JP5151480B2 - ポリエステルエーテルポリ(モノ)オールの製造方法およびポリウレタンの製造方法 - Google Patents
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Description
これらはポリウレタン製品の原料として用いることができる。
また、本発明は、上記各製造方法により得られるポリエステルエーテルモノオールおよび/またはポリエステルエーテルポリオールをポリイソシアネートと反応させる、ポリウレタンの製造方法である。
本発明のポリエステルエーテルポリ(モノ)オールの製造方法においては、環状エステル化合物とアルキレンオキシドの共重合(開環重合)反応のための触媒として、tert−ブチルアルコールを有機配位子の少なくとも一部として有する複合金属シアン化物錯体触媒(以下、単に「DMC(double metal cyanide)触媒」とも記す。)を用いる。
M1 a[M2 b(CN)c]de(M1 fXg)h(H2O)i(R)・・・式1
式1中、M1は、Zn(II)、Fe(II)、Fe(III)、Co(II)、Ni(II)、Mo(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(V)、Sr(II)、W(IV)、W(VI)、Mn(II)、Cr(III)、Cu(II)、Sn(II)、およびPb(II)から選ばれる金属原子であり、Zn(II)またはFe(II)であることが好ましい。なお金属の原子記号に続くかっこ内のローマ数字は原子価を表し、以下同様である。M2は、Fe(II)、Fe(III)、Co(II)、Co(III)、Cr(II)、Cr(III)、Mn(II)、Mn(III)、Ni(II)、V(IV)、およびV(V)から選ばれる金属原子であり、Co(III)またはFe(III)であることが好ましい。Xはハロゲン原子である。Rは、tert−ブチルアルコール単独であるか、または、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、iso−ブチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、iso−ペンチルアルコール、N,N−ジメチルアセトアミド、およびエチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテルからなる群から選択される1種以上の化合物とtert−ブチルアルコールとの組み合わせである有機配位子を表す。a、b、c、d、e、f、g、h、iは、金属原子の原子価や有機配位子の配位数などにより変わる正の数である。本発明において特に好ましい有機配位子は、tert−ブチルアルコール単独か、もしくはtert−ブチルアルコールとエチレングリコールモノ−tert−ブチルエーテルの組み合わせであり、この有機配位子を有するDMC触媒は、上記特定の水酸基含有開始剤に対する環状エステルとアルキレンオキシドとの共重合反応に特に高い重合活性を示し、しかも重合によって得られるポリエステルエーテルポリ(モノ)オールの分子量分布を狭くできる。
また、DMC触媒を製造する場合に用いる上記ハロゲン化金属塩を構成する金属は、Zn(II)、Co(II)、又はFe(II)が好ましく、ハロゲン化金属塩としては、塩化亜鉛、臭化亜鉛、又はヨウ化亜鉛が好ましい。
本発明では、開始剤として、1〜12個の水酸基を有しかつ数平均分子量(Mn)が、18〜20000である化合物を使用することが好ましい。具体的な化合物としては、メタノール、エタノール、2−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノール、2−エチルヘキサノール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、トリデカノール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、などの1価アルコール類;水;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオールなどの2価アルコール類;グリセリン、ジグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコール類;グルコース、ソルビトール、デキストロース、フラクトース、蔗糖、メチルグルコシドなどの糖類またはその誘導体;ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ノボラック、レゾール、レゾルシンなどのフェノール化合物、などが挙げられる。これらの開始剤は1種のみ用いることも、2種以上を併用することもできる。
