JP2017067267A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ダストリップ部のナックルへの追従性を向上させることにより、低温環境下におけるシール性を向上させたボールジョイント用ダストカバーを提供すること。
【解決手段】スタッドの一端がナックルに固定されるボールジョイントに装着され、弾性材からなるカバー本体31の一端に、スタッドが挿通すると共に該スタッドの外周面に密接する環状のスタッド装着部32を備えたボールジョイント用ダストカバー3において、カバー本体31の一端に、ナックルの下面に当接する環状のダストリップ部35を有し、ダストリップ部35は、スタッド装着部32の外周側に、該スタッド装着部32から離間して配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】スタッドの一端がナックルに固定されるボールジョイントに装着され、弾性材からなるカバー本体31の一端に、スタッドが挿通すると共に該スタッドの外周面に密接する環状のスタッド装着部32を備えたボールジョイント用ダストカバー3において、カバー本体31の一端に、ナックルの下面に当接する環状のダストリップ部35を有し、ダストリップ部35は、スタッド装着部32の外周側に、該スタッド装着部32から離間して配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明はボールジョイント用ダストカバーに関し、詳しくは、ダストリップ部のナックルへの追従性を向上させることにより、低温環境下におけるシール性を向上させたボールジョイント用ダストカバーに関する。
自動車の懸架装置や操舵装置等にはボールジョイントが数多く使用されている。ボールジョイントは、動きを滑らかにするために内部にグリースが封入され、その流出防止と外部からの水やダスト等の浸入防止のために、ダストカバーで覆われている。
図6に、従来の一般的なボールジョイントの構造を示す。図7は、図6中の一点鎖線で囲んだC部の拡大断面図である。
ボールジョイント100は、スタッド101の一端に形成された球頭部102が、ソケット103内でボールシート104によって揺動可能に保持されている。スタッド101の他端はナックル110に嵌合し、ナット105によって締め付け固定されている。
ダストカバー120は、ソケット103とナックル110の間に亘ってスタッド101の周囲を覆うように装着されている。ダストカバー120は、弾性材からなるカバー本体121の図示上側の一端にスタッド装着部122を有すると共に、図示下側の他端にソケット装着部123を有している。
スタッド装着部122は、小径に開口し、スタッド101を挿通して該スタッド101の外周面に対して密接する部位である。また、ソケット装着部123は、大径に開口し、ソケット103に対して装着する部位である。ソケット装着部123は、ソケット103の外周面に形成された環状の凹溝106に嵌合し、針金やサークリップ等の押さえ部材107によって固定保持されている。
図7(a)に示すように、ダストカバー120のスタッド装着部122の内周面は、山型に膨出するシールリップ部124を有しており、スタッド101の外周面に緊迫するように密接することによってシール部位を形成している。また、スタッド装着部122の上端面は、山型に膨出するダストリップ部125を有しており、ナックル110の下面110aに対して密接し、シール部位を形成している。
通常、ダストカバー120は、スタッド101の揺動に際し、揺動側(図6中の左側)ではナックル110に押圧されて縮み、揺動側と反対側(図6中の右側)ではナックル110の押圧が解除されて伸びるように変形する。このとき、ダストカバー120の伸び側では、ナックル110とスタッド装着部122との間隔が広がる場合があるが、図7(a)に示すように、ダストリップ部125が、弾性によってナックル110に追従して密接し、シール性を維持するようにしている。
従来、ダストカバーのスタッド装着部とナックルとの間のシール構造に関し、特許文献1には、ダストカバーのスタッド装着部におけるシール性の確保を目的として、環状のスタッド装着部の上端面に設けたダストリップの内側に副ダストリップを並設し、外側のダストリップがナックルの下面から離間しても、内側の副ダストリップが当接してシール性を維持できるようにしたダストカバーが記載されている。
また、特許文献2には、高いシール性と低い回転トルクを実現することを目的として、環状のスタッド装着部の上端面に、ナックルの下面に当接する大径の第1リップと小径の第2リップとを並設し、両リップの間にグリース溜まり部を形成したダストカバーが記載されている。
