JP5146809B2 - 印刷機および印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ブランケットユニットからワークへと塗料を転移させる印刷機、および当該印刷機を用いた印刷方法に関する。
従来から、フレームと、フレーム上に配置されるとともに印刷版が載置される印刷版定盤と、フレーム上に配置されるとともにワーク(例えば、有機ELに用いられる有機層を載置するためのガラス基板やフィルム基板など)が載置されるワーク定盤と、ブランケット胴と当該ブランケット胴に巻かれたブランケットとを有するブランケットユニットと、を備えた印刷機が知られている。また、フレームの側方にはラックベースを介してラックが設けられており、ブランケット胴には当該ラックに係合可能なピニオンが設けられている。このような印刷機では、ブランケット胴を回転させることによってピニオンをラック上で回転移動させ、ブランケットユニットをフレームに対して水平方向に移動させ、この際に、ブランケットユニットからワークへとインキ(塗料)を転移させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−106077号公報
インキの種類や処理対象となるワークの種類によっては、ブランケット胴を印刷板やワークに対して強く押し込む必要があるが、このような場合には、ブランケット胴がスリップすることがある。従来の印刷機では、ブランケット胴を印刷板やワークに対して強く押し込む場合にはピニオンとラックとの間隙(バックラッシ)が小さくなっているため、このようにブランケット胴がスリップすると、ピニオンがラックと衝突してしまう。
また、繰り返し印刷機を用いている間に、ピニオンとラックとの間隙(バックラッシ)が狭まってきてしまい、ブランケットユニットがフレームに対して水平方向に移動している際に、ピニオンがラックと上下方向で衝突することもある。
このように、ピニオンがラックと衝突すると、ピニオンが振動してしまい、ブランケットユニットがワークに対して振動してしまう。このため、従来の印刷機では、ワーク上に印刷した膜の表面が不均一になってしまい、印刷進行方向に対して直交または斜め方向に細かい筋状に見えるムラ(以下、段ムラと呼ぶ)81a,81bが形成されてしまうことがある(図8参照)。なお、この段ムラは、ワーク上に印刷された膜の厚みが薄くなることによって形成される。
これに対して、最初からピニオンを、ピニオンとラックとの間隙(バックラッシ)が大きくなるようにして設置することも考えられるが、このようにピニオンとラックとの間隙を大きくすると、ピニオンからの駆動力を効率よくラックに伝えることができないし、また、繰り返し印刷機を用いている間に、ピニオンがラックから外れてしまったりすることもある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ラックとピニオンとの間の間隙を適切な値に保つことによって、ピニオンがラックと衝突することを防止し、ひいては、ワーク上に表面が均一な膜を形成することができる印刷機および当該印刷機を用いた印刷方法を提供することを目的とする。
本発明による印刷機は、
フレームと、
フレーム上に配置されるとともに印刷版が載置される印刷版定盤、および/または、フレーム上に配置されるとともにワークが載置されるワーク定盤と、
フレームの上方に配置され、ブランケット胴と、当該ブランケット胴に巻かれたブランケットとを有し、フレームに対して上下方向に移動可能であるとともに、フレーム上を走行可能なブランケットユニットと、
フレームの側方に、ラックベースを介して設けられたラックと、
ブランケットユニットのブランケット胴に設けられ、ラックに係合可能なピニオンと、
ラックのフレームに対する上下方向の位置を調整する位置調整機構と、
を備えている。
このような構成によって、ラックとピニオンとの間の間隙を適切な値に保つことができ、ピニオンがラックと衝突することを防止することができる。このため、ワーク上に表面が均一な膜を形成することができる。
本発明による印刷機において、
ラックに設けられ、ラックのラックベースに対する上下方向の位置を検出する位置検出装置をさらに備えていることが好ましい。
このような構成によって、ラックとピニオンとの間の間隙をより確実に適切な値に保つことができ、ピニオンがラックと衝突することをより確実に防止することができる。
本発明による印刷機において、
前記位置調整機構は、偏芯カムローラからなることが好ましい。
本発明による印刷機において、
前記ワークは、有機ELを構成する有機層を載置するための基板を含むことが好ましい。
本発明による印刷機において、
前記ワークは、有機薄膜トランジスタを構成する有機層を載置するための基板を含むことが好ましい。
本発明による印刷方法は、
フレームと、フレーム上に配置されるとともに印刷版が載置される印刷版定盤、および/または、フレーム上に配置されるとともにワークが載置されるワーク定盤と、ブランケット胴と当該ブランケット胴に巻かれたブランケットとを有するブランケットユニットと、フレームの側方にラックベースを介して設けられたラックと、ブランケットユニットのブランケット胴に設けられ、ラックに係合可能なピニオンと、を有する印刷機を用いた印刷方法であって、