一方、数平均分子量(Mn)が20000以下の開始剤を用いることにより、開始剤の粘度が高すぎることなく、開始剤に環状エステル化合物およびアルキレンオキシドを均一に共重合することができる。
本発明において用いる環状エステル化合物は、炭素数3〜9の環状エステル化合物、いわゆるラクトン、である。具体的な環状エステル化合物としては、例えば、β-プロピオラクトン、δ-バレロラクトン、ε-カプロラクトン、メチル-ε-カプロラクトン、α-メチル-β-プロピオラクトン、β-メチル-β-プロピオラクトン、メトキシ-ε-カプロラクトン、およびエトキシ-ε-カプロラクトンを挙げることができ、特にε-カプロラクトンが好ましい。これらの環状エステル化合物は1種類だけを用いることも、2種類以上を併用することもできる。なお、ブチロラクトンなどの5員環の環状エステル化合物は反応性が低いので、本発明の方法に用いる環状エステルとしてはあまり好ましくない。
本発明の製造方法で用いるアルキレンオキシドは、炭素数2〜20を有するアルキレンオキシドが好ましい。本発明に用いるアルキレンオキシドとしては、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシド、オキセタン、シクロペンタンオキシド、シクロヘキセンオキシド、炭素数5〜20のα−オレフィンオキシドなどを挙げることができ、これらから選ばれる1種または2種以上を用いることができる。本発明ではエチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、スチレンオキシド、およびオキセタンから選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。また、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを少量のテトラヒドロフランとともに用いて重合反応を行うこともできる。
本発明では、上記開始剤およびDMC触媒の存在下、反応容器内に上記アルキレンオキシドの1種以上と、環状エステル化合物の1種以上とを同時に添加して重合を行い、ポリエステルエーテルポリ(モノ)オールのランダム共重合体を得ることができる(ランダム共重合)。また、アルキレンオキシドの1種以上と、環状エステル化合物の1種以上とを順次添加してポリエーテルエステルポリオールのブロック共重合体を得ることもできる(ブロック共重合)。さらには、環状エステル化合物およびアルキレンオキシドを添加順序及び添加量などを調節することより、分子内の一部に環状エステルに由来するポリエステル鎖部分および/またはポリオキシアルキレン鎖部分を導入して、ランダム共重合部位とブロック共重合部位が同一分子中に存在するポリエステルエーテルポリ(モノ)オールを得ることができる(ランダム・ブロック共重合体)。本発明においてはランダム共重合、ランダム・ブロック共重合が好ましい。
本発明のポリエステルエーテルポリ(モノ)オールは、上記開始剤およびDMC触媒の存在下に、環状エステル化合物およびアルキレンオキシドを共重合反応させる。一般に、耐圧反応容器を用い、容器中に開始剤とDMC触媒を入れ、所定の反応温度に加熱した後、環状エステル化合物とアルキレンオキシドを同時に、または順次に、あるいは両者を組み合わせて反応容器内に導入し、加熱撹拌下で共重合反応させる。環状エステル化合物とアルキレンオキシドの反応容器内への添加(導入)は、連続して行うことも、所定量を順次添加(導入)することもできる。
さらに、本発明の製造方法によって得られるポリエステルエーテルポリ(モノ)オールの数平均分子量(Mn)は200〜100000にすることが好ましく、500〜20000にすることが特に好ましい。本発明の共重合体の数平均分子量(Mn)を200以上にすることによって、重合体に占める環状エステル化合物由来の重合単位数を多くでき、それによって耐熱性および潤滑性などの特性の少なくとも1つを向上できる。また、数平均分子量(Mn)を100000以下にすることによって、ポリウレタン樹脂および潤滑油などの原料として高すぎることのない適度な粘度にすることができ、分子量分布(Mw/Mn)を1.4以下にすることが容易となる。
また、本発明の製造方法によって製造されるポリエステルエーテルポリ(モノ)オールの水酸基当りの数平均分子量(Mn)は、200〜50000のものが好ましく、500〜10000のものがより好ましい。
本発明のポリエステルエーテルポリ(モノ)オールには、長期間の貯蔵時における劣化を防止するために、ヒンダードフェノール系やヒンダードアミン系の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系非鉄防食剤、トリアゾール系やベンゾフェノン系紫外線吸収剤、およびホウ素化合物系還元剤などから選択される添加剤を添加することができる。
