JP5817987B2 - 自動車のトランクガーニッシュの固定構造 - Google Patents
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Description
トランクリッドのアウターパネルに複数のボルト固定部が車幅方向に並んで形成され、
前記複数のボルト固定部にトランクガーニッシュがボルトとナットで固定され、
前記トランクリッドのインナーパネルには、前記ボルトとナットを螺合させる工具が挿通する複数の工具挿通孔が、前記複数のボルト固定部に各別に対応して形成されている自動車のトランクガーニッシュの固定構造に関する。
上記従来の構造によれば、車両前後方向に前記工具を沿わせてナットをボルトに螺合させていたために、作業エリアが車幅方向両端側のボルトの車両後方側まで広がって大きくなっていた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、作業エリアを小さくできて組み付け作業の作業効率を向上させることができる自動車のトランクガーニッシュの固定構造を提供する点にある。
トランクリッドのアウターパネルに複数のボルト固定部が車幅方向に並んで形成され、
前記複数のボルト固定部にトランクガーニッシュがボルトとナットで固定され、
前記トランクリッドのインナーパネルには、前記ボルトとナットを螺合させる工具が挿通する複数の工具挿通孔が、前記複数のボルト固定部に各別に対応して形成されている自動車のトランクガーニッシュの固定構造であって、
前記ボルトが車両前後方向に対して車両前方側の端部側ほど車幅方向中央側に位置する傾斜姿勢になるように前記ボルトの姿勢を設定するボルト姿勢設定手段が設けられ、
前記ボルト固定部は前記アウターパネルにボルト挿通孔を形成して構成され、
前記ボルトの頭部を支持する複数のボルト支持部が前記トランクガーニッシュの裏面に車幅方向に並んで形成され、
前記ボルト支持部に頭部を支持された前記ボルトが前記ボルト挿通孔に挿通されるとともに、前記アウターパネルの車両前方側から前記ボルトに前記ナットが螺合され、
前記ボルト挿通孔の内周縁のうち車幅方向内側の内周縁部分と前記ボルトの外周面との間の第1間隔は、前記ボルトが前記ボルト挿通孔に挿通される際に前記ボルト挿通孔に当接することを回避可能な広い間隔に設定され、
前記ボルト挿通孔の内周縁のうち車幅方向外側の内周縁部分と前記ボルトの外周面との間の第2間隔は、車幅方向外側への前記ボルトの移動を阻止可能な狭い間隔に設定されている点にある。(請求項1)
従って、前記ボルトが車両前後方向に沿うように配置されている従来の構造に比べると、作業エリアを車幅方向で小さくできて組み付け作業の作業効率を向上させることができる。
また、インナーパネルの車幅方向の端部側に位置する工具挿通孔の内周縁を前記従来の構造よりも車幅方向の中央側に寄せることができ、インナーパネルの車幅方向の端縁とインナーパネルの内周縁との間の長さを長くすることができて、インナーパネルの端部の強度を強くすることができる。(請求項1)
また、前記第2間隔は、車幅方向外側への前記ボルトの移動を阻止可能な狭い間隔に設定されているから、組み付け状態でトランクガーニッシュが車幅方向外側に移動しにくくなり、トランクガーニッシュの車幅方向外側への移動に起因する外観不良を抑制することができる。
このように、トランクガーニッシュのトランクリッドへの組み付け作業の作業性の低下を抑制した状態で、トランクガーニッシュのトランクリッドに対する位置規制効果を得ることができる。
例えば、トランクガーニッシュから位置規制リブを突出させ、前記位置規制リブを介してトランクガーニッシュの位置を規制する手段では、位置規制リブの根元でヒケが発生してしまい、トランクガーニッシュの外観不良につながることが多くなる。これに対して、本発明の上記構成によれば、位置規制リブを設けることなくトランクガーニッシュの外観不良を抑制することができる。(請求項1)
前記複数のボルトの隣り合うもの同士の間では、より車幅方向外側に位置する一方のボルトに対して設定された前記第1間隔が、他方のボルトに対して設定された前記第1間隔よりも長く設定されていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
そのために、前記他方のボルトをボルト挿通孔に挿通させる時よりも、前記一方のボルトをボルト挿通孔に挿通させる時の方が、ボルトがボルト挿通孔の内周縁に当接しやすくなる。
