JP5152482B2 - センターレールカバーの取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
車体の側面部に、スライドドアのセンターレールを受け入れる第1凹部を車両前後方向に延びる状態に形成するとともに、前記第1凹部の車両後方側の端部から前記車体の後面部に回り込む第2凹部を形成し、
センターレールカバーの車両前後方向に沿う第1カバー部で前記第1凹部のセンターレールを覆い、前記第1カバー部の車両後方側の端部から車幅方向内側に延びる前記センターレールカバーの第2カバー部で前記第2凹部を覆ってあるセンターレールカバーの取付け構造に関する。
従来のセンターレールカバーの取付け構造では、センターレールカバーの前記第2カバー部と、車体の後面部の第2凹部とは、クリップ等の連結具により車両前後方向で固定されているだけであった
そして、前記第1カバー部と第2カバー部を車体の前記第1凹部と第2凹部に取り付ける場合、第1カバー部を車体の側面部の第1凹部に車幅方向外側から接近させながら、第2カバー部を車体の後面部の第2凹部に車幅方向外側から接近させ、第1カバー部を第1凹部に重ね合わせて取り付け固定し、その後に、第2カバー部を第2凹部に重ね合わせて取り付け固定していた。なお、特許文献は発見できなかった。
上記従来の手段によれば、側面部と後面部への組み付け方向により取付作業が煩雑になり、取り付け作業の作業性が悪かった。さらに、第1カバー部を車体の側面部の第1凹部に車幅方向外側から接近させる際や、第1カバー部を第1凹部に取付け固定する際に、第2カバー部の車幅方向内側の端部の位置がずれて第2凹部やその周りを損傷させることがあった。特に、センターレールカバーを板金製として周縁にフランジや角部を有する場合は、損傷させる頻度が高くなっていた。そして、第2凹部やその周りが損傷すると、塗料が剥がれて第2凹部やその周りに錆びを発生させることになる。そのために、作業者は注意を払って作業しなければならず、取り付け作業の作業性がさらに低下していた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、センターレールカバーの車体への取り付け作業の作業性を向上させることができるセンターレールカバーの取付け構造を提供する点にある。
本発明は、
車体の側面部に、スライドドアのセンターレールを受け入れる第1凹部を車両前後方向に延びる状態に形成するとともに、前記第1凹部の車両後方側の端部から前記車体の後面部に回り込む第2凹部を形成し、
センターレールカバーの車両前後方向に沿う第1カバー部で前記第1凹部のセンターレールを覆い、前記第1カバー部の車両後方側の端部から車幅方向内側に延びる前記センターレールカバーの第2カバー部で前記車体の後面部に形成された前記第2凹部を覆ってあるセンターレールカバーの取付け構造であって、
前記第2カバー部の裏面部に被係合部を設け、
前記車体の後面部に形成された前記第2凹部に前記第2カバー部を支持する支持部材を取付け、
前記第2カバー部を、車幅方向外側から前記車体の後面部に形成された前記第2凹部に装着するに伴って、前記被係合部に車幅方向内側から係合する係合部を前記支持部材に設け
前記被係合部と前記係合部とが上下方向で当接して前記第2カバー部の上下方向の位置決めがなされる点にある。(請求項1)
この構成によれば、センターレールカバーの第2カバー部を、車幅方向外側から車体の後面部の第2凹部に装着するに伴って、第2カバー部の裏面部の被係合部に、前記第2凹部の支持部材の係合部が車幅方向内側から係合する。
従って、前記第1カバー部と第2カバー部を車体の第1凹部と第2凹部に取り付ける場合、第1カバー部を車体の側面部の第1凹部に車幅方向外側から接近させながら、第2カバー部を車体の後面部の第2凹部に車幅方向外側から接近させて、第2カバー部の裏面部の被係合部に第2凹部の支持部材の係合部を車幅方向内側から係合させ、その後に、第1カバー部を第1凹部に取り付け固定することができる。
あるいは、第1カバー部を車体の側面部の第1凹部に車幅方向外側から接近させながら、第2カバー部を車体の後面部の第2凹部に車幅方向外側から接近させて、第1カバー部を第1凹部に取り付けるとともに、その取り付けに伴って、第2カバー部の裏面部の被係合部に第2凹部の支持部材の係合部を車幅方向内側から係合させることができる。
これにより、第2カバー部の車幅方向内側の端部が第2凹部やその周りを損傷させにくくすることができる。その結果、作業者が払う注意を軽減できて、センターレールカバーの取り付け作業の作業性を向上させることができる。
また、前記被係合部と係合部が係合することで、センターレールカバーの倒れを防止することができ、センターレールカバーの第1凹部と第2凹部への取付け剛性を向上させることができる。
そして、車体の後面部に回り込む第2カバー部と車体とを位置決めすることができて、外観を良くすることができ、商品性を向上させることができる。(請求項1)
本発明において、
前記第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部を覆って前記第2カバー部の車幅方向内側の端部から保護する保護部を前記支持部材に設けてあると、第2カバー部を車幅方向外側から第2凹部に装着する際に、第2カバー部の車幅方向内側の端部を支持部材の保護部で受け止めることができて、第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部が損傷すること回避することができる。
その結果、第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部の塗料が剥げることに起因して前記端部に錆びが発生することを回避することができる。
また、作業者が、作業の際に払う注意をより軽減させることができて、センターレールカバーの取り付け作業の作業性をより向上させることができる。(請求項2)
本発明において、
前記被係合部を係合孔で構成し、
前記係合部を、前記保護部の車両後方側の面に設けた係合爪で構成してあると、係合爪と係合孔を確実に係合させることができ、しかも係合構造を簡素化することができる。(請求項3)
本発明において、
前記係合孔の上下方向の幅よりも上下方向の幅が広く設定され、前記係合爪を前記係合孔にガイドするガイド孔を、前記係合孔に連なるように前記第2カバー部の裏面部に設けてあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記第1カバー部と第2カバー部を前記第1凹部と第2凹部に取り付ける場合、第1カバー部を車体の側面部の第1凹部に車幅方向外側から接近させながら、第2カバー部を車体の後面部の第2凹部に車幅方向外側から接近させて、第2カバー部の裏面部のガイド孔に、第2凹部の支持部材の係合爪を車幅方向内側から挿入しておき、その後に、第1カバー部を第1凹部に取り付け固定するとともに、第2カバー部の裏面部の係合孔に、第2凹部の支持部材の係合爪を車幅方向内側から係合させることができる。(請求項4)
本発明において、
前記第2凹部を、前記車体の後面部に形成されたバックドア用の開口部に連通させて前記第2凹部を車幅方向内側に開口させ、
前記支持部材を前記第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部に取付け、
前記第2カバー部の車幅方向内側の端縁から車両前方側に延びるフランジを形成し、
前記支持部材に、頂部が前記フランジの頂部に車両前方側から対向するリブを立設してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
第2カバー部の車幅方向内側の端縁から車両前方側に延びるフランジと、第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部に取付けた支持部材のリブとで、センターレールカバーの第2カバー部の車幅方向内側の端縁と、第2凹部の底壁との間の隙間を隠すことができて、バックドアを開いたときの車体の後面部の外観を良くすることができる。
