーム部よりも長い。更には、アーム部の一方の端部(先端部)にだけ扉が係合されている。従って、外力が加わることによってアーム部の先端部には大きなトルクが生じ易い。しかし、上記開閉扉付き電子機器によれば、外力が加わった場合であっても、扉を閉じ位置又は開き位置に保持することが可能である。
本発明によれば、外力が原因となって、操作者の意図に反して扉が開閉することを防止することができる。
以下、本発明を液晶プロジェクタに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
1.液晶プロジェクタ
本発明の実施の形態に係る液晶プロジェクタは、図1に示される様に扁平した略直方体形状の外観を有し、図2及び図3に示される様に機器本体1とシャッタ装置2とを具える。
機器本体1は、図2及び図3に示される様に、カラー映像を生成するための光学装置3と、光学装置3を格納するためのケース4とから構成されている。又、ケース4の内部には、光源と、該光源から発せられた白色光を3原色の光(赤色光、緑色光、青色光)に分光する分光装置とが配備されている(図示せず)。
ケース4は、図1に示される様に、ケース本体41と蓋体42から構成されている。ケース本体41には、図2に示される様に、正面41aと上面41bに跨って貫通孔411が開設されている。蓋体42は、ケース本体41に対して着脱可能であり、ケース本体41への取り付け状態(図1)において、貫通孔411のうち、正面41aに位置する一部分412を円形状に開口させたまま、残りの部分を塞ぐ。尚、貫通孔411のうち蓋体42で塞がれる部分は、操作者が該部分からケース本体41内に手を入れることにより、後述するシャッタ装置2に手が届くように開設されている。
光学装置3は、図4乃至図6に示される様に赤色映像生成部31、緑色映像生成部32、青色映像生成部33、色合成プリズム34、及び投射レンズ35を具え、上記分光装置で得られた3原色の光を用いてカラー映像を生成する。
具体的には、赤色映像生成部31、緑色映像生成部32、及び青色映像生成部33はいずれも液晶パネルを内蔵している。赤色映像生成部31は、分光装置から入射される赤色光を用いて、カラー映像のうち赤色に関する部分(赤色映像)を生成する。緑色映像生成部32は、分光装置から入射される緑色光を用いて、カラー映像のうち緑色に関する部分(緑色映像)を生成する。青色映像生成部33は、分光装置から入射される青色光を用いて、カラー映像のうち青色に関する部分(青色映像)を生成する。赤色映像生成部31、緑色映像生成部32、及び青色映像生成部33によって生成された各映像は、色合成プリズム34に入射される。
色合成プリズム34は、入射された3色の映像を合成することによって、1つのカラー映像を生成する。色合成プリズム34で合成されたカラー映像は、投射レンズ32に向けて発せられる。本実施の形態に係る液晶プロジェクタでは、色合成プリズム34と投射レンズ35との間の位置に開口部11(図7参照)が配備されており、色合成プリズム34から発せられたカラー映像は、開口部11を通って投射レンズ35に入射する。尚、開口部11は、図7に示される様に、後述するシャッタ装置2の設置台24と一体に形成されており、設置台24を介して機器本体1(ケース本体41)に固定されている。よって、開口部11は機器本体1に形成されていると把握することができる。
投射レンズ32は、図1に示される様に貫通孔411の一部分412を貫通した状態で配備されており、色合成プリズム34で生成されたカラー映像を拡大して、液晶プロジェクタの前方に設置されたスクリーンに投射する。
シャッタ装置2は、図4乃至図6に示される様に、色合成プリズム34と投射レンズ35との間に配置されており、開口部11を開閉することによって、カラー映像を一時的に遮断することが可能である。すなわち、シャッタ装置2は、色合成プリズム34から投射レンズ35へ向けて発せられたカラー映像を一時的に遮断することにより、光源を点灯したまま、スクリーンへの映像投射を一時的に中断することができる。以下、シャッタ装置2の具体的な構成及び制御について説明する。
2.シャッタ装置の構成
