JP5142898B2 - カメラシステム - Google Patents
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Description
また、画面均一の明るさが得られる人工太陽のような照明装置はコスト高である上、照明光範囲的には不要な部分が大きく、効率が悪いという課題がある。
また、標準的に用いられる赤外(近赤外)照明は、上記したように特に昼間可視化できないため、現場での調整が困難である。
図1は、本発明の実施の形態に係るカメラシステムが適用されるETCシステム(ノンストップ自動料金収受システム)と称される料金収受システムの構成を模式的に示すものである。
データ処理装置33,34,35,…は、それぞれ通信回線を介して中央処理装置36に接続されている。
車両検知・車種判別装置12(19,26)は、車線制御装置17(24,32)との間でデータ送受信を行なう機能を持つとともに、
(a)通過する車両37を検知し、分離する車両分離機能、
(b)通過する車両37の軸数を検知する軸数検知機能、
(c)通過する車両37の車高および車長を検知する機能、
(d)通過する車両37の車両番号を認識する車両番号認識機能、
(e)これら(a),(b),(c),(d)の各機能の処理結果を総合して、車線に進入してくる車両37の車種(n種)を判別する車種判別機能、
(f)上記(a),(b),(c),(d)の各機能の処理結果を総合して、車線に進入してくる車両37の速度を測定する速度測定機能、
を持ち、上記(e),(f)の判別結果を対応する車線制御装置17(24,32)へ送信する機能を有する。
(a)電源投入時に車線制御装置17(32)との間で相互認証を行ない、その正当性を判定し、
(b)相互認証で正当と判定された場合、車線制御装置17(32)からのコマンドによって、車載器38との間で無線通信を行なってID情報(車載器固有の情報)のほか、正当性判定のためのデータを取得し、
(c)取得したデータを車線制御装置17(32)へ送信し、
(d)車線制御装置17(32)が総合判定を行ない、当該車載器(含むETCカード)38が正当と判定された場合に、車線制御装置17(32)からのコマンドによって、当該判定結果を車載器38へ書込み、
(g)書込んだ結果を当該車載器38から受信して、車線制御装置17(32)へ通知する、
機能を有する。
(a)入線時に通行券を発行するか、もしくは、ETCカードに入線、課金情報等を書込むか、もしくは、現金処理を行なって領収書を発行し、
(b)出線時にETCカードに出線、課金情報を書込むか、もしくは、通行券情報等に基づいて現金処理を行ない、領収書を発行する、
機能を有する。
(a)車線制御装置17(24,32)による総合判定結果、課金情報、発進/停止などの案内を行ない、
(b)不正突破の情報を車線制御装置17(24,32)から受信して、当該車両を特定する証拠画像データが記録された旨を警告表示する、
機能を有する。
(a)車線制御装置17(24,32)からの車両停止指示あるいは車両通行許可を受信して、
(b)阻止バーを開閉し、
通行車両の停止、通過を制御する。
(a)各下位機器から送られる検知信号、データを総合判定し、
(b)その判定結果に基づいて、各下位機器に対し制御コマンドを送信し、
(c)不正突破発生の検知情報を受信して、画像処理装置へ記録トリガ信号を送信し、
(d)画像処理装置からの車両ナンバ情報および運転者画像データ等を受信して、
(e)当該車両情報(不正突破発生時の車両ナンバ情報および運転者画像データ等)を上位の料金所Aデータ処理装置33へ送信する、
機能を有する。
なお、図2は、ETC出口車線25に設置されたカメラシステム31の場合を例として示しているが、一般入口車線18に設置されたカメラシステム21の場合も同様な構成である。
(a)カメラのアイリスを制御する機能、
(b)カメラの画像信号のゲインを制御する機能、
(c)カメラのシャッタスピードを制御する機能、
