JPH01214437A - 平台オフセット印刷機のブランケット胴空転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は平台オフセット印刷機のブランケット胴の空転
装置に関する。

〔従来技術〕

キャリッヂ停止位置におけるブランケット胴両端シリン
ダーギアの直下で、フレーム側の一方にブランケット胴
空転時には噛合回転し、空転しないときには他の部材の
作用に固定され回転しない小径のピニオンギアを出力手
段とする空転駆動装置とブランケット胴定位置停止装置
を設け、他方には前記シリンダーギアを回転可能にする
ためうツクに切欠きを設け、ブランケット胴を持ちあげ
る機構を設け、前記空転駆動装置によりブランケット胴
を空転させ、ブランケット洗浄後は定位置停止装置によ
シブランケラト胴を空転開始前の位置に一致させて停止
させるようにした、平版校正機におけるブランケット胴
空転装置は１％開開閉５−６５５５３号公報によって知
られている。

しかし、上記公知のブランケット胴空転装置は、ブラン
ケット胴の停止点で歯末のタケ、モジュール以上にブラ
ンケット胴を持ち上げる必要がある。

そしてこの持ち上げ動作はブランケット胴の空転動作以
外の通常の印刷工程中においても々されるもので、この
毎回の大きな持ち上げは機械構造的に好ましくなく、更
に空転動作位置近くでのシリンダーギアとラックとは全
く噛み合わないか、わずかの深さでし、か噛み合わない
も部分があシ、従ってギアとラックの歯面の遊びが大き
く部分的々好ましくない摩耗を生じ、ひいては印刷不良
の原因にもなる。

更には、ブランケソ）　Ｊｌｆｉｌ停止位置においては
、シリンダーギアに対しピニオンギアの数枚、実際に用
いられるギアの径からいえば、１〜１．２枚が噛み合っ
ている状態で位置決めラックで固定され、キャリッヂの
往復端における加速、減速の負荷を受ける構造となって
おり、強度、寿命の点で問題がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は上記従来技術の問題点に鑑み表されたもので、
本発明が解決しようとする課題は、ブランケット胴空転
のために、ブランケット胴を持ち上げる必要のない、又
ブランケット胴の停止位置におけるキャリッヂの減速、
加速の負荷に対し十分耐え得るラックの構造及び制御手
段、並びにブランケット胴空転に好適な駆動手段及びそ
の制御手段を提供し、印刷機の長期にわたる安定した精
度を保証し得る平台オフセント印刷機のブランケット胴
空転装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するための本発明装置は、フレームと該
フレームに順次配列したインキング装置、印刷定盤、版
定盤と、上記フレームの両側上端に設けたラックと、上
記フレーム上を往復動可能に設けたキャリッヂと、該キ
ャリッヂに装着したインキ付ローラーと、キャリッヂに
軸着され両端に前記ラックと噛み合うシリンダーギアを
固着したブランケット胴よりなシ、前記フレーム上に前
記キャリッヂを往復動させて印刷を行なう平台オフセッ
ト印刷機において、 前記キャリッヂがインキング装置側の正規停止位置にお
いて、前記シリンダーギアの１つと正常噛み合い位置と
非噛み合い位置に昇降し前記ラックの一部を構成する昇
降ラックと、該昇降ラックの上限位置及び下限位置を検
出するセンサーヒ、パ′　　　昇降ラックの昇降手段と
、前記シリンダーギアと昇降ラックを正規な位置で噛み
合せるための位置合せ手段と、前記昇降ラックと対向す
る部分の他の側のラックを欠如させ、核部にシリンダー
ギアと噛み合う昇降可能に設けたプランケット胴空転駆
動用ピニオンギアと、該ピニオンギアを駆動するモータ
ーを前記フレームに設けたことを特徴とするものである
。

本発明において使用する昇降ラックは、ラック本体と同
じ歯の形状と大きさを有しておシ、該昇降ラックの昇降
手段はエヤシリンダー又は油圧シリンダーを使用するこ
とができる。或いは、これら圧力シリンダーと偏芯軸の
組み合せたものを使用することができる。

昇降ラックの上限位置及び下限位置検出センサーとして
は、リミットスイッチ、近接スイッチ。

光電管等を使用することができる。

昇降ラックを上限位置に上昇させるときブランケット胴
のシリンダーギアと昇降ラックが正常な状態で噛み合う
ためＫは、ブランケット胴を決められた回転角度で停止
させなければならない。その為の装置としては既に公知
のものを使用することができる。すなわち、シリンダー
ギアの外方に円周の一部を切シ欠いた円板を軸着すると
ともに。

