JP6894794B2 - 表示設定器 - Google Patents

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Description

本発明は、LCDを有する表示設定器本体と、この表示設定器本体を収容する筐体とを備えた表示設定器に関する。
従来、産業用のLCD(Liquid crystal display)表示設定器1は、例えば図11および図12に示すように、表示設定器本体2と、この表示設定器本体2を収容する筐体3とを備えている。表示設定器本体2は、表示面2aにタッチパネル(図示せず)が設けられたLCDモジュールによって構成されている。この表示設定器本体2は、表示面2aが露出する状態で筐体3に取付けられている。
筐体3は、前端が開口した箱状に形成されている。表示設定器本体2は、筐体3の開口部3aを塞ぐように筐体3に取付けられている。産業用のLCD表示設定器1は、メンテナンスを容易に行うことができるように、分解・再組立てが可能であることが望ましい。図11に示すLCD表示設定器1において、表示設定器本体2を筐体3に着脱可能に取付ける取付構造4は、表示設定器本体2と筐体3の底壁3bとを接続するブラケット5を備えている。
ブラケット5の一端部は、表示設定器本体2の側部に第1の固定用ねじ6によって固定されている。ブラケット5の他端部は、筐体3の底壁3bに第2の固定用ねじ7によって固定されている。表示設定器本体2の前面には、保護ガラス8が両面テープ9によって取付けられている。この保護ガラス8は、筐体3の開口部に収容されて筐体3の側壁3cにクッション材10を介して接続されている。
図12に示す表示設定器本体2の取付構造11は、表示設定器本体2の側部に取付けられた係止用の爪片12を備えている。この爪片12の一端部は、表示設定器本体2の側部に固定用ねじ13によって固定されている。この爪片12の他端部は、筐体3の側壁3cに形成された貫通孔14に挿入されている。図12に示す表示設定器本体2の前面にも保護ガラス8が両面テープ9によって取付けられている。この保護ガラス8も筐体3の側壁3cにクッション材10を介して接続されている。
この種のLCD表示設定器1は、使用者が指(図示せず)で表示面2a(タッチパネル)を接触して使用される。このため、このLCD表示設定器1は、使用者から伝播される静電気によって表示設定器本体2が損傷されることがないように、静電気に対する耐性を有していることが必要である。
また、このLCD表示設定器は、工場で分解、再組立てを容易に行うことが可能な構造を採りながら、使用場所では第三者によって分解することができないことが望ましい。
図11に示した従来の取付構造4では、筐体3の底壁3aに第2の固定用ねじ7が露出しているから、この第2の固定用ねじ7が静電気の放電経路になる。しかも、第2の固定用ねじ7を外すことによって、表示設定器本体2を筐体3から外すことが可能であるから、使用場所で第三者が分解可能である。
図12に示した従来の取付構造11では、爪片12が筐体3の貫通孔14に露出しているから、この爪片12が静電気の放電経路になる。しかも、爪片12を押せば係止状態を解消できることが容易に想像できるから、使用場所で第三者が表示設定器本体2を筐体3から外すことが可能である。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、工場以外の場所では分解することができない取付構造によって表示設定器本体が筐体に取付けられ、しかも、静電気に対する耐性を有している表示設定器を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る表示設定器は、筒状の側壁および前記側壁の一端を閉塞する底壁を有する有底筒状の筐体と、前記側壁の他端によって形成された前記筐体の開口部に配置され、前記開口部を閉塞する表示設定器本体と、前記表示設定器本体を前記筐体に着脱可能に取付ける取付構造とを備え、前記取付構造は、前記側壁に設けられた係止爪と、前記表示設定器本体に一端が固定されて前記側壁に沿って延び、前記係止爪に係止される係止部が他端に設けられた弾性片と、前記底壁における前記弾性片と対向する位置に設けられた貫通穴とによって構成されているものである。
