JP5141962B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示装置の実装構造に関し、特に液晶表示素子からなる表示パネルを用いた表示装置の組み付け構造に関するものである。
この種の表示装置として、たとえば表示パネルとして液晶表示素子を用いた表示装置が広く知られている。かかる表示装置の多くは、ライトボックスと称されるホルダー(ケース)を通じて液晶表示パネルが支持されるとともに、ホルダーの背後側に回路基板が配設されて支持され、回路基板に装着した光源(LED)にて表示パネルがバックライト照明される。また液晶表示素子からなる表示パネルと回路基板とは、表示パネルに設けられた電極端子と回路基板に設けられた回路パターンとが適宜接続部材にて導通接続され、回路基板を通じて表示パネルに駆動信号を供給し、表示パネルに所定の表示を行わせるように構成している(特許文献1参照)。
また、液晶表示素子による表示装置は、低消費電力型という特徴の他に、表示装置全体の小型化、薄型化を指向するうえで有効な表示要素であり、回路基板を含む表示ユニットは合成樹脂製のホルダーの収納空間に有効に配設される必要がある。このため、回路基板の配設位置によっては、導電パターン部分が基板の端部にまで引き回し形成される場合が有り、こうした収納構造にあっては高絶縁物である合成樹脂製のホルダーに静電気が発生し、その帯電による電圧が高くなったときには、近接する導電部材、この場合にあっては、たとえば回路基板の導電パターン箇所などに放電現象が生じ、回路基板の導電パターンを通してかなりの高電圧が加わるため、電子部品であるMOS型ICなどのゲートが破壊される現象が発生し、電気回路が不良状態に陥り、使用不可能となってしまうという問題が生じることがある。また、こうした現象が発生すると液晶表示パネルの表示の一部あるいは全部が消えてしまうことがあり、あるいは予期せぬ誤表示を生じてしまう虞があり、その表示情報を把握できずあるいは誤読を生じさせてしまうという問題がある。さらに液晶表示パネルそのものも、静電気による電界によって液晶表示パネルのガラス基板の両側に電荷の移動を生じさせ、かつこの電荷が液晶表示パネルの透明電極や絶縁抵抗の少ない箇所に集まり、ガラス基板間の静電気が液晶励起に充分な大きさで安定してしまうため、液晶表示パネルが意味のない誤表示することもある。
また、このこのような静電気の問題点を考慮するものとして、たとえば特許文献2などに開示されるように、金属製の材料からなる枠状のフレームによって液晶表示パネルの前面側から被せ、金属製のフレームの所要箇所に複数設けられた略L字状の固定爪を回路基板の固定孔(爪孔)に差し込んでそれぞれ折り曲げることにより回路基板のグランドラインに接地すると同時に液晶表示パネルの組付けをも金属製のフレームによって固定保持するようにしている。
特開2006−221017号公報 特開平5−188388号公報
しかしながら、前述した特許文献2などにあっては、静電気による電子部品の保護あるいは液晶表示パネルの誤表示などは解消されるものの、ホルダー(ケース)に設けたL字状の係止爪を回路基板に差し込んでその先端を折り曲げることにより固定するため、組み付け時に係止爪の先端部をそれぞれ折り曲げて固定保持する必要があり、組み付け作業の効率が悪いという問題が残されている。
本発明は前述した問題点に着目し、液晶表示パネルを固定保持するホルダー(ケース)に対し液晶表示パネルの組み付けとともに液晶表示パネルの静電気対策を施すことのできる表示装置を提供することを目的とする。