シャッタ装置2は、図7乃至図9に示される様に、扉21、アーム部22、モータ23、設置台24、カバー部材25、及びギア26を具える。アーム部22及びモータ23は、設置台24の表面24aに配備されており、扉21は、設置台24の背面24bに配備されている。尚、設置台24は、ケース本体41に固定される(図示せず)。
扉21は、図8及び図9に示される様に、設置台24の背面24bに沿って上下にスライド可能であり、開口部11を開閉することによってカラー映像を一時的に遮断する。すなわち、扉21は、開口部11を閉じた閉じ位置と開口部11を開いた開き位置との間で往復移動可能である。尚、設置台24の背面24bは、図8に示される様にカバー部材25によって覆われており、扉21は、設置台24とカバー部材25との隙間をスライドする。
カバー部材25には、図9に示される様に、扉21のスライド方向90の移動を案内するガイド251,252が形成されている。これにより、扉21は、ガイド251,252の案内に従ってスライド方向90に沿って直線上を移動する。
アーム部22は、設置台24の表面24aに回動自在に支持されている。具体的には、アーム部22の基端部221は、図7及び図9に示される様に、扉21の幅方向における中心線91よりも扉21の一方の側端部211側の位置で、かつ開口部11に近い位置にて、設置台24の表面24aに回動自在に支持されている。又、アーム部22の長さLは、図9に示される様に扉21の幅Wと同程度である。尚、上記中心線91は、扉21についての中心線、或いはシャッタ装置2についての中心線である。
これにより、アーム部22を、基端部221を支点として設置台24の表面24aに沿って揺動させることが可能となる。又、アーム部22の先端部222を、中心線91よりも他方の側端部212側に配置されている開口部11近傍の位置R1及び設置台24の上端24a近傍の位置R2の間で、支点回りの軌道に沿って往復移動させることが可能となる。尚、支点回りのアーム部22の回動は、モータ23の回転がギア26を介して基端部221に伝達されることにより実行される。
設置台24の縁24bは、支点(基端部221)回りの先端部222の軌道に沿って円弧状に延びている。そして、先端部222は、設置台24の縁24bの外側の位置において、扉21の他方の側端部212に係合している。すなわち、アーム部22の先端部222は、設置台24を介在させずに扉21の他方の側端部212に係合している。
具体的には、アーム部22の先端部222と扉の他方の側端部212には、図7に示される様に(又は図10参照)、突起部223と、突起部223が摺動可能に係合された係合溝213とから構成された係合機構が配備されている。具体的には、突起部223はアーム部22の先端部222に配備され、係合溝213は扉21の他方の側端部212に配備されている。そして、係合溝213は、扉のスライド方向90に対して垂直に延びている。
上述した扉21とアーム部22の構成によれば、図7(又は図9)に示される様に、アーム部22を支点回り回動させて先端部222を位置R1に移動させることにより、扉21は開口部11の方へスライドする。このとき、突起部223は、図7に示される様に、係合溝213の端213a,213bのうち、中心線91から遠い方の端213aに向かって摺動する。よって、扉21は、ガイド251,252の案内に従ってスライド方向90に真っ直ぐ移動することができる。これにより、開口部11は扉21によって閉じられる。
他方、図10(又は図11)に示される様に、アーム部22を支点回り回動させて先端部222を位置R2に移動させることにより、扉21は、設置台24の背面24bと重なる位置、換言すればアーム部22と重なる位置にスライドする。このとき、突起部223は、図10に示される様に、中心線91に近い方の端213bに向かって摺動する。よって、扉21は、ガイド251,252の案内に従ってスライド方向90に真っ直ぐ移動することができる。これにより、開口部11は開かれる。
アーム部22には、図12に示される様に先端部222が位置R2に設置された状態、すなわち扉21が開き位置に設置された状態(図10参照)でアーム部22を軟係止すると共に、図14に示される様に先端部222が位置R1に設置された状態、すなわち扉21が閉じ位置に設置された状態(図7参照)でアーム部22を軟係止する軟係止機構が連繋している。
