JPH11285253A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH11285253A
JPH11285253A JP7900098A JP7900098A JPH11285253A JP H11285253 A JPH11285253 A JP H11285253A JP 7900098 A JP7900098 A JP 7900098A JP 7900098 A JP7900098 A JP 7900098A JP H11285253 A JPH11285253 A JP H11285253A
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JP
Japan
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power supply
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input
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JP7900098A
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Michihiro Yamamoto
通博 山本
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
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Omron Corp
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の寸法も大きく重量もありコストも高いチ
ョークコイルを用いず、入力系統が高低いずれであって
も突入電流を十分に抑制することができ、低い入力電圧
系統における定常時損失を低減して効率の向上を図る。 【解決手段】交流電源1からの入力電圧Vinを全波整
流回路2の入力側に印加するとともに、全波整流回路2
の入力側一端2aと一対の平滑コンデンサ3,4の中点
との間のラインに挿入接続されるスイッチ8をオンオフ
することにより、整流方式を全波整流または倍電圧整流
に切り換えるもので、交流電源1とスイッチ8一端との
間に、第1突入電流防止抵抗71を、全波整流回路2の
入力側一端2aとスイッチ8一端との間に、第2突入電
流防止抵抗72を、それぞれ、接続した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流方式を全波整
流あるいは倍電圧整流に切り換えられる電源装置に係
り、より詳しくは、突入電流防止抵抗を用いて電源投入
直後における突入電流を抑制可能とした電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、世界各国の商用電源電圧は、A
C80V〜AC276Vまでの様々な電圧値を示してお
り、同一の電源装置を世界各国で使用できるように、入
力電圧の高低に応じて整流方式を全波整流または倍電圧
整流に切り換えるようにしたものが提案されている。
【0003】図4は、この種の電源装置の従来の回路構
成を示すものである。同図において1は交流電源、2は
ダイオードブリッジからなり、交流電源1からの入力電
圧Vinを整流する全波整流回路であり、この全波整流
回路2からの整流出力を一対の平滑コンデンサ3,4で
平滑して、出力端子5,6間に所定の直流電圧Vout
を出力するようになっている。7は、交流電源1から全
波整流回路2の入力側一端2aに至る入力電圧ラインの
一側に挿入接続された突入電流防止抵抗としての負特性
のサーミスタ抵抗である。このサーミスタ抵抗7は温度
が上昇するに従って抵抗値が低くなるものであり、電源
投入直後の抵抗値の高い状態において、全波整流回路2
の出力側への突入電流を抑制するとともに、定常時には
入力電流による自己発熱でその抵抗値を下げ、サーミス
タ抵抗7による損失を極力低減するようにしている。
【0004】全波整流回路2の入力側一端2aと、平滑
コンデンサ3,4の中点との間には、トライアックなど
のスイッチ8が接続されている。このスイッチ8は入力
電圧Vinの高低を検出する図示していない検出回路か
らの制御信号を受けてオンオフするようになっている。
そして、例えば交流電源1がAC100V入力系統であ
ってその入力電圧VinがAC100Vの場合にはオン
して全波整流回路2の入力側一端2aと、平滑コンデン
サ3,4の中点とを短絡して倍電圧整流を行う。一方、
交流電源1がAC200V入力系統であってその入力電
圧VinがAC200Vの場合には、オフして全波整流
回路2の入力側一端2aと、平滑コンデンサ3,4の中