ラックのフレームに対する上下方向の位置を調整する調整工程と、
ブランケットユニットを下方に位置づけ、ピニオンとラックとを係合させる係合工程と、
ブランケット胴を回転させることによってピニオンをラック上で回転移動させ、ブランケットユニットをフレームに対して水平方向に移動させる水平方向移動工程と、
を備え、
前記調整工程が、係合工程において、ピニオンとラックとの間に所望の間隙が形成されるよう、ラックをフレームに対して上下方向に移動させることによって行われる。
このような方法によって、ラックとピニオンとの間の間隙を適切な値に保つことができ、ピニオンがラックと衝突することを防止することができる。このため、ワーク上に表面が均一な膜を形成することができる。
本発明によれば、ラックのフレームに対する上下方向の位置を調整することができるので、ラックとピニオンとの間の間隙を適切な値に保つことによって、ピニオンがラックと衝突することを防止することができ、ひいては、ワーク上に表面が均一な膜を形成することができる。
発明を実施するための形態
実施の形態
以下、本発明に係る印刷機および印刷方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図7は本発明の実施の形態を示す図である。
図1に示すように、印刷機は、フレーム55と、フレーム55上に配置されるとともに印刷版61が載置される印刷版定盤56と、フレーム55上に配置されるとともに、ワーク62が載置されるワーク定盤57と、を備えている。
なお、有機ELや有機薄膜トランジスタ(有機TFT)に用いられる有機層では膜の均一性が要求されるので、本実施の形態による印刷機は、有機層を形成する際に用いられることが好ましい。このため、ワーク62は、有機ELに用いられる有機層を載置するための基板を含むことが好ましい。このようなワーク62としては、例えば、(何も載置されていない)ガラス基板や、有機ELや有機TFTに用いられる有機層の幾つかが既に載置されているガラス基板や、絶縁層および(ITOなどの)電極が既に載置されているガラス基板や、(何も載置されていない)フィルム基板や、有機ELや有機TFTに用いられる有機層の幾つかが既に載置されているフィルム基板、絶縁層および(ITOなどの)電極が既に載置されているフィルム基板などを用いることできる。
このようなガラス基板やフィルム基板などのワーク62に載置される有機層としては、例えば、発光層72、電子輸送層71、中間層74、正孔注入層・正孔輸送層75などを挙げることができる(図7参照)。ここで、発光層72の厚みは80nm程であり、中間層74の厚みは20nm程であり、正孔注入層・正孔輸送層75の厚みは80nm程である。
このうち、発光層72は、特に高い膜の均一性が要求されるので、このような発光層72を生成する際には、本発明はより高い効果を発揮することができる。以下では、ワーク62としてガラス基板を用い、当該ガラス基板62に有機ELを構成する有機層からなる膜を形成する場合を例にとって説明する。
図1および図2に示すように、フレーム55の上方には、フレーム55に対して上下方向に移動可能であるとともに、フレーム55上を走行可能なブランケットユニット40が設けられている。このブランケットユニット40は、ブランケット胴41と、当該ブランケット胴41に巻かれたブランケット42とを有している。そして、ブランケットユニット40のブランケット胴41には、ラック35に係合可能なピニオン45が設けられている。
また、図1および図2に示すように、フレーム55の側方には、ラックベース30を介してラック35が設けられている。また、図1および図3に示すように、フレーム55の側方には、ラック35およびラックベース30のフレーム55に対する上下方向の位置を調整する偏芯カムローラ(位置調整機構)1が設けられている。この偏芯カムローラ1を回転させることによって、偏芯カムローラ1をラックベース30の下端に当接させるとともに、下方からラックベース30およびラック35を上方に押し上げることができる。
また、図1および図3に示すように、フレーム55の側方には、ラックベース30のフレーム55に対する上下方向の位置を検出するダイヤルゲージ(位置検出装置)25が設けられている。このようにラックベース30のフレーム55の上下方向の位置を検出することによって、ラック35のフレーム55に対する位置を検出することができる。
また、図3および図4に示すように、ラック35とラックベース30との間には、ラック35のラックベース30に対する動きを付勢する複数のバネ(弾性部材)11が設けられている。このバネ11は、バネ荷重調整ボルト11aによって、ラック35に対して押圧されて取り付けられており、バネ荷重調整ボルト11aの締め度合いを調整することによって、バネ11からラック35に対して働く弾性力を調整することができる。
また、図4に示すように、ラック35の下方には、バネ11の弾性力によってラック35がラックベース30に対して急速に押し戻されることを抑制するためのショックアブソーバー15が設けられている。具体的には、ラックベース30の下端にショックアブソーバー15が設けられ、当該ショックアブソーバー15の突出部15aがラックベース30を貫通してラック35に取り付けられている。
