JP5145590B2 - 遊技機用基板ケース - Google Patents

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本発明は、回路基板を収容する遊技機用の基板ケースに関し、特に、基板ケースを開封不能に封止する封止構造の省スペース化を図る基板ケース構造の改良に関する。
一般に、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機には、ゲーム性を支配するとともに遊技機の全体を制御する主基板が備えられている。
主基板は、コンピュータを構成するプリント回路基板であり、CPU,ROM,RAM等の種々の電子部品で構成されている。
そして、この主基板は、不正改造の対象となりやすいため、これを外部と遮断して覆う基板ケースに収容されているとともに、この基板ケースには、基板ケースの開封を防止する封止構造が設けられている。
この封止構造は、主基板の不正改造等の検査のために、開封と再封止を繰り返し行うことができるように、複数の封止構造が設けられており、開封するときは、一の封止構造を、汎用の工具等で破壊し、再封止するときは、新たな封止構造を用いて封止することができるようになっているのが一般的である。
このような基板ケースの封止構造は、例えば、特開2006−180963号の「遊技機の基板ケース装置」(特許文献1)や、特開2006−34608号の「遊技機の制御基板ケース」(特許文献2)等、従来から多数提案されている。
このように封止構造を複数設けることで、開封した場合に、開封の痕跡を明瞭に残すことでき、不正による開封を抑止する効果がある。
特開2006−180963号公報(第12頁、第3図) 特開2006−34608号公報(第13頁、第3図)
しかしながら、このような封止構造では、開封と再封止を繰り返し行うことができるよう封止構造を複数設ける必要があるため以下のような弊害が生じていた。
まず、複数の封止構造は全て同様な形状から構成されているため、開封によって破壊されているか否かは、一見では判別が困難であり、不正による開封の痕跡を見過ごす虞があった。
また、検査のために開封した履歴は、常に管理しておかなければならないため、履歴と開封箇所の整合を図る必要がある。
この場合においても、複数の封止構造が同様な形状の構成からなるため、開封された箇所を数える際に、瞬時に開封回数を把握することができなった。
さらに、複数の封止構造を設けなければならないため、基板ケースの上下・左右等に封止構造のための多くのスペースを確保しなければならなかった。
特に、主基板を含む回路基板は、遊技機の外観的な見栄えには関与しない内蔵部品であるため、省スペース化の要請があるにも拘わらず、封止構造のために多くのスペースを設けなければならず、コンパクト化の妨げとなっていた。
本発明は、上記の弊害を解決するためになされたものであり、開封の痕跡を明瞭に残しつつ、開封回数を容易に把握できるとともに、封止構造の省スペース化を図る遊技機用基板ケースの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機用基板ケースは所定の回路基板を収容する開閉可能な遊技機用基板ケースであって、当該遊技機用基板ケースを開閉不能に封止する封止構造を備え、前記封止構造が、前記遊技機用基板ケースに形成された封止部と、前記封止部に装着されることで当該遊技機用基板ケースを封止する係止具と、からなり、前記係止具が、前記封止構造の封止解除に際してその一部が破壊されるとともに、当該破壊により分断される切離部を備え、前記封止部が、前記分断された切離部が取り出し不能かつ外部から視認可能に収納される収納室を備える構成としてある。
このような構成からなる本発明の遊技機用基板ケースによれば、封止解除の際に分断された切離部が、収納室に収納されるため、基板ケース開封の痕跡が明瞭に残るとともに収納された切離部の個数を計数することで、基板ケースの開封回数を容易に把握することができる。
また、切離部が、一括して収納室に収納されるため、視点を分散することなく、収納室のみに注視して、基板ケースの開封回数を瞬時に把握することができる。
さらに、切離部が取り出し不能に収納室に収納されるため、切離部を取り出し開封回数をごまかすような不正を排除することができ、基板ケースの開封回数と切離部の個数との整合性が図られる。
また、封止解除の際に、係止具は破壊されるが、基板ケースに形成された封止部が破壊されず、新たな係止具を装着するだけで、再封止することができる。
