JP5146011B2 - 直接形交流電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直接形交流電力変換装置に関し、特に直接形交流電力変換装置が備えるコンデンサへの突入電流を防止する技術に関する。
後述する非特許文献1には、クランプ回路を備えた直接形交流電力変換装置が開示されている。図12は非特許文献1に記載の直接形交流電力変換装置を示している。但し本願での説明の都合上、図中の符号は必ずしも非特許文献1のそれとは一致はしない。
当該直接形交流電力変換装置の出力側にIPMモータが設けられているとする。IPMモータの有効インダクタンスの平均値に相当する1相当たりのインダクタンスをLa、IPMモータへの電流供給を遮断する基準となる過負荷電流をi、クランプコンデンサの両端電圧をVc、クランプコンデンサの電気容量をCc、3相交流電源の相間電圧をVsとし、IPMモータが有する3相分のインダクタに蓄えられる電力が全てクランプコンデンサに回生されるとすると、次式の関係式を満たす。
Figure 0005146011
よって、クランプコンデンサの両端電圧は次式で表される。
Figure 0005146011
図13は、式(2)から、クランプコンデンサの電気容量に対する両端電圧の関係を示すグラフである。例えば電源電圧Vsを400V、インダクタンスLaを12mH、過負荷電流iを40A、クランプコンデンサの電気容量10μFとすると、クランプコンデンサの両端電圧Vcはおよそ1800Vとなる。電源値は、電源電圧400V級のトランジスタ及びダイオードの素子定格1200Vを超える。
クランプコンデンサの両端電圧Vcを例えば750V程度に抑えるためには、式(2)及び図13よりクランプコンデンサの電気容量を200μF以上とすることが必要である。
他方、クランプコンデンサの電気容量を大きくするほど、電源投入時の突入電流が大きくなる。具体的に説明すると、例えば1相分の直列回路として、電源、リアクトル、抵抗、コンデンサが直列に接続された直列回路を考える。リアクトルのインダクタンスをL、抵抗の抵抗値をR、クランプコンデンサの電気容量をCとすると、当該直列回路における、入力(電源電圧Vs)に対する出力(電流)の伝達特性は次式で表される。
Figure 0005146011
ステップ入力に対する応答を求めると、
Figure 0005146011
となる。
ここで、1/L=D,R/L=E,1/LC=Fとして、式(4)を逆ラプラス変換して電流の応答を求めると
Figure 0005146011
Figure 0005146011
となる。コンデンサの電気容量Cが大きくなるほどFが小さくなり、D,Eは電気容量Cによらず一定なので、コンデンサCが大きくなるほどωが小さくなる。よって、時間による減衰を除いた振幅項D/ωはコンデンサの電気容量Cが大きくなるほど大きくなる。即ち、コンデンサの電気容量Cの増大に伴って突入電流が大きくなる。
なお、式(5)よりi(t)を時間で微分した値を0(i(t)’=0)として、電流の最大値を求めると、
Figure 0005146011
となり、このとき電流は最大値となる。当該最大値が突入電流として把握できる。図14は、電気容量Cに対する突入電流(i((π−α)/ω))の関係を示すグラフである。
上述したように、回生電流によって充電されたクランプコンデンサの両端電圧を750V程度に抑えるために、クランプコンデンサの電気容量を200μFとした場合、式(6)、(7)より電流の最大値(突入電流)は150Aに至る。
なお、本発明に関連する技術として特許文献1〜4が開示されている。
リザイアング・ウェイ(Lixiang Wei)およびトーマス・エー・リポ(Thomas A.Lipo)著、「9−スイッチ・デゥアル−ブリッジ・マトリクスコンバータの低出力力率動作についての研究(Investigation of 9-switch Dual-bridge Matrix Converter Operating under Low Output Power Factor)」、米国、アイトリプルイー(IEEE)、ISA2003,vol.1、pp.176-181 米国特許第6,995,992号明細書 特開2006−54947号公報 特開平8−079963号公報 特開平2−65667号公報
上述したように、回生電流によるクランプコンデンサの両端電圧の増大を抑制するためにはクランプコンデンサの電気容量を大きくすれば、クランプコンデンサへと突入電流が増大するという問題があった。
そこで、本発明の目的はコンデンサの電気容量を大きくしてコンデンサの両端電圧の増大を防止しつつ、突入電流を低減できる直接形交流電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る直接形電力変換装置の第1の態様は、中性点を有する多相交流電源(E1)の出力が与えられる複数の入力線(ACLr,ACLs,ACLt)と、正側直流電源線(L1)と、前記正側直流電源線に印加される電位よりも低い電位が印加される負側直流電源線(L2)と、前記正側直流電源線と前記入力線の各々との間に接続された、逆阻止能力を有するハイアーム側スイッチ素子(Drp+Srp,Dsp+Ssp,Dtp+Stp)と、前記負側直流電源線と前記入力線の各々との間に接続された、逆阻止能力を有するローアーム側スイッチ素子(Drn+Srn,Dsn+Ssn,Dtn+Stn)とを有し、前記入力線の相互間に印加される多相交流電圧を、前記ハイアーム側スイッチ素子及び前記ローアーム側スイッチ素子の選択動作によって2つの電位を呈する方形波状の直流電圧に変換し、前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