以下に本発明を実施例および比較例により具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されない。
実施例中、粘度は、E型粘度計VISCONIC EHD型(トキメック社製)を使用し、No.1ローターを用いて測定した値である。ポリエステルエーテルポリ(モノ)オールやポリエーテルポリ(モノ)オールなどの重合体の数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、分子量分布(Mw/Mn)は、分子量既知の標準ポリスチレン試料を用いて作成した検量線を用い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを測定することによって得られたポリスチレン換算分子量である。また、ポリエステルエーテルポリ(モノ)オールに含まれる触媒由来の金属量は、以下のように測定した:触媒を含むポリエステルエーテルポリ(モノ)オールの所定量を三角フラスコに採取し、イオン交換水100mL、濃塩酸と濃硝酸をそれぞれ20mL加え、さらに沸石を入れて3時間煮沸した。さらに、三角フラスコに塩酸を10mL加え2時間煮沸後、No.5Aのろ紙でろ過し、イオン水にて適宜希釈後、ICP発光分析法により分析した。
500mLのフラスコ中に塩化亜鉛10.2gとイオン交換水10gからなる塩化亜鉛水溶液を調製する。次に、カリウムヘキサシアノコバルテート(K3[Co(CN)]6)4.2gとイオン交換水75gからなる水溶液を40℃に保温しつつ、毎分300回転で撹拌しながら、前記塩化亜鉛水溶液を30分間かけて滴下して加えた。滴下終了後、さらに30分撹拌した後、tert−ブチルアルコール(以下、TBAと記す。)80g、イオン交換水80gおよびジプロピレングリコールにプロピレンオキシド(以下、POと記す。)を付加重合して得られた数平均分子量(Mn)が1000のポリオール(以下、ポリオールXと記す。)0.6gの混合物を添加し、40℃で30分、さらに60℃で60分間撹拌後、直径125mmの円形ろ板と微粒子用の定量ろ紙(ADVANTEC社製、No.5C)を用い、0.25MPaの加圧下でろ過を行い、50分ほどで固体を分離した。
次いで、この複合金属シアン化物錯体を含むケーキにTBA36gおよびイオン交換水84gの混合物を添加してから30分撹拌後、15分間加圧ろ過を行った。この結果得られた複合金属シアン化物錯体を含むケーキに、さらにTBA108gおよびイオン交換水12gの混合物を添加して30分撹拌し、複合金属シアン化物錯体(亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体)を含むTBAのスラリーを得た。
このスラリーにポリオールXを100g添加混合した後、80℃で3時間、更に115℃で4時間減圧乾燥し、TBAを有機配位子として有する複合金属シアン化物錯体触媒(スラリー触媒A)を得た。スラリー触媒A中の複合金属シアン化物錯体の濃度は4.10質量%であった。
上記複合金属シアン化物錯体触媒の製造例1において、スラリー触媒Aの製造に用いたTBAをエチレングリコールジメチルエーテル(以下、グライムという。)に代えたほかは、上記製造例1に記載した方法と同様の方法を用いて、複合金属シアン化物錯体を固形分として4.6%含むスラリー触媒Bを得た。
(実施例1)「ε−カプロラクトンとプロピレンオキシドのランダム共重合体の製造例」 アンカー翼1組と、45°傾斜2枚羽根のパドル翼2組を取り付けた撹拌機付きステンレス鋼製の耐圧反応器(容量10L)内に、開始剤として1000gのポリオキシプロピレンジオール(Mw/Mn=1.10、Mn=1390)と、2440mg(重合終了時の重合体中の金属量として10.2ppm)の上記スラリー触媒Aを投入した。反応器内を窒素置換後、140℃に昇温し、撹拌下、50gのプロピレンオキシドを反応器内に供給して反応させて(モノマーのプレ供給)、触媒を活性化させた。反応器内の圧力が低下し、触媒が活性化したことを確認した後、撹拌下、500gのプロピレンオキシドと500gのε−カプロラクトンをいずれも約80g/hrの速度で反応器内に供給した。6時間20分かけてプロピレンオキシドとε−カプロラクトンの供給を終了し、さらに1時間撹拌を続けた。その間、反応器の内温を140℃、撹拌速度を毎分500回転に保ち重合反応を進行させた。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.11であり、Mnは2950であった。得られたポリエステルエーテルジオールの外観は常温で微白濁液状であり、25℃における粘度は810mPa・sであった。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このジオールは、ε−カプロラクトンおよびプロピレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。