このため、封止部は一つで足り、複数の封止構造を設ける必要がなくなり、基板ケースの省スペース化を図ることができる。
また、本発明の遊技機用基板ケースは、前記収納室が、前記分断された切離部が通過可能な通路を備え、前記切離部が、前記通路に連なって収納される構成とすることができる。
このような構成とすることにより、切離部が、通路に連なって収納されるため、切離部の計数を迅速に行うことができ、基板ケースの開封回数の把握が、更に容易になる。
また、本発明の遊技機用基板ケースは、前記遊技機用基板ケースが遊技機に配設された状態において、前記収納室が、重力が作用する方向に空間をもって形成され、前記分断された切離部が自重により落下して、前記収納室に収納される構成とすることができる。
このような構成とすることにより、切離部が自重により落下して、収納室に収納されるため、切離部が収納室において、散乱されることなく堆積されることとなり、特に上述したような、連なって収納される場合に適している。
また、本発明の遊技機用基板ケースは、前記係止具の切離部が、所定の色に彩色された構成とすることができる。
このような構成とすることにより、係止具の切離部ごとに色彩が替えることができる。これにより、特に開封回数が多くなった場合には、多数の切離部が収納室に収納されるため、色数又は色彩別に切離部を計数することで、容易に、基板ケースの開放回数を把握することができる。
また、本発明の遊技機用基板ケースは、前記切離部が、丸形に形成された構成とすることができる。
このような構成とすることにより、切離部が、丸形に形成されることで、収納室に収納された複数の切離部間の干渉が緩和され、収納室の収納力が高まり、収納室をコンパクトに形成することができる。
また、切離部を球形にすることもでき、収納室を更にコンパクトに形成することができるとともに、この場合には、切離部が重力を受けて、転がり自走又は落下することになり、切離部を目的とする収納箇所に容易に導くことができる。
本発明の遊技機用基板ケースによれば、開封の痕跡を明瞭に残しつつ、開封回数を容易に把握できるとともに、封止構造の省スペース化を図ることができる。
以下、本発明に係る遊技機用基板ケースの好ましい実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、図1〜図4を参照して、本発明の第一実施形態に係る遊技機用基板ケースの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技機用基板ケースを示す概略斜視図であり、図2は、同じく遊技機用基板ケースが遊技機に配設された状態を示す概略斜視図である。
また、図3は、本実施形態に係る封止構造の概略断面図であり、図4は、本実施形態に係る収納室の概略平面図である。
これらの図に示すように、本実施形態の遊技機用基板ケースは、遊技機全体を制御する主基板2を収容する主基板ケース1に適用しており、この主基板ケース1が配設される遊技機には、スロットマシン100を適用するものとする。
適用するスロットマシン100は、前扉101と前扉101を開閉自在に支持する筐体102から構成される公知の回胴式遊技機であるため、詳細な内部構成に関する説明は省略する。
主基板ケース1は、スロットマシン100全体を制御し、所定の電子部品の実装された主基板2と、主基板2を収容する上側ケース3及び下側ケース4と、本発明に係る係止具5から構成されている。
上側ケース3及び下側ケース4は、互いに開閉可能に嵌合することで主基板2が収容されるように構成されている。
以下に、各部材の構成について詳述する。
[上側ケース]
まず、上側ケース3は、後述する下側ケース4と嵌合されることで、ケース構造を構成する部材である。
上側ケース3は、図1に示す例では、凹室を有する箱体形状に形成され、主基板2の部品実装面を覆うとともに、主基板2が外部から視認可能となるように無色透明な合成樹脂等より形成されている。
この上側ケース3の上面には、主基板2に実装されたコネクタを外部に露出させるための開口部が設けられている。
そして、上側ケース3の側壁手前右側には、後述する下側ケース4に設けられた封止部41と対になって、主基板ケース1を封止する本発明に係る封止構造の封止部31が設けられている。
封止部31には、後述する係止具5の切離部51が貫通可能で、係止具5の頭部53が貫通不可となる封止孔311が穿設されている。
また、上側ケース3の側壁手前左側には、取付孔32が設けられている。
