JP4913759B2 - 係止溝付きスペーサー - Google Patents

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Description

本発明は鉄筋コンクリート構造物において鉄筋と構造物表面間にコンクリートのカブリを確保するために使用されるスペーサーであって、鉄筋に取り付けるための弾片を係止する溝の付いたものに関する。
鉄筋に対する取付具を備えたスペーサーの場合、取付具として金属製の種々弾片を使用しているが、金属とコンクリートでは相性が悪く、弾片をスペーサーに取り付けるのに大変苦労している。弾片に取り付け用の足を形成したものの場合、弾片の足が嵌合する孔をスペーサーに穿つと、強度が不足して荷重に耐えられず、破断してしまう。
バネ性金属線材からなる鉄筋用取り付けグリップの中間部に位置するアンカーをコンクリート製スペーサーブロックに埋め込んだもの(特開2006−144506)、セラミック製のスペーサー本体部に弾性を有する金属板製の鉄筋挟持部の足片を埋設したもの(特開2006−161296)、周面に鉄筋に係合する弾片を係止する溝を設けたもの(特開2004−218306、60351)等が見られる。
特開2006−144506 特開2006−161296 特開2004−218306 特開2004−060351
特開2006−144506や特開2006−161296に示された埋設型は、製造工程が複雑化し、コスト高になる。
また、特開2004−218306や特開2004−060351に示された周面係止型は、弾片とスペーサーの溝との整合性が要求され、がたついていると運搬途中で離別してしまう恐れが大である。
本発明は弾片を簡単に取り付けられてしかもスペーサーの強度低下を極力抑えられる係止溝付きスペーサーを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、弾片が強固にスペーサーに取り付いて簡単には外れない係止溝付きスペーサーを提供することにある。
(請求項1) 本発明に係るスペーサーは、同位相配置の一対の平面の外周縁同士が周面で繋がってブロック体を形成している。その軸線と平行に該周面に鉄筋受け用の凹部が設けられる。該凹部に対する背向面が型枠との接触面となっている。ぞして、該平面に鉄筋固定用の弾片の係止溝を該凹部の底面近傍に対設する。
このスペーサーに適合する弾片の形状は自由に選択できるが、鉄筋受け部とスペーサーの係止溝に係合する部分を備えた取り付け部を有するものとする。具体的には種々の形式のものが採用できるが、スペーサーの鉄筋受け用の凹部に収まる基部、この基部から立ち上がって鉄筋を弾発的に抱着する抱着部、この基部の両側縁から該抱着部と反対側に垂れ下がる脚片及び該脚片の端部で互いに接近する方向に屈曲した爪片を備えた形式のものが好ましい。
ブロック体の外形はS形、三角形、四角形、五角形等、種々あるが、四角形が一般的である。鉄筋に取り付ける弾片の爪片と、該弾片の取り付いた凹部に対する背向面間の寸法が、コンクリートのかぶり寸法となっている。
弾片の両脚片の端部の爪片を弾発して開き、基部をスペーサーの凹部にあてがう。爪片の先端が係止溝に到達すると脚片は復元力で自身の爪片を係止溝内に侵入させ、弾片がスペーサーに取り付けられる。使用に際しては、この弾片の抱着部を弾発して開き、空間に鉄筋を通して抱着部を開放すれば、抱着部が鉄筋に強く抱着する。抱着部の外端に連続する導入片を備えていると、両導入片の間に鉄筋を押し込むことにより、抱着部が弾発的に開くので、抱着部を開く手間を省ける。
このように、弾片をスペーサーに取り付ける作業が極めて簡単にでき、係止溝は反対面に貫通していないので、スペーサーの強度低下は極めて僅かで済む。
この鉄筋の取り付いた凹部と反対側の面を型枠にあてがう。スペーサーの型枠に対する接触面は平坦な場合もあるが、鉄筋受け用の凹部を挟んで両側に曲率半径を有する弧面を形成した場合は、両弧面の母線が接触縁となる。型枠内にコンクリートを充填し、これが固化すれば型枠を外し、製品を得る。鉄筋は製品の表面からスペーサーで確保されたコンクリートのかぶり寸法分だけ内側に埋設されるので、雨水や化学薬品等の影響を防止できる。
(請求項2) 該係止溝は該凹部を形成する弧線の底における接線と平行に配置されていてもよい。
こうすると、弾片を板材から対称形に構成できるので、製作がし易く、係止溝に対する弾片の取り付けも容易となる。
(請求項3) 該係止溝は断面で少なくとも上面が該平面側から該ブロック体の内側へ上り勾配となっていてもよい。
こうすると、爪片を脚片に対し鋭角に屈曲させておくとにより、係止溝との係合力が大となり、弾片がスペーサーから簡単に外れたりしない。