軟係止機構は、図12及び図14に示される様に、クリックプレート271、バネ部材272、凸部273、及び一対の凹部274,275によって構成されている。クリックプレート271は、アーム部22を支持する支持軸276の軸方向の移動が可能であると共に、支持軸276の軸回りの回転が阻止されている。具体的には、クリックプレート271には、支持軸276が貫通する貫通孔271aが形成されている。そして、クリックプレート271の支持軸276の軸回りの回転を阻止すべく、支持軸276の側面276aには、平面領域276bが形成され、クリックプレート271の貫通孔271aは、支持軸276の軸回りにおいて側面276aに沿うように形成されている。
バネ部材272はコイル状の圧縮バネであり、クリックプレート271とスペーサ277によって挟まれて圧縮された状態で、支持軸276に嵌挿される。そして、バネ部材272の圧縮状態を維持すべく、スペーサ277に対してバネ部材272とは反対側の位置に、留め部材278が支持軸276に取り付けられる。これにより、クリックプレート271は、バネ部材272によって、アーム部22に向けて付勢されることとなる。
凸部273は、図13に示される様に、アーム部22側の表面271bに突設されている。一対の凹部274,275は、アーム部22のクリックプレート271側の表面22aに開設されている。具体的には、一対の凹部274,275のうち、一方の凹部274は、図12に示される様に、扉21が開き位置に設置されたときに凸部273が軟係止する位置に配置されている。又、他方の凹部275は、図14に示される様に、扉21が閉じ位置に設置されたときに凸部273が軟係止するように配置されている。
上述したようにアーム部22に軟係止機構を連繋させることにより、開口部11が閉じた閉じ位置において、軟係止機構の凸部273が凹部275に軟係止するので(図14)、すなわち閉じ位置において軟係止機構がアーム部22を軟係止するので、扉21に対して開く方向に外力が加わった場合でも、扉21は閉じ位置に留まろうとする。又、開口部11が開いた開き位置において、軟係止機構の凸部273が凹部274に軟係止するので(図12)、すなわち開き位置において軟係止機構がアーム部22を軟係止するので、扉21に対して閉じる方向に外力が加わった場合でも、扉21は開き位置に留まろうとする。
上述した液晶プロジェクタによれば、アーム部22の基端部221(支点)から、扉21に係合された先端部222(力点)までの距離、すなわちアーム部22の長さLを、シャッタ装置2の幅Wの1/2倍よりも長くすることができるので、アーム部の長さがシャッタ装置100の幅の1/2倍である従来のシャッタ装置(図18)に比べて、シャッタ装置の幅に対するアーム部の長さの割合を大きくすることができる。このため、同じ幅のシャッタ装置であれば、同じ回転角に対するアーム部22の先端部222のストロークを、従来のシャッタ装置よりも長くすることができる。
よって、スライド方向90における扉21の移動距離が、従来のシャッタ装置に比べて長くなり、以って開口部11の開閉を、本実施の形態に係る液晶プロジェクタの様に一枚の扉21で実行することが可能になる。一枚の扉21で構成されたシャッタ装置2であれば、例えば液晶プロジェクタ内において開口部11の片側にしか扉21の収納スペースがないような場合にも適用することできる。しかも、シャッタ装置2の構成が簡易であるので、扉21の開閉を円滑に行うことができる。
更には、アーム部22は設置台24の表面24aに配備され、扉21は背面24bに配備されているので、扉21の開閉動作において、扉21とアーム部22が干渉することがない。よって、シャッタ装置2は破損しにくい。又、アーム部22と扉21は、開口部11が開いた開き位置において互いに重なるように配置されているので(図10及び図11参照)、シャッタ装置2が小型化され、以って液晶プロジェクタを小型化することができる。
しかも、上述したように扉21とアーム部22は係合機構(突起部223と係合溝213)によって係合されているので、扉21をスライド方向90に沿って真っ直ぐに安定して移動させることが可能である。
