JP2009024834A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】ダストカバー内に封入されたグリースが外部に漏洩することを効果的に阻止するボールジョイント用ダストカバーを提供すること。
【解決手段】ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の柄はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に固定保持され、他端小径開口部が前記柄に保持されたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバーであって、前記ダストカバーの前記小径開口部が、前記柄外周面と密封接触している内周リップ部と、前記ナックルと密封接触しているダストシールとよりなるボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記小径開口部にダストカバーの内方側に向って伸びるグリースリップを有する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボールジョイント用ダストカバーに関する。
また、本発明は、自動車懸架装置、操舵装置等に使用されるボールジョイント用ダストカバーに関する。
従来、ボールジョイント継ぎ手部の防塵、防水を目的としてダストカバーが装着されているボールジョイントとしては第1図に記載のボールジョイント用ダストカバーが知られている。
この種ボールジョイント用ダストカバーのシール構造は、ボールスタッド1の一端に形成された球頭部2がソケット3内に保持されている。
そして、ボールスタッド1の他端の柄4は、ナックル5に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー6の一端が、ソケット3の外周面に固定保持され、他端が柄4に保持された構成となっている。
この種従来のダストカバー6は、図5に記載の構造を備えている。
すなわち、ダストカバー6の他端には、柄4外周面と密封接触している内周リップ部700と、ナックル5の下面と密封接触しているダストシール100とが設けられている。
更に、ダストカバー6の他端には、内周リップ部700の外径に補強リング110が埋設されている。
しかし、この種ダストシール100及び内周リップ部700によっては、潤滑のためにダストカバー6内に封入されているグリースの漏洩を完全に防ぐことは難しかった。
なぜならば、ダストカバー6は、図1に示す様に、強制的に揺動回転させるため、ダストカバー6内の容積が変動する。
このため、ダストカバー6内の容積が減少する際、ダストカバー6内の圧力が上昇し、ダストカバー6内に封入されているグリースを強制的に外部に排出する作用が発生する。
そして、ダストカバー6内の圧力が上昇すると、グリースは、ダストシール100及び内周リップ部700を通過して、外部に漏洩する危険性が増大した。
すなわち、ダストシール100は、外部からのダストの侵入は効果的に阻止できるが、ダストカバー6内の圧力が上昇すると、この圧力により径方向外方に変形し、図示しないナックルとの密接状態が解除される為である。
また、内周リップ部700は、柄4外周面に、突接している態様のため、ダストカバー6内の圧力が上昇すると、グリースが漏洩する危険性があった。
このため、ダストカバー6内に封入されているグリースが漏洩損失した場合は、グリースを早期に補充しなければならない問題を惹起した。
実開平7−10543号公報
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ダストカバー内に封入されたグリースが外部に漏洩することを効果的に阻止するボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
また、本発明は、急激な揺動運動が繰り返されても内部に封入したグリースの漏洩を抑止できるボールジョイント用ダストカバーを提供することを目的とする。
本発明のボールジョイント用ダストカバーは、ボールスタッドの一端に形成された球頭部がソケット内に保持され、前記ボールスタッドの他端の柄はナックルに締め付け固定され、一端大径開口部が前記ソケットの外周面に固定保持され、他端小径開口部が前記柄に保持されたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバーであって、前記ダストカバーの前記小径開口部が、前記柄外周面と密封接触している内周リップ部と、前記ナックルと密封接触しているダストシールとよりなるボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記小径開口部にダストカバーの内方側に向って伸びるグリースリップを有する構成とした。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバー内に封入されたグリースが外部に漏洩することを効果的に阻止出来る。
更に、請求項2記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバー内に封入されたグリースが外部に漏洩することを、グリースリップと柄の外周面との間で達成することが出来る。
更に、請求項3記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、ダストカバー内に封入されたグリースが外部に漏洩することを、グリースリップと柄に設けた段部の端面との間で達成することが出来る。
更に、請求項4記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、一箇所のグリースリップが損傷したとしても、グリースの漏洩を確実に防止できる。