点とを開放して全波整流を行う。なお、2b,2c,2
dはそれぞれ全波整流回路2の入力側他端、出力側一
端、出力側他端である。
【0005】一方、図5に示される従来の回路構成のも
の(特開平9−298876号公報参照)も提案されて
いる。
【0006】図5を参照して説明すると、この公報で提
案されている回路では、全波整流回路2の出力側から平
滑コンデンサ3,4に至る各整流出力ラインに、高調波
抑制用チョークコイル9,10が接続されていること、
交流電源1と全波整流回路2の入力側一端2aとの間
に、突入電流防止抵抗としてのサーミスタ抵抗7を接続
し、このサーミスタ抵抗7と交流電源1との接続点を、
スイッチ8の一端に接続してあることで、図2の従来の
回路構成とは相違している。
【0007】図5の回路構成においては、交流電源1が
AC100V入力系統であってその入力電圧VinがA
C100V程度と低いと検出されると、スイッチ8がオ
ンする。これによって、全波整流回路2と両平滑コンデ
ンサ3,4の中点との間が短絡され、電源装置の整流方
式は倍電圧整流に切り換えられる。この場合、交流電源
1の入力電圧Vinの極性に応じて、交流電源1→全波
整流回路2→チョークコイル9→平滑コンデンサ3→ス
イッチ8→交流電源1の閉回路と、交流電源1→スイッ
チ8→平滑コンデンサ4→チョークコイル10→全波整
流回路2→交流電源1の閉回路とが半周期毎に形成さ
れ、この閉回路に沿って交流電源1からの入力電流が流
れ込み、サーミスタ抵抗7を流れ込まない。そして、交
流電源1に含まれる高調波電流は、チョークコイル9,
10のいずれか一方によって抑制されるようにしたもの
である。
【0008】一方、交流電源1がAC200V入力系統
であってその入力電圧VinがAC200V程度と高い
と検出されると、スイッチ8はオフされる。これによっ
て、全波整流回路2の入力側一端2aと両平滑コンデン
サ3,4の中点との間は開放され、電源装置の整流方式
は、全波整流に切り換えられる。この場合、交流電源1
の極性にかかわらず、交流電源1→全波整流回路2→チ
ョークコイル9→平滑コンデンサ3→平滑コンデンサ4
→チョークコイル10→全波整流回路2→サーミスタ抵
抗7→交流電源1の閉回路に沿って、交流電源1からの
入力電流が流れ込む。そして、交流電源1に含まれる高
調波電流は、チョークコイル9,10双方で抑制され
る。こうして、図5の回路構成においては、入力電圧V
inが低いと、この電源装置の整流方式は倍電圧整流に
切り替わり、交流電源1からの入力電流はサーミスタ抵
抗7を通過しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4の回路構成を有す
る電源装置においては、入力電圧Vinの高低にかかわ
らず、入力電流がサーミスタ抵抗のような突入電流防止
抵抗を通過して流れるので、共通の突入電流防止抵抗で
突入電流を抑制することができる。しかしながら、この
ような構成では全波整流時に倍電圧整流時の2倍の突入
電流が流れてしまうという課題があるうえ、入力電流が
大きいAC100V入力系統における定常時での突入電
流防止抵抗での損失が大きく電源効率が低下するという
課題がある。この場合、突入電流防止抵抗としてたとえ
サーミスタ抵抗を用いて温度の上昇と共に抵抗値が低下
するようにしてもその残留した抵抗値分での損失が、入
力電流が大きいAC100V入力系統ではやはり多いた
めに電源効率が下がるという課題は解消されない。その
うえ突入電流防止抵抗としてサーミスタ抵抗を用いた場
合ではその寸法として高い入力電圧系統に合わせている
ために大きいものが必要となり、そのコストも高くつく
という課題がある。
【0010】また、図5の回路構成を有する電源装置に
おいては、交流電源1がAC100V入力系統の場合で
は、サーミスタ抵抗のような突入電流防止抵抗に入力電
流が流れ込まないので図4とは相違して低い入力電圧系
統においてはその定常時における損失を皆無にできるも
のの、その低い入力電圧系統における突入電流の抑制を
寸法も大きく重量もありコストも高いチョークコイルで
行う必要があるという課題がある。
【0011】したがって、本発明では、従来の寸法も大
きく重量もありコストも高いチョークコイルを用いず、
入力系統が高低いずれであっても突入電流を十分に抑制
することができ、低い入力電圧系統における定常時損失
を低減可能として効率の向上を図ることを解決すべき共
通課題としている。
【0012】また、本発明は、突入電流防止のための抵
抗としてサーミスタ抵抗を用いた場合には、サーミスタ
抵抗としては寸法の小さいコストの安価なものを用いて
も十分に突入電流を抑制可能とすることを他の解決すべ
き共通課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明においては、交流