表1に示す開始剤、触媒、条件を用い、実施例1と同様に行い、ポリオールを得た。いずれにおいても、プロピレンオキシドの総量のうち、最初に50gのみ反応器内に供給し(モノマーのプレ供給)、触媒を活性化させた後、残りのプロピレンオキシドとε−カプロラクトンを供給した。また、モノマー供給速度は実施例1と同じにした。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、これらのポリオールが、ε−カプロラクトンおよびプロピレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
実施例1で用いた開始剤と同じポリオキシプロピレンジオール1000gに対し、上記スラリー触媒Aを2440mg(重合終了時の重合体中の金属量として10.5ppm)投入した。反応器を窒素置換後、125℃に昇温した。撹拌下、500gのエチレンオキシドと500gのε−カプロラクトンをいずれも約80g/hrの速度で反応器内に供給した(この例ではモノマーのプレ供給を行わなかった)。6時間20分かけてエチレンオキシドとε−カプロラクトンの供給を終了し、さらに1時間撹拌を続け、ε−カプロラクトンとエチレンオキシドのランダム共重合体を得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このジオールがε−カプロラクトンおよびエチレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
表1に示す開始剤、触媒、条件を用い、実施例3と同様に行い、ポリオールを得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、これらのポリオールがε−カプロラクトンおよびエチレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
実施例6では、ポリオキシテトラメチレングリコール(Mw/Mn=1.95、Mn=1410、BASF社製、外観:白色固体、融点:36℃)(表中、「PTMG」)を開始剤として用いた。
実施例7では、ポリエチレングリコール(Mw/Mn=1.10、Mn=1000)(表中、「PEG」)を開始剤として用いた。
実施例8では、ポリオキシプロピレントリオール(Mw/Mn=1.04、Mn=1340)を開始剤として用いた。
ε−カプロラクトンの代わりに、δ−バレロラクトン(実施例10)またはβ―プロピオラクトン(実施例11)を用いる以外は、実施例3と同様に行い、ポリオールを得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、これらのポリオールがδ−バレロラクトン(実施例10)またはβ―プロピオラクトン(実施例11)およびエチレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。
プロピレンオキシドの代わりに1,2−ブチレンオキシド(実施例12)またはスチレンオキシド(実施例13)を用いる以外は、実施例1と同様に行い、ポリオールを得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、これらのポリオールがε−カプロラクトンおよび1,2−ブチレンオキシド(実施例12)またはスチレンオキシド(実施例13)のランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
実施例1で用いた方法に準拠し、実施例1で用いた開始剤と同じポリオキシプロピレンジオール1000gを開始剤として用い、撹拌下、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを約40g/hrならびにε−カプロラクトンを約80g/hrの添加速度でいずれも同時に反応器内に供給して140℃で重合反応を行った(この例ではモノマーのプレ供給を行わなかった)。最終的にはエチレンオキシド250g、プロピレンオキシド250g、およびε−カプロラクトン500gを重合し、ε−カプロラクトンとエチレンオキシドとプロピレンオキシドのランダム共重合体を得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このポリオールがε−カプロラクトン、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
