JP6504038B2 - ピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップ - Google Patents

ピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップ Download PDF

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Description

本発明は、ピラーガーニッシュ取付構造と、それを用いられるテザークリップに関する。ピラーガーニッシュ取付構造は、「ピラーガーニッシュ取付装置」といってもよい。
特許文献1は従来のピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップを開示しており、従来のピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップの一部は、図12−図15に示す比較例のピラーガーニッシュ取付構造102および比較例のテザークリップ110と類似している。図12−図15の比較例のピラーガーニッシュ取付構造102および比較例のテザークリップ110では、先端にアンカー150が一体形成されたテザー120をピラーガーニッシュ170およびピラー190の長手方向に沿って配置したテザークリップ110を用いて、ピラーガーニッシュ170がピラー190に取り付けられている。比較例のピラーガーニッシュ取付構造102および比較例のテザークリップ110は従来公知ではない。また、「比較例の」は「基準」といってもよい。
また、図12−図15の比較ピラーガーニッシュ取付構造102およびテザークリップ110では、ピラーガーニッシュ170のテザー収納部172に形成されたガーニッシュ孔180の縁部に係合してピラーガーニッシュ170を保持する2つの係合保持部140が、ピラーガーニッシュ170およびピラー190の長手方向に沿って、テザー120の根本部122の両側に配置されている。
特開2015−140118号公報
しかし、特許文献1のテザークリップ、または、図12−図15の比較例のピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップには、つぎの問題がある。
ピラーガーニッシュ170のガーニッシュ孔180に差し込まれるテザークリップ11
0の2つの係合保持部140は、ピラーガーニッシュ170およびピラー190の長手方向に、ピラー190のクリップ取付孔192の中心軸線110aを中心にして互いに対称に配置されているので、ピラーガーニッシュ170のガーニッシュ孔180の一端に位置するブリッジ部174aは、ピラー長手方向における幅W’(図15)が比較的狭い(ピラーガーニッシュ170およびピラー190の長手方向におけるブリッジ部174aの長さが比較的小の)断面となっている。そのため、ブリッジ部174aの強度が低くなり、かつ、成型時の湯流れの悪化によりブリッジ部174aのピラーガーニッシュ170の長手直交方向中央部に比較的強いウエルド(成型欠陥)が形成されやすい。
本発明の目的は、ピラーガーニッシュにおけるブリッジ部の、ピラー長手方向の断面積を大きくでき、それによって、ブリッジ部の破断強度を増加でき、かつ、成型時の湯流れ改善により比較的強いウエルドの生成を抑制できるピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップを提供することにある。
上記目的を達成する本発明のピラーガーニッシュ取付構造およびテザークリップは、つぎの態様をとることができる。なお、括弧付きの符号は、図面に現れる部材番号に対応する。
本発明の第1の態様では、ピラーガーニッシュ取付構造(2)は、テザークリップ(10)と、長手方向を有するピラーガーニッシュ(70)と、ピラー(90)と、を備える。
テザークリップ(10)は、座部(12)と、座部の一面に接続される少なくとも1つの係合保持部(40)およびテザー(20)と、座部(12)の他面に接続される脚(14)を有する。
ピラーガーニッシュ(70)は、テザー収納部(72)とテザー収納部(72)に設けられたガーニッシュ孔(80)を有し、ガーニッシュ孔(80)の車両後側を閉塞するブリッジ部(74a)を有している。
ピラー(90)はクリップ取付孔(92)を有している。
ピラーガーニッシュ(70)は、テザークリップの上記係合保持部(40)(ここで、「上記係合保持部」とは、「上記少なくとも1つの係合保持部」の意味である。以下、同じ)をガーニッシュ孔(80)に挿入しテザークリップの脚(14)をクリップ取付孔(92)に挿入することによりピラー(90)に取り付けられている。