取付孔32は、後述する下側ケース4に設けられた取付穴44と対になって、ネジにより螺着され、主基板2を収容した状態で、上側ケース3と下側ケース4を固着するようになっている。
さらに、上側ケース3の側壁後方には、後述する下側ケース4に設けられた軸部42と対になってヒンジを形成する軸受が形成されている(図示しない)。このヒンジにより、上側ケース3と下側ケース4を開閉可能に支持するようになっている。
また、上側ケース3の側壁底面は、後述する下側ケース4の側壁上面に隙間なく当接するとともに、その内周には、後述する下側ケース4の側壁に設けられた内周壁43と嵌合する凹部33が形成されており、これらにより、主基板ケース1内に外部からの侵入を妨げることができるようになっている(図3参照)。
[主基板]
次に、主基板2は、図1に示すように、種々の電子部品が実装されたプリント回路基板であり、表側は、CPU,RAM,ROM,クロック発生回路,乱数発生回路や各種周辺回路とのインターフェイス回路などが実装された部品実装面と、裏側は、主にプリントパターンで形成され、上記電子部品の半田接合面となる半田面から構成されている。
主基板2は、図2に示すように、主基板ケース1に収容された状態で、スロットマシン100の筐体102奥壁に配設されており、部品実装面が表面となるように筐体102の開口側に向けて配設されているとともに、半田面は、スロットマシン100の筐体102奥壁と対向するように配設されているようになっている。
主基板2の四隅には、後述する下側ケース4の止着ボス45にネジ止めにより主基板2を螺着させるための止着孔21が穿設されている。
[下側ケース]
次に、下側ケース4は、前述した上側ケース3と嵌合されることで、ケース構造を構成する部材である。
下側ケース4は、図1に示す例では、上面側を開口した凹状の箱体形状に形成され、主基板2の半田面を覆うとともに、主基板2が外部から視認可能となるように無色透明な合成樹脂等より形成されている。
そして、下側ケース4の側壁手前右側には、前述した上側ケース3に設けられた封止部31と対になって、主基板ケース1を封止する本発明に係る封止構造の封止部41が設けられている。
封止部41には、図3に示すように、後述する係止具5の切離部51が貫通可能な封止孔411が穿設されているとともに、内部には、後述する係止具5の切離部51を収納する本発明に係る収納室412が形成されている。
そして、収納室412は、主基板ケース1がスロットマシン100に配設された状態において、重力が作用する方向に所定の空間をもって形成されている(図2参照)。
さらに、収納室412は、収納された後述する係止具5の切離部51を外部から視認可能となるように無色透明に形成されているとともに、封止孔411を除き四方を壁で囲むように形成されている。
また、この収納室412には、後述する係止具5の切離部51に形成された段部51aに係合され、係止具5の切離部51が封止孔411より挿入されることで、弾性をもって撓む爪部412aが設けられている。
この爪部412aが、収納された後述する係止具5の分断された切離部51が封止孔411から取り出されないように阻止し、分断された切離部51が取り出し不能となるように形成されている(図4参照)。
また、下側ケース4の側壁手前左側には、取付穴44が設けられている。
取付孔44は、前述した上側ケース3の取付孔32と対になって、ネジにより螺着され、主基板2を収容した状態で、上側ケース3と下側ケース4を固着するようになっている。
また、下側ケース4の底面四隅には、前述した主基板2に設けられた止着孔21と対応するように止着ボス45が形成されている。
止着ボス45には、ネジ止めのための取付穴が穿設されており、主基板2の止着孔21を介して、ネジ止めにより、主基板2を下側ケース4に固着できるようになっている。
さらに、下側ケース4の側壁後方には、前述した上側ケース3に設けられた軸受と対になってヒンジを形成する軸部42が形成されている。前述したように、このヒンジにより、上側ケース3と下側ケース4を開閉可能に支持するようになっている。
また、下側ケース4の側壁上面は、前述した上側ケース3の側壁底面に隙間なく当接するとともに、その内周には、前述した上側ケース3の凹部33と嵌合する内周壁43が形成されている。
[係止具]
次に、係止具5は、本発明に係る封止構造の一部を構成し、上側ケース3の封止部31と下側ケース4の封止部41に装着されることで、上側ケース3と下側ケース4を開封不能に封止するとともに、係止具5の一部が破壊されることで封止を解除することができる部材で、封止状態の有無を明らかにするために有色な合成樹脂等より形成されている。