反応器内に、開始剤としてポリエチレングリコール(Mw/Mn=1.10、Mn=1000)1000gと、スラリー触媒Aを2440mg(重合終了時の重合体中の金属量として10.2ppm)投入した。反応器内を窒素置換後、140℃に昇温し、撹拌下、50gのプロピレンオキシドを反応器内に供給して反応させた(モノマーのプレ供給)。反応器内の圧力が低下した後、さらに250gのプロピレンオキシドを約40g/hrの速度で反応器内に供給した。プロピレンオキシドの添加終了後、さらに140℃で1時間撹拌を続けた。次に250gのスチレンオキシドを約40g/hrの速度で、500gのε−カプロラクトンを約80g/1時間の速度で、いずれも同時に反応器内に供給し共重合反応を行った。スチレンオキシドおよびε−カプロラクトンの添加終了後、さらに140℃で1時間撹拌を続けた。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このジオールがプロピレンオキシドのブロック重合鎖、ならびにε−カプロラクトンおよびスチレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
開始剤を500gのエチレングリコールモノn−ブチルエーテル(Mw/Mn=1.00、Mn=74)に変更したほかは、実施例3と同様に行い、モノオールを得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このモノオールがエチレンオキシドとε−カプロラクトンのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたモノオールの特性を表1に示す。
開始剤を1000gのソルビトールのプロピレンオキシド付加体(Mw/Mn=1.30、Mn=18500)に変更したほかは、実施例3と同様に行い、ポリオールを得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このポリオールがエチレンオキシドとε−カプロラクトンのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
溶媒としてテトラヒドロフラン1000gをさらに用いたほかは実施例1と同様に行い、ポリオールを得た。1H−NMRおよび13C−NMRの測定結果から、このポリオールがε−カプロラクトンおよびプロピレンオキシドのランダム共重合鎖を有することが確認された。得られたポリオールの特性を表1に示す。
実施例1で用いた開始剤と同じポリオキシプロピレンジオール1000gと50質量%水酸化カリウム水溶液12gを投入し、120℃で12時間減圧脱水してポリオキシプロピレンジオールの水酸基をアルコラート化した。次に反応器内を窒素置換後、140℃に昇温し、500gのプロピレンオキシドと500gのε−カプロラクトンをいずれも約80g/hrの速度で反応器内に供給した。6時間20分かけてプロピレンオキシドとε−カプロラクトンの供給を終了し、さらに1時間、140℃で撹拌を続けた後、100℃で30分間減圧脱気を行って、アルカリ触媒を含むポリエステルエーテルジオールを得た。
ここで得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.41であり、Mnは3320であった。また、このジオールの外観は黄色液体であり、粘度は25℃において4200mPa・sであった。
上記のポリエステルエーテルジオール中に含まれる水酸化カリウムに対して1当量の酸性ピロリン酸ナトリウムを中和剤としてイオン交換水4gとともに添加したのち、70℃で1時間撹拌した。次にポリエステルエーテルジオールに対して、吸着剤として合成珪酸マグネシウム(協和化学工業社製、商品名キョーワードKW600)3質量%と抗酸化剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)500ppmを添加し、70℃で1時間撹拌した。次に120℃で4時間脱水した後、ろ過分離による精製操作を行った。この精製操作により得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.45であり、Mnは3080であった。また、このジオールの外観は黄色液体であり、粘度は25℃において2200mPa・sであった。また、水酸化カリウムが10900ppm残存していることが認められた。
