JP5143751B2 - ステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置 - Google Patents

ステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、特許請求の範囲の請求項1の上位概念部分に詳しく規定された類の、ステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置に関する。
自動車用のステアリング機構では、一般に、ギヤラックとタイロッドとの結合領域がベローズによって周囲から密閉されている。通常はエラストマ(弾性)材料で構成されるこのベローズの問題は、例えば、動物が噛んだり、石が当ったり、工具やその他の影響によって、損傷され得るということである。この問題は、高級素材を使用することで減少させることが出来るが、しかし、完全に排除することはできない。
ベローズが損傷すると、ステアリング機構の全体が密閉状態でなくなるため、水分(湿分)がステアリングギヤ内に浸入する可能性がある。ベローズの損傷箇所がステアリングギヤの最も低い位置であることは極めて稀であるため、浸入した水は、自然には排水せず、ステアリングハウジング内に溜まる。しかし、ステアリングギヤの機能的な構成部材にとって、とりわけ停滞する水は有害であって、状況によっては機能障害につながることがある。
従って、本発明の課題は、自動車のステアリング装置におけるステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置であって、液体が浸入した場合に最も簡単な手段でステアリングギヤの開口部を強制的に開放することを保証する装置、を創造することである。
本発明に従って、この課題は、特許請求の範囲の請求項1に挙げられた特徴により解決される。
本発明に従うその解決策は、比較的簡単な構造を有しており、単に追加の構成部材を必要とするに過ぎない。当該構成部材は、液体に接触する時、その特徴の1つを変える。これによって、閉鎖要素は、液体がステアリングギヤのハウジング内に浸入していない状態では、密閉された状態のままであるのに対し、液体がステアリングギヤ内に浸入すると、閉鎖要素が極めて迅速に開放して、開口部が開放されるに至る。これによって、ステアリングギヤ内に存在する液体が、開放された開口部を介してステアリングギヤから排出され得て、さらなる損傷が防止され得る。
本発明の非常に有利な実施の形態では、前記構成部材は、液体と接触する時、その体積を増大させる。この類の構成部材の場合、更なる実施の形態では、構成部材が閉鎖要素に対向するように配置されていて、構成部材の体積が増大する時に当該閉鎖要素を開口部から離れるように押圧する。この場合、非常に簡単な構造であるが、それによって開口部が永続的に開放される。
その体積を増大させる構成部材の場合の別の解決策では、前記構成部材が閉鎖要素に対向するように配置されていて、構成部材の体積が増大する時に、閉鎖要素を閉鎖位置に押圧しているバネ要素に対抗して、開口部の内側へと当該閉鎖要素を持ち上げる。この解決策の利点は、ハウジング内に液体がもはや存在していなければ、この追加の構成部材が乾燥して、バネ力が、閉鎖要素が開口部を再び閉鎖するように作用することである。この態様により、ステアリングハウジングの開口部を介してのステアリングギヤ内への液体の浸入が防止される。
本発明のある実施の形態では、前記構成部材は、液体と接触する時に、当該構成部材が閉鎖要素を破壊するというように化学的に反応する、という材料で構成される。この場合、本質的に、機械的なプロセスは存在しない。構成部材と液体との化学的な反応と、それに続く液体によって変化した構成部材と閉鎖要素との反応と、によって、開口部の開放が保証される。
本発明の別の実施の形態では、前記構成部材は、液体と接触する時に溶解する、という材料で構成される。このような構成部材の材料は、有利な態様では、先ず停滞している液体が構成部材の溶解プロセスを開始させ、構成部材の一定のコンシステンシー(硬度)が高湿度でも保持される、というように選択される。閉鎖要素は、重力によって、あるいは、追加のバネ要素によって、ハウジングから分離されて、開口部が開放される。
本発明の他の有利な実施の形態および更なる形態は、残りの下位請求項から明らかになる。以下では、本発明の実施の形態が、図面に基いて原理的に説明される。
図1は、自動車のステアリング装置の非常に概略的な図を示している。
図2は、本発明に従う装置の第1の実施の形態を示している。
図3は、本発明に従う装置の第2の実施の形態を示している。
図4は、本発明に従う装置の第3の実施の形態を示している。
図5は、本発明に従う装置の第4の実施の形態を示している。
図6は、本発明に従う装置の第5の実施の形態を示している。
図7は、本発明に従う装置の第6の実施の形態を示している。
図8は、本発明に従う装置の第7の実施の形態を示している。
図9は、本発明に従う装置の第8の実施の形態を示している。
図1で非常に概略的に示された、不図示の自動車のための車両ステアリング装置1は、それ自体公知の態様で、ステアリングギヤ2を備えている。その入力側には、ピニオン3、ステアリングコラム4、及び、ステアリングハンドル5がある。ステアリングギヤ2の出力側には、ステアリングギヤ2のハウジング部6の中で当該ハウジング部6の長手方向に動くラック(ギヤラック)7がある。この場合、ハウジング全体がハウジング部6としてみなされるが、ハウジングの個々の構成部材、例えばハウジングカバーやその同等物、もハウジング部6としてみなされる。