(d)カメラの撮像タイミングに合わせて発光するもので、その照明パターンがあらかじめ当該照明ユニットの標準設置条件から車両がたどると予測される移動軌跡にあわせ最適化されている照明ユニット(照明装置)、
(e)照明ユニットを画像処理装置43からの指令に基づいてその向き、角度等を制御する機能、
(f)車線制御装置24(32)からの車速情報およびあらかじめ設定された設置条件情報を基に、車両37が進入してから抜けるまでの時間、進入角度を予測して、撮像対象である車両37に対して照明光を最適に照射するよう照明ユニットの照明光の向きを追随させる機能、
を有する。
すなわち、一般に、前方カメラユニット41(カメラ44)の画面上に対する車両37の予測される移動軌跡は、図4に示すように、斜め方向に徐々に接近してくる。図4(a)は、図5に示すように前方カメラユニット41を左側41Lに設置した場合(以降、これを左カメラと称す)を示し、図4(b)は、図5に示すように前方カメラユニット41を右側41Rに設置した場合(以降、これを右カメラと称す)を示している。
なお、後方カメラユニット42(カメラ44)の画面上に対する車両37の予測される移動軌跡は、前方カメラユニット41とは逆に斜め方向に徐々に遠ざかっていく。
(a)車線制御装置24,32からのトリガ信号を受信して、トリガ前後数秒から数十秒程度の撮像画像を記録保存し、トリガ記録の成否を車線制御装置24,32へ送信し、
(b)あるいは、24時間連続一定期間以上のデータをサイクリックに記録保存し、
(c)保存された画像データからナンバプレートの文字認識を行なって、その認識結果をデータベース化するとともに、車線制御装置24,32へ送信する機能、
(d)撮像対象の最重要部分(ナンバプレート、運転者等)をソフト的に追尾し、画面上の移動方向、角度等の移動軌跡(座標情報)として認識する機能、
(e)上記(d)の移動軌跡の情報をカメラユニット41(42)へ送信する機能、
を有する。
(a)上位の中央処理装置36へ収集データを送信し、
(b)通信回線を介して各料金所のデータ処理装置と相互にデータ伝送を行ない、
(c)車線制御装置17,24,32を介して受信した発進制御装置16,23,30からの不正車両情報(画像情報、車両ナンバ等)を系統だって記録保管し、
(d)不正車両情報を中央処理装置36へ送信する、
機能を有する。
まず、通常の処理の流れについて説明する。
このとき、なんらかの原因によりETC処理が正常に行なわれなかった場合、ブース処理機14により、通行券(入場証)を発行するか、もしくは、ETCカード処理を行なうか、もしくは、現金処理で料金収受を行なって領収書を発行する。その処理結果情報は、上位の車線制御装置17へ送信される。
たとえば、ETC出口車線25において不正突破車両39が発生した場合、カメラシステム31によりその瞬間を捉えて前後数秒から数十秒間程度の画像を記録するか、もしくは、全ての走行車両37の画像を24時間連続で録画する。「不正突破」の定義は幾つかのバリエーションを持たせることができ、車両ナンバや運転者等を確実に特定できる情報として認識し、記録、保管管理し、不正証拠データとする。
すなわち、具体例をあげて説明すると、ステップS14で取得したテスト車両の移動軌跡が、たとえば図10(a)に示すL1であり、これに対し現在設定されている照明パターンP4の軸情報がL2であった場合、両者の間にはずれがあるので、そのずれを補正する方向へLED群46の傾斜角を調整することで、たとえば図10(b)に示すように、照明パターンP4の軸情報L2をテスト車両の移動軌跡L1と一致させるものである。
Claims (6)
- 移動物体が移動する移動路の側部に設置され、当該移動路を移動する移動物体を撮像するカメラと、
このカメラの近傍に設置され、前記カメラによる前記移動物体の撮像時に当該移動物体に対し照明光を照射するもので、その照明パターンがあらかじめ当該照明装置の標準設置条件から前記移動物体がたどると予測される移動軌跡にあわせ最適化されている照明装置と、
前記カメラから得られる画像を用いて所定の画像処理を行なう画像処理手段と、
