JP2012033456A - コネクタ取付構造 - Google Patents

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Katsunori Miyazono
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Abstract

【課題】コネクタ取付構造において、コネクタの組み付けに関する作業をより容易に行うことを可能にする。接続不良をより確実に抑制する。部品点数を低減する。更なる小型化を達成する。
【解決手段】バックライト装置1は、シャーシ2と、シャーシ2に取り付けられた発光ユニット3と、発光ユニット3に接続されたコネクタ33とを含む。発光ユニット3は、基板20を含む。基板20は、シャーシ2の主壁5に対して立ち上がる第1方向D1と平行に配置されている。コネクタ33のハウジング36は、第1方向D1と反対の第2方向D2に沿って変位される基板20の端子部22を挿入可能な挿入凹部63を含む。
【選択図】図2

Description

この発明は、コネクタ取付構造に関する。
液晶テレビなどの液晶表示装置は、バックライト装置を備えている。バックライト装置は、液晶パネルに向けて光を発する発光素子を含んでいる。発光素子として、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)などの蛍光管や、LED(発光ダイオード)が使用されている。
発光素子としてLEDを用いるバックライト装置には、LEDが、液晶パネルの後方で且つ液晶パネルの外周縁部に沿って配置された、エッジライト型のバックライト装置がある(たとえば、特許文献1参照)。エッジライト型のバックライト装置では、液晶パネルの主面と平行に光を発し、発せられた光が光拡散板等によって拡散されるようになっている。
特開2009−224030号公報
エッジライト型のバックライト装置として、例えば、筐体フレームを含む構造が考えられる。具体的には、筐体フレームは、液晶パネルと平行な矩形の板(メインパネル)の外周部が略直角に折り曲げられて矩形の外周壁が形成されている。矩形の外周壁の1つ(1辺)は、固定壁とされている。固定壁には、この固定壁と平行に延びる基板が固定されている。基板の実装面(表面)には、複数のLEDが実装されている。基板の実装面の一端には、給電用の雌コネクタが固定されている。この雌コネクタは、LEDによる液晶パネルへの光照射を邪魔しないように、外周壁のコーナー部の狭い領域に配置されている。また、雌コネクタに結合される雄コネクタは、雌コネクタに着脱される際、雌コネクタに対して、メインパネルの主面方向と平行な方向(液晶パネルを正面視したときの左右方向または上下方向)に変位されるようになっている。
このような構成では、雌コネクタが狭い領域に配置されているので、雌コネクタに雄コネクタを取り付ける作業を行い難い。したがって、コネクタの組み付け作業性に改善の余地がある。
また、雄コネクタの着脱作業を行い難い結果、雄コネクタを雌コネクタに完全に差し込みきれず、一対のコネクタ間で接続不良が生じ得る。
さらに、給電用のコネクタとして、雄コネクタと雌コネクタという、2つのコネクタが必要である。このため、部品点数が多く、しかも、コネクタ周辺の構造が大型化してしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、コネクタの組み付けに関する作業をより容易に行うことのできるコネクタ取付構造を提供することを目的とする。
この発明の別の目的は、コネクタ取付構造において、接続不良をより確実に抑制できるようにすることである。
この発明のさらに別の目的は、コネクタ取付構造において、部品点数を低減することである。
この発明のさらに別の目的は、コネクタ取付構造において、更なる小型化を達成することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、板状の主壁を含むシャーシと、前記シャーシ内に向けて光を照射するための発光素子と、前記発光素子が実装された基板本体、この基板本体の一縁部から突出する端子部、およびこの端子部に配置され前記発光素子と電気的に接続された端子を含み、前記主壁に対して立ち上がる第1方向と平行に配置された板状の基板と、前記基板に接続されたコネクタと、を備え、前記コネクタは、前記第1方向と反対の第2方向に沿って変位される前記基板の前記端子部を挿入可能な挿入凹部を含む絶縁性のハウジングと、このハウジングに保持され前記挿入凹部内において前記端子と接触可能な接触部を有する導電性のコンタクトと、を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、主壁に対して立ち上がる方向(第1方向)と反対の第2方向に沿って基板を変位させることにより、基板の端子部を、ハウジングの挿入凹部に挿入でき、同時に、基板の端子をコンタクトの接触部と電気的に接続することができる。すなわち、シャーシの主壁の手前の広い空間から、基板を第2方向に沿ってコネクタに向けて変位させることにより、基板をコネクタに接続できる。したがって、基板をコネクタに接続する作業を容易に行うことができる。
また、シャーシの主壁手前の広い空間から、基板をコネクタに取り付けることができるので、基板を把持するためのスペースを広く確保できる。これにより、基板を、作業者の手やロボットアームなどで強く把持でき、しかも、基板を動かし易いので、基板の端子部を、コネクタの挿入凹部に確実に挿入できる。したがって、基板の端子とコンタクトの接触部とを確実に接触させることができる。これにより、接続不良をより確実に抑制できる。
さらに、基板の端子部をコネクタの挿入凹部に差し込むようになっている。このように、基板が直接コネクタに差し込まれるようになっている。これにより、基板には、上記コネクタに接続するための別のコネクタ(雄コネクタなど)を実装する必要がない。したがって部品点数を低減できる。
また、上記別のコネクタを設けなくてもよいので、コネクタ取付構造の小型化を実現できる。さらに、基板とコネクタとを接続する際、シャーシの主壁の近傍で基板とコネクタとを主壁の主面方向に相対移動させる必要がない。これにより、基板やコネクタの周辺に、基板とコネクタとを主壁の主面方向に相対移動させるためのスペースを設けなくてもよい。これにより、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記基板本体は、前記主壁の一縁部の延びる方向に細長い矩形に形成されており、前記端子部は、前記基板本体の長手方向の一部に配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、端子部を基板本体の一部にのみ配置することで、コネクタ取付構造のさらなる小型化を達成できる。また、基板をコネクタに接続する際、基板からコネクタに伝わる力は、基板本体の長手方向の一部(たとえば、一端部または両端部)に配置された端子部に集中する。これにより、端子部を挿入凹部に嵌め込む作業を、少ない力で容易に行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2において、前記発光素子は、前記端子部とは前記第2方向に整列された整列発光素子を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、端子部と整列発光素子と主壁とが真っ直ぐに並ぶ向きが、第2方向となる。これにより、端子部と、整列発光素子と、主壁とが真っ直ぐ並ぶようにした状態で、基板をコネクタに向けて変位させると、第2方向に沿って基板をコネクタに向けて変位することになる。したがって、整列発光素子および端子部を、コネクタへの基板の差し込み方向(第2方向)を示す案内部材として用いることができる。これにより、基板を、より容易にかつ正確にコネクタに組み付けることができる。また、端子部と整列発光素子とを第2方向に並べることにより、基板の長手方向の長さを短くできる。これにより、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項において、前記基板本体を前記シャーシに固定する固定部材をさらに備えることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、シャーシに、基板本体を保持する機能を兼用させることができる。したがって、基板固定用の専用の台座が不要であり、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。また、基板本体をシャーシに固定するので、基板本体の位置がシャーシに対して振動や衝撃等でずれることが規制されている。その結果、基板がコネクタから外れて接続不良が生じることをより確実に抑制できる。
請求項5記載の発明は、請求項4において、前記シャーシは、前記主壁の縁部から立ち上がる縦壁を含み、前記固定部材は、前記基板本体と前記縦壁とを固定していることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、縦壁と基板本体とを平行に沿わせた状態で、基板本体を縦壁に固定できる。これにより、縦壁および基板が全体として占めるスペースを少なくできるので、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項において、前記ハウジングは、前記主壁と前記基板との間に配置されており、前記ハウジング内の空間は、前記主壁に向けて解放されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、主壁とハウジングと基板とを一方向に重ねて配置できるので、コネクタ取付構造をより小型化(薄く)できる。さらに、ハウジング内の空間と、主壁との間には、ハウジングの壁が設けられていない。これにより、第2方向に関するハウジングの高さを低くできるので、コネクタ取付構造をより小型化(薄く)できる。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項において、前記ハウジングは、前記主壁上に配置された脚部を含み、前記挿入凹部は、前記脚部に対して前記第1方向側に配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、ハウジングのうち、コンタクトの接触部を収容する部分の周辺だけを脚部から延ばすことができるので、コネクタを小型にでき、その結果、コネクタ取付構造をさらに小型化できる。また、コンタクトの接触部を、コネクタの第1方向の端部に近い位置に配置できる。このため、基板を挿入凹部に差し込み始めた時点から、基板の端子にコンタクトの接触部を接触させることができる。これにより、基板の端子とコンタクトの接触部とをより確実に接触させることができる。したがって、接続不良をより確実に抑制できる。