上記の精製操作にもかかわらずで、上記ジオール中に水酸化カリウムが残存していることがわかったため、上記同様の精製操作を再度行った。この再精製後に得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.48であり、Mnは2980であった。また、外観は黄色液体であり、粘度は25℃において2200mPa・sであった。得られたジオール中に水酸化カリウムが9810ppm残存していることが認められた。このことから、アルカリ触媒を用いて環状エステル化合物とアルキレンオキシドを共重合させてポリエステルエーテルポリオールを製造した場合は、アルカリ触媒除去のために一般的に用いられる精製方法を用いても、得られるポリオール中に残るアルカリ触媒量が多く、精製を充分に行うことができないこと、および、分子量分布が広く、粘度の高いポリオールしか得られないことがわかった。
実施例3のスラリー触媒Aをスラリー触媒B(2440mg、重合終了時の重合体中の金属量として19.6ppm)に代えたほかは実施例3と同様にして重合反応を行い、ε−カプロラクトンとエチレンオキシドのランダム共重合体を得た。しかしこの例では、反応器内に110gのエチレンオキシドおよび110gのε−カプロラクトンを供給した時点で反応器内の圧力が0.8MPaに達し、エチレンオキシドの開環付加重合が円滑に進行しないことがわかったため、モノマーの供給を停止して反応器内に残存するモノマーを減圧留去したところ、エチレンオキシド45g、ε−カプロラクトン105g、合計150gが回収された。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.22であり、Mnは1450、外観は常温で褐色液状であり、粘度は25℃で740mPa・sであった。
途中で重合反応が進行しなくなったため、目標の分子量まで至らなかった。
スラリー触媒Bの使用量を9760mg(重合終了時の重合体中の金属量として49.7ppm)に増やし、上記比較例2と同様の方法で重合反応を行い、500gのエチレンオキシドと500gのε−カプロラクトンをいずれも約80g/hrの速度で反応器内に供給し、ε−カプロラクトンとエチレンオキシドのランダム共重合体を得た。ε−カプロラクトンとエチレンオキシドの供給終了後の脱気時にε−カプロラクトンが310g回収された。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.51であり、Mnは2370であった。このジオールの外観は常温で褐色液状であり、粘度は25℃で2700mPa・sであった。エチレンオキシドの開環付加反応は進行したが、ε−カプロラクトンの開環付加反応が進行しなくなったため、目標の分子量まで至らず、かつ目標とした量のε−カプロラクトン単位を含むジオールは得られなかった。
実施例1で用いた開始剤と同じポリオキシプロピレンジオール1000gを開始剤として用い、スラリー触媒B9760mg(重合終了時の重合体中の金属量として47.7ppm)と、テトラヒドロフラン1000gを溶媒として加えて開始剤混合物とし、その混合物中にε−カプロラクトン500gとエチレンオキシド500gを添加したほかは、比較例3と同様にして重合反応を行い、ε−カプロラクトンとエチレンオキシドのランダム共重合体を得た。反応終了後にテトラヒドロフランを減圧留去したが、同時にε−カプロラクトン240gが回収された。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.48、Mnは2590であった。このジオールの外観は常温で褐色液状であり、粘度は25℃で2619mPa・sであった。テトラヒドロフラン溶媒を用いてもエチレンオキシドの開環付加反応は進行したが、ε−カプロラクトンの開環付加反応は途中から進行しなくなったため、得られたジオールは目標の分子量まで至らず、また目標とした量のε−カプロラクトン単位を含むジオールは得られなかった。
反応器の内温を190℃に変更したほかは、実施例1と同様にして重合反応を行った。この場合、プロピレンオキシドの開環付加重合が円滑に進行せず、反応器内に290gのプロピレンオキシドと、290gのε−カプロラクトンを供給後に反応器内の圧力が0.8MPaに達したため、モノマーの供給を停止して反応器内に残存するモノマーを減圧留去したところ、プロピレンオキシド40g、ε−カプロラクトン90g、合計130gが回収された。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.55、Mnは2480であった。このジオールの外観は常温で褐色液状であり、粘度は25℃で880mPa・sであった。途中で重合反応が進行しなくなったため、ジオールは目標の分子量まで至らなかった。
反応器の内温を110℃に変更したほかは、実施例1と同様にして重合反応を行った。ε−カプロラクトンとプロピレンオキシドの供給を終了してから所定の反応時間経過後の減圧脱気時に、180gのε−カプロラクトンが回収された。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.34であり、Mnは2740であった。このジオールの外観は常温で淡褐色液状であり、粘度は25℃で598mPa・sであった。この場合、エチレンオキシドの開環付加反応は進行したが、ε−カプロラクトンの開環付加反応は充分進行しなかったため、ジオールは目標の分子量まで至らず、また目標とした量のε−カプロラクトン単位を含む生成物は得られなかった。