電源からの入力電圧が整流部の入力側に印加されるとと
もに、前記整流部の入力側一端と一対の平滑コンデンサ
の中点との間のラインが前記交流電源が低電圧入力系統
時には短絡されて倍電圧整流に、高電圧入力系統時には
開放されて全波整流に切り換えられる電源装置におい
て、整流方式が、倍電圧整流に切り換えられているとき
に形成される第1突入電流経路内には1つまたは複数の
第1突入電流防止抵抗が、全波整流に切り換えられてい
るときに形成される第2突入電流経路内には1つまたは
複数の第2突入電流防止抵抗がそれぞれ挿入される構成
としたことによって上述の課題を解決している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態に係る電源装置
の回路構成を示しており、図4および図5と同一の箇所
には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は
重複するため省略する。
【0016】図1で示すように、本実施の形態において
は、全波整流回路2の出力側から平滑コンデンサ3,4
に至る各整流出力ラインには、従来の図5で示されてい
る高調波抑制用チョークコイル9,10が接続されてい
ない。
【0017】また、本実施の形態においては、交流電源
1とスイッチ8一端との間に突入電流防止のための第1
突入電流防止抵抗の一例としての第1突入電流防止抵抗
71を、また、整流部の一例としての全波整流回路2の
入力側一端2aとスイッチ手段の一例としてのトライア
ックなどからなるスイッチ8一端との間に同じく突入電
流防止のための第2突入電流防止抵抗の一例としての第
2突入電流防止抵抗72をそれぞれ接続してある。
【0018】第1突入電流防止抵抗71は低い入力電圧
系統として交流電源1がAC100V入力系統の場合の
突入電流の防止に合うようにその抵抗値が設定されてい
る。第2突入電流防止抵抗72は、第1突入電流防止抵
抗71との合計の抵抗値でもって高い入力電圧系統とし
て交流電源1がAC200V入力系統の場合の突入電流
の防止に合うように抵抗値が設定されている。
【0019】作用を説明すると、交流電源1がAC10
0V入力系統であってその入力電圧Vinが検出される
と、スイッチ8がオンして電源装置の整流方式は倍電圧
整流に切り換えられる。この場合、交流電源1の入力電
圧Vinの極性に応じて、交流電源1→全波整流回路2
→平滑コンデンサ3→スイッチ8→第1突入電流防止抵
抗71→交流電源1の閉回路と、交流電源1→第1突入
電流防止抵抗71→スイッチ8→平滑コンデンサ4→全
波整流回路2→交流電源1の閉回路とが半周期毎に形成
され、この閉回路に沿って交流電源1からの入力電流が
第1突入電流防止抵抗71を流れ込み、AC100V入
力系統の交流電源1の投入直後における突入電流が防止
される。
【0020】一方、交流電源1がAC200V入力系統
であってその入力電圧Vinが検出されると電源装置の
整流方式は、全波整流に切り換えられる。この場合、交
流電源1の極性にかかわらず、交流電源1→全波整流回
路2→平滑コンデンサ3→平滑コンデンサ4→全波整流
回路2→第2突入電流防止抵抗72→第1突入電流防止
抵抗71→交流電源1の閉回路に沿って、交流電源1か
らの入力電流が流れ込む。こうして、図1の回路構成に
おいては、入力電圧Vinが低いと、この電源装置の整
流方式は倍電圧整流に切り換わり、交流電源1からの入
力電流は第1突入電流防止抵抗71を通過し、入力電圧
Vinが高いと、この電源装置の整流方式は全波整流に
切り換わり、交流電源1からの入力電流は両抵抗71,
72を通過し、それぞれの入力系統における突入電流を
防止できる。
【0021】したがって、入力系統がAC100V、A
C200Vのいずれであっても突入電流を抑制できると
ともに、入力電圧Vinが低いAC100V入力系統で
あってもAC100V入力系統に合う抵抗値の第1突入
電流防止抵抗71で突入電流を防止するので、その入力
系統における定常時における損失を低減させて効率の向
上できる。また、この入力系統における突入電流の防止
に寸法も大きく重量もありコストも高いチョークコイル
を用いる必要がない。さらに、この場合の抵抗71の抵
抗値も小さくて済むので、寸法の小さいコストの安価な
ものを用いられる。また、入力系統がAC200Vの場
合では、第1突入電流防止抵抗71の抵抗値に第2突入
電流防止抵抗72の抵抗値を合わせた抵抗値で突入電流
を防止できるので、第2突入電流防止抵抗72も寸法が
小さいもので済む。
【0022】図2は本発明の他の実施の形態に係る電源
装置の回路構成を示しており、図1と同一の箇所には同
一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は重複す
