JP5150444B2 - ブドウ栽培等の作業補助具 - Google Patents
ブドウ栽培等の作業補助具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5150444B2 JP5150444B2 JP2008257926A JP2008257926A JP5150444B2 JP 5150444 B2 JP5150444 B2 JP 5150444B2 JP 2008257926 A JP2008257926 A JP 2008257926A JP 2008257926 A JP2008257926 A JP 2008257926A JP 5150444 B2 JP5150444 B2 JP 5150444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- elastic member
- body fixing
- fixed
- worker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
この補助装具の場合、通常のバネによる弾性力を用いているため、バネの変位に比例して発生力(付勢力)が変化する。このため、作業者の腕を上げるための付勢力が、腕の位置によって変化し易いことになる。つまり、腕が最も上がった状態の最も付勢力を必要とする位置では、その付勢力がかえって極端に落ちてしまうことになり易い。この結果、このような装具を利用する価値が半減している。
そこで本発明の目的は、作業者の腕を上げるための付勢力及び首部を支持するための付勢力が適切に得られる構造のブドウ栽培等の作業補助具を提供することにある。
本発明にかかるブドウ栽培等の作業補助具の一形態によれば、作業者の少なくとも一方の腕を、弾性力によって付勢することで上方へ上げた状態に支持するブドウ栽培等の作業補助具において、作業者の胴体に装着される胴体固定部と、作業者の腕を受けて支持する部分である腕受部と、超弾性の特性を備える形状記憶合金によって長尺状に形成され、下端側が前記胴体固定部に固定される共に、上端側が前記腕受部に固定されることで、前記胴体固定部と前記腕受部との間に配される長尺状弾性部材とを具備する。
また、本発明にかかるブドウ栽培等の作業補助具の一形態によれば、前記半筒状の腕受部の開放部が真上よりも内向きに設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかるブドウ栽培等の作業補助具の一形態によれば、前記長尺状弾性部材が、形状記憶合金の複数の線状材を束ねて設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかるブドウ栽培等の作業補助具の一形態によれば、前記形状記憶合金の複数の線状材がよじられて、前記長尺状弾性部材が設けられていることを特徴とすることができる。
図1は本発明にかかるブドウ栽培等の作業補助具の形態例を示す斜視図である。図2は図1の形態例の側面図である。図3は形状記憶合金の超弾性特性を説明するグラフである。図4は長尺状弾性部材の端部の形態例を示す斜視図である。また、図5は他の形態例の側面図である。
本形態例では、この胴体固定部10が、作業者1が着用する被服であるベスト2の部分として構成されている。この胴体固定部10としては、これに限らず、腰に巻かれるベルト状であってもよく、作業者1の胴体に確実に固定される形態のものであればよい。
12は被差し込み部であり、後述する長尺状弾性部材30の下端側31が挿入されて嵌り、固定される部分になっている。なお、この被差し込み部12に、下端側31の抜け止め手段(図示せず)を適宜設けてもよいのは勿論である。また、この部分は、これに限定されず、下端側31が別の固着手段によって直接的に固定される形態であってもよい。
本形態例では、腕受部20の形状が筒を縦に割った略半筒状になっている。これによれば、作業者の上腕3の部分を容易且つ適切に載せることができる。
22は被差し込み部であり、後述する長尺状弾性部材30の上端側32が挿入されて嵌り、固定される部分になっている。なお、この部分にも、上端側32の抜け止め手段(図示せず)を適宜設けてもよい。また、この部分も、上端側32が別の固着手段によって直接的に固定される形態であってもよい。
また、本形態例では、その略半筒状の腕受部20の開放部が真上よりも内向きに設けられている。これによって、腕が若干内側へ付勢されるように力が作用し、作業者1が両手で作業する際に両腕を寄せるように働き、作業を行い易いように機能する。また、上腕3を載せ易い形態になっている。
これによれば、長尺状弾性部材30の付勢力によって、作業者1の腕を下から支えることができ、作業者1の筋肉の負担を軽減できる。従って、作業者1は疲労しにくくなる。
なお、チタン―ニッケル合金以外の形状記憶合金を用いてもよい。また、形状記憶合金の複数の線状材を単純に束ねることに限定されず、その複数の線状材をよじって長尺状弾性部材30を設けてもよい。これによれば、長尺状弾性部材30が、ワイヤー状又は棒状の長尺部材として一体化でき、一つの構造体として好適に挙動する。
また、形状記憶合金からなる長尺状弾性部材30の形態は、これに限定されるものではなく、棒状等、他の形態であってもよいのは勿論である。
なお、本形態例では、長尺状弾性部材30による付勢力が、約1kgで、作業中に腕を上下動させても変動少なく腕を押し上げ可能に、長尺状弾性部材30等の仕様が設定されている。
長尺状弾性部材30の両端である下端部31及び上端部32の具体例としては、被差し込み部12、22に設けられた穴に差し込むことのできる長細い形態に設けられている(図4参照)。
このように、長尺状弾性部材30が着脱可能に設けられていることで、作業者1が補助力を受けていても同じ姿勢で疲れた場合などには、長尺状弾性部材30を容易に取り外してその効果をなくすことができる。
このように長尺状弾性部材30の位置関係を規制することによって、長尺状弾性部材30それ自体が、腕の重さ(荷重)を受ける構造材としての機能も発揮する。これによれば、添え木状の部材を省くことができる。従って、構成を簡略化でき、製造コストを低減できる利点がある。
なお、長尺状弾性部材の中間保持部15は、本形態例のように、ベスト2に設けることで、適切かつ容易に構成することができるが、これに限定されるものではない。例えば、胸の部分に巻かれる紐状又はベルト状の部材に設けることも可能である。
なお、ベスト2や、それに替わるベルトはバックル等(図示せず)によって適切且つ確実に作業者の腰を含む胴体に固定するようにすればよい。
これによれば、長尺状弾性部材30の振れを防止して、安定的に作動させることができる。また、上腕3が腕受部20の上でスライドしても、添え木状部40の先端部(自由端の側41)に長尺状弾性部材30の上端部32が固定されているため、動作が規制されて安定的に作動する。この場合、上腕3を腕受部20に固定することを要しない利点もある。