本発明は前述した課題を解決するため、請求項1では、液晶表示素子からなる表示パネルと、この表示パネルを保持するホルダーと、このホルダーの背後側に配設され前記表示パネル側と電気的に接続される回路基板と、前記表示パネル上に位置し、前記ホルダーに固定される導電性の枠状フレームと、を備えた表示装置において、前記ホルダーに設けられる誘い込み部と、前記誘い込み部と対応する位置に前記枠状フレームから一体に設けられ、前記回路基板に設けられたグランドラインに接続される通電用腕片と、前記枠状フレームに設けられ前記通電用腕片より短い長さを有する複数の固定用腕片と、前記ホルダーに前記固定用腕片に対応するように設けられる複数の固定部と、を備えてなることを特徴とする表示装置である。このように構成することにより、枠状フレームの組み付け時において、導電性の枠状フレームに設けられた通電用腕片がホルダーに設けられた誘い込み部に案内ガイドされて送り込まれ、枠状フレームの通電用腕片が誘い込み部によって案内ガイドされつつ枠状フレームに設けられた固定用腕片がホルダーに設けられた固定部に係合保持されることにより表示装置の組み付けを簡便に行うことができる。また、これと同時に通電用腕片と回路基板に設けられたグランドラインとの接地によって液晶表示素子からなる表示パネル側に静電気が帯電することを予防することができ、静電気の帯電による表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができる。
また請求項2では、請求項1に記載の表示装置において、前記誘い込み部は案内壁部からなることを特徴とするものである。このように構成することにより、枠状フレームに設けた通電用腕片を誘い込み部の案内壁部に沿って最初に送り込むことができるため、続いて複数個の固定用腕片をホルダーに設けた複数個の固定部に沿ってそれぞれ容易に組み付けすることができる。
また請求項3では、請求項1に記載の表示装置において、前記固定用腕片が前記固定部に係脱可能に設けられていることを特徴とするものである。このように構成することにより、組み付けが容易であり、また部品交換などの作業時においても簡単に取り外し・組み付けを行うことができる。
本発明では、液晶表示素子からなる表示パネルと、この表示パネルを保持するホルダーと、このホルダーの背後側に配設され前記表示パネル側と電気的に接続される回路基板と、前記表示パネル上に位置し、前記ホルダーに固定される導電性の枠状フレームと、を備えた表示装置において、前記ホルダーに設けられる誘い込み部と、前記誘い込み部と対応する位置に前記枠状フレームから一体に設けられ、前記回路基板に設けられたグランドラインに接続される通電用腕片と、前記枠状フレームに設けられ前記通電用腕片より短い長さを有する複数の固定用腕片と、前記ホルダーに前記固定用腕片に対応するように設けられる複数の固定部と、を備え、前記枠状フレームの組み付けに際し前記固定用腕片が前記固定部に係合する前に、前記通電用腕片が前記誘い部に案内ガイドされる構成となっていることを特徴とする表示装置である。このように構成することにより、枠状フレームの組み付け時において、導電性の枠状フレームに設けられた通電用腕片がホルダーに設けられた誘い込み部に案内ガイドされて送り込まれ、枠状フレームの通電用腕片が誘い込み部によって案内ガイドされつつ枠状フレームに設けられた固定用腕片がホルダーに設けられた固定部に係合保持されることにより表示装置の組み付けを簡便に行うことができる。また、これと同時に通電用腕片と回路基板に設けられたグランドラインとの接地によって液晶表示素子からなる表示パネル側に静電気が帯電することを予防することができ、静電気の帯電による表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができるものであり、これにより所期の目的を達成することができる。
本発明の対象とする表示装置として、車両用の表示装置を例にして詳述する。以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1から図10は本発明の第1実施例を示すもので、図1は液晶表示素子からなる表示パネルを用いた表示装置の全体の分解斜視図であり、図2は、図1の表示装置の組み付け状態を示したA−A線断面図であり、図3は、図1の表示装置の組み付け状態を示したB−B線断面図であり、図4は、図1の表示装置の組み付け状態を示したC−C線断面図であり、図5は、図1の表示装置の組み付け状態を示したD−D線断面図であり、図6は、図1の表示装置の組み付け状態を示したE−E線断面図であり、図7,図8,図9(A)(B)の各図は、図1のB−B線位置から見たホルダーに対する枠状フレームの組み付け状態を示す要部の各断面図であり、図10の(A)から(E)は、図1の側面側から見たホルダーに対する枠状フレームの組み付け状態を示す各側面図である。