るため省略する。図2で示される本実施の形態において
は全波整流回路2の入力側一端2aとスイッチ8一端と
の間に第1突入電流防止抵抗71と第2突入電流防止抵
抗72とを直列に接続するとともに、両抵抗71,72
の接続部を交流電源1に接続している。
【0023】その他の構成は図1と同様であるので説明
を省略する。
【0024】作用を説明すると、交流電源1がAC10
0V入力系統であってその入力電圧Vinが検出される
と、スイッチ8がオンして電源装置の整流方式は倍電圧
整流に切り換えられる。この場合、交流電源1の入力電
圧Vinの極性に応じて、交流電源1→全波整流回路2
→平滑コンデンサ3→スイッチ8→第1突入電流防止抵
抗71→交流電源1の閉回路と、交流電源1→第1突入
電流防止抵抗71→スイッチ8→平滑コンデンサ4→全
波整流回路2→交流電源1の閉回路とが半周期毎に形成
され、この閉回路に沿って交流電源1からの入力電流が
第1突入電流防止抵抗71を流れ込み、AC100V入
力系統の交流電源1の投入直後における突入電流が防止
される。
【0025】一方、交流電源1がAC200V入力系統
であってその入力電圧Vinが検出されると電源装置の
整流方式は、全波整流に切り換えられる。この場合、交
流電源1の極性にかかわらず、交流電源1→全波整流回
路2→平滑コンデンサ3→平滑コンデンサ4→全波整流
回路2→第2突入電流防止抵抗72→交流電源1の閉回
路に沿って、交流電源1からの入力電流が流れ込む。
【0026】図2の回路構成においては、入力電圧Vi
nが低いと、この電源装置の整流方式は倍電圧整流に切
り換わり、交流電源1からの入力電流は第1突入電流防
止抵抗71を通過し、入力電圧Vinが高いと、この電
源装置の整流方式は全波整流に切り換わり、交流電源1
からの入力電流は第2突入電流防止抵抗72を通過し、
それぞれの入力系統における突入電流を防止できるな
ど、図1の回路と同様の作用効果を有する。
【0027】図3は、本発明のさらに他の実施の形態に
係る電源装置の回路構成を示しており、図1と同一の箇
所には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明
は重複するため省略する。図3で示される本実施の形態
においては第1突入電流防止抵抗71と第2突入電流防
止抵抗72とに並列にスイッチ手段としてのトライアッ
ク73を接続し、定常時にはこのトライアック73をオ
ンにして、定常時における損失を低減できるようにして
いる。図3によれば、定常時における損失を低減するた
めに第1突入電流防止抵抗71、第2突入電流防止抵抗
72それぞれにトライアックを並列接続する場合よりも
トライアックの個数を減らせるのでコストダウンが可能
となる。なお、図3においては、端子74,75,76
のすべてを短絡した場合は整流方式が倍電圧整流とな
り、すべてを開放すると全波整流となる。
【0028】なお、上述の実施の形態においては、図1
では第1突入電流防止抵抗71を交流電源1と全波整流
回路2の入力側一端2aとの間、図2ではスイッチ8一
端と交流電源1との間にそれぞれ1つ設けていたが、第
1突入電流防止抵抗71の位置をそのままに、あるいは
これとは別にさらに第1突入電流防止抵抗として交流電
源1と全波整流回路2の入力側他端2bとの間、全波整
流回路2の出力側一端2cと平滑コンデンサ3との間な
どに1つまたは複数設けた構成としても構わない。この
場合、図1の第1突入電流防止抵抗71における突入電
流経路と、交流電源1と全波整流回路2の入力側他端2
bとの間の突入電流経路はいずれも、整流方式が倍電圧
整流における突入電流経路と全波整流における突入電流
経路それぞれの共通の突入電流経路となる。したがっ
て、上述の実施の形態では、要するに、交流電源1が低
電圧入力系統時ではスイッチ8がオンしたときに形成さ
れる突入電流経路に1つまたは複数の第1突入電流防止
抵抗を設け、高電圧入力系統時でスイッチ8がオフした
ときに形成される突入電流経路に1つまたは複数の第2
突入電流防止抵抗を設け、前記両突入電流経路における
その共通経路内には少なくとも1つの第1突入電流防止
抵抗が挿入され、その挿入されている第1突入電流防止
抵抗が整流方式が全波整流のときの第2突入電流防止抵
抗のいずれか1つを構成するとよい。
【0029】なお、上述の実施の形態においては、各抵
抗71,72のいずれか1つまたはすべてをサーミスタ
抵抗で構成しても構わない。
【0030】なお、上述の実施の形態においては、整流
部として全波整流回路2を用いたが、これは必ずしも必
須のものではなく、半波整流などの他の整流回路であっ
ても構わない。
【0031】なお、上述の実施の形態においては、整流
部としてはダイオード構成のものであったが、ダイオー
ドでなくても他の回路素子で整流作用のある素子を用い
ても構わない。