また、前記リブを設けたことで、フランジの張り出し長さを短くすることができて、センターレールカバーの成形性を向上させることができる。(請求項5)
本発明において、
前記第2凹部の下方にリヤバンパを配置し、
車体に取り付けられて前記リヤバンパを保持するバンパホルダに前記支持部材を連結してあると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
支持部材を前記リヤバンパに対して位置決めすることができて、外観を向上させることができる。また、バンパホルダは車体に精度良く位置決めされていることから、このようなバンパホルダに支持部材を連結することで、支持部材を車体に対して精度良く位置決めすることができる。(請求項6)
本発明において、
前記支持部材を樹脂で成形してあると、軽量化を図ることができるとともに、第2カバー部が支持部材と衝突して損傷しても、第2カバー部が損傷されることがなく、前記衝突による損傷に起因して第2カバー部及び支持部材に錆びが発生することがない。(請求項7)
本発明によれば、
センターレールカバーの車体への取り付け作業の作業性を向上させることができるセンターレールカバーの取付け構造を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に、左右一対のスライド式のリアドア(以下、「スライドドア1」と称する)を車体の側面部2に備え、車体の後面部3にバックドアを備えた車両としての自動車の後半部を示してある。スライドドア1には、上端部と上下方向中央部と下端部とに支持アームを介して上中下のローラを各別に設けてあり、これらのローラが、車体に設けられた車両前後方向に沿う上中下の3本のレール上を各別に転動する。図1,図2において、符号4は上側のローラ、5は下側のローラである。
図1に示すように、3本のレールのうち上下方向中央側のセンターレール6を受け入れる第1凹部11を、車両前後方向に延びる状態に車体の側面部2に形成し、図3に示すように、第1凹部11と上下方向の幅及び上下方向の位置が同一で、前記第1凹部11の車両後方側の後端部から車体の後面部3に回り込む第2凹部12を前記後面部3に形成してある。そして前記第2凹部12を、車体の後面部3に形成されたバックドア用の開口部25に連通させて第2凹部12を車幅方向内側D1に開口させてある。
そして、センターレールカバー7の車両前後方向に沿う第1カバー部21で前記第1凹部11のセンターレール6及び第1凹部11を覆い、第1カバー部21の車両後方側の端部から車幅方向内側D1に延びるセンターレールカバー7の第2カバー部22で第2凹部12を覆ってある。つまり、センターレールカバー7は、車体の側面部2に位置する第1カバー部21と車体の後面部3に位置する第2カバー部22とで略L字形状となっている。
センターレールカバー7で第1凹部11と第2凹部12を覆った状態では、第1凹部11の下端部側が車両外側に開口して車両前後方向に沿う開口部37が形成される。この開口部37を形成するために、第1カバー部21の下端縁21Kを第2カバー部22の下端縁22Kよりも上方に位置させてある(図1,図3参照)。前記センターレール6用のローラを支持するスライドドア1の支持アームは、前記開口部37からセンターレールカバー7の裏側に入り込んでおり、スライドドア1の開閉に伴って、支持アームの長手方向中間部が開口部37を車両前後方向に往復移動する。
図3〜図5に示すように、前記センターレールカバー7は、平板状のアウターパネル8と、上下両端部9J,9K間が車内側に膨出した縦断面凹凸状のインナパネル9とから成り、アウターパネル8の上下両端部8J,8Kでインナパネル9の上下両端部9J,9Kを包み込むように折り曲げられ、アウターパネル8とインナパネル9の上下両端部8J,8K,9J,9K同士をかしめ固定する所謂ヘミング加工がされている。前記アウターパネル8とインナパネル9はいずれも金属材から成り、プレス加工にて成形されている。
前記第1カバー部21のアウターパネル8は、車体の側面の意匠形状に対応して、下端側ほど車幅方向外側D2に位置するように傾斜し、第2カバー部22のアウターパネル8は、車体の後面の意匠形状に対応して、下端側ほど車両後方側に位置するように傾斜している。これらの鉛直方向に対する傾斜角は、第2カバー部22のアウターパネル8の傾斜角が、第1カバー部21のアウターパネル8傾斜角よりも大きくなっている。
前記第1凹部11の底壁11Tに車両前後方向に間隔を空けて複数のクリップ孔Sを形成するとともに、インナパネル9に車両前後方向に間隔を空けて複数のクリップ孔Sを形成し、インナパネル9と前記第1凹部11の底壁11Tとを重ね合わせ、インナパネル9のクリップ孔Sに装着させたクリップを、第1凹部11の底壁11Tのクリップ孔Sに挿通させて係合固定し、第1凹部11の底壁11Tにセンターレールカバー7(インナパネル9)を取付け固定してある。
前記第2カバー部22のインナパネル9の膨出部13(裏面部に相当)の車幅方向内側の端部の角部に、車幅方向内側及び車両前後方向前側に開口する第1係合孔31(被係合部に相当)を設け、第2凹部12の底壁12Tに、第2カバー部22を位置決め支持する樹脂板状の支持部材15を重ね合わせて取付け、第2カバー部22を車幅方向外側D2から第2凹部12に装着するに伴って、第1係合孔31に車幅方向内側D1から入り込んで係合する第1係合爪41(係合部に相当)を支持部材15に設けてある。
図3,図6に示すように、前記支持部材15は、第2凹部12の底壁12Tの車幅方向内側D1の端部に重なる重ね合わせ部16と、この重ね合わせ部16から車両後方側に立ち上がる後述の第1リブ17(リブに相当)とを備え、前記重ね合わせ部16は、第2凹部12の底壁12Tの車幅方向内側D1の端部を覆って、第2カバー部22の車幅方向内側D1の端部から第2凹部12の底壁12Tを保護する保護部になっている。
前記重ね合わせ部16と第1リブ17とで形成されるコーナー部には上下方向に所定の間隔で複数の第2リブ29を設けてある。これにより支持部材15の剛性・強度を強くしてある。
前記支持部材15の重ね合わせ部16は、第2凹部12の底壁12Tの上端から上下方向ほぼ中央箇所までの間を覆う車幅方向で幅広の上半部16Aと、第2凹部12の底壁12Tの下端から上下方向ほぼ中央箇所までの間を覆う車幅方向で幅狭の下半部16Bとから成る。重ね合わせ部16の上半部16Aには、格子状の第3リブ35が形成されている。上半部16Aと下半部16Bの車幅方向内側D1の端縁は上下方向に一直線状に連なっている。また、前記上半部16Aの上端縁16Tは、車幅方向外側D2ほど下方に位置する状態に傾斜している。
図3,図4(b)に示すように、前記第1係合爪41は、前記上半部16Aの車両後方側の面から車両後方側に立ち上がって車幅方向に延びる上下一対の側壁41Aと、両側壁41A間に位置し、両側壁41Aの外側面同士の間隔よりも幅狭(上下方向で幅狭)の係合片41Bとを備えている。前記係合片41Bは、両側壁41Aの車幅方向外側D2の端部よりも車幅方向内側D1から車両後方側に立ち上がって、両側壁41Aよりも車幅方向外側D2に延出するとともに、平面視で湾曲して車幅方向外側D2ほど車両後方側に位置している。符号41Cは前記係合片41Bに設けられた第4リブである。
上記構造の第1係合爪41は、前記両側壁41Aが第1係合孔31に入り込んで上下方向で当接係合し(図4(a)参照)、前記幅狭の係合片41Bが第1係合孔31からインナパネル9の裏側に入り込んで、第1係合孔31の車幅方向外側D2の周縁部であるインナパネル9の一部分に乗り上げて車両の前後方向で当接係合している(図4(b)参照)。これにより係合状態を車両の前後および上下で安定させることができる。