同図において、第1実施例における表示装置は、透過型の液晶表示素子からなる矩形状の表示パネル1と、この表示パネル1の裏面側に配置され光透過性を有する拡散板2と、表示パネル1および拡散板2が支持される合成樹脂材料からなるホルダー3と、表示パネル1の背後に配置された硬質の回路基板4と、この回路基板4上に実装され液晶表示素子からなる表示パネル1を背後から照明する発光ダイオードによる光源5を備えている。また表示パネル1側と回路基板4側とを電気的に接続する可撓性の配線板であるフレキシブル配線板6が設けられている。
また、表示パネル1の前面側には表示パネル1の周縁を覆う枠状の縁部を有する金属製の導電性材料からなる枠状フレーム7が設けられている。
また、表示装置にはホルダー3の周面部分と底面部分を被いつつ、回路基板4の裏面側およびフレキシブル配線板6を被いながら保護するための合成樹脂製のアンダーカバー8がホルダー3の下側から嵌め込みながら固定保持することができるように設けられている。
表示装置における表示パネル1は、たとえば一対のガラス基板間に液晶分子を封入した液晶表示素子からなり、その端部にはフレキシブル配線板6と導通接続される複数の電極端子(図示せず)が設けられている。
ホルダー3は白色の合成樹脂からなり、底壁30と、その底壁30から連続して設けられる側周壁31と、側周壁31の上端側にて水平方向に延びて表示パネル1および拡散板2が載置される載置部32が設けられている。また載置部32の適所には拡散板2を位置決め保持するための位置決めピン33が設けられている。この位置決めピン33の位置に合わせて拡散板2には、その周縁部から部分的に突出し、固定支持される位置決め孔20が設けられている。
またホルダー3の載置部32から奥まった位置において、たとえば白色で発光する発光ダイオードからなる光源5が点灯すると、光源5側からの照射光がホルダー3内へと導かれて発光し、これらの光が拡散板2で拡散されて、たとえば表示部(図示せず)を除いた表示パネル1をほぼ均一に照明するようになっている。なお、満足する照明が得られないようであれば、拡散板2の背後、すなわち拡散板2と光源5との間に導光板(図示せず)を配設するようにしても良い。
回路基板4は、たとえばガラスエポキシ系材料からなる硬質の基板で形成されており、その所定箇所にはフレキシブル配線板6を介して表示パネル1の各電極端子(図示せず)と導通接続される。この際、表示パネル1に駆動信号を供給する複数の回路パターン40が回路基板4上に設けられており、回路基板4上の回路パターン40上に電子部品41が実装されている。また回路基板4から引き出し形成された複数の電極端子(図示せず)と回路基板4に実装されたコネクタ42とを電気的に接続し、コネクタ42を介してフレキシブル配線板6の電極端子(図示せず)と接続するように構成している。また回路基板4の裏面側には外部へと電気的に引き回し形成するための外部接続用コネクタ43が設けられている。さらに回路基板4上には静電気を放電するためのグランドライン44が引き回し形成されている。
表示パネル1を背後から照明する発光ダイオードからなる光源5は、ホルダー3の内部側にて複数個の光源5がほぼ等間隔にて配置されており、この光源5は回路基板4の回路パターン40上に実装されている。この際、光源5はホルダー3の底壁30に設けられた開口穴部30Aから表示パネル1,拡散板2を臨むように配置されている。
フレキシブル配線板6は、合成樹脂製の樹脂フィルムに所望の導電回路パターンを形成したものであり、この場合、表示パネル1に設けられた図示しない電極端子と回路基板4に設けられた回路パターン40とが適宜接続部材にて導通接続され、回路基板4を通じて表示パネル1に駆動信号を供給し、表示パネル1に所定の表示を行わせるようになっている。