また、図1および図5に示すように、ラック35の水平方向の両側方には、フレーム55に固定された側方固定部17が設けられ、当該側方固定部17内にはバネ(弾性部材)12が設けられている。このバネ12は、側方固定部17を貫通したバネ荷重調整ボルト12aによって、ラック35に対して押圧されて取り付けられており、バネ荷重調整ボルト12aの締め度合いを調整することによって、バネ12からラック35に対して働く弾性力を調整することができる。
また、図1および図5に示すように、ラック35の両側方には、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置を検出する上下方向レーザ変位計(位置検出機構)21が設けられ、ラック35のフレーム55に対する水平方向の位置を検出する水平方向レーザ変位計(位置検出機構)22が設けられている。これらの上下方向レーザ変位計21および水平方向レーザ変位計22は、ラック35の側方に取り付けられた検出部35aへとレーザ光を照射し、当該検出部35aからのレーザ光の反射を受けて、上下方向レーザ変位計21および水平方向レーザ変位計22と検出部35aとの間の距離を測定する。
なお、このような上下方向レーザ変位計21および水平方向レーザ変位計22は、上述したダイヤルゲージ25と比較して、精度良く、ラック35のフレーム55に対する位置を検出することができる。
また、図1および図2に示すように、ブランケットユニット40に対して、ブランケットユニット40の移動方向側(図1の右側)には、インキ(塗料)を吐出する吐出部66と、当該吐出部66から吐出されたインキを搬送し、印刷版61に形成された所定の模様からなる穴部61a(図2参照)内に当該インキを充填させるドクター65と、が設けられている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
まず、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置が調整される(調整工程)。具体的には、ダイヤルゲージ25によってラックベース30のフレーム55に対する位置を測定しつつ、偏芯カムローラ1を適切な量だけ回転させることによって、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置を調整した後、当該位置でラックベース30をフレーム55に対して固定する(図6(a)の矢印A参照)。
次に、ブランケットユニット40が下方に位置づけられ、ピニオン45とラック35とが係合される(係合工程)(図6(a)の矢印B参照)。このとき、上述の調整工程によって、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置が調整されているので、ラック35とピニオン45との間の間隙(バックラッシ)を適切な値にすることができる。
次に、ブランケット胴41が回転されることによって(図6(a)の矢印C参照)、ピニオン45がラック35上で回転移動されてブランケットユニット40がフレーム55に対して水平方向(図1の右方向)に移動される(水平方向移動工程)(図6(b)の矢印D参照)。このようにブランケットユニット40をフレーム55に対して水平方向に移動させることによって、まず、吐出部66から吐出されたインキ(塗料)がドクター65によって運ばれ、当該インキが印刷版定盤56に載置された印刷版61の所定の模様を形成する穴部61aに流れ込んで充填される。次に、このように穴部61aに流れ込んだインキがブランケットユニット40のブランケット42に受理される。その後、ブランケット42に受理されたインキが、ワーク定盤57に載置されたガラス基板62に転移される。
このような水平方向移動工程において、ラック35とピニオン45との間の間隙(バックラッシ)は適切な値となっているので、ピニオン45がラック35と上下方向で衝突することはない。このため、ピニオン45が上下方向に振動して、ブランケットユニット40がガラス基板62に対して上下方向に振動することはない。この結果、段ムラ(ガラス基板62上に印刷した有機層の表面が不均一になってしまい、印刷進行方向に対して直交または斜め方向に細かい筋状に見えるムラ(図8参照))が形成されることなく、均一な膜厚からなる有機層を生成することができる。
なお、インキの種類やワーク(ガラス基板など)62の種類から、ブランケット胴41を、印刷板61やワーク62に対して強く押し込む必要がある場合であっても、本実施の形態によれば、ラック35を比較的下方に位置づけることによって、ピニオン45とラック35との間隙(バックラッシ)を大きくとることができる。このため、ブランケット胴41がスリップしたとしても、ピニオン45がラック35と衝突してしまうことを防止することができる。