上記係合保持部(40)およびテザー(20)の座部(12)への接続位置の中心が脚(14)の中心軸線よりもピラーガーニッシュ長手方向にかつ車両前側にオフセットされており、ガーニッシュ孔(80)の中心位置がクリップ取付孔(92)の中心軸線に対してピラーガーニッシュ長手方向にかつ車両前側にオフセットされている。
第1の態様は後述する本発明の第1実施例と第2実施例に適用可能である。
本発明の第の態様では、テザークリップ(10)はテザー(20)の車両後側の先端に接続されたアンカー(50)を有している。
テザー(20)がピラーガーニッシュ長手方向に向けられたテザー長手方向(L)を有しテザー長手方向(L)を含む面に沿って曲げられている。
上記係合保持部(40)の車両前側端面は、ガーニッシュ孔(80)の車両前側内面に接触されている。上記係合保持部(40)の車両後側端面とテザー(20)の座部への接続部の車両後側端面とのうち車両後側にある方は、ガーニッシュ孔(80)の車両後側内面に接触される
本発明の第の態様では、テザー(20)は座部(12)から立ち上がっていったん車両前側に曲げられついで車両後側に曲げられており、テザー(20)の前端とガーニッシ
ュ孔(80)の前端とはピラーガーニッシュ長手方向に同じ位置にある
本発明の第の態様では、第1の態様において、テザー収納部(72)のブリッジ部(74a)に肉盗みの凹部(74b)が形成されている。
の態様は後述する本発明の第1実施例と第2実施例に適用可能である。
本発明の第の態様では、第1の態様またはの態様において、上記係合保持部(40)が、テザー(20)の座部(12)への接続部を間において配置された一対の係合保持部からなる。上記係合保持部(40)およびテザー(20)の、座部(12)への接続位置の中心は一対の係合保持部(40)の中心である。
の態様は後述する本発明の第1実施例に適用可能である。
本発明の第の態様では、第1の態様またはの態様において、上記係合保持部(40)が、テザー(20)の座部への接続部の車両前側に配置された単一の係合保持部からなる。上記係合保持部(40)およびテザー(20)の、座部への接続位置の中心は単一の係合保持部(40)の車両前側端面とテザー(20)の座部への接続部の車両後側端面との中心である。
4の態様は後述する本発明の第2実施例に適用可能である。
本発明の第の態様では、本発明の第3の態様のピラーガ−ニッシュ取付構造が含むテザークリップ10であって、一対の係合保持部(40)の中心が、脚(14)の中心軸線(10a)よりも、テザー長手方向(L)を含む面に沿ってアンカー(50)から離れる側にオフセットされている。
の態様は後述する本発明の第1実施例に適用可能である。
第1の態様によれば、ガーニッシュ孔の中心位置がクリップ取付孔の中心軸線に対して車両前側にオフセットされている。これによって、ピラーガーニッシュのブリッジ部のピラー長手方向における幅(ブリッジ部の車両前側端面と車両後側端面間の距離)が、ガーニッシュ孔の中心位置がクリップ取付孔の中心軸線に対してオフセットされていない場合におけるブリッジ部の幅よりも、増大されている。そのため、ブリッジ部のピラー長手方向の断面積が増大して強度が増大し、かつ、成型時にブリッジ部の湯流れがよくなって成型時においてブリッジ部にウエルド(成型欠陥)が形成されるのを抑制できる。その結果、CSA展開時にテザークリップのアンカーからの負荷がガーニッシュ孔の縁部にかかった時に、ピラーガーニッシュがブリッジ部またはその近傍から破断することを抑制できる。
の態様によれば、少なくとも1つの係合保持部およびテザーの、座部への接続位置の中心が、脚の中心軸線よりも、テザー長手方向を含む面に沿う方向にかつ車両前側にオフセットされている。また、係合保持部の車両前側端面は、ガーニッシュ孔の車両前側内面に接触される。また、係合保持部の車両後側端面とテザーの座部への接続部の車両後側端面とのうち車両後側にある方は、ガーニッシュ孔の車両後側内面に接触される。すなわち、係合保持部およびテザーを合わせたものの座部への接続部位は、テザー長手方向を含む面に沿う方向にガタつき無くガーニッシュ孔に嵌合されている。そのため、ブリッジ部のピラー長手方向における幅が増大される。その結果、ブリッジ部のピラー長手方向の断面積が増大して強度が増大し、かつ、成型時にブリッジ部の湯流れがよくなってブリッジ部に強いウエルドが形成されるのを抑制できる。また、CSA展開時にテザークリップのアンカーからの負荷がガーニッシュ孔の縁部にかかった時に、ピラーガーニッシュがブリッジ部またはその近傍から破断することを抑制できる。
の態様によれば、テザーは座部から立ち上がっていったん車両前側に曲げられついで車両後側に曲げられているので、テザーの長さを長くすることができ、CSA展開時にピラーとピラーガーニッシュの間に形成されるCSA展開用間隔を大きくすることができる。また、テザーの前端とガーニッシュ孔の前端とがピラーガーニッシュ長手方向に同じ位置にあるので、CSA展開時にテザーがガーニッシュ孔の前端に干渉することが抑制され、テザーのスムーズな伸長が妨げられない。また、スペース的にも有利である。