請求項8記載の発明は、請求項7において、前記コンタクトと電源とを電気的に接続するための接続部材をさらに備え、前記脚部は、前記接続部材の一端部を収容する接続部材収容部を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、コンタクトの接触部とシャーシの主壁との間に、接続部材の一端部を配置できる。これにより、ハウジング内のスペースを有効活用できるので、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項において、前記コンタクトは、互いに直交するように配置された第1部分および第2部分を含むL字形形状に形成されており、前記第1部分は前記主壁と平行に配置され、前記第2部分は前記第1部分から前記第1方向に立ち上がるように配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、シャーシの主壁からのコンタクトの高さを低くできる。これにより、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項10記載の発明は、請求項9において、前記コンタクトと電源とを電気的に接続するための接続部材をさらに備え、前記第1部分は、前記接続部材の一端部が固定される固定部を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、シャーシの主壁と平行に延びる第1部分に接続部材を接続している。これにより、第1部材をシャーシの主壁と平行に這わせることができる。その結果、第1方向に関してコネクタ取付構造が占めるスペースをより少なくでき、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項11記載の発明は、請求項9または10において、前記第2部分に前記接触部が配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、第2方向に概ね沿うように第2部分が配置されているので、挿入凹部に挿入された端子部の端子と、第2部分との互いの対向部分を、第2方向により長くできる。これにより、基板の端子と、コンタクトの第2部分の接触部とをより確実に接触でき、接続不良をより確実に抑制できる。しかも、第1部分は主壁と平行であるので、コネクタが大型にならずに済み、コネクタ取付構造の小型化を達成できる。
請求項12記載の発明は、請求項1〜11の何れか1項において、前記主壁は、前記コネクタの少なくとも一部を収容可能な収容溝を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、主壁に溝形状が形成されていることにより、主壁の曲げ強度をより高くできる。これにより、シャーシの主壁の強度を確保しつつ、主壁をより薄肉にできる。したがって、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。また、収容溝を形成するためには、主壁のうち、コネクタを収容する部分等の一部のみを窪ませればよい。したがって、主壁が占有するスペースを少なくでき、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項13記載の発明は、請求項12において、前記収容溝に前記ハウジングを保持する保持機構をさらに備えることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、コネクタを主壁によって保持できるので、コネクタが衝撃や振動で主壁に対して不用意に変位することを抑制できる。これにより、コネクタが基板から外れることをより確実に抑制できるので、接続不良をより確実に抑制できる。
請求項14記載の発明は、請求項13において、前記保持機構は、前記収容溝の側面に設けられた保持部と、前記ハウジングに設けられ前記保持部に受けられる被保持部とを含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、保持部と被保持部との結合により、コネクタが基板から外れることをより確実に抑制できるので、接続不良をより確実に抑制できる。
請求項15記載の発明は、請求項14において、前記保持部は、平坦な面であり、前記被保持部は、前記ハウジングから突出し前記保持部に摩擦接触する突起を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、平坦な保持部に突起を摩擦接触させるという簡易な方法で、ハウジングを収容溝に保持できる。これにより、接続不良を抑制しつつ、コネクタを主壁に組み付ける作業をより容易に行うことができる。
また、主壁は、例えば大型のパネルであるので、複雑で精度の高い形状を比較的形成し難い。この主壁の保持部は、シンプルな形状である平坦部とされている。一方で、樹脂の射出成形等で複雑な形状を比較的製造し易いハウジングに、被保持部としての突起を設けている。これにより、保持機構をより容易に形成できる。
請求項16記載の発明は、請求項12〜15の何れか1項において、前記コンタクトと電源とを電気的に接続するための接続部材をさらに備え、前記収容溝に前記接続部材が収容されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、コネクタを収容する収容溝に、接続部材を収容することができる。これにより、収容溝内の空間を有効活用できる。その結果、コネクタ取付構造をより小型化できる。
請求項17記載の発明は、請求項16において、前記収容溝は、前記コネクタを収容している部分の深さよりも前記接続部材の中間部を収容している部分の深さが浅いことを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、収容溝に収容する部材の形状に合わせて収容溝の深さを変更している。これにより、収容溝内の空間を有効活用できる。その結果、コネクタ取付構造をより小型化できる。
請求項18記載の発明は、請求項12〜17の何れか1項において、前記シャーシは、前記主壁の外周縁部から立ち上がる縦壁を含み、前記縦壁は、前記シャーシの外側に向けて窪む窪み部を含み、前記縦壁と前記主壁との協働により前記収容溝が形成されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、縦壁を、収容溝として活用できる。これにより、縦壁周辺の空間を有効活用できる。その結果、コネクタ取付構造をより小型化できる。また、縦壁に窪み部が形成されていることにより、シャーシの曲げ強度をより高くできる。これにより、シャーシの強度を確保しつつ、シャーシをより薄肉にできる。これにより、コネクタ取付構造の更なる小型化を達成できる。
請求項19記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項において、前記発光素子に電力を供給するために前記コネクタに結合された電力供給基板をさらに備え、前記基板、前記コネクタ、および前記電力供給基板によって基板ユニットが形成されており、前記主壁は、前記基板ユニットの一部が挿通された挿通孔を有し、前記主壁を挟むように前記発光素子および前記電力供給基板が配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、コネクタに基板と電力供給基板の双方を接続する、いわゆるボード・トゥ・ボード接続構造を実現できる。これにより、基板と電力供給基板との間にコネクタ以外の接続部材(電線など)を配置する必要がない。したがって、基板と電力供給基板とを電気的に接続するための部品点数を少なくできる。また、基板と電力供給基板とを近接して配置できるので、コネクタ取付構造の小型化を達成できる。さらに、コネクタに基板と電力供給基板とを接続する簡易な作業で、基板と電力供給基板とを接続できるので、コネクタ取付構造の組み立ての作業性を向上できる。さらに、発光素子とは主壁を挟んだ反対側に電力供給基板を配置する積層構造により、コネクタ取付構造をより薄型化(小型化)できる。
請求項20記載の発明は、請求項19において、前記端子部は、前記挿通孔を通して前記挿入凹部に挿入されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、端子部は、発光素子に対して主壁の反対側に配置される。これにより、発光素子を、主壁により近接して配置することができるので、コネクタ取付構造をより薄型化(小型化)できる。
請求項21記載の発明は、請求項19または20において、前記電力供給基板は、電極が形成された電極部を含み、前記ハウジングは、前記挿入凹部からなる第1挿入凹部と、前記電極部を挿入可能な第2挿入凹部と、を含み、前記コンタクトは、前記接触部からなる第1接触部と、前記第2挿入凹部内において前記電極と接触可能な第2接触部と、を含んでいることを特徴とするコネクタ取付構造である。
この発明によれば、第2挿入凹部に電力供給基板の電極部を差し込むという簡易な構成により、コネクタと電力供給基板とを容易に接続できる。また、コネクタと電力供給基板とを接続するために大きな空間が必要ないので、コネクタ取付構造をより小型化できる。
請求項22記載の発明は、請求項21において、前記第1挿入凹部に前記端子部を挿入する方向と、前記第2挿入凹部に前記電極部を挿入する方向は、互いに直交していることを特徴とするコネクタ取付構造である。
この発明によれば、主壁と、電力供給基板とを略平行に配置できるので、コネクタ取付構造の薄型化を達成できる。また、主壁と電力供給基板とを略平行に配置した状態で、発光素子の光を、主壁の延びる方向と略平行に照射できる。発光素子の光を、主壁の延びる方向と略平行に照射することにより、シャーシ内での光の強さの分布をより均一にできる。したがって、コネクタ取付構造の小型化という効果と、シャーシ内での光の強さの分布をより均一にできるという効果という、相乗効果を発揮できる。
請求項23記載の発明は、請求項21または22において、前記コンタクトは、前記第2接触部が配置されたU字状部を含み、前記第2挿入凹部に挿入された前記電極部を前記U字状部で挟むことを特徴とするコネクタ取付構造である。
この発明によれば、電極部をU字状部で挟むことにより、電極部とU字状部とを、より確実に接触させることができる。したがって、電力供給基板の電極とU字状部の第2接触部とをより確実に接触させることができる。
請求項24記載の発明は、請求項23において、前記U字状部は、互いに対向する第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の少なくとも一方に前記第2接触部が配置されていることを特徴とするコネクタ取付構造である。
この発明によれば、電力供給基板の電極とU字状部の第2接触部とをより確実に接触させることができる。
請求項25記載の発明は、請求項24において、前記第1部分は、平板状に形成され、前記第2部分は、前記第2接触部を有し湾曲状に形成された弾性片部を含み、前記コンタクトは、前記第1部分から延設された延設部を含み、前記延設部に前記第1接触部が配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、弾性片部と電力供給基板との弾性的な接触により、弾性片部の第2接触部を、電極に対してより確実に接触させることができる。しかも、平板状に形成されたことにより剛性の高い第1部分から、延設部が延設されている。これにより、延設部の第1接触部が基板の端子と接触しているときの基板からの反力を、第1部分で確実に受けることができる。したがって、基板からの反力が第2接触部と電力供給基板との接触状態に影響を与えることを抑制できる。
請求項26記載の発明は、請求項19〜25の何れか1項において、前記基板または前記電力供給基板が前記シャーシに固定されていることを特徴とする、コネクタ取付構造である。
この発明によれば、基板または電力供給基板をシャーシに固定することにより、互いに結合された基板、コネクタおよび電力供給基板を一括してシャーシに固定できる。これにより、基板、コネクタおよび電力供給基板をシャーシに取り付けるための取付部材の数を少なくでき、且つ、基板、コネクタおよび電力供給基板をシャーシに取り付ける手間を少なくできる。
この発明の一実施形態にかかるコネクタ取付構造を備えるバックライト装置の主要部を正面に視た斜視図である。 バックライト装置の主要部を右斜めから視た分解斜視図である。 コネクタ周辺の正面図である。 (A)は、コンタクトの右側面図であり、図4(B)は、コンタクトを後方から視た図であり、図4(C)は、コンタクトを左斜め後方から視た斜視図である。 コネクタ周辺の断面図であり、コネクタを左側から視た状態を示している。 コネクタおよび一対の被覆電線の一端部の斜視図である。 (A)および(B)は、バックライト装置の組み立ておよび分解について説明するための斜視図である。 (A)および(B)は、この発明の別の実施形態の主要部を示す斜視図である。 この発明の別の実施形態の主要部を示す断面図である。 この発明のさらに別の実施形態にかかるコネクタ取付構造を備えるバックライト装置の分解斜視図である。 バックライト装置の主要部の斜視図である。 電力供給基板の主要部の背面図である。 図11のXIII−XIII線に沿う断面図である。 コネクタの斜視図である。 バックライト装置の組み立てについて説明するための主要部の断面図である。 バックライト装置の組み立てについて説明するための主要部の斜視図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかるコネクタ取付構造を備えるバックライト装置1の主要部を正面に視た斜視図である。図2は、バックライト装置1の主要部を右斜めから視た分解斜視図である。
図1を参照して、バックライト装置1は、たとえば、液晶パネル等の非自発光式の表示部材に光を照射するためのバックライト装置である。このバックライト装置1は、たとえば、液晶テレビなどの液晶表示装置に備えられており、液晶パネルの後方に配置されようになっている。また、このバックライト装置1は、液晶パネルの後方に配置される光拡散板の上下のエッジにLEDが配置された、エッジ式のバックライト装置である。
なお、以下では、前後、左右および上下の方向についていうときは、バックライト装置1を図1に示すように正面に視たときの左右、上下および前後をいうものとする。
バックライト装置1は、筐体としてのシャーシ2と、シャーシ2に支持された発光ユニット3およびハーネス4と、を備えている。
シャーシ2は、金属製の一体成形品であり、厚みが1mm程度の板状に形成されている。このシャーシ2は、矩形板状の主壁5と、主壁5の外周縁部5aから前方(手前)に向けて垂直に延びる縦壁としての周壁6とを含んでいる。なお、図1では、シャーシ2および周壁6のうち、一部のみが示されている。
周壁6は、主壁5の上端縁部5bから前方に立ち上がる第1縦壁としての上壁7と、主壁5の左端縁部5cから前方に立ち上がる第2縦壁としての左壁8とを含んでいる。なお、図1では図示していないけれども、周壁6は、主壁5の外周縁部5aの全周に形成されている。
図2に示すように、上壁7は、左右方向X1に沿って延びている。左壁8は、上下方向Y1に沿って延びている。左壁8の上端と上壁7の左端とは、連続しており、協働して周壁6の隅部9を形成している。この隅部9(上壁7の左端)には、上方向Y2に向けて窪んだ窪み部11が形成されている。このように、窪み部11は、シャーシ2の外側に向けて窪んでいる。窪み部11の幅(左右方向X1の長さ)は、約10mm程度である。
上記の構成により、周壁6および主壁5の協働によって、シャーシ内空間12が形成されている。また、主壁5および周壁6の協働によって、収容溝13が形成されている。より具体的には、収容溝13は、主壁5と、窪み部11と、左壁8との協働によって形成されている。収容溝13は、ハーネス4を収容するために形成されている。収容溝13は、主壁5の主面5dを後方に窪ませることにより形成されており、正面視でクランク形状に形成されている。収容溝13の底面は、第1底面15および第2底面16を含んでいる。第1底面15は、主壁5の左上端部に配置されている。第2底面16は、第1底面15と比べて主壁5の主面5dからの深さが浅くされている。
この収容溝13の前方(手前)には、光拡散シート(図示せず)が配置されるようになっている。光拡散シートは、主壁5の主面5d上に配置されて、発光ユニット3からの光を拡散させるようになっている。
発光ユニット3は、基板本体21および端子部22を含む基板20と、基板本体21に実装された発光素子としての複数のLED(Light Emitting Diode)23とを含んでいる。
基板20は、たとえば、アルミニウム合金などの金属製の材料の表面に絶縁性の第1レジスト層が形成された構成を有している。基板20は、さらに、第1レジスト層上に導体パターンが形成され、さらにその上に第2レジスト層が形成された構成を有している。このように、基板20は、放熱性に優れたアルミニウム合金などの金属製の材料を母材として形成されている。
基板20は、L字の板状に形成されており、基板本体21と、端子部22とを含んでいる。基板20の基板本体21は、主壁5の上端縁部5bと平行な左右方向X1に細長く延びる矩形形状に形成されている。左右方向X1に関する基板本体21の中間部には、ねじ挿通孔21aが形成されている。
基板20の端子部22は、基板本体21の後縁部21bから後方向Z3に向けて突出しており、矩形形状に形成されている。また、端子部22は、基板21の左端部21c(基板20の長手方向の一部である一端部)に配置されている。端子部22が設けられていることにより、基板20は、カードエッジ型の基板となっている。端子部22には、一対の端子24,25が形成されている。一対の端子24,25は、基板20の実装面20a(基板20の表面)に露出している。これら一対の端子24,25は、左右方向X1に並んで配置されている。一対の端子24,25は、それぞれ、基板20の内部で、各LED23の正極および負極と電気的に接続されている。各基板端子24,25は、基板20の実装面20aに露出した部分が矩形形状をしており、前後方向Z1に延びている。
各LED23は、白色ダイオードなどであり、基板20の実装面20aに実装されている。なお、基板本体21に実装されるLEDの数は、1つ以上であればよく、特に限定されない。各LED23は、左右方向X1に等間隔に配置されており、実装面20aに固定されている。各LED23は、矩形形状に形成されており、実装面20aと直交する方向(下方向Y3)を向いている。これにより、各LED23は、シャーシ内空間12に光を照射するようになっている。
各LED23のうち、基板20の左端に配置されたLED231は、整列発光素子として設けられている。ダイオード231は、端子部22、収容溝13および後述するコネクタ33のハウジング36と、前後方向Z1(第2方向D2)に整列されている。各LED23は、端子部22の前方(手前)に配置されている。すなわち、左右方向X1に並ぶ各LED23の後端をつないで形成される面に対して、端子部22が後方に配置されている。
基板20は、固定部材としての固定ねじ27を用いて、シャーシ2の上壁7に固定されている。具体的には、上壁7にねじ孔7aが形成されている。固定ねじ27は、基板本体21のねじ挿通孔21aを挿通し、かつ、上壁7のねじ孔7aに結合されている。これにより、基板20は、上壁7に沿うようにしてこの上壁7に固定されており、前後方向Z1と平行に配置されている。すなわち、基板20は、主壁5に対して立ち上がる第1方向D1と平行に配置されている。第1方向D1は、前方向Z2と同じ方向である。このように、基板20は、主壁5に対して立ち上がるように垂直に配置されている。
図1を参照して、ハーネス4は、主壁5の後方に配置された電源回路28と発光ユニット3とを電気的に接続するために設けられている。ハーネス4は、収容溝13に収容されている。
ハーネス4は、一対の被覆電線31,32と、これら一対の被覆電線31,32に接続されたコネクタ33とを含んでいる。
一対の被覆電線31,32は、コネクタ33と電源回路28とを電気的に接続するための接続部材である。各被覆電線31,32は、左右方向X1に横並びに配置されており、収容溝13に収容されている。各被覆電線31,32の一端部31a,32aは、コネクタ33に接続されている。各被覆電線31,32の他端部31b,32bは、シャーシ2の主壁5の収容溝13の第2底面16に形成された貫通孔5eを通って主壁5の後方に延びており、電源回路28に接続されている。各被覆電線31,32のうち、一端部31a,32aおよびその近傍が第1底面15に沿わされており、他端部31b,32bおよび中間部31c,32cが、第2底面16に沿わされている。
コネクタ33は、収容溝13に収容されている。図3は、コネクタ33周辺の正面図であり、一部を断面で示している。図3では、コネクタ33に基板20が接続されていない状態を示している。図3に示すように、コネクタ33は、左右一対の導電性のコンタクト34,34と、これらのコンタクト34,34を支持する絶縁性のハウジング36とを含んでいる。
一対のコンタクト34,34は、左右方向X1に横並びに配置された状態で、ハウジング36に支持されている。なお、一対のコンタクト34,34は、同様の構成を有しているので、以下では、左側のコンタクト34について主に説明し、右側のコンタクト34の詳細な説明は省略する。
図4(A)は、コンタクト34の右側面図であり、図4(B)は、コンタクト34を後方から視た図であり、図4(C)は、コンタクト34を左斜め後方から視た斜視図である。図4(A)、図4(B)および図4(C)を参照して、コンタクト34は、厚みが1mm未満程度の薄い金属板をプレス成形し、かつ所定の形状に曲げて形成された一体成形品である。
コンタクト34は、L字形状に形成された一体成形品であり、互いに直交する第1部分41と第2部分42とを含んでいる。
第1部分41は、被覆電線31の一端部31aにおいて被覆部38から外部に露出している芯線37に接続するために設けられている。第1部分41は、主壁5の収容溝13の第1底面15と平行に(上下に)延びるように配置されている。第1部分41は、上下方向Y1に延びる第1部分本体44と、第1部分本体44の下端部に配置され被覆電線31の一端部31aの被覆部38に固定される第1固定部45と、第1部分本体44の中間部に設けられ被覆電線31の芯線37に固定される第2固定部46とを含んでいる。第2固定部46は、被覆電線31の芯線37に圧着されており、この芯線37に電気的に接続されている。
図5は、コネクタ33周辺の断面図であり、コネクタ33を左側から視た状態を示している。図5を参照して、コンタクト34の第2部分42は、基板20の端子部22の端子24と電気的に接続するために設けられている。第2部分42は、第1部分本体44の上端部から前方向Z2(第1方向D1)に立ち上がっており、収容溝13の第1底面15から離れる方向に延びている。
図4(A)、図4(B)および図4(C)を参照して、第2部分42は、第2部分本体48と、固定片部49と、弾性片部50とを含んでいる。
第2部分本体48は、左片部48aと、上片部48bと、下片部48cと、右片部48dとを含んでいる。左片部48aは、第1部分本体44の上端部から前方向Z2に延びている。上片部48bは、左片部48aの後部上端から右方に延びている。
下片部48cは、左片部48aの前部下端から右方に延びている。下片部48cと上片部48bとは、前後方向Z1の位置がずらされている。下片部48cは、弾性片部50と上下方向Y1に並んでいる。
右片部48dは、下片部48cの右端から上方向Y2に延びている。右片部48d、下片部48cおよび左片部48aによって、弾性片部50を保護する保護壁48eが形成されている。
図5を参照して、固定片部49は、コンタクト34をハウジング36に固定するために設けられている。固定片部49は、下片部48cから後斜め下に延びている。
弾性片部50は、基板20の端子部22の端子24と電気的に接続するために設けられている。この弾性片部50は、下片部48cの前端から延びる屈曲部50aと、屈曲部50aに連続する山形部50bとを含んでいる。
図4(A)を参照して、屈曲部50aは、保護壁48eの内部に配置されている。屈曲部50aは、前方向Z2に向けて凸となる滑らかな湾曲状に形成されている。
山形部50bは、上方向Y2に向けて凸となる山形形状に形成されており、頂部を含む一部が保護壁48eの上方に配置されている。山形部50bの頂部に接触部50cが設けられている。接触部50cは、端子に接触するために設けられている。
図5を参照して、ハウジング36は、収容溝13の第1底面15に沿って配置されている。ハウジング36の全体が、収容溝13内に配置されている。また、ハウジング36の一部が、シャーシ2の窪み部11内に配置されている。これにより、ハウジング36は、主壁5と基板20との間に配置されている。
ハウジング36は、合成樹脂製の一体成形品である。ハウジング36は、収容溝13の第1底面15と前後方向Z1に隣接する脚部51と、脚部51から前方向Z2に向けて延びる頭部52とを含んでいる。
図6は、コネクタ33および一対の被覆電線31,32の一端部31a,32aの斜視図である。図5および図6に示すように、脚部51は、主壁5の第1底面15上に配置されている。脚部51は、外周部54と、外周部54内に配置された仕切り部55と、外周部54の前端に配置された天板部56とを含んでいる。外周部54は、上下方向Y1に長い矩形の枠形状に形成されている。この外周部54の下端部には切欠57が形成されており、外周部54内の空間が下方に開放されている。また、外周部54は、後方向Z3に向けて開放されている。すなわち、外周部54内の空間は、主壁5の第1底面15に向けて開放されている。
仕切り部55は、左右方向X1に関する外周部54の中央に配置されている。仕切り部55によって、外周部54内の空間が左右2つに仕切られている。これにより、外周部54内において、仕切り部55の左側および右側に一対の第1収容部61,61が形成されている。これらの第1収容部61,61は、接続部材収容部として設けられている。
左側の第1収容部61には、左側の被覆電線31の一端部31aおよびこの一端部31aに固定された左側のコンタクト34の第1部分41が収容されている。左側の被覆電線31の一端部31aは、外周部54の下端の切欠57を通って下方に延びている。
図3および図5を参照して、天板部56は、外周部54の前方に配置されており、外周部54の下側半部を覆っている。天板部56には、一方の被覆電線31の一端部31aが近接している。また、一方の被覆電線31の一端部31aは、収容溝13の第1底面15から離隔して配置されている。これにより、一方の被覆電線31の芯線37と第1底面15との距離が遠くされている。したがって、外周部54の後端を塞ぐことなく、一方の被覆電線31の芯線37から電流がリークし難くされている。
また、前述したように、収容溝13の第2底面16は、第1底面15よりも主面5dからの深さが浅くされており、収容溝13内において、第2底面16上に、一対の被覆電線31,32の中間部31c,32cが配置されている(図5において、中間部32cは図示せず)。
頭部52は、脚部51の上側半部から前方向Z2に向けて柱状に延びている。頭部52と、外周部54とは、左右方向X1の幅が一致しており、かつ、左右方向X1の位置が揃えられている。また、頭部52の上端の位置と外周部54の上端の位置とが揃えられている。
頭部52は、一方の第1収容部61に連続している第2収容部62と、挿入凹部63とを含んでいる。第2収容部62は、頭部52の下部に形成されている。この第2収容部62は、左側のコンタクト34の第2部分42を収容するために設けられており、脚部51から前方向Z2に延びている。第2収容部62の内側面には、固定溝64が形成されている。固定溝64にコンタクト34の固定片部49が配置されている。固定溝64の後端は、段部となっており、この段部に固定片部49の後端が受けられている。これにより、一方のコンタクト34がハウジング36に保持されている。
上記の構成により、第1収容部61および第2収容部62を含むコンタクト収容部60が形成されている。コンタクト収容部60には、ハウジング36の後方から前方向Z2に向けてコンタクト収容部60内に挿入された左側のコンタクト34が配置されている。
上記した、コンタクト収容部60は、仕切り部55の右側にも同様に配置されており、この右側のコンタクト収容部60に、右側のコンタクト34が配置されている。右側のコンタクト収容部60における右側のコンタクト34の収容の態様は、左側のコンタクト収容部60における左側の一方のコンタクト34の収容の態様と同様であるので、詳細な説明は省略する。
挿入凹部63は、頭部52において第2収容部62の上方に形成されており、脚部51に対して第1方向D1側に延びており、頭部52の前端面に開放されている。この挿入凹部63は、第1方向D1と反対の第2方向D2(後方向Z3)に沿って変位する基板20の端子部22を挿入可能となっている。挿入凹部63内の形状は、基板20の端子部22の外形形状と合致している。挿入凹部63内には、一対のコンタクト34,34の弾性片部50,50の接触部50c,50cが配置されている。
一対の接触部50c,50cは、左右方向X1に並んで配置されている。一対の接触部50c,50cには、挿入凹部63に挿入された端子部22の一対の端子24,25が接触するようになっている。挿入凹部63内に端子部22が挿入されたとき、各コンタクト34,34の弾性片部50,50は、弾性変形する。このとき、基板本体21の後縁部21bは、頭部52の前端面52bに受けられる。
ハウジング36の上部36a、すなわち、脚部51の上部および頭部52の上部は、シャーシ2の窪み部11内に配置されている。これにより、上壁7に固定された基板20の端子部22と、挿入凹部63とが上下方向Y1の位置を合わされている。
図3を参照して、バックライト装置1には、コネクタ33をシャーシ2の収容溝13内に保持するための保持機構66が備えられている。保持機構66は、コネクタ33のハウジング36と収容溝13とを摩擦力によって保持するようになっている。具体的には、保持機構66は、収容溝13の第1側面71および第2側面72と、ハウジング36に形成された第1突起81および第2突起82と、を含んでいる。
第1側面71および第2側面72は、保持部として設けられている。第1側面71は、シャーシ2の左壁8の内側面のうち、収容溝13を形成している部分であり、平坦な面に形成されている。第2側面72は、シャーシ2の主壁5によって形成された平坦な面である。第1側面71および第2側面72は、左右方向X1に対向している。第1側面71の後端縁および第2側面72の後端縁は、第1底面15を介して連続している。
第1突起81および第2突起82は、第1側面71および第2側面72に挟まれている。第1突起81および第2突起82は、被保持部として設けられており、ハウジング36に一体成形されている。第1突起81および第2突起82は、左右対称に形成されている。第1突起81は、脚部51の左側面54aの中央部に配置されている。第1突起81の先端は、第1側面71と平行な平坦な面となっている。第2突起82は、脚部51の右側面54bの中央部に配置されている。第2突起82の先端は、第2側面72と平行な平坦な面となっている。
第1突起81の先端と第2突起82の先端との間の左右方向X1の距離は、コネクタ33が収容溝13に配置されていないときの第1側面71と第2側面72との間の左右方向X1の距離と比べて、わずかに長くされている。これにより、ハウジング36が収容溝13に収容されたとき、第1突起81は、第1側面71に受けられて摩擦接触し、第2突起82は、第2側面72に受けられて摩擦接触する。すなわち、第1突起81は第1側面71に受けられ、第2突起82は、第2側面72に受けられる。これにより、ハウジング36が収容溝13内に保持される。
以上の概略構成を有するバックライト装置1の組み立ての主要点について、説明する。バックライト装置1を組み立てるときには、まず、図2に示すように、ハーネス4を、収容溝13の前方に配置する。次に、ハーネス4のコネクタ33および一対の被覆電線31,32を、シャーシ2に対して第2方向D2(後方向Z3)に変位させる。これにより、図3および図7(A)に示すように、ハーネス4のコネクタ33および一対の被覆電線31,32を、収容溝13内に配置する。このとき、保持機構66の第1突起81および第2突起82が、収容溝13の対応する第1側面71および第2側面72に摩擦接触する。これにより、ハウジング36が収容溝13に保持される。
次に、発光ユニット3を、シャーシ2の前方に配置する。この状態から、発光ユニット3を、第2方向D2(後方向Z3)に変位させる。これにより、図7(B)に示すように、発光ユニット3の端子部22が、コネクタ33の挿入凹部63に挿入される。これにより、図5に示すように、コンタクト34の弾性片部50が弾性変形しつつ、端子部22の各端子24,25が対応する接触部50c,50cに接触する(図5では、端子25および端子25に接触する接触部50cについて図示せず)。
次いで、固定ねじ27を基板本体21のねじ挿通孔21aに挿通し、かつ、シャーシ2の上壁7のねじ孔7aにねじ結合する。これにより、基板20が上壁7に固定される。
一方、バックライト装置1を分解するときには、まず、図7Bに示すように、固定ねじ27を上壁7から取り外す。次いで、図7(A)に示すように、発光ユニット3を主壁5に対して第1方向D1(前方向Z2)に変位させる。これにより、発光ユニット3の基板20とコネクタ33との接続が解除され、一対のコンタクト(図示せず)と一対の端子24,25との接続が解除される。次に、図2に示すように、ハーネス4を、主壁5に対して第1方向D1(前方向Z2)に変位することで、収容溝13から取り外す。
以上説明したように、この実施形態によれば、主壁5に対して立ち上がる方向(第1方向D1)と反対の第2方向D2に沿って基板20を変位させることにより、基板20の端子部22を、ハウジング36の挿入凹部63に挿入でき、同時に、基板20の端子24,25を、対応するコンタクト34,34の接触部50c,50cと電気的に接続することができる。
すなわち、シャーシ2の主壁5の手前の広い空間から、基板20を第2方向D2(後方向Z3)に沿ってコネクタ33に向けて変位させることにより、基板20をコネクタ33に接続できる。したがって、基板20をコネクタ33に接続する作業を容易に行うことができる。
さらに、基板20をコネクタ33から取り外すときは、基板20をコネクタ33に対して前方向Z2(第1方向D1)に変位させればよい。すなわち、基板20を基板20の前方の広い空間に向けて引っ張ればよい。このため、基板20をコネクタ33から取り外す際に、基板20を、コネクタ33の周囲の狭い空間で、主壁5の主面5dと平行な方向(上下方向Y1および左右方向X1)に変位させる必要がない。したがって、基板20の交換などの際に、基板20をコネクタ33から取り外す作業を、容易に行うことができる。
また、シャーシ2の主壁5手前の広い空間から、基板20をコネクタ33に取り付けることができるので、基板20を把持するためのスペースを広く確保できる。これにより、基板20を、作業者の手やロボットアームなどで強く把持でき、しかも基板20を動かし易いので、基板20の端子部22を、コネクタ33の挿入凹部63に確実に挿入できる。したがって、基板20の各端子24,25とコンタクト34の対応する接触部50c,50cとを確実に接触させることができる。これにより、接続不良をより確実に抑制できる。
さらに、基板20の端子部22をコネクタ33の挿入凹部63に差し込むようになっている。このように、基板20が直接コネクタに差し込まれるようになっている。これにより、基板20には、コネクタ33に接続するための別のコネクタ(雄コネクタなど)を実装する必要がない。したがって部品点数を低減できる。
また、上記別のコネクタを設けなくてもよいので、バックライト装置1の小型化を実現できる。さらに、基板20とコネクタ33とを接続する際、シャーシ2の主壁5の近傍で基板20とコネクタ33とを主壁5の主面方向(左右方向X1におよび上下方向Y1)に相対移動させる必要がない。これにより、基板20やコネクタ33の周辺に、基板20とコネクタ33とを主壁5の主面方向に相対移動させるためのスペースを設けなくてもよい。これにより、周壁6のすぐ近傍にまでLED23(231)を配置することができる。これにより、バックライト装置1の左壁8の周辺において、更なる小型化を達成できる。
また、端子部22は、基板本体21の左端部21cに配置されている。このように、端子部22を、基板本体21の長手方向の一部である端部にのみ配置することで、バックライト装置1のさらなる小型化を達成できる。また、基板20をコネクタ33に接続する際、基板20からコネクタ33に伝わる力は、基板本体21の左端部21cに配置された端子部22に集中する。これにより、端子部22を挿入凹部63に嵌め込む作業を、少ない力で容易に行うことができる。
さらに、LED231は、端子部22とは第2方向D2に整列されている。この構成により、端子部22とLED231と主壁5とが真っ直ぐに並ぶ向きが、第2方向D2となる。これにより、端子部22と、LED231と、主壁5とが真っ直ぐ並ぶようにした状態で、基板20をコネクタ33に向けて変位させると、第2方向D2に沿って基板20をコネクタ33に向けて変位することになる。
したがって、LED231および端子部22を、コネクタ33への基板20の差し込み方向(第2方向D2)を示す案内部材として用いることができる。これにより、基板20を、より容易にかつ正確にコネクタ33に組み付けることができる。また、端子部22とLED231とを第2方向D2に並べることにより、基板20の左右方向X1の長さを短くできる。これにより、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
さらに、固定ねじ27を用いて基板本体21をシャーシ2に固定している。これにより、シャーシ2に、基板本体21を保持する機能を兼用させることができる。したがって、基板を固定するための専用の台座が不要であり、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。また、基板本体21をシャーシ2に固定するので、基板本体21の位置がシャーシ2に対して振動や衝撃等でずれることが規制されている。その結果、基板20がコネクタ33から外れて接続不良が生じることをより確実に抑制できる。
また、上壁7と基板本体21とを平行に沿わせた状態で、基板本体21を上壁7に固定している。これにより、上壁7および基板20が全体として占めるスペースを少なくできるので、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
さらに、ハウジング36は、主壁5と基板20との間に配置されており、ハウジング36内のコンタクト収容部60は、主壁5に向けて解放されている。すなわち、主壁5とハウジング36と基板20の左端部20cとを前後方向Z1に重ねて配置できるので、バックライト装置1をより小型化(薄型化)できる。さらに、ハウジング36内の空間と、主壁5との間には、ハウジング36の壁が設けられていない。これにより、前後方向Z1に関するハウジング36の高さを低くできるので、バックライト装置1をより小型化(薄く)できる。
また、挿入凹部63を、脚部51から第1方向D1に延びるように配置している。これにより、ハウジング36のうち、各コンタクト34,34の接触部50c,50cを収容する部分の周辺だけを脚部51から延ばすことができるので、コネクタ33を小型にできる。その結果、バックライト装置1をさらに小型化できる。また、各コンタクト34の接触部50c,50cを、コネクタ33のうち第1方向D1の先端部に近い位置に配置できる。このため、基板20を挿入凹部63に差し込み始めた時点から、基板20の各端子24,25に、対応するコンタクト34の接触部50c,50cを接触させることができる。これにより、基板20の各端子24,25と各コンタクト34,34の対応する接触部50c,50cとをより確実に接触させることができる。したがって、接続不良をより確実に抑制できる。
さらに、各コンタクト34,34の接触部50c,50cとシャーシ2の主壁5との間に、被覆電線31,32の一端部31a,32aを配置できる。これにより、ハウジング36内のスペースを有効活用できるので、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
また、各コンタクト34,34の第1部分41,41は主壁5と平行に配置され、第2部分42,42は第1部分41,41から第1方向D1に立ち上がるように配置されている。これにより、シャーシ2の主壁5からの各コンタクト34,34の高さを低くできる。これにより、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
さらに、シャーシ2の主壁5と平行に延びる各コンタクト34,34の第1部分41,41に、対応する被覆電線31,32の一端部31,32aを接続している。これにより、各第1部分41,41をシャーシ2の主壁5と平行に這わせることができる。その結果、第1方向D1に関してバックライト装置1が占めるスペースをより少なくでき、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
また、各コンタクト34,34のうち、第2部分42,42に接触部50c,50cが配置されている。これにより、第2方向D2に概ね沿うように各第2部分42,42が配置されているので、挿入凹部63に挿入された端子部22の各端子24,25と、第2部分42,42との互いの対向部分を、第2方向D2に関してより長くできる。これにより、基板20の各端子24,25と、各コンタクト34,34の第2部分42,42の接触部50c,50cとをより確実に接触でき、接続不良をより確実に抑制できる。しかも、各第1部分41,41は主壁5の主面5dと平行であるので、コネクタ33が大型にならずに済み、バックライト装置1の小型化を達成できる。
さらに、主壁5に溝形状(収容溝13)が形成されていることにより、主壁5の曲げ強度をより高くできる。これにより、シャーシ2の主壁5の強度を確保しつつ、主壁5をより薄肉にできる。したがって、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。また、収容溝13を形成するためには、主壁5のうち、コネクタ33を収容する部分等の一部のみを窪ませればよい。したがって、主壁5が占有するスペースを少なくでき、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
また、保持機構66を用いることで、コネクタ33を主壁5に一定の保持力で保持できる。これにより、コネクタ33が衝撃や振動で主壁5に対して不用意に変位することを抑制できる。その結果、コネクタ33が基板20から外れることを、より確実に抑制できるので、接続不良をより確実に抑制できる。
より具体的には、シャーシ2の収容溝13に形成された第1側面71および第2側面72と、対応する第1突起81および第2突起82との結合により、コネクタ33が基板20から外れることをより確実に抑制できるので、接続不良をより確実に抑制できる。
しかも、コネクタ33のハウジング36をシャーシ2に対して第2方向D2に変位させるという簡易な方法で、ハウジング36を収容溝13に保持できる。すなわち、平坦な第1側面71および第2側面72と対応する第1突起81および第2突起82とを摩擦接触させるという簡易な方法で、ハウジング36を収容溝13に保持できる。
これにより、接続不良を抑制しつつ、コネクタ33を主壁5に組み付ける作業をより容易に行うことができる。しかも、第1側面71および第2側面72は、平坦であるので、対応する第1突起81および第2突起82が接触可能な範囲が広い。したがって、コネクタ33のハウジング36を収容溝13に取り付ける際に、収容溝13に対するハウジング36の位置決めの精度を高くする必要がない。これにより、コネクタ33を主壁5に取り付ける作業をよりより一層容易にできる。
また、主壁5は、大型のパネルであるので、複雑で精度の高い形状を比較的形成し難い。この点を考慮し、主壁5の第1側面71および第2側面72は、シンプルな形状である平坦部とされている。一方で、樹脂の射出成形等で複雑な形状に比較的製造し易いハウジング36に、第1突起81および第2突起82を設けている。これにより、保持機構66をより容易に形成できる。
さらに、コネクタ33を収容する収容溝13に、被覆電線31,32を収容することができる。これにより、収容溝13内の空間を有効活用できる。その結果、バックライト装置1をより小型化できる。
また、収容溝13のうち、コネクタ33を収容している第1底面15周辺の部分の深さよりも、被覆電線31,32の中間部31c,32cを収容している第2底面16周辺部分の深さが浅い。このように、収容溝13に収容する部材の形状に合わせて収容溝13の深さを変更している。これにより、収容溝13内の空間を有効活用できる。その結果、バックライト装置1をより小型化できる。
さらに、シャーシ2の周壁6と主壁5との協働により収容溝13が形成されている。これにより、周壁6を収容溝13として活用できる。これにより、周壁6周辺の空間を有効活用できる。その結果、バックライト装置1をより小型化できる。また、周壁6に窪み部11が形成されていることにより、シャーシ2の曲げ強度をより高くできる。これにより、シャーシ2の強度を確保しつつ、シャーシ2をより薄肉にできる。これにより、バックライト装置1の更なる小型化を達成できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と異なる点について主に説明し、上記実施形態と同様の構成には、図に同様の符号を付して説明を省略する。
たとえば、基板20に代えて、図8(A)および図8(B)に示す基板20Aを用いてもよい。基板20Aが基板20と異なっているのは、基板本体21の左端部21cに端子部22が設けられていることに加え、基板本体21の右端部21dに端子部22Aが設けられている点にある。端子部22と端子部22Aとは左右対称な形状に形成されており、基板20Aが全体として下向きのC字状に形成されている。
端子部22Aの端子24A,25Aは、複数のLED23のうちたとえば右側半分のLED23と電気的に接続されている。また、端子部22の端子24,25は、複数のLED23のうちたとえば左側半分のLED23と電気的に接続されている。
バックライト装置1Aには、端子部22Aに接続されるハーネス4Aおよびこのハーネス4Aを収容する収容溝13Aが形成されている。ハーネス4Aは、ハーネス4と左右対称な構成とされており、収容溝13Aは、収容溝13と左右対称な構成とされている。基板20Aの端子部24A,25Aには、ハーネス4Aのコネクタ33Aの対応する一対の接触部が接続されるようになっている。
また、各上記実施形態において、収容溝13,13Aには、コネクタ33,33Aの全部が収容されている必要はなく、一部のみが収容溝13,13Aに収容されていてもよい。
さらに、図9に示すように、コネクタ33のハウジング36に、合成樹脂などの絶縁性のリテーナ84を設けてもよい。リテーナ84は、矩形の板状に形成されており、ハウジング36の外周部54を後方から覆っている。リテーナ84は、ハウジング36の外周部54と収容溝13の第1底面15との間に配置されている。リテーナ84は、図示しない爪部などを用いて、外周部54に取り外し可能に取り付けられている。これにより、コンタクト34を流れる電流がシャーシ2にリークすることをより確実に防止できる。
さらに、保持機構66の第1突起81および第2突起82を省略してもよい。この場合、ハウジング36の左側面が、収容溝13の第1側面71に摩擦接触し、ハウジング36の右側面が、収容溝13の第2側面72に摩擦接触する。
また、ハウジング36の第1側面71および第2側面72にそれぞれ突起を形成し、これらの突起がハウジング36の左側面および右側面に摩擦接触するようにしてもよい。
さらに、コネクタ33をシャーシ2の収容溝13に取り付けた後、基板20をコネクタ33に接続する構成を説明したけれども、これに限定されない。コネクタ33をシャーシ2の収容溝13に取り付ける前に、コネクタ33を基板20の端子部22に接続してもよい。この場合、コネクタ33と基板20とが結合されたサブアセンブリを、シャーシ内空間12に向けて変位させることで、コネクタ33が収容溝13に収容され、かつ、サブアセンブリがシャーシ内空間12に配置される。
また、バックライト装置1に備えられる発光ユニット3およびハーネス4の数は、限定されない。たとえば、1つのバックライト装置に、発光ユニット3およびハーネス4を複数用いてもよい。
図10は、この発明のさらに別の実施形態にかかるコネクタ取付構造を備えるバックライト装置1Bの分解斜視図である。図11は、バックライト装置1Bの主要部の斜視図である。
図10および図11を参照して、このバックライト装置1Bでは、ハーネス4(図1参照)が廃止されている。各基板20Bには、対応するコネクタ91,92を介して電力供給基板93が接続されている。
バックライト装置1Bは、シャーシ2Bと、2つの発光装置94,95と、を備えている。
シャーシ2Bの主壁5Bは、凹凸のない、平坦な矩形の板状に形成されている。主壁5Bは、前方を向く第1主面96と、後方を向く第2主面97とを有している。主壁5Bのうち、上壁7Bの近傍および下壁98の近傍には、それぞれ挿通孔99が形成されている。挿通孔99は、基板20Bの数と同じ数(たとえば、4つ)形成されている。正面視において、周壁6Bは、主壁5Bの外周縁部の内側に配置されている。
発光装置94,95は、左右方向X1に並んで配置されている。なお、各発光装置94,95は、同様の構成であるので、以下では、右側の発光装置94について主に説明し、左側の発光装置95の詳細な説明は省略する。
発光装置94は、上下方向Y1に並ぶ一対の発光ユニット3B,3Bと、コネクタ91,92と、電力供給基板93と、を備えている。
各発光ユニット3B,3Bの基板20B,20Bは、左右方向X1に関する基板本体21Bの中央部に端子部22Bが配置された構成を有しており、全体としてT字状に形成されている。各基板20B,20Bは、主壁5Bの前方に配置されている。下側の基板20Bの基板本体21は、周壁6Bの下壁98の内側面に固定されている。上側の基板20Bの基板本体21は、周壁6Bの上壁7Bの内側面に固定されている。各基板20B,20Bを周壁6Bに固定する固定部材として、ねじ部材や、接着剤を例示することができる。
コネクタ91,92および電力供給基板93は、主壁5Bの後方に配置されている。各コネクタ91,92は、対応する基板20B,20Bにそれぞれ接続されている。また、各コネクタ91,92は、電力供給基板93に接続されている。
コネクタ91は、主壁5Bの右下部の挿通孔99を通して、対応する基板20Bの端子部22Bに接続されている。コネクタ92は、主壁5Bの右上部の挿通孔99を通して、対応する基板20Bの端子部22Bに接続されている。
電力供給基板93は、各コネクタ91,92を介して、対応する基板20B,20BのLED23に電力を供給するために、各コネクタ91,92に結合されている。電力供給基板93は、上下方向Y1に長い矩形状に形成されており、インバータ回路(図示せず)等を含んでいる。
図12は、電力供給基板93の主要部の背面図である。図12に示すように、電力供給基板93は、基板本体101と、基板本体101から上下に突出する電極部102,103と、を有している。
一方の電極部102は、電力供給基板93の下端部に形成されている。他方の電極部103は、電力供給基板93の上端部に形成されている。各電極部102,103の背面には、2つの電極106,107が配置されている。2つの電極106,107の一方は正電極であり、他方は負電極である。
電極部102,103の幅(左右方向X1の長さ)は、基板本体101の幅よりも狭くされている。これにより、基板本体101と一方の電極部102との境界部に段部104が形成されており、かつ、基板本体101と他方の電極部103との境界部に段部105が形成されている。
図10を参照して、コネクタ91と、右下の基板20Bと、電力供給基板93とによって、第1基板ユニット108が形成されている。また、コネクタ92と、右上の基板20Bと、電力供給基板93の電極部103とによって、第2基板ユニット109が形成されている。第2基板ユニット109は、第1基板ユニット108と同様な構成を有しているので、以下では、第1基板ユニット108について主に説明し、第2基板ユニット109については詳細な説明を省略する。
図13は、図11のXIII−XIII線に沿う断面図である。図13を参照して、コネクタ91は、基板20Bと電力供給基板93とを接続するために設けられている。コネクタ91は、主壁5Bの第2主面97側(主壁5Bの第1主面96の後方)に配置されている。コネクタ91の前端部110は、主壁5Bの挿通孔99に挿通されている。これにより、コネクタ91は、挿通孔99を通して主壁5Bの前方に露呈している。上下方向Y1に関して、挿通孔99が下壁98の上方および下方に延びており、コネクタ91は、下壁98の上方および下方に延びている。
図14は、コネクタ91の斜視図である。図13および図14を参照して、コネクタ91は、絶縁性のハウジング111と、ハウジング111に保持された左右一対のコンタクト112,113と、を含んでいる。
ハウジング111は、耐熱性に優れたABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)など、合成樹脂を用いて形成された一体成形品であり、四角柱状に形成されている。ハウジング111には、第1挿入凹部121および第2挿入凹部122が形成されている。
第1挿入凹部121は、ハウジング111の前端面111aに開放されている。第1挿入凹部121には、基板20Bの端子部22Bが挿入されている。第1挿入凹部121は、ハウジング111の前端面111aから後方に延びている。左右方向X1に沿って視たとき、第1挿入凹部121は、端子部22Bの形状に略合致する形状に形成されている。
第1挿入凹部121は、端子部22Bを上下方向Y1に挟んで対向する一対の対向部121a,121bを含んでいる。一対の対向部121a,121b間の間隔は、端子部22Bの厚みよりもわずかに長くされている。これにより、端子部22Bに対するコネクタ91の位置が上下方向Y1に多少ずれていても、端子部22Bを第1挿入凹部121に挿入することが可能となっている。
第2挿入凹部122は、ハウジング111のうち、電力供給基板93の基板本体101に対向する対向面111b(例えば、上端面)に開放されている。第2挿入凹部122は、第1挿入凹部121の後方に配置されている。第2挿入凹部122には、電力供給基板93の一方の電極部102が挿入されている。左右方向X1に沿って視たとき、第2挿入凹部122は、電極部102の形状に略合致する形状に形成されている。
第2挿入凹部122は、一方の電極部102を前後方向Z1に挟んで対向する一対の対向部122a,122bを含んでいる。一対の対向部122a,122b間の間隔は、一方の電極部102の厚みよりもわずかに長くされている。これにより、一方の電極部102に対するコネクタ91の位置が前後方向Z1に多少ずれていても、一方の電極部102を第2挿入凹部122に挿入することが可能となっている。
図10を参照して、電力供給基板93の一方の段部104は、コネクタ91のハウジング111の対向面111bに受けられている。電力供給基板93の他方の段部105は、コネクタ92のハウジング111の対向面111bに受けられている。これにより、電力供給基板93は、上下方向Y1に位置決めされている。
図13および図14を参照して、基板20Bの端子部22Bは、第2方向D2に沿って後方に変位されることにより、第1挿入凹部121に挿入される。これに対し、一方の電極部102は、上下方向Y1(下方向Y3)に沿って変位されることにより、第2挿入凹部122に挿入される。このように、第1挿入凹部121に端子部22Bを挿入する方向と、第2挿入凹部122に一方の電極部102を挿入する方向は、互いに直交している。
コンタクト112,113は、電力供給基板93と基板20Bとを電気的に接続するために設けられている。一対のコンタクト112,113は、左右方向X1に横並びに配置された状態で、ハウジング111に収容されている。なお、一対のコンタクト112,113は、同様の構成を有しているので、以下では、右側のコンタクト112について主に説明し、左側のコンタクト113の詳細な説明は省略する。
コンタクト112は、厚みが1mm未満程度の薄い金属板をプレス成形し、かつ所定の形状に曲げて形成された一体成形品である。コンタクト112は、ハウジング111に形成された保持部123に挿通され、かつ保持されている。
保持部123は、ハウジング111の前端面111aから後方に延びており、第1挿入凹部121および第2挿入凹部122に連続している。上下方向Y1に関して、保持部123の長さは、第1挿入凹部121の長さよりも長くされている。保持部123が設けられることにより、第1挿入凹部121の対向面121a,121bの一部は、上下に窪ませた形状とされ、かつ、第2挿入凹部122の対向部122aの一部は、後方に窪まされた形状となっている。保持部123に保持されたコンタクト112は、第1挿入凹部121内において、端子部22Bに接触し、かつ、第2挿入凹部122内において、一方の電極部102に接触している。
図13を参照して、コンタクト112は、一方の電極部102と接触するためのU字状部124と、このU字状部124から延設され端子部22Bと接触するための延設部125と、を含んでいる。
U字状部124は、左右方向X1に沿って視たときにU字形形状に形成されている。U字状部124は、前後方向Z1に相対向する第1部分126および第2部分127と、第1および第2部分126,127の基端部間を接続する第3部分128と、を含んでいる。
第1部分126は、平板状(直線状)に形成されており、上下方向Y1に沿って延びている。第1部分126は、第2挿入凹部122の対向部122bに隣接しており、電力供給基板93の一方の電極部102を受けることが可能となっている。
第2部分127は、第1部分126と平行に形成された平板状の基部127aと、基部127aから延びる弾性片部127bとを含んでいる。
弾性片部127bは、全体として湾曲形状に形成されており、基部127aの先端部(上端部)から延びる屈曲部127cと、屈曲部127cに連続する山形部127dと、を含んでいる。屈曲部127cは、上方向Y2に向けて凸となる滑らかな湾曲状に形成されている。
山形部127dは、前方向Z2に向けて凸となる山形形状に形成されており、頂部を含む一部が第2挿入凹部122内に配置されている。山形部127dの頂部に第2接触部132が設けられている。第2接触部132は、電極106,107の何れか(たとえば、電極106)に接触している。
上記の構成により、第2挿入凹部122に挿入された一方の電極部102は、U字状部124で挟まれており、第2接触部132と電極106との間で充分な接圧が作用している。
延設部125は、U字状部124の第1部分126の先端部(上端部)の前方に配置されている。延設部125は、U字状部124の第1部分126から延びる平板状の基部125aと、この基部125aから延びる弾性片部125bと、を含んでいる。
基部125aは、U字状部124の第1部分126に対して直交している。基部125aは、端子部22Bの上方に位置している。基部125aの左右方向X1の両端部は、ハウジング111に挟持されるようになっている。これにより、コンタクト112がハウジング111から外れないようにされている。このようにコンタクト112のうち、弾性変形する必要のない部分としての基部125aが、ハウジング111に固定されている。
弾性片部125bは、全体として湾曲形状に形成されており、基部125aの先端部(前端部)から延びる屈曲部125cと、屈曲部125cに連続する山形部125dとを含んでいる。屈曲部125cは、前方向Z2に向けて凸となる滑らかな湾曲状に形成されている。
山形部125dは、下方向Y3に向けて凸となる形状に形成されており、頂部を含む一部が第1挿入凹部121内に配置されている。山形部125dの頂部に第1接触部131が設けられている。第1接触部131は、第1部分126に挿入された端子部22Bの端子24B,25Bの何れか(たとえば、端子24B)に接触している。
上記の構成により、第1挿入凹部121に挿入された端子部22Bは、第1挿入凹部121の対向部121aに受けられ、且つ、第1接触部131に弾性的に接触している。これにより、第1接触部131と、端子部22Bとの間で充分な接圧が作用している。これにより、電力供給基板93の電極106と、端子部22Bの端子24Bとは、コンタクト112を介して電気的に接続されている。さらに、ハウジング111は、シャーシ2Bに固定された基板20Bによって支持されている。これにより、シャーシ2Bには、ハウジング111を支持するための専用の部分を設ける必要がない。
第1基板ユニット108の一部としての基板20Bの端子部22B、およびハウジング111の前端部111aは、主壁5Bの挿通孔99を挿通している。この構成により、主壁5Bを挟むように基板20Bおよび電力供給基板93が配置されている。
次に、バックライト装置1Bの組み立ての一例の主要点を説明する。
図15を参照して、バックライト装置1Bを組み立てる際には、まず、単品の電力供給基板93の各電極部102,103にそれぞれ対応するコネクタ91,92の第2挿入凹部122を上下方向Y1に沿って挿入することで、サブアセンブリ133を形成する。このサブアセンブリ133を、2つ用意する。
次に、図16に示すように、各サブアセンブリ133を、主壁5Bの第2主面97側(後側)に配置する。このとき、各サブアセンブリ133のコネクタ91,92のハウジング111の前端部110を、対応する挿通孔99に挿通しておく。次に、4つの基板20Bを用意し、各基板20Bを、主壁5Bの第1面96側(主壁5Bの前方)に配置する。そして、各基板20Bを、第2方向D2に沿って主壁5Bに向けて変位させる。これにより、図11に示すように、各基板20Bの端子部22Bが主壁5Bの挿通孔99を挿通し、かつ、対応する第1挿入凹部121に挿入される。この状態で、各基板20Bは、周壁5Bに固定される。
一方、バックライト装置1Bを分解するときは、各基板20Bを第1方向D1に沿って変位させる。これにより、図16に示すように、各基板20Bを、周壁6Bから取り外す。次に、各サブアセンブリ133を、主壁5Bに対して第1方向D1に変位させる。これにより、サブアセンブリ133をシャーシ2Bから取り外す。
以上説明したように、この実施形態によれば、各コネクタ91,92に、対応する基板20Bと、電力供給基板93の双方を接続する、いわゆるボード・トゥ・ボード接続構造を実現できる。これにより、基板20Bと電力供給基板93との間にコネクタ91,92以外の接続部材(電線など)を配置する必要がない。したがって、基板20Bと電力供給基板93とを電気的に接続するための部品点数を少なくできる。
また、基板20Bと電力供給基板93とを近接して配置できるので、バックライト装置1Bの小型化を達成できる。さらに、各コネクタ91,92に基板20Bと電力供給基板93とを接続する簡易な作業で、基板20Bと電力供給基板93とを接続できるので、バックライト装置1Bの組み立ての作業性を向上できる。さらに、LED23とは主壁5Bを挟んだ反対側に電力供給基板93を配置する積層構造により、バックライト装置1Bをより薄型化(小型化)できる。
また、端子部22Bは、LED23に対して主壁5Bの反対側に配置される。これにより、LED23を、主壁5Bに、より近接して配置することができるので、バックライト装置1Bをより薄型化(小型化)できる。
さらに、各コネクタ91,92の第2挿入凹部122に電力供給基板93の対応する電極部102,103を差し込むという簡易な構成により、各コネクタ91,92と電力供給基板93とを容易に接続できる。また、各コネクタ91,92と電力供給基板93とを接続するために大きな空間が必要ないので、バックライト装置1Bをより小型化できる。
さらに、第1挿入凹部121に端子部22Bを挿入する方向(第2方向D2)と、第2挿入凹部122に電力供給基板93を挿入する方向(上下方向Y1)は、互いに直交している。これにより、主壁5Bと、電力供給基板93とを略平行に配置できるので、バックライト装置1Bの薄型化を達成できる。また、主壁5Bと電力供給基板93とを略平行に配置した状態で、LED23の光を、主壁5Bの延びる方向(上下方向Y1)と略平行に照射できる。LED23の光を、主壁5Bの延びる方向と略平行に照射することにより、シャーシ2B内での光の強さの分布をより均一にできる。したがって、バックライト装置1Bの小型化という効果と、シャーシ2B内での光の強さの分布をより均一にできるという効果という、相乗効果を発揮できる。
さらに、各電極部102,103をU字状部124で挟むことにより、各電極部102,103とU字状部124とを、より確実に接触させることができる。したがって、電力供給基板93の各電極106,107とU字状部124の第2接触部132と、をより確実に接触させることができる。
また、U字状部124に第2接触部132を配置していることにより、電力供給基板93の電極106,107と第2接触部132とをより確実に接触させることができる。
さらに、弾性片部127bと電力供給基板93との弾性的な接触により、弾性片部127bの第2接触部132を、対応する電極106,107に対してより確実に接触させることができる。しかも、平板状に形成されたことにより剛性の高い第1部分126から、延設部125が延設されている。これにより、延設部125の第1接触部131が基板20Bの対応する端子24B,25Bと接触しているときの基板20Bからの反力を、第1部分126で確実に受けることができる。したがって、基板20Bからの反力が第2接触部132と電力供給基板93との接触状態に影響を与えることを抑制できる。
また、1つの電力供給基板93によって、2つの基板20B,20Bに電力を供給することができる。これにより、電力供給基板93の数を少なくできるので、バックライト装置1Bの部品点数を少なくできる。また、各基板20Bをシャーシ2Bに固定することにより、基板20B,20B、コネクタ91,92および電力供給基板93を一括してシャーシ2Bに固定できる。これにより、基板20B,20B、コネクタ91,92および電力供給基板93をシャーシ2Bに取り付けるための取付部材の数を少なくでき、且つ、基板20B,20B、コネクタ91,92および電力供給基板93をシャーシ2Bに取り付ける手間を少なくできる。
この実施形態では、電力供給基板93は、コネクタ91,92および基板20B,20Bを介してシャーシ2Bに保持される構成としたけれども、これに限定されない。たとえば、電力供給基板93を主壁5Bの第2主面97に固定することで、電力供給基板93をシャーシ2Bで保持するようにしてもよい。この場合、基板20Bは、シャーシ2Bに固定されていてもよいし、固定されていなくてもよい。
また、発光装置94に基板ユニットを2つ設ける構成としたけれども、これに限定されない。たとえば、発光装置94に基板ユニットを1つのみ設けてもよい。
さらに、各電極部102,103の前面および裏面の双方に電極を設けてもよい。この場合、これらの電極を、U字状部124の第1部分126および第2部分127に形成された第2接触部に接触させることができるので、電力供給基板93とコネクタ91,92との電気的な接続をより確実にできる。したがって、電力供給基板93とコネクタ91,92との間の導通不良をより確実に抑制できる。
また、コンタクト112は、基板20Bの端子部22B、および電力供給基板93の対応する電極部102,103の双方と接触可能な形状であればよく、上記した形状に限定されない。同様に、また、コンタクト113は、基板20Bの端子部22B、および電力供給基板93の対応する電極102,103の双方と接触可能な形状であればよく、上記した形状に限定されない。
また、各上記実施形態において、基板20,20A,20Bの各端子部22,22A,22Bに2つの端子24,25;24A,25A;24B,25Bを設ける構成としたけれども、これに限定されない。基板における端子の数は、LEDの数×2であってもよい。この場合、コネクタのコンタクトの数や、被覆電線の数も、基板の端子の数と同じだけ設けられる。この構成により、各LEDを個別に点灯・消灯することができる。したがって、よりきめ細かな点灯制御を行うことができる。
さらに、基板20,20A,20Bは、アルミニウム合金を母材として形成された構成に限定されない。基板20,20A,20Bは、プリント基板などの他の基板を用いて形成されていてもよい。さらに、基板20,20A,20Bの端子24,25;24A,25A;24B,25Bは、基板20,20A,20Bの実装面20aに加え、基板20,20A,20Bの実装面20aとは反対の裏面に形成されてもよい。
また、基板20,20Aを上壁7に固定する固定部材として固定ねじ27を例示したけれども、固定ピンなどの他の固定部材を用いてもよいし、接着剤を用いて基板20,20Aを上壁7に固定してもよい。
さらに、第1方向D1は、前方向Z2と一致する方向であるとしたけれども、これに限定されない。第1方向D1は、前方向Z2に対して傾いた方向であってもよい。この場合、基板20,20A,20Bおよびコネクタ33,33A,91,92の挿入凹部63,121は、前方向Z2に対して傾斜した第1方向D1と平行な向きに配置される。この場合、基板20,20A,20Bは、主壁5に対して傾斜するように配置される。
また、発光素子としてLEDを例示したけれども、有機EL(electroluminescence)などの他の発光素子を用いてもよい。
2,2B シャーシ
5,5B 主壁
5b 上端縁部(主壁の一縁部)
6,6B 周壁(縦壁)
11 窪み部
13,13A 収容溝
20,20A,20B 基板
21 基板本体
21b 後縁部(基板本体の一縁部)
21c 左端部(基板本体の長手方向の一部)
21d 右端部(基板本体の長手方向の一部)
22,22A,22B 端子部
23 LED(発光素子)
24,24A,24B 端子
25,25A,25B 端子
27 固定ねじ(固定部材)
28 電源回路(電源)
31,32 被覆電線(接続部材)
31a,32a 被覆電線の一端部
33,33A コネクタ
34 コンタクト
36 ハウジング
41 第1部分
42 第2部分
45 第1固定部(接続部材が固定される固定部)
50c 接触部
51 脚部
60 コンタクト収容部(ハウジング内の空間)
61 第1収容部(接続部材収容部)
63 挿入凹部
66 保持機構
71 第1側面(収容溝の側面、保持部)
72 第2側面(収容溝の側面、保持部)
81 第1突起(被保持部)
82 第2突起(被保持部)
91,92 コネクタ
93 電力供給基板
99 挿通孔
102,103 電極部
106,107 電極
108,109 基板ユニット
111 ハウジング
112,113 コンタクト
121 第1挿入凹部(挿入凹部)
122 第2挿入凹部
124 U字状部
125 延設部
126 第1部分
127 第2部分
127b 弾性片部
131 第1接触部(接触部)
132 第2接触部
231 LED(整列発光素子)
D1 第1方向
D2 第2方向

Claims (26)

  1. 板状の主壁を含むシャーシと、
    前記シャーシ内に向けて光を照射するための発光素子と、
    前記発光素子が実装された基板本体、この基板本体の一縁部から突出する端子部、およびこの端子部に配置され前記発光素子と電気的に接続された端子を含み、前記主壁に対して立ち上がる第1方向と平行に配置された板状の基板と、
    前記基板に接続されたコネクタと、を備え、
    前記コネクタは、前記第1方向と反対の第2方向に沿って変位される前記基板の前記端子部を挿入可能な挿入凹部を含む絶縁性のハウジングと、このハウジングに保持され前記挿入凹部内において前記端子と接触可能な接触部を有する導電性のコンタクトと、を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  2. 請求項1において、前記基板本体は、前記主壁の一縁部の延びる方向に細長い矩形に形成されており、前記端子部は、前記基板本体の長手方向の一部に配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  3. 請求項1または2において、前記発光素子は、前記端子部とは前記第2方向に整列された整列発光素子を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  4. 請求項1〜3の何れか1項において、前記基板本体を前記シャーシに固定する固定部材をさらに備えることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  5. 請求項4において、前記シャーシは、前記主壁の縁部から立ち上がる縦壁を含み、
    前記固定部材は、前記基板本体と前記縦壁とを固定していることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項において、前記ハウジングは、前記主壁と前記基板との間に配置されており、
    前記ハウジング内の空間は、前記主壁に向けて解放されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  7. 請求項1〜6の何れか1項において、前記ハウジングは、前記主壁上に配置された脚部を含み、
    前記挿入凹部は、前記脚部に対して前記第1方向側に配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  8. 請求項7において、前記コンタクトと電源とを電気的に接続するための接続部材をさらに備え、
    前記脚部は、前記接続部材の一端部を収容する接続部材収容部を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  9. 請求項1〜8の何れか1項において、前記コンタクトは、互いに直交するように配置された第1部分および第2部分を含むL字形形状に形成されており、
    前記第1部分は前記主壁と平行に配置され、前記第2部分は前記第1部分から前記第1方向に立ち上がるように配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  10. 請求項9において、前記コンタクトと電源とを電気的に接続するための接続部材をさらに備え、
    前記第1部分は、前記接続部材の一端部が固定される固定部を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  11. 請求項9または10において、前記第2部分に前記接触部が配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  12. 請求項1〜11の何れか1項において、前記主壁は、前記コネクタの少なくとも一部を収容可能な収容溝を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  13. 請求項12において、前記収容溝に前記ハウジングを保持する保持機構をさらに備えることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  14. 請求項13において、前記保持機構は、前記収容溝の側面に設けられた保持部と、前記ハウジングに設けられ前記保持部に受けられる被保持部とを含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  15. 請求項14において、前記保持部は、平坦な面であり、前記被保持部は、前記ハウジングから突出し前記保持部に摩擦接触する突起を含むことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  16. 請求項12〜15の何れか1項において、前記コンタクトと電源とを電気的に接続するための接続部材をさらに備え、
    前記収容溝に前記接続部材が収容されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  17. 請求項16において、前記収容溝は、前記コネクタを収容している部分の深さよりも前記接続部材の中間部を収容している部分の深さが浅いことを特徴とする、コネクタ取付構造。
  18. 請求項12〜17の何れか1項において、前記シャーシは、前記主壁の外周縁部から立ち上がる縦壁を含み、
    前記縦壁は、前記シャーシの外側に向けて窪む窪み部を含み、
    前記縦壁と前記主壁との協働により前記収容溝が形成されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  19. 請求項1〜5の何れか1項において、前記発光素子に電力を供給するために前記コネクタに結合された電力供給基板をさらに備え、
    前記基板、前記コネクタ、および前記電力供給基板によって基板ユニットが形成されており、
    前記主壁は、前記基板ユニットの一部が挿通された挿通孔を有し、
    前記主壁を挟むように前記発光素子および前記電力供給基板が配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  20. 請求項19において、前記端子部は、前記挿通孔を通して前記挿入凹部に挿入されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  21. 請求項19または20において、前記電力供給基板は、電極が形成された電極部を含み、
    前記ハウジングは、前記挿入凹部からなる第1挿入凹部と、前記電極部を挿入可能な第2挿入凹部と、を含み、
    前記コンタクトは、前記接触部からなる第1接触部と、前記第2挿入凹部内において前記電極と接触可能な第2接触部と、を含んでいることを特徴とするコネクタ取付構造。
  22. 請求項21において、前記第1挿入凹部に前記端子部を挿入する方向と、前記第2挿入凹部に前記電極部を挿入する方向は、互いに直交していることを特徴とするコネクタ取付構造。
  23. 請求項21または22において、前記コンタクトは、前記第2接触部が配置されたU字状部を含み、
    前記第2挿入凹部に挿入された前記電極部を前記U字状部で挟むことを特徴とするコネクタ取付構造。
  24. 請求項23において、前記U字状部は、互いに対向する第1部分および第2部分を含み、
    前記第1部分および前記第2部分の少なくとも一方に前記第2接触部が配置されていることを特徴とするコネクタ取付構造。
  25. 請求項24において、前記第1部分は、平板状に形成され、
    前記第2部分は、前記第2接触部を有し湾曲状に形成された弾性片部を含み、
    前記コンタクトは、前記第1部分から延設された延設部を含み、
    前記延設部に前記第1接触部が配置されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
  26. 請求項19〜25の何れか1項において、前記基板または前記電力供給基板が前記シャーシに固定されていることを特徴とする、コネクタ取付構造。
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