該円板に回転角検出用の部材を取り付け、それをキャリ
ッヂの非回転部に取シ付けたセンサーで検出し、検出信
号にもとづいて前記円板の円周部に設けた切シ欠きにビ
ンその他適宜な突起物を嵌合してブランケット胴を回転
不能に固定する装置を使用することができる。

ブランケット胴空転用駆動手段としてのピニオンギアは
、通常の印刷工程中は下方に降下しておシ、ブランケッ
ト胴空転時には上昇しシリンダーギアと噛み合うもので
あり、後記するモーターの回転によシブランケント胴を
空転する。このピニオンギアを上昇させてシリンダーギ
アに噛み合せる時において、歯先と歯先が完全に当って
回転しないままピニオンギアを上昇させればギアは破壊
する。従って、それを防止する手段を講じなければなら
ない。

その１つの手段としては、ピニオンギアの歯形を先尖り
とするとともに弾力性のあるプラスチック製とする。

他の手段としては、ピニオンギアが上限位置に上昇する
までの間は駆動用モーターとは接続を断っておき回転自
在としておく。

更に他の手段としては、ブランケットの空転を終了し前
記シリンダーギアと昇降ラックが準に一定の回転角度で
噛み合うようにしであることを利用して、ピニオンギア
をシリンダーギアとの正規な噛み合せ時の回転位置のま
ま回転を固定して降下させ、次の回転駆動時までその角
度を維持しておき、次の回転駆動時にそのまま上昇させ
シリンダーギアと噛み合せる。

ピニオンギアの上限位置及び下限位置検出センサー及び
ピニオンギアの昇降手段は、前記昇降ラックと同じもの
を使用することができる。

〔実施例〕

第９図は本発明の対象となる平台オフセット印刷機の概
略側面図で、本発明は同図におけるプラックソトシリン
ダ−（以下ブランケット胴という）の洗浄の為に正規の
位置において空転させる装置である。

第１図は本発明装置に使用される昇降ラック１及び該昇
降ラックを昇降する手段としての圧力シリンダ−２を示
す側面図である。同図における昇降ラック１の位置は上
限位置にあシ、昇降ラックとシリンダーギア３とは正規
の噛み合い状態にある。第２図は昇降ラック２が下限位
置に降下した状態を示し、ラック１とシリンダーギア３
とは噛み合いが完全に外れている。昇降ラック１の昇降
手段としてのエヤシリンダー２にはホ＃分＝本；◆　　
　　　　　　　　　　　　　　近接センサーを所定の位
置に取シ付け、昇降ラックの上限位置及び下限位置を核
ねしている。

第３図及び第４図はシリンダーギア３に対し常に一定の
定位置角で昇降ラック１を降下させ、又は上昇させて噛
み合せるための位置決め手段の一例を示す図で、リング
４をシリンダーギアの外側に軸着固定し、その外周部に
ピン溝５を設け、リング４の下方には位置決めビン６を
エヤシリンダー゛ｂ′によって昇降可能に設けである。

ブランケット胴を空転させる為には、正規の停止位置に
向けて走行中のキャリッヂ及びフレーム側に取り付けた
近接スイッチ等のキャリッヂ走行速度減速位置センサー
及び停止位置センサーによシ、キャリッデすなわちブラ
ンケット胴１５をほぼ正規の停止位置で停止させる。停
止後ブランケット胴の空転のため昇降ラック１をシリン
ダーギア３との噛み合せから外すときには格別の手段を
講じなくても行なうことが出来る。

しかしながら、空転作業終了後、昇降ラック１をシリン
ダーギア３に歯当すせずに正しく噛み合せるには、シリ
ンダーギア３を正確な位置角にし々ければならない。そ
のためには、リング４に設けたポインター８の位置を検
出する定位直角確認センサー７を位置決めビン６に設け
、このセンサーによシ定位置角を検出したならば該信号
を後記するブランケット胴空転駆動用モーターを停止す
るとともにブレーキをかける。しかる後に位置決めビン
６を上昇させ、その山形先端部をリング４のピン溝５内
へ進入させることによシ、シリンダーギア３は所望する
角度位置に固定される。次いで昇降ラック１を上限位置
まで上昇させれば、ラックとシリンダーギアは正常な噛
み合せ状態となる。その後、位置決めビンは下降されリ
ング４との係合は完全に外される。

第５図は、ブランケット胴空転用駆動手段を示しており
、シリンダーギア３に対し正規の噛み合い位置（上限位
置）及び非噛み合い位置（下限位置）に昇降する歯先が
通常よりも尖らせたピニオンギア９と該ピニオンギア９
を昇降するためのエヤシリンダー１０と図示してい々い
エヤシリンダーに付設された上限位置検出センサー及び
下限位置検出センサーと、ピニオンギアを回転駆動する
ためのクラッチ、ブレーキ１１付モーター１２とベルト
（或いはチェーン）１３からなっている。