ところで、この第1実施例にあっては、ホルダー3を基準として、液晶表示素子からなる表示パネル1,回路基板4,枠状フレーム7などを実装する構造として以下の構成を採用している。
合成樹脂製のホルダー3の側周壁31の外面箇所の適所には、固定部である断面形状が三角形からなる係合部34が一体に突き出し形成されるとともに、ホルダー3の側周壁31の上端側から奥行き方向に向けて枠状の案内壁部からなる誘い込み部35が形成されている。
また導電性の枠状フレーム7には、ホルダー3の誘い込み部35と対応する位置に回路基板4に設けられた導電路からなるグランドライン44に接続される通電用腕片70が一体に切り起こし形成されるとともに、ホルダー3の側周壁31外面箇所に設けられたそれぞれの固定部となる係合部34と係合固定される略コ字形状からなる固定用腕片71が枠状フレーム7から一体に切り起こし形成されている。この際、枠状フレーム7の上端面側の取付面を基準にして切り起こされて形成された通電用腕片70の長さを固定用腕片71の長さよりも長く設定している。〔図1,図7〜図10参照〕
また通電用腕片70の先端側には、両端側に切れ込みを設けて折り曲げやすくした折り曲げ部70Aが設けられるとともに、回路基板4のグランドライン44と電気的に接続するための開口孔70Bが設けられ、この開口孔70Bを介してたとえば固定用部材であるネジSによって回路基板4のグランドライン44に設けた通電用固定孔44Aを挿通しつつホルダー3側に螺着固定することにより通電を果たすように構成している。〔図1,図3,図7〜図10参照〕
なおホルダー3に対して回路基板4を組み付け易くするために、回路基板4の適所に位置決め孔45が設けられており、この位置決め孔45と対向するホルダー3側には、ピン状のガイド部材36が一体に突き出し形成されるとともに、回路基板4の外周縁部箇所と係合する係合部材である弾性を有する係合爪片37がホルダー3から一体に設けられている。〔図1,図5,図6参照〕
また回路基板4の裏面側およびフレキシブル配線板6を被いながら保護するための合成樹脂製のアンダーカバー8はホルダー3の下側から嵌め込みながら固定保持することができるように設けられているが、この実施例にあっては、ホルダー3に設けられた係合爪部38に対してアンダーカバー8に切り欠き孔からなる係止穴部80が設けられ、アンダーカバー8の係止穴部80にホルダー3の係合爪部38が着脱可能に嵌め込み固定されている。〔図1,図4参照〕
第1実施例における表示装置は、以下のように組み付けられる。ホルダー3の前面側においては、ホルダー3の載置部32上に拡散板2と予めフレキシブル配線板6が導通接続された表示パネル1を載せ、次に導電性の枠状フレーム7を表示パネル1の上側からホルダー3に被せ、ホルダー3に設けた固定部である断面形状が三角形の係合部34に対して枠状フレーム7から切り起こし形成された固定用腕片71が嵌め込み固定されることにより表示パネル1が固定保持される。
この組み付け時において、拡散板2はホルダー3の位置決めピン33を目安にして拡散板2の位置決め孔20を沿わせて送り込むことにより位置合わせしながら簡単に組み付け保持することができる。
また、枠状フレーム7は、枠状フレーム7の組み付け時において、導電性の枠状フレーム7に設けられた通電用腕片70がホルダー3に設けられた枠状の案内壁部からなる誘い込み部35に案内ガイドされて送り込まれ、枠状フレーム7の通電用腕片70が誘い込み部35によって案内ガイドされつつ枠状フレーム7に設けられた固定用腕片71がホルダー3に設けられた固定部となる係合部34に係合保持されることにより表示装置の組み付けを簡便に行うことができる。
この際、枠状フレーム7の上端面側の取付面を基準にして切り起こされて形成された通電用腕片70の長さを固定用腕片71の長さよりも長く設定しているため、枠状フレーム7の組み付けに際し、枠状フレーム7に形成された固定用腕片71の先端部がホルダー3に形成された係合部34に係合する前に、枠状フレーム7に形成された通電用腕片70がホルダー3に形成された誘い込み部35の内壁面に沿って案内ガイドされる。〔図7,図8,図10参照〕