又、上述した液晶プロジェクタによれば、モータ23の故障時に手動でアーム部22を回動させる場合であっても、アーム部22の基端部221(支点)から先端部222(力点)までの距離が長いので、アーム部22の回動に必要なトルクを、小さな操作力で発生させることができる。よって、手動での扉21の開閉が容易に行える。
そこで、本実施の形態に係る液晶プロジェクタでは、図7に示される様に、アーム22の先端部222につまみ224が形成されている。これにより、手動によるアーム部22の操作が容易となる。又、操作者に、該操作を行う際の把持位置を認識させることができる。尚、手動でアーム部22を回動させる場合には、図3に示される様に、蓋体42がケース本体41から取り外される。
3.シャッタ装置の制御
上述したシャッタ装置2は、図15及び図16(ブロック図)に示される様に、モータ23の動作を制御する制御部28を更に具える。制御部28はモータ制御手段281を具え、モータ制御手段281によって、モータ23を電動機と発電機の何れか一方の機能に切り替えて動作させることができる。具体的には制御部28は、扉21を開閉させる過程では、モータ制御手段281によってモータ23を電動機として機能させる。
一方、扉21を開き位置又は閉じ位置で軟係止させた状態では、制御部28は、モータ制御手段281によってモータ23を発電機として機能させる。これにより、開き位置又は閉じ位置で軟係止された状態からの扉21の移動が、モータ23によって阻止されることとなる(ブレーキモード制御)。よって、操作者の意図に反して、扉21が開き位置又は閉じ位置から簡単にずれてしまうことがない。
このように軟係止機構とブレーキモード制御とによって、扉21を開き位置又は閉じ位置に保持した場合であっても、外力が加わることにより、軟係止機構による係止力及びモータ23による移動阻止力に抗して軟係止が解除され、扉21が開き位置又は閉じ位置からずれる虞がある。特に、上述したシャッタ装置2においては、扉21が一枚であるので扉21の重さは従来の両開きの扉の1枚分の重さよりも大きく、またアーム部22が従来のシャッタ装置のアーム部よりも長い。更には、アーム部22の一方の端部(先端部222)にだけ扉21が係合されている。従って、外力が加わることによってアーム部22の先端部222には大きなトルクが生じ易い。このため、扉21が開き位置又は閉じ位置からずれる虞がある。
そこで、制御部28は、図15及び図16に示される様に、モータ制御手段281の他に、第1リミットスイッチ282と第2リミットスイッチ283から構成された検知手段を具え、シャッタ装置2を図17に示されるフローチャートに従って制御する。
第1及び第2リミットスイッチ282,283は、図9に示される様に、カバー部材25の一方のガイド252に沿って上下に1つずつ配備されている。第1及び第2リミットスイッチ282,283はそれぞれ、オン状態とオフ状態とを切り替えるための切り替えボタン282a,283aを有し、切り替えボタン282a,283aを、扉21がスライドする通路の方に向けている。又、扉21には、扉21の開閉動作によって切り替えボタン282a,283aを押圧するための押圧部214が、ガイド252側の側端部212に形成されている。
そして、扉21が開き位置に移動することによって、押圧部214は、図10に示される様に、第1リミットスイッチ282に対向して切り替えボタン282aを押圧する。これにより、第1リミットスイッチ282は、オフ状態からオン状態へ切り替わり、第1リミットスイッチ282がオン状態であることを示すオン信号S1が、図15に示される様に第1リミットスイッチ282から出力される。
一方、扉21が閉じ位置に移動することによって、押圧部214は、図7に示される様に、第2リミットスイッチ283に対向して切り替えボタン283aを押圧する。これにより、第2リミットスイッチ283は、オフ状態からオン状態へ切り替わり、第2リミットスイッチ283がオン状態であることを示すオン信号S2が、図16に示される様に第2リミットスイッチ283から出力される。