に前記直流電圧を供給する電流形電力変換器(1)と、前記入力線の相互間に設けられ、電圧源として機能する複数の入力コンデンサ(Cr,Cs,Ct)と、前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間で、アノードが前記正側直流電源線側にカソードが前記負側直流電源線側に設けられた第1のダイオード(D1)と、前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間で、いずれも前記第1のダイオードと直列に接続された第1コンデンサおよび第2コンデンサ(Cc1,Cc2)と、前記中性点と、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの間とを接続する中性相入力線(ACLn)と、前記中性相入力線に介挿されたスイッチ(S1)と、前記直流電圧を方形波状の交流電圧に変換して誘導性多相負荷(4)へ出力する電圧形電力変換装置(3)と、前記複数の入力線及び前記中性相入力線のいずれか一つに介挿された抵抗(R1)と、前記スイッチを導通した状態で同一の前記入力線に接続された前記ハイアーム側スイッチ素子及び前記ローアーム側スイッチ素子を導通させて、前記抵抗を介した前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの充電に供し、所定の期間経過後に前記スイッチを非導通とする制御部(5)とを備える。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第2の態様は、第1の態様に係る直接形交流電力変換装置であって、前記抵抗(R1)は前記中性相入力線(ACLn)上に設けられている。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第3の態様は、第1の態様に係る直接形交流電力変換装置であって、前記抵抗(R1)は一の前記入力線(ACLr,ACLs,ACLt)に設けられ、前記抵抗と並列に接続されたリアクトル(Lr,Ls,Lt)を更に備える。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第4の態様は、第1乃至第3の何れか一つの態様に係る直接形交流電力変換装置であって、前記第1コンデンサ(Cc1)は前記第2コンデンサ(Cc2)に対して前記正側直流電源線側に設けられており、前記第1のダイオード(D2)は、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの間に設けられており、アノードが前記第1のダイオードと前記第2コンデンサとの間に、カソードが前記正側直流電源線にそれぞれ接続された第2のダイオード(D3)と、アノードが前記負側直流電源線に、カソードが前記第1のダイオードと前記第1コンデンサとの間にそれぞれ接続された第3のダイオード(D4)とを更に備える。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第1の態様によれば、電流形電力変換器の初期動作時に多相交流電源から第1コンデンサおよび第2コンデンサへと突入電流が流れることを防止できる。このとき、入力コンデンサと第1コンデンサ及び第2コンデンサとは電気的に接続されない。
また、スイッチを導通させた状態で、一の入力線に接続されたハイアーム側スイッチ素子及びローアーム側スイッチ素子の一対を導通させると、電流形電力変換器は、中性相入力線、第1コンデンサ及び第2コンデンサとともに等価的に倍電圧整流回路を構成する。よって、充電された後の第1コンデンサ及び第2コンデンサの一組の両端電圧は、多相交流電源の電圧の2倍の値である。
スイッチを非導通とした後は、電流形電力変換部が入力線の相互間を流れる多相交流電流を直流電流に変換して第1コンデンサおよび第2コンデンサへ供給するので、入力コンデンサと第1コンデンサおよび第2コンデンサとが並列に接続される。なお、入力コンデンサの両端電圧は、入力線の線間電圧に相当し、多相交流電源の電圧の√3倍の値である。
第1コンデンサ及び第2コンデンサの一組の両端電圧は、入力コンデンサの両端電圧よりも大きいので、入力コンデンサと第1コンデンサおよび第2コンデンサとが並列に接続された場合に、入力コンデンサから第1コンデンサおよび第2コンデンサへと突入電流が流れることを効果的に防止できる。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第2の態様によれば、中性相入力線に抵抗が設けられているため、いずれの入力線を用いても、抵抗を介して第1コンデンサおよび第2コンデンサへと直流電流を供給することができる。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第3の態様によれば、リアクトルと入力コンデンサとによってキャリア電流成分を除去するキャリア電流成分除去フィルタを構成できる。また、抵抗とリアクトルとが並列に接続されているので、充電初期時(過渡時)における入力コンデンサの電圧の脈動を低減することができる。
本発明に係る直接形交流電力変換装置の第4の態様によれば、第1乃至第3のダイオードの整流機能によって、第1コンデンサおよび第2コンデンサは相互に直列状態で充電され、相互に並列状態で放電する。第1コンデンサおよび第2コンデンサは誘導性多相負荷からの回生電流が充電され、電圧型電力変換装置側の負荷力率に基づいて決定される電圧値を超えたときに放電する。即ち、第1コンデンサ及び第2コンデンサで放電経路を確保することが可能であるため、パッシブ回路でありながら非特許文献1に記載の方式と同等の動作を実現できる。
第1の実施の形態.