そして、誘い込み部35に沿って通電用腕片70が誘い込み部35の奥行き方向に沿って位置合わせされながら送り込まれる途上において、固定用腕片71が固定部である係合部34に向けて送り込まれることによって簡単に嵌め込み固定することができる。〔図8,図10(B)〕
なお、たとえば表示パネル1の部品交換などの際においては、係合部34に係合保持されている固定用腕片71の係合状態を外すことによって枠状フレーム7を取り外すことができ、実装されている部品の交換も簡単に行うことが可能となる。
また第1の実施例における表示装置においては、ホルダー3に対し枠状フレーム7を取付固定した後に、図9(A),図10(D)に示すように通電用腕片70の先端側の折り曲げ部70Aを折り曲げ形成し、通電用腕片70の先端側に設けられた開口孔70Bを介してネジSによって回路基板4のグランドライン44に設けた通電用固定孔44Aを挿通してホルダー3側に螺着することにより電気的な通電が果たせるものとなり、〔図3,図9(B),図10(E)など参照〕これにより通電用腕片70と回路基板4に設けられたグランドライン44との接地によって液晶表示素子からなる表示パネル1側に静電気が帯電することを予防することができ、静電気の帯電による表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができる。
また通電用腕片70と回路基板4に設けられたグランドライン44との接地によって静電気の帯電現象をグランドライン44へと放電することができるため、回路基板4上に実装された電子部品41の破壊を未然に防ぐことができる。
図11から図13は本発明の表示装置の第2実施例を示すもので、図11は液晶表示素子からなる透過表示パネルを用いた表示装置の概要を示す分解斜視図であり、図12は、図11のホルダーに対する枠状フレームの組み付け状態を示すもので、図12(A)はホルダーに対し枠状フレームを組み付けた状態を示す断面図であり、図12(B)はホルダーに対し枠状フレームの組み付け前の状態を示す断面図であり、図13(A)(B)(C)は、図11の側面側から見たホルダーに対する枠状フレームの組み付け状態を示す各側面図であり、前述した第1の実施例と同一部分、均等部分については同一符号を付して説明する。
同図において、ここでは前述した第1実施例と同様にして、透過型の液晶表示素子からなる矩形状の表示パネル1と、この表示パネル1の裏面側に配置され光透過性を有する拡散板2と、表示パネル1および拡散板2が支持される合成樹脂材料からなるホルダー3と、表示パネル1の背後に配置された硬質の回路基板4と、この回路基板4上に実装され液晶表示素子からなる表示パネル1を背後から照明する発光ダイオードによる光源5を備えている。また表示パネル1側と回路基板4側とを電気的に接続する可撓性の配線板であるフレキシブル配線板6が設けられており、表示パネル1の前面側には表示パネル1の周縁を覆う枠状の縁部を有する金属製の導電性材料からなる枠状フレーム7が設けられている。
ところで、この第2実施例にあっては、合成樹脂製のホルダー3の側周壁31の外面箇所に適所には、固定部である断面形状が三角形からなる係合部34が一体に突き出し形成されるとともに、ホルダー3の側周壁31の上端側から奥行き方向に向けてコ字状の凹み部による案内壁部からなる誘い込み部35Aが形成されている。〔図11,図12などを参照〕
また導電性の枠状フレーム7には、ホルダー3の誘い込み部35Aと対応する位置に回路基板4に設けられた導電路からなるグランドライン44側に接続される通電用腕片70が一体に切り起こし形成されるとともに、ホルダー3の側周壁31外面箇所に設けられたそれぞれの固定部となる係合部34と係合固定される略コ字形状からなる固定用腕片71が枠状フレーム7から一体に切り起こし形成されている。この際、枠状フレーム7の上端側の取付面を基準にして切り起こされて形成された通電用腕片70の長さは固定用腕片71の長さよりも長く設定している。〔図11,図12(B),図13を参照〕