の態様によれば、ブリッジ部に肉盗みの凹部が形成されているので、ピラーガーニッシュの成型時にブリッジ部にヒケやボイドが形成されることを抑制できる。そのため、CSA展開時にテザークリップのアンカーからの負荷がガーニッシュ孔の縁部にかかった時に、ピラーガーニッシュがブリッジ部またはその近傍から破断することを抑制できる。
の態様では、上記係合保持部がテザーの座部への接続部を間において一対設けられている。一対の係合保持部がガーニッシュ孔の両端の縁部を保持するので、ピラーガーニッシュのテザークリップに対するぐらつき抑制上、有利である。
の態様では、上記係合保持部がテザーの座部への接続部の車両前側に1つ設けられている。テザーの座部への接続部が係合保持部より車両後側にあるので、テザーを座部への接続部からいったん車両前側に曲げついで車両後側に曲げた場合に、テザー長を長くすることができる。その結果、CSA展開時にピラーとピラーガーニッシュの間に形成されるCSA展開用間隔を大きくすることができる。
の態様によれば、一対の係合保持部の中心が、脚の中心軸線よりも、テザー長手方向を含む面に沿ってアンカーから離れる側にオフセットされている。そのため、このテザークリップを用いてピラーガーニッシュをピラーに組み付けた時、ピラーガーニッシュのブリッジ部の、ピラー長手方向における幅を増大できる。その結果、ブリッジ部の強度が増大し、かつ、成型時にブリッジ部の湯流れがよくなってブリッジ部にウエルドが形成されるのを抑制できる。そのため、CSA展開時にテザークリップのアンカーからの負荷がガーニッシュ孔の縁部にかかった時に、ピラーガーニッシュがブリッジ部またはその近傍から破断することを抑制できる。
本発明の第1の実施例(係合保持部が2つある場合)に係るピラーガーニッシュ取付構造の斜視図である。 図1のテザークリップのピラーガーニッシュ取付構造の、図1とは異なる方向から見た斜視図である。 図1のピラーガーニッシュ取付構造の、テザー長手方向を含む面と直交する方向から見た側面図である。 図3のピラーガーニッシュ取付構造の、テザー長手方向を含む面に沿って見た正面図である。 図3のピラーガーニッシュ取付構造の平面図である。 図5の6−6線に沿うピラーガーニッシュ取付構造の断面図である。 図6のピラーガーニッシュ取付構造で、ピラーガーニッシュと天井まで含む部分の断面図である。 図1のピラーガーニッシュ取付構造に用いられる、本発明の第1実施例に係るテザークリップのみの斜視図である。 図8のテザークリップの、テザー長手方向を含む面と直交する方向に見た側面図である。 図9のテザークリップの底面図である。 本発明の第2の実施例(係合保持部が1つしかない場合)のピラーガーニッシュ取付構造で、ピラーガーニッシュと天井まで含む部分の断面図である。 比較例のピラーガーニッシュ取付構造の、テザー長手方向を含む面と直交する方向から見た正面図である。 図12の比較例のピラーガーニッシュ取付構造の、テザー長手方向を含む面に沿って見た側面図である。 図12の比較例のピラーガーニッシュ取付構造の平面図である。 図14の15−15線に沿う比較例のピラーガーニッシュ取付構造の断面図である。
<<第1実施例>>
本発明の第1実施例に係るピラーガーニッシュ取付構造2とピラーガーニッシュ取付構造2に用いられる本発明の第1実施例に係るテザークリップ10を、図1−図10を参照して説明する。テザークリップ10とピラーガーニッシュ取付構造2とは主要部が同じである。第1実施例は、係合保持部40が一対ある場合である。なお、図3、図5−図8において、図の左側が車両前方、図の右側が車両後方側である。また、一部の図において、「FR」が車両前方、「UP」が車両上側を示す。
ピラーガーニッシュ取付構造2は、可撓性を有する樹脂製のテザークリップ10と、テザークリップ10よりは硬質の樹脂製のピラーガーニッシュ70と、金属製、たとえば鋼性のピラー(車両のフロントピラー)90と、を備える。テザークリップ10を構成する可撓性を有する樹脂材は、たとえばポリヘキサメチレンアジポアミドである。ただし、可撓性を有し必要な強度をもつ樹脂材であれば、それ以外の樹脂材であってもよい。
テザークリップ10は、後述するテザー20とその先端に設けられたアンカー50を有する。ピラーガーニッシュ70とピラー90との間には、カーテンエアバッグ(図示略、以下、CSAともいう。CSAはCurtain Shield Airbag の略である)が配置される。車両の側面衝突時やロールオーバ時にはCSAが短時間に膨張展開し、CSAからの荷重を受けてピラーガーニッシュ70がピラー90から離れる方向に移動する。この時、ピラーガーニッシュ70がアンカー50に当たるまでテザー20が伸長し、ピラーガーニッシュ70とピラー90との間にCSAが膨張展開し得る隙間が形成される。また、テザークリップ10は、ピラーガーニッシュ70がアンカー50に当たった状態以上にピラーガーニッシュ70がピラー90から離れる方向に移動することを止め、ピラーガーニッシュ70の車室方向への飛散を防止する。