を具備したことを特徴とするカメラシステム。 - 移動物体が移動する移動路の側部に設置され、当該移動路を移動する移動物体を撮像するカメラと、
このカメラの近傍に設置され、前記カメラによる前記移動物体の撮像時に当該移動物体に対し照明光を照射するもので、あらかじめ標準の照明パターンが設定されている照明装置と、
実際の稼動時の前に行なわれる調整時に前記移道路においてテスト移動物体を移動させることで、当該テスト移動物体の移動軌跡を認識する移動軌跡認識手段と、
この移動軌跡認識手段により認識されたテスト移動物体の移動軌跡の前記標準の照明パターンに対する差異を認識し、その差異に基づき前記照明装置の照明パターンを最適な状態に合わせる照明制御手段と、
前記カメラから得られる画像を用いて所定の画像処理を行なう画像処理手段と、
を具備したことを特徴とするカメラシステム。 - 車両が走行する道路の側部に設置され、当該道路を走行する車両の少なくともナンバプレートを含む画像を撮像するカメラと、
このカメラの近傍に設置され、前記カメラによる前記車両の撮像時に当該車両に対し照明光を照射するもので、その照明パターンがあらかじめ当該照明装置の標準設置条件から前記車両がたどると予測される移動軌跡にあわせ最適化されている照明装置と、
前記カメラから得られる画像を処理することにより、前記走行する車両のナンバプレートを検出し、当該ナンバプレート上の文字を認識する画像処理手段と、
を具備したことを特徴とするカメラシステム。 - 車両が走行する道路の側部に設置され、当該道路を走行する車両の少なくともナンバプレートを含む画像を撮像するカメラと、
このカメラの近傍に設置され、前記カメラによる前記車両の撮像時に当該車両に対し照明光を照射するもので、あらかじめ標準の照明パターンが設定されている照明装置と、
実際の稼動時の前に行なわれる調整時に前記道路においてテスト車両を走行させることで、当該テスト車両の移動軌跡を認識する移動軌跡認識手段と、
この移動軌跡認識手段により認識されたテスト車両の移動軌跡の前記標準の照明パターンに対する差異を認識し、その差異に基づき前記照明装置の照明パターンを最適な状態に合わせる照明制御手段と、
前記カメラから得られる画像を処理することにより、前記走行する車両のナンバプレートを検出し、当該ナンバプレート上の文字を認識する画像処理手段と、
を具備したことを特徴とするカメラシステム。 - 車両が走行する道路の側部に設置され、当該道路を走行する車両の少なくとも運転者の顔を含む画像を撮像するカメラと、
このカメラの近傍に設置され、前記カメラによる前記車両の撮像時に当該車両に対し照明光を照射するもので、その照明パターンがあらかじめ当該照明装置の標準設置条件から前記車両がたどると予測される移動軌跡にあわせ最適化されている照明装置と、
前記カメラから得られる画像を処理することにより、前記走行する車両の少なくとも運転者の顔を含む画像を検出し、この検出した画像を記録する画像処理手段と、
を具備したことを特徴とするカメラシステム。 - 車両が走行する道路の側部に設置され、当該道路を走行する車両の少なくとも運転者の顔を含む画像を撮像するカメラと、
このカメラの近傍に設置され、前記カメラによる前記車両の撮像時に当該車両に対し照明光を照射するもので、あらかじめ標準の照明パターンが設定されている照明装置と、
実際の稼動時の前に行なわれる調整時に前記道路においてテスト車両を走行させることで、当該テスト車両の移動軌跡を認識する移動軌跡認識手段と、
この移動軌跡認識手段により認識されたテスト車両の移動軌跡の前記標準の照明パターンに対する差異を認識し、その差異に基づき前記照明装置の照明パターンを最適な状態に合わせる照明制御手段と、
前記カメラから得られる画像を処理することにより、前記走行する車両の少なくとも運転者の顔を含む画像を検出し、この検出した画像を記録する画像処理手段と、
を具備したことを特徴とするカメラシステム。
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