しかしながら、本発明の上記の構成によれば、より車幅方向外側に位置する一方のボルトに対して設定された前記第1間隔が、他方のボルトに対して設定された前記第1間隔よりも長く設定されているから、前記トランクガーニッシュが車両後方側に凸の緩やかな円弧状に形成されている場合であっても、ボルトを前記ボルト挿通孔に挿通させやすくすることができ、トランクガーニッシュのトランクリッドへの組み付け作業の作業性を向上させることができる。(請求項2)
前記ボルト支持部は前記トランクガーニッシュの裏面側に箱状に膨出形成され、
前記ボルト支持部の車幅方向の一側部に、前記ボルトの頭部が径方向に通過する開口が形成されるとともに、前記ボルト支持部の車両前方側の壁部に、前記ボルトの首部を径方向に受け入れる切り欠きが形成されて、前記ボルトの頭部が前記ボルト支持部内に収容可能に構成され、
前記ボルト姿勢設定手段は、前記ボルト支持部内のボルトが前記傾斜姿勢になるように、前記ボルトの頭部の頂面を受け止めるボルト受けを前記ボルト支持部に設けて構成され、
前記ボルト受けは車幅方向に沿うリブ状に形成され、
前記ボルト受けの上下方向の幅は前記ボルト支持部の車幅方向の他側部側ほど短く設定され、
前記ボルト受けを成形する成形型の型抜き孔が前記ボルト支持部の他側部に形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
さらに、前記ボルト受けの上下方向の幅は前記ボルト支持部の車幅方向の他側部側ほど短く設定され、前記ボルト受けを成形する成形型の型抜き孔が前記ボルト支持部の他側部に形成されているから、ボルト支持部の一側部から他側部側に向かう方向に成形型を円滑に型抜きすることができる。
ボルト支持部の一側部側では切り欠きが開口していることで、ボルトの頭部の裏面(頂面とは反対側の面)に対するボルト支持部の支持面が、ボルト支持部の他側部側の前記支持面よりも小さくなる。しかしながら、本発明の上記構成によれば、前記ボルト受けは車幅方向に沿うリブ状に形成され、ボルト受けの上下方向の幅はボルト支持部の車幅方向の一側部側ほど長く設定されているから、ボルトの頂面に対する前記一側部側での前記支持面を大きくすることができて、前記頭部の支持力の低下を抑制することができる。
つまり、成形型を円滑に型抜きできる構造を、ボルトの頭部の支持力の低下を抑制できる構造に兼用して構造の簡素化を図ることができる。(請求項3)
作業エリアを小さくできて組み付け作業の作業効率を向上させることができる自動車のトランクガーニッシュの固定構造を提供することができた。
図1に自動車のトランクリッド100を示してある。このトランクリッド100は、後ろ上部に屈曲部Kを備えた断面L字状の金属製のトランクリッド本体1と、トランクリッド本体1の後壁1Kの上部に組み付けられた車幅方向Wに長い樹脂製のトランクガーニッシュ10とから成る。前記後壁1Kは、トランクリッド本体1の上壁1Jの車両後方側Rrの端部から下方に延びている。
図1,図2,図5,図6に示すように、トランクガーニッシュ10は、長手方向一端縁10A側及び他端縁10B側ほど車両前方側Frに位置する緩やかな円弧状(車両後方側Rrに凸の緩やかな円弧状)に形成され、トランクリッド本体1の全幅にわたる長さに設定されている。図7に示すように、本発明は、トランクリッド本体1の幅よりも車幅方向の長さが短いトランクガーニッシュ10をトランクリッド本体1に組み付けてある構造にも適用することができる。
図2〜図4に示すように、前記ボルト50の頭部50Tを支持する複数の箱状のボルト支持部9がトランクガーニッシュ10の裏面10Uに車幅方向Wに並んで膨出形成されている。
トランクガーニッシュ10の裏面10Uから車両前方側Frに突出する上壁13と、
上壁13の車両前後方向中間部と前記立ち上がり壁11の上面11Mとに架設された縦壁14と、
縦壁14の上下方向中央部から車両前方側Frに突出する中間壁21と、
上壁13の車両前方側Frの端部と中間壁21の車両前方側Frの端部とを連結する前壁15と、
上壁13の車幅方向外側W2の端部と前壁15の車幅方向外側W2の端部を連結し、立ち上がり壁11の上面11Mに接続する第1側壁16と、
上壁13の前半部(縦壁14よりも車両前方側Frの部分)と縦壁14と中間壁21と前壁15との車幅方向内側W1の端部同士を連結し、縦壁14の下端部側まで延びる第2側壁17とを備えている。
図2,図5に示すように、トランクリッド本体1のボルト固定部19は、アウターパネル3にボルト挿通孔3Hを形成して構成されている。そして、前記ボルト支持部9に頭部50Tを支持されたボルト50がボルト挿通孔3Hに挿通されるとともに、アウターパネル3の車両前方側Frからボルト50にナット51が螺合されている。