ピラーガーニッシュ70とピラー90は長手方向を有し、互いに同じ方向に向けられている。テザークリップ10のテザー20はテザー長手方向Lを有する。テザー長手方向Lは、ピラーガーニッシュ70とピラー90の長手方向と同じ方向に向けられている。テザー20はテザー長手方向Lを含む面に沿って曲げられている。
テザークリップ10は、座部12と、座部12の一面に接続された少なくとも1つの係合保持部40と、座部12の上記一面に接続されピラーガーニッシュ長手方向に向けられたテザー長手方向Lを有しテザー長手方向Lを含む面に沿って曲げられている上記のテザー20と、テザー20の車両後側の先端に接続された上記のアンカー50と、座部12の他面に接続された脚14と、座部12のピラー90への対向座面に設けられたぐらつき抑制弾性片60と、を有している。脚14には、係止爪16がクリップ中心軸線10aに対して弾性的に接近離反可能に設けられる。係合保持部40は、座部12から立ち上がる立ち上がり部42と、立ち上がり部42に接続され立ち上がり部42の立ち上がり方向と直交する方向に膨出された膨出部44を有している。係合保持部40は中空状に形成され、膨出部44は膨出部44の膨出方向に弾性変形可能である。
ピラーガーニッシュ70は、背部にピラーガーニッシュ70に一体に形成されたテザー収納部72を有する。テザー収納部72は、長方形の底壁74と底壁74の3辺に接続される側壁76を有する。側壁76は、底壁74のピラーガーニッシュ長手方向に延びる2辺と、底壁74の車両前後方向前側の1辺との3辺に接続されている。底壁74の車両前後方向後側の1辺には側壁76が設けられておらず、テザー収納部72は車両後側に向かって開口するテザー収納部開口78を有している。テザー長手方向Lに延びるテザー20の先端に一体に接続されたアンカー50は、テザークリップ10がピラーガーニッシュ70に組付けられた時には、テザー収納部開口78を通してテザー収納部72の外側に突出する。これによって、限られたスペースでのテザー長が確保されている。その結果、CSA展開時にピラーガーニッシュ70とピラー90との間に十分な隙間を形成し得るテザー長が確保されている。
底壁74は、長方形のガーニッシュ孔80を有しており、ガーニッシュ孔80の長軸の延び方向は、ピラーガーニッシュ70の長手方向(テザー長手方向Lと同じ)に向けられている。ガーニッシュ孔80の車両後側は、ガーニッシュ孔80の長辺の延長間にわたって、ピラーガーニッシュ70の長手方向と直交方向に差し渡された、ブリッジ部74aで閉塞されている。ブリッジ部74aは、底壁74の一部を形成している。ブリッジ部74aの内面は、図示例のように、底壁74の内面(テザー収納部72の内側に面している面)に対して外側にオフセットしていてもよい。
ピラー90はクリップ取付孔92を有している。ピラーガーニッシュ70は、テザークリップ10を用いて、クリップ取付孔92の部位にて、ピラー90に取り付けられる。ピラーガーニッシュ70がピラー90に取り付けられた状態では、テザークリップ10のテザー20はピラーガーニッシュ70のガーニッシュ孔80を挿通しており、テザークリップ10の脚14はピラー90のクリップ取付孔92に差し込まれている。ピラーガーニッシュ70がテザークリップ10を用いてピラー90に取り付けられた状態では、ピラーガーニッシュ70のガーニッシュ孔80の縁部は、テザークリップ10の係合保持部40の膨出部44と座部12とで挟まれ、ピラー90のクリップ取付孔92の縁部は、テザークリップ10のぐらつき防止弾性片60と係止爪16とで挟まれる。
ピラーガーニッシュ70がピラー90に取り付けられた状態では、ガーニッシュ孔80の長手方向の中心位置は、クリップ取付孔92の中心軸線(クリップ中心軸線10aと同じ)に対して車両前側にオフセットされている。
ピラーガーニッシュ取付構造2の構成部品としてのテザークリップ10において、(また、テザークリップ10単体においても同様であるが、)少なくとも1つの係合保持部40およびテザー20の、座部12への接続位置の中心は、脚14の中心軸線(クリップ中心軸線10aと同じ)よりも、テザー長手方向Lを含む面に沿う方向にかつアンカー50から離れる側(車両前側と同じ)にオフセットされている。
少なくとも1つの係合保持部40の車両前側端面は、ガーニッシュ孔80の車両前側内面(ガーニッシュ孔80の前側短辺の内面)に接触される。少なくとも1つの係合保持部40の車両後側端面とテザー20の座部12への接続部の車両後側端面とのうち、車両後側にある方は、ガーニッシュ孔80の車両後側内面(ガーニッシュ孔80の後側短辺の内面)に接触される。