この係止具5は、図3に示す例では、基板ケース外部より係止具5を上下に切断可能とする比較的脆弱な部分からなる切断部52と、切断部52を境に上側には前述した上側ケース3の封止孔311に貫通不能な頭部53と、下側には切断部52が切断されることにより分断され、前述した下側ケース4の収納室412に収納される丸形形状の切離部51が設けられている。
この係止具5が上側ケース3の封止部31と下側ケース4の封止部41に装着されることで、上側ケース3と下側ケース4を開封不能に封止する封止構造は、以下のようになっている。
図3に示すように、主基板2を下側ケース4にネジ止めにより螺着して収容し、上側ケース3と下側ケース4を嵌合させた状態において、まず、係止具5を、上側ケース3に設けられた封止部31の封止孔311より挿入する。
さらに、挿入を続けることで、切離部51が、下側ケース4に設けられた封止部41の封止孔411に挿入されるとともに、封止部41の収納室412に入室する。
そして、収納室412の爪部412aが、切離部51の挿入により弾性をもって撓み、切離部51の段部51aが収納室412の爪部412aに到達したときに、収納室412の爪部412aが弾性により復元され、収納室412の爪部412aと切離部51の段部51aが係合するようになっている。
このとき、頭部53の裏面が、上側ケース3の封止孔311の周縁に当接し、上側ケース3と下側ケース4は、開封不能に封止される。
このような封止構造により、主基板2は、主基板ケース1より開閉不能に封止されることになるため、不正改造等の不正行為より、保護されることとなる。
続いて、封止構造の封止解除については、以下のようになっている。
封止構造の封止解除は、係止具5の一部を破壊して行うが簡単に破壊できないときには、図3に示すように、上側ケース3の封止部31の底面と下側ケース4の封止部41の上面との間に形成された隙間より、カッター等の切断用の工具を挿入し、比較的脆弱に形成された切断部52を切断することができるようになっている。
この結果、係止具5の頭部53と切離部51は分断され、係止具5の頭部53は主基板ケース1外部から取り外すことができるとともに、分断された切離部51は、下側ケース4の収納室412に取り出し不能かつ外部より視認可能に収納される。
これにより、係止具5による上側ケース3と下側ケース4の係合は解除され、封止構造が封止解除される。
なお、係止具5は、上述したように封止解除により破壊される部材であるが、新たな係止具5が複数用意されている。
新たな係止具5は、主基板ケース1の外側等に予備の係止具5として仮設しておくこともできる。
一方、上側ケース3の封止部31及び下側ケース4の封止部41は、封止解除により破壊されず、形状も不変であるため、新たな係止具5を用いることで再封止が可能である。
これにより、封止部31,41は一つで足り、複数の封止構造(封止部)を設ける必要がなくなり、主基板ケース1の省スペース化を図ることができる。
[切離部の収納]
封止解除により分断された係止具5の切離部5が、下側ケース4の収納室412に収納される状態について以下に説明する。
封止解除により分断された切離部51は、図4に示すように、下側ケース4の収納室412に収納される。
図4は、封止及び封止解除を繰り返し、切離部51が下側ケース4の収納室412に複数収納されている状態を示している。
同図が示す例では、係止具5の切離部51が五個収納されているため、封止解除回数は5回であることが、瞬時に把握することができる。
このように封止解除の際に分断される係止具5の切離部51が、収納室412に収納されるため、基板ケース開封の痕跡が明瞭に残るとともに収納された切離部51の個数を計数することで、主基板ケース1の開封回数を容易に把握することができる。
また、一括して下側ケース4の収納室412に収納されるため、視点を分散することなく、下側ケース4の収納室412のみに注視して、収納された係止具5の切離部51を計数することで、主基板ケース1の開封回数を瞬時に把握することができる。
また、前述したように係止具5の切離部51が取り出し不能かつ外部から視認可能に下側ケース4の収納室412に収納されるため、係止具5の切離部51を取り出し開封回数をごまかすような不正を排除することができ、主基板ケース1の開封回数と係止具5の切離部51の個数との整合性が図られる。