また、本発明に係る表示設定器は、筒状の側壁および前記側壁の一端を閉塞する底壁を有する有底筒状の筐体と、前記側壁の他端によって形成された前記筐体の開口部に配置され、前記開口部を閉塞する表示設定器本体と、前記表示設定器本体を前記筐体に着脱可能に取付ける取付構造とを備え、前記側壁で前記取付構造のある側壁には、前記弾性片への放電経路となる穴が設けられていない形状に形成され、前記取付構造は、前記側壁に設けられた係止爪と、前記表示設定器本体に一端が固定されて前記側壁に沿って延び、前記係止爪に係止される係止部が他端に設けられ、前記底壁まで予め定めた距離だけ離れた弾性片と、前記底壁における前記弾性片と対向する位置に設けられた貫通穴とによって構成されているものである。
また、本発明に係る表示設定器は、筒状の側壁および前記側壁の一端を閉塞する底壁を有する有底筒状の筐体と、前記側壁の他端によって形成された前記筐体の開口部に配置され、前記開口部を閉塞する表示設定器本体と、前記表示設定器本体を前記筐体に着脱可能に取付ける取付構造とを備え、前記側壁で前記取付構造のある側壁には放電経路となる穴が設けられていない形状に形成され、前記取付構造は、前記側壁に設けられた係止爪と、表示設定器本体に一端が固定されて前記側壁に沿って延び、前記係止爪に係止される係止部が他端に設けられ、前記底壁まで予め定めた距離だけ離れた弾性片と、前記底壁における前記弾性片と対向する位置に設けられた貫通穴とによって構成されているものである。
本発明は、前記表示設定器において、前記弾性片は、前記係止部が前記係止爪に係止されて係止状態になる係止位置と、前記係止部が前記係止爪から離間して係止状態が解消される解放位置との間で弾性変形可能であり、前記筐体は、前記解放位置から前記係止位置とは反対側への前記係止部の移動を規制するストッパーを備えていてもよい。
本発明は、前記表示設定器において、前記表示器本体の側部には、導電材からなる取付板が底壁に向けて突出する状態で固定され、前記弾性片は、前記取付板に一体に形成され、前記取付板には、前記底壁と平行に延びる支持板が設けられ、前記支持板には、導電性を有する弾性部材を介してプリント基板が重ねられ、前記表示設定器本体と前記プリント基板とは、前記取付板と前記弾性部材とを介して電気的に接続されていてもよい。
本発明に係る表示設定器においては、表示設定器本体が筐体の開口部に挿入され、弾性片の係止部が筐体の係止爪に係止されることによって、表示設定器本体が筐体に固定される。また、係止部は、筐体の貫通穴に挿入した細長いツールで押されることによって、係止爪から外される。このように係止部が係止爪から外れている状態で、表示設定器本体を筐体の開口部から引き出すことができる。
弾性片の係止部は、底壁の貫通穴から予め定めた距離だけ離れているから、筐体の外から容易に視認することはできない。このため、表示設定器本体の取付構造を知らない第三者が係止部を外すことはできない。
弾性片の係止部が係止される係止爪は、底壁から予め定めた距離だけ筐体の開口部側に離間しているから、弾性片の係止部を底壁の貫通穴から静電気が放電されることがない位置に配置することが可能になる。
また、筐体の側壁は、放電経路となる穴が設けられていないために、実質的に静電気の放電経路を遮断するシールド部になる。
したがって、本発明によれば、工場以外の場所では分解することができない取付構造で表示設定器本体が筐体に取付けられ、しかも、静電気に対する耐性が高い表示設定器を提供することができる。
側壁の全体でなくても、部分的に放電経路となる穴がない構造とすることで、意図した領域に対し静電気に対する耐性が高い表示設定器を提供することができる。
本発明に係る表示設定器の右斜め前上方から見た斜視図である。 本発明に係る表示設定器の左斜め後下方から見た斜視図である。 表示設定器の分解斜視図である。 表示設定器の一部を破断して示す断面図である。 表示設定器本体の斜視図である。 右側取付板の斜視図である。 表示設定器の一部を破断して示す斜視図である。 弾性片が係止爪に沿って弾性変形している状態を示す断面図である。 係止部がツールによって押されて係止爪から外れた状態を示す断面図である。 筐体の変形例を示す斜視図である。 従来の取付構造を示す断面図である。 従来の取付構造を示す断面図である。