ガーニッシュ孔80の長手方向の中心位置の、クリップ取付孔92の中心軸線からのオフセットにより、ピラーガーニッシュ70のブリッジ部74aのピラーガーニッシュ長手方向を含む面に沿う方向における幅Wは、ガーニッシュ孔180の中心位置がクリップ取
付孔192の中心軸線に対してオフセットされていない比較例のピラーガーニッシュ取付構造102におけるブリッジ部174aのピラーガーニッシュ長手方向を含む面に沿う方向における幅よりも、増大されている。
テザー20は、座部12から立ち上がっていったん車両前側(アンカー50から離れる側)に曲げられ、ついで車両後側(アンカー側)に曲げられている。テザー20の前端とガーニッシュ孔80の前端とは、ピラーガニッシュ長手方向に同じ位置にあることが望ましい。
テザー収納部72の底壁74のブリッジ部74aには、肉盗みの凹部74bが形成されてもよい。ただし、凹部74bは、ブリッジ部74aの湯流れを妨げない部位、たとえばブリッジ部74aの、ガーニッシュ孔80の短辺が延びる方向の中央部で、かつ、ブリッジ部74aの強度を低減させにくい部位、たとえばブリッジ部74aの外面(下側面)近傍でガーニッシュ孔80に近い部位に設けられることが望ましい。
テザークリップ10を単体として見た場合、テザークリップ10は、さらにつぎの構造を有する。
図8−図10に示すように、テザー20は、座部12に接続される根本部22と、アンカー50に接続される先端部26と、根本部22および先端部26の間にわたって延びる中間部24と、を有する。テザー20は、座部22と直交する一面に沿って延びるテザー長手方向Lを有し、テザー20の全長の少なくとも一部は上記一面に沿って湾曲されている。
座部12からテザー20の形状に沿って隔たった任意のテザー部位における、テザー20の接線方向と直交する面で切断して見たテザー断面の形状は、細長断面である。
また、根本部22と中間部24におけるテザー断面の形状は、先端部26におけるテザー断面の形状よりも幅広で薄厚の帯状とされている。ただし、先端部26におけるテザー断面の形状は、比較例のクリップ110の(テザー全長における)テザー断面の形状に等しいか、または、ほぼ等しい。
根本部22および中間部24におけるテザー断面の長辺の長さは、ガーニッシュ孔80の短辺の長さより長い。そのため、テザー断面の長軸の延び方向をガーニッシュ孔80の短軸の延び方向に向けると、テザークリップ10のピラーガーニッシュ70への組み付け時に、テザー20をガーニッシュ孔80内に配置できなくなる。
テザー20をガーニッシュ孔80内に配置するために、根本部22および中間部24における細長断面の長軸の延び方向は、ガーニッシュ孔80の長軸と直交する方向(ガーニッシュ孔80の短軸が延びる方向)から所定角度(40度±20度の範囲にある角度)だけ傾けられている。したがって、テザー20は、テザー20の断面の中心まわりに捩じられている。テザー20は、テザー20が沿って延びる平面と平行な方向に湾曲されると共に、テザー20の断面中心まわりに捩じられている。すなわち、テザー20には曲げと捩じりがある。これに対し、比較例のクリップ110のテザー120は、テザー120の断面中心まわりに捩じられていない。すなわち、比較例のクリップ110のテザー120には曲げのみしかない。
図1−図3に示すように、根本部22および中間部24の少なくとも一部はテザー20に沿って緩やかに湾曲されており、それ以外の部分(根本部22の座部12に近い部分および中間部24の先端部26に近い部分)で直線状に延びていてもよい。
テザー20に荷重がかかっていないテザー20の自由状態において、テザー20の、根本部22、および中間部24の根本部22への接続部からアンカー50から最も遠い中間部部位24aまでは、テザー断面の長軸の延び方向端に、アンカー50から遠い側の第1の稜線28aとアンカー50に近い側の第2の稜線28bを有しており、第1の稜線28aと第2の稜線28bのアンカー50からの遠近の関係は第1の稜線28aと第2の稜線28bの全長にわたって維持され反転しない。
テザー20の、中間部24のアンカー50から最も遠い中間部部位24aから中間部24の先端部26への接続部までは、テザー断面の長軸の延び方向端に、座部12から遠い側の第3の稜線28cと座部12に近い側の第4の稜線28dを有しており、第3の稜線28cと第4の稜線28dの座部12からの遠近の関係は第3の稜線28cと第4の稜線28dの全長にわたって維持され反転しない。
第1の稜線28aと第3の稜線28cは滑らかに(段差無く)接続しており、第2の稜線28bと第4の稜線28dは滑らかに(段差無く)接続している。
第1の稜線28aの長さと第3の稜線28cの長さの和は、第2の稜線28bの長さと第4の稜線28dの長さの和に近づけられており、互いに等しいかほぼ等しい。テザー20には、中間部24の根本部22に近い側の部分に上方(座部12から離れる方向)に向かって凸状に湾曲する上方湾曲部が形成され、ついで中間部24の先端部26に近い側の部分に下方(座部12の延長面に近づく方向)に向かって凸状に湾曲する下方湾曲部が形成されている。上方湾曲部の外周縁部は下方湾曲部の内周縁部に接続され、上方湾曲部の内周縁部は上方湾曲部の外周縁部に接続されている。これによって、第1の稜線28aの長さと第3の稜線28cの長さの和が、第2の稜線28bの長さと第4の稜線28dの長さの和に等しいかほぼ等しくなっている。
