JP5140279B2 - 二輪車用バランスウェイト部材 - Google Patents

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Description

本発明は、二輪車のタイヤホイールの内周面に取り付けてホイールバランスの調整をするためのバランスウェイトに関する。
二輪車のタイヤホイールにおいて、鋳造により形成されたいわゆるキャストホイールや鍛造ホイールには、通常、タイヤホイールの内周面中央に周方向に沿うリブが形成されており、このリブにバランスウェイトを取り付けて車輪のバランスをとることが一般的に行われている。
このような、ホイール内周面のリブに取り付けて使用するバランスウェイトとして、図4に示すようなクリップ型のものが知られているが、左右方向のバランス調整の点で問題があった。
この問題を解決したバランスウェイトとしては、特許文献1が知られている。特許文献1に記載のバランスウェイトは、略U字型に折り曲げたバネ鋼板の両端を、それぞれウェイトにインサートモールド成形してなり、このバネ鋼板の弾性力によりリブに取り付けることができる。
しかし、二輪車の場合には四輪車と違って車輪の左右両側部が外側にさらされるため走行中などにバランスウェイトが左右両側から衝撃を受けやすく、衝撃により外れるおそれがある。
特許文献1に記載のようなバランスウェイトは、所定の重量と共に取付に必要な弾性力を確保するために、ウェイトがリブよりも大きく突出して取り付けられると共にバネ鋼板がリブから大きく浮き上がるため、左右のいずれの側部からの衝撃をも受けやすく、そして、その衝撃により外れてしまうというおそれが高かった。
また、取付状態において、バランスウェイトがホイール内周面から突出していることから見栄えが悪くなるうえに、バネ鋼板がリブより浮き上がっているため、この浮き上がった箇所に汚れがたまって余計に見栄えが悪くなるという問題もあった。
特開昭64−1003号公報
本発明は、重錘としての所定の重量を確保したうえで、取付状態の安定性に優れると共にバランス調整の効率にも優れる高機能な二輪車用バランスウェイト部材を安価に提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、タイヤホイールの内周面の周方向に沿って形成されたアンダーカット形状のリブを挟んで左右に配置される一対の重錘部とこれを連結する連結部とからなり、該内周面に取り付けて使用する二輪車用バランスウェイト部材において、一枚の弾性変形可能な鋼板で出来た帯板材の中央部を略Ω字状に折曲して、折曲した前記中央部を前記連結部とし、その左右両側部を前記重錘部とすると共に、前記重錘部の底面には貼着材を取り付けることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記鋼板が冷間圧延鋼板であることを特徴とする
請求項1記載のごとく、一枚の弾性変形可能な鋼板で出来た帯板材の左右両端部を重錘部とし、この帯板材の中央部を連結部としたことにより、帯板材からなる二輪車用バランスウェイト部材が、タイヤホイールの周方向と直交する左右方向に、内周面及びリブの凹凸に沿って取り付けられる。そのため、板状の二輪車用バランスウェイト部材は内周面及びリブよりも大きく突出することがなく、左右側方からの衝撃を受けにくい。また、帯板材のプレス加工等により簡易に形成することができ、コスト的に有利となる。
以下、図1及び図3を参照して本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材について説明する。図1は、本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材の斜視図である。
二輪車用バランスウェイト部材1は、重錘要素である帯板材2と、帯板材2の底面に部分的に取り付けた貼着材3とから構成する。帯板材2は、中央部を略Ω字状に折曲して、その中央部を前記連結部20とし、両端部を重錘部21、21とする。
この二輪車用バランスウェイト部材1を取り付けるキャストホイールなどの二輪車のタイヤホイール4には、図1に示すように、一般的に、その内周面40の中央に周方向に沿ってリブ41が形成されている。このリブ41はアンダーカット形状に形成され、首部42を備える。
帯板材2の連結部20は、帯板材2の中央部に、タイヤホイール4のリブ41を収容可能な凹状の溝部22を形成すると共に、この溝部22の入口を狭くしてリブ41の首部42に係合する狭隙部23を形成してなる。
また、重錘部21、21は、連結部20から両側に続く帯板材2の両端部のそれぞれの底面に貼着材3、3を取り付けて、リブ41の両側の内周面40、40にそれぞれ貼着可能に形成してなる。
帯板材2の材質としては弾性変形可能なものを用いる。具体的には、冷間圧延鋼板(例えば、JIS規格におけるSPCC材)などの鋼板材を用いるとよいが、これに限定するものではなく、他には、例えばステンレス材などを用いてもよい。
鋼板材(比重7.8)を用いた場合、長さが40mm、幅が20mm、厚さが3.2mmの帯板材で重量が約20gとなる。この帯板材から二輪車用バランスウェイト部材1を形成する際には、重錘部21、21の長さがそれぞれ約10mm程度になるように形成するとよい。
図示の二輪車用バランスウェイト部材1を一枚の帯板材から構成する場合、まず所望の重量に応じた所定寸法の帯板材を用意し、この帯板材の中央部をプレス成形によりコ字状に加工した後、この中央部に続く両側を左右より中央に向かって押し込むようにプレスして略Ω字状の連結部を形成すればよく、簡易な作業により二輪車用バランスウェイト部材1を製造することができる。
次に、図2を参照して、本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材の使用態様と作用について説明する。図2は、本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材をタイヤホイールに取り付けた状態を示す断面図である。