また、ラック35とラックベース30との間には、ラック35のラックベース30に対する動きを付勢する複数のバネ11が設けられている。このため、例えピニオン45がラック35と上下方向で衝突したとしても、ラック35をフレーム55に対して弾力的に上下方向に移動させることができ、ブランケットユニット40がガラス基板62に対して上下方向に振動することを防止することができる。この結果、均一な膜厚からなる有機層をより確実に生成することができる。
なお、ラックベース30の下端には、図4に示すように、突出部15aがラックベース30を貫通してラック35に取り付けられたショックアブソーバー15が設けられている。このため、例えピニオン45がラック35と上下方向で衝突したとしてラック35が下方に移動したとしても、ラック35がラックベース30に対して急速に上方に押し戻されることを防止することができ、押し戻される際の衝撃でラック35が破損することを防止することができる。
また、図5に示すように、ラック35とフレーム55に固定された側方固定部17との間には、ラック35の側方固定部17に対する動きを付勢するバネ12が設けられている。このため、例えピニオン45がラック35と上下方向で衝突してラック35に水平方向成分の力が働いたとしても、ラック35をフレーム55に対して水平方向に弾力的に移動させることができる。この結果、ピニオン45が、ラック35からの水平方向の反発力によって、振動することを防止することができ、均一な膜厚からなる有機層をより確実に生成することができる。
このような水平移動工程が終了すると、ブランケットユニット40が上方に位置づけられ、ピニオン45とラック35の係合が解除される(解除工程)(図6(c)の矢印E参照)。その後、ブランケットユニット40が水平方向(図1の左方向)に移動されて、元の位置に戻される(戻り工程)(図6(c)の矢印F参照)。
このような一連の工程において、水平方向レーザ変位計22および上下方向レーザ変位計21によって、フレーム55に対するラック35の位置が検出されている。このため、繰り返し印刷機を用いている間に、フレーム55に対してラック35の上下方向または水平方向の位置が移動してしまったとしても、即座に検知することができる。このため、ラック35のピニオン45に対する位置を適切な位置に保つことができ、ラック35とピニオン45との間の間隙を適切な値に維持することができる。この結果、均一な膜厚からなる有機層をより確実に生成することができる。
なお、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置を調整するには、上述したのと同様、偏芯カムローラ1を適切な量だけ回転させることによって、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置を調整した後、当該位置でラックベース30をフレーム55に対して固定すればよい。
ところで、上記では、ラック35の下方に、ラック35がラックベース30に対して急速に移動することを抑制するためのショックアブソーバー15が設けられている態様を用いて説明したが、このショックアブソーバー15に加えて、ラック35の側方にも、ラック35がラックベース30に対して急速に移動することを抑制するためのショックアブソーバーを設けてもよい。このように、ラック35の側方にもショックアブソーバーを設けることによって、側方に設けられたバネ12の弾性力によって、ラック35が急速に水平方向に急速に押し戻されることを防止することができ、押し戻される際の衝撃でラック35が損壊することを防止することができる。
また、上記では、ラック35の水平方向の両側方に、フレーム55に固定された側方固定部17が設けられ、当該側方固定部17内にはバネ(弾性部材)12が設けられている態様を用いて説明したが、これに限らず、ラック35の水平方向の一側方にだけ、フレーム55に固定された側方固定部17を設け、当該側方固定部17内にバネ12を設けてもよい。なお、ピニオン45がラック35に衝突した際には、ラック35がブランケットユニット40の進行方向の片側に移動する傾向があるので、このように一側方にだけ側方固定部17およびバネ12を設ける場合には、当該側方固定部17およびバネ12をラック35に対してブランケットユニット40の進行方向の片側に設けることが好ましい。
また、上記では、ラック35の両側方に、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置を検出する上下方向レーザ変位計21が設けられ、ラック35のフレーム55に対する水平方向の位置を検出する水平方向レーザ変位計22が設けられている態様を用いて説明したがこれに限られない。例えば、ラック35の一側方にだけ、上下方向レーザ変位計21と水平方向レーザ変位計22とを設けてもよい。また、ラック35の両側方に、上下方向レーザ変位計21、または、水平方向レーザ変位計22の一方だけを設けてもよい。
なお当然のことながら、上述した実施の形態のように、ラック35の両側方に、ラック35のフレーム55に対する上下方向の位置を検出する上下方向レーザ変位計21を設け、ラック35のフレーム55に対する水平方向の位置を検出する水平方向レーザ変位計22を設ける態様を用いた場合の方が、精度良く、ラック35のフレーム55に対する位置を検出することができる。