以下、本発明に係る表示設定器の一実施の形態を図1〜図9を参照して詳細に説明する。
図1に示す表示設定器21は、図1において斜め左上方を指向する表示面22を有する表示設定器本体23と、この表示設定器本体23を支持する箱状の筐体24と、筐体24内に収容されたプリント基板25(図3参照)などを備えている。
この表示設定器21は、図示してはいないが、制御盤やその他の設備の扉やパネルなどの壁に形成された開口部に筐体24が挿入され、表示設定器本体23が壁の表面に露出する状態で使用される。この実施の形態による表示設定器21は、正面から見て長方形状に形成された表示設定器本体23の長手方向が左右方向となり、この長方形の短手方向が上下方向となる状態で上述した壁に取付けられる。以下において、表示設定器21の構成部品を説明するにあたっては、便宜上、表示設定器本体23の表示面22が指向する方向を前方とし、これとは反対方向を後方として説明する。
この実施の形態による表示設定器21の下部には、図1および図2に示すように、複数のコネクタ26,27が設けられている。
表示設定器本体23は、保護ガラス付きのLCDモジュールによって構成されている。表示設定器本体23の表示面22は、保護ガラス31によって構成されている。保護ガラス31は、表示設定器本体23の金属ケース32に固定されている。図4、図7〜図9に示す金属ケース32は、詳細な構造を省略して形成範囲の全域にハッチングを施してある。
保護ガラス31にはタッチパネル(図示せず)が設けられている。金属ケース32の両端部(左右方向の両端部)には、図3および図5に示すように、取付板33,34が固定用ねじ35によって固定されている。これらの取付板33,34は、後述する取付構造36(図4参照)の一部を構成する部材である。
表示設定器本体23は、後述する取付構造36によって筐体24の前端部に着脱可能に取付けられている。
筐体24は、図3に示すように、前方(図3においては右斜め上方)に向けて開口する有底角筒状に形成されている。詳述すると、筐体24は、角筒状の側壁37と、この側壁37の一端(後端)を閉塞する底壁38とによって形成されている。この筐体24を形成する材料は、不透明なプラスチック材料である。
筐体24の側壁37は、上壁37aと、下壁37bと、左壁37cと、右壁37dとによって構成されている。これらの壁37a〜37dの前端部によって形成された筐体24の開口部24aには、図4に示すように、表示設定器本体23の金属ケース32が収容される。筐体24の前端部には、図3および図4に示すように、フランジ39が設けられている。このフランジ39には、表示設定器本体23の保護ガラス31が嵌合する溝39aが形成されている。
右壁37dには、図3に示すように、開口部が形成されていない。このため、右壁37dは、形成範囲の全域がシールド部43として機能する。また、右壁37dの内面には、上壁37aのリブ41と同一の構造の複数のリブ41が設けられているとともに、後述する取付構造36の一部となる係止爪46とストッパー47とがそれぞれ設けられている。
係止爪46は、図4に示すように、右壁37dの内面に左壁37cに向けて突設されている。また、係止爪46は、図3に示すように、右壁37dの上下方向の両端部にそれぞれ設けられている。
これらの係止爪46は、前端(図4においては上端)から後端に向かうにしたがって突出量が次第に多くなり、断面形状が三角形となるように形成されている。このため、係止爪46は、傾斜した前面46aを有している。前面46aが傾斜する方向は、前面46aに沿って後方に向かうにしたがって次第に前面46aと左壁37cとの間隔が狭くなる方向である。
係止爪46の後面46bは、底壁38と平行に形成されている。
上述した左壁37cの係止爪は、右壁37dの係止爪46とは左右方向に対称となる形状に形成されているとともに、左壁37cの上下方向の両端部であって、前後方向において右壁37dの係止爪46と同一の位置に設けられている。