テザー20の先端部26におけるテザー断面の長辺の長さは、ガーニッシュ孔80の短辺の長さより短い。これによって、テザークリップ10のピラーガーニッシュ70への組み付けが可能になる。組み付けにおいては、アンカー50の長手方向をガーニッシュ孔80の長軸の延び方向に向け、アンカー50をガーニッシュ孔80を挿通させ、アンカー50をテザー収納部72内に入れると共にテザー20の先端部26をガーニッシュ孔80内に位置させる。この状態ではテザー20の先端部26はガーニッシュ孔80内で先端部26の軸芯まわりに回転可能であるから、アンカー50を90度回転させる。ついで、テザー20をテザー収納部72内に挿入していき、係合保持部40の膨出部44と座部12との間にガーニッシュ孔80の縁部を保持した状態で組み付けが完了する。この状態では、アンカー50がテザー収納部開口78からテザー収納部72の外側に出ている。
テザー20の中間部24の、テザー先端部26側の端部には、アンカー50の延び方向(アンカー50の長手方向)に平行な方向と直交する方向に突出する一対の案内板38が設けられている。一対の案内板38は、テザー20の中間部24を挟んで、ほぼ対称に設けられている。
アンカー50は、テザー長手方向Lと直交し座部12と平行な方向に延びるアンカー本体52と、アンカー本体52からテザー先端部26を間においてテザー先端部26の両側空間に延びる一対のアンカー弾性片54とを有する。アンカー本体52はアンカー長手方向に延び、アンカー弾性片54はアンカー長手方向と直交方向に延びる。アンカー弾性片54はテザー20の案内板38と同じ平面に沿って延びる。アンカー弾性片54と案内板38とは、互いに離れているが、互いに対向している。
ぐらつき防止弾性片(以下、単に「弾性片」という)60は、テザークリップ10の脚
14をピラー90のクリップ取付孔92に挿入してテザークリップ10がピラー90に取り付けられた時に、ピラー90のクリップ取付孔92の縁部を脚14の係止爪16と弾性片60とで弾性的に挟み込んで、テザークリップ10のピラー90に対するぐらつきを抑制するものである。
弾性片60は、座部12の、テザークリップ10が取り付けられるピラー90に対向する座面の、クリップ中心軸線10aから離れた部位で、座部12に一体に接続されている。弾性片60は、弾性片60の自由状態で、座部12への接続部から、該接続部とクリップ軸方向に対向する位置にあるピラー90への接地点に向かって、直線状または湾曲状に延びる軸方向部62を有している。図示例は、軸方向部62が直線状の場合を示しているが、ピラー90への接地点が直線状の場合と変わらなければ直線状を湾曲状としてもよい。
弾性片60によってピラー90に対するテザークリップ10のぐらつきを抑制したい方向は、とくにテザー長手方向Lと直交する面に沿う方向の回転である。ぐらつきを抑制したい方向のテザークリップ10のぐらつきを抑えるために、弾性片60は、テザー長手方向Lを含む面を間にしてテザー長手方向Lを含む面の両側に配置され、かつ、テザー長手方向Lを含む面から該面と直角方向に間隔をおいて配置されている。
弾性片60は、軸方向部62の座部12への接続部と反対側の先端部に、テザー長手方向を含む面と直交方向に視た時に軸方向部62から湾曲されて弾性片60の自由状態で座部12と平行に延びて終わる曲がり部64を有している。曲がり部64は弾性片60の自由状態で軸方向部62からクリップ中央側に曲げられている。ただし、弾性片60は、曲がり部をもたず、下端部を軸方向部のままとしてもよい。
座部12はクリップ中心軸線10aと直交する面に沿う方向に長方形状に形成されている。弾性片60は長方形状の座面の四隅に配置されている。
脚14は、座部12のテザー20が接続される座面と反対側の座面に接続され、テザー20と反対側に座部12から離れる方向に延びる。一対の係止爪16は、係止爪16の一端にある結合部で脚14に結合され、結合部を除いて逆U字状のスリットで脚14から切り離されている。これによって、係止爪16は結合部まわりにクリップ中心軸線10aに接近、離反する方向に揺動可能である。係止爪16の先端部には、クリップ中心軸線10aに対して直交方向に、かつ、クリップ中心軸線10aから離れる方向に延びる爪操作部18が設けられている。
以上の構造は、本発明の第1実施例と第2実施例の両方に適用可能である。
本発明の第1実施例は、さらにつぎの構造を有する。
第1実施例のテザークリップ10は、図8−図10のように、一対の、したがって、2つの係合保持部40を有する。テザー20の座部12への接続部は、2つの係合保持部40の間に位置する。