更に、請求項5記載の発明のボールジョイント用ダストカバーによれば、グリースリップを良好なシール状態が維持できる形態に保持できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図2は、本発明に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図である。
図3は、本発明に係る、他の実施例のボールジョイント用ダストカバーの縦断面図である。
図4は、図3のボールジョイント用ダストカバーを装着した状態を示した部分縦断面図である。
図1に例示される様に、本発明に係るボールジョイント用ダストカバーのシール構造は、ボールスタッド1の一端に形成された球頭部2がソケット3内に保持されている。
そして、ボールスタッド1の他端の柄4は、ナックル5に締め付け固定されている。
一方、ゴム状弾性材製ダストカバー6の一端側の大径開口部8が、ソケット3の外周面にスナップリング22により固定保持され、他端側の小径開口部15が柄4に保持された構成となっている。
そして、図2に示す様に、このダストカバー6の小径開口部15には、柄4外周面と密封接触している内周リップ部7と、柄4の外周面と密封接触しているグリースリップ9と、ナックル5の下面と密封接触しているダストシール10とが設けられている。
このグリースリップ9は、ダストカバー6の内方側に向って伸びている。
すなわち、このグリースリップ9は、柄4の外周面に接して、径方向外方に折り曲げられている。
このため、ダストカバー6内の容積が減少する際、ダストカバー6内の圧力が上昇し、ダストカバー6内に封入されているグリースを強制的に外部に排出しようとすると、このグリースの圧力が、グリースリップ9を更にナックル5下面に押圧するように作用するため、グリースが外部に漏洩することを効果的に阻止出来るものである。
更に、ダストカバー6の小径開口部15には、内周リップ部7の外径側に補強リング11が埋設されている。
そして、この補強リング11は、金属材からプレス成形により製作される。
図3は、本発明に係る、他の実施例のボールジョイント用ダストカバーである。
この実施例では、グリースリップ9は、小径開口部15の内周側の下端面に設けられており、径方向外方に向って伸びている。
そして、図4に示す様に、グリースリップ9は、ボールスタッド1の柄4に設けた段部12の端面と接している。
このため、ダストカバー6内の容積が減少する際、ダストカバー6内の圧力が上昇し、ダストカバー6内に封入されているグリースを強制的に外部に排出しようとすると、このグリースの圧力が、グリースリップ9を、更に段部12の端面に押圧するように作用するため、グリースが外部に漏洩することを効果的に阻止出来るものである。
尚、本発明では、グリースリップ9を一つ設ける態様としたが、図2乃至図3に示したグリースリップ9を組み合わせて、複数個も受ける態様とすることも出来る。
そして、この様な態様とした場合は、グリースが外部に漏洩することを、より効果的に阻止出来るものである。
以上のことから、本発明を実施するための最良の形態によれば、長期間安定したシール機能が発揮でき、結果として、長時間の使用に耐えうるボールジョイント用ダストカバーのシール構造とすることができる。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
ボールジョイント用ダストカバーのシール構造を示す断面である。 本発明に係る、ボールジョイント用ダストカバーの縦断面図である。 本発明に係る、他の実施例のボールジョイント用ダストカバーの縦断面図である。 図3のボールジョイント用ダストカバーを装着した状態を示した部分縦断面図である。 従来技術に係るボールジョイント用ダストカバーの断面図である。
符号の説明
1 ボールスタット
2 球頭部
3 ソケット
4 柄
5 ナックル
6 ダストカバー
7 内周リップ部
8 大径開口部
9 グリースリップ
10 ダストシール
11 補強リング
15 小径開口部

Claims (5)

  1. ボールスタッド(1)の一端に形成された球頭部(2)がソケット(3)内に保持され、前記ボールスタッド(1)の他端の柄(4)はナックル(5)に締め付け固定され、一端大径開口部(8)が前記ソケット(3)の外周面に固定保持され、他端小径開口部(15)が前記柄(4)に保持されたゴム状弾性材製ボールジョイント用ダストカバー(6)であって、前記ダストカバー(6)の前記小径開口部(15)が、前記柄(4)外周面と密封接触している内周リップ部(7)と、前記ナックル(5)と密封接触しているダストシール(10)とよりなるボールジョイント用ダストカバーにおいて、前記小径開口部(15)にダストカバー(6)の内方側に向って伸びるグリースリップ(9)を有することを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
  2. 前記グリースリップ(9)が前記柄(4)の外周面に接する構成としていることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  3. 前記グリースリップ(9)が前記柄(4)に設けた段部(12)の端面に接する構成としていることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
  4. 前記グリースリップ(9)が、前記柄(4)の外周面に接するリップと、前記柄(4)に設けた段部(12)の端面に接するリップとより構成されていることを特徴とする請求項1項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
  5. 前記小径開口部(15)に補強リング(11)が埋設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールジョイント用ダストカバー。
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