本発明にかかる第1の実施の形態の直接形交流電力変換装置の一例として、モータ駆動装置の概念的な構成を図1に示す。本モータ駆動装置は、電源E1と、入力線ACLr,ACLs,ACLtと、中性相入力線ACLnと、リアクトルLr,Ls,Ltと、コンデンサCr,Cs,Ctと、電流形コンバータ1と、直流電源線L1,L2と、クランプ回路2と、電圧形インバータ3と、モータ4と、制御部5と、抵抗R1と、スイッチS1とを備えている。
電源E1は中性点(図示せず)を有する多相交流電源であって例えば3相交流電源である。入力線ACLr,ACLs,ACLtには電源E1の出力が与えられる。
リアクトルLr,Ls,Ltの各々は入力線ACLr,ACLs,ACLt上にそれぞれ設けられている。
コンデンサCr,Cs,Ctは入力線ACLr,ACLs,ACLtの相互間で例えばY結線されて設けられている。具体的には、コンデンサCr,Csは入力線ACLr,ACLsの間に直列に接続され、コンデンサCs,Ctは入力線ACLs,ACLtの間に直列に接続され、コンデンサCt,Crは入力線ACLt,ACLrの間に直列に接続される。これは電流形コンバータ1の入力側に設けられ電圧源として機能する。なお、コンデンサCr,Cs,Ctは入力コンデンサと把握できる。他方、コンデンサCr,Cs,CtはそれぞれリアクトルLr,Ls,Ltと共にキャリア電流成分を除去するキャリア電流成分除去フィルタを構成すると把握することもできる。
電流形コンバータ1は、複数のスイッチ素子を有しており、当該複数のスイッチ素子の選択動作によって、入力線ACLr,ACLs,ACLtの間に印加される3相交流電圧を2つの電位を呈する方形波状の直流電圧に変換して、直流電源線L1,L2の間に当該直流電圧を供給する。なお、直流電源線L1は正側直流電源線と、直流電源線L2は直流電源線L1よりも低い電位が印加される負側直流電源線と把握できる。
より具体的には、電流形コンバータ1は、ハイアーム側トランジスタSrp,Ssp,Spと、ローアーム側トランジスタSn,Ssn,Stnと、ダイオードDrp,Drn,Dsp,Dsn,Dtp,Dtnとを備えている。なお、以下の説明においては、ハイアーム側トランジスタ及びローアーム側トランジスタを単にトランジスタとも呼ぶ。
ダイオードDrp,Dsp,Dtpの各カソードは直流電源線L1に接続され、ダイオードDrn,Dsn,Dtnの各アノードは直流電源線L2にそれぞれ接続されている。
トランジスタSrp,Ssp,Stpの各エミッタはそれぞれダイオードDrp,Dsp,Dtpのアノードと接続され、トランジスタSrn,Ssn,Stnの各コレクタはそれぞれダイオードDrn,Dsn,Dtnのカソードと接続されている。トランジスタSrpのコレクタおよびトランジスタSrnのエミッタ、トランジスタSspのコレクタおよびトランジスタSsnのエミッタ、トランジスタStpのコレクタおよびトランジスタStnのエミッタはそれぞれ共通して入力線ACLr,ACLs,ACLtと接続されている。なお、トランジスタおよびこれと直列に接続されたダイオードの一組(例えばトランジスタSrp,Srnの一組)は逆阻止能力を有するスイッチ素子と把握することができる。
そして、制御部5によって、これらのトランジスタSrp,Srn,Ssp,Ssn,Stp,Stnの各々のベースにスイッチ信号が与えられて、電流形コンバータ1は3相交流電圧を2つの電位を持つ方形波状の直流電圧に変換する。
クランプ回路2は、クランプコンデンサCc1,Cc2と、ダイオードD1とを備えている。ダイオードD1は直流電源線L1,L2の間で、アノードが直流電源線L1側にカソードが直流電源線L2側に接続されている。クランプコンデンサCc1,Cc2は、いずれもがダイオードD1と直列に接続されている。クランプコンデンサCc1,Cc2、ダイオードD1は相互に直列に接続されている。このようなクランプ回路2によれば、電圧形インバータ3から電流形コンバータ1へと向かう還流電流に起因して生じる、直流電源線L1,L2の間の電圧上昇を抑制することができる。また、クランプコンデンサCc1,Cc2は直流電源線L1,L2の間の電圧を分圧するので各クランプコンデンサCc1,Cc2の両端電圧を低減できる。
中性相入力線ACLnは電源E1の中性点と、クランプコンデンサCc1,Cc2の間とを接続している。抵抗R1は中性相入力線ACLnに介挿されている。スイッチS1は中性相入力線ACLn上で抵抗R1と直列に設けられている。