また、上記では、フレーム55上に配置されるとともに印刷版61が載置される印刷版定盤56と、フレーム55上に配置されるとともにガラス基板(ワーク)62が載置されるワーク定盤57の両方を備えた印刷機を用いて、グラビアオフセット方式を用いた態様を用いて説明したがこれに限られず、グラビアダイレクト方式も用いることができる。
例えば、フィルムからなるワーク62を用い、このフィルムをブランケットユニットのブランケットの表面に配置すれば、上述したワーク定盤57は必要なくなる。また、ブランケットユニットのブランケットの表面に印刷版を配置するとともに、ブランケットの近傍に、当該印刷版にインキを供給する供給部とドクターを設ければ、上述した印刷版定盤56は必要なくなる。
本発明の実施の形態による印刷機を側方から見た側方図。 本発明の実施の形態による印刷機を上方から見た平面図。 本発明の実施の形態による印刷機の偏芯カムローラとダイヤルゲージの近傍を拡大した拡大側方図。 本発明の実施の形態による印刷機のショックアブソーバーの近傍を拡大した拡大側方図。 本発明の実施の形態による印刷機の側方固定部の近傍を拡大した拡大側方図。 本発明の実施の形態による印刷機を用いた印刷方法を示した側方図。 有機ELを構成する有機層を示した側方断面図。 従来の印刷機によって、ワーク上に印刷された膜に形成される段ムラを示した上方平面図。
符号の説明
1 偏芯カムローラ(位置調整機構)
11,12 バネ(弾性部材)
15 ショックアブソーバー
17 側方固定部
21 上下方向レーザ変位計(位置検出装置)
22 水平方向レーザ変位計(位置検出装置)
25 ダイヤルゲージ(位置検出装置)
30 ラックベース
35 ラック
40 ブランケットユニット
41 ブランケット胴
42 ブランケット
45 ピニオン
55 フレーム
56 印刷版定盤
57 ワーク定盤
61 印刷版
62 ガラス基板(ワーク)
65 ドクター
66 吐出部
71 電子輸送層
72 発光層
74 中間層
75 正孔注入層・正孔輸送層

Claims (6)

  1. フレームと、
    フレーム上に配置されるとともに印刷版が載置される印刷版定盤、および/または、フレーム上に配置されるとともにワークが載置されるワーク定盤と、
    フレームの上方に配置され、ブランケット胴と、当該ブランケット胴に巻かれたブランケットとを有し、フレームに対して上下方向に移動可能であるとともに、フレーム上を走行可能なブランケットユニットと、
    フレームの側方に、ラックベースを介して設けられたラックと、
    ブランケットユニットのブランケット胴に設けられ、ラックに係合可能なピニオンと、
    ラックのフレームに対する上下方向の位置を調整する位置調整機構と、
    ラックに設けられ、ラックのフレームに対する上下方向の距離を検出する位置検出装置と、
    を備えたことを特徴とする印刷機。
  2. 前記位置調整機構は、偏芯カムローラからなることを特徴とする請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記ワークは、有機ELを構成する有機層を載置するための基板を含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の印刷機。
  4. 前記ワークは、有機薄膜トランジスタを構成する有機層を載置するための基板を含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の印刷機。
  5. フレームと、フレーム上に配置されるとともに印刷版が載置される印刷版定盤、および/または、フレーム上に配置されるとともにワークが載置されるワーク定盤と、ブランケット胴と当該ブランケット胴に巻かれたブランケットとを有するブランケットユニットと、フレームの側方にラックベースを介して設けられたラックと、ブランケットユニットのブランケット胴に設けられ、ラックに係合可能なピニオンと、ラックに設けられ、ラックのフレームに対する上下方向の距離を検出する位置検出装置と、を有する印刷機を用いた印刷方法であって、
    ラックのフレームに対する上下方向の位置を調整する調整工程と、
    ブランケットユニットを下方に位置づけ、ピニオンとラックとを係合させる係合工程と、
    ブランケット胴を回転させることによってピニオンをラック上で回転移動させ、ブランケットユニットをフレームに対して水平方向に移動させる水平方向移動工程と、
    を備え、
    前記調整工程は、係合工程において、ピニオンとラックとの間に所望の間隙が形成されるよう、ラックをフレームに対して上下方向に移動させることによって行われ、
    前記調整工程におけるラックのフレームに対する上下方向の位置の調整は、前記位置検出装置で検出された距離を用いて行うことができることを特徴とする印刷方法。
  6. 前記調整工程は、偏芯カムローラによって、ラックのフレームに対する上下方向の距離を調整することにより行われることを特徴とする請求項5に記載の印刷方法。
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