この図6〜9に示すブドウ栽培等の作業補助具の形態例は、作業者が上を向く姿勢のときに、その作業者の頭部を、弾性力によって斜め上方へ付勢することで支持するものであり、その装着形態のバリエーションを図示してある。
これによれば、作業者の頭部を好適に受けることができ、作業者の首の疲労を緩和できる。また、長尺状弾性部材30Aは、形状記憶合金の複数の線状材を束ねて設けることができるなど、前述した腕用の場合と同様に構成でき、同様の作用効果を得ることができる。
なお、図6に示す形態例では、一対の帯状部57,57によって作業者の前面のみで、肩掛け部55と胴巻き部56とを連結しているが、背面についても帯状部57に相当するもので連結してもよい。また、この胴体固定部10Aは作業者が着用するベスト等の衣服に組み込まれた形態になっていてもよい。
また、図8に示す形態例によれば、胴体固定部が、作業者の肩部に装着される肩部装着具52になっている。
さらに、図9に示す形態例によれば、胴体固定部が、作業者の腹部に巻き付けられて装着される腹部装着具53になっている。図9(A)は作業補助具が作業者に装着された状態を示す側面図であり、図9(B)は作業補助具の斜視図である。58は延設部であり、金属パイプ等によって構成され、胴巻き部56の前面部から上方へ延設され、その上部に長尺状弾性部材30Aの下端側が固定されるように設けられている。
これらによっても、本発明にかかる頭部を支持する作業補助具を作業者に適切に装着できる。
さらに、長尺状弾性部材30を膝に適応することで、歩行補助器具に応用できるなど、他の用途にも適用可能である。
10A 胴体固定部
12 被差し込み部
15 長尺状弾性部材の中間保持部
20 腕受部
22 被差し込み部
25 被覆部
30 長尺状弾性部材
30A 長尺状弾性部材
31 下端側
32 上端側
40 添え木状部
50 頭部受部
51 首部装着具
52 肩部装着具
53 腹部装着具
Claims (2)
- 作業者の少なくとも一方の腕を、弾性力によって付勢することで上方へ上げた状態に支持するブドウ栽培等の作業補助具において、
作業者の胴体に装着される胴体固定部と、
作業者の腕を受けて支持する部分である腕受部と、
超弾性の特性を備える形状記憶合金によって長尺状に形成され、下端側が前記胴体固定部に固定される共に、上端側が前記腕受部に固定されることで、前記胴体固定部と前記腕受部との間に配される長尺状弾性部材とを具備し、
前記長尺状弾性部材の長さ方向の中途部を保持することで横方向の振れを制限すべく、長尺状弾性部材の中間保持部が、前記胴体固定部に設けられていることを特徴とするブドウ栽培等の作業補助具。 - 作業者の少なくとも一方の腕を、弾性力によって付勢することで上方へ上げた状態に支持するブドウ栽培等の作業補助具において、
作業者の胴体に装着される胴体固定部と、
作業者の腕を受けて支持する部分である腕受部と、
超弾性の特性を備える形状記憶合金によって長尺状に形成され、下端側が前記胴体固定部に固定される共に、上端側が前記腕受部に固定されることで、前記胴体固定部と前記腕受部との間に配される長尺状弾性部材とを具備し、
前記胴体固定部に設けられた軸を中心に回動可能に形成され、自由端の側が前記腕受部に係合して設けられた添え木状部を備えることを特徴とするブドウ栽培等の作業補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008257926A JP5150444B2 (ja) | 2007-10-11 | 2008-10-03 | ブドウ栽培等の作業補助具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007265116 | 2007-10-11 | ||
JP2007265116 | 2007-10-11 | ||
JP2008257926A JP5150444B2 (ja) | 2007-10-11 | 2008-10-03 | ブドウ栽培等の作業補助具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009106270A JP2009106270A (ja) | 2009-05-21 |
JP5150444B2 true JP5150444B2 (ja) | 2013-02-20 |
Family
ID=40775510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008257926A Expired - Fee Related JP5150444B2 (ja) | 2007-10-11 | 2008-10-03 | ブドウ栽培等の作業補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5150444B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101922556B1 (ko) * | 2017-02-28 | 2018-11-28 | 한국기계연구원 | 형상기억합금 스프링을 이용한 근력보조장치 |
KR101967215B1 (ko) * | 2017-11-03 | 2019-04-09 | 한국기계연구원 | 근력 증강용 의복 및 이의 제어방법 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012099995A2 (en) | 2011-01-18 | 2012-07-26 | Doyle Mark C | Adaptive arm support systems and methods for use |
KR101310198B1 (ko) * | 2011-10-18 | 2013-09-24 | 한국항공우주산업 주식회사 | 리벳팅 작업용 보조대 |
JP2013132396A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Aisin Seiki Co Ltd | 動作アシスト装置及び装着具 |
JP5397712B2 (ja) * | 2012-02-27 | 2014-01-22 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 筋力補助装置 |
US9999534B2 (en) * | 2012-07-31 | 2018-06-19 | Enhance Technologies, LLC | Adaptive arm support systems and methods for use |