電圧形インバータ3は、直流電源線L1,L2の間の方形波状の直流電圧を方形波状の交流電圧に変換してモータ4に出力する。より具体的には、電圧形インバータ3は、ハイアーム側トランジスタSup,Svp,Spと、ローアーム側トランジスタSn,Svn,Swnと、ダイオードDup,Dun,Dvp,Dvn,Dwp,Dwnとを備えている。
トランジスタSup,Svp,Swpの各コレクタおよびダイオードDup,Dvp,Dwpの各カソードは直流電源線L1に、トランジスタSun,Svn,Swnの各エミッタおよびダイオードDun,Dvn,Dwnの各アノードは直流電源線L2にそれぞれ接続されている。
トランジスタSupのエミッタ、トランジスタSunのコレクタ、ダイオードDupのアノードおよびダイオードDunのカソードは共通してモータ4に接続され、トランジスタSvpのエミッタ、トランジスタSvnのコレクタ、ダイオードDvpのアノードおよびダイオードDvnのカソードは共通してモータ4に接続され、トランジスタSwpのエミッタ、トランジスタSwnのコレクタ、ダイオードDwpのアノードおよびダイオードDwnのカソードは共通してモータ4に接続されている。

そして、例えば制御部5によって、これらのトランジスタSup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnの各々のベースにスイッチ信号が与えられて、電圧形インバータ3は直流電源線L1,L2の間の方形波状の直流電圧を方形波状の交流電圧に変換してモータ4に出力する。
モータ4は例えば3相交流モータであって、そのインダクタンス分および抵抗分が、コイルLu,Lv,Lw及びこれらとそれぞれ直列に接続された抵抗Ru,Rv,Rwで、それぞれ表されている。これらの直列接続は、モータ4の各相に対応している。これらの直列接続の一端は、それぞれトランジスタSup,Sunの間、トランジスタSvp,Svnの間、トランジスタSwp,Swnの間に接続されている。これらの直列接続の他端は中性点Nで共通に接続されている。
電圧形インバータ3から方形波状の交流電圧が与えられるが、モータ4が有するインダクタンス分により、モータ4を駆動する交流電流は滑らかとなる。言い換えると、モータ4は電圧形インバータ3から与えられた方形波状の交流電圧を交流電流に変換する。
このモータ4を流れる交流電流は、電圧形インバータ3、電流形コンバータ1を経由してコンデンサCr,Cs,Ctを充電し、交流電圧に変換される。還元すれば、モータ4は、電流形コンバータ1に対する電流源として把握することもできる。
制御部5はスイッチS1及び電流形コンバータ1が有するトランジスタの選択動作を制御する。制御部5はスイッチS1を導通した状態で、入力線ACLr,ACLs,ACLtのいずれか一つに接続された一対のハイアーム側トランジスタ及びローアーム側トランジスタを導通させる。これによって、抵抗R1を介して入力線の一(例えば入力線ACLr)と中性相入力線ACLnとを流れる1相分の線電流が、倍電圧整流してクランプコンデンサCc1,Cc2へと供給される。そして、制御部5は、所定の期間経過後にスイッチS1を非導通とする。
より具体的には、制御部5は、通電検出部51と、スイッチング制御部52とを備えている。
通電検出部51は例えば電源E1の所定の2相(例えば入力線ACLr,ACLs)を流れる交流電流を検出する。
スイッチング制御部52は電流形コンバータ1が有するトランジスタへとスイッチング信号を与える。
このような構成のモータ駆動装置において制御部5の動作について説明する。図2は制御部5の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップST1にて、通電検出部51は、例えば外部のCPU等から起動指令を受け取る。次に、ステップST2にて、当該起動指令を受け取った通電検出部51は、例えば電源E1の所定の2相(例えば入力線ACLr,ACLs)を流れる交流電流を検出する。そして、適正な交流電流を検知した場合は、ステップST3を実行する。適正な交流電流を検知しない場合(交流電流が電流形コンバータ1に与えられていない場合)は、例えばエラーを報知して動作を停止する。