前記重ね合わせ部16の上半部16Aに、車両前方側Frに突出する第2係合部42を、第1係合爪41の上側に位置するように形成し、前記第2係合部42を、車体パネルに形成した第2係合孔(図示せず)に車両後方側から挿入して係合させてあり、前記支持部材15を第2凹部12の底壁12Tに位置決めしている。さらに、第2凹部12の下方にはリヤバンパ18が位置しており、車体に取り付けられてリヤバンパ18を保持するバンパホルダ19に支持部材15の下半部16Bの下端部をスクリューで連結し、前記支持部材15をバンパホルダ19に位置決めしてある。
図6に示すように、前記バンパホルダ19は、車体の側面部2にクリップで取付けられる第1取付け部51と、車体の後面部3にクリップで取付けられる第2取付け部52とから成る。第1取付け部51と第2取付け部52とは円弧状の接続部54を介して連なっている。符号53はリヤバンパ18に係合する第3係合部、Sはクリップ孔である。
図4(b)に示すように、前記第2カバー部22のアウターパネル8の車幅方向内側D1の端縁から車両前方側Frに延びるフランジ23を、アウターパネル8の全幅(上下方向の全幅)にわたって形成し(図3参照)、支持部材15に、頂部17Tが前記フランジ23の頂部23Tに車両前方側Frから対向する前述の第1リブ17を立設してある(図3,図4(b)参照)。フランジ23と第1リブ17とによって、第2凹部12の車幅方向内側D1の開口を塞ぐとともに、車体の後面部3に形成されたバックドア用の開口部25の一部を構成させてある。前記第1リブ17及びフランジ23は、車幅方向外側D2から見て縦に細長い三角形状に形成されており、頂部17Tと頂部23Tの間隔は異物が入り込まないように幅狭に配置されている。また、フランジ23と第1リブ17のバックドア用開口部25側の面は同一面に設定されるとともに、バックドアが閉じ方向にオーバーストロークしても干渉が生じないように、バックドアの外周縁に対して車両の左右方向でオフセット配置されている。
図3,図4(a)に示すように、前記第1係合爪41を第1係合孔31にガイドするガイド孔部26を、第1係合孔31の車幅方向内側D1部分に設けてある。前記第1係合孔31の上下方向の中心とガイド孔部26の中心は同一位置に位置している。前記ガイド孔部26は、車幅方向外側D2に向かって窄まり、第1係合爪41の両側壁41Aと当接しガイドするテーパ孔27と、このテーパ孔27に連なり、これよりも上下方向の幅が広幅で車幅方向内側へも開口し、第1係合爪41の受入を容易にする四角形状の孔28とから成る。また、第1係合孔31の車幅方向外側D2の周縁部は、孔の開口縁が車両の前方側になるように傾斜しており、係合片41Bが第1係合孔31からインナパネル9の裏側に入り込むことを容易にしている。
[センターレールカバー7の車体への取り付け]
(1) センターレールカバー7を車幅方向外側D2(車両側方側)から車体の側面部2に接近させる。
(2) センターレールカバー7の第2カバー部22に形成されたガイド孔部26(詳しくはガイド孔26を構成する前記四角形状の孔28とテーパ孔27)に、第2凹部12の支持部材15の第1係合爪41を挿入する。このとき、センターレールカバー7の第1カバー部21の車両前方側Frの端部が、車幅方向外側に開いた状態になって、第2カバー部22のフランジ23が車体の後面部3に接近したとしても、前記支持部材15の重ね合わせ部(保護部)16によって、第2凹部12の底壁12Tの車幅方向内側D1の端部やその周りを、第2カバー部22の車幅方向内側D1の端部およびフランジ23から保護することができる。
(3) 前記第1カバー部21のインナパネル9に取り付けられたクリップの先端を、第1凹部11のクリップ孔Sに位置合わせする。
(4) 車幅方向外側D2から第1カバー部21を車幅方向内側D1に押してクリップをクリップ孔Sに取り付ける。この押し込み動作に伴い、第1係合爪41はガイド孔26から第1係合孔31に移動し、第1係合孔31の上下両端縁と、第1係合爪41の上下両端縁とが上下方向で各別に当接する。これにより、第1係合爪41と第1係合孔31は、上下方向にガタなく位置決めされる。さらに、第1係合爪41(詳しくは係合片41B)は、センターレールカバー7に車両前後方向で当接して、センターレールカバー7の車両後方側への移動を阻止している。