(1) 前記ボルト姿勢設定手段が設けられたことで、図2に示すように、前記ボルト50は、車両前後方向に対して、先端部50S側ほど車幅方向中央側に位置するように傾斜するから、インナーパネル4の車幅方向中央の車両前方側Frに位置する作業者は、インパクトレンチ40を手元側ほど車幅方向中央側に位置するように傾斜させて使用することができる。従って、前記ボルト50が車両前後方向に沿うように配置されている構造に比べると、作業エリアを車幅方向Wで小さくできて組み付け作業の作業効率を向上させることができる。
また、インナーパネル4の車幅方向Wの端部側に位置する工具挿通孔4Hの内周縁を、車幅方向Wの中央側に寄せることができ、インナーパネル4の車幅方向Wの端縁とインナーパネル4の内周縁との間の長さを長くすることができて、インナーパネル4の端部の強度を強くすることができる。
図2の前記符号Cの延長線と符号Dの延長線の位置を比較することにより、本発明の上記の効果を確認することができる。つまり、本実施形態の場合、前記内周縁部分4H2を前記インナーパネル4の一端縁4Aから車幅方向内側W1に、比較例の構造よりも長さXだけ遠ざけることができる。
図2の符号Cは、工具挿通孔4Hの内周縁の延長線(ボルト50とナット51によるボルト支持部9とボルト固定部19の固定方向B(ボルト50の軸芯方向)に沿う延長線)を示し、符号Dは前記断面における比較例の構造の工具挿通孔4Hの内周縁の延長線(ボルト50とナット51によるボルト支持部9とボルト固定部19の固定方向(ボルト50の軸芯方向であり、この比較例の構造の前記固定方向は組み付け方向Aと同一になる)に沿う延長線を示している。
また、前記第2間隔L2は、車幅方向外側W2への前記ボルト50の移動を阻止可能な狭い間隔に設定されているから、組み付け状態でトランクガーニッシュ10が車幅方向外側W2に移動しにくくなり、トランクガーニッシュ10の車幅方向外側W2への移動に起因する外観不良を抑制することができる。
このように、トランクガーニッシュ10のトランクリッド100への組み付け作業の作業性の低下を抑制した状態で、トランクガーニッシュ10のトランクリッド100に対する位置規制効果を得ることができる。
例えば、トランクガーニッシュ10から位置規制リブを突出させ、前記位置規制リブを介してトランクガーニッシュ10の位置を規制する手段では、位置規制リブの根元でヒケが発生してしまい、トランクガーニッシュ10の外観不良につながることが多くなる。これに対して、本発明の上記構成によれば、位置規制リブを設けることなくトランクガーニッシュ10の外観不良を回避することができる。
さらに、前記ボルト受け12の上下方向の幅は、第2側壁17(ボルト支持部の他側部)側ほど短く設定され、前記型抜き孔17Hが第2側壁17に形成されているから、ボルト支持部9の第1側壁16(ボルト支持部の一側部)から第2側壁17側に向かう方向にスライド型を円滑に型抜きすることができる。
そして、ボルト支持部9の第1側壁16側では切り欠き16Kが開口していることで、ボルト50の頭部50Tの裏面(頂面とは反対側の面)に対するボルト支持部9の支持面が、ボルト支持部9の第2側壁17側の前記支持面よりも小さくなる。
しかしながら、本発明の上記構成によれば、前記ボルト受け12は車幅方向に沿うリブ状に形成され、ボルト受け12の上下方向の幅はボルト支持部9の第1側壁16側ほど長く設定されているから、ボルト50の頂面に対する前記第1側壁16側での前記支持面を大きくすることができて、前記頭部50Tの支持力の低下を抑制することができる。
つまり、スライド型を円滑に型抜きできる構造を、ボルト50の頭部50Tの支持力の低下を抑制できる構造に兼用して構造の簡素化を図ることができる。
そして、例えば、ボルト50が車両前後方向に沿う非傾斜姿勢に設定されている比較例の構造と、傾斜姿勢に設定されている本発明の構造との両構造において、前記所定の値が同一に設定された場合、本発明の構造では、ボルト50の傾斜に対応して、第1側壁16の裏面16Uが、比較例の構造の第1側壁の裏面に対し傾斜した状態(紙面において、紙面上側の回転中心周りに紙面左側に回転した傾斜状態)になる。
その結果、本発明の構造では、縦壁14が比較例の構造の縦壁よりもトランクガーニッシュ10の裏面10Uに近ずき、それに伴って、アウターパネル3もトランクガーニッシュ1に近ずいて、比較例の構造よりもトランクガーニッシュ10とアウターパネル3との間の距離が短くなる。