ラック7は、その両端で、それぞれのタイロッド8と結合されている。ラック7とタイロッド8との間の接続領域は、それぞれのベローズ9によって包囲されている。それ自体公知の態様で、タイロッド8には、自動車のそれぞれのホイール10が取り付けられている。
ベローズ9の1つが損傷した場合、液体、特には水、がステアリングギヤ2内に浸入することがあるので、ハウジング部6には、ハウジング部6における開口部12を開放するための装置11が配置されている。開口部12は、閉鎖要素13で閉鎖されている。従って、この領域では、液体が外部からステアリングギヤ2内に侵入することはない。装置11の全ての実施の形態で、1つの構成部材14が設けられている。当該構成部材14は、ステアリングギヤ2内に存在する液体と接触すると、その特徴の少なくとも1つを、当該構成部材14の閉鎖要素13との相互作用の後で閉鎖要素13が開口部12を開放するというように、変化させる。以下では、装置11の様々な実施の形態が、拡大された断面図に基いて、詳述される。
図2の実施の形態では、構成部材14は、閉鎖要素13と、構成部材14及び閉鎖要素13の間に配置されたピストン15と共に、ケース16内に収容されている。当該ケース16は、提示されている例では、ステアリングギヤ2のハウジング部6の開口部12の中にネジ留めされている。もちろん、他の実施の形態におけるのと同様に、ハウジング部6とケース16との結合には別の形態が可能である。このケース16は、開口部17を有しており、当該開口部17を介して、液体が構成部材14に達し得る。この構成部材14は、例えば親水性クロロプレンゴム製であり得るが、液体、特に水、と接触する時、その体積を増大させ、提示されている例では、ピストン15を介して、開口部12に連続するケース16の開口部12aから閉鎖要素13を押圧する。ピストン15は、構成部材14の制御された膨張を保証するが、例えばプラスチック製または金属製であり得る。
装置11が乾燥した状態での閉鎖要素13による開口部12aの閉鎖を保証するために、この閉鎖要素13は、突出部18を有している。この突出部18は、ケース16内の対応するアンダーカット部19内に係合している。開口部12から閉鎖要素13を分離させるために構成部材14に適用しなければならない力を低減させるために、閉鎖要素13は、例えばエラストマ(弾性プラスチック)製であり得る。
この実施の形態では、閉鎖要素13、構成部材14及びピストン15は、開口部12aから落下して、開口部12a及び開口部12の再度の閉鎖は考慮されていない。しかしながら、このことは本質的に無害である。なぜなら、ベローズ9の1つが損傷している場合、更なる液体がステアリングギヤ2内に達し得るが、この態様では、液体のハウジング部6からの排出が保証されているからである。損傷したベローズ9を工場で修理する場合に、新しい装置11を開口部12に挿入することもできる。
装置11の別の実施の形態が、図3に示されている。この場合も、ケース16が設けられており、当該ケース16は、ハウジング部6の開口部12の中にネジ留めされるか、あるいは、他の態様で固定される。また、ステアリングギヤ2内に存在する液体は、開口部17を介して構成部材14に達する可能性があるが、この構成部材14も、液体と接触する時、その体積を増大させるように形成されている。この実施の形態の構成部材14も、親水性クロロプレンゴム製であり得る。この種の材料は、液体、特に水、と接触する時、極端な体積の変化を示す。
しかしながら、図3に従う実施の形態において、閉鎖要素13は、ここに提示されている例では固定ワッシャ21と共にケース16内に保持されているバネ要素20によって、その閉鎖位置に、ケース16内の開口部12aに対抗するように、押圧されている。構成部材14が液体と接触するとすぐに、構成部材14は、その体積を増大させ、閉鎖要素13をバネ要素20の力に対抗して開口部12aから持ち上げ、当該開口部12aを開放する。ここで、構成部材14は、スプリング要素20とは反対側のその端部に、溝22を有している。この溝22が、液体が構成部材14を通って開口部12aに流れることを可能にする。液体がステアリングギヤ2から流出すると、構成部材14は乾燥することができ、閉鎖要素13は、ケース16内の開口部12aそしてハウジング部6内の開口部12を、バネ要素20からもたらされる力によって再び閉鎖することができる。この場合、バネ要素20は、構成部材14がその湿った状態において閉鎖要素13を当該バネ要素20の力に対抗して開口部12aから確実に引き離すことができる、という程度の強さに設計されていなければならない。
図4は、装置11の一実施の形態を示している。この実施の形態では、構成部材14は、液体、特に水、と接触する時に閉鎖要素13を破壊するように化学的に反応するという材料で構成されている。ここでもまた、構成部材14及び閉鎖要素13は、ハウジング部6に取り付けられたケース16内に配置されている。その結果、当該装置11は、その使用の後に、簡単な方法で交換され得る。構成部材14による閉鎖要素13の前述の破壊によって、この例でも同様に、ケース16の開口部12aが開放される。