ストッパー47は、図3に示すように、一対の板47a,47bによって構成されており、全ての係止爪46の近傍にそれぞれ設けられている。ストッパー47を構成する板47a,47bは、左右方向と前後方向とに延びる状態で右壁37dと左壁37c(左壁37cの板47a,47bは図示されていない)とにそれぞれ立てて設けられている。また、これらの板47a,47bは、係止爪46より後側であって、係止爪46を上下方向において挟むような位置に設けられている。
個々の板47a,47bの前端部には、図4に示すように、前方に向けて突出する突起51が設けられている。右壁37dの板47a,47bに設けられている突起51は、板47a,47bの前端部であって左側の端部に配置されている。左壁37cのストッパー(図示せず)の板に設けられている突起は、この板の前端部であって、右側の端部に位置付けられている。これらの突起51は、右壁37dあるいは左壁37cから間隔D(図4参照)だけ左右方向において筐体24の中央部側に離間した位置に設けられている。
筐体24の底壁38は、図2に示すように、四隅部分にそれぞれ貫通穴52を有する平板状に形成されている。貫通穴52は、後述する取付構造36の一部を構成する穴である。この貫通穴52は、底壁38の左側端部の上下2箇所と、右側端部の上下2箇所とに設けられている。詳述すると、これらの貫通穴52は、底壁38における上述した右壁37dの二つの係止爪46と、左壁37cの二つの係止爪と対向する位置にそれぞれ設けられている。
表示設定器本体23を筐体24に取付ける取付構造36は、図3に示すように、表示設定器本体23の左右両側部に取付けられた右側取付板33および左側取付板34と、筐体24の左壁37cと右壁37dとに設けられた係止爪46およびストッパー47と、底壁38の貫通穴52などによって構成されている。
右側取付板33と左側取付板34は、それぞれ金属などの導電材料からなる板によって形成されている。この実施の形態による右側取付板33と左側取付板34は、互いに同等の構造である。このため、以下においては、右側取付板33の構成について説明し、左側取付板34の説明は、図5において右側取付板33と同一の符号を付して省略する。
右側取付板33は、後述する複数の機能部を有する金属板を所定の形状に折曲げて形成されている。複数の機能部とは、図6に示すように、図6において左右方向に長く形成された基部61と、この基部61の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた枠状の弾性片62と、これらの弾性片62の内側にそれぞれ設けられた第1の支持板63と、一対の弾性片62どうしの間に位置する第2の支持板64である。
基部61は、表示設定器本体23の金属ケース32に取付けられる部分である。図6に示す基部61の長手方向は、表示設定器21の上下方向になる。基部61の両端部には、固定用ねじ35(図5参照)を通すための穴65が形成されている。
弾性片62は、基部61から後方(図6においては下方)に延びる一対の腕部66,66と、これらの腕部66の後端どうしを接続する係止部67とによって構成されている。一対の腕部66どうしの間隔は、係止爪46の上下方向の幅より広い。腕部66は、図4に示すように、表示設定器本体23が筐体24に取付けられた組立状態において、右壁37dの内面に沿うような位置に設けられている。
係止部67は、一対の腕部66に対して、係止爪46の前面46aと同じ方向に曲げられている。この実施の形態による係止部67は、係止爪46の前面46aより大きく傾斜している。
また、係止部67は、図4に示すように、上述した組立状態において、係止爪46の後面46bと重なる位置であって、ストッパー47の突起51と右壁37dとの間に位置するように、腕部66の先端に設けられている。すなわち、係止部67は、組立状態において係止爪46に係止されている。以下においては、係止爪46に係止されている係止部67の位置を単に「係止位置」という。係止位置に位置付けられた係止部67は、筐体24の底壁38に形成されている貫通穴52と対向するようになる。
係止部67とストッパー47の突起51との間には、所定の広さの隙間が形成されている。この隙間の寸法は、係止部67が係止爪46の突出端より筐体24の中央部側に移動できる(係止状態が解消される)寸法である。この係止部67の移動は、一対の腕部66が撓むことにより実現される。すなわち、弾性片62は、係止部67が係止位置(図4参照)と、係止部67が係止爪46の突出端から離間した解放位置(図9参照)との間で弾性変形可能である。弾性片62が解放位置に達した後に同じ方向に更に移動すると、係止爪46がストッパー47の突起51に当接し、弾性片62の更なる移動が規制される。このため、ストッパー47は、上述した解放位置から係止位置とは反対側への係止部67の移動を規制する。
