JPS6021230Y2 - シリアルプリンタの印字ヘツド制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シリアルプリンタの印字ヘッド制御装置に関
するものである。

シリアルプリンタにおいては、作動開始時に印字ヘッド
がホームポジションに位置されなければならない。

そのため、印字ヘッドがホームポジョンにあるか否かを
検出する装置、及び印字ヘッドがホームポジションの左
右どちらにあるかを検出する装置を設け、それ等の検出
装置の作動により印字ヘッドをホームポジションへ移動
されるようにした装置が提供されているが、多数の検出
装置を必要とし、構造が複雑なものとなっている。

本考案は、上記の事実より、ホームポジションの位置に
あるか否かの検出と、ホームポジションの左右何れにあ
るかの検出を一組の検出装置で検出することのできる装
置を提供せんとするものである。

以下図面を参照して説明すると、第１図ａにおいて、１
はパルスモータにより駆動される印字ヘッド、２は該印
字ヘッドが走行するガイドを示し、ホームポジションＨ
に対向する発光素子と受光素子とよりなる一組のセンサ
、例えばＬＥＤとホトトランジスタよりなるセンサＳが
設けられ、印字ヘッド１にはセンサの光を遮蔽する遮蔽
板３が設けられている。

該遮蔽板は、印字ヘッド１がホームポジションＨに達し
た時から最左端位置に至るまでの行程中に且てつ全て光
を遮断するように、即ち、印字ヘッドがホームポジショ
ンの右側にある時は、センサが受光し、左側にある時に
は受光しないように設けられている。

第１図のｂはセンサの出力波形を示す。

本考案においては、おの一組のセンサにより印字ヘッド
をホームポジションに移動停止させることができるもの
で、印字ヘッドがホームポジションより右にある、即ち
印字区間にある時にはヘッドを左方へ移動させ、センサ
の作動によりホームポジションに停止させ、印字ヘッド
がホームポジションより左にある、即ち非印字区間にあ
る時には右行させ、センサの作動によりホームポジショ
ンに停止させるようにしている。

そのため、ヘッドが印字区間よりホームポジションに達
したためにセンサが作動したのか、又は非印字区間より
ホームポジションに達してセンサが作動したのかを判断
する装置を設け、その何れの場合にも印字ヘッドの移動
を停止するようにしている。

その判断装置はヘッドが停止状態にあるか否かの判断装
置と組合せることにより構成することができる。

尚ヘッドが移動状態か停止状態かはパルスモータへの出
力パルス等により容易に判断することができる。

以下第２図を参照して本考案を説明する。

第２図は本考案の印字ヘッド走行制御手段を示す。

スタート操作によりセンサＳが印字ヘッドの位置に応じ
て作動する。

印字ヘッドがホームポジションより右方の、印字区間に
あれば、センサによる判断４はオフで、ＮＯのラインに
入り５においてヘッドが停止しているか移動しているか
を判断する。

スタート時はヘッドが停止しているから、スタートモー
ド６となり、パルスモータの作動により左方へ一桁移動
了し、再びセンサＳの判断へ帰る。

そしてヘッドがホームポジションに達していなければ、
センサはオフであるから、５において判断する。

この時はヘッドは移動しているのであるから、ＮＯのラ
インを通り、８に示すように連続作動となり、ヘッドは
続いて移動する。

以下、之を繰り返し、ホームポジションに達するとセン
サＳがオンとなり、１０の停止状態判断に入る。

ここで、ヘッドは移動しているのであるから、Ｎｏのラ
インによりストップモード１１となり、更に左方へ一相
移動し１２、インフレモード１３ヲ経て、右方へ一相移
動してホームポジションに帰りそこで停止１４する。

次に、印字ヘッドがホームポジションの左方にあった場
合は、センサＳがオンで１０の停止判断に至り、ここで
ＹＥＳであるから、スタートモード１５を経て、右へ一
相移動し１６、センサＳの判断２０を見る。

センサが未だオンであれば、連続モード１７を経て右へ
一桁進み、再びセンサで判断し、オンであれば、連続的
にヘッドを送ることになる。

ホームポジションを通過して、センサがオフとなると、
ストップモード１８を経て更に右へ一桁進み１９、再び
センサで判断４する。

この時、センサはオフであるから、ＮＯのラインにより
、５において判断し、ヘッドは、移動状態であるから、
８を経てヘッドは左へ一相移動し、センサで判断する。

この時は、未だセンサはオフで、更にヘッドは左方へ一
相移動し、この時、センサはオンとなる。

以下、前記の場合と同様に、１０．１１，１２．１３を
経てホームポジションでヘッドが停止する。

以上で明かなように本考案によれば、単一のセンサによ
り印字ヘッドがホームポジションの左右何れにあるかを
検出するこができ、印字ヘッドがホームポジションの右
にいる場合と左にいる場合と２つの場合があるときでも
印字ヘッドを簡単な装置によりホームポジションに停止
させることができる。

又、ヘッドがホームポジションのどちら側にあっても、
ただちにホームポジションに向けて移動するので高速印
字に適している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における印字ヘッドとセンサ
との構成を示す図、第２図は本考案の一実施例における
印字ヘッド走行制御手段の動作原流れを示す図である。 １・・・・・・印字ヘッド、２・・・・・・ガイド、３
・・・・・・遮断板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 印字ヘッドを往復走行させながら印字用紙に印字を行う
   シリアルプリンタにおいて、前記印字ヘッドがホームポ
   ジション、又はその左あるいは右にある事を判別するた
   めの、発光素子と受光素子との組合わせからなるセンサ
   と、前記印字ヘッドに固着され該印字ヘッドが前記ホー
   ムポジションの一方にあるときは遮光せず他方にあると
   きは前記発光素子から前記受光素子へ入る光を該他方の
   全域で遮断する遮蔽板と、前記印字ヘッドが前記ホーム
   ポジション以外にあるときは前記印字ヘッドを前記ホー
   ムポジションに向けて移動させ到達後に停止させる印字
   ヘッド走行制御手段を有することを特徴とするシリアル
   プリンタの印字ヘッド制御装置。