また通電用腕片70の先端側には、グランドライン44側との接触面積を広く設定するために先端部を折り曲げ形成した通電用接触片70Cが設けられており、この通電用接触片70Cと対向する回路基板4のグランドライン44上には通電のための金属製材料からなる弾性部材44Bがたとえば半田付けなどの手段によって接続されている。〔図11〜図13を参照〕
このように構成してなる第2実施例による表示装置においては、枠状フレーム7の組み付け時において、導電性の枠状フレーム7に設けられた通電用腕片70がホルダー3に設けられたコ字状の凹み部による案内壁部からなる誘い込み部35Aによって案内ガイドされて送り込まれ、枠状フレーム7の通電用腕片70が誘い込み部35Aによって案内ガイドされつつ枠状フレーム7に設けられた固定用腕片71がホルダー3に設けられた固定部となる係合部34に係合保持されることにより表示装置の組付けを簡便に行うことができる。
この際、前述した第1実施例とほぼ同様にして枠状フレーム7の上端面側の取付面を基準にして切り起こし形成された通電用腕片70の長さを固定用腕片71の長さよりも長く設定しているため、枠状フレーム7の組み付けに際し、枠状フレーム7に形成された固定用腕片71の先端部がホルダー3に形成された係合部34に係合する前に、枠状フレーム7に形成された通電用腕片70がホルダー3に形成されたコ字状凹み部からなる誘い込み部35Aの内壁面に沿って案内ガイドされる。〔図11,図13(B)などを参照〕そして、誘い込み部35Aに沿って通電用腕片70が誘い込み部35Aの奥行き方向に沿って位置合わせされながら送り込まれる途上において、固定用腕片71が固定部である係合部34に向けて送り込まれることによって簡単に嵌め込み固定することができる。
また第2実施例における表示装置においては、ホルダー3に対し、枠状フレーム7を組み付け固定すると同時に、通電用腕片70の先端部に設けた通電用接触片70Cが回路基板4上のグランドライン44に設けられた弾性部材44Bを押圧しつつ接触保持することによって、電気的な通電が果たせるものとなる。〔図12(A),図13(C)を参照〕これにより通電用腕片70と回路基板4に設けられたグランドライン44との接地によって液晶表示素子からなる表示パネル1側に静電気が帯電することを防止することができ、静電気の帯電による表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができる。加えて、通電用腕片70の先端部に設けた通電用接触片70Cと回路基板4に設けられたグランドライン44上の弾性部材44Bとの接地によって静電気の帯電現象をグランドライン44側へと放電することができるため、回路基板4上に実装された電子部品41の破壊を未然に防ぐことができる。
なお本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば、各実施例においては、枠状フレーム7から一体に切り起こし形成される通電用腕片70を一箇所に設けるのみであったが、場合によってはそれぞれ対向する枠状の辺から一体に通電用腕片70を切り起こし形成し、組み付け時における案内ガイド機能として構成しても良いものであり、また第1実施例においては通電用腕片70の先端部を固定用部材であるネジSにてグランドライン44に螺着固定することによって通電を果たすようにしたり、また第2実施例においてはグランドライン44上に設けた弾性部材44Bに通電用腕片70の先端に設けた通電用接触片70Cを押圧付勢することによって通電を果たすように構成していたが、回路基板4上のグランドライン44と通電用腕片70とを半田付け固定するようにしても良いものである。この際、枠状フレーム7に設けられた通電用腕片70はホルダー3との固定のための固定用腕片71の長さよりも長く形成することによってホルダー3に対して誘い込み機能を果たすことができ、これにより表示装置の組み付けを容易に行うことができるものである。また表示パネル1と回路基板4との電気的な接続手段として、本実施形態ではフレキシブル配線板6を用いていたが、たとえばラバーコネクタ(導電ゴム)を適用しても良いものである。またホルダー3側と枠状フレーム7側とを係脱可能(着脱可能)に設ける手段として略コ字形状からなる固定用腕片71と固定部である断面形状が三角形からなる係合部34との構造を採用していたが、固定用腕片71の板厚寸法を任意に設定することで弾力性を持たせて係脱操作を容易にすることができるように構成したり、係合部34を支える箇所に弾力性を持たせることによって係脱操作が簡便に行えるように構成したりすることによって操作性をさらに高めることもできる。