第1の支持板63は、図4および図6に示すように、基部61に対して垂直になるように(底壁38と平行になるように)筐体24の中央部に向けて折り曲げられている。この第1の支持板63は、図7に示すように、上述した組立状態において、プリント基板25を筐体24のリブ41と協働して前後方向に挟んで保持する。
第2の支持板64は、第1の支持板63と同様に折り曲げられて形成されている。しかし、第2の支持板64は、図4に示すように、第1の支持板63より前側(図4においては上側)に位置付けられている。この実施の形態においては、この第2の支持板64が本発明でいう「支持板」に相当する。
この第2の支持板64には、弾性部材71を介してプリント基板25が重ねられている。弾性部材71は、例えば導電性を有するガスケットによって形成することができる。この弾性部材71は、上述した組立状態において、第2の支持板64とプリント基板25とによって挟まれて圧縮されている。プリント基板25における弾性部材71と重なる部位には、図3に示すように、接地用電極72が形成されている。このため、表示設定器本体23とプリント基板25とは、第2の支持板64を有する右側取付板33および左側取付板34と弾性部材71とを介して電気的に接続されている。
このように構成された表示設定器21を組立てるためには、先ず、筐体24にコネクタ26,27やその他の図示していない部品などを組付け、筐体24の内部にプリント基板25を挿入する。そして、図3に示すように、表示設定器本体23を筐体24の開口部に対向させ、表示設定器本体23に取付けられている右側取付板33と左側取付板34の弾性片62を筐体24の左壁37cと右壁37dとに沿わせて筐体24の内部に挿入する。
そして、図8に示すように、表示設定器本体23の保護ガラス31が筐体24の開口部24aに接近すると、弾性片62の先端の係止部67が係止爪46の前面46aに接触して押され、弾性片62が撓むようになる。この状態で表示設定器本体23が更に筐体24内に挿入され、筐体24のフランジ39に設けられている溝39aに保護ガラス31が嵌合すると、図4に示すように、係止部67が係止爪46を越えて係止爪46の後面46bに接触する。このように係止部67が係止爪46に係止されることによって、表示設定器本体23が筐体24に取付けられる。
一方、表示設定器本体23を筐体24から取外すためには、図9に示すように、係止部67を細長いツール81で筐体24内の中央に向けて押して弾性片62を弾性変形させる。ツール81は、筐体24の底壁38に開口している貫通穴52から筐体24内に挿入される。係止部67は、ツール81により押されることによって図9に示す解放位置に移動し、係止爪46から外れる。この状態で表示設定器本体23を筐体24に対して前方に引くことによって、表示設定器本体23が筐体24内から前方に引き出される。
弾性片62の係止部67と、係止爪46は、底壁38の貫通穴52から予め定めた距離L(図4参照)だけ離れているから、筐体24の外から容易に視認することはできない。このため、表示設定器本体23の取付構造36を知らない第三者が係止部67を外すことはできない。
このように係止部67が底壁38から距離Lだけ離間しているから、底壁38の貫通穴52から係止部67に向けて静電気が放電できないように係止部67を位置付けることができる。
また、筐体24の側壁37(上壁37a、下壁37b、左壁37cおよび右壁37d)は、放電経路となる穴が設けられていないために、実質的に静電気の放電経路を遮断するシールド部43になる。
したがって、この実施の形態よれば、工場以外の場所では分解することができない取付構造36によって表示設定器本体23が筐体24に取付けられ、しかも、静電気に対する耐性が高くなる表示設定器21を提供することができる。