上述した検知手段によれば、扉21を開き位置又は閉じ位置に保持すべき場合に、第1又は第2リミットスイッチ282,283がオン状態からオフ状態に切り替わったことを検出することにより、扉21が開き位置又は閉じ位置からずれたことを検知することができる。具体的には、オン信号S1,S2の有無を、検知手段又は制御部28が検出することにより、開き位置又は閉じ位置からの扉21のずれを検知することができる。
制御部28によるシャッタ装置2の制御は、図17に示される様に、ステップS11〜S21によって構成されている。シャッタ装置2の制御が開始されると、まずステップS11において、開き位置と閉じ位置のいずれに扉21が設置されるべきかが制御部28によって判断される。ステップS11において、扉21は閉じ位置に設置されるべきであると制御部28によって判断された場合には、制御はステップS12に移行する。他方、ステップS11において、扉21は開き位置に設置されるべきであると判断された場合には、制御はステップS17に移行する。
ステップS12では、扉21の状態を確認すべきか否かが制御部28によって判断される。具体的には、扉21の状態を確認する確認時間と次の確認時間との間隔(周期)が予め設定されており、ステップS12では、ステップS11からの移行時又はその直後の時間が、確認時間に到達しているか否かが制御部28によって判断される。ステップS12において、扉21の状態を確認すべきでないと制御部28によって判断された場合には、制御は一旦終了した後、再び開始されてステップS11に移行する。他方、ステップS12において、扉21の状態を確認すべきであると制御部28によって判断された場合には、制御はステップS13に移行する。
ステップS13では、扉21の状態、すなわち扉21が閉じ位置に保持されているか否かが、検知手段によって確認される。具体的には、第2リミットスイッチ283がオン状態(図16参照)で維持されている否か、すなわちオン信号S2が第2リミットスイッチ283から出力されているか否かが確認される。確認の結果、ステップS14において、扉21が閉じ位置に保持されていると判断された場合には、制御は一旦終了した後、再び開始されてステップS11に移行する。他方、ステップS14において、扉21が閉じ位置にない、すなわち扉21が閉じ位置からずれていると判断された場合には、制御はステップS15に移行する。
ステップS15では、モータ制御手段281によって、モータ23を電動機として機能させることにより、扉21を元の位置(閉じ位置)に復帰させる。尚、ステップS15において、モータ制御手段281が、モータ23を制御することによって扉21を元の位置に復帰させることに鑑みれば、ステップS15でのモータ制御手段281は、復帰手段と把握することができる。
ステップS15で扉21が元の位置(閉じ位置)に復帰した後、ステップS16において、モータ制御手段281によってモータ23を発電機として機能させる。これにより、閉じ位置で軟係止された状態からの扉21の移動が、モータ23によって阻止される(ブレーキモード制御)。ステップS16の実行後、制御は一旦終了した後、再び開始されてステップS11に移行する。
ステップS17では、扉21の状態を確認すべきか否かが制御部28によって判断される。具体的にはステップS17では、ステップS11からの移行時又はその直後の時間が、確認時間に到達しているか否かが制御部28によって判断される。ステップS17において、扉21の状態を確認すべきでないと制御部28によって判断された場合には、制御は一旦終了した後、再び開始されてステップS11に移行する。他方、ステップS17において、扉21の状態を確認すべきであると制御部28によって判断された場合には、制御はステップS18に移行する。
ステップS18では、扉21の状態、すなわち扉21が開き位置に保持されているか否かが、検知手段によって確認される。具体的には、第1リミットスイッチ282がオン状態(図15参照)で維持されている否か、すなわちオン信号S1が第1リミットスイッチ282から出力されているか否かが確認される。確認の結果、ステップS19において、扉21が開き位置に保持されていると判断された場合には、制御は一旦終了した後、再び開始されてステップS11に移行する。他方、ステップS19において、扉21が開き位置にない、すなわち扉21が開き位置からずれていると判断された場合には、制御はステップS20に移行する。