JP6145866B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2017-06-14 | ジャパンマリンユナイテッド株式会社 | 作業支援装置 |
JP5973980B2 (ja) * | 2013-05-17 | 2016-08-23 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 腕支持器具 |
DE102017112436B4 (de) | 2017-06-06 | 2019-05-29 | Ottobock Se & Co. Kgaa | Vorrichtung zum Unterstützen wenigstens eines Armes eines Benutzers |
JP7004530B2 (ja) * | 2017-09-11 | 2022-02-10 | 株式会社竹中工務店 | 疲労軽減ウェア |
EP3486037A1 (en) * | 2017-11-21 | 2019-05-22 | La Comunidad Universitaria del Golfo Centro A.C. | Exoskeleton |
DE102018119754A1 (de) | 2018-08-14 | 2020-02-20 | Ottobock Se & Co. Kgaa | Vorrichtung zum Unterstützen wenigstens eines Armes eines Benutzers |
FR3124102B1 (fr) * | 2021-06-18 | 2023-06-30 | Ergosante Tech | Exosquelette léger |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54127735U (ja) * | 1978-02-25 | 1979-09-05 | ||
JP2007247110A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Nissei Denki Kk | 弾性部材付被服 |
-
2008
- 2008-10-03 JP JP2008257926A patent/JP5150444B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101922556B1 (ko) * | 2017-02-28 | 2018-11-28 | 한국기계연구원 | 형상기억합금 스프링을 이용한 근력보조장치 |
KR101967215B1 (ko) * | 2017-11-03 | 2019-04-09 | 한국기계연구원 | 근력 증강용 의복 및 이의 제어방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009106270A (ja) | 2009-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5150444B2 (ja) | ブドウ栽培等の作業補助具 | |
JP5505625B2 (ja) | 筋力補助具 | |
EP3545917B1 (en) | Device for assisting human body bending/stretching using elastic body | |
KR101988078B1 (ko) | 착용식 근력 보조 장치 | |
JP5505631B2 (ja) | 腰部筋力補助具 | |
US8002222B2 (en) | Protective glove made from chain mail provided with means for tensioning the chain mail | |
JP7182418B2 (ja) | 動作支援装置 | |
EP3998054A1 (en) | Waist assistance device | |
JP4469402B2 (ja) | アシスト装着具 | |
JP2018149624A (ja) | 動作支援装置 | |
JP6671746B2 (ja) | 作業補助スーツ | |
US20060247108A1 (en) | Gymnastics safety and training aid wrist straps for high bar and other apparatus | |
US20060234833A1 (en) | Gymnastics safety and training aid harness for high bar and other apparatus | |
JP2010201105A (ja) | 体躯装着型補助器具 | |
JP7305037B2 (ja) | 使用者の上肢に対して支持力を提供するためのデバイス及び外骨格 | |
US20120018932A1 (en) | Lift Assist Device and Associated Methods | |
CN208785209U (zh) | 行走辅助屈膝装置 | |
KR101999940B1 (ko) | 캐리어 | |
KR20170118335A (ko) | 상부작업용 팔 받침용 보조기구 | |
JP5227744B2 (ja) | 姿勢矯正用サポーター | |
US20090093344A1 (en) | Gymnastics safety and training aid bar sleeves for high bar and other apparatus | |
JP2012152366A (ja) | 作業補助具 | |
JP6613397B2 (ja) | コルセット、コルセット締付力調節具及び筋力補助装具 | |
JP3123464U (ja) | 果実収穫具 | |
JP2021098251A (ja) | アシスト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110930 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110930 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121018 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20121018 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20121018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5150444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |