JP2010271381A5 - - Google Patents

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液晶表示装置
本発明は、表示装置の実装構造に関し、特に液晶表示素子からなる表示パネルを用いた液晶表示装置の組み付け構造に関するものである。
この種の液晶表示装置として、たとえば液晶表示素子を用いた表示パネルからなる液晶表示装置の多くは、ライトボックスと称されるホルダー(ケース)を通じて液晶表示パネルが支持されるとともに、ホルダーの背後側に回路基板が配設されて支持され、回路基板に装着した光源(LED)にて表示パネルがバックライト照明される。また液晶表示素子からなる表示パネルと回路基板とは、表示パネルに設けられた電極端子と回路基板に設けられた回路パターンとが適宜接続部材にて導通接続され、回路基板を通じて表示パネルに駆動信号を供給し、表示パネルに所定の表示を行わせるように構成している(特許文献1参照)。
また、液晶表示装置は、低消費電力型という特徴の他に、液晶表示装置全体の小型化、薄型化を指向するうえで有効な表示要素であり、回路基板を含む表示ユニットは合成樹脂製のホルダーの収納空間に有効に配設される必要がある。このため、回路基板の配設位置によっては、導電パターン部分が基板の端部にまで引き回し形成される場合が有り、こうした収納構造にあっては高絶縁物である合成樹脂製のホルダーに静電気が発生し、その帯電による電圧が高くなったときには、近接する導電部材、この場合にあっては、たとえば回路基板の導電パターン箇所などに放電現象が生じ、回路基板の導電パターンを通してかなりの高電圧が加わるため、電子部品であるMOS型ICなどのゲートが破壊される現象が発生し、電気回路が不良状態に陥り、使用不可能となってしまうという問題が生じることがある。また、こうした現象が発生すると液晶表示素子からなる表示パネルの表示の一部あるいは全部が消えてしまうことがあり、あるいは予期せぬ誤表示を生じてしまう虞があり、その表示情報を把握できずあるいは誤読を生じさせてしまうという問題がある。さらに液晶表示素子による表示パネルそのものも、静電気による電界によって表示パネルのガラス基板の両側に電荷の移動を生じさせ、かつこの電荷が表示パネルの透明電極や絶縁抵抗の少ない箇所に集まり、ガラス基板間の静電気が液晶励起に充分な大きさで安定してしまうため、液晶表示素子による表示パネルが意味のない誤表示することもある。
また、このような静電気の問題点を考慮するものとして、たとえば特許文献2などに開示されているように、金属製の材料からなる枠状のフレームによって液晶表示素子からなる表示パネルの前面側から被せ、金属製のフレームの所要箇所に複数設けられた略L字状の固定爪を回路基板の固定孔(爪孔)に差し込んでそれぞれ折り曲げることにより回路基板のグランドパターンに接地すると同時に液晶表示素子からなる表示パネルの組付けをも金属製のフレームによって固定保持するようにしているものが知られている(特許文献2参照)。
また液晶表示素子からなる表示パネルと回路基板とを簡単に電気的に引き回し形成するために、特許文献3や特許文献4などに示すように、フレキシブルプリント配線板を用いて簡単に電気的に引き回し形成することができるようにしたものが知られている。この際、特許文献3や特許文献4などにあっては、表示パネルと回路基板とはたとえばフレキシブルプリント配線板によって簡単に接続することができるものであり、このフレキシブル配線板上には表示パネルを駆動する駆動用IC(電子部品)を実装したり、あるいは表示パネルの一部を構成するガラス基板の回路パターン上に表示パネルを駆動する駆動用IC(電子部品)を実装することによって高密度実装を実現することをねらいとし、周辺回路を簡素化してコスト低減を図るようにしている。
特開2006−221017号公報 特開平5−188388号公報 特開平10−285496号公報 特開平9−318965号公報
ところで、ホルダーに支持された液晶表示パネルの少なくとも前面側を金属製のフレームによって覆うことにより静電気による駆動用IC(電子部品)の保護あるいは液晶表示素子からなる表示パネルの誤表示などは解消される。しかしながら、表示パネルのガラス基板上に実装された駆動用IC(電子部品)やフレキシブル配線板上に実装された駆動用IC(電子部品)などがフレキシブルプリント配線板の導電路を介して伝わってくることがあり、これにより駆動用IC(電子部品)を含む駆動回路が破壊されてしまうという問題がある。
すなわち、ホルダー(ケース)に支持された液晶表示素子からなる表示パネルの電極部からフレキシブルプリント配線板を介して回路基板側の電気コネクタへと電気的に接続形成する取扱い時などにおいて、金属製のフレーム側から外部側へと引き回し形成されたフレキシブルプリント配線板の配線路となる導電パターンの銅箔部箇所に静電気が放電し、この放電現象により回路基板の導電パターンを通して高電圧が加わるため、駆動用IC(電子部品)が破壊される現象が発生し、電気回路が不良状態に陥り、使用不可能となってしまうという問題が生じることがある。
また、液晶表示ユニットを回路基板の表面側にセットする際やセットした後において回路基板側へと引き回し形成されたフレキシブルプリント配線板が表示パネルを支持するホルダーの外部側の側方に位置するため、ホルダーの外側に位置する回路基板上に余裕をもってフレキシブルプリント配線板を引き回し配設するとフレキシブルプリント配線板が彎曲して浮き上がった状態となるため、振動などによってフレキシブルプリント配線板の両端部が傷みやすく、浮き上がりによって彎曲した部分も損傷しやすくなり、フレキシブルプリント配線板の損傷による導通不良を発生してしまうなどの問題などを有している。加えて、ホルダーの外部へと浮き上がって配置されていると外部側から接触してしまう虞もあり、フレキシブルプリント配線板を傷めてしまう虞もある。
本発明は前述した問題点に着目し、液晶表示素子からなる表示パネルを固定保持するホルダーに対し表示パネルおよび枠状フレームを簡単に組み付けることができるとともに表示パネルの静電気対策を施すことのできる液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、液晶表示素子からなる表示パネルと、この表示パネルを保持するホルダーと、このホルダーの背後側に配設される回路基板と、前記ホルダーの外側壁面に沿い前記表示パネルと前記回路基板との間を電気的に接続するためのフレキシブルプリント配線板と、前記表示パネル上の前記フレキシブルプリント配線板が接続される箇所あるいは前記フレキシブルプリント配線板上に実装され、前記表示パネルを駆動する電子部品と、前記表示パネル上に位置し前記ホルダーに固定される導電性の枠状フレームと、を備えた液晶表示装置において、前記枠状フレームから一体に設けられ前記回路基板に設けられたグランドパターンに接続される通電用腕片と、前記フレキシブルプリント配線板および前記電子部品を覆う枠状フレームから一体に設けられた障壁部と、を備えてなることを特徴とする液晶表示装置である。
このように構成することにより、通電用腕片と回路基板に設けられたグランドパターンとの接触によって液晶表示素子からなる表示パネル側に静電気が帯電することを防ぐことができ、静電気の帯電による液晶パネルの表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができる。また枠状フレームから一体に設けられた障壁部によってフレキシブルプリント配線板および表示パネル上あるいはフレキシブルプリント配線板上に実装された表示パネルを駆動する電子部品を覆うことによって液晶表示装置の取扱い時などにおいて外部側から静電気が放電してきたとしても、障壁部によって内部側への放電を遮蔽することが可能となり、これによりフレキシブルプリント配線板に設けられている配線パターンからなる導電路を介して電子部品に高電圧が加わることを未然に防ぐことができ、電子部品が破壊されることを防ぐことができるものであり、加えて障壁部によりフレキシブルプリント配線板を覆うことにより外部から直接的に接触することを未然に防ぐことができるためフレキシブルプリント配線板および電子部品を保護することができる。
また請求項1に記載の液晶表示装置において、請求項2では、前記障壁部は、前記ホルダーの外側壁面に沿って配設され、前記フレキシブルプリント配線板と前記電子部品を覆ってなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、液晶表示装置の組み付け時において、枠状フレームをホルダーに対して組み付ける際にフレキシブルプリント配線板の外面部分に沿うように組み付けることができ、これによりフレキシブルプリント配線板を傷めることなく実装することができる。
また請求項1に記載の液晶表示装置において、請求項3では、前記枠状フレームには、前記ホルダーに対して係脱可能な固定用腕片を設けてなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、液晶表示装置の組み付け時において、個別の固定部品を設けることなく、簡単にホルダーに対して枠状フレームをセットすることができるとともに、液晶表示装置の分解作業などにおいても容易に固定用腕片を操作することによって取り外しを簡便に行うことができる。
本発明では、液晶表示素子からなる表示パネルと、この表示パネルを保持するホルダーと、このホルダーの背後側に配設される回路基板と、前記ホルダーの外側壁面に沿い前記表示パネルと前記回路基板との間を電気的に接続するためのフレキシブルプリント配線板と、前記表示パネル上の前記フレキシブルプリント配線板が接続される箇所あるいは前記フレキシブルプリント配線板上に実装され、前記表示パネルを駆動する電子部品と、前記表示パネル上に位置し前記ホルダーに固定される導電性の枠状フレームと、を備えた液晶表示装置において、前記枠状フレームから一体に設けられ前記回路基板に設けられたグランドパターンに接続される通電用腕片と、前記フレキシブルプリント配線板および前記電子部品を覆う枠状フレームから一体に設けられた障壁部と、を備えてなることを特徴とする液晶表示装置であるため、通電用腕片と回路基板に設けられたグランドパターンとの接触によって液晶表示素子からなる表示パネル側に静電気が帯電することを防ぐことができ、静電気の帯電による液晶パネルの表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができる。また枠状フレームから一体に設けられた障壁部によってフレキシブルプリント配線板および表示パネル上あるいはフレキシブルプリント配線板上に実装された表示パネルを駆動する電子部品を覆うことによって液晶表示装置の取扱い時などにおいて外部側から静電気が放電してきたとしても、障壁部によって内部側への放電を遮蔽することが可能となり、これによりフレキシブルプリント配線板に設けられている配線パターンからなる導電路を介して電子部品に高電圧が加わることを未然に防ぐことができ、電子部品が破壊されることを防ぐことができるものであり、加えて障壁部によりフレキシブルプリント配線板を覆うことにより外部から直接的に接触することを未然に防ぐことができるためフレキシブルプリント配線板を保護することができるものであり、初期の目的を達成することができる。
図1は、本発明の実施形態である液晶表示装置を示す分解斜視図。 図2は、図1の組み付け状態を示す液晶表示装置の要部断面図。 図3は、図1の組み付け状態を示す液晶表示装置の要部断面図。 図4は、図1の組み付け状態を示す液晶表示装置の要部断面図。 図5は、図1の組み付け状態を示す液晶表示装置の要部断面図。
本発明の対象とする液晶表示装置として、車両用の液晶表示装置を例にして詳述する。以下本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1から図5において、本実施形態による液晶表示装置は、透過型の液晶表示素子からなる矩形状の表示パネル1と、この表示パネル1の裏面側に配置され光透過性を有する拡散板2と、表示パネル1および拡散板2を支持する合成樹脂材料からなるホルダー3と、表示パネル1の背後に配置された硬質の回路基板4と、この回路基板4上に実装され液晶表示素子からなる表示パネル1を背後から照明する発光ダイオードによる光源5を備えている。また表示パネル1側と回路基板4側とを電気的に接続する可撓性の配線板であるフレキシブルプリント配線板6が設けられている。表示パネル1の前面側には、表示パネル1とともにホルダー3の周縁を覆う枠状の縁部を有する金属製の導電性材料からなる枠状フレーム7が設けられている。
液晶表示装置における表示パネル1は、たとえば一対のガラス基板1A,1B間に液晶分子を封入した液晶表示素子からなり、その端部にはフレキシブルプリント配線板6と導通接続される複数の電極端子(図示せず)が設けられている。
ホルダー3は白色の合成樹脂からなり、底壁30と、その底壁30から連続して設けられる側周壁31と、側周壁31の上端側周縁部の内面側に表示パネル1および拡散板2が載置される段差受部32が設けられている。また段差受部32の適所には拡散板2を位置決め保持するための位置決めピン33が設けられている。この位置決めピン33の位置に合わせて拡散板2には、その周縁部から部分的に突出し、固定支持される位置決め孔20が設けられている。
またホルダー3の段差受部32から奥まった位置において、たとえば回路基板4上に実装された白色で発光する発光ダイオードからなる光源5が点灯すると、光源5側からの照射光がホルダー3内へと導かれて発光し、これらの光が拡散板2で拡散されて、たとえば表示部(図示せず)を除いた表示パネル1をほぼ均一に照明するようになっている。なお、満足する照明が得られないようであれば、拡散板2の背後、すなわち拡散板2と光源5との間に導光板(図示せず)を配設するようにしても良い。
回路基板4は、たとえばガラスエポキシ系材料からなる硬質の基板で形成されており、その所定箇所にはフレキシブルプリント配線板6を介して表示パネル1の各電極端子(図示せず)と導通接続される。この際、表示パネル1に駆動信号を供給する複数の回路パターン40が回路基板4上の表面側あるいは裏面側に設けられており、回路基板4上の回路パターン40上に回路部品41が実装されている。また回路基板4から引き出し形成された複数の電極端子(図示せず)と回路基板4に実装されたコネクタ42とを電気的に接続し、コネクタ42を介してフレキシブルプリント配線板6の電極端子(図示せず)と接続するように構成している。また回路基板4上の背面側には静電気を放電するためのグランドパターン43が引き回し形成されている。
表示パネル1を背後から照明する発光ダイオードからなる光源5は、ホルダー3の内部側にて複数個の光源5がほぼ等間隔にて配置されており、この光源5は回路基板4の回路パターン40上に実装されている。この際、光源5はホルダー3の底壁30に設けられた開口穴部30Aから表示パネル1,拡散板2を臨むように配置されている。
フレキシブルプリント配線板6は、合成樹脂製の樹脂フィルムに所望の導電回路パターン60を形成したものであり、この場合、表示パネル1に設けられた図示しない電極端子と回路基板4に設けられた回路パターン40とがコネクタ42を介して導通接続され、回路基板4を通じて表示パネル1に駆動信号を供給し、表示パネル1に所定の表示を行わせるようになっている。この場合、フレキシブルプリント配線板6の導電回路パターン60上には表示パネル1を駆動する駆動用ICからなる電子部品Pが実装されるとともに、表示パネル1の一部を構成する一方のガラス基板1Aに施された回路パターン(図示せず)上に表示パネル1を駆動する駆動用ICからなる電子部品Pが実装されることによって、高密度実装が可能となるように設けられている。この際、電子部品Pが実装されているフレキシブルプリント配線板6の背面部分にはポリイミド樹脂からなる補強用絶縁板61が部分的に重ね合わせて貼り付けられている。
またホルダー3の側周壁31には、フレキシブルプリント配線板6の一部に貼り合わせた補強用絶縁板61の両端部を支持して固定保持するL字形状からなる枠状の固定部34が一体に形成されている。
また、本実施形態にあっては、合成樹脂製のホルダー3の側周壁31の外面箇所の適所には、固定部である断面形状が三角形からなる係合部35が一体に突き出し形成されるとともに、ホルダー3の側周壁31の上端側から奥行き方向に向けて角穴形状からなる枠状のガイド枠部36が形成されている。
また導電性の枠状フレーム7には、ホルダー3のガイド枠部36と対応する位置に回路基板4に設けられた導電路からなるグランドパターン43に接続される通電用腕片70が一体に切り起こし形成されるとともに、ホルダー3の側周壁31外面箇所に設けられたそれぞれの係合部35と係合固定される略コ字形状からなる固定用腕片71が枠状フレーム7から一体に切り起こし形成されている。この際、枠状フレーム7の上端面側の取付面を基準にして切り起こされて形成された通電用腕片70の長さを固定用腕片71の長さよりも長く設定している。
また通電用腕片70の先端側には、両端側に切れ込みを設けて折り曲げやすくした折り曲げ部70Aが設けられるとともに、回路基板4のグランドパターン43と電気的に接続するための開口孔70Bが設けられ、この開口孔70Bを介してたとえば固定用部材であるネジSによって回路基板4のグランドパターン43に設けた通電用固定孔43Aを挿通しつつホルダー3側に螺着固定することにより通電を果たすように構成している。
また枠状フレーム7には、表示パネル1に接続されたフレキシブルプリント配線板6をホルダー3の側周壁31の外面に沿わせて引き回し形成した状態において、フレキシブルプリント配線板6と表示パネル1を駆動するための電子部品Pとを覆って保護するために枠状フレーム7から一体に回路基板4側へ向けて垂れ下がる障壁部72が設けられている。なお、通電用固定孔43Aと隣接して回路基板4には、枠状フレーム7の通電用腕片70を挿通可能とする取付孔44が設けられている。
また回路基板4に対して表示パネル1をセットしたホルダー3を組み付け易くするために、回路基板4の適所に位置合わせのための位置決め孔45が設けられており、この位置決め孔45と対向するホルダー3側には、ピン状のガイド部材37が一体に突き出し形成されている。また回路基板4にはホルダー3を固定保持するための固定孔46が設けられるとともに、この回路基板4の固定孔46と係合する係合部材である弾性を有する係合爪片38がホルダー3から一体に設けられている。
なお、回路基板4には、回路基板4の裏面側に実装されたコネクタ42と隣接した箇所には、フレキシブルプリント配線板6を引き回し形成するための挿通孔47が設けられている。
本実施形態における液晶表示装置は、以下のように組み付けられる。ホルダー3の前面側においては、ホルダー3の段差受部32上に拡散板2を載置し、予め電子部品Pを表示パネル1のガラス基板1A上に実装するとともにフレキシブルプリント配線板6上にも実装した状態にてフレキシブルプリント配線板6を表示パネル1と導通接続した状態において、ホルダー3の段差受部32上に拡散板2と表示パネル1とを載置して、次に導電性の枠状フレーム7を表示パネル1の上側からホルダー3に被せ、ホルダー3に設けた固定部である断面形状が三角形の係合部35に対して枠状フレーム7から切り起こし形成された固定用腕片71が嵌め込み固定されることにより表示パネル1が固定保持される。
また表示パネル1と拡散板2とをホルダー3にセットする際に、表示パネル1に接続されているフレキシブルプリント配線板6はホルダー3の側周壁31に設けたL字状の枠体からなる固定部34によって仮止め保持されるため、フレキシブルプリント配線板6をホルダー3にほぼ沿いながら引き回し配設することができる。
次いで、ホルダー3に表示パネル1と拡散板2とをセットした状態において、枠状フレーム7をホルダー3の上側から被せて組み付け固定する場合、導電性の枠状フレーム7に設けられた通電用腕片70がホルダー3に設けられた角孔形状からなる枠状のガイド枠部36に案内ガイドされて送り込まれ、枠状フレーム7の通電用腕片70がガイド枠部36によって案内されつつ枠状フレーム7に設けられた固定用腕片71がホルダー3に設けられた固定部となる係合部35に係合保持されることにより液晶表示装置の組み付けを簡便に行うことができる。
この際、枠状フレーム7の上端面側の取付面を基準にして切り起こされて形成された通電用腕片70の長さを固定用腕片71の長さよりも長く設定しているため、枠状フレーム7の組み付けに際し、枠状フレーム7に形成された固定用腕片71の先端部がホルダー3に形成された係合部35に係合する前に、枠状フレーム7に形成された通電用腕片70がホルダー3に形成されたガイド枠部36の内壁面に沿って案内ガイドされる。
そして、ガイド枠部36に沿って通電用腕片70がガイド枠部36の奥行き方向に沿って位置合わせされながら送り込まれる途上において、固定用腕片71が固定部である係合部35に向けて送り込まれることによって簡単に嵌め込み固定することができる。
なお、たとえば表示パネル1の部品交換などの際においては、係合部35に係合保持されている固定用腕片71の係合状態を外すことによって枠状フレーム7を取り外すことができ、実装されている部品の交換も簡単に行うことが可能となる。
またホルダー3に対して枠状フレーム7の組み付けが完了すると、枠状フレーム7から一体に設けた障壁部72によってフレキシブルプリント配線板6および表示パネル1上あるいはフレキシブルプリント配線板6上に実装された表示パネル1を駆動する電子部品Pを覆うことができ、これにより液晶表示装置の取扱い時などにおいて外部側から静電気が放電してきたとしても、障壁部72によって内部側への放電を遮蔽することが可能となる。この際、フレキシブルプリント配線板6に設けられている導電回路パターン60からなる導電路を介して電子部品Pに高電圧が加わることを未然に防ぐことができ、電子部品Pが破壊されることを未然に防ぐことができるものであり、加えて障壁部72によりフレキシブルプリント配線板6を覆うことにより外部から直接的に接触してしまうという問題も解消することができるためフレキシブルプリント配線板6を保護することができる。
