JP5145807B2 - 荷電粒子線露光用マスク及びその製造方法 - Google Patents

荷電粒子線露光用マスク及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、荷電粒子線露光用マスク及びその製造方法に関し、特に半導体製造において使用される荷電粒子線露光用マスク及びその製造方法に関する。
近年、半導体デバイスの微細化が進み、例えば露光工程においてはより微細なパターン形成ができる荷電粒子線を使った露光装置が用いられている。荷電粒子線露光用マスクはこのような露光装置において使用されるものである。
荷電粒子線露光用マスクは、その基材としてシリコンウェハ、あるいはSOI(Sillicon On Insulator)基板等を用いている。その表面のメンブレンと呼ばれる数μm〜数10μmの薄膜形成部において、半導体の回路を元に、数μmもしくは1μm以下の各種の微小なパターンやホールが貫通孔として多数形成されている。
また荷電粒子線露光用マスクの裏側においては、薄膜であるメンブレンの強度を保つため梁構造を有するものである。
半導体製造においては、上述のマスク上に荷電粒子線を照射してメンブレンに形成されている貫通パターンを通過した荷電粒子線のみが、レジストを塗布したウェハ上に所望のパターンとして縮小、もしくは等倍で転写露光される。
従来、荷電粒子線露光用マスクはシリコン基板等を基材とし、梁を有するメンブレン構造に加工し、そのメンブレンには半導体製造で必要とされる極微細な回路配線を元に貫通パターンを形成して半導体回路を製作する(特許文献1参照)。
貫通パターンはリソグラフィ技術とエッチング技術とを用いてメンブレン上に形成するが、従来コーナ部を完全な直角にするには限界があり、数10nm〜数100nm程度の曲率半径を有することが避けられなかった。
メンブレンに形成される貫通パターンはデータ上、すなわち半導体回路上は矩形形状を組み合わせて構成されているが、上述のように従来のマスク上では実パターンのコーナ部が曲率を有するため、荷電粒子線露光用マスクを半導体製造で使用すると、転写露光された半導体基板の回路配線のコーナ部も曲率を持った形状になってしまう。
また、回路配線の直線部形成においても実パターンを繰り返し転写露光してつなげて使用するが、そのコーナ部の円弧の一部が繰り返される形状になるため、回路の直線性が悪化し、配線が設計通りに形成されないといった問題が生じていた。
特開2004−311800号公報
本発明は、荷電粒子線露光用マスクの実パターンのコーナ部は曲率を持たず、完全な直角にする方法を提供する。
本発明の請求項2に係る発明は、荷電粒子線透過孔を所望の形状に形成された第1のパターンデータと、位置合わせのために形成された第1のアライメントマークと、を有する第1の基板と、荷電粒子線透過孔を所望の形状に形成された第2のパターンデータと、位置合わせのために形成された第2のアライメントマークと、を有する第2の基板と、第1のアライメントマーク及び第2のアライメントマークを位置合わせして、第1のパターンデータと第2のパターンデータとを接合させた2段構造とし、前記第1の基板に形成する前記第1のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第1のパターンデータに対してX方向に一定量伸長させた部分と前記第1のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記X方向に伸長させない部分とを有し、前記第2の基板に形成する前記第2のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第2のパターンデータをY軸に対して反転させ、さらにY方向に一定量伸長させた部分と前記第2のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記Y方向に伸長させない部分とを有することを特徴とする荷電粒子線露光用マスクとしたものである。
本発明の請求項に係る発明は、第1のパターンデータ及び第2のパターンデータは、論理積を行って得られる実パターンを有することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光用マスクとしたものである。
本発明の請求項3に係る発明は、実パターンのコーナ部は、第1のパターンデータ及び第2のパターンデータの直線部が交差し形成されることで、その頂角が曲率を持たず、完全な直角であることを特徴とする求項2に記載の荷電粒子線露光用マスクとしたものである。