開口部12aはハウジング部6の開口部12に直接接続しているので、開口部12aの開放は、開口部12の開放として理解する(みなす)ことができる。その時々において、ハウジング部6の開口部12が直接に開放されるのではなく、開口部12の代わりに、ケース16内の開口部12aが開放される。
図5は、装置11の一実施の形態を示している。この実施の形態では、構成部材14は、液体、特に水、と接触する時に溶解する材料で構成されており、ハウジング部6内の開口部12を、重力による閉鎖要素13の落下によって開放する。
図6は、図5に従う実施の形態の更なる変形例を示している。この例では、閉鎖要素13の重力による落下が、閉鎖要素13とハウジング部6との間に内蔵されたバネ要素25によって強化されており、閉鎖要素13はまだ完全には溶解し切っていない時点の構成部材14から押し出される、という利点がある。
図5及び6に従う2つの実施の形態では、構成部材14は、水の浸入前、閉鎖要素13の外側面とハウジング部6の開口部12の内面との間の環状の間隙に、噛合い式に保持されている。この場合、この環状の間隙は、円形に形成されている必要はなく、楕円形または他の幾何学的形状を有していてよい。
保持力を増大させるために、構成部材14の表面、閉鎖要素13の表面、及び、ハウジング部6の内面12は、高い表面粗さを有している。保持力を強化するもう1つの可能性は、構成部材14の寸法、閉鎖要素13の寸法、及び、ハウジング部6の内面12を、それらが予張力を伴って互いに結合されるように、相互に調整することである。
ハウジング部6内への閉鎖要素13の高摩擦の収容に適さないような、あるいは、ハウジング部6内への閉鎖要素13の予張力のある収容に適さないような、構成部材14の材料については、図7は、装置11の一実施の形態を示している。この実施の形態では、環状間隙は、ハウジング外側方向に先細状になっている。このとき、閉鎖要素13は、環状間隙において、ステアリングギヤ2に水が浸入して構成部材14が溶解するまで、ハウジング部6の開口部12内に構成部材14を介して食い込む。
閉鎖要素13、構成部材14、及び、ハウジング部6の開口部12、が機能的に相互作用(協働)するための別の実施の形態が、図8に示されている。この装置11の場合、水の浸入時に溶解する構成部材14は、その目的の開始まで、運動(移動)阻害要素24によって、ハウジング部6の開口部12と閉鎖要素13との間に保持される。これは、前述したように、ハウジング部の開口部12の内面へのフランジの形成、及び/または、閉鎖要素13の外面へのフランジの形成によって、行われる。装置11のためのロック要素としての、他の図示されない幾何学的な形態もまた、可能である。
ステアリングギヤの通常の運転時において構成部材14を外部からの跳ね水から守るために、図5乃至図8に従う実施の形態の閉鎖要素13は、フランジ状の端部をギヤ外側に有している。ここで、当該フランジ状の端部のハウジング側に向いたフランジ面と、当該フランジ面に対応するハウジング部6のフランジ面との間に、シール23が配置され得るようになっている。
図9a乃至図9cに従う解決策では、閉鎖要素13が再利用され得るので、特に有利である。この解決策では、閉鎖要素13のフランジ状の端部は、ハウジング側に配置されており、閉鎖要素13の中核部を横方向に突出するそのフランジ部において、排水口26として形成された開口部を有している。図9aに示されるように、装置11が閉じているとき、閉鎖要素13のフランジ状の端部とハウジング部6の床部(底部)6aとの間には、例示的に環状に形成された構成部材14が配置されている。閉鎖要素13の中核部の凹部29に内蔵されたシール23が、装置11を跳ね水に対して密封する。
他の実施の形態について既に述べたように、構成部材14は、水がステアリングギヤ内に浸入すると、溶解する。図9bは、構成部材14が溶解した後の装置11と、ハウジング部と閉鎖要素13との間に内蔵されたバネ要素25と、を示している。バネ要素25は、閉鎖要素13を、シール要素23の保持力に抗して、下方へと押圧する。浸入した水は、排水口26と開放された排水路27とを介して、流出することができる。排水路27は、一方では、閉鎖要素13の中核部とハウジング部6の床部6aの開口部12との間の環状の水路部によって、他方では、閉鎖要素13のフランジ部がスペーサ28によってハウジング部6の床部6aに対して間隔を保持されることによって、形成される。
図9cでは、閉鎖要素が単独で示されている。
図5乃至図9に従う各実施の形態の装置11は、上述したように、ケース16に内蔵する(一体化する)ことも、もちろん可能である。
可能な限り完全にステアリングギヤ2から液体を排出することを保証するために、すべての実施の形態において、装置11は、ステアリングギヤ2の可能な限り下方の位置に設けられるべきである。
自動車のステアリング装置の非常に概略的な図を示している。 本発明に従う装置の第1の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第2の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第3の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第4の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第5の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第6の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第7の実施の形態を示している。 本発明に従う装置の第8の実施の形態を示している。