ダストカバーは、常温においては、弾性材が有する弾性によって、ダストリップ部がナックルに良好に追従してシール機能を発揮する。しかし、低温環境下では、弾性材が硬化することによって、ダストリップ部の弾性が低下し、スタッド装着部におけるシール性が低下するおそれがあることがわかった。
すなわち、スタッド装着部は、通常、スタッドの外周面に対する緊迫力を強化するために、カバー本体に比べて厚み及び幅が大きく、撓み変形しにくく構成されている。緊迫力をさらに補強するために、スタッド装着部内には金属等からなる補強環が埋設される場合もある。このため、ダストリップ部は、何れも撓み変形しにくいナックルとスタッド装着部との間で全体が挟み付けられて圧縮された状態となる。
このとき、低温環境下でダストリップ部の弾性が低下していると、ダストリップ部125は、全体が圧縮された状態のまま固まってしまう。その結果、スタッド101の揺動時のダストカバー120の伸び側では、図7(b)に示すように、ダストリップ部125が固まった状態のまま弾性復帰せず、ナックル110への追従が困難となる。これにより、ナックル110とスタッド装着部122との間に、シールされない隙間Sが発生するおそれがある。
特許文献1、2記載の何れのダストカバーも、スタッド装着部の上端面に、ナックルの下面と当接する内外二重のリップを形成してシール性の向上を図るようにしているが、何れも低温環境下でのダストカバーの弾性低下によるシール性の低下に対処したものではない。
スタッド装着部の上端面に二重のリップ部を形成しても、全体に亘ってスタッド装着部とナックルとの間で圧縮されることに変わりはない。低温環境下でリップ部の弾性が低下した場合、リップ部全体がナックルとスタッド装着部との間で圧縮された状態のまま固まってしまい、ナックルへの追従が困難となる。このため、特許文献1、2記載のダストカバーでは、低温環境下におけるシール性の低下の問題を解決することはできない。
また、特許文献2記載のように、二重のリップ部の間をグリース溜まり部とした場合、リップ部が圧縮状態のまま固まってしまうと、ナックルの下面との間に発生した隙間からグリースが外部に流出してしまうおそれもある。
そこで、本発明は、ダストリップ部のナックルへの追従性を向上させることにより、低温環境下におけるシール性を向上させたボールジョイント用ダストカバーを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
本発明の上記課題は、以下の発明によって解決される。
1.スタッドの一端がナックルに固定されるボールジョイントに装着され、弾性材からなるカバー本体の一端に、前記スタッドが挿通すると共に該スタッドの外周面に密接する環状のスタッド装着部を備えたボールジョイント用ダストカバーにおいて、
前記カバー本体の一端に、前記ナックルの下面に当接する環状のダストリップ部を有し、
前記ダストリップ部は、前記スタッド装着部の外周側に、該スタッド装着部から離間して配置されていることを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
前記カバー本体の一端に、前記ナックルの下面に当接する環状のダストリップ部を有し、
前記ダストリップ部は、前記スタッド装着部の外周側に、該スタッド装着部から離間して配置されていることを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。
2.前記ダストリップ部の先端側は、内周側に向けて延びる内周側リップ部と、外周側に向けて延びる外周側リップ部との二股に分岐していることを特徴とする前記1記載のボールジョイント用ダストカバー。
3.前記スタッド装着部と前記ダストリップ部との間に、前記ボールジョイントに未装着の状態で、前記ナックルに向けて開放された環状の溝部が形成されていることを特徴とする前記1又は2記載のボールジョイント用ダストカバー。
4.前記溝部内に、グリースが保持されていることを特徴とする前記3記載のボールジョイント用ダストカバー。
5.前記ダストリップ部は、前記ナックルの下面に当接した状態で、前記溝部の上方を塞ぐように形成されていることを特徴とする前記3又は4記載のボールジョイント用ダストカバー。
本発明によれば、ダストリップ部のナックルへの追従性を向上させることにより、低温環境下におけるシール性を向上させたボールジョイント用ダストカバーを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るボールジョイント用ダストカバーを装着したボールジョイントの一実施形態を示す断面図、図2は、本発明に係るボールジョイント用ダストカバーの断面図、図3は、図2中の一点鎖線で囲んだB部の拡大断面図、図4(a)(b)は、図1中の一点鎖線で囲んだA部の拡大断面図である。