本発明の請求項4に係る発明は、荷電粒子線透過孔を所望の形状を有する第1のパターンデータ及び位置合わせを行うために形成する第1のアライメントマークを有する第1の基板と荷電粒子線透過孔を所望の形状を有する第2のパターンデータ及び位置合わせを行うために形成する第2のアライメントマークを有する第2の基板とを準備し、第1の基板と第2の基板とを所望の形状を有する第1のパターンデータ及び第2のパターンデータを第1のアライメントマーク及び第2のアライメントマークが一致するように接合させて密着し、第1の基板の裏面を所定の厚さまで研磨し、第2の基板の裏面を選択的に除去して開口部を形成し、第1の基板と第2の基板とを所定のパターンで除去することで荷電粒子線透過孔を形成し、前記第の基板に形成する前記第のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第のパターンデータに対してX方向に一定量伸長させた部分と前記第1のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記X方向に伸長させない部分とを有し、前記第2の基板に形成する前記第2のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第2のパターンデータをY軸に対して反転させ、さらにY方向に一定量伸長させた部分と前記第2のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記Y方向に伸長させない部分とを有すること特徴とする荷電粒子線露光用マスクの製造方法としたものである。
本発明の請求項に係る発明は、第1のパターンデータ及び第2のパターンデータの論理積を行って得られる実パターンを形成することを特徴とする請求項4に記載の荷電粒子線露光用マスクの製造方法としたものである。
本発明の請求項6に係る発明は、実パターンのコーナ部は、第1のパターンデータ及び第2のパターンデータの直線部が交差し形成されることで、その頂角が曲率を持たず、完全な直角であることを特徴とする求項5に記載の荷電粒子線露光用マスクの製造方法としたものである。
本発明によれば、荷電粒子線露光用マスクの実パターンのコーナ部は曲率を持たず、完全な直角にする方法を提供することができる。
本発明によれば、荷電粒子線露光用マスクを使用した半導体製造においては、その転写露光されたパターンのコーナ部が完全な直角となり、また直線性も向上するため、半導体製造における回路配線の品質向上に貢献し、また歩留り向上と性能向上に寄与することができる。
本発明によれば、荷電粒子線露光用マスクの性能と信頼性が向上し、高密度、高精度化が進む半導体製造に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態において、同一構成要素には同一符号を付け、実施の形態の間において重複する説明は省略する。
図1は本発明による荷電粒子線露光用マスクの第1の基板1の概念図である。本発明の実施の形態での第1の基板1はシリコンウェハ又はSOI基板を用いることができるがこれらに限定されるわけではない。第1の基板1の表面には荷電粒子線が透過する微細パターンを形成するために第1のパターンデータ(マスク上に形成されるメンブレン状のパターン)2と、第2の基板6(後述する)と位置合わせするための第1のアライメントマーク3とを備えている。ここでシリコンウェハ又はSOI基板に使用されるシリコンは、単結晶シリコン及び多結晶シリコンを用いることができる。
図2は第1の基板1に形成する際の第1のパターンデータ2の作製方法の概念図である。図2(a)は従来の荷電粒子線露光用マスクのパターンデータ4である。図2(b)は、従来のパターンデータ4に対してX軸に平行な線分全てについて一定量5だけ両側に伸長している第1のパターンデータ2である。
図3は本発明による荷電粒子線露光用マスクの第2の基板6の概念図である。本発明の実施の形態での第2の基板6はシリコンウェハ又はSOI基板を用いることができるがこれらに限定されるわけではない。第2の基板6の表面には荷電粒子線が透過する微細パターンを形成するために第2のパターンデータ7と、第1の基板1と位置合わせするための第2のアライメントマーク8とを備えている。ここでシリコンウェハ又はSOI基板に使用されるシリコンは、単結晶シリコン及び多結晶シリコンを用いることができる。