この距離が長い構造では、トランクガーニッシュ10を押した時にトランクガーニッシュ10が凹むなどの不具合が生じやすい。この不具合を回避するために、トランクガーニッシュ10にトランクリッド本体1に対する支持部が設けられていたが、軽量化を目的として板厚を低減する傾向にあるトランクガーニッシュ10では、支持部の根元部にヒケが発生してしまうことから外観不良の原因となっていた。
これに対して、本発明の構造を採用することで、上記のように、トランクガーニッシュ10とアウターパネル3との間の距離が短くなることから、前記支持部を設けることなくトランクガーニッシュ10の凹みを防止することができる。
また、本発明の上記構造によれば、トランクガーニッシュ10がトランクリッド100の全幅にわたる場合にも端部をボルト50で固定し外観不良の発生を抑制しながらも工具挿通孔4Hによるインナーパネル4の強度低下を極力抑えた構造が可能となり、トランクガーニッシュ10の曲面の曲率半径が大きい場合にもボルト締結時に起こるボルト支持部9の破損などを抑えることができるなど、デザインへの対応幅が広がる。
3H ボルト挿通孔
3H1 車幅方向内側の内周縁部分
3H2 車幅方向外側の内周縁部分
4 インナーパネル
4H 工具挿通孔
9 ボルト支持部
10 トランクガーニッシュ
10U トランクガーニッシュの裏面
12 ボルト受け
15 ボルト支持部の車両前方側の壁部(前壁)
15K 切り欠き
16 ボルト支持部の車幅方向の一側部(第1側壁)
16H 開口(頭部通過開口)
17 ボルト支持部の他側部(第2側壁)
17H 型抜き孔
19 ボルト固定部
40 工具(インパクトレンチ)
50 ボルト
50G ボルトの外周面
50J ボルトの首部
50S ボルトの車両前方側の端部(ボルトの先端部)
50T ボルトの頭部
51 ナット
100 トランクリッド
Fr 車両前方側
L1 第1間隔
L2 第2間隔
W 車幅方向
W1 車幅方向内側
W2 車幅方向外側
Claims (3)
- トランクリッドのアウターパネルに複数のボルト固定部が車幅方向に並んで形成され、
前記複数のボルト固定部にトランクガーニッシュがボルトとナットで固定され、
前記トランクリッドのインナーパネルには、前記ボルトとナットを螺合させる工具が挿通する複数の工具挿通孔が、前記複数のボルト固定部に各別に対応して形成されている自動車のトランクガーニッシュの固定構造であって、
前記ボルトが車両前後方向に対して車両前方側の端部側ほど車幅方向中央側に位置する傾斜姿勢になるように前記ボルトの姿勢を設定するボルト姿勢設定手段が設けられ、
前記ボルト固定部は前記アウターパネルにボルト挿通孔を形成して構成され、
前記ボルトの頭部を支持する複数のボルト支持部が前記トランクガーニッシュの裏面に車幅方向に並んで形成され、
前記ボルト支持部に頭部を支持された前記ボルトが前記ボルト挿通孔に挿通されるとともに、前記アウターパネルの車両前方側から前記ボルトに前記ナットが螺合され、
前記ボルト挿通孔の内周縁のうち車幅方向内側の内周縁部分と前記ボルトの外周面との間の第1間隔は、前記ボルトが前記ボルト挿通孔に挿通される際に前記ボルト挿通孔に当接することを回避可能な広い間隔に設定され、
前記ボルト挿通孔の内周縁のうち車幅方向外側の内周縁部分と前記ボルトの外周面との間の第2間隔は、車幅方向外側への前記ボルトの移動を阻止可能な狭い間隔に設定されている自動車のトランクガーニッシュの固定構造。 - 前記複数のボルトの隣り合うもの同士の間では、より車幅方向外側に位置する一方のボルトに対して設定された前記第1間隔が、他方のボルトに対して設定された前記第1間隔よりも長く設定されている請求項1記載の自動車のトランクガーニッシュの固定構造。
- 前記ボルト支持部は前記トランクガーニッシュの裏面側に箱状に膨出形成され、
前記ボルト支持部の車幅方向の一側部に、前記ボルトの頭部が径方向に通過する開口が形成されるとともに、前記ボルト支持部の車両前方側の壁部に、前記ボルトの首部を径方向に受け入れる切り欠きが形成されて、前記ボルトの頭部が前記ボルト支持部内に収容可能に構成され、
前記ボルト姿勢設定手段は、前記ボルト支持部内のボルトが前記傾斜姿勢になるように、前記ボルトの頭部の頂面を受け止めるボルト受けを前記ボルト支持部に設けて構成され、
前記ボルト受けは車幅方向に沿うリブ状に形成され、
前記ボルト受けの上下方向の幅は前記ボルト支持部の車幅方向の他側部側ほど短く設定され、
前記ボルト受けを成形する成形型の型抜き孔が前記ボルト支持部の他側部に形成されている請求項1又は2記載の自動車のトランクガーニッシュの固定構造。
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