なお、本明細書において、「上」又は「下」を指す場合、図1に示すボールジョイント1の姿勢を基準とし、図示上側を「上」、図示下側を「下」という。
ボールジョイント1は、スタッド11の一端に形成された球頭部12が、ソケット13内でボールシート14によって揺動可能に保持されている。スタッド11の他端は、ナット15によってナックル2に締め付け固定されている。
ダストカバー3は、スタッド11の周囲を覆うように、ナックル2の下面2aとソケット13とに亘って装着されている。ダストカバー3の内部には図示しないグリースが封入されている。
ダストカバー3は、弾性材からなる膜状部材によってカップ状に形成されたカバー本体31を有している。具体的な弾性材は特に限定されず、例えば、クロロプレン等のゴム状弾性材や、ポリエステル系エラストマー、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらの中から用途に合わせて適宜選択して使用される。
ダストカバー3は、カバー本体31における図示上側の一端に環状のスタッド装着部32を一体に有している。スタッド装着部32は、小径に開口することでスタッド11が挿通し、該スタッド11の外周面に密接してシールする部位である。スタッド装着部32には、スタッド11の外周面に対する緊迫力を強化するため、金属等からなる図示しない補強環が埋設されていてもよい。スタッド装着部32の内周面には、内側に向けて山型状に膨出することで、スタッド11の外周面に対して弾性的に密接する適宜数のシールリップ部33が形成されている。
また、ダストカバー3は、カバー本体31における図示下側の他端に環状のソケット装着部34を一体に有している。ソケット装着部34は、大径に開口することでソケット13と装着される部位である。ソケット装着部34は、ソケット13の外周面に形成された環状の取付け溝部16に嵌まり込むように収容され、針金やサークリップ等の押さえ部材17によって固定保持されている。
本発明におけるダストカバー3は、カバー本体31の図示上側の一端に、ナックル2の下面2aに当接することによって、該ナックル2の下面2aとの間でシール部位を形成する環状のダストリップ部35を有している。
図1〜図4に示すダストカバー3におけるダストリップ部35は、カバー本体31の図示上側の一端において、スタッド装着部32の外周側に離間して配置されている。
詳細には、本実施形態に示すスタッド装着部32は、カバー本体31の一端において、該カバー本体31の内周側に偏った位置に配置され、スタッド装着部32の下端部でカバー本体31とつながっている。これにより、スタッド装着部3は、カバー本体31の一端の内周側からナックル2に向けて立ち上がるように形成されている。
一方、ダストリップ部35は、カバー本体31の一端において、スタッド装着部32の外周面32aから離間した位置に設けられている。これにより、スタッド装着部32とダストリップ部35との間に、ボールジョイント1に未装着の状態で、ナックル2に向けて開放された形状となる環状の溝部36が形成されている。
ダストリップ部35は、内周側に向けて延びる内周側リップ部351と外周側に向けて延びる外周側リップ部352とのY字状に分岐した二股構造を有している。これら内周側リップ部351と外周側リップ部352は、カバー本体31から上方に向けて立ち上げられた連結部353によって、該カバー本体31の一端に一体につなげられている。
ダストリップ部35の内周側リップ部351は、図3に示すように、ダストカバー3がボールジョイント1に未装着の状態で、連結部353の上端から内周側斜め上方に向かって延び、溝部36の上方を跨ぐように形成されている。内周側リップ部351の先端は、スタッド装着部32の上方に配置されている。これにより、溝部36は、内周側リップ部351の内周側面351aとスタッド装着部32の上端面32bとの間から、ナックル2に向けて内周側斜め上方に開放するように形成されている。また、外周側リップ部352は、連結部353の上端から外周側斜め上方に向かって延びている。
このように構成されたダストカバー3は、ボールジョイント1に装着されることにより、図4(a)に示すように、スタッド装着部32の内周面のシールリップ部33が、スタッド11の外周面に弾性的に密接してシールする。また、ダストリップ部35の内周側リップ部351及び外周側リップ部352が、ナックル2の下面2aに当接することにより、連結部353を中心にして左右に押し拡げられる。このとき、ダストリップ部35は、白抜き矢印で示すように、押し拡げられた内周側リップ部351及び外周側リップ部352が元に戻ろうとする反発力によって、ナックル2の下面2aに密接してシールする。