(請求項1)本発明によれば、弾片の両脚片の端部を弾発して開き、爪片の先端を係止溝に到達させることにより、両脚片が復元力で自身の爪片を係止溝内に侵入させて弾片がブロック体に取り付く。使用に際しては、この弾片の抱着部を弾発して開き、空間に鉄筋を通して抱着部を開放すれば、抱着部が鉄筋に強く抱着する。抱着部の外端に連続する導入片を備えていると、両導入片の間に鉄筋を押し込むことにより、抱着部が弾発的に開くので、抱着部を開く手間を省ける。
このように、弾片をブロック体に取り付ける作業が極めて簡単にでき、係止溝は反対面に貫通していないので、ブロック体の強度低下は極めて僅かで済む。
請求項2によれば、該係止溝は該凹部を形成する弧線の底における接線と平行に配置されているので、弾片を板材から対称形に構成でき、製作がし易く、係止溝に対する弾片の取り付けも容易となる。
請求項3によれば、該係止溝は断面で少なくとも上面が該平面側から該ブロック体の内側へ上り勾配となっているので、爪片と係止溝の係合力が大となり、弾片がブロック体から簡単に外れたりしない。
図面は本発明に係るスペーサーの具体例を示すもので、図1はスペーサーの斜面図、図2は弾片を取り付けた状態の斜面図、図3は図2の3−3線断面図である。
(請求項1) ブロック体1は同位相配置の一対の平面2の外周縁3同士が周面4で繋がって構成されている。このブロック体1の軸線Xと平行に周面4に鉄筋T受け用の凹部5が設けられる。この凹部5に対する背向面6が型枠Pとの接触面となっている。これらの平面2に鉄筋固定用の弾片21の係止溝7を凹部5の底面8近傍に対設する。
弾片21の両脚片22の端部の爪片23を弾発して開き、これらの爪片23の先端を係止溝7に到達させることにより、両脚片22が復元力で自身の爪片23を係止溝7内に侵入させて弾片21がブロック体1に取り付く。これにより弾片付きスペーサーが形成される。使用に際しては、この弾片21の抱着部24を弾発して開き、空間に鉄筋Tを通して抱着部24を開放すれば、抱着部24が鉄筋Tに強く抱着する。抱着部24の外端に連続する導入片25を備えていると、両導入片25の間に鉄筋Tを押し込むことにより、抱着部24が弾発的に開くので、抱着部24を開く手間を省ける。この導入片25に抜け止め26を設けることもでき、結束用ワイヤ等を挿通する透孔12を穿ってもよい。
このように、弾片21をブロック体1に取り付ける作業が極めて簡単にでき、係止溝7はなお、係止溝7は、成形工程上、図5のような断面形状をとることもあるが、弾片21の取付けに何ら支障はない。反対面に貫通していないので、ブロック体1の強度低下は極めて僅かで済む。
(請求項2) 係止溝7は凹部5を形成する弧線9の底10における接線11と平行に配置されている。
この場合、弾片21を板材から対称形に構成でき、製作がし易く、係止溝7に対する弾片21の取り付けも容易となる。
(請求項3) 図4は係止溝7の変形である。係止溝7は断面で少なくとも上面13が平面2側からブロック体1の内側へ上り勾配となっている。
この場合、爪片23を脚片22に対し鋭角に屈曲させておけば、爪片23と係止溝7の係合力が大となり、弾片21がブロック体1から簡単に外れたりしない。
本発明に係る係止溝付きスペーサーの具体例を示す斜面図である。 弾片を取付けた状態の斜面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の一部の変形図である。 係止溝の別態様を示す図である。
符号の説明
1 ブロック体
2 平面
3 外周縁
4 周面
5 凹部
6 背向面
7 係止溝
8 底面
9 弧線
10 底
11 接線
12 透孔
13 上面
X 軸線
P 型枠
T 鉄筋
21 弾片
22 脚片
23 爪片
24 抱着部
25 導入片
26 抜け止め

Claims (3)

  1. 同位相配置の一対の平面(2)の外周縁(3)同士が周面(4)で繋がってブロック体(1)を形成しており、その軸線(X)と平行に該周面(4)に鉄筋(T)受け用の凹部(5)が設けられ、該凹部(5)に対する背向面(6)が型枠(P)との接触面となっており、該平面(2)に鉄筋固定用の弾片(21)の係止溝(7)を該凹部(5)の底面(8)近傍に対設したことを特徴とする係止溝付きスペーサー。
  2. 該係止溝(7)は該凹部(5)を形成する弧線(9)の底(10)における接線(11)と平行に配置されている請求項1に記載の係止(7)溝付きスペーサー。
  3. 該係止溝(7)は断面で少なくとも上面(13)が該平面(2)側から該ブロック体(1)の内側へ上り勾配となっている請求項1又は2に記載の係止溝付きスペーサー。

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