また、下側ケース4の収納室412は、前述したように、主基板ケース1がスロットマシン100に配設された状態において、重力が作用する方向に所定の空間をもって形成されているため(図2参照)、分断された切離部51は、重力の作用により、図4の下方に向けて落下し堆積するようになっている。
これにより、分断された係止具5の切離部51が自重により落下して、下側ケース4の収納室412に収納されるため、係止具5の切離部51が下側ケース4の収納室412において、散乱されることなく堆積されることとなる。
さらに、係止具5の切離部51は、前述したように丸形形状に形成されているため、収納された状態において、複数の係止具5の切離部51間の干渉が緩和され、下側ケース4の収納室412の収納力が高まり、下側ケース4の収納室412をコンパクトに形成することができる。
なお、本実施形態では、係止具5の切離部51を丸形ではあるものの円筒形としたが、半球形や球形にすることもでき、これにより、下側ケース4の収納室412を更にコンパクトに形成することができるとともに、球形にした場合には、係止具5の切離部51が重力を受けて、転がり自走又は落下することになり、係止具5の切離部51を目的とする収納箇所に容易に導くこともできる。
また、本実施形態では、係止具5の切離部51の色彩を単色としたが、係止具5の切離部51ごとに色彩を替えることもできる。
特に、開封回数が多くなった場合には、多数の係止具5の切離部51が収納室412に収納されるため、収納された係止具5の切離部51の色彩が異なることにより、色数又は色彩別に係止具5の切離部51を計数することで、容易に、主基板ケース1の開放回数を把握することができる。
以上述べてきたように、本実施形態に係る主基板ケース1によれば、開封の痕跡を明瞭に残しつつ、封止構造の開封回数を容易に把握できるとともに、封止構造の省スペース化を図ることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明に係る遊技機用基板ケースの第二実施形態について、図5,図6を参照しつつ説明する。
図5は、本実施形態に係る遊技機用基板ケースの概略斜視図であり、図6は、本実施形態に係る封止構造の概略断面図である。
同図に示す本実施形態に係る遊技機用基板ケースは、上述した第一実施形態の変形実施形態であり、係止具と収納室の構造が異なる構成となっている。
従って、その他の構成部分は、第一実施形態と同様となっており、同様の構成部分については、図中で第一実施形態と同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態に係る主基板ケース1は、第一実施形態に係る主基板ケース1の同様にスロットマシン100全体を制御し、所定の電子部品の実装された主基板2と、主基板2を開閉可能に収容する上側ケース3及び下側ケース4と、本発明に係る係止具5から構成されており、上側ケース3の封止部31の形状と下側ケース4の封止部41の形状及び係止具5の形状が第一実施形態に係る主基板ケース1と異なるようになっている。
したがって、以下の説明は、これらの異なる部分の特徴的な記載にとどめるものとし、主基板2の構成に関しては、第一実施形態と同様なため省略する。
以下に、各部材の特徴的な構成について詳述する。
[上側ケース]
まず、上側ケース3の封止部31は、図5に示す例では、側壁右側に形成されており、第一実施形態と同様な構成からなる封止孔311が穿設されている。
そして、上側ケース3と後述する下側ケース4が嵌合されることで、封止孔311と後述する下側ケース4の封止孔411が連通するようになっている。
[下側ケース]
次に、下側ケース4の封止部41は、図5に示す例では、下側ケース4の側壁右側に上下方向に有底角通路状に形成されており、上面には、封止孔411が開設されている。
封止部41には、係止具5の切離部51を収納する収納室412が設けられている。
収納室412は、後述する係止具5の切離部51が通過可能な切離部51の外形と同等な形状の通路を形成しており、すなわち角状の通路で形成されている。
これにより、係止具5の切離部51が、通路に連なって収納されるため、係止具5の切離部51の計数を迅速に行うことができ、主基板ケース1の開封回数の把握が、更に容易になる。
また、収納室412は、主基板ケース1がスロットマシン100に配設された状態において、重力が作用する方向に所定の空間をもって形成されているため(図6参照)、係止具5の切離部51は、重力の作用により、図6の下方に向けて落下するようになっている。
また、収納室412には、後述する係止具5の切離部51の上面と係合する爪部412aが内周壁四面に設けられている。