Claims (15)

  1. 自動車のステアリング機構のステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置であって、前記開口部を閉鎖する閉鎖要素を備えた装置であって、
    構成部材(14)が、液体と接触する前に、閉鎖要素(13)のハウジング部(6)内での係止のために設けられていて、
    前記構成部材(14)は、液体と接触する時に、当該構成部材(14)が溶解して閉鎖要素(13)のハウジング部(6)内での係止を解除して開口部(12)を開放するというように化学的に反応する、という材料で構成されている
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記構成部材(14)は、ハウジング部(6)と閉鎖要素(13)との間に形成された間隙内に内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記構成部材(14)は、閉鎖要素(13)が噛合い係合でハウジング部(6)内に配置されるように、ハウジング部(6)と閉鎖要素(13)との間に形成された環状間隙内に内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記構成部材(14)は、予張力を与えられて、ハウジング部(6)と閉鎖要素(13)との間に形成された環状間隙内に内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  5. ハウジング部(6)と閉鎖要素(13)との間に形成された環状間隙が、ハウジング外側の方向に、先細状になっている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 閉鎖要素(13)及び/またはハウジング部(6)は、少なくとも1つの構成要素(14)の運動を阻害する運動阻害要素(24)を有している
    ことを特徴とする請求項1または5に記載の装置。
  7. 閉鎖要素(13)とハウジング部(6)との間に、予張力を与えられたバネ要素(25)が内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. ハウジング部(6)と閉鎖要素(13)との間に、シール(23)が配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 閉鎖要素(13)内、及び/または、ハウジング部(6)内、及び/または、閉鎖要素(13)とハウジング部(6)との間、に排水装置(27,26)が配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  10. 自動車のステアリング機構のステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置であって、前記開口部を閉鎖する閉鎖要素を備えた装置であって、
    構成部材(14)が、液体と接触する時、その体積を増大させる、という材料で構成されており、
    前記構成部材(14)は、閉鎖要素(13)に対向するように配置されていて、構成部材(14)の体積が増大する時に、閉鎖要素(13)を閉鎖位置に押圧しているバネ要素(20)に対抗して、開口部(12、12a)の内側へと当該閉鎖要素(13)を持ち上げる
    ことを特徴とする装置。
  11. 前記構成部材(14)は、閉鎖要素(13)に対向するように配置されていて、構成部材(14)の体積が増大する時に当該閉鎖要素(13)を開口部(12、12a)から離れるように押圧する
    ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記構成部材(14)と前記閉鎖要素(13)との間に、ピストン(15)が配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 自動車のステアリング機構のステアリングギヤのハウジング部における開口部を開放するための装置であって、前記開口部を閉鎖する閉鎖要素を備えた装置であって、
    構成部材(14)が、液体と接触する前に、閉鎖要素(13)に隣接して設けられていて、
    前記構成部材(14)は、液体と接触する時に、当該構成部材(14)が閉鎖要素(13)を破壊するというように化学的に反応する、という材料で構成されている
    ことを特徴とする装置。
  14. 構成部材(14)と閉鎖要素(13)とは、ハウジング部(6)に結合されたケース(16)内に配置されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 前記ケース(16)は、ハウジング部(6)の開口部(12)に接続する開口部(12a)を有している
    ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
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