スライドドアを閉じた状態の車体後部の斜視図 スライドドアを開いた状態の車体後部の斜視図 センターレールカバーの取付け構造の分解斜視図 (a)はセンターレールカバーの取付け構造の一部切欠き後面図(b)は図4(a)のA−A断面図 図4(a)のB−B断面図 バンパホルダと支持部材の連結状態を示す斜視図
符号の説明
1 スライドドア
2 車体の側面部
3 後面部
6 センターレール
7 センターレールカバー
11 第1凹部
12 第2凹部
15 支持部材
16 保護部(重ね合わせ部)
17 リブ(第1リブ)
17T リブの頂部(第1リブの頂部)
18 リヤバンパ
19 バンパホルダ
21 第1カバー部
22 第2カバー部
23 フランジ
23T 頂部(フランジの頂部)
25 バックドア用の開口部
26 ガイド孔部
31 被係合部(第1係合孔)
41 係合部(第1係合爪)
42 第2係合部
D1 車幅方向内側
D2 車幅方向外側
Fr 車両前方側

Claims (7)

  1. 車体の側面部に、スライドドアのセンターレールを受け入れる第1凹部を車両前後方向に延びる状態に形成するとともに、前記第1凹部の車両後方側の端部から前記車体の後面部に回り込む第2凹部を形成し、
    センターレールカバーの車両前後方向に沿う第1カバー部で前記第1凹部のセンターレールを覆い、前記第1カバー部の車両後方側の端部から車幅方向内側に延びる前記センターレールカバーの第2カバー部で前記車体の後面部に形成された前記第2凹部を覆ってあるセンターレールカバーの取付け構造であって、
    前記第2カバー部の裏面部に被係合部を設け、
    前記車体の後面部に形成された前記第2凹部に前記第2カバー部を支持する支持部材を取付け、
    前記第2カバー部を、車幅方向外側から前記車体の後面部に形成された前記第2凹部に装着するに伴って、前記被係合部に車幅方向内側から係合する係合部を前記支持部材に設け
    前記被係合部と前記係合部とが上下方向で当接して前記第2カバー部の上下方向の位置決めがなされるセンターレールカバーの取付け構造。
  2. 前記第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部を覆って前記第2カバー部の車幅方向内側の端部から保護する保護部を前記支持部材に設けてある請求項1記載のセンターレールカバーの取付け構造。
  3. 前記被係合部を係合孔で構成し、
    前記係合部を、前記保護部の車両後方側の面に設けた係合爪で構成してある請求項2記載のセンターレールカバーの取付け構造。
  4. 前記係合孔の上下方向の幅よりも上下方向の幅が広く設定され、前記係合爪を前記係合孔にガイドするガイド孔を、前記係合孔に連なるように前記第2カバー部の裏面部に設けてある請求項3記載のセンターレールカバーの取付け構造。
  5. 前記第2凹部を、前記車体の後面部に形成されたバックドア用の開口部に連通させて前記第2凹部を車幅方向内側に開口させ、
    前記支持部材を前記第2凹部の底壁の車幅方向内側の端部に取付け、
    前記第2カバー部の車幅方向内側の端縁から車両前方側に延びるフランジを形成し、
    前記支持部材に、頂部が前記フランジの頂部に車両前方側から対向するリブを立設してある請求項1〜4のいずれか一つに記載のセンターレールカバーの取付け構造。
  6. 前記第2凹部の下方にリヤバンパを配置し、
    車体に取り付けられて前記リヤバンパを保持するバンパホルダに前記支持部材を連結してある請求項1〜5のいずれか一つに記載のセンターレールカバーの取付け構造。
  7. 前記支持部材を樹脂で成形してある請求項1〜6のいずれか一つに記載のセンターレールカバーの取付け構造。
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