交流電流が与えられない状態でクランプコンデンサCc1,Cc2への充電動作(ステップST1,ST2と、後述するステップST3〜ST7)を行った場合、クランプコンデンサCc1,Cc2には電圧が充電されない。そして、クランプコンデンサCc1,Cc2に電圧が充電されないまま通常運転へと移行し、当該通常運転において交流電流が電流形コンバータ1に与えられた場合、通常運転においてはスイッチS1が非導通であるため、限流抵抗R1を介さずにクランプコンデンサCc1,Cc2へと電流が流れる。よって、突入電流が流れる。本実施の形態では、上記ステップST2の動作によって、このような突入電流が流れることを防止できる。
次に、ステップST3にて、通電検出部51はスイッチS1へとスイッチ信号を送信してスイッチS1を導通させる。
次に、ステップST4にて、スイッチング制御部52は入力線の一(例えば入力線ACLr)と中性相入力線ACLnとの間の1相分の相電圧を倍電圧整流してクランプコンデンサCc1,Cc2の充電に供する。具体的には、スイッチング制御部52は、例えばトランジスタSrp,Srnの制御を開始する。図3は、入力線ACLrと中性相入力線ACLnの間の電圧Vrnと、トランジスタSrp,Stpの導通/非導通の状態を示す図である。なお、図3においては電圧Vrnが入力線ACLr側で高電位になる場合を正として示している。
図3に示すように、スイッチング制御部52は、相電圧Vrnの極性の正負に拘わらず一対のトランジスタSrp,Srnを導通させる。このとき、電源E1、入力線ACLt、トランジスタSrp,Srn、クランプコンデンサCc1,Cc2,中性相入力線ACLnからなる回路は、等価的に倍電圧整流回路を構成する。そして、クランプコンデンサCc1,Cc2の充電経路のいずれにも抵抗R1が介挿されているので、クランプコンデンサCc1,Cc2は抵抗R1を介して直流電圧が印加される。よって、電源E1からクランプコンデンサCc1,Cc2へと突入電流が流れることを防止できる。
以下、クランプコンデンサCc1,Cc2に抵抗R1を介して電流が流れることで突入電流を防止できる理由について説明する。簡単のために、相互に直列接続されたリアクトルL(リアクトルLrに相当)、抵抗R(抵抗R1に相当)、コンデンサC(クランプコンデンサCc1,Cc2に相当)を有する回路に直列に電源電圧Vs(入力線ACLrと中性相入力線ACLnの間の電圧に相当)が印加された場合に、回路に流れる電流iについて考える。
図4は当該回路を示す図であり、図5は電源電圧Vsが入力されたときのコンデンサCを流れる電流icを出力としたブロック線図である。電源電圧Vsに対する電流icの伝達特性G(s)は式(1)と同様である。ステップ入力に対する応答を求めると、式(2)が導かれる。ここで、抵抗R1の抵抗値Rは大きく、過渡応答(sの小さい範囲)を考慮するので、当該伝達特性を1次遅れで近似すると、
Figure 0005146011
となり、これを逆ラプラス変換すると、
Figure 0005146011
となる。ここで、D=1/L、E=R/L、F=1/LCである。
図6は式(9)を図示したものであり、時間に対するコンデンサを流れる電流の関係を示している。なお、図6においては、リアクトルLのインダクタンスが1mH、コンデンサCの電気容量が330μF、抵抗Rの抵抗値が10Ω、電源電圧Vsが400Vである場合の結果を示している。電流の最大値は式(9)にt=0を代入すると求めることができ、ic(0)=1/R(一定)である。これが突入電流として把握され、当該突入電流は抵抗値Rのみで表される値である。よって、突入電流を制限することができる。
再び図2を参照して、次にステップST5にて、通電検出部51は、ステップST4を開始してから規定の時間を経過したかどうかを判断し、経過していなければ再びステップST5を実行する。経過していれば、ステップST6にて、通電検出部51は、スイッチS1を非導通とする。当該スイッチS1の導通によって、電源E1からの交流電流は抵抗R1を流れない。よって突入電流を抑制した後は抵抗R1で生じる損失の発生を防止することができる。
また、ステップST4では、例えば一対のトランジスタSrp,Srnを導通させ、トランジスタSsp,Ssn,Stp,Stnは非導通としているので、コンデンサCr,Cs,Ctと、クランプコンデンサCc1,Cc2とが接続されない。よって、コンデンサCr,Cs,Ctに充電されていたとしても、コンデンサCr,Cs,Ctからクランプコンデンサへと突入電流が流れることを防止できる。