[係止具]
次に、係止具5は、上側ケース3と下側ケース4を開閉不能に封止するとともに、係止具5の切断部52が切断されることで封止を解除することができる部材である。
図5に示す例では、係止具5の頭部53には、マイナスのドライバが嵌入可能となるように溝部531が設けられているとともに、切離部51は、立方体に形成されている。
このような構成とすることにより、封止解除が、容易にできるようになっている。
具体的には、図6に示すように、係止具5により、上側ケース3と下側ケース4が封止された状態において、切離部51は、下側ケース4に設けられた収納室412の角状通路により、回動が制限されている。
このような状態において、マイナスのドライバによる回転外力を係止具5の頭部53に形成された溝部531を介して係止具5に加えると、頭部53は、外力を受けて回動するのに対して切離部51は、下側ケース4の収納室412の内側壁面により、回動が制限されている。
そして、さらに回転外力を加えることで、比較的脆弱に形成された切断部52を境に切断されることとなる。
その結果、切離部51は頭部53と分断され、封止構造が封止解除されるとともに、分断された切離部51は、自重により落下し、通路状に形成された収納室412に連なって堆積され収納される。
なお、係止具5による上側ケース3と下側ケース4を封止する構成に関しては、第一実施形態と同様な構成なので省略するものとする。
以上述べてきたように、本実施形態に係る主基板ケース1によれば、開封の痕跡を明瞭に残しつつ、封止構造の開封回数を容易に把握できるとともに、封止構造の省スペース化を図ることができる。
以上、本発明の遊技機用基板ケースについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る遊技機用基板ケースは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、保護対象となる回路基板も主基板に限定されるものではなく、副基板や周辺基板など遊技機に配設される全ての回路基板に適用することができる。
さらに、対象となる遊技機もスロットマシンに限定されるものではなく、パチンコ機やアレンジボール機、雀球機等の回路基板を備える全ての遊技機に適用可能である。
本発明は、遊技機に取り付けられる回路基板を保護する遊技機用基板ケースとして広く利用することができる。
本発明の第一実施形態に係る遊技機用基板ケースを示す概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る遊技機用基板ケースを配設した状態を示す遊技機の概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る封止構造の概略断面図である。 本発明の第一実施形態に係る収納室の概略平面図である。 本発明の第二実施形態に係る遊技機用基板ケースの概略斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る封止構造の概略断面図である。
符号の説明
1 主基板ケース
2 主基板
3 上側ケース
31 封止部
311 封止孔
4 下側ケース
41 封止部
411 封止孔
412 収納室
5 係止具
51 切離部
100 スロットマシン
101 前扉
102 筐体

Claims (2)

  1. 所定の回路基板を収容する開閉可能な遊技機用基板ケースであって、
    当該遊技機用基板ケースを開閉不能に封止する封止構造を備え、
    前記封止構造が、
    前記遊技機用基板ケースに形成された封止部と、前記封止部に装着されることで当該遊技機用基板ケースを封止する係止具と、からなり、
    前記係止具が、前記封止構造の封止解除に際してその一部が破壊されるとともに、当該破壊により分断される切離部を備え、
    前記封止部が、前記係止具が分断されることにより前記遊技機用基板ケースを開閉可能に開封するとともに、新たな係止具により再封止が可能であり、かつ、封止又は再封止に使用されて分断された複数の切離部が取り出し不能かつ外部から視認可能に一括して収納される収納室を備えることを特徴とする遊技機用基板ケース。
  2. 前記収納室が、前記分断された切離部が通過可能な通路を備え、
    前記切離部が、前記通路に連なって複数収納される請求項1記載の遊技機用基板ケース。
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