図4は第2の基板6に形成する際の第2のパターンデータ7の作成方法の概念図である。図4(a)は従来の荷電粒子線露光用マスクのパターンデータ4である。図4(b)は、従来のパターンデータ4に対してY軸と対象となる第2のパターンデータ9を作製し、その後、図4(c)は、Y軸に平行な線分全てに対して一定量10だけ上下両側に伸長している第2のパターンデータ7である。
図2及び図4に示すように、第1のパターンデータ3及び第2のパターンデータ7の作製にあたっては、元となるパターンデータの座標に対してあらたにパターン座標を変換する機能を有するCAD等を使用することで形成することができる。
図5は、パターンデータが270°の角部を有する際の処理方法の概念図である。図5(a)には、任意の大きさの矩形データ11を作製している。図5(b)には角部が一致するように座標を合わせ、論理積による図形演算を行って排他的論理和による図形演算の結果からパターンデータ12を得ることができる。
図12に示すように、荷電粒子線露光用マスク23上に照射された荷電粒子線はまず、上側のメンブレンに形成された第1のパターンデータ2で一部は遮蔽され、通過した荷電粒子線はその後、下側のメンブレンに形成された第2のパターンによって更に遮られることになる。
したがって最終的に半導体基板に転写露光されるパターンとしては、上側のメンブレンに形成された第1のパターンデータ2と、下側のメンブレンに形成された第2のパターンデータ7との論理積によって得られる実パターンとなる。
以上のようにして作製した第1のパターンデータ2及び第2のパターンデータ7には、接合に必要な第1のアライメントマーク3及び第2のアライメントマーク8をそれぞれ第1の基板1及び第2の基板6に付加しておく。
第1の基板1及び第2の基板6上への微細パターンの加工においては、半導体製造で用いられるシリコン基板のリソグラフィ技術と反応性イオンエッチング技術(Reactive Ion Etching)等の異方性エッチングとを利用することができる。
ここで、第1の基板1及び第2の基板6としてSOIウェハを用いることで、微細パターンのエッチング工程で必要以上に掘り込みが進んでしまわないようにすることができる。これはSOIウェハが構造上、中間酸化膜13を有し、シリコンに比べてエッチング耐性が大であるためエッチング停止層として有効である。
図6は、第1のパターンデータ2及び第2のパターンデータ7を用いた第1の基板1及び第2の基板6の接合に関する概念図である。ウェハの接合においては、真空チャンバーを有し、プラズマエッチング等により等方的に基板表面処理が可能な接合装置等を用いることができる。
第1の基板1及び第2の基板6の接合においては、常温接合装置等を用いることができ、その接合面は隙間無く完全に密着し、例えば基材にシリコン基板等を用いる場合、その単結晶シリコンの物理的な強度とほぼ同等になることが知られている。
接合装置は、真空チャンバー内において活性ガスの導入が可能であり、接合する基板表面に対して汚染除去と、シリコン原子を露出させるため、例えば酸素プラズマ等を発生させることができる。
接合の原理としては、露出させたシリコン原子に対し相対する基板の表面もシリコン原子が露出しているため、それらを密着させることでシリコン原子が共有結合する。そのため、結合前のシリコンとほぼ同等の接合強度をもつことが知られている。
図7は基板接合の際のアライメント方法を示す。第2の基板6の裏面には赤外光14による照明装置を設け、第1の基板1の裏面において顕微光学系15と赤外用の右側カメラ16及び赤外用の左側カメラ17を使用する。基材であるシリコン基板は赤外光に対し透明なため、下方からの赤外による光透過照明となる。
図8は上述の光学系において第1のアライメントマーク3と第2のアライメントマーク8とを赤外用の右側カメラ16及び赤外用の左側カメラ17でとらえた概念図である。図8に示すように接合前は第1のアライメントマーク3と第2のアライメントマーク8とが一致しておらず、第1の基板1と第2の基板6とに形成した第1のアライメントマーク3と第2のアライメントマーク8とは一致していない。
図9は第1のアライメントマーク3と第2のアライメントマーク8とを重ねて一致させた時の概念図である。図9に示すように、第1の基板1及び第2の基板6の第1のアライメントマーク3と第2のアライメントマーク8とを使って位置合わせを行うことで、第1の基板1及び第2の基板6に形成した第1のパターンデータ2及び第2のパターンデータ7が完全に一致する。