二輪車用バランスウェイト部材1は、その長さ方向を、タイヤホイールの周方向に直交する左右方向に向けて取り付けられる。この二輪車用バランスウェイト部材1を取り付ける際には、狭隙部23をリブ41の頂部に押し当て、さらに強く押し込んでリブ41を溝部22に収容しつつ、狭隙部23をリブ41の首部42に係合して連結部20をリブ41に嵌合すると共に、重錘部21、21をリブ41の両側の内周面40、40に貼着する。
二輪車用バランスウェイト部材1の連結部20をリブ41に嵌め合わせると、首部42に係合されて外側方向に広がった狭隙部23の弾性作用により隙間が狭くなる方向に力が働くため二輪車用バランスウェイト部材1の全体が下方向に付勢され、重錘部21、21は内周面40、40に押し付けられる。
貼着材3などに使用されている接着剤は、一般的に、貼着直後からせん断接着力が急増していき、その後数十時間(例えば、20乃至30時間)程度でほぼ最大となって安定することが知られており、貼着直後から重錘部21、21が内周面40に押し付けられ続けることにより、確実に安定した接着状態が実現される。
上記のごとく構成した二輪車用バランスウェイト部材は、以下に述べる効果を奏する。
二輪車用バランスウェイト部材は重錘要素である帯板材により形成され、タイヤホイールの内周面及びリブに沿って取り付けられており、必要な重量を確保すると共に、内周面及びリブよりも大きく突出することがなく、さらにタイヤホイールとの調和性に優れた取付状態を得られる。特に、左右の重錘部がリブから大きく突出することがないため、左右両側方からの衝撃を受けにくく取付状態の安定性を大きく向上できる。
また、タイヤホイール内周面のリブに嵌合する中央の連結部と、内周面に貼着すべき左右の重錘部とを備えているため、タイヤホイールのリブに嵌合すると共に内周面に貼着して固定することができ、安定性に優れた取付状態を得られる。
また、連結部20の狭隙部23はリブ41の首部42に係合して両外方向に広がり、元に戻ろうとする弾性作用によってリブ41がより深く溝部22に収容される方向に二輪車用バランスウェイト部材が付勢されて、重錘部21、21は内周面40に押し付けられ、貼着直後から重錘部21、21を内周面40に押し付け続けることにより確実に安定した接着状態を実現して、取付状態の安定性をさらに向上することができる。
また、連結部と重錘部とを重錘要素である一枚の帯板材から形成したことにより、連結部をリブよりも大きく突出させずに重量を稼いで、二輪車用バランスウェイト部材をコンパクトに形成でき、バランス調整の効率に優れると共に、目立ちにくくタイヤホイールとの調和性に優れる。また、部品点数が少なく済むと共に特別な加工工程を要せず、コスト的に有利となる。
また、重錘部をタイヤホイールの周方向と直交する左右方向に長く形成しても、貼着面積を確保して安定な取付状態を維持できて衝撃や走行時の振動によって外れにくいと共に、左右方向で重量を稼いでタイヤホイールの周方向にコンパクトに形成することで、周方向のバランス調整の効率に優れる。
次に、図3を参照して本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材の別の実施形態について説明する。図3は、二輪車用バランスウェイト部材の別の実施形態を示す斜視図である。
本実施形態の二輪車用バランスウェイト部材5は、左右一対の重錘部51、51により中央にリブ41を挟む溝部52を備えたドーム形状に形成されている。両重錘部51、51は、連結部50により相対的な位置を固定されており、両重錘部51、51の底面に取り付けられた貼着材3、3によりタイヤホイール4の内周面40に貼着される。
この二輪車用バランスウェイト部材5は鋳造により形成される。連結部50はその端部を左右の重錘部51、51内にインサートモールド成型されている。重錘部51の材質としてはタイヤホイール4よりも自然電位が低いものを用いるとよい。
本実施形態の二輪車用バランスウェイト部材5は、以下に述べる効果を奏する。
二輪車用バランスウェイト部材はドーム形状に形成されているため、重錘部や連結部が内周面やリブよりも大きく突出せず衝撃等を受けにくいうえに重錘部は側面が曲面形状であるため衝撃等を受けても外れにくい。さらに、重錘部が丸みを帯びているため、タイヤホイールとの調和性には特に優れた効果を奏する。
また、重錘部である貼着部をタイヤホイールの周方向と直交する左右方向に長く形成しても、貼着面積を確保して安定な取付状態を維持できて衝撃や走行時の振動によって外れにくいと共に、左右方向で重量を稼いでタイヤホイールの周方向にコンパクトに形成することで、周方向のバランス調整の効率に優れる。また、鋳造成形により安価に形成することができてコスト的に有利となる。
本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材の斜視図である。 本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材をタイヤホイールに取り付けた状態を示す断面図である。 本発明に係る二輪車用バランスウェイト部材の別の実施形態を示す斜視図である。 従来のバランスウェイトを示す断面図である。
1 二輪車用バランスウェイト部材
2 帯板材
20 連結部
21 重錘
22 溝部
23 狭隙部
3 貼着材
4 タイヤホイール
40 内周面
41 リブ
42 首部
5 二輪車用バランスウェイト部材
50 連結部
51 重錘部
52 溝部

Claims (2)

  1. タイヤホイールの内周面の周方向に沿って形成されたアンダーカット形状のリブを挟んで左右に配置される一対の重錘部とこれを連結する連結部とからなり、該内周面に取り付けて使用する二輪車用バランスウェイト部材において、
    一枚の弾性変形可能な鋼板で出来た帯板材の中央部を略Ω字状に折曲して、この中央部を前記連結部とし、その左右両側部を前記重錘部とすると共に、
    前記重錘部の底面には貼着材を取り付けることを特徴とする二輪車用バランスウェイト部材。
  2. 前記鋼板が冷間圧延鋼板であることを特徴とする請求項1記載の二輪車用バランスウェイト部材
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