以下、本発明装置の作動について説明する。

図示しない他の制御手段によりキャリッヂが正規停止位
置に停止し、昇降ラック１が降下し、昇降ラック昇降用
エヤシリンダー２に付設又は内蔵された昇降ラック下限
位置検出センサーがその下限位置を検出し、エヤシリン
ダーの作動を停止させるとともに、上記センサーの信号
は、ピニオンギア９の昇降用エヤシリンダー１０に伝達
される。

該シリンダーによシピニオンギア９は上昇を開始する。

このときモーター１２とピニオンギア９はクラッチ１１
のｏｆｆによって接続が断たれている。

ピニオンギア９が上限位置に達すると図示しないセンサ
ー釦よりその上昇が停止される。ピニオンギアの上昇中
において、第６図に示す如くシリンダーギアの歯先の平
らな部分のほぼ中央に２ニオンギア９の歯先が当った場
合でもピニオンギアの歯先は丸みを帯びた尖った形状を
しているため、回転フリーのピニオンギアは滑ってシリ
ンダーギアの歯と噛み合う。どうしても入らない場合に
はブランケット胴を左右にわずか廻してやれば簡単に噛
み合う。

ピニオンギア９の上限位置検出センサーの出力信号にも
とづいてクラッチ１１はＯＮとなシ、モータ〜１２によ
るブランケット胴１５の空転が可能となる。この場合上
記信号と同時にモーターを回転してもよいし、別のスイ
ッチによシ回転を開始するようにしてもよい。

ブランケット胴の空転終了後の原位置への復帰は、空転
作業終了信号にもとづいて、前記したシリンダーギア定
位置決めビン６、定位置角Ｎ認センサー７を作動させ、
該定位直角確認センサーの信号によシモーターは停止さ
れ、クラッチはＯＦＦにされ、ピニオンギアは下限位置
まで降下される。

又、上記信号によシ昇降ラックｌｌ−１：上限位置まで
上昇される。

〔発明の効果〕

本発明においては、昇降ラックをブランケット胴の空転
作業以外においては、ラックの他の部分と完全に同じ状
態であるため、キャリッヂの正規停止位置での停止時及
び、この位置からの発進時における負荷に対し十分な強
度と機能を奏することができ、又、ブランケット胴空転
時においては、ブランケット胴を持ち上げることなく、
昇降ラックを降下させるのみでピニオンギアを回転させ
ることができる構造であるため、全体の構造を単純にす
ることが可能で全体の機械強度、精度、寿命を長くする
ことが可能である。又、各機素をセンサーによシ効率的
に制御しているため、作業効率を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は昇降ラックとシリンダーギアの噛み
合い状態を示す側面図、第３図はブランケット胴を定位
置で固定するための装置の概略正面図、第４図は同上図
の一部を拡大して示す斜視図、第５図はブランケット胴
空転用駆動手段の概略側面図、第６図はシリンダーギア
とピニオンギアの噛み合い状態を説明する図、第７図は
一般的な平台オフセット印刷機の側面図を示している。 ■・・・昇降ラック、２．７．１０・・・エヤシリンダ
ー、３・・・シリンダーギア、４・・・リング、５・・
・ビン溝、６・・・位置決めピン、７・・・定位直角確
認センサー、８・・・ポインター、９・・・ピニオンギ
ア、１２・・・モーター。 代理人　弁理士　高　橋　勝　利 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 フレームと該フレームに順次配列したインキング装置、
   印刷定盤、版定盤と、上記フレームの両側上端に設けた
   ラックと、上記フレーム上を往復動可能に設けたキャリ
   ッヂと、該キャリッヂに装着したインキ付けローラーと
   、キャリッヂに軸着され両端に前記ラックと噛み合うシ
   リンダーギアを固着したブランケット胴よりなり、前記
   フレーム上に前記キャリッヂを往復動させて印刷を行な
   う平台オフセット印刷機において、 前記キャリッヂがインキング装置側の正規停止位置にお
   いて、前記シリンダーギアの１つと正常噛み合い位置と
   非噛み合い位置に昇降し前記ラックの一部を構成する昇
   降ラックと、該昇降ラックの上限位置及び下限位置を検
   出するセンサーと、昇降ラックの昇降手段と、前記シリ
   ンダーギアと昇降ラックを正規な位置で噛み合せるため
   の位置合せ手段と、前記昇降ラックと対向する部分の他
   の側のラックを欠如させ、該部にシリンダーギアと噛み
   合う昇降可能に設けたブランケット胴空転駆動用ピニオ
   ンギアと、該ピニオンギアを駆動するモーターを前記フ
   レームに設けたことを特徴とする平台オフセット印刷機
   のブランケット胴空転装置。