ステップS20では、モータ制御手段281によって、モータ23を電動機として機能させることにより、扉21を元の位置(開き位置)に復帰させる。ステップS20で扉21が元の位置(開き位置)に復帰した後、ステップS21において、モータ制御手段281によってモータ23を発電機として機能させる。これにより、開き位置で軟係止された状態からの扉21の移動が、モータ23によって阻止される(ブレーキモード制御)。ステップS21の実行後、制御は一旦終了した後、再び開始されてステップS11に移行する。
上述したシャッタ装置2の制御によれば、外力が加わることにより、軟係止機構による係止力及びモータ23による移動阻止力に抗して軟係止が解除され、扉が21開き位置又は閉じ位置からずれた場合であっても、扉21は元に位置に戻されて、再び開き位置又は閉じ位置に保持される。
4.変形例
<変形例1>
上述した液晶プロジェクタでは、アーム部22は、開口部11が開いた開き位置にて扉21に重なるように配置されていたが、開口部11が閉じた閉じ位置にて扉21と重なるように配置されてもよい。具体的には、上述したシャッタ装置2において、開口部11を設置台24の上側に配備する。本変形例に係る構成であっても、上述した液晶プロジェクタと同様の効果が得られる。
<変形例2>
上述した液晶プロジェクタでは、係合機構を構成する突起部223をアーム部22の先端部222に配備し、係合溝213を扉21の他方の側端部212に配備したが、突起部223を扉21の他方の側端部212に配備し、係合溝213をアーム部22の先端部222に配備してもよい。
又、上述した液晶プロジェクタでは、係合溝213はスライド方向90に対して垂直に延びていたが、スライド方向90に対して斜めに延びていてもよい。
本変形例に係る係合機構であっても、扉21をスライド方向90に沿って真っ直ぐに安定して移動させることが可能である。
<変形例3>
上述した液晶プロジェクタでは、軟係止機構の凸部273はクリックプレート271に形成され、一対の凹部274,275はアーム部22に形成されていたが、凸部273をアーム部22に形成し、一対の凹部274,275をクリックプレート271に形成してもよい。
本変形例に係る液晶プロジェクタにおいても、上述したのと同様に、閉じ位置及び開き位置においてアーム部22を軟係止機構によって軟係止することができる。
<変形例4>
上述した液晶プロジェクタでは、検出手段(第1及び第2リミットスイッチ282,283)とモータ制御手段281とで構成された制御部28によって、シャッタ装置2の制御が実行されるが、制御部28の構成はこれに限られるものではない。上述したシャッタ装置2と同様の制御が実行できる構成であれば、該構成を制御部28の構成として採用することができる。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。又、本発明は、液晶プロジェクタに限らず、開口部が形成された機器本体と、該開口部を開閉することが可能なシャッタ装置とを具えた種々の開閉扉付き電子機器に実施することができる。
本発明の実施の形態に係る液晶プロジェクタを示した斜視図である。 蓋体が取り外された液晶プロジェクタを正面側から見た斜視図である。 蓋体が取り外された液晶プロジェクタを背面側から見た斜視図である。 光学装置を正面側から見た斜視図である。 光学装置を背面側から見た斜視図である。 光学装置を示した平面図である。 開口部を閉じているシャッタ装置を、設置台の表面から見た斜視図である。 開口部を閉じているシャッタ装置を、設置台の背面から見た斜視図である。 開口部を閉じているシャッタ装置の分解斜視図である。 開口部を開いているシャッタ装置を、設置台の表面から見た斜視図である。 開口部を開いているシャッタ装置の分解斜視図である。 開き位置での軟係止機構の分解斜視図である。 クリックプレートを示した斜視図である。 閉じ位置での軟係止機構の分解斜視図である。 開き位置でのシャッタ装置の制御を説明するためのブロック図である。 閉じ位置でのシャッタ装置の制御を説明するためのブロック図である。 シャッタ装置の制御を説明するためのフローチャートである。 従来のシャッタ装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 機器本体