【0032】なお、上述の実施の形態においては、スイ
ッチ8はトライアック以外の電子的にオンオフする素
子、回路を用いても構わないし、機械的にオンオフする
スイッチであっても構わない。また、このスイッチ8を
整流方式に応じてオンオフ制御する回路で自動的にオン
オフ制御しても構わないし、手動でオンオフ制御しても
構わない。
【0033】なお、上述の実施の形態においては、突入
電流防止抵抗は第1および第2突入電流防止抵抗71,
72の2つであったが、その個数に限定されるものでは
ないし、その接続形態はこれらの複数を並列接続したも
のとか、直列接続したものでも構わない。
【0034】なお、上述の実施の形態においては、高低
の入力電圧系統がAC100VとAC200Vであった
が、この入力電圧に限定されるものではない。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、交流電源
からの入力電圧が整流部の入力側に印加されるととも
に、前記整流部の入力側一端と一対の平滑コンデンサの
中点との間のラインが前記交流電源が低電圧入力系統時
には短絡されて倍電圧整流に、高電圧入力系統時には開
放されて全波整流に切り換えられる電源装置において、
整流方式が、倍電圧整流に切り換えられているときに形
成される第1突入電流経路内には1つまたは複数の第1
突入電流防止抵抗が、全波整流に切り換えられていると
きに形成される第2突入電流経路内には1つまたは複数
の第2突入電流防止抵抗がそれぞれ挿入されるので、図
4で示される従来と比較して入力系統に応じて前記ライ
ンが短絡または開放されても突入電流を抑制できるとと
もに、入力電圧が低い入力系統では第1突入電流防止抵
抗によって突入電流を抑制でき、入力電圧が高い入力系
統では両抵抗によって突入電流を抑制できるから、それ
ぞれの抵抗の抵抗値を適宜に設定して低い入力電圧系統
における定常時における損失を低減でき、結果として効
率の向上が可能となるとともに、また図5で示される従
来と比較して突入電流を小さく抑制できるので、寸法も
大きく重量もありコストも高いチョークコイルが無くて
も実施可能であり、前記抵抗をサーミスタ抵抗としても
寸法の小さいもので実施できるので、コストの安価なサ
ーミスタ抵抗を用いることができる。
【0036】なお、前記突入電流防止抵抗をサーミスタ
抵抗とした場合においては、サーミスタ抵抗はその寸法
が大きくなるほど単価も高くなるが、上述したように寸
法が小さくて済むからコストの安価なものを用いること
ができる一方で突入電流抑制としては十分にその機能を
発揮させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電源装置の回路図
【図2】本発明の他の実施形態に係る電源装置の回路図
【図3】本発明のさらに他の実施形態に係る電源装置の
回路図
【図4】従来の電源装置の回路図
【図5】他の従来の電源装置の回路図
【符号の説明】
1 交流電源 2 全波整流回路 3,4 平滑コンデンサ 5,6 出力端子 71 第1突入電流防止抵抗 72 第2突入電流防止抵抗 8 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源からの入力電圧が整流部の入力側
    に印加されるとともに、前記整流部の入力側一端と一対
    の平滑コンデンサの中点との間のラインが前記交流電源
    が低電圧入力系統時には短絡されて倍電圧整流に、高電
    圧入力系統時には開放されて全波整流に切り換えられる
    電源装置において、 整流方式が、倍電圧整流に切り換えられているときに形
    成される第1突入電流経路内には1つまたは複数の第1
    突入電流防止抵抗が、全波整流に切り換えられていると
    きに形成される第2突入電流経路内には1つまたは複数
    の第2突入電流防止抵抗がそれぞれ挿入されることを特
    徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記両突入電流経路における互いの共通経
    路内には少なくとも1つの第1突入電流防止抵抗が挿入
    されており、その挿入されている第1突入電流防止抵抗
    が整流方式が全波整流のときの第2突入電流防止抵抗の
    いずれか1つを構成することを特徴とする請求項1に記
    載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記各突入電流防止抵抗の少なくとも1つ
    がサーミスタ抵抗であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電源装置。
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