ここで、ダストリップ部35は、スタッド装着部32の外周側に、該スタッド装着部32から離間して配置されており、撓み易いカバー本体31の一端から立ち上げられているので、従来のようにナックル2とスタッド装着部32との間でダストリップ部35の全体が挟み付けられて圧縮されることがない。このため、ダストリップ部35は、図4(a)中の黒塗り矢印で示すように、ダストリップ部35全体の弾性復元力によって、常にナックル2の下面2aに対する密接力を発揮する。
そして、図4(b)に示すように、ダストカバー3の伸び側で、スタッド装着部32がナックル2の下面2aから離れた場合でも、上述したように、左右に押し拡げられた内周側リップ部351及び外周側リップ部352が元に戻ろうとする反発力と、ダストリップ部35全体の弾性復元力とによって、内周側リップ部351と外周側リップ部352がナックル2の下面2aに追従して密接し、シール性を維持する。
このダストリップ部35は、ナックル2とスタッド装着部32との間で全体が挟み付けられて圧縮されることがないため、低温環境下であっても全体が圧縮状態のまま固まってしまうことがない。本実施形態に示すダストリップ部35は、図4(a)に示すように、内周側リップ部351の先端部分がナックル2の下面2aとスタッド装着部32の上端面32bとの間で挟み付けられて圧縮されるが、内周側リップ部351の根元側、外周側リップ部352及び連結部353は、ナックル2とスタッド装着部32との間に挟み付けられて圧縮されることはない。
このため、ダストリップ部35は、図4(a)に示す白抜き矢印及び黒塗り矢印に示すように弾性復元力をそれぞれ発揮でき、従来のようにシールされない隙間S(図7(b)参照)が発生することがなく、ナックル2に対して追従して密接し、シールすることができる。従って、このダストカバー3によれば、ダストリップ部35のナックル2への追従性が向上し、低温環境下におけるシール性を向上させることができる。
また、このダストカバー3は、スタッド装着部32とダストリップ部35との間に、ナックル2に向けて開放する環状の溝部36を有しているため、たとえダストや水等がダストリップ部35よりも内側に浸入することがあっても、この溝部36で受け止め、スタッド装着部32よりも内側への浸入を防止又は抑制することができる。
本実施形態に示すダストリップ部35は、図4(a)に示すように、ナックル2の下面2aに最も押し付けられ、内周側リップ部351が内周側に向けて倒れ込んだ状態で、内周側リップ部351の内周側面351aがスタッド装着部32の上端面32bに当接するように形成されている。従って、ダストリップ部35が完全に押圧された際、溝部36は、内周側リップ部351によって塞がれる。このため、溝部36の内部に受け止められたダストや水等の流出を抑制することができる。
この溝部36には、図示しないグリースを保持することも好ましい。溝部36にグリースを保持することで、ナックル2の下面2aとダストリップ部35との間にグリースを滲出させることができる。これにより、ナックル2とダストカバー3との間の摩擦力を低下させ、回転トルクを低くすることができる。摩擦力が低下することにより、ダストカバー3の耐摩耗性を向上させることができ、耐久性の向上効果も得られる。
また、このダストカバー3は、低温環境下においても、ダストリップ部35がナックル2に追従してシールできるため、溝部36に保持されたグリースがダストリップ部35を越えて外部に流出することを抑制できる。これにより、長期に亘って低トルク、耐摩耗性及び耐久性の向上を図ることができる。
さらに、図4(a)に示すように、内周側リップ部351によって溝部36の上方が塞がれるように構成される場合は、保持されたグリースの流出抑制効果をより高めることができる。
以上の実施形態では、ダストカバー3のダストリップ部35を、内周側リップ部351と外周側リップ部352との二股構造とした最も好ましい態様について説明したが、ダストリップ部35は、図5に示すように、内周側リップ部351又は外周側リップ部352の何れか一方のみを有する構造であってもよい。
この場合は、上述したように、押し拡げられた内周側リップ部351と外周側リップ部352とが元に戻ろうとする反発力は得られないが、内周側リップ部351又は外周側リップ部352は、その全体がナックル2とスタッド装着部32との間に挟まれて圧縮されることがないため、低温環境下においても連結部353を支点とした弾性復元力を発揮でき、従来に比べてナックル2に対する追従性を向上させる効果は得られる。