11 開口部
2 シャッタ装置
21 扉
211 一方の側端部
212 他方の側端部
213 係合溝
22 アーム部
221 基端部
222 先端部
223 突起部
224 つまみ
23 モータ
24 設置台
24a 表面
24b 背面
25 カバー部材
251,252 ガイド
271 クリックプレート(部品)
272 バネ部材
273 凸部
274,275 一対の凹部
276 支持軸
28 制御部
281 モータ制御手段(復帰手段)
282 第1リミットスイッチ
283 第2リミットスイッチ
90 扉のスライド方向
91 中心線

Claims (5)

  1. 開口部が形成された機器本体と、該開口部を開閉することが可能なシャッタ装置とを具え、該シャッタ装置は、前記開口部を閉じた閉じ位置と前記開口部を開いた開き位置との間で往復移動可能な扉と、前記機器本体に揺動自在に支持されて先端部が前記扉に係合するアーム部と、該アーム部を駆動して前記扉を開閉させるためのモータと、該モータの動作を制御する制御部とを具え、該制御部は、前記モータを電動機と発電機の何れか一方の機能に切り替えて動作させることが可能である開閉扉付き電子機器において、
    前記シャッタ装置のアーム部には、前記扉が開き位置に設置された状態で該アーム部を軟係止すると共に、前記扉が閉じ位置に設置された状態で該アーム部を軟係止する軟係止機構が連繋し、前記制御部は、前記扉を開閉させる過程では前記モータを電動機として機能させる一方、前記扉が開き位置又は閉じ位置で軟係止された状態では前記モータを発電機として機能させることを特徴とする、開閉扉付き電子機器。
  2. 前記軟係止機構は、前記アーム部の支持軸の軸方向の移動が可能であると共に該支持軸の軸回りの回転が阻止された部品と、前記部品をアーム部に向かって付勢するバネ部材と、前記部品又は前記アーム部の何れか一方に突設された凸部と、他方に開設された一対の凹部とによって構成されており、
    前記一対の凹部のうち一方の凹部は、前記開き位置で前記部品の凸部を軟係止し、他方の凹部は、前記閉じ位置で前記部品の凸部を軟係止する、請求項1に記載の開閉扉付き電子機器。
  3. 前記制御部は、
    前記扉を前記開き位置又は閉じ位置に保持すべき場合に、前記扉が前記開き位置又は閉じ位置からずれたことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によってずれが検知された場合に、前記モータを電動機として機能させることにより、前記扉を元の位置に復帰させる復帰手段と
    を具える、請求項1又は請求項2に記載の開閉扉付き電子機器。
  4. 前記検知手段は、前記扉が前記開き位置に移動することによってオフ状態からオン状態へ切り替えられる第1リミットスイッチと、前記扉が前記閉じ位置に移動することによってオフ状態からオン状態へ切り替えられる第2リミットスイッチとから構成されており、前記扉を前記開き位置又は閉じ位置に保持すべき場合に、前記第1又は第2リミットスイッチがオン状態からオフ状態に切り替わったことを検出することにより、前記扉が前記開き位置又は閉じ位置からずれたことを検知する、請求項3に記載の開閉扉付き電子機器。
  5. 前記シャッタ装置は、表面に前記アーム部及びモータが配備されると共に背面に前記扉が配備された設置台を更に具え、前記扉は、前記設置台の背面に沿ってスライド可能であり、前記アーム部は、前記開き位置において前記扉と重なるように配置され、該アーム部の基端部が、前記扉の幅方向における中心線よりも該扉の一方の側端部側の位置にて、前記設置台の表面に対して回動自在に支持されると共に、先端部が、前記設置台を介在させずに前記扉の他方の側端部に係合しており、
    前記モータの駆動によって、前記アーム部が前記基端部を支点として揺動することにより、前記扉が設置台の背面に沿ってスライドする、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の開閉扉付き電子機器。
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