係合保持部40およびテザー20の、座部12への接続位置の中心は、図1−図10に示すように、2つの係合保持部40のテザー長手方向Lにおける外側端面間の中心と一致する。その場合、2つの係合保持部40をガーニッシュ孔80の嵌入した時、2つの係合保持部40のテザー長手方向Lにおける車両前側の外側端面と車両後側の外側端面が、ガーニッシュ孔80の車両前側の短辺と車両後側の短辺に、それぞれ、接触する。
つぎに、本発明の第1実施例に係るピラーガーニッシュ取付構造2とテザークリップ10の作用、効果を説明する。
まず、ガーニッシュ孔80とクリップ取付孔92との位置関係でいえばつぎのようになる。ガーニッシュ孔80の中心位置がクリップ取付孔92の中心軸線に対して車両前側にオフセットされている。また、ピラーガーニッシュ70のブリッジ部74aの、ピラー軸方向における幅が、比較例のピラーガーニッシュ取付構造102のようにガーニッシュ孔の中心位置がクリップ取付孔の中心軸線に対してオフセットされていない場合におけるブリッジ部の幅よりも、増大されている。そのため、ブリッジ部74aの、ピラー長手方向の断面積が増大して強度が増大し、かつ、成型時にブリッジ部74aの湯流れがよくなってブリッジ部74aにウエルドが形成されるのを抑制できる。そのため、CSA展開時にテザークリップ10のアンカー50からの負荷がかかった時に、ピラーガーニッシュ70がブリッジ部74aまたはその近傍から破断することを抑制できる。
テザークリップ10における係合保持部40およびテザー20の、座部12への接続位置の中心と、脚14の位置との位置関係でいえばつぎのようになる。ただし、係合保持部40およびテザー20の、座部12への接続位置の中心は、係合保持部が2つの場合は係合保持部40の外面間の中央点である。係合保持部40およびテザー20の、座部12への接続位置の中心が、脚14の中心軸線(クリップ中心軸線10aと同じ)よりも、テザー長手方向Lを含む面に沿う方向にかつアンカー50から離れる側にオフセットされている。そのため、ピラーガーニッシュ70のブリッジ部74aの、ピラー長手方向における幅Wが増大される。その結果、ブリッジ部74aの、ピラー長手方向の断面積と強度が増大し、かつ、成型時にブリッジ部74aの湯流れがよくなってブリッジ部74aに強いウエルドが形成されるのを抑制できる。また、CSA展開時にテザークリップ10のアンカー50からの負荷がかかった時に、ピラーガーニッシュ70がブリッジ部74aまたはその近傍から破断することを抑制できる。
テザー20の前端24aとガーニッシュ孔80の前端とがピラーガーニッシュ長手方向に同じ位置にある場合には、CSA展開時にテザー20のスムーズな伸長が妨げられず、かつ、スペース的にも有利である。もしもガーニッシュ孔80の長さが短く、ガーニッシュ孔80の前端がテザーの前端24aより後側にあると、CSA展開の際、テザー20がテザー収納部72の底壁74の内面に干渉して、テザー20のスムーズな展開の妨げられる。また、ガーニッシュ孔80の長さが長く、ガーニッシュ孔80の前端がテザーの前端24aより前側にあると、テザー収納部72を車両前側に延長しなければならず、スペース的に不利となる。
ブリッジ部74aに肉盗みの凹部74bが形成されている場合には、成型時にブリッジ部74aにヒケやボイドが形成されることを抑制できる。そのため、CSA展開時にテザークリップ10のアンカー50からの負荷で、ピラーガーニッシュ70がブリッジ部74aまたはその近傍から破断することを抑制できる。
テザークリップ10において、係合保持部40およびテザー20の、座部12への接続位置の中心が、脚14の中心軸線よりも、テザー長手方向を含む面に沿ってアンカー50から離れる側にオフセットされている。そのため、このテザークリップ10を用いてピラーガーニッシュ70をピラー90に組み付けた時、自動的にピラーガーニッシュ70のブリッジ部74aの、ピラー長手方向における幅Wを、比較例のクリップのブリッジ部の幅より増大できる。その結果、ブリッジ部74aのピラー長手方向の断面積と強度が増大し、かつ、成型時にブリッジ部74aの湯流れがよくなってブリッジ部74aにウエルドが形成されるのを抑制できる。そのため、CSA展開時にテザークリップ10のアンカー50からの負荷がかかった時に、ピラーガーニッシュ70がブリッジ部74aまたはその近傍から破断することを抑制できる。
<<第2実施例>>
つぎに、本発明の第2実施例に係るピラーガーニッシュ取付構造2とそれに用いられるテザークリップ10を、図11を参照して説明する。第2実施例は、係合保持部40が1つのみ設けられる場合である。以下、第2実施例のうち、第1実施例と異なる部分のみを説明する。
まず、構造については、少なくとも1つの係合保持部40が、テザー20の座部12への接続部の車両前側(アンカー50から遠い側)に配置された単一の係合保持部からなる。