上記アライメントを経て、第1の基板1と第2の基板6との間隔を0にして密着させ接合する。
図10は第1の基板1及び第2の基板6の接合後に、第1の基板1の裏面に対して所定の深さだけ第1の基板1の全面を研磨、もしくはエッチングする概念図である。本発明の実施の形態においては第1の基板1及び第2の基板6にSOI基板を用いているために中間酸化膜13が全面に露出する。第1の基板1及び第2の基板6にシリコンウェハを用いている場合には、研磨、もしくはエッチングが完了した裏面には、予め形成してあるパターンが露出される。
次に、図11のように第2の基板6の裏面側について所定のメンブレン形状となるようリソグラフィ技術を施した後、中間酸化膜13に達するまでエッチングを行う。
図12は本発明による荷電粒子線露光用マスクの概念図である。第1の基板1の裏面と第2の基板6の裏面との加工が完了した後、フッ化水素酸(HF)による中間酸化膜13の除去を行い、荷電粒子線露光用マスク23が完成する。
図13は本発明による荷電粒子線露光用マスクに形成される微細パターンの概念図である。パターンデータとしては、従来のパターンデータ4に対してX方向に伸長した上側メンブレンの第1のパターンデータ2と、Y方向に伸長した下側メンブレンの第2のパターンデータ7とを用いるが、接合によって実パターン18となっている。
図14は実際のパターンの概念図を示している。従来のパターンデータ4を下に加工されたものはコーナ部が19のように曲率を有する形状となる。X方向に伸長した上側メンブレンのパターンは20のようになる。また、Y方向に伸長した下側メンブレンのパターンは21のようになる。したがって、これらを接合した実パターンは22となり、荷電粒子線が通過するのはパターン20とパターン21の図形の論理積で得られる実パターン22の斜線部分である。
上記、22の斜線部分特にコーナ部分は、接合前のパターン20及びパターン21の直線部が交差する部位となっているため、従来の実パターン19のコーナ部に比べて極めて良好な直角となり、限りなく4のパターンデータに近い形状になる。結果、この実パターン22を通過した荷電粒子線によって転写・露光された回路配線の質が向上することができる。
本発明における荷電粒子線露光用マスクの第1の基板の概念図である。 第1の基板に形成する第1のパターンデータの作成方法の概念図であり、(a)は荷電粒子線露光用のパターンデータを示す図、(b)は(a)のパターンデータを伸長したパターンデータを示す図である。 本発明における荷電粒子線露光用マスクの第2の基板の概念図である。 第2の基板に形成するパターンデータの作成方法の概念図であり、(a)は荷電粒子線露光用のパターンデータを示す図、(b)は(a)と対象となるパターンデータを示す図、(c)は(b)のパターンデータを伸長したパターンデータを示す図である。 270°の角部が含まれる場合のパターンデータ作製方法の概念図であり、(a)は荷電粒子線露光用のパターンデータに矩形データを示す図、(b)は(a)に角度の座標を合わせて図形演算を行ってパターンデータを示す図である。 第1及び第2の基板の接合に関する概念図である。 接合に関する、赤外光によるアライメント方法の概念図である。 アライメント開始前の概念図である。 アライメント完了後の概念図である。 全面研磨に関する概念図である。 メンブレン形成に関する裏面のエッチングの概念図である。 本発明による荷電粒子線露光用マスクの概念図である。 荷電粒子線露光用マスクに形成されるパターンの概念図である。 荷電粒子線露光用マスクに形成される実際のパターンの概念図である。
符号の説明
1 第1の基板
2 第1のパターンデータ
3 第1のアライメントマーク
4 従来のパターンデータ
5 一定量両側に伸長する量
6 第2の基板
7 第2のパターンデータ
8 第2のアライメントマーク
9 従来のパターンデータに対して、Y軸に対象なパターンデータ
10 一定量上下両側に伸長する量
11 任意の大きさの矩形データ
12 排他的論理和による図形演算の結果得られるパターンデータ
13 中間酸化膜
14 赤外光による照明
15 顕微光学系
16 赤外用の右側カメラ
17 赤外用の左側カメラ
18 接合により形成されるパターンデータ
19 従来のパターンデータ
20 荷電粒子線露光用マスクに実際に形成される第1の基板上のパターン