スラリー触媒Aからスラリー触媒B43400mg(重合終了時の重合体中の金属量として182.2ppm)に変更し、またテトラヒドロフラン1000gを溶媒として加え、更に反応器の内温を90℃に変更したほかは、比較例6と同様にして重合反応を行い、ε−カプロラクトンとプロピレンオキシドのランダム共重合体を得た。この反応によって得られたポリエステルエーテルジオールのMw/Mnは1.68であり、Mnは2850であった。このジオールの外観は常温で褐色液状であり、粘度は25℃で1289mPa・sであった。テトラヒドロフラン溶媒を用いてもε−カプロラクトンとエチレンオキシドの共重合反応は進行したが、得られたジオールの分子量分布は広いものであった。
表1および2に示すように、本発明のDMC触媒を含むスラリー触媒Aを用い、かつ重合反応温度を115℃〜180℃とすることにより、水酸基含有開始剤に対する環状エステル化合物とアルキレンオキシドとの共重合をスムーズに進行させることができ、分子量分布の狭いポリエステルポリ(モノ)オールを製造することができる。
開始剤構造:
A:ポリオキシプロピレンジオール
B:ポリオキシプロピレントリオール
C:ソルビトールのプロピレンオキシド付加体
PEG:ポリエチレングリコール
PTMG:ポリオキシテトラメチレングリコール
BC:エチレングリコールモノn−ブチルエーテル
アルキレンオキシド:
PO:プロピレンオキシド
EO:エチレンオキシド
BO:1,2−ブチレンオキシド
SO:スチレンオキシド
なお、2005年8月17日に出願された日本特許出願2005−236504号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
Claims (8)
- tert−ブチルアルコールを有機配位子の少なくとも一部として有する複合金属シアン化物錯体触媒の存在下で、1〜12個の水酸基を有しかつ数平均分子量(Mn)が18〜20000である1種以上の開始剤に対して、1種以上の炭素数3〜9の環状エステル化合物と、1種以上の炭素数2〜20のアルキレンオキシドとを、115〜180℃の反応温度で共重合させることを特徴とする、分子量分布(Mw/Mn)が1.02〜1.4であるポリエステルエーテルポリオールおよび/またはポリエステルエーテルモノオールの製造方法。
- 前記共重合に用いる前記環状エステル化合物と前記アルキレンオキシドの合計質量に対し、前記環状エステル化合物の質量が5〜90%の範囲にある、請求項1に記載の製造方法。
- 前記環状エステル化合物と前記アルキレンオキシドとの共重合が、ランダム共重合またはランダム/ブロック共重合である、請求項1または2に記載の製造方法。
- 前記共重合を無溶媒下で行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記共重合によって得られるポリエステルエーテルポリオールおよび/またはポリエステルエーテルモノオール中に含まれる前記複合金属シアン化物錯体触媒に由来する金属の合計量が1〜30ppmとなる量で前記複合金属シアン化物錯体触媒を用いる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法。
- 前記複合金属シアン化物錯体触媒が、tert−ブチルアルコール単独、または、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、iso−ブチルアルコール、tert−ペンチルアルコール、iso−ペンチルアルコール、N,N−ジメチルアセトアミド、およびエチレングリコール−モノ−tert−ブチルエーテルからなる群から選ばれる1種以上とtert−ブチルアルコールとの組み合わせを有機配位子として含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法。
- 開始剤が、分子量分布(Mw/Mn)3.0以下のポリエーテルポリオールおよび/またはポリエーテルモノオールを含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の製造方法によりポリエステルエーテルポリオールおよび/またはポリエステルエーテルモノオールを製造し、該ポリエステルエーテルポリオールおよび/またはポリエステルエーテルモノオールをポリイソシアネートと反応させる、ポリウレタンの製造方法。
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