次に、ステップST7にて、直接形交流電力変換装置を起動し、通常運転に移行する。より具体的には、電流形コンバータ1のスイッチング動作を通常運転用に切り替えるべく、電流形コンバータ1を再起動し、また電圧形インバータ3を起動する。通常運転では、スイッチング制御部52は、トランジスタSrp,Srn,Ssp,Ssn,Stp,Stnへとスイッチ信号を与えて電流形コンバータ1を動作させ、以て入力線ACLr,ACLs,ACLtから入力される交流電圧を2つの電位を持つ方形波状の直流電圧に変換して直流電源線L1,L2に供給する。そして、例えば電圧形インバータ3は電流形コンバータ1と同期して動作し、直流電源線L1,L2の間の方形波状の直流電圧を方形波状の交流電圧に変換してモータ4に印加する。
ステップST4にてクランプコンデンサCc1,Cc2には倍電圧整流された直流電圧が印加されるので、クランプコンデンサCc1,Cc2の一組の両端電圧は例えばコンデンサCr,Csの一組の両端電圧よりも大きい(具体的には2/√3倍である)。よって、通常運転を開始するに際して、コンデンサCr,CsからクランプコンデンサCc1,Cc2へと初期的に流れる電流が突入電流として流れることを効果的に防止することができる。
以上のように、本モータ駆動装置によれば、電源E1からクランプコンデンサCc1,Cc2へと突入電流が流れることを防止できる。また、通常運転を開始するに際して、コンデンサCr,Cs,CtからクランプコンデンサCc1,Cc2へと突入電流が流れることを効果的に防止できる。また、一対のトランジスタSrp,Srnを導通させるだけでよく、例えば電源電圧の位相に基づいたスイッチング制御を行う必要がないので、簡単にスイッチ信号を生成できる。
なお、一般的に電流形コンバータの出力にはリアクトルが設けられることから、電流形コンバータには限流抵抗が設けられない。しかし、交流電圧を2つの電位を持つ方形波状電圧に変換して、上述のようにコンデンサとして機能するクランプコンデンサCc1,Cc2が設けられている場合には、これに対して初期的に流れる充電電流が突入電流として流れることを防ぐため、限流抵抗を設けることが望まれる。
第1の実施の形態にかかる直接形交流電力変換装置の他の一例として、モータ駆動装置の概念的な構成を図7に示す。図7に示すモータ駆動装置はクランプ回路2を除いて図1に示すモータ駆動装置と同一である。なお、図7においては、クランプ回路2よりも後段の回路を省略して示している。
クランプ回路2はクランプコンデンサCc1,Cc2とダイオードD2〜D4とを備えている。クランプコンデンサCc1は直流電源線L1,L2の間で接続されている。クランプコンデンサCc2はクランプコンデンサCc1と直列に接続され、クランプコンデンサCc1に対して直流電源線L2側に設けられている。
ダイオードD2は、クランプコンデンサCc1,Cc2の間で、アノードがクランプコンデンサCc1にカソードがクランプコンデンサCc2にそれぞれ接続されている。ダイオードD3は、アノードがクランプコンデンサCc2とダイオードD2との間に、カソードが直流電源線L1にそれぞれ接続されている。ダイオードD4はアノードが直流電源線L2に、カソードがクランプコンデンサCc1とダイオードD2との間にそれぞれ接続されている。
このようなクランプ回路2によれば、電圧形インバータ3側の負荷力率により直流電源線L1,L2の間の電圧に対してモータ4を流れる電流が遅れた場合に、所定の期間において、モータ4から直流電源線L1,L2へと還流電流が流れ、クランプコンデンサCc1,Cc2は相互に直列状態で充電される。このときの充電電圧(クランプコンデンサCc1,Cc2の一組の両端電圧)も負荷力率に基づいて決定される。他方、クランプコンデンサCc1,Cc2の各々の両端電圧が、直流電源線L1,L2の間の方形波状の直流電圧の低い方の電圧より上昇したときに、クランプコンデンサCc1,Cc2は相互に並列状態で放電する。なお、クランプコンデンサCc1,Cc2は相互に直列状態で充電し、相互に並列状態で放電することから、放電電圧は充電電圧の1/2である。
このような充放電動作により、放電電流が充電電流に比べて大きい場合にクランプコンデンサCc1,Cc2の電圧が平衡するように作用する。
以上のように、モータ4からの還流電流を充電し、また放電してモータ4へと再び供給することができるので、効率よくモータ4を駆動できる。また、クランプ回路2はスイッチ素子等のいわゆるアクティブ素子を必要としていないので、消費電力や製造コストを低減できる。
第2の実施の形態.