図1は、本発明の第1実施例である液晶表示素子からなる表示パネルを用いた表示装置全体を示す分解斜視図である。 図2は、図1の表示装置の組み付け状態を示すA−A線断面図である。 図3は、図1の表示装置の組み付け状態を示すB−B線断面図である。 図4は、図1の表示装置の組み付け状態を示すC−C線断面図である。 図5は、図1の表示装置の組み付け状態を示すD−D線断面図である。 図6は、図1の表示装置の組み付け状態を示すE−E線断面図である。 図7は、図1のB−B線位置から見たホルダーに対する枠状フレームの組み付け前の状態を示す要部の断面図である。 図8は、図7における枠状フレームをホルダーに向けて組み付け途中の段階を示す要部の断面図である。 図9(A)(B)は、図8の枠状フレームをホルダー側に向けてセットした段階を示す要部の断面図と、固定用部材にて組み付けが完了した状態を示す要部の断面図である。 図10(A)から(E)は、図1の側面側から見たホルダーに対する枠状フレームの組み付け段階を示す各側面図である。 図11は、本発明の第2実施例である液晶表示素子からなる表示パネルを用いた表示装置の主要部を示す分解斜視図である。 図12は、図11のホルダーに対する枠状フレームの組み付け状態を示すもので、図12(A)はホルダーに対し枠状フレームを組み付けた状態を示す断面図であり、図12(B)はホルダーに対し枠状フレームの組み付け前の状態を示す断面図である。 図13(A)(B)(C)は、図11の表示装置の組み付け前、組み付け途中、組み付け後の各段階を示す側面図である。
符号の説明
1 表示パネル
2 拡散板
3 ホルダー
4 回路基板
5 光源(発光ダイオード)
6 フレキシブル配線板
7 枠状フレーム
8 アンダーカバー
20 位置決め孔
30 底壁
30A 開口穴部
31 側周壁
32 載置部
33 位置決めピン
34 係合部
35,35A 誘い込み部
36 ガイド部材
37 係合爪片
38 係合爪部
40 回路パターン
41 電子部品
42 コネクタ
43 外部接続用コネクタ
44 グランドライン
44A 通電用固定孔
44B 弾性部材
45 位置決め孔
70 通電用腕片
70A 折り曲げ部
70B 開口孔
70C 通電用接触片
71 固定用腕片
80 係止穴部
S ネジ

Claims (3)

  1. 液晶表示素子からなる表示パネルと、この表示パネルを保持するホルダーと、このホルダーの背後側に配設され前記表示パネル側と電気的に接続される回路基板と、前記表示パネル上に位置し、前記ホルダーに固定される導電性の枠状フレームと、を備えた表示装置において、前記ホルダーに設けられる誘い込み部と、前記誘い込み部と対応する位置に前記枠状フレームから一体に設けられ、前記回路基板に設けられたグランドラインに接続される通電用腕片と、前記枠状フレームに設けられ前記通電用腕片より短い長さを有する複数の固定用腕片と、前記ホルダーに前記固定用腕片と対応する位置に設けられる複数の固定部と、を備えてなることを特徴とする表示装置。
  2. 前記誘い込み部は案内壁部からなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記固定用腕片が前記固定部に係脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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