続いて、回路基板4に対して枠状フレーム7とともに表示パネル1などを実装したホルダー3を組み付け固定する場合、枠状フレーム7に設けた通電用腕片70を回路基板4に設けた取付孔44に沿って送り込むとともに、ホルダー3のピン状のガイド部材37を回路基板4の位置決め孔45に沿わせて位置合わせしつつ送り込むことによって、ホルダー3に設けた係合爪片38を回路基板4に設けた固定孔46に簡単に係合することができる。
また、回路基板4上にセットされた表示パネル1,ホルダー3,枠状フレーム7などはフレキシブルプリント配線板6の端部側を回路基板4に設けた挿通孔47を介して回路基板4の裏側へと引き出し案内され、引き出し案内されたフレキシブルプリント配線板6の端部を回路基板4のコネクタ42へと差し込むことによって電気的に引き回し形成される。なお、場合によってはフレキシブルプリント配線板6は回路基板4の端縁部分を迂回しながらコネクタ42側へと引き回し配設するようにしても良い。
また本実施形態における液晶表示装置においては、回路基板4に対してホルダー3とともに枠状フレーム7を取付固定した後に、通電用腕片70の先端側の折り曲げ部70Aを折り曲げ形成し、通電用腕片70の先端側に設けられた開口孔70Bを介してネジSによって回路基板4のグランドパターン43に設けた通電用固定孔43Aを挿通してホルダー3側に螺着することにより電気的な通電が果たせるものとなり、これにより通電用腕片70と回路基板4に設けられたグランドパターン43との接地によって表示パネル1側に静電気が帯電することを予防することができ、静電気の帯電による表示欠落や誤表示の発生を未然に防ぐことができる。
また通電用腕片70と回路基板4に設けられたグランドパターン43との接地によって静電気の帯電現象をグランドパターン43へと放電することができるため、回路基板4上に実装された回路部品41の破壊をも未然に防ぐことができる。
この実施形態にあっては、電子部品Pが実装されているフレキシブルプリント配線板6の背面部分にはポリイミド樹脂からなる補強用絶縁板61が部分的に重ね合わせて貼り付けられているため、その補強用絶縁板61の表面側を覆うように導電性の枠状フレーム7に設けた障壁部72を配設することによって外部側からの静電気が内部側に向けて放電されて浸入しようとしても障壁部72によって遮蔽することが可能となり、一旦障壁部72に入った静電気は導電性の枠状フレーム7介して回路基板4のグランドパターン43へと放電することが可能となるためフレキシブルプリント配線板6上に実装した電子部品Pなどの破壊を防ぐことができる。
なお、前述した実施形態にあっては、表示パネル1から引き回し形成されたフレキシブルプリント配線板6の外面に沿うように部分的に障壁部72を導電性の枠状フレーム7と一体に形成していたが、フレキシブルプリント配線板6が引き回されているホルダー3の側周壁31の一面に沿って障壁部72を形成することにより更に外部からの静電気の影響を受けにくくすることが可能となるものである。また実施形態にあっては、ネジSによって通電用腕片70と回路基板4のグランドパターン43とを電気的に接続するように形成していたが、通電用腕片70の先端側を弾性を有する通電用接触片として形成し、グランドパターン43側との間において電気的に接続するようにしても良い。
また、前述した実施形態においては、その適用例として車両用などの液晶表示装置を例にして説明したが、車両用の液晶表示装置に限らず船舶用あるいは農業用機械や建設機械などの特殊車両の液晶表示装置などにおいても適用することが可能である。
1 表示パネル
1A,1B ガラス基板
2 拡散板
3 ホルダー
4 回路基板
5 光源(発光ダイオード)
6 フレキシブルプリント配線板
7 枠状フレーム
20 位置決め孔
30 底壁
30A 開口穴部
31 側周壁
32 段差受部
33 位置決めピン
34 固定部
35 係合部
36 ガイド枠部
37 ガイド部材
38 係合爪片
39 挿通孔
40 回路パターン
41 回路部品
42 コネクタ
43 グランドパターン
43A 通電用固定孔
44 取付孔
45 位置決め孔
46 固定孔
60 導電回路パターン
61 補強用絶縁板
70 通電用腕片
70A 折り曲げ部
70B 開口孔
71 固定用腕片
72 障壁部
P 電子部品
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