第2の実施の形態にかかる直接形交流電力変換装置の一例として、モータ駆動装置の概念的な構成を図8に示す。本モータ駆動装置の概念的な構成は、抵抗R1〜R3、補助スイッチSrを除いて図7に示すモータ駆動装置と同一である。なお、図8においてはクランプ回路2より後段の回路を省略して示している。また、クランプ回路2は図1に示す態様であって構わない。
抵抗R1〜R3はそれぞれ入力線ACLr,ACLs,ACLtに介挿されている。補助スイッチSrはリアクトルLr〜Ltのいずれかと直列に接続されており、図8においてはリアクトルLrと直列に接続された態様が例示されている。リアクトルLs,Ltは抵抗R2,R3とそれぞれ並列に接続されており、補助スイッチSrとリアクトルLrの一組は抵抗R1と並列に接続されている。
通電検出部51は補助スイッチSrの選択動作を制御できる。
このようなモータ駆動装置において制御部5の動作は図2に示すフローチャートとステップST6を除いて同一である。ステップST6では、通電検出部51はスイッチS1を非導通とし補助スイッチSrを導通させる。なお、ステップST4において、スイッチング制御部52は、図3に示すように、電流形コンバータ1へとスイッチ信号を出力するとよい。
なお、ステップST3にてスイッチS1を導通させ、ステップST4にて電流形コンバータ1を制御した時点で補助スイッチSrは非導通であるので、入力線ACLrと中性相入力線ACLnとを流れる交流電流は必ず抵抗R1を流れる。よって、クランプコンデンサCc1,Cc2へと突入電流が流れることを効果的に防止できる。なお、補助スイッチSrを設けずに、入力線ACLrと中性相入力線ACLnを流れる交流電流の一部がリアクトルLrを介してクランプコンデンサCc1,Cc2へと流れてもよい。この場合であっても、交流電流の他の一部は抵抗R1を介するので突入電流を低減することができ、またリアクトルLrを介す交流電流についても例えばリアクトルLrの抵抗成分により突入電流を低減することができる。
また、リアクトルLr,Ls,LtとコンデンサCr,Cs,Ctからなるキャリア電流成分除去フィルタにおいて、抵抗R1〜R3はコンデンサCr,Cs,Ctの入出力過渡特性を改善することができる。以下に具体的に説明する。
簡単のために、1相分の回路として、相互に並列接続されたリアクトルL(リアクトルLr,Ls,Ltに相当)および抵抗R(抵抗R1〜R3に相当)の一組と、コンデンサC(コンデンサCr,Cs,Ctに相当)とが直列に接続された回路に、電源電圧Vsを入力した場合ついて考える。図9は当該回路を示す構成図である。当該回路において、電源電圧Vsを入力した際にコンデンサCの両端電圧Voを出力として把握する。電源電圧Vsに対する両端電圧Voの伝達関数は以下のようになる。
Figure 0005146011
この伝達関数において、非減衰固有周波数f1、f2および減衰係数ξは、
Figure 0005146011
となる。図10はこの伝達関数における周波数特性を示すボード線図である。図10については、リアクトルLのインダクタンスが1.5mH、コンデンサCの電気容量が10μFであるときについて、抵抗Rの抵抗値10Ω、30Ω、100Ωの3つの場合の結果を示している。
図11は、このようなキャリア電流成分除去フィルタを用いた図8のモータ駆動装置において、電圧Vrtと、コンデンサCr,Ctの一組の両端電圧と、クランプコンデンサCc1,Cc2の一組の両端電圧、直流電源線L1,L2の間の電圧とを示している。なお、図11においては、抵抗R1の抵抗値が10Ωおよび100Ωであるときの結果を示している。
図11に示すように、抵抗R1の抵抗値によってダンピングを持たせることができ、以って過渡時においてコンデンサCr,Ct、クランプコンデンサCc1,Cc2の各々に印加される電圧(過渡電圧)を低減できる(抵抗値10Ω,100Ωの結果を参照)。
そして、図6に示す突入電流と比較して、抵抗値が10Ω程度であれば、突入電流を低減すると共に、コンデンサCr,Cs,Ctの過渡電圧を低減することができる。
