JPH03273866A - 整流回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、遅延動作方式の入力電圧感知機能つき自動切
換手段を有する電源に用いることができる整流回路に関
する。

従来の技術 近年民生機器分野においても２００ボルト系の機器が増
え、安価で小形の電源が要望されている。

そのため一般に、パワースイッチを投入した時に発生す
る突入電流を制限するためにはパワーサーミスタが用い
られる。以下に従来の突入電流制限方法について説明す
る。

第２図は従来の方法を施しだ整流回路を示すものである
。同図において、２１は低温では高抵抗値を持ち、パワ
ースイッチ２６が投入された時に発生する突入電流を制
限するパワーサーミスタ、２２２Ｌ　、２２ｂ　、２２
Ｃ，２２ｄは整流器であり一般にこれらを集積したブロ
ックダイオードが用いられる、２３は全波整流と倍電圧
整流とを切換えるスイッチである。

従って、高い商用交流電圧が入力された時にはスイッチ
２３を開放し全波整流回路を構成させ、低い画用交流電
圧が入力された時にはスイッチ２３を短絡して倍電圧整
流回路を構成させてユニバーサル電源として使用する。

２４ＩＬ、２４ｂは平滑コンデンサである。

発明が解決しようとする課題 一般にサーミスタは、第３図の抵抗−温度特性曲線図に
示すように高温時の残留抵抗を大きくするとそれに比例
して低温時の抵抗も大きくなる特性がある。

従って上記した従来の構成では、パワーサーミスタ２１
が高温になった時、電源を再投入する場合の突入電流制
限能力を高めるために、高温時の残留抵抗が大きいパワ
ーサーミスタを使用すると、パワーサーミスタ２１が定
常状態に達した時の温度が極度に上昇し、このだめに電
源効率が低下するという諸々の欠点があった。

本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、安価で
突入電流制限機能の高い突入電流制限を実現した整流回
路を提供することを目的とする。

課題を解決するだめの手段 この目的を達成するために本発明の整流回路はパワーサ
ーミスタを倍波整流の場合には、はとんど電流が流れな
い部分に接続した構成を有している。

作用 この構成によって、よシ多くの電流を消費する低交流入
力電圧の時のパワーサーミスタの温度上昇を抑え電源再
投入時の電流制限能力を高く維持し、電源効率を改善す
ることができ、またより少ない電流を消費する高い商用
交流入力電圧の時も、より大きい残留抵抗を持つパワー
サーミスタを使用することができ電源再投入時の電流制
限能力を高くすることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例の整流回路を図面を参照して説
明する。

第１図の１１はパワーサーミスタであり、整流ダイオー
ド１２１Ｌ、１２ｂ、１２０，１２ｄで構成されたブリ
ッジと全波整流と倍電圧整流を切換えるスイッチ１３の
間に接続されている。スイッチ１３は、整流回路に入力
電源が接続さＩしていない場合は開いており、整流回路
に高交流電圧が入力された場合に閉じる、遅延動作方式
の入力電圧感知機能つきの全波整流、倍電圧整流自動切
換用スイッチである。

１４１Ｌ、１４ｂは整流電流を平滑する平滑コンデンサ
、１５は電源１６を投入するパワースイッチである。

この構成において、まず低交流入力電圧の場合を説明す
る。この場合定常動作の時はスイッチ１３が短絡し倍電
圧整流回路となるが、パワースイッチ１５を投入してか
らスイッチ１３が短絡するまでには遅延時間があるため
、パワースイッチ１５を投入した時点ではスイッチ１３
は開放状態にあり全波整流回路となる。従って突入電流
は、交流入力電圧が正相の場合はパワースイッチ１６、
整流ダイオード１２ａ１平滑コンデンサ１４＆。

１４ｂ１整流ダイオード１２ｄ１パワーサーミスタ１１
、交流電源１６の経路で流れ、また逆相の場合はムＣ電
源１６、パワーサーミスタ１１、整流ダイオード１２ｂ
、平滑コンデンサ１４ａ。

１４ｂ、ｉ流ダイオード１２Ｃ、パワースイッチ１５の
経路で流れる。

次にスイッチ１３が所要の遅延時間を経過して短絡する
と倍電圧整流回路となシ、この時流れる定常電流は、入
力電圧が正相の場合はパワースイッチ１６、整流ダイオ
ード１２＆、平滑コンデンサ１４ａ、スイッチ１３、交
流電源１６の経路で流れ、また逆相の場合は電源１６、
スイッチ１３、平滑コンデンサ１４ｂ５整流ダイオード
１２Ｃ１パワースイツチ１５の経路で流れる。つまり、
従来のパワーサーミスタ２１に比べて、定常電流はパワ
ーサーミスタ１１にはほとんど流れないので、パワーサ
ーミスタ１１は突入電流による若干の温度上昇を除けば
定常動作時の温度上昇はなく常にほぼ初期の抵抗値を維
持することができ、電源の再投入に対しても高い電流制
限能力を維持することができる。また、電源効率に関し
ては、パワーサーミスタは無関係となる。

次に高ＡＣ入力電圧の場合を説明する。この場合は、パ
ワースィッチ１５投入時も定常動作時も全波整流回路と
なり、突入電流および定常電流の流れる経路は上記低ム
Ｃ入力電圧の場合で説明したのと同様となる。従って高
ＡＣ入力電圧の場合は、定常電流もパワーサーミスタ１
１を流れるためパワーサーミスタ１１の温度は上昇する
。しかし、低ムＣ入力電圧の場合すなわち倍電圧整流の
場合に比べ定常電流は少なく温度上昇が少ないため、高
残留抵抗を持つパワーサーミスタを使用することができ
、電源再投入時の突入電流制限能力を高めることができ
る。

発明の効果 以上のように本発明はパワーサーミスタを倍波整流の場
合には、はとんど電流が流れない部分に接続したことに
よシ、パワーサーミスタの温度上昇を抑えて常温復帰所
要時間を短かくし、さらに高残留抵抗のサーミスタの使
用を可能にし、安価で突入電流制限能力の高い整流回路
を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における整流回路の回路図、
第２図は従来の整流回路の回路図、第３図はパワーサー
ミスタの抵抗−温度特性曲線図である。 １１・・・・・・パワーサーミスタ、１２１Ｌ、　１２
ｂ　。 １２Ｃ，１２ｄ・・・・・・整流ダイオード、１３・川
・・スイッチ、１４１Ｌ、１４ｂ・・甲・平滑コンデン
サ、１５・・・・・・パワースイッチ、１６・・・・・
ムｃ電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ダイオードブリッジの入力側の第１の端子に第１の入
   力端子が接続され、前記ダイオードブリッジの入力側の
   第２の端子がサーミスタを通して第２の入力端子に接続
   され、ダイオードブリッジの出力側の第１の端子に第１
   のコンデンサが接続され、ダイオードブリッジの出力側
   の第２の端子に第２のコンデンサが接続され、第１のコ
   ンデンサと第２のコンデンサのダイオードブリッジに接
   続されない端子同士が接続され、さらに前記端子が開閉
   スイッチを通して第２の入力端子に接続され、前記の開
   閉スイッチは第１と第２の入力端子間に一定以上の電圧
   が入力された時に閉じることを特徴とする整流回路。