係合保持部40とテザー20の、座部12への接続部の中心は、係合保持部40の車両前側端面とテザー20の根本部22の車両後側端面との間の中心と一致する。
その場合、1つの係合保持部40と1つのテザー20の根本部22をガーニッシュ孔80の嵌入した時、1つの係合保持部40と1つのテザー20の根本部22のテザー長手方向Lにおける外側端面は、ガーニッシュ孔80の短辺に接触する。
テザー20は座部12から立ち上がった後いったん車両前側に曲げられ、ついで車両後側に曲げられてアンカー50に至る。テザー長手方向Lにおいて、テザー20の前側端は係合保持部40の前側端と同じ位置にある。テザー20の前側端は、アンカー50から最も遠い中間部部位24aに相当する。
つぎに、作用、効果については、テザー20の座部12への接続部が係合保持部40より車両後側にあるので、テザー20を座部12への接続部からいったん車両前側に曲げついで車両後側に曲げた場合に、第1実施例のように一対の係合保持部40の間からテザー20が立ち上がる場合よりも、テザー20の長さを長くすることができる。その結果、CSA展開時に、ピラー90とピラーガーニッシュ70の間に形成されるCSA展開用間隔を大きくすることができる。
2 ピラーガーニッシュ取付構造
10 テザークリップ
10a クリップ中心軸線
12 座部
14 脚
20 テザー
40 係合保持部
50 アンカー
70 ピラーガーニッシュ
72 テザー収納部
74a ブリッジ部
74b 凹部
80 ガーニッシュ孔
90 ピラー
92 クリップ取付孔
L テザー長手方向
W ブリッジ部の幅

Claims (5)

  1. テザークリップと、長手方向を有するピラーガーニッシュと、ピラーと、を備え、
    テザークリップは、座部と、座部の一面に接続される少なくとも1つの係合保持部およびテザーと、座部の他面に接続される脚を有し、
    ピラーガーニッシュはテザー収納部とテザー収納部に設けられたガーニッシュ孔の車両後側を閉塞するブリッジ部を有しており、
    ピラーはクリップ取付孔を有しており、
    ピラーガーニッシュはテザークリップの前記係合保持部をガーニッシュ孔に挿入しテザークリップの脚をクリップ取付孔に挿入することによりピラーに取り付けられるピラーガーニッシュ取付構造であって、
    テザークリップはテザーの車両後側の先端に接続されたアンカーを有しており、
    テザーがピラーガーニッシュ長手方向に向けられたテザー長手方向を有しテザー長手方向を含む面に沿って曲げられており、
    前記係合保持部の車両前側端面は、ガーニッシュ孔の車両前側内面に接触され、
    前記係合保持部の車両後側端面とテザーの座部への接続部の車両後側端面とのうち車両後側にある方は、ガーニッシュ孔の車両後側内面に接触され、
    テザーは座部から立ち上がっていったんピラーガーニッシュ長手方向にかつ車両前側に曲げられついでピラーガーニッシュ長手方向にかつ車両後側に曲げられており、テザーの前端とガーニッシュ孔の前端とはピラーガーニッシュ長手方向に同じ位置にあり、
    ガーニッシュ孔は長方形であり、ガーニッシュ孔の長軸の延び方向はピラーガーニッシュ長手方向に向けられており、ブリッジ部はガーニッシュ孔の長辺の延長間にわたってピラーガーニッシュ長手方向と直交方向に差し渡されていてガーニッシュ孔をピラーガーニッシュ長手方向に車両後側から閉塞しており
    前記係合保持部およびテザーの、座部への接続位置の中心が脚の中心軸線よりもピラーガーニッシュ長手方向にかつ車両前側にオフセットされており、ガーニッシュ孔の中心位置がクリップ取付孔の中心軸線に対してピラーガーニッシュ長手方向にかつ車両前側にオフセットされているピラーガーニッシュ取付構造。
  2. テザー収納部のブリッジ部に肉盗みの凹部が形成されている請求項1記載のピラーガーニッシュ取付構造。
  3. 前記係合保持部が、テザーの座部への接続部を間において配置された一対の係合保持部
    からなり、前記係合保持部およびテザーの、座部への接続位置の中心は一対の係合保持部の中心である請求項1または請求項2記載のピラーガーニッシュ取付構造。
  4. 前記係合保持部が、テザーの座部への接続部の車両前側に配置された単一の係合保持部からなり、前記係合保持部およびテザーの、座部への接続位置の中心は単一の係合保持部の車両前側端面とテザーの座部への接続部の車両後側端面との中心である請求項1または請求項2記載のピラーガーニッシュ取付構造。
  5. 請求項3記載のピラーガーニッシュ取付構造が含むテザークリップであって、
    前記一対の係合保持部の中心が、脚の中心軸線よりも、テザー長手方向を含む面に沿ってアンカーから離れる側にオフセットされているテザークリップ。
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