第1の実施の形態にかかるモータ駆動装置の一例を示す概念的な構成図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 入力線ACLrと中性相入力線ACLnの間の電圧Vrnと、トランジスタSrpの導通/非導通の状態と、トランジスタSrnの導通/非導通の状態とを示す図である。 突入電流を防止するメカニズムを説明するための回路を示す図である。 図4に示す回路のブロック線図である。 図4に示すコンデンサに流れる電流の応答を示す図である。 第1の実施の形態にかかるモータ駆動装置の他の一例を示す概念的な構成図である。 第2の実施の形態にかかるモータ駆動装置を示す概念的な構成図である。 コンデンサへの入力特性を改善するメカニズムを説明するための回路を示す図である。 図12に示す回路のボード線図である。 入力線ACLr,ACLsの間の電圧と、コンデンサCr,Ctの一組の両端電圧と、クランプコンデンサCc1,Cc2の一組の両端電圧と、直流電源線L1,L2の間の電圧とを示す図である。 非特許文献1にかかる電力変換装置を示す構成図である。 クランプコンデンサの電気容量とクランプコンデンサの両端電圧の関係を示すグラフである。 クランプコンデンサの電気容量とクランプコンデンサの突入電流の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 電流形コンバータ
3 電圧形インバータ
4 モータ
5 制御部
ACLr,ACLs,ACLt 入力線
ACLn 中性相入力線
Cc1,Cc2 クランプコンデンサ
Lr,Ls,Lt コイル
R1〜R3 抵抗
S1 スイッチ

Claims (4)

  1. 中性点を有する多相交流電源(E1)の出力が与えられる複数の入力線(ACLr,ACLs,ACLt)と、
    正側直流電源線(L1)と、
    前記正側直流電源線に印加される電位よりも低い電位が印加される負側直流電源線(L2)と、
    前記正側直流電源線と前記入力線の各々との間に接続された、逆阻止能力を有するハイアーム側スイッチ素子(Drp+Srp,Dsp+Ssp,Dtp+Stp)と、前記負側直流電源線と前記入力線の各々との間に接続された、逆阻止能力を有するローアーム側スイッチ素子(Drn+Srn,Dsn+Ssn,Dtn+Stn)とを有し、前記入力線の相互間に印加される多相交流電圧を、前記ハイアーム側スイッチ素子及び前記ローアーム側スイッチ素子の選択動作によって2つの電位を呈する方形波状の直流電圧に変換し、前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間に前記直流電圧を供給する電流形電力変換器(1)と、
    前記入力線の相互間に設けられ、電圧源として機能する複数の入力コンデンサ(Cr,Cs,Ct)と、
    前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間で、アノードが前記正側直流電源線側にカソードが前記負側直流電源線側に設けられた第1のダイオード(D1)と、
    前記正側直流電源線と前記負側直流電源線との間で、いずれも前記第1のダイオードと直列に接続された第1コンデンサおよび第2コンデンサ(Cc1,Cc2)と、
    前記中性点と、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの間とを接続する中性相入力線(ACLn)と、
    前記中性相入力線に介挿されたスイッチ(S1)と、
    前記直流電圧を方形波状の交流電圧に変換して誘導性多相負荷(4)へ出力する電圧形電力変換装置(3)と、
    前記複数の入力線及び前記中性相入力線のいずれか一つに介挿された抵抗(R1)と、
    前記スイッチを導通した状態で同一の前記入力線に接続された前記ハイアーム側スイッチ素子及び前記ローアーム側スイッチ素子を導通させて、前記抵抗を介した前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサの充電に供し、所定の期間経過後に前記スイッチを非導通とする制御部(5)と
    を備える、直接形交流電力変換装置。
  2. 前記抵抗(R1)は前記中性相入力線(ACLn)上に設けられている、請求項1に記載の直接形交流電力変換装置。
  3. 前記抵抗(R1)は一の前記入力線(ACLr,ACLs,ACLt)に設けられ、
    前記抵抗と並列に接続されたリアクトル(Lr,Ls,Lt)を更に備える、請求項1に記載の直接形交流電力変換装置。
  4. 前記第1コンデンサ(Cc1)は前記第2コンデンサ(Cc2)に対して前記正側直流電源線側に設けられており、前記第1のダイオード(D2)は、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの間に設けられており、
    アノードが前記第1のダイオードと前記第2コンデンサとの間に、カソードが前記正側直流電源線にそれぞれ接続された第2のダイオード(D3)と、
    アノードが前記負側直流電源線に、カソードが前記第1のダイオードと前記第1コンデンサとの間にそれぞれ接続された第3のダイオード(D4)と
    を更に備える、請求項1乃至3の何れか一つに記載の直接形交流電力変換装置。
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