この実施の形態による弾性片62は、係止部67が係止爪46に係止されて係止状態になる係止位置と、係止部67が係止爪46から離間して係止状態が解消される解放位置との間で弾性変形可能である。筐体24は、上述した解放位置から係止位置とは反対側への係止部67の移動を規制するストッパー47を備えている。
このため、係止部67をツール81によって押して係止爪46から外す際に、係止部67が過度に押されると、この係止部67がストッパー47の突起51に当たり、それ以上に移動することができなくなる。
したがって、弾性片62が過度に曲げられて破損されることを防ぐことができる。
この実施の形態による表示設定器本体23の側部には、導電材からなる右側取付板33と左側取付板34とが底壁38に向けて突出する状態で固定されている。弾性片62は、これらの右側取付板33と左側取付板34に一体に形成されている。左側取付板34と右側取付板33とにおける、弾性片62の係止部67と表示設定器本体23に取付けられる基部61との間には、底壁38と平行に延びる第2の支持板64が設けられている。
この第2の支持板64には、導電性を有する弾性部材71を介してプリント基板25が重ねられている。表示設定器本体23とプリント基板25とは、右側取付板33および左側取付板34と弾性部材71とを介して電気的に接続されている。
このため、表示設定器本体23とプリント基板25の接地回路(図示せず)とを電気的に接続することが可能になるから、静電気に対する耐性がより一層高くなる。
筐体24は、図10に示すように形成することができる。
図10に示す筐体24の下壁37bには多数の通気穴91が形成されている。なお、図10には図示してはいないが、多数の通気孔91は、筐体24の上壁37aにも下壁37bと同様に形成されている。これらの通気穴91は、表示設定器本体23の金属ケース32、取付板33,34、プリント基板25の導電部から予め定めた距離Lだけ離れて形成されている。
このように上壁37aと下壁37bとに通気穴91が形成されていたとしても、これらの通気穴91は放電経路となる穴ではないので、静電気に対する耐性に影響はない。
また、図10に示す左壁37cには、記録媒体挿入用の穴92,93が形成されている。この記録媒体挿入用の穴92,93が放電経路となったとしても、右壁37d部分は静電気に対する耐性を高くすることができる。
21…表示設定器、23…表示設定器本体、24…筐体、24a…開口部、25…プリント基板、33…右側取付板、34…左側取付板、36…取付構造、37…側壁、38…底壁、46…係止爪、47…ストッパー、52…貫通穴、62…弾性片、64…第2の支持板、67…係止部、71…弾性部材、L…距離。

Claims (2)

  1. 筒状の側壁および前記側壁の一端を閉塞する底壁を有する有底筒状の筐体と、
    前記側壁の他端によって形成された前記筐体の開口部に配置され、前記開口部を閉塞する表示設定器本体と、
    前記表示設定器本体を前記筐体に着脱可能に取付ける取付構造とを備え、
    前記取付構造は、
    前記側壁に設けられた係止爪と、
    前記表示設定器本体に一端が固定されて前記側壁に沿って延び、前記係止爪に係止される係止部が他端に設けられた弾性片と、
    前記底壁における前記弾性片と対向する位置に設けられた貫通穴とによって構成され
    前記表示設定器本体の側部には、導電材からなる取付板が底壁に向けて突出する状態で固定され、
    前記弾性片は、前記取付板に一体に形成され、
    前記取付板には、前記底壁と平行に延びる支持板が設けられ、
    前記支持板には、導電性を有する弾性部材を介してプリント基板が重ねられ、
    前記表示設定器本体と前記プリント基板とは、前記取付板と前記弾性部材とを介して電気的に接続されていることを特徴とする表示設定器。
  2. 請求項1記載の表示設定器において、
    前記弾性片は、前記係止部が前記係止爪に係止されて係止状態になる係止位置と、前記係止部が前記係止爪から離間して係止状態が解消される解放位置との間で弾性変形可能であり、
    前記筐体は、前記解放位置から前記係止位置とは反対側への前記係止部の移動を規制するストッパーを備えていることを特徴とする表示設定器。
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