図5(a)は内周側リップ部351のみを設けた場合、図5(b)は外周側リップ部352のみを設けた場合をそれぞれ示している。特に図5(a)の場合、上述したように、ダストリップ部35によって溝部36の上方を塞ぐことができ、溝部36内に受け止められたダストや水等及び溝部36に保持されたグリースの流出抑制効果が得られる。
1:ボールジョイント
11:スタッド
12:球頭部
13:ソケット
14:ボールシート
15:ナット
16:取付け溝部
17:押さえ部材
2:ナックル
2a:下面
3:ダストカバー
31:カバー本体
32:スタッド装着部
32a:外周面
32b:上端面
33:シールリップ部
34:ソケット装着部
35:ダストリップ部
351:内周側リップ部
351a:内周側面
352:外周側リップ部
353:連結部
36:溝部
11:スタッド
12:球頭部
13:ソケット
14:ボールシート
15:ナット
16:取付け溝部
17:押さえ部材
2:ナックル
2a:下面
3:ダストカバー
31:カバー本体
32:スタッド装着部
32a:外周面
32b:上端面
33:シールリップ部
34:ソケット装着部
35:ダストリップ部
351:内周側リップ部
351a:内周側面
352:外周側リップ部
353:連結部
36:溝部
Claims (5)
- スタッドの一端がナックルに固定されるボールジョイントに装着され、弾性材からなるカバー本体の一端に、前記スタッドが挿通すると共に該スタッドの外周面に密接する環状のスタッド装着部を備えたボールジョイント用ダストカバーにおいて、
前記カバー本体の一端に、前記ナックルの下面に当接する環状のダストリップ部を有し、
前記ダストリップ部は、前記スタッド装着部の外周側に、該スタッド装着部から離間して配置されていることを特徴とするボールジョイント用ダストカバー。 - 前記ダストリップ部の先端側は、内周側に向けて延びる内周側リップ部と、外周側に向けて延びる外周側リップ部との二股に分岐していることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記スタッド装着部と前記ダストリップ部との間に、前記ボールジョイントに未装着の状態で、前記ナックルに向けて開放された環状の溝部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記溝部内に、グリースが保持されていることを特徴とする請求項3記載のボールジョイント用ダストカバー。
- 前記ダストリップ部は、前記ナックルの下面に当接した状態で、前記溝部の上方を塞ぐように形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のボールジョイント用ダストカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015196936A JP2017067267A (ja) | 2015-10-02 | 2015-10-02 | ボールジョイント用ダストカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015196936A JP2017067267A (ja) | 2015-10-02 | 2015-10-02 | ボールジョイント用ダストカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017067267A true JP2017067267A (ja) | 2017-04-06 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2017067267A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021021420A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | Thkリズム株式会社 | ダストカバー |
-
2015
- 2015-10-02 JP JP2015196936A patent/JP2017067267A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021021420A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | Thkリズム株式会社 | ダストカバー |
JP7366622B2 (ja) | 2019-07-25 | 2023-10-23 | 興国インテック株式会社 | ダストカバー |
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