21 荷電粒子線露光用マスクに実際に形成される第2の基板上のパターン
22 接合によって荷電粒子線露光用マスクに実際に形成される実パターン
23 荷電粒子線露光用マスク

Claims (6)

  1. 荷電粒子線透過孔を所望の形状に形成された第1のパターンデータと、
    位置合わせのために形成された第1のアライメントマークと、を有する第1の基板と、
    荷電粒子線透過孔を所望の形状に形成された第2のパターンデータと、
    位置合わせのために形成された第2のアライメントマークと、を有する第2の基板と、
    前記第1のアライメントマーク及び前記第2のアライメントマークを位置合わせして、前記第1のパターンデータと前記第2のパターンデータとを接合させた2段構造とし、
    前記第1の基板に形成する前記第1のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第1のパターンデータに対してX方向に一定量伸長させた部分と前記第1のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記X方向に伸長させない部分とを有し、
    前記第2の基板に形成する前記第2のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第2のパターンデータをY軸に対して反転させ、さらにY方向に一定量伸長させた部分と前記第2のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記Y方向に伸長させない部分とを有することを特徴とする荷電粒子線露光用マスク。
  2. 前記第1のパターンデータ及び前記第2のパターンデータは、論理積を行って得られる実パターンを有することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光用マスク。
  3. 前記実パターンのコーナ部は、前記第1のパターンデータ及び前記第2のパターンデータの直線部が交差し形成されることで、その頂角が曲率を持たず、完全な直角であることを特徴とする求項2に記載の荷電粒子線露光用マスク。
  4. 荷電粒子線透過孔を所望の形状を有する第1のパターンデータ及び位置合わせを行うために形成する第1のアライメントマークを有する第1の基板と荷電粒子線透過孔を所望の形状を有する第2のパターンデータ及び位置合わせを行うために形成する第2のアライメントマークを有する第2の基板とを準備し、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを所望の形状を有する前記第1のパターンデータ及び前記第2のパターンデータを前記第1のアライメントマーク及び前記第2のアライメントマークが一致するように接合させて密着し、
    前記第1の基板の裏面を所定の厚さまで研磨し、
    前記第2の基板の裏面を選択的に除去して開口部を形成し、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを所定のパターンで除去することで荷電粒子線透過孔を形成し、
    前記第の基板に形成する前記第のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第のパターンデータに対してX方向に一定量伸長させた部分と前記第1のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記X方向に伸長させない部分とを有し、 前記第2の基板に形成する前記第2のパターンデータは、荷電粒子線透過孔の前記第2のパターンデータをY軸に対して反転させ、さらにY方向に一定量伸長させた部分と前記第2のパターンデータが前記一定量伸長する向きに伸びる辺と接して前記Y方向に伸長させない部分とを有すること特徴とする荷電粒子線露光用マスクの製造方法。
  5. 前記第1のパターンデータ及び前記第2のパターンデータの論理積を行って得られる実パターンを形成することを特徴とする請求項4に記載の荷電粒子線露光用マスクの製造方法。
  6. 前記実パターンのコーナ部は、前記第1のパターンデータ及び前記第2のパターンデータの直線部が交差し形成されることで、その頂角が曲率を持たず、完全な直角であることを特徴とする求項5に記